JP6260948B2 - 液充填装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液を容器に充填する液充填装置に関するものである。
従来、液を容器に充填するロータリー式液充填装置においては、液を容器に充填する充填バルブが円周等分に配置され、各充填バルブに対応して容器を把持して搬送する搬送装置を、容器胴径(或いは容器口径)が小さいものから大きいものまで兼用できるようにした装置が知られている。(特許文献1)
一方、ガス入り液とガス無し液との充填の両方に少ない型替えで兼用できるようにした液充填装置が知られている。(特許文献2、3)
近年、消費者の嗜好の多様化に伴い、充填する液の種類が多くなり、ガス入り液とガス無し液との型替え頻度も多くなってきていることから、ガス入り液とガス無し液とを型替え無しで兼用して充填でき、かつ、容器胴径(或いは容器口径)が小さいものと大きいものとの把持を型替え無しで兼用でき、充填時に液はね、液だれを生じない万能の液充填装置への要望が高まっている。
特開2010−76915号公報(図2) 特開2005−289415号公報(図1) 特開2009−40511号公報(図1)
特許文献1によれば、固定加速アームと固定軸とを支点として開閉作動をする可動アームによって容器を把持し、固定加速アームおよび可動アームの容器把持箇所の形状を取り扱う容器の小径から大径に対応できる形状として、異径容器に兼用としている。
しかしながら、特許文献1の技術では、把持される容器胴部の一端が固定アーム側に片寄ることから、小径と大径の場合で容器中心がずれることになって、容器中心と充填バルブ中心が一致しない場合がある。この場合、容器口が充填バルブから離れたノンシール状態での充填が行われると、充填バルブからの液充填時に、液はね、液飛びが生じて、容器口部および充填ノズル口に液が付着することになり、カビ発生等の汚染につながる恐れがある。
また、特許文献2によれば、気液2層をなして液を貯留する貯液タンクと、貯液タンクの液層から流量計、流量調整弁を経て液を供給する液供給管と、容器に液を供給する充填バルブとを設けて、該充填バルブ下部の一部を着脱可能に構成し、ガス入り液とガス無し液の何れかの態様に着脱して、ガス入り液とガス無し液の兼用を可能にしている。
しかしながら、特許文献2の技術では、充填バルブ下部の一部を着脱可能に構成しているため、型替え部品が必要になるとともに、型替えに時間を要して生産効率が低くなる恐れおよびコストが高くなるという恐れがある。また、取り扱う容器の小径と大径への対応(異径容器への対応)については技術開示されていない。
本発明は、上述した事情に鑑み、異径容器に兼用でき、ガス入り液とガス無し液との兼用もできて、液充填時に、液はね、液飛びが生ずる恐れがない液充填装置を提供することを目的としている。
前記の課題に対し、本発明は以下の手段により解決を図る。
本発明の液充填装置は、液を径が異なった容器へ充填する際に兼用して用いられ、かつ、ガス入り液充填とガス無し液充填の両方に兼用して用いられる液充填装置であって、前記ガス入り液又は前記ガス無し液を貯留する貯液タンクと、該貯液タンクの液層に連通する液供給管と、該液供給管の途中に設けられた液流量を切換える流量切換え弁と、前記液供給管に連通する液通路と該液通路を開閉する弁体を設けた充填バルブとを備え、前記容器を前記充填バルブの充填口に密封シールして前記ガス入り液又は前記ガス無し液を充填する場合は、前記流量切換え弁を高速充填対応に切り替えるとともに、センタリングベルを下降させることによって該センタリングベルのシールパッキンの傾斜シール面を前記容器の口部に当接させ、これら傾斜シール面及び口部が係合する時にセンタリングされながら密封シールされ、前記容器前記ガス無し液を充填する場合は、液の種類に応じて、前記センタリングベルを下降させずに前記流量切換え弁を低速充填対応とする場合と前記センタリングベルを下降させて前記流量切換え弁を高速充填対応とする場合との一方に切り替える制御装置を有することを特徴とする。
本発明は、液充填装置において、貯液タンクから充填バルブへの液供給管の途中に高速充填対応又は低速充填対応に切換える流量切換え弁を設けて、容器を前記充填バルブの充填口に密封シールしてガス入り液又はガス無し液を充填する場合は、前記流量切換え弁を高速充填対応にする。そして、容器を前記充填バルブの充填口から離したノンシール状態でガス無し液を充填する場合は、前記流量切換え弁を低速充填対応に切換える構成とする。これにより、容器を前記ノンシール状態でガス無し液を充填する場合に、充填バルブ中心と容器中心が一致しない場合があっても、低速充填対応により充填バルブから容器への充填速度が絞られて、液充填時に、液はね、液飛びが生じなくなるという効果を有する。
