JP5885889B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡 Download PDF

Info

Publication number
JP5885889B2
JP5885889B2 JP2015529745A JP2015529745A JP5885889B2 JP 5885889 B2 JP5885889 B2 JP 5885889B2 JP 2015529745 A JP2015529745 A JP 2015529745A JP 2015529745 A JP2015529745 A JP 2015529745A JP 5885889 B2 JP5885889 B2 JP 5885889B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wound
bending portion
spiral tube
passive
flexible tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015529745A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015083644A1 (ja
Inventor
健一郎 齋藤
健一郎 齋藤
岸 孝浩
孝浩 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2015529745A priority Critical patent/JP5885889B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5885889B2 publication Critical patent/JP5885889B2/ja
Publication of JPWO2015083644A1 publication Critical patent/JPWO2015083644A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/005Flexible endoscopes
    • A61B1/0051Flexible endoscopes with controlled bending of insertion part
    • A61B1/0055Constructional details of insertion parts, e.g. vertebral elements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/005Flexible endoscopes
    • A61B1/0051Flexible endoscopes with controlled bending of insertion part
    • A61B1/0057Constructional details of force transmission elements, e.g. control wires
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/24Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes
    • G02B23/2476Non-optical details, e.g. housings, mountings, supports
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/0043Catheters; Hollow probes characterised by structural features
    • A61M25/0045Catheters; Hollow probes characterised by structural features multi-layered, e.g. coated
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/0043Catheters; Hollow probes characterised by structural features
    • A61M25/0054Catheters; Hollow probes characterised by structural features with regions for increasing flexibility
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/0105Steering means as part of the catheter or advancing means; Markers for positioning
    • A61M25/0133Tip steering devices
