JPH11100096A - 液体充填装置 - Google Patents

液体充填装置

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JPH11100096A
JPH11100096A JP26192697A JP26192697A JPH11100096A JP H11100096 A JPH11100096 A JP H11100096A JP 26192697 A JP26192697 A JP 26192697A JP 26192697 A JP26192697 A JP 26192697A JP H11100096 A JPH11100096 A JP H11100096A
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JP
Japan
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filling
liquid
bottle
passage
container
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26192697A
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English (en)
Inventor
Sueshige Nakamura
末茂 中村
Shogo Yamaguchi
昇吾 山口
Atsushi Ono
篤 小野
Masamitsu Narita
雅光 成田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、清涼飲料水等の飲料をびん等の
容器に充填する装置に用いて好適の、液体充填装置に関
し、充填液の垂直落下を防止することを目的とする。 【解決手段】 タンク1内に貯溜された液体18を容器
9に充填する液体充填装置において、液体18の充填時
にタンク1と容器9とを連通しうる充填液通路41,3
4,33を設けるとともに、容器9の内壁に沿った流れ
を形成させるべく容器9を傾斜状態に保持する傾斜保持
手段50を設けるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、清涼飲料水等の飲
料をびん等の容器に充填する装置に用いて好適の、液体
充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の液体充填装置の一例を示す
模式的縦断面図である。図2に示すように、フィラタン
ク1内には清涼飲料水等の充填液18が貯溜されてお
り、フィラタンク1の下方には充填バルブブロック2が
設けられている。そして、充填液18を容器(びん)9
に充填する場合には、エアシリンダ11を作動させて、
びん9を充填バルブブロック2に当接させてフィラタン
ク1内の充填液18をびん9に供給する。
【0003】このような液体充填装置について、さらに
詳しく説明すると、充填バルブブロック2は、シーリン
グガスケット10を介してびん9の開口端に接続される
ようになっており、充填作業時には、充填バルブブロッ
ク2の下半部中央に形成された充填液通路33とびん9
とが連通接続される。また、充填バルブブロック2の上
半部はフィラタンク1の下部に嵌装されており、フィラ
タンク1内の充填液18は、開口17を介し充填バルブ
ブロック2内の充填液通路34に供給される。
【0004】一方、充填バルブブロック2には、充填バ
ルブブロック2の中心軸に沿って、ベントチューブ6及
びステム4が設けられている。これらのベントチューブ
6及びステム4は一体に形成されており、ステム4及び
ベントチューブ6の内部には、それぞれ通気孔4C,6
Aが形成されている。そして、これらの通気孔4C,6
Aによりびん9内とフィラタンク1内とが連通接続され
る。
【0005】これにより、びん9内とフィラタンク1内
とが同一の圧力に保たれ、充填液18のびん9内への流
入時には、びん9内の空気やガスが通気孔4C,6Aを
介してフィラタンク1内へ排出される。また、ベントチ
ューブ6とステム4との接続部には、拡径部4Bが形成
されており、この拡径部4Bの下端面にリング状の液弁
パッキン8が取り付けられている。そして、ステム4を
下方に付勢することにより、液弁パッキン8が充填バル
ブブロック2の段部2Aと当接して充填液通路34と充
填液通路33とが遮断される。また、ステム4を上方に
駆動すると、液弁パッキン8が段部2Aから離隔して充
填液通路34と充填液通路33とが連通状態となり、こ
の場合には、フィラタンク1内の充填液18が、充填液
