JP5886221B2 - ガスセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、空燃比センサ等に使用される、ホルダ、スリーブ、セパレータなどのセラミック部材を備えるガスセンサに関する。
従来より、例えば空燃比センサにおいては、その内部に、板状のガス検出素子(以下検出素子と記す)が挿通し、その先端側に係合するホルダや、検出素子が挿通し、その中央部に係合するスリーブや、検出素子の後端側を収納し且つ金属製の接続端子を挿通するセパレータなどのセラミック部材が使用されている(特許文献1、2参照)。
上述したホルダ、スリーブ、セパレータのうち、ホルダ、スリーブのセラミック部材においては、図12に示すように、例えば検出素子P1が通される(断面が略長方形の)素子挿通孔P2があけられている。なお、図12は、スリーブを検出素子P1の軸線方向に沿って見た図である。この素子挿通孔P2は、4辺にて囲まれた略矩形状を有しているが、その素子挿通孔P2の角部P3は、直角(90度の角)ではなく、R面となるように滑らかに湾曲していた。これは、角部P3を直角にすることで、角部P3の頂点に応力がかかりやすく、セラミック部材にクラックが形成される虞があるためである。
特開2006−308328号公報 特開2007−3216号公報
ところが、素子挿通孔P2の角部P3にR面が形成されていると、図12に示すように、素子挿通孔P2に通される板状の検出素子P1の寸法(具体的には、検出素子P1の厚み寸法t1や幅寸法t2)よりも、素子挿通孔P2の寸法(縦寸法T1や横寸法T2)をより大きくする必要があった。
これは、板状の検出素子P1を素子挿通孔P2に挿入する際、板状の検出素子P1の角部P4の頂点よりも素子挿通孔P2の角部P3のR面が径方向外側に位置する必要があるためである。
その結果、検出素子P1の側面と素子挿通孔P2の内周面との間のクリアランスが相対的に広くなるため、どうしても、検出素子P1が素子挿通孔P2内でガタつき易く、位置決め精度が低いという問題があった。
なお、図示しないが、セパレータにおいて、接続端子を端子挿通孔に挿通して配置する場合にも、上述と同様に、端子挿通孔の角部にR面が形成されるため、接続端子がガタつき易く、位置決め精度が低いという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、セラミック部材の角部に生じるクラックを防止しつつ、セラミック部材の素子挿通孔や端子挿通孔に検出素子や接続端子を挿通して配置する際に、クリアランスを適切化して、検出素子や接続端子のガタつきを低減できるガスセンサを提供することである。
(1)本発明は、第1態様として、軸線方向に延びる板状の検出素子と、該検出素子を挿入するための素子挿通孔を備えたセラミック部材と、を備えるガスセンサにおいて、該セラミック部材を前記軸線方向に沿って見たとき、前記素子挿通孔は、4辺にて囲まれた略矩形状の主挿通孔と、該主挿通孔の4辺のうち、隣り合う2辺の端を繋ぐ外形線にて囲まれると共に、該主挿通孔の径方向外側に、該主挿通孔と連通して設けられた逃がし孔と、を備え、更に、前記逃がし孔の前記外形線に繋がる前記主挿通孔の2辺のうち、一方の辺が他方の辺の延長線と交差する交点まで達することを特徴とする。
本第1態様のガスセンサでは、セラミック部材の素子挿通孔に、主挿通孔の4辺のうち、隣り合う2辺の端を繋ぐ外形線にて囲まれると共に、該主挿通孔の径方向外側に、該主挿通孔と連通して設けられた逃がし孔を設けている。この逃がし孔により、主挿通孔にR面の角部が形成されないため、主挿通孔に挿通される検出素子の寸法(幅寸法や厚み寸法)と、主挿通孔の寸法(縦寸法や横寸法)を略同等にすることができる。その結果、検出素子の側面と素子挿通孔の内周面との間のクリアランスを狭くすることができ、検出素子が素子挿通孔内でガタつくことを低減できる。
その上、第1態様のガスセンサでは、逃がし孔の外形線に繋がる主挿通孔の2辺のうち、一方の辺が他方の辺の延長線と交差する交点まで達している。これにより、主挿通孔の内周面のうち、一方の辺を含む内面は、内面に対向する検出素子の側面に対して、一方の辺の長手方向において、略全域にわたって対向することができるため、検出素子が素子挿通孔内でガタつくことをより低減できる。なお、他方の辺の延長線にて交点が形成されているため、他方の辺の端は交点に達していない。
なお、前記略矩形状としては、矩形状(長方形)が挙げられるが、逃がし孔が形成されていない角部がある場合は、その角部に隅の面取りや隅の丸みが設けられていてもよい。つまり、略矩形状には、一部の角部に隅の面取りや隅の丸みを有するものが含まれていてもよい(以下同様)。