本発明の実施の形態に係わる液充填装置を配置したラインの部分平面図で、一部切断図としてある。 本発明の実施の形態に係わる液充填装置の正面図で、一部断面図としてあり、充填バルブが閉状態を示している。 図2に示す液充填装置において、充填バルブが開状態で、容器が充填バルブから離れた状態を示しており、一部図示を省略している。 図2に示す液充填装置において、充填バルブが開状態で、容器が充填バルブに密封シールされた状態を示しており、図3に相当する図である。 図2の矢視V−V図で、図1の記号40(容器胴部把持手段)の拡大平面図である。
以下、この発明の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
(発明の実施の形態)
本発明の実施の形態を図1から図5に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わる液充填装置を配置したラインの部分平面図で、一部切断図としてある。
図2は、本発明の実施の形態に係わる液充填装置の正面図で、一部断面図としてあり、充填バルブが閉状態を示している。
図3は、図2に示す液充填装置において、充填バルブが開状態で、容器が充填バルブから離れた状態を示しており、一部図示を省略している。
図4は、図2に示す液充填装置において、充填バルブが開状態で、容器が充填バルブに密封シールされた状態を示しており、図3に相当する図である。
図5は、図2の矢視V−V図で、図1の記号40(容器胴部把持手段)の拡大平面図である。
図1において、供給コンベヤ51で矢印F1方向へ搬送される空の容器(以下、容器の一例として缶を取り上げて説明し、缶と称することがある)Cは、タイミングスクリュー51Sにより所定の間隔に空けられて、スターホイール53を介して図示位置56で回転式液充填装置1の回転円板54に円周等分に設けられた充填バルブ2に対応した容器台(以下、容器が缶の場合に缶台と称することがある)44上に送り込まれるとともに充填バルブ2に対応した容器胴部把持手段(以下、容器が缶の場合に缶胴把持手段と称することがある)40により胴部(以下、容器が缶の場合に缶胴と称することがある)を把持され、回転円板54が矢印1aの方向へ回転している間に充填バルブ2により液を充填された後、図示位置58で缶胴把持手段40の後述する固定加速アーム41により缶台44からコンベヤ52へ排出されていくようになっている。
コンベヤ52に排出された缶Cはコンベヤ52のフィンガーチェン52Fにより所定ピッチに保たれて、矢印F2方向の図示しない缶シーマに取り込まれ、図示しない缶蓋を巻き締めされるようになっている。
ここで、フィンガーチェン52Fのピッチ間隔は、図示しない缶シーマのピッチ間隔との関係上、該液充填装置1の充填バルブ2のピッチ間隔よりも大きく設定されている。
先ず、前記缶胴把持手段40について図2から図5に基づいて説明する。
缶胴把持手段40は、図1に示す回転円板54に組み付けられた支持部45に軸42およびスペーサ43を介して取り付けられた2枚の固定加速アーム41と、支持部45の孔に回転自在の軸47の上部に取付けられた可動アーム46とによって主に構成されている。
なお、前記缶台44は、前記支持部45に取付けられている。
ここで、図5においては、取り扱う缶胴の小径の場合を図示実線の缶SCで示し、取り扱う缶胴の大径の場合を図示二点鎖線の缶LCで示しているが、以下の説明の際には、取り扱う缶胴の小径と大径の缶を、缶SCおよび缶LCを含めて缶Cと称することがある。
前記可動アーム46は、軸47を支点として、缶Cを把持するときは図示しないばね体の付勢によって固定加速アーム41側へ閉じて缶Cを挟む方向に揺動するとともに、缶Cの把持を解放するときは図示しない揺動機構によって前記ばね体の付勢に抗して固定加速アーム41側から開く方向に揺動する構成となっている。
ここで、前記ばね体の付勢力は、図1に示す回転円板54の回転時の遠心力によって缶Cが動かされない程度に軽い状態で、缶Cの胴部を挟むようになっている。
前記固定加速アーム41は、曲線部411が取り扱う缶胴の小径の場合(缶SCの場合)に適合する曲率半径となっており、前記取り扱う缶胴が大径の場合(缶LCの場合)には図示のように2点で係合されるような形状になっている。
一方、可動アーム46は湾曲部461を持った形状となっており、缶SCの場合でも、缶LCの場合でも、図示のように、先端部462の近辺で、胴部が係合されるようになっている。
