JPH11171102A - 袋状容器への流体充填装置およびその方法 - Google Patents

袋状容器への流体充填装置およびその方法

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JPH11171102A
JPH11171102A JP34839397A JP34839397A JPH11171102A JP H11171102 A JPH11171102 A JP H11171102A JP 34839397 A JP34839397 A JP 34839397A JP 34839397 A JP34839397 A JP 34839397A JP H11171102 A JPH11171102 A JP H11171102A
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JP
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bag
container
filling
fluid
air
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JP34839397A
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English (en)
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Toshio Takei
俊夫 武井
Yuichi Ishikawa
裕一 石川
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Seiko Corp
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Seiko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】袋状容器への液体の充填を円滑かつ迅速に行な
えてしかも液垂れを生じない袋状容器への流体充填装置
およびその方法を提供する。 【解決手段】流体タンク1に流体の所定充填量を計量し
かつ送り出す計量充填手段2を接続させて、この計量充
填手段2の送出部20に袋状容器bを取り付ける口金体
3を設けると共に、この口金体3に該口金体3に取り付
けた袋状容器内の空気を調整する空気調整手段4を付設
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、袋状容器へ流体を、円
滑かつ確実に行なうことができる袋状容器への流体充填
装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、袋状容器への液体の充填にあって
は、容器自体に腰がないので、該容器保形および液体充
填が容易に行なえるようにするために、あらかじめ、袋
状容器内へ空気を入れて膨らました後、液体を充填して
いた。
【0003】しかしながら、袋状容器の内部には空気が
充満しているので、この液体充填に際して、この空気が
容器から抜けないと液体が入らないため、袋状容器への
液体の充填が円滑が行なわれなかった。
【0004】また、液体充填後、液体の充填口からの液
垂れを生じて容器や付近を汚染し、商品価値の低下を来
したり、不衛生となったりする欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した問
題点を解決するためになされたもので、流体タンクに流
体の所定充填量を計量しかつ送り出す計量充填手段を接
続させて、この計量充填手段の送出部に袋状容器を取り
付ける口金体を設けると共に、この口金体に該口金体に
取り付けた袋状容器内の空気を調整する空気調整手段を
付設することにより、袋状容器への液体の充填を円滑か
つ迅速に行なえてしかも液垂れを生じない袋状容器への
流体充填装置およびその方法を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、流体タンクと、この流体タンク
に接続させて流体の所定充填量を計量しかつ送り出す計
量充填手段と、この計量充填手段の送出部に設けて袋状
容器を取り付ける口金体と、この口金体に付設して該口
金体に取り付けた袋状容器内の空気を調整する空気調整
手段と、を備えさせた袋状容器への流体充填装置の構成
にある。
【0007】そして、流体タンクに接続した計量充填手
段の下側に袋状容器を取り付け、前記計量充填手段に連
設した空気調整手段により前記袋状容器内の空気を排除
した後、計量された流体を前記計量充填手段により前記
袋状容器へ充填し、再び、前記空気調整手段により、前
記袋状容器内へ空気を供給する袋状容器への流体充填方
法にある。
【0008】また、空気調整手段による記袋状容器内へ
の空気の供給は、前記袋状容器への流体充填後に、該袋
状容器内を大気圧に戻すことにより行なわれる。
【0009】
【実施例】次に、本発明に関する袋状容器への流体充填