(2)本発明は、第2態様として、軸線方向に延びる板状の検出素子と、該検出素子の後端側の周囲を覆うと共に、前記検出素子を挿入するための略矩形状の素子挿通孔と、該素子挿通孔の径方向外側に、当該素子挿通孔と連通すると共に、前記検出素子と電気的に導通する接続端子を挿入するための端子挿通孔と、を有するセラミック部材と、を備えるガスセンサにおいて、該セラミック部材を前記軸線方向に沿って見たとき、前記端子挿通孔は、複数の辺にて囲まれた略多角形状の主挿通孔と、該主挿通孔の複数の辺のうち、隣り合う2辺の端を繋ぐ外形線にて囲まれると共に、該主挿通孔の径方向外側に、該主挿通孔と連通して設けられた逃がし孔と、を備え、更に、前記逃がし孔の前記外形線に繋がる前記主挿通孔の2辺のうち、一方の辺が他方の辺の延長線と交差する交点まで達しており、且つ、前記接続端子は前記検出素子と前記他方の辺との間に配置されるものであり、前記逃がし孔は前記検出素子と向かい合う前記他方の辺側に設けられていることを特徴とする。
本第2態様のガスセンサでは、セラミック部材の端子挿通孔に、主挿通孔の複数の辺のうち、隣り合う2辺の端を繋ぐ外形線にて囲まれると共に、該主挿通孔の径方向外側に、該主挿通孔と連通して設けられた逃がし孔を設けている。この逃がし孔により、主挿通孔にR面の角部が形成されないため、主挿通孔に挿通される接続端子の寸法(幅寸法や厚み寸法)と、主挿通孔の寸法(縦寸法や横寸法)を略同等にすることができる。その結果、接続端子の側面と端子挿通孔の内周面との間のクリアランスを狭くすることができ、接続端子が端子挿通孔内でガタつくことを低減できる。
その上、第2態様のガスセンサでは、逃がし孔の外形線に繋がる主挿通孔の2辺のうち、一方の辺が他方の辺の延長線と交差する交点まで達している。これにより、主挿通孔の内周面のうち、一方の辺を含む内面は、内面に対向する接続端子の側面に対して、一方の辺の長手方向において、略全域にわたって対向することになるため、接続端子が端子挿通孔内でガタつくことをより低減できる。
なお、前記略多角形状には、多角形状が挙げられるが、逃がし孔が形成されていない角部がある場合は、その角部に隅の面取りや隅の丸みが設けられていてもよい。つまり、略多角形状には、一部の角部に隅の面取りや隅の丸みを有するものが含まれていてもよい。
(3)本発明は、第3態様として、前記逃がし孔の前記外形線は、前記一方の辺の端から前記他方の辺の端まで、滑らかに形成されていることを特徴とする。
本第3態様では、逃がし孔は滑らかに形成されているので、セラミック部材にクラックが生じにくく、セラミック部材の強度を維持できるという利点がある。
実施例における空燃比センサの全体構成を示す断面図である。 空燃比センサに用いられる検出素子の概略構造を表す斜視図である。 (a)はセラミックスリーブの後端側を示す平面図、(b)はセラミックスリーブの正面図、(c)はセラミックスリーブの先端側を示す底面図である。 セラミックスリーブの素子挿入孔を拡大し、セラミック部分をハッチングで示す平面図である。 セラミックスリーブの第1逃がし孔を更に拡大し、セラミック部分をハッチングで示す平面図である。 (a)はセラミックホルダの後端側を示す平面図、(b)はセラミックホルダの正面図、(c)はセラミックホルダの先端側を示す底面図である。 セラミックセパレータを、その後端面が見えるように示す斜視図である。 接続端子が配置されない状態のセラミックセパレータの後端側を示す平面図である。 接続端子が配置された状態のセラミックセパレータの後端側を示す平面図である。 (a)は第1接続端子を示す正面図、(b)は第1接続端子を示す側面図、(c)は第2接続端子を示す正面図、(d)は第2接続端子を示す側面図である。 変形例1〜8における逃がし孔の(軸線方向の垂直の断面の)断面形状を示す説明図である。 従来技術を示す説明図である。
以下では、本発明を実施するための形態(実施例)のセラミック部材について説明する。
なお、以下に示す実施例では、ガスセンサの一種であって、自動車や各種内燃機関における空燃比フィードバック制御に使用するために、測定対象となる排ガス中の特定ガスを検出する検出素子(ガスセンサ素子)が組み付けられるとともに、内燃機関の排気管に装着される全領域空燃比センサ(以下、空燃比センサともいう)を例に挙げて説明する。
a)まず、空燃比センサ全体の構成について説明する。
図1に示す様に、空燃比センサ1は、主として、排気管(図示せず)に固定される筒状の主体金具3と、主体金具3に貫挿されるとともに軸線方向(空燃比センサ1の長手方向:図中上下方向)に延びる板状の検出素子5と、主体金具3の先端側(図中下方)に配置されて検出素子5の先端側を覆うプロテクタ9と、主体金具3の後端側(図中上方)に取り付けられるとともに検出素子5の外周を覆う外筒11と、外筒11の内部に配置されて検出素子5の後端側を収容するセパレータ(セラミックセパレータ)13と、外筒11の後端側を閉塞する閉塞部材15と、を主に備えている。