このため、缶胴把持手段40によって把持された状態の缶LCの中心LCcと缶SCの中心SCcとは、同心にならない構造となっている。
なお、前記曲線部411と湾曲部461とについての説明は、説明の便宜上、取り扱う缶胴の径を小径と大径との2種類としての形状で説明したが、取り扱う缶胴の最小径から最大径までの範囲に適した形状としてもよく、異径容器兼用の趣旨は同様であるので、詳細説明は省略する。
なお、図5においては、缶SC或いは缶LCが、固定加速アーム41と実線或いは二点鎖線で示した可動アーム46との間に挟まれて胴部を把持されている状態を示している。
また、図5においては、缶LCの中心LCcと後述する充填バルブ2の中心2cとが同心である場合、缶SCの中心SCcと後述する充填バルブ2の中心2cとが偏心している場合を示している。
次に、充填バルブ2について図2から図4に基づいて説明する。
充填バルブ2は、液通路16を有し、図1に示す回転円板54に固定されたバルブ本体19と一体形成の内筒15、および、該内筒15の内側に配置され、該内筒15の液弁シール面15sとの離合により液通路16を開閉する液弁パッキン14pを有する液弁14等を備えており、液弁開閉部より下部の液通路16の充填ノズル口15fから液が缶C(図示実線の缶SCまたは図示二点鎖線の缶LC)に充填されるようになっている。(図2および図3において、缶SCと缶LCは偏心して図示右側の胴部がほぼ重なった位置になっている状態を示している。)
前記充填液通路16は、ガス入り液又はガス無し液を貯留する貯液タンク5の液層5Lに連通する液供給管10に接続されており、前記液供給管10の途中には、通過する液流量を計測する流量計4、および、液流量を切換える流量切換え弁3が設けられて、貯液タンク5内から所定量の液が供給されるようになっている。
前記切換え弁3は、液流路の穴3hbが開となっていて、図示しないアクチュエータにより作動する弁体3pが矢印3fの方向に移動して液流路の穴3haを開にしている時は、液が図示流れFaで示すように穴3haからと図示流れFbで示すように穴3hbから通過することによって大流量(高速充填対応)となり、弁体3pが矢印3fと逆方向に移動して液流路の穴3haを閉にしている時は、液が図示流れFbで示すように穴3hbからのみ通過することによって小流量(低速充填対応)となるように構成されている。
前記液弁14は、図示のように、上方で前記バルブ本体19に液密に固定されたハウジング27を介して、ハウジング27上の架台26に取り付けられたアクチュエータ25の可動部と連結されており、前記アクチュエータ25の作動により上下動して、前記液弁パッキン14pが前記液弁シール面15sと離合するようになっている。なお、前記液弁14は前記ハウジング27に対して液密に摺動するようになっている。
また、前記液弁14には、液整流のための4個の整流羽根14vが付属されている。
前記内筒15の外周側で前記バルブ本体19の下部には外筒17が気密に取り付けられ、前記内筒15の外周側と前記外筒17の内周側との間には隙間17cが形成されてガス入り液を充填する際はカウンタ通路となっており、隙間17cは配管31と接続され、開閉弁31vを介して貯液タンク5内の加圧ガスが前記17c、前記外筒17の内周側下部に設けられた孔17hを通じて缶C内にカウンタガスとして供給されるようになっている。なお、後述するように、ガス無し液を充填する際には前記隙間17cおよび孔17hはベント通路にもなる。
前記外筒17の円筒部内側には、缶台44上の缶Cの缶口部(図示では缶SCの缶口部SC1或いは缶LCの缶口部LC1)と密封シール係合するシールパッキン12pを有するセンタリングベル12が配置されていて、前記センタリングベル12は外周面が前記外筒17の円筒部内側の外径側と気密状態で、後述するローラ28r等の上下動により上下方向に摺動して昇降するようになっている。
なお、前記シールパッキン12pの前記缶口部と密封シールする傾斜シール面12paは、取り扱い対象の缶口部SC1と缶口部LC1の何れも後述するセンタリングがなされ、適正な状態で密封シールできるような傾斜角と幅を有している。
前記センタリングベル12の内周部と前記外筒17の円筒部内側の内径側との間には隙間17gが形成されており、該隙間17gは、ガス入り液を充填後の缶C内に溜まっている圧力ガスが通るスニフト通路となって、外筒17に設けられた孔17v、配管32および開閉弁32vを経由して圧力ガスがスニフト(排出)されるようになっている。
前記センタリングベル12には溝12gにばね材から成るフック21が装着されており、センタリングベル12の段差部12sとフック21の間にフランジ22が嵌装され、さらに、ガイド軸28の下方が締結具28mによってフランジ22に締め付けられている。