通路34及び充填液通路33を介して、びん9内に供給
される。
【0006】また、ベントチューブ6の下部外周には、
リング状に形成されたスプレッダ7が取り付けられてお
り、充填液通路33から供給される充填液18は、スプ
レッダ7により外周側に拡散される。これにより、充填
液18の充填時には、びん9の内壁に沿う流れが形成さ
れる。このような従来の液体充填装置を用いて、びん9
にフィラタンク1の充填液18を充填する場合には、ま
ず、びん9が充填バルブブロック2に装填された状態に
なるように、エアシリンダ11によりびん9を充填バル
ブブロック2に向けて上昇させる。
【0007】そして、びん口部12の上端縁部を、充填
バルブブロック2のシーリングガスケット10に当接さ
せる。そして、この状態でステム4を上方に駆動して充
填液通路34と充填液通路33とを連通させる。これに
より、フィラタンク1内の充填液18が、開口17,充
填液通路34及び充填液通路33を通じてびん9内に流
入する。
【0008】このとき、スプレッダ7により充填液18
が外周側に拡散され、充填液18がびん9の内壁に沿う
状態で流入し、円滑な充填が行なわれる。なお、符号1
5は、びん9内の圧力を大気圧に開放するためのスニフ
ト弁、符号5はステム4を上方に付勢するスプリング、
4Aはステム4に形成された突起部(スプリングシー
ト)である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、びん9
の形状によっては、びん口12からびん肩14の内壁に
沿う正常な流れが形成されず、びん肩14の角部16に
おいて液膜が剥離して充填液18が垂直に落下する場合
がある。このように充填液18が垂直に落下すると、び
ん9内において充填液18の乱れが生じ、いわゆる巻き
込み気泡量が過多となったり、液面の波立ちにより充填
精度低下が生じるという課題がある。
【0010】また、充填液18が炭酸飲料の場合、充填
時の乱れが大きいと、充填終了後に異常な泡立ちが発生
し、びん口12から液こぼれが生じて充填量不足となる
という課題もある。このため、従来では、びん9の種類
(形状)が変わると、その都度、充填液が角部から滴下
しないように液体充填装置の一部を変更する必要があっ
た。
【0011】本発明は、上述の課題に鑑み創案されたも
ので、液体の垂直落下を防止して充填精度を向上させる
とともに、びんの種類が変わっても液体充填装置を取り
替えることなく円滑に液体充填を行なえるようにした、
液体充填装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の液体充填装置は、タンク内に貯溜された液体
を容器に所定量充填する液体充填装置において、該液体
の充填時に該タンクと該容器とを連通しうる充填液通路
をそなえるとともに、該容器の内壁に沿った流れを形成
させるべく該容器を傾斜状態に保持する傾斜保持手段が
設けられていることを特徴としている。
【0013】また、請求項2記載の本発明の液体充填装
置は、請求項1記載の液体充填装置において、該容器内
への該液体充填量を計測する充填量計測手段と、該充填
量計測手段により所定充填量が計測されると該充填液通
路を閉鎖する充填量制御手段とが設けられていることを
特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明すると、図1は本発明の一実施形態
にかかる液体充填装置を示す模式的縦断面図である。図
中、1はフィラタンクであり、このフィラタンク1内に
は、飲料水等の充填液(又は、単に液体ともいう)18
が貯溜されている。また、2は充填バルブブロックであ
り、フィラタンク1内の充填液18を容器(びん)9内
に供給するためのものである。なお、フィラタンク1内
は例えば0.5〜5kgf/cm2 程度に加圧されてお
り、この圧力下で液充填が行なわれるようになってい
る。
【0015】充填バルブブロック2は配管21を介しフ
ィラタンク1に接続されている。また、配管21により
形成される充填液通路41には、フィラタンク1からび
ん9に送給される充填液量を計測する充填量計測手段
(流量計測センサ)20が介装されている。ここで、こ
の流量計測センサ20は、例えば電磁流量計により構成
されたものである。
【0016】充填バルブブロック2内には充填液通路3
4が形成されており、配管21に接続されている。ま
た、図示するように、この充填液通路34の下方には充
填液通路34より縮径された充填液通路33が形成され
ている。また、充填液通路33の下部には、びん9へ供
給される液体18の流れを傾斜した流れにするための傾