以下、各構成について説明する。
前記検出素子5は、測定対象となるガスに向けられる先端側に、保護層に覆われた検出部19が形成され、後端側の外表面のうち表裏の位置関係となる第1板面21及び第2板面23に、電極端子部(第1〜第5電極端子部)31、32、33、34、35が形成されている。
この検出素子5は、先端側の検出部19が排気管に固定される主体金具3の先端より突出すると共に、後端側の電極端子部31〜35が主体金具3の後端より突出した状態で、主体金具3の内部に固定される。
また、電極端子部31〜35には、それぞれ金属端子である接続端子(第1〜第5接続端子)41、42、43、44、45が接続されている。つまり、接続端子41〜45は、セラミックセパレータ13の内部にて、検出素子5とセラミックセパレータ13との間に配置されることで、検出素子5の電極端子部31〜35にそれぞれ電気的に接続される。なお、接続端子41〜45は、弾性を保持する例えばステンレス鋼からなる耐熱性金属からなる。
この接続端子41〜45は、外部からセンサの内部に配設される(5本の)各リード線37(詳しくはリード線37中の金属芯線37a)に電気的に接続されており、リード線37が接続される外部機器と電極端子部31〜35との間に流れる電流の電流経路を形成する(同図では3本のリード線37のみを示している)。
上述した検出素子5は、図2に示す様に、軸線方向(図2における左右方向)に延びる板状の素子部51と、同じく軸線方向に延びる板状のヒータ53とが積層された直方体形状であり、その軸線方向に垂直の断面は矩形状(本実施例では、厚み1.2mm×幅4.2mm)である。
なお、空燃比センサ1に用いられる検出素子5は従来公知のものであるため、その内部構造等の詳細な説明は省略するが、その概略構成は以下のようである。
まず、素子部51は、固体電解質基板の両側に多孔質電極を形成した酸素濃淡電池素子と、同じく固体電解質基板の両側に多孔質電極を形成した酸素ポンプ素子と、これらの両素子の間に積層され、中空の測定ガス室を形成するためのスペーサとから構成される。この固体電解質基板は、イットリアを安定化剤として固溶させたジルコニアから形成され、多孔質電極は、Ptを主体に形成される。また、測定ガス室を形成するスペーサは、アルミナを主体に構成されており、中空の測定ガス室の内側には、酸素濃淡電池素子の一方の多孔質電極と、酸素ポンプ素子の一方の多孔質電極が露出するように配置されている。なお、測定ガス室は、素子部51の先端側に位置するように形成されており、この測定ガス室が形成される部分が検出部19に相当する。
一方、ヒータ53は、アルミナを主体とする絶縁基板の間に、Ptを主体とする発熱抵抗体パターンが挟み込まれて形成されている。
そして、素子部51とヒータ53とは、セラミック層(例えば、ジルコニア系セラミックやアルミナ系セラミック)を介して互いに接合される。なお、検出素子5のうち検出部19が形成される先端側の表面には、被毒防止用の保護層(図示省略)が形成される。
このような検出素子5では、第1板面21の後端側(図2における右側)に3個の電極端子部31、32、33が形成され、第2板面23の後端側に2個の電極端子部34、35が形成されている。
このうち、電極端子部31、32、33は、素子部51に形成されるものであり、1つの電極端子部は、測定ガス室の内側に露出する酸素濃淡電池素子の一方の多孔質電極と酸素ポンプ素子の一方の多孔質電極と共用する形で電気的に接続される。また、電極端子部31、32、33のうち残りの2つの電極端子部は、酸素濃淡電池素子の他方の多孔質電極と酸素ポンプ素子の他方の多孔質電極と各々電気的に接続されている。
一方、電極端子部34、35は、ヒータ53に形成されるものであり、ヒータ53の厚さ方向に横切るビア(図示せず)を介して発熱抵抗体パターンの両端に各々接続されている。
前記図1に戻り、前記主体金具3は、その外表面に自身を排気管に固定するためのネジ部55を備えるとともに、その軸中心に貫通孔57を有する例えばステンレス製の筒状の部材である。なお、貫通孔57には、径方向内側に突出する棚部59が形成されている。
さらに、主体金具3の貫通孔57の内部には、検出素子5の径方向周囲を取り囲む状態で配置された環状の例えばアルミナからなるホルダ(セラミックホルダ)61と、同様な環状の粉末充填層(滑石リング)63、65と、同様な環状の例えばアルミナからなるスリーブ(セラミックスリーブ)67とが、この順に先端側から後端側にかけて積層されている。