    • A61M25/0138Tip steering devices having flexible regions as a result of weakened outer material, e.g. slots, slits, cuts, joints or coils
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/0105Steering means as part of the catheter or advancing means; Markers for positioning
    • A61M25/0133Tip steering devices
    • A61M25/0147Tip steering devices with movable mechanical means, e.g. pull wires

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Astronomy & Astrophysics (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Description

本発明は、螺旋管部を有する内視鏡のための受動湾曲部と、この受動湾曲部を有する内視鏡とに関する。
内視鏡の挿入部が例えば管腔に挿入された際、挿入部は、患者の痛みを軽減し、挿抜性を向上させるために、挿入部の先端部から挿入部の基端部に向かって滑らかに湾曲する必要がある。このような構造は、例えば特許文献1と特許文献2とに開示されている。
例えば特許文献1は、内視鏡用可撓管を開示している。この内視鏡用可撓管は、湾曲部と、湾曲部の基端に連設される第1の可撓管部と、第1の可撓管部の基端に連設される第2の可撓管部とを具備している。第1の可撓管部は、螺旋管と、螺旋管の外周面を覆う網状管部と、網状管部の外周面を覆う樹脂製の外皮とを有している。第2の可撓管部は、第1の可撓管部と同様の構成を有している。第1の可撓管部と第2の可撓管部とは、受動的に曲がる。曲げ剛性は、第1の可撓管部の先端から第2の可撓管部の基端に向かって高くなっている。
湾曲部は、複数の節輪同士が回動自在に連結することによって、構成されている。特に第1の湾曲部は、湾曲操作によって能動的に湾曲する。
第1の可撓管部は曲率移行部であり、第2の可撓管部は力量伝達部である。曲率移行部の螺旋管は力量伝達部の螺旋管と一体であり、曲率移行部の網状管は力量伝達部の網状管と一体である。曲率移行部の外皮において、外皮の可撓性は、外皮の先端から外皮の基端に向かって低くなっている。力量伝達部の外皮において、外皮の可撓性は、一定であり、曲率移行部に配設される外皮の基端の可撓性と同一となっている。
湾曲部が最大に湾曲する際において、湾曲部の最大湾曲半径をR1とする。曲率移行部の先端部が最大に湾曲する際において、この先端部の最大湾曲半径をR2とする。この場合、R1>R2となっている。曲率移行部の湾曲半径は、前記した外皮の可撓性によって、曲率移行部の先端から基端に向かって徐々に大きくなっている。曲率移行部の最大湾曲状態と、力量伝達部の最大湾曲状態とにおいて、曲率移行部の曲率半径は、前記した外皮の可撓性によって、力量伝達部の曲率半径よりも小さい。
挿入部が最大湾曲する際に、前記した外皮の可撓性によって、挿入部の湾曲半径または曲率は略一定の割合で変化し、挿入部は挿入部の先端から基端に向かって滑らかに湾曲する。このように、曲がりの滑らかさは、確保されている。
一般的に、可撓管部は可撓性を有しているため、曲がりの滑らかさは確保されるが、曲がりは規制されない。このため、可撓管部が例えば管腔の壁面に当接した際、可撓管部は壁面から受ける外力によって際限なく曲がる虞が生じる。管腔は、例えば、大腸におけるS状結腸のような複雑に屈曲している屈曲部を示す。可撓管部が曲がった状態では、可撓管部を含む挿入部は屈曲部を通過することが容易ではない。可撓管部が管腔を挿抜する際、可撓管部は管腔から可撓管部に加わる力に対抗し、管腔を押し戻す必要がある。
このため、例えば、特許文献2において、螺旋管と網状管と外皮とを有する可撓管部が開示されている。この螺旋管は、初張力が密着コイル全体に付与された密着コイルを有している。可撓管部は、初張力によって容易に曲がらず、管腔を押し戻す弾発性を確保している。この弾発性は、大腸等の体腔内(管孔内)における可撓管部の挿抜性に影響を与える。この弾発性は、例えば、跳ね返り性、反発弾性、ヒステリシス、バネ性、腰の強さ、曲げ剛性等を含み、曲がった可撓管部を略真っ直ぐに戻す性質を有している。
特開2006−218232号公報 特開2012−120573号公報
前記したような可撓管部は、外力を受けることによって受動的に湾曲する受動湾曲部として機能することが可能である。受動湾曲部では、以下のような事態が生じうる。
特許文献1のように、曲がりの滑らかさは外皮に依存している。しかしながら、外皮のみでは曲がりの滑らかさは十分に確保されず、また弾発性も十分に確保されない虞が生じる。
特許文献2にように、初張力によって弾発性は十分確保される。しかしながら、初張力によって曲がりの滑らかさが低下してしまう虞が生じる。特に、初張力を有する部分が湾曲部と可撓管部との連結部分に配設される場合、滑らかに湾曲しない虞が生じる。