斜充填液通路35が形成されている。そして、上述によ
り、フィラタンク1の充填液18は、上流側から充填液
通路41,34,33,35を通って、びん9に供給さ
れるようになっている。
【0017】なお、詳細は後述するが、液体18の充填
作業時において、びん9は傾斜保持手段50により傾斜
した状態で保持されるようになっており、この状態にお
いて、びん9の軸線は傾斜充填液通路35に対して略平
行となるように構成されている。ところで、充填バルブ
ブロック2には、その軸方向に沿ってステム4が配設さ
れている。また、ステム4の下端部には、このステム4
よりも拡径された拡径部4Bが形成されており、この拡
径部4Bの下端面にリング状の液弁パッキン8が取り付
けられている。
【0018】また、充填バルブブロック2内において、
大径の充填液通路34と小径の充填液通路33とが接続
される接続部分には段部2Aが形成されており、段部2
Aの略鉛直上方位置にステム4の拡径部4Bが配設され
ている。また、ステム4の上端部には突起部(スプリン
グシート)4Aが形成されており、充填バルブブロック
2と突起部4Aとの間には、ステム4を常時上方へ付勢
するスプリング(ポストスプリング)24が介装されて
いる。
【0019】また、ステム4の上方には、このステム4
に当接しうるエアシリンダ23が装備されている。そし
て、エアシリンダ23を下方向に駆動すると、スプリン
グ24の付勢力に抗してステム4が下方に駆動され、液
弁パッキン8が段部2Aに密接して、充填液通路34と
充填液通路33との連通状態が遮断されるようになって
いる。
【0020】また、エアシリンダ23が上方向に駆動さ
れると、ステム4はスプリング24の付勢力によって上
方に駆動されて、充填液通路34と充填液通路33とが
連通状態となるのである。なお、ここでは上記のステム
4と充填バルブブロック2とにより、充填液通路33,
34を開閉する液弁22が構成されている。また、本装
置では、エアシリンダ23,ステム4,液弁パッキン8
及び充填バルブブロック2の段部2Aにより充填量制御
手段60が構成されており、液体18の充填時に、流量
計測センサ20により液体18の所定量の充填が計測
(又は検出)されると、この充填量制御手段60により
充填液通路33,34が閉鎖されて、びん9への液体1
8の充填が終了するようになっている。
【0021】一方、図1に示すように、充填バルブブロ
ック2内にはガス通路40が形成されている。このガス
通路40の一端は傾斜充填液通路35に接続されてお
り、他端はガス配管28を介してフィラタンク1に連通
接続されている。また、ガス配管28にはガス弁27が
介装されており、フィラタンク1内とガス通路40との
間を開閉できるように構成されている。
【0022】また、傾斜充填液通路35に対してガス通
路40が開口する部分には、せき26が形成されてい
る。せき26は、傾斜充填液通路35とガス通路40と
を区画すべく設けられており、せき26の背部(図中右
側)における通路が傾斜充填液通路35として機能し、
せき26よりも図中左側部分にガス通路40が形成され
ている。
【0023】液体18の充填作業時には、ガス弁27を
開弁することにより、上述のガス通路40を介してびん
9内の空気や炭酸ガスがフィラタンク1に排出され、び
ん9内とフィラタンク1内とが同一の圧力に保持される
ようになっている。ところで、充填バルブブロック2の
下方側であって、傾斜充填液通路35が開口する部分
は、傾斜充填液通路35の軸線方向に対して略直交する
ような傾斜平面に形成されている。また、傾斜充填液通
路35の開口部にはシーリングガスケット10が取り付
けられている。
【0024】そして、これにより充填作業時にびん9を
充填バルブブロック2に当接させると、びん口12の上
端縁部がシーリングガスケット10に密接して、充填液
通路35からびん9に至る充填通路をシールするように
なっているのである。また、傾斜充填液通路35からび
ん9へ液体18を充填流下する時に、びん9内壁の一部
に沿う流れを形成させるべく、びん9を図1に示すよう
な傾斜状態で保持するための傾斜保持手段50が設けら
れている。
【0025】傾斜保持手段50は、主に、エアシリンダ
11,ネックサポート29,アーム29A及び軸32か
ら構成されており、ネックサポート29は、固設された
軸32を中心に揺動可能に構成されている。また、アー
ム29Aはエアシリンダ11及びネックサポート29に
連結されており、エアシリンダ11が進退することによ
り揺動アーム29A及びネックサポート29が揺動駆動
されるように構成されている。
【0026】なお、充填バルブブロック2にはガス通路