また、セラミックスリーブ67と主体金具3の後端部との間には、加締パッキン69が配置されており、セラミックホルダ61と主体金具3の棚部59との間には、滑石リング63やセラミックホルダ61を保持するための筒状の金属ホルダ71が配置されている。なお、主体金具3の後端部は、加締パッキン69を介してセラミックスリーブ67を先端側に押し付けるように、加締められている。
前記プロテクタ9は、主体金具3の先端側の外周に、検出素子5の突出部分を覆うように溶接等によって取り付けられた例えばステンレスからなる筒状の部材である。このプロテクタ9は、外部プロテクタ9aおよび内部プロテクタ9bからなる二重構造を有しており、その側壁等には、ガスの通過が可能な複数の孔部9cが形成されている。
前記セラミックセパレータ13は、例えばアルミナからなる筒状の部材であり、外筒11の後端側の内部に配置された筒状の保持金具73によって、外筒11の後端側の内部に保持されている。つまり、セラミックセパレータ13には、その外表面に突出して環状の鍔部74が設けられており、この鍔部74が保持金具73に支えられることにより、セラミックセパレータ13が外筒11に保持されている。
このセラミックセパレータ13の内部には、軸線方向に貫通孔75が形成されており、貫通孔75には、後述するように、検出素子5の後端部(従って、電極端子部31〜35)が収容されるとともに、電極端子部31〜35に電気的に接続される接続端子41〜45が収容されている。
前記閉塞部材15は、例えばフッ素樹脂からなるグロメットであり、外筒11の後端側に配置され、外側から加締められて、(セラミックセパレータ13の後端側に接触した状態で)外筒11に固定されている。
なお、前記リード線37は、接続端子41〜45の後端側に(加締めによって)接続されるとともに、閉塞部材15を貫いて形成された貫通孔77に貫挿されて、外部に伸びている。
b)次に、本実施例の要部であるセラミックスリーブ67について説明する。
図3に示す様に、セラミックスリーブ67は、検出素子5の径方向周囲を取り囲むように配置される円筒状の部材であり、その軸線方向における中央部分の外周には、外部に環状に張り出す突出部79が形成されている。
また、セラミックスリーブ67の軸中心には、軸線方向に貫通する(検出素子5が貫挿される)略角孔である素子挿通孔81が形成されている。
この素子挿通孔81は、軸線方向に沿って見た場合に(図3(a)参照)、4辺にて囲まれた矩形状(本実施例では、縦1.8mm×横4.8mm)の角孔である主挿通孔83と、主挿通孔83の4辺のうち隣り合う2辺の端を繋ぐ外形線にて囲まれた逃がし孔(第1〜第4逃がし孔)85、86、87、88とから構成されている。
なお、素子挿通孔81は、同じ断面形状にて、一方の側(表側:図3(a)参照)から他方の側(裏側:図3(c)参照)を貫くように形成されている。また、本実施例では、逃がし孔85、86、87、88は、4辺の隣り合う2辺のそれぞれに設けられている(つまり、合計4箇所)。
詳しくは、図4に拡大して示す様に、主挿通孔83は、検出素子5が挿通可能なように、また、挿通後にがたつくことがないように、検出素子5の矩形の断面形状より僅かに大きく設定されている。例えば、検出素子5の外周面と主挿通孔83の内周面との間に、全周にわたり僅かな(本実施例では、0.3mm)間隙ΔHが設定されている。
また、第1逃がし孔85は、主挿通孔83の第1長辺91(図4における上側の長辺)と、第1短辺93(図4における左側の短辺)との端を繋ぐ外形線100にて囲まれると共に、主挿通孔83の径方向外側に設けられている。さらに第1逃がし孔85の外形線100の一部は、第1短辺93から直線状に延びている。
また、第2逃がし孔86は、主挿通孔83の第1長辺91と、第2短辺95(図4における右側の短辺)との端を繋ぐ外形線98にて囲まれると共に、主挿通孔83の径方向外側に設けられている。さらに第2逃がし孔86の外形線98の一部は、第2短辺95から直線状に延びている。
さらに、第3逃がし孔87は、主挿通孔83の第2長辺97(図4における下側の長辺)と、第1短辺93との端を繋ぐ外形線96にて囲まれると共に、主挿通孔83の径方向外側に設けられている。さらに第3逃がし孔87の外形線96の一部は、第1短辺93から直線状に延びている。
また、第4逃がし孔88は、主挿通孔83の第2長辺97と、第2短辺95との端を繋ぐ外形線94にて囲まれると共に、主挿通孔83の径方向外側に設けられている。さらに第4逃がし孔88の外形線94の一部は、第2短辺95から直線状に延びている。