また、前記ガイド軸28は、該ガイド軸28に固定して取り付けられたブラケット28cに付属している軸に回動自在に取り付けられているローラ(カムフォロワ)28rが、図示しないカムと係合案内されることにより昇降され、図示しない固定フレームに取り付けられているガイドプレート29に嵌装された図示しない摺動ガイド、および、バルブ本体19のフランジ19fに嵌装された図示しない摺動ガイドに案内されるようになっている。
なお、前記図示しないカムは、該液充填装置1において図1に示す矢印1a方向の回転の所定区間に設けられており、前記充填バルブ2による缶Cへの充填終了後の所定区間で前記ガイド軸28を上昇させるように、カム軌跡が設定されている。
さらに、前記ガイド軸28は、上方部が締付具28nによってプレート24に締め付けられている。また、前記ガイドプレート29にはアクチュエータ23がブラケット23bを介して取り付けられており、アクチュエータ23の作動により、軸23s、プレート24を介してガイド軸28が昇降されるようになっている。
なお、前記充填バルブ2は、図示しない昇降駆動装置によって、缶Cの高さに応じて適正な位置に昇降して位置決めできるようになっている。即ち、缶Cは、高さ位置が固定となっている前記缶台44に缶底が載置されて、缶Cの高さに対応する充填バルブ2の高さ位置は前記図示しない昇降駆動装置によって位置決めが行われるようになっている。
次に、本発明の実施の形態に係わる液充填装置1の作用を説明する。
先ず、缶胴把持手段40について缶Cの胴部を把持する作用を説明する。
回転円板54がスターホイール53との同期回転により図1に示す位置55から位置56へ回転する間に、スターホイール53により搬送されてきた缶Cと缶胴把持手段40とが係合し、位置56において、可動アーム46が開から閉の方向へ揺動して缶Cを挟んで把持する。
前記位置56で缶胴把持手段40によって把持された缶Cは、位置56から位置57への回転の間に、前記充填バルブ2から液が充填される。
ここで、説明の便宜上、図4に基づいて、缶SCについて、先ずガス入り液を充填する場合を取り上げて説明する。
缶SCにガス入り液を充填する場合は、缶SCが前記図1に示す位置56近辺にくると、ガイド軸28が図示しないカムに係合案内されたローラ28r、ブラケット28cを介して下降し、ガイド軸28と一体で昇降作動するセンタリングベル12が下降することによって、シールパッキン12pが容器SCの缶口部SC1に当接し、この際、缶台44に載置されている缶SCの中心SCcと充填バルブ2の中心2cが偏心しているが、缶SCが缶胴把持手段40の固定加速アーム41と可動アーム46によって軽く挟む程度に把持されている状態であるので、缶口SC1がシールパッキン12pの傾斜している傾斜シール面12paに当接して係合する時にセンタリングされながら密封シールされる。
容器SC内がシールパッキン12pによって密封シールされた後、図示しない制御装置からの指令により開閉弁32vは閉のままで、開閉弁31vが所定時間開となって貯液タンク5内の圧力ガスが隙間17c、孔17hを通して缶SC内に供給され、缶SC内の圧力が前記貯液タンク5内のガス圧力と同じになった後、図示しない制御装置からの指令により、開閉弁31vが閉となり、アクチュエータ25が作動して液弁14が上昇し、液弁パッキン14pが液弁シール面15sから離れて液通路16が開となり、液が図2に示す流量計4の計測により缶SC内に所定量充填されて、制御装置からの指令により液弁14が前記アクチュエータ25の作動により閉の状態になって液の流下が停止となる。
この場合、充填される液流量は、高速充填対応流量(1例として180mL/秒)となるように図2に示す流量切換え弁3が切換えられている。
缶SC内への液流下停止後、図示しない制御装置からの指令により開閉弁32vが開となって、充填された缶SC内の上方の圧力ガスが隙間17g、孔17v、配管32、開閉弁32vを経由してスニフトされ、充填された缶SC内が大気と同じ圧力になった後、図示しないカムの軌跡によりローラ28rを介してガイド軸28が上昇し、センタリングベル12と缶SCの缶口部SC1との密封シールが解除されて、充填が完了する。
充填が完了した缶SCは、図1に示す回転円板54が位置57から位置58へ回転する間に、可動アーム46が閉から開の方向へ揺動して、缶胴の把持状態から解放状態になるように作用し、図1に示す位置58において固定加速アーム41の缶胴係合箇所からコンベヤ52の搬送方向へ加速排出される。