40に連通する大気開放路2Cが形成されており、大気
開放路2Cにはスニフト弁15が介装されている。ここ
で、スニフト弁15は、びん9内の圧力を大気圧にする
ための弁として装備されており、所要時に開閉駆動され
るように構成されている。本発明の一実施形態としての
液体充填装置は、上述のように構成されているので、次
のようにしてその動作が行なわれる。
【0027】液体18の充填を開始する前には、エアシ
リンダ23により液弁22が押し下げられた状態になっ
ており、充填バルブブロック2内に形成された充填液通
路34と充填液通路33とは遮断された状態になってい
る。また、ガス弁27及びスニフト弁15も閉弁状態に
なっており、フィラタンク1とびん9との連通は遮断さ
れた状態になっている。
【0028】この状態から、まず、図中仮想線で示すよ
うな直立状態のびん9の鍔部30をネックサポート29
により把持させる。そして、エアシリンダ11を作動さ
せて、アーム29Aを矢印C方向に揺動させびん9を傾
け、口部12を充填バルブブロック2のシーリングガス
ケット10に密接させる。そして、この状態でエアシリ
ンダ11を停止させて、びん9を傾斜した状態に保持す
る。
【0029】これにより、びん9と充填バルブブロック
2の傾斜充填液通路35とが連通状態になる。なお、こ
のときには、傾斜充填液通路35の軸線とびん9の軸線
とが略一致している。また、傾斜充填液通路35とびん
9とは、シーリングガスケット10によりシールされ
る。次に、ガス弁27を開弁状態にして、配管28を連
通状態にしフィラタンク1内とびん9内とを同一圧力に
する。
【0030】その後、エアシリンダ23を上方に駆動す
ると、ポストスプリング24の付勢力によりステム4が
上方に駆動されて、液弁パッキン8が段部2Aから離隔
し、充填液通路34と充填液通路33との遮断状態が解
除されて連通状態となる。したがって、フィラタンク1
の中の充填液18は、充填液通路41,34,33,3
5を通って矢印Aに示すような流入方向でびん9内に供
給される。
【0031】このとき、びん9内へは、重力の作用によ
りびん口12内壁の一番低くなっている部分に沿って充
填液18が流れる。したがって、びん口12内壁の一部
を伝って流下した充填液18は、びん肩14の内壁に沿
って流下し、泡立ちの少ない充填が進行する。また、び
ん9内の空気やガスは、矢印Bに示すように、びん口1
2の上側からせき26で傾斜充填液通路35から分離さ
れたガス通路40に流入して、さらにガス配管28を経
由して、フィラタンク1に流入する。
【0032】また、このような充填作業は所定圧に加圧
された状態で行なわれるため、充填液18が炭酸飲料で
ある場合にも泡立ちの少ない状態で円滑に行なうことが
できる。ところで、充填作業時には、流量計測センサ2
0によりびん9に供給される液体18の充填流量が計測
されており、流量計測センサ20により予め設定した所
定量の充填量が検出されると、充填量制御手段60が作
動して液体18の充填が終了する。この場合、具体的に
は充填量制御手段60を構成するエアシリンダ23が伸
長して液弁22を押し下げ、充填液通路34と充填液通
路33とが液弁パッキン8により遮断されて、充填が自
動停止するのである。
【0033】この後、ガス弁27を閉弁した後、スニフ
ト弁15を開弁してびん9内の圧力を大気圧にする。そ
して、エアシリンダ11を作動させて、矢印D方向にネ
ックサポート29を揺動させ、びん9を図中仮想線で示
す直立状態に復帰させる。そして、図示しない搬送手段
により液体18が充填されたびん9を次工程に送り出す
とともに、充填前のびん9を本装置に供給する。
【0034】本発明の一実施形態としての液体充填装置
では、上述のような動作を繰り返してびん9への充填を
行なうことにより、次のような効果ないし利点がある。
まず、びん9が傾斜状態で保持されるため、充填液18
の流れがびん9のびん口12内壁の片側、即ち、びん9
の内壁の低い部分に沿う流れとなって、泡立ちの少ない
充填が行なわれる。
【0035】つまり、びん9を傾斜状態に保持して充填
を行なうことにより、充填液18の垂直落下が防止で
き、びん9内に生じる充填液18の乱れを抑制すること
ができるのである。これにより、いわゆる巻き込み気泡
量を低減することができ、液面の波立ちによる充填精度
の低下を防止することができる。また、充填液18が炭
酸飲料の場合、充填時の乱れを抑制することにより充填
終了後の泡立ちを抑制することができ、充填量不足を解
消することができる。
【0036】また、様々な形状の容器の内壁に沿う流れ
を作ることが可能になり、この結果、一種類の液体充填
装置を用いて種々の形状の容器への液体充填が可能にな