さらに、図5に更に拡大して示すように、第1逃がし孔85は、第1長辺91の延長線(即ち主挿通孔83の外形線)99と第1短辺93が交差する交点K1の近傍において、延長線99を挟んで主挿通孔83と反対側(同図上方)に突出するように形成されている。
この第1逃がし孔85は、主挿通孔83から、第1短辺93の伸びる方向に沿って、幅0.6mm×奥行き0.6mmとなるように形成されており、その奥所は、半径0.3 mmの円形となって滑らかにカーブしている。なお、第1長辺91と第1逃がし孔85の外形線100とのなす角部K2も、例えば半径0.1mmのR形状となって滑らかにカーブしている。
つまり、主挿通孔83に連通して設けられた第1逃がし孔85については、一方の辺(第1短辺93)の端は他方の辺(第1長辺91)の延長線99と交差する交点K1に達するとともに、第1長辺91の端は交点K1に達しておらず、しかも、第1逃がし孔85の外形線100は、第1短辺93の端から第1長辺91の端までを、(角張った)角部とならないように滑らかに繋ぐように形成されている。
なお、他の3箇所の第2〜第4逃がし孔86〜88についても、前記図4に示す様に、第1逃がし孔85と同様な形状(対称な形状)であるので、詳しい説明は簡略化する。
即ち、第2逃がし孔86は、第1逃がし孔85に対して、図4の左右方向において左右対称の形状であり、第3逃がし孔87は、第1逃がし孔85に対して、図4の上下方向において左右対称の形状であり、第4逃がし孔88は、第2逃がし孔86に対して、図4の上下方向において左右対称の形状である。
c)次に、本実施例の要部であるセラミックホルダ61について説明する。
図6に示す様に、セラミックホルダ61にも(検出素子5が挿通される)素子挿通孔101が設けられており、この素子挿通孔101は、前記セラミックスリーブ67と同様な構成(形状)であるので、簡単に説明する。
同図に示す様に、セラミックホルダ61は、検出素子5の径方向周囲を取り囲むように配置される円筒状の部材であり、その軸線方向には、前記セラミックスリーブ67と同様に、軸線方向に貫通する素子挿通孔101が形成されている。なお、セラミックホルダ61は、セラミックスリーブ67に比べて軸線方向の長さが短く、略板状(円盤形状)である。
この素子挿通孔101は、軸線方向に沿って見た場合に(図6(a)参照)、前記セラミックスリーブ67と同様な矩形状の主挿通孔103と、主挿通孔103の4辺のうち隣り合う2辺の端を繋ぐ外形線にて囲まれており、セラミックスリーブ67と同様な形状逃がし孔(第1〜第4逃がし孔)105、106、107、108とから構成されている。
d)次に、本実施例の要部であるセラミックセパレータ13について説明する。
図7及び図8に示す様に、セラミックセパレータ13には、軸線方向に沿って、5個の接続端子41〜45が挿通される5個の端子挿通孔(第1〜第5端子挿通孔)111、112、113、114、115が形成されるとともに、5個の端子挿通孔111〜115に連通するように、検出素子5の後端側が挿通される素子挿通孔117が形成されており、端子挿通孔111〜115と素子挿通孔117とがセラミックセパレータ13を軸線方向に貫く一体の貫通孔75を構成している。
つまり、図8に示す様に、セラミックセパレータ13には、軸線方向(同図の紙面と垂直方向)に沿って見た場合に、第1接続端子41が挿通される略五角形の第1端子挿通孔111と、第2接続端子42が挿通される略長方形の第2端子挿通孔112と、第3接続端子43が挿通される略五角形の第3端子挿通孔113と、第4接続端子44が挿通される略五角形の第4端子挿通孔114と、第5接続端子45が挿通される略五角形の第5端子挿通孔115とが設けられている。そして、それらの端子挿通孔111〜115は、中心側が、素子挿通孔117と連通している。
さらに、本実施例では、第1端子挿通孔111は、略五角形の第1主挿通孔116を備えており、また、第1主挿通孔116の上辺111aと右辺111bとの端を繋ぐ外形線にて囲まれるとともに、第1主挿通孔116の径方向外側に、セラミックスリーブ67の第2逃がし孔86と同様な形状の第1逃がし孔111cを備えている。
第2端子挿通孔112は、略長方形の第2主挿通孔117を備えており、また、第2主挿通孔117の上辺112aと左辺112bとの端を繋ぐ外形線にて囲まれると共に、第2主挿通孔117の径方向外側に、セラミックスリーブ67の第1逃がし孔85と同様な形状の第2逃がし孔112cを備え、さらに、上辺112aと右辺112dとの端を繋ぐ外形線にて囲まれると共に、第2主挿通孔117の径方向外側に、セラミックスリーブ67の第2逃がし孔86と同様な形状の第3逃がし孔112eを備えている。