装置およびその方法の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0010】図1および図3〜図4においてAは袋状容
器への流体充填装置で、袋状容器bへ流体、例えば、飲
料や薬品等の液体を、円滑かつ確実に行なうことができ
るものであって、流体タンク1と、計量充填手段2と、
口金体3と、空気調整手段4とにより基本的に構成され
る。
【0011】そして、前記した流体タンク1は、円筒状
に形成して機体5へ回転可能に取り付けて、その内部の
液体等の流体をその底部へ放射状に設けた多数の出口6
から重量により送り出す。
【0012】前記した計量充填手段2は、流体タンク1
の多数の出口6へそれぞれに接続させて、流体の所定充
填量を計量し、かつ袋状容器b内に供給するもので、シ
リンダ7内に挿嵌させたピストン8の昇降により、流体
の計量と押し出しが行なわれる。
【0013】また、この計量充填手段2には、流体の計
量と押し出しとを選択的に行なう切換弁9が付設されて
いて、流体タンク1の出口弁座10とシリンダ7の送出
弁座11とに交互の対応する弁体12を作動させる。
【0014】該弁体12は、その後端部に操作体13を
設けた連杆14を連設させてあり、常時は弾機15によ
って送出弁座11に当接して、流体の計量あるいはその
準備がなされるもので、前記操作体13へ供給孔16か
ら加圧空気を送ることで、弾機15の力に抗して弁体1
2が出口弁座10に当接する。
【0015】更に、この切換弁9の送出弁座11付近に
通孔17を設けて、この通孔17に送出制御弁18を接
続してある。
【0016】この送出制御弁18は、下部の送出部20
に弁座21を設けて、常時は弾機22により開放状態と
なる弁体23を内設してあって、この弁体23の外端部
に圧気等による閉塞部材24を連係させて、該閉塞部材
24が作動したとき、該弁体23が弁座21を閉塞する
ことで、流体の流動が阻止される。
【0017】また、この送出部20には、袋状容器bを
取り付ける口金体3が設けられていて、開閉式の把持手
段26により袋状容器bの首部を挟持することで、該袋
状容器bの口元はこの送出部20内へ挿嵌された状態で
保持される。
【0018】なお、この把持手段26は、慣用の開閉手
段27および慣用の昇降手段28により適宜開閉および
昇降運動される。
【0019】前記した空気調整手段4は、口金体3に付
設して該口金体3に取り付けた袋状容器b内の空気を調
整するもので、すなわち、袋状容器bの内部に対して、
流体の充填時は減圧して内部を略真空状態に維持させ、
充填終了時は、送出部20および袋状容器bの口元に所
定圧に調整された加圧空気を圧送する。
【0020】あるいは、負圧となっている袋状容器b内
をこの空気調整手段4により大気開放させる。
【0021】そして、その構成は、送出部20内へ通気
孔29を連通させた本体30を取り付け、この通気孔2
9の近傍に設けた弁座31に当接する弁体32を、弾機
33により常時は開放方向に付勢される操作部材34に
よって作動されるもので、この操作部材34の外端部に
連係させたに圧気等による閉塞部材35により閉塞方向
に作動される。
【0022】また、通気孔29には、本体30に開口し
た供給孔36に接続したポンプ等の減圧加圧部材37、
あるいは、前記通気孔29から大気の流入によって該空
気が流通する。
【0023】なお、図4においてDは、本発明実施例装
置Aを採用した充填包装装置で、搬入手段40からの袋
状容器bを繰入部材41を介して充填装置Aへ繰り込
み、回転する充填装置Aにおいて、その回転中に容器b
への流体充填が終了すると、搬出部材42,43を経
て、整列機44によりその向きが整列されたキャップが
口元に被せられ、搬入部材45を介してキャッパー46
に送られた容器bは巻締めされて、搬出部材47を経て
取出手段48へ排出される。
【0024】したがって、前記のように構成される本発
明実施例の袋状容器への流体充填装置Aおよびその方法
は、以下に説明する作用を奏する。
【0025】図1および図3に示すように、装置A内へ
送り込まれた袋状容器bは、把持部材26によりその首
部を挟持されて安定移送されるもので、該把持部材26
の上昇に伴って容器口元部(内周部にパッキン等の密閉
部材有り)は口金体3の送出部20内へ嵌め込まれる。
【0026】充填装置Aにおける機体5が回転すると、
図4および図5に示すように、空気調整手段4により袋
状容器b内の空気が吸引されて、この内部が略真空状態
となる。
【0027】なお、あらかじめ、計量充填手段2におけ
るシリンダ7内へ流体タンク1の流体が所定に計量され
て収容されているもので、更に、機体5が回転すると、
回転しつつこの計量充填手段2によって流体の充填が開
始されるもので、機体5の180°の回転の間、すなわ
ち、図4において示す符号Xの範囲において流体充填が
完了する。
【0028】その際、容器内部を略真空にしたことで、
流体充填時の円滑な流体の流動を行なうことができると
共に、流体発泡を抑制することができて、流体が液体の
場合は、液吹き等の不都合を解消できる。
【0029】口金体3の送出部20および完了した袋状
容器bには、該容器bが送出部20内へ嵌め込まれた状