このように、曲がりの滑らかさと弾発性との両立は容易ではない。結果として、挿抜性が低下する虞が生じる。
このため本発明は、上記課題を鑑みて、曲がりの滑らかさと弾発性とが容易に両立され、挿抜性が向上する内視鏡のための受動湾曲部と、この受動湾曲部を有する内視鏡とを提供することを目的とする。
本発明の内視鏡の一態様は、操作部と、前記操作部に接続される可撓管を構成し中心軸方向に沿って配設される第1の螺旋管と、前記第1の螺旋管の外周面を覆う第1のカバーと、前記可撓管の先端側に配設され前記操作部の操作によって能動的に湾曲する能動湾曲部と、前記可撓管と前記能動湾曲部との間に前記中心軸方向に沿って配設された、外力により受動的に湾曲する受動湾曲部とを有する内視鏡であって、前記受動湾曲部は、前記能動湾曲部に連結される先端部と、前記可撓管に連結される基端部と、薄板を前記中心軸方向に隙間を有して螺旋状に巻回した疎巻き部と隣り合う前記薄板を前記中心軸方向に密着させて螺旋状に巻回した密着巻き部とが前記中心軸方向に沿って交互に配設される、前記第1の螺旋管に連接する第2の螺旋管と、前記第2の螺旋管の外周面を覆う第2のカバーと、を有し、前記第2の螺旋管を形成する素材の前記先端部側に配設される第1の疎巻き部と前記基端部側に配設される第2の疎巻き部とにおいて、前記第1の疎巻き部における曲げ剛性より前記第2の疎巻き部における曲げ剛性が大きくなっている。
本発明の内視鏡の一態様は、操作部と、前記操作部に接続される可撓管を構成し中心軸方向に沿って配設される第1の螺旋管と、前記第1の螺旋管の外周面を覆う第1のカバーと、前記可撓管の先端側に配設され前記操作部の操作によって能動的に湾曲する能動湾曲部と、前記可撓管と前記能動湾曲部との間に前記中心軸方向に沿って配設された、外力により受動的に湾曲する受動湾曲部とを有する内視鏡であって、前記受動湾曲部は、前記能動湾曲部に連結される先端部と、前記可撓管に連結される基端部と、薄板を前記中心軸方向に隙間を有して螺旋状に巻回した疎巻き部と隣り合う薄板を前記中心軸方向に密着させて螺旋状に巻回した密着巻き部とが前記中心軸方向に沿って交互に配設される、前記第1の螺旋管に連接する第2の螺旋管と、前記第2の螺旋管の外周面を覆う第2のカバーと、を有し、前記第2の螺旋管を形成する素材の前記先端部側に配設される第1の疎巻き部と前記基端部側に配設される第2の疎巻き部とにおいて、前記第1の疎巻き部における前記薄板を巻回する巻き数より前記第2の疎巻き部における前記薄板を巻回する巻き数が減っている。
図1は、本発明に係る内視鏡の概略図である。 図2Aは、受動湾曲部の螺旋管部と可撓管部の螺旋管部との構成を概略的に示す図である。 図2Bは、能動湾曲部と受動湾曲部と可撓管部との連結構造を示す概略的な縦断面図である。 図3Aは、螺旋管部の薄板部材が長円形状の断面を有する状態の受動湾曲部の3層構造を示す縦断面図である。 図3Bは、螺旋管部の薄板部材が円形状の断面を有する状態の受動湾曲部の3層構造を示す縦断面図である。 図3Cは、螺旋管部の薄板部材が楕円形状の断面を有する状態の受動湾曲部の3層構造を示す縦断面図である。 図3Dは、網状管部の一部を拡大した図である。 図4は、ピッチPが受動湾曲部の先端部から受動湾曲部の基端部に向けて徐々に狭まっている状態を示す図である。 図5Aは、螺旋管部の密着巻き部に初張力が加えられて密着巻き部が真っ直ぐの状態を維持している状態を示す概略的な縦断面図である。 図5Bは、密着巻き部の中心軸に対して側方から力が加えられたときに密着巻き部が変形する状態を示す概略的な縦断面図である。 図5Cは、螺旋管部が直線状態における螺旋管部の長さと疎巻き部の長さと密着巻き部の長さとの関係を示す概略図である。 図5Dは、螺旋管部が曲げられた状態における螺旋管部の長さと疎巻き部の長さと密着巻き部の長さとの関係を示す概略図である。 図6Aは、受動湾曲部の第1の変形例を示す図である。 図6Bは、受動湾曲部の第2の変形例を示す図である。 図6Cは、受動湾曲部の第3の変形例を示す図である。 図6Dは、受動湾曲部の第4の変形例を示す図である。 図6Eは、受動湾曲部の第5の変形例を示す図である。 図6Fは、受動湾曲部の第6の変形例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
[構成]
図1と図2Aと図2Bと図3Aと図3Bと図3Cと図3Dと図4とを参照して、第1の実施形態について説明する。
なお、一部の図面では図示の明瞭化のために、部材の一部の図示を省略または簡略している。
[内視鏡10]
図1に示すように内視鏡10は、例えば体腔等の管腔に挿入される中空の細長い挿入部20と、挿入部20の基端部と連結し、内視鏡10を操作する操作部30とを有している。
[挿入部20]
挿入部20は、挿入部20の先端部側から挿入部20の基端部側に向かって、先端硬質部21と、能動湾曲部23と、受動湾曲部24と、可撓管部25とを有している。先端硬質部21の基端部は能動湾曲部23の先端部と連結し、能動湾曲部23の基端部は受動湾曲部24の先端部と連結し、受動湾曲部24の基端部は可撓管部25の先端部と連結している。先端硬質部21と、能動湾曲部23と、受動湾曲部24と、可撓管部25とは、挿入部20の中心軸Cに沿って配設されている。