第3端子挿通孔113は、略五角形の第3主挿通孔118を備えており、また、第3主挿通孔118の上辺113aと左辺113bとの端を繋ぐ外形線にて囲まれると共に、第3主挿通孔118の径方向外側に、セラミックスリーブ67の第1逃がし孔85と同様な形状の第4逃がし孔113cを備えている。
第4端子挿通孔114は、略五角形の第4主挿通孔119を備えており、また、第4主挿通孔119の下辺114aと右辺114bとの端を繋ぐ外形線にて囲まれると共に、第4主挿通孔119の径方向外側に、セラミックスリーブ67の第4逃がし孔88と同様な形状の第5逃がし孔114cを備えている。
第5端子挿通孔115は、略五角形の第5主挿通孔120を備えており、また、第5主挿通孔120の下辺115aと左辺115bとの端を繋ぐ外形線にて囲まれると共に、第5主挿通孔120の径方向外側に、セラミックスリーブ67の第3逃がし孔87と同様な形状の第6逃がし孔115cを備えている。
次に、各端子挿通孔111〜115に挿通される各接続端子41〜45の形状について説明する。つまり、各端子挿通孔111〜115は、各接続端子41〜45の外形に合わせた形状とされているので、ここでは、各接続端子41〜45の形状などについて説明する。
図9に示す様に、第1端子挿通孔111には、セラミックセパレータ13の軸線方向(図9の紙面と垂直の方向)に伸びる長尺の第1接続端子41が配置されている。また、第2端子挿通孔112には、セラミックセパレータ13の軸線方向に伸びる長尺の第2接続端子42が配置されている。また、第3端子挿通孔113には、セラミックセパレータ13の軸線方向に伸びる長尺の第3接続端子43が配置されている。また、第4端子挿通孔114には、セラミックセパレータ13の軸線方向に伸びる長尺の第4接続端子44が配置されている。さらに、第5端子挿通孔115には、セラミックセパレータ13の軸線方向に伸びる長尺の第5接続端子45が配置されている。
前記第1接続端子41は、図10(a)、(b)に示す様に、長尺の中心部41aと、中心部41aの後端側(図10上方)に設けられ、リード線37の金属芯線37aを把持するリード線把持部41bと、中心部41aの先端側から後端側に向かって弓なりに湾曲する湾曲部41cと、中心部41aの一方の側端部(図10(a)の右側)に沿って設けられ、中心部41aと垂直に湾曲部41cの湾曲方向(図10(b)の左側)に曲げられた側辺部41dと、中心部41aの先端部にて、側辺部41dと逆方向に曲げられ、更に、その先端にて外側(図10(a)右側)に垂直に曲げられた先端側舌部41eとを備えている。
また、第2接続端子42は、図10(c)、(d)に示す様に、長尺の中心部42aと、中心部42aの後端側(図10上方)に設けられ、リード線37の金属芯線37aを把持するリード線把持部42bと、中心部42aの先端側から後端側に向かって弓なりに湾曲する湾曲部42cと、中心部42aの先端部の両側にて、湾曲部42cの湾曲側とは逆方向(図10(d)の右側)に曲げられ、更に、その先端にて外側(図10(c)左側と右側)に垂直に曲げられた左右の先端側舌部42e(42e1、42e2)とを備えている。
第3接続端子43は、第1接続端子41の側辺部41dや先端側舌部41e等が、(図9の左右方向において)第1接続端子41と左右対称に設けられているものであり、基本的にほぼ同様な形状であるので、その説明は省略する。
第4接続端子44は、幅がやや広い点を除いて、第2接続端子42と基本的にほぼ同様な形状であるので、その説明は省力略する。
同様に、第5接続端子45は、幅がやや広い点を除いて第1接続端子41と基本的にほぼ同様な形状であるので、その説明は省力略する。
そして、本実施例では、上述した各接続端子41〜45は、前記図9に示す様に、セラミックセパレータ13の軸線方向から見た場合に、各接続端子41〜45の角部は、各端子挿通孔111〜115に当たらないように構成されている。
具体的には、図9に示す様に、第1接続端子41の上端41fと右端41gとのなす角部が、第1逃がし孔111cによって、第1端子挿通孔111に非接触となっている。
また、第2接続端子42の上端42fと左端42gとのなす角部が、第2逃がし孔112cによって、第2端子挿通孔112に非接触となっているとともに、上端42fと右端42hとのなす角部が、第3逃がし孔112eによって、第2端子挿通孔112に非接触となっている。
また、第3接続端子43の上端43fと左端43gとのなす角部が、第4逃がし孔113cによって、第3端子挿通孔113に非接触となっている。
また、第4接続端子44の下端44fと右端44gとのなす角部が、第5逃がし孔114cによって、第4端子挿通孔114に非接触となっている。
さらに、第5接続端子45の下端45fと左端45gとのなす角部が、第6逃がし孔115cによって、第5端子挿通孔115に非接触となっている。