態で、空気調整手段4により所定圧(微圧)の空気が圧
送されるもので、これにより、送出部20および容器口
元内部に停滞していた残留流体が袋状容器b内に吹き送
り込まれる。
【0030】あるいは、袋状容器b内は流体の流動等に
よって負圧となっているため、空気調整手段4における
供給孔36を大気に開放することで、口金体3の送出部
20における通気孔29から該袋状容器b内へ空気が流
動するものであって、前記した積極的な圧気と比較する
と処理のための時間的ロス等は有るが、前記同様に、送
出部20および容器口元内部に停滞していた残留流体が
袋状容器b内に吹き送り込まれる。
【0031】そして、計量充填手段2のシリンダ7内に
は流体が計量されて収容されるもので、流体の入った袋
状容器bは、把持手段26の降下と共に下降して、搬出
部材42を経て次工程へ移動する。
【0032】なお、図3において50は、流体流路や流
体タンクの洗浄手段で、非充填時において、口金体3へ
洗浄液の供給カップ51を嵌着して、所定の配管52や
スプレーボール53を経て洗浄液が循環することで自動
洗浄がなされる。
【0033】
【発明の効果】前述のように構成される本発明は、流体
の充填時に、袋状容器の内部は略真空状態となっている
ため、袋状容器への流体の充填が円滑が行なわれ、しか
も、流体の発泡を抑制することができる。
【0034】また、流体充填後、送出部および容器口元
に空気調整手段により送気することで、流体の残留がな
くなり、これに起因する送出部からの液垂れを生じて容
器や付近を汚染させることがなく、袋状容器の商品価値
の低下を来したり、不衛生となったりすることがない。
等の格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する袋状容器への流体充填方法を採
用する一実施例の袋状容器への流体充填装置の要部を破
断して示す概略的な正面図である。
【図2】図1における切換弁部を拡大して示す要部の断
面図である。
【図3】図1における装置の全体図である。
【図4】図1における装置を採用した流体充填包装機の
概略的な平面図である。
【図5】図1における装置の作動状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
b 袋状容器 1 流体タンク 2 計量充填手段 3 口金体 4 空気調整手段 20 送出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体タンクと、この流体タンクに接続さ
    せて流体の所定充填量を計量しかつ送り出す計量充填手
    段と、この計量充填手段の送出部に設けて袋状容器を取
    り付ける口金体と、この口金体に付設して該口金体に取
    り付けた袋状容器内の空気を調整する空気調整手段とを
    備えさせたことを特徴とする袋状容器への流体充填装
    置。
  2. 【請求項2】 流体タンクに接続した計量充填手段の下
    側に袋状容器を取り付け、前記計量充填手段に連設した
    空気調整手段により前記袋状容器内の空気を排除した
    後、計量された流体を前記計量充填手段により前記袋状
    容器へ充填し、再び、前記空気調整手段により前記袋状
    容器内へ空気を供給することを特徴とする袋状容器への
    流体充填方法。
  3. 【請求項3】 空気調整手段による記袋状容器内への空
    気の供給は、前記袋状容器への流体充填後に、該袋状容
    器内を大気圧に戻すことにより行なわれることを特徴と
    する請求項2記載の袋状容器への流体充填方法。
JP34839397A 1997-12-18 1997-12-18 袋状容器への流体充填装置およびその方法 Pending JPH11171102A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000238890A (ja) * 1999-02-22 2000-09-05 Fujimori Kogyo Co Ltd 液体充填用器具及び液体充填方法
JP2007069911A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Shikoku Kakoki Co Ltd パウチ用充填ノズル
JP2007197051A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Toyo Seikan Kaisha Ltd スパウト付き袋状容器のメッシュ式充填ノズル
JP2007197050A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Toyo Seikan Kaisha Ltd スパウト付き袋状容器のシャットバルブ式充填ノズル
JP2017501940A (ja) * 2013-12-13 2017-01-19 ディスクマ アクチェンゲゼルシャフト ピストン・デバイス自体の取入口を制御するバルブを備えるピストン・デバイス

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