り、容量や形状が変わっても部品交換なしで充填作業を
行なうことができるという利点がある。また、これによ
り、充填作業の時間短縮や稼働率向上にも寄与すること
となる。
【0037】さらには、予め設定された所定充填量が流
量計測センサ20により検出されると、充填量制御手段
60が作動して充填液通路を閉鎖するため、流量計測セ
ンサ20の設定値を変更するだけで、部品交換を行なう
ことなく充填量を変更することができるという利点があ
る。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の液体充填装置によれば、傾斜保持手段によりびん
が傾斜状態で保持され、充填液通路からの充填流下時に
容器内壁に沿う流れが形成されるため、次のような効果
ないし利点がある。 (1)容器が傾斜状態で保持されるため、液体の垂直落
下が防止され、充填流が容器の内壁の片側(容器の内壁
の低い部分)に沿う流れとなって、泡立ちの少ない円滑
な液充填を効率良く行なうことができる。 (2)容器を傾斜させて液体の充填を行なうことによ
り、充填時に発生する巻き込み気泡が次々と浮上して泡
立ちを防止することができる。 (3)様々な形状の容器の内壁に沿う流れを作ることが
可能になり、その結果、一種類の液体充填装置によりさ
まざまな形状の容器への充填が可能になる。また、容器
の容量や形状が変わっても部品交換なしで正常な充填を
行なうことができ、作業時間短縮や稼働率向上に大きく
寄与する。 (4)従来、ベントチューブ等の部分を容器内に挿入す
る必要があったが、本装置では、このような動作が不要
になり、種々の容器への充填バルブブロックの共用が可
能となる。
【0039】また、請求項2記載の本発明の液体充填装
置によれば、充填量計測手段により所定充填量が計測さ
れると充填量制御手段が充填液通路を閉鎖するため、充
填量計測手段における設定値を変更するだけで、部品交
換を行なうことなく充填量を変更することができように
なるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての液体充填装置の全
体構成を示す模式的縦断面図である。
【図2】従来の液体充填装置の全体構成の一例を示す模
式的縦断面図である。
【符号の説明】
1 タンク(フィラタンク) 2 充填バルブブロック 2A 段部 4 ステム 8 液弁パッキン 9 容器(びん) 10 シーリングガスケット 11 エアシリンダ 12 びん口 14 びん肩 18 充填液 20 充填量計測手段(流量計測センサ) 22 液弁 23 エアシリンダ 33,34,41 充填液通路 35 傾斜充填液通路 50 傾斜保持手段 60 充填量制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成田 雅光 名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱 重工業株式会社名古屋研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内に貯溜された液体を容器に所定
    量充填する液体充填装置において、 該液体の充填時に該タンクと該容器とを連通しうる充填
    液通路をそなえるとともに、 該容器の内壁に沿った流れを形成させるべく該容器を傾
    斜状態に保持する傾斜保持手段が設けられていることを
    特徴とする、液体充填装置。
  2. 【請求項2】 該容器内への該液体充填量を計測する充
    填量計測手段と、 該充填量計測手段により所定充填量が計測されると該充
    填液通路を閉鎖する充填量制御手段とが設けられている
    ことを特徴とする、請求項1記載の液体充填装置。
JP26192697A 1997-09-26 1997-09-26 液体充填装置 Withdrawn JPH11100096A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009040511A (ja) * 2008-11-28 2009-02-26 Shibuya Kogyo Co Ltd 充填バルブ
JP2012071857A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Shibuya Kogyo Co Ltd 回転式充填装置
JP2014019493A (ja) * 2012-07-23 2014-02-03 Shibuya Kogyo Co Ltd 回転式充填装置

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