e)次に本実施例の効果について説明する。
本実施例では、セラミックスリーブ67の素子挿通孔81には、断面が矩形状の主挿通孔83の4隅に第1〜第4逃がし孔85〜88が設けられ、セラミックホルダ61の素子挿通孔101には、断面が矩形状の主挿通孔103の4隅に第1〜第4逃がし孔105〜108が設けられている。
よって、主挿通孔83、103にR面の角部が形成されないため、主挿通孔83、103に挿通される検出素子5の寸法と主挿通孔83、103との寸法とを略同等にすることができる。その結果、検出素子5の側面と素子挿通孔81、101の内周面との間のクリアランスを狭くすることができ、検出素子5が素子挿通孔81、101内でガタつくことを防止できる。
その上、第1〜第4逃がし孔85〜88、105〜108の外形線に繋がる主挿通孔83、103の2つの辺のうち、一方の辺は他方の辺の延長線と交差する交点まで達する。これにより、主挿通孔83、103の内周面のうち、一方の辺を含む内面は、内面に対向する検出素子5の側面に対して、略全領域にわたって対向することができる。このため、検出素子5が素子挿通孔81、101内でガタつくことをより低減できる。
また、本実施例では、セラミックセパレータ13の第1〜第5端子挿通孔111〜115には、第1〜第5主挿通孔116〜120のそれぞれの角部(隅)に、第1〜第6逃がし孔111c、112c、112e、113c、114c、115cが形成されている。
よって、第1〜第5主挿通孔116〜120にR面の角部が形成されないため、第1〜第5主挿通孔116〜120に挿通される第1〜第5接続端子41〜45の寸法と第1〜第5主挿通孔116〜120との寸法とを略同等にすることができる。その結果、第1〜第5接続端子41〜45の側面と第1〜第5端子挿通孔111〜115の内周面との間のクリアランスを狭くすることができ、第1〜第5接続端子41〜45が第1〜第5端子挿通孔111〜115内でガタつくことを防止できる。
その上、第1〜第6逃がし孔111c〜115cの外形線に繋がる第1〜第5主挿通孔116〜120の2つの辺のうち、一方の辺は他方の辺の延長線と交差する交点まで達する。これにより、第1〜第5主挿通孔116〜120の内周面のうち、一方の辺を含む内面は、内面に対向する第1〜第5接続端子41〜45の側面に対して、略全領域にわたって対向することができる。このため、第1〜第5接続端子41〜45が第1〜第5端子挿通孔111〜115内でガタつくことをより低減できる。
更に、本実施例では、各逃がし孔85〜108、105〜108、111c、112c、112e、113c、114c、115cの外形線は、一方の辺の端から他方の辺の端まで、滑らかに形成されているので、セラミック部材にクラックが一層生じにくいという利点がある。
[変形例]
次に、本実施例の変形例について説明する。
この変形例1〜8では、前記実施例とは、逃がし孔の(軸線方向に対して垂直の)断面形状が異なるので、異なる点のみを説明する。
a)図11(a)に示す様に、変形例1では、上述したセラミックスリーブやセラミックホルダやセラミックセパレータの素子挿通孔や端子挿通孔において、前記実施例とほぼ同様な断面形状の逃がし孔121が形成されているが、逃がし孔121の外形線123と主挿通孔125の第1長辺127とが交わる角部K2には、R面が形成されていない。
b)図11(b)に示す様に、変形例2では、上述したセラミックスリーブやセラミックホルダやセラミックセパレータの素子挿通孔や端子挿通孔において、断面形状が半円の逃がし孔131が形成されている。この半円の中心Oは、主挿通孔133の第1長辺135の延長線137の中心である。
c)図11(c)に示す様に、変形例3では、上述したセラミックスリーブやセラミックホルダやセラミックセパレータの素子挿通孔や端子挿通孔において、断面形状が略矩形状(例えば正方形)の逃がし孔141が形成されている。
なお、この逃がし孔141では、それぞれの角部に、R加工がなされて滑らかに(外側に凸に)湾曲している。
d)図11(d)に示す様に、変形例4では、上述したセラミックスリーブやセラミックホルダやセラミックセパレータの素子挿通孔や端子挿通孔において、断面形状が略矩形状(長方形)の逃がし孔151が形成されている。特に、この逃がし孔151は、主挿通孔153の第1短辺155よりも径方向外側(紙面左側)に張り出している。
なお、この逃がし孔151では、それぞれの角部に、R加工がなされて滑らかに(外側に凸に)湾曲している。
e)図11(e)に示す様に、変形例5では、上述したセラミックスリーブやセラミックホルダやセラミックセパレータの素子挿通孔や端子挿通孔において、断面形状が略円形)の逃がし孔161が形成されている。特に、この逃がし孔161は、円形の一部が欠けた(即ち、円の下端側が主挿通孔163の第1長辺165の延長線167で切り取られた)円弧状となっている。
f)図11(f)に示す様に、変形例6における逃がし孔171は、変形例5の逃がし孔161とほぼ同様な円弧状であるが、逃がし孔171の外形線177と主挿通孔173の第1長辺175との交点の角部K2が、R加工されている。
g)図11(g)に示す様に、変形例7では、上述したセラミックスリーブやセラミックホルダやセラミックセパレータの素子挿通孔や端子挿通孔において、断面形状が略三角形の逃がし孔181が形成されている。
なお、この逃がし孔181では、三角形の頂点となる角部に、R加工がなされて滑らかに(外側に凸に)湾曲している。
h)図11(h)に示す様に、変形例8における逃がし孔191は、変形例7の逃がし孔181とほぼ同様な三角形であるが、三角形の向きが左右逆である。
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
(1)例えば、実施例では、セラミックスリーブ、セラミックホルダ、セラミックセパレータにおいて、それぞれ複数箇所に逃がし孔を設けたが、1箇所でもよく、設ける逃がし孔の個数に限定はない。
(2)また、実施例では、セラミックスリーブ、セラミックホルダ、セラミックセパレータのセラミック部材の全てに逃がし孔を設けたが、全てのセラミック部材に設けるのではなく、少なくとも1種のセラミック部材に、逃がし孔を設けてもよい。
(3)また、実施例では、全領域空燃比センサに本発明を適用した例について説明したが、この構成に限らず、λセンサ、酸素センサ、NOxセンサなどのガスセンサや、温度検出を行う温度センサなどに本発明を適用してもよい。このようにしても、本実施例の効果と同様の効果が得られる。
1…空燃比センサ
5…検出素子
13…セラミックセパレータ(セラミック部材)
41、42、43、44、45…接続端子
61…セラミックホルダ(セラミック部材)
67…セラミックスリーブ(セラミック部材)
81、101、110…素子挿入孔
83、103、116、117、118、119、120、125、133、153、163、173…主挿通孔
85、86、87、88、105、106、107、108、111c、112c、112e、113c、114c、115c、121、131、141、151、161、171、181、191…逃がし孔
111、112、113、114、115…端子挿通孔
K1…交点
K2…角部

Claims (3)

  1. 軸線方向に延びる板状の検出素子と、
    該検出素子を挿入するための素子挿通孔を備えたセラミック部材と、
    を備えるガスセンサにおいて、
    該セラミック部材を前記軸線方向に沿って見たとき、
    前記素子挿通孔は、4辺にて囲まれた略矩形状の主挿通孔と、該主挿通孔の4辺のうち、隣り合う2辺の端を繋ぐ外形線にて囲まれると共に、該主挿通孔の径方向外側に、該主挿通孔と連通して設けられた逃がし孔と、を備え、
    更に、前記逃がし孔の前記外形線に繋がる前記主挿通孔の2辺のうち、一方の辺が他方の辺の延長線と交差する交点まで達することを特徴とするガスセンサ。
  2. 軸線方向に延びる板状の検出素子と、
    該検出素子の後端側の周囲を覆うと共に、前記検出素子を挿入するための略矩形状の素子挿通孔と、該素子挿通孔の径方向外側に、当該素子挿通孔と連通すると共に、前記検出素子と電気的に導通する接続端子を挿入するための端子挿通孔と、を有するセラミック部材と、
    を備えるガスセンサにおいて、
    該セラミック部材を前記軸線方向に沿って見たとき、
    前記端子挿通孔は、複数の辺にて囲まれた略多角形状の主挿通孔と、該主挿通孔の複数の辺のうち、隣り合う2辺の端を繋ぐ外形線にて囲まれると共に、該主挿通孔の径方向外側に、該主挿通孔と連通して設けられた逃がし孔と、を備え、
    更に、前記逃がし孔の前記外形線に繋がる前記主挿通孔の2辺のうち、一方の辺が他方の辺の延長線と交差する交点まで達しており、
    且つ、前記接続端子は前記検出素子と前記他方の辺との間に配置されるものであり、前記逃がし孔は前記検出素子と向かい合う前記他方の辺側に設けられていることを特徴とするガスセンサ。
  3. 前記逃がし孔の前記外形線は、前記一方の辺の端から前記他方の辺の端まで、滑らかに形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のガスセンサ。
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