挿入部20は、例えば、1300mm−1700mmの長さを有している。能動湾曲部23は、例えば、70mm−80mmの長さを有している。受動湾曲部24は、例えば、40mm−50mmの長さを有している。
[先端硬質部21]
先端硬質部21は、挿入部20の先端部であり、硬く、曲がらない。先端硬質部21は、例えばステンレス鋼材等によって形成された本体部(図示せず)と、本体部の外周を覆うカバー部とを有する。本体部は、例えば、硬質であり、円柱状である。カバー部は、チューブ状に形成されており、絶縁性を有する。
[能動湾曲部23]
能動湾曲部23は、後述する湾曲操作部37の操作によって、例えば上下左右といった所望の方向に能動的に湾曲する。能動湾曲部23が湾曲することにより、先端硬質部21の位置と向きとが変わり、図示しない照明光が観察対象物に照明され、観察対象物が観察視野内に捉えられる。この観察対象物とは、例えば、被検体(例えば体腔)内における患部や病変部等である。
図2Bに示すように、能動湾曲部23は、複数の例えば略円筒(環状)形状の節輪23aを有している。複数の節輪23aが挿入部20の中心軸C方向に沿って並設され、隣り合う節輪23a同士が回動可能に互いに連結することによって、能動湾曲部23は湾曲(回動)可能に構成される。隣り合う(挿入部20の中心軸C方向に沿って前後に位置する)節輪23a同士は、例えばピンなどの図示しない連結部材によって互いに回動可能に連結されている。
各節輪23aは、節輪23aの内周面に配設され、図示しない湾曲ワイヤが挿通して、湾曲ワイヤを保持する図示しない保持部材を有している。保持部材は、例えば円筒形状を有している。保持部材は、節輪23aの内周面に例えば溶接によって固定されている。保持部材は2つまたは4つ配設されており、保持部材同士は節輪23aの周方向に互いに180°または90°離れている。節輪23aに配設されている各保持部材は、能動湾曲部23の長手軸方向において、同一直線上に配設されている。
湾曲ワイヤの先端部は、先端硬質部21、または能動湾曲部23の最も先端に配設されている節輪23aに、つまり先端硬質部21に近い側に配設された節輪23aと接続している。湾曲ワイヤは、能動湾曲部23と受動湾曲部24と可撓管部25と本体部31とを挿通している。湾曲ワイヤの基端部は、湾曲操作部37と接続している。湾曲操作部37が操作され、湾曲ワイヤが牽引されることによって、能動湾曲部23は湾曲する。
なお能動湾曲部23の先端部に配設されている節輪23aは、図示しない口金などの連結部材を介して先端硬質部21と連結している。図2Bに示すように、能動湾曲部23の基端部に配設されている節輪23aは、口金などの連結部材27を介して受動湾曲部24の先端部と連結している。
[受動湾曲部24]
受動湾曲部24は、挿入部20の中心軸C方向において、能動湾曲部23と可撓管部25との間に配設されている。受動湾曲部24は、連結部材27を介して能動湾曲部23の基端部と連結する先端部と、可撓管部25の先端部と連結する基端部とを有している。
受動湾曲部24は、所望な可撓性を有している。よって受動湾曲部24は、外力Fを受けることによって受動的に曲がる。この外力Fは、例えば、受動湾曲部24の中心軸(挿入部20の中心軸C)に対して所望の角度から受動湾曲部24にかかる力を示す。受動湾曲部24の構成については、後述する。
[可撓管部25]
可撓管部25は、所望な可撓性を有している。よって可撓管部25は、外力Fを受けることによって受動的に曲がる。この外力Fは、例えば、可撓管部25の中心軸(挿入部20の中心軸C)に対して所望の角度から可撓管部25にかかる力を示す。可撓管部25は、操作部30における後述する本体部31から延出されている管状部材である。可撓管部25の構成については、後述する。
[操作部30]
図1に示すように、操作部30は、可撓管部25が延出している本体部31と、本体部31の基端部と連結し、内視鏡10を操作する操作者によって把持される把持部33と、把持部33と接続しているユニバーサルコード41とを有している。
[本体部31]
本体部31は、処置具挿入口35aを有している。処置具挿入口35aは、図示しない処置具挿通チャンネルの基端部と連結している。処置具挿通チャンネルは、挿入部20の内部に配設され、可撓管部25から先端硬質部21に渡って配設されている。処置具挿通チャンネルの先端部は、先端硬質部21に配設されている図示しない先端開口部と連通している。処置具挿入口35aは、図示しない内視鏡用処置具を処置具挿通チャンネルに挿入するための挿入口である。図示しない内視鏡用処置具は、処置具挿入口35aから処置具挿通チャンネルに挿入され、先端硬質部21側まで押し込まれる。そして内視鏡用処置具は、先端開口部から突出される。
[把持部33]
把持部33は、能動湾曲部23を湾曲操作する湾曲操作部37と、スイッチ部39とを有している。
[湾曲操作部37]
湾曲操作部37は、湾曲ワイヤによって能動湾曲部23を左右に湾曲操作させる左右湾曲操作ノブ37aと、湾曲ワイヤによって能動湾曲部23を上下に湾曲操作させる上下湾曲操作ノブ37bと、湾曲した能動湾曲部23の位置を固定する固定ノブ37cとを有している。
[スイッチ部39]
スイッチ部39は、吸引スイッチ39aと、送気・送水スイッチ39bと、内視鏡撮影用の各種スイッチ39cとを有している。吸引スイッチ39aと送気・送水スイッチ39bと各種スイッチ39cとは、把持部33が操作者に把持された際に、操作者の手によって操作される。
吸引スイッチ39aは、吸引開口部を兼ねる前記した先端開口部から吸引チャンネルを兼ねる処置具挿通チャンネルを介して、粘液や流体等を内視鏡10が吸引するときに操作される。
送気・送水スイッチ39bは、先端硬質部21において図示しない撮像ユニットの観察視野を確保するために、図示しない送気チューブと送気・送水チューブとから流体を送気するときと、図示しない送水チューブと送気・送水チューブとから流体を送水するときに操作される。流体は、水や気体を含む。
送気チューブと、送水チューブと、送気・送水チューブとは、内視鏡10の内部において、挿入部20から本体部31と把持部33とを介してユニバーサルコード41にまで配設されている。
[ユニバーサルコード41]
ユニバーサルコード41は、制御装置14に着脱自在な接続コネクタ41aを有している。制御装置14は、内視鏡10を制御する。制御装置14は、撮像ユニットによって撮像された画像を処理する画像処理部を有している。制御装置14は、撮像ユニットによって撮像された画像を表示する表示部16と接続している。
[能動湾曲部23と受動湾曲部24と可撓管部25との関係]
能動湾曲部23は、前記したように節輪23aによって主に構成されている。
これに対して、図2Aと図2Bとに示すように、受動湾曲部24は、節輪23aによって構成されておらず、詳細については後述するが、螺旋管部100aによって主に構成されている。このように、受動湾曲部24は、能動湾曲部23とは別体である。
図2Aと図2Bとに示すように、可撓管部25は、詳細については後述するが、受動湾曲部24と略同様に、螺旋管部100aと略同様の螺旋管部100bによって主に構成されている。
図2Aと図2Bとに示すように、受動湾曲部24の螺旋管部100aと可撓管部25の螺旋管部100bとは、1本の同じ螺旋状の薄板部材150によって一体的に形成されている。この薄板部材150の先端部は受動湾曲部24の螺旋管部100aとして機能し、この薄板部材150の基端部は可撓管部25の螺旋管部100bとして機能する。このように、受動湾曲部24の螺旋管部100aと可撓管部25の螺旋管部100bとは、互いに同体であり、互いに連接しており、互いに一体である。よって、受動湾曲部24は、可撓管部25の先端部として機能することも可能である。
なお受動湾曲部24の螺旋管部100aは、可撓管部25の螺旋管部100bと一体的に連接していれば、可撓管部25の螺旋管部100bとそれぞれ別の薄板部材150によって形成される構成であってもよい。
このように受動湾曲部24の螺旋管部100aは、可撓管部25の螺旋管部100bと連続していればよい。
[受動湾曲部24と可撓管部25との共通の構成]
以下に図2Aと図2Bとを参照して、受動湾曲部24と可撓管部25との共通の構成について、受動湾曲部24を例にして以下に説明する。
図2Aと図2Bとに示すように、受動湾曲部24は、例えば中空形状を有している。図2Aと図2Bとに示すように受動湾曲部24は、例えば、螺旋管部100と、螺旋管部100の外周面に当接するように螺旋管部100の外周面を覆う網状管部200と、網状管部200の外周面に当接するように網状管部200の外周面を覆う外皮300とを有している。網状管部200は螺旋管部100に積層し、外皮300は網状管部200に積層している。
このように受動湾曲部24は螺旋管部100と網状管部200と外皮300とによって構成されており、受動湾曲部24はこれらによって3層構造を有することとなる。
なお網状管部200は、必ずしも配設される必要はない。よって、受動湾曲部24は少なくとも螺旋管部100と外皮300とによって構成されていればよく、受動湾曲部24はこれらによって2層構造を有していてもよい。
よって、受動湾曲部24は、螺旋管部100と、螺旋管部100の外周面に当接するように螺旋管部100の外周面を覆うカバー部400とを有していればよい。このカバー部400は、例えば、少なくとも外皮300を有している。
[螺旋管部100]
本実施形態の螺旋管部100は、所望の弾発性を有している。この弾発性は、例えば挿入部20の中心軸Cに対して外れる方向(例えば中心軸Cに直交する方向)から外力を付加したときの曲げ難さ、及び曲がった螺旋管部100を元の略真っ直ぐの状態に戻す性質を表すものである。
図2Aと図2Bとに示すように、このような螺旋管部100は、例えば、帯状の薄板部材150が螺旋状に巻かれることによって形成されている。つまり、螺旋管部100は、弾発性を有する螺旋状の弾性管部材である。そして螺旋管部100は、コイルパイプ状に形成されている。なお薄板部材150自体は、矩形形状を有し、薄く、細長い平板部材である。薄板部材150は、例えばステンレス鋼材等