前記説明は、缶SCの場合を説明したが、缶LCの場合も同様であるので、重複する説明は省略する。
なお、缶SCの中心SCcと充填バルブ2の中心2cが同心で、缶口部SC1がシールパッキン12pによって密封シールされているので、充填中の液が周囲に飛びはねることはなく、また、液だれが生じても周囲に飛び散ることはない。
前記説明では、缶Cに充填する液がガス入り液の場合について説明したが、液がガス無し液の場合でも、缶Cの口部をシールパッキン12pによってセンタリングしながら密封シールし、充填される液の流量を、流量切換え弁3により高速充填対応流量(1例として180mL/秒)となるようにして充填することができる。
ガス無し液の場合には、開閉弁31vを開にしておき、センタリングベル12を下降させて、缶Cに対しては、前記ガス入り液を充填する場合と同様に、シールパッキン12pによって缶Cをセンタリングしながら密封シールした後、液弁14を開にすると、貯液タンク5内の液面上の空間が大気圧であるので、重力落下により液が缶C内に充填されるとともに、缶C内の空気が孔17h、隙間17c、配管31、開閉弁31vを介して貯液タンク5内の上部空間にベント(排出)されるが、充填の細部については、前記ガス無し液の充填と重複するので、説明を省略する。
なお、この場合も、前記説明と同様に、充填中の液が周囲に飛びはねることはなく、また、液だれが生じても周囲に飛び散ることはない。
ガス無し液の充填については、液の種類によっては、シールパッキン12pを缶Cの口部に密封シールしないで充填する(ノンシール充填とも称する)場合もある。
次に、ガス無し液のノンシール充填について、図3を基に説明する。
ノンシール充填の際には、前記ローラ28rが前記図示しないカムと係合しない状態にし、アクチュエータ23の作動により、プレート24、ガイド軸28を介してセンタリングベル12を上昇状態のままにする等にして、充填バルブ2の下部と缶Cの口部とを非接触状態(ノンシール状態)で、充填バルブ2の中心2cと缶Cの中心(缶SCの場合は中心SCc、缶LCの場合は中心LCc)とのセンタリングをしないままで、充填バルブ2から缶Cに液を充填する。
この場合、充填される液の流量は、低速充填対応流量(1例として90mL/秒)となるように流量切換え弁3が切換えられている。
このように、本実施の形態の液充填装置では、充填バルブ2の下部と缶Cの口部とを密封シール状態のシール充填と、前記ノンシール充填とを兼用することができるが、特に、ガス無し液のノンシール充填の場合には、充填される液の流量が流量切換え弁3によって低速充填対応流量として、充填バルブ2から容器への充填速度が絞られているので、充填バルブ2中心と缶中心が一致しない場合があっても、液充填時に、液はね、液飛びが生じることなく、したがって、缶口部および充填ノズル口に液が付着することがなく、カビ発生等の汚染につながらない。
1 (回転式)液充填装置
2 充填バルブ
3 流量切換え弁
4 流量計
5 貯液タンク
40 缶胴把持手段(容器胴部把持手段)
41 固定加速アーム
44 缶台(容器台)
46 可動アーム
C 缶(容器)
LC (胴径が大きい)缶(容器)
LC1 (缶LCの)缶口部(容器口部)
SC (胴径が小さい)缶(容器)
SC1 (缶SCの)缶口部(容器口部)

Claims (1)

  1. 液を径が異なった容器へ充填する際に兼用して用いられ、かつ、ガス入り液充填とガス無し液充填の両方に兼用して用いられる液充填装置であって、
    前記ガス入り液又は前記ガス無し液を貯留する貯液タンクと、
    該貯液タンクの液層に連通する液供給管と、
    該液供給管の途中に設けられた液流量を切換える流量切換え弁と、
    前記液供給管に連通する液通路と該液通路を開閉する弁体を設けた充填バルブとを備え、
    前記容器を前記充填バルブの充填口に密封シールして前記ガス入り液又は前記ガス無し液を充填する場合は、前記流量切換え弁を高速充填対応に切り替えるとともに、センタリングベルを下降させることによって該センタリングベルのシールパッキンの傾斜シール面を前記容器の口部に当接させ、これら傾斜シール面及び口部が係合する時にセンタリングされながら密封シールされ、
    前記容器前記ガス無し液を充填する場合は、液の種類に応じて、前記センタリングベルを下降させずに前記流量切換え弁を低速充填対応とする場合と前記センタリングベルを下降させて前記流量切換え弁を高速充填対応とする場合との一方に切り替える制御装置を有することを特徴とする液充填装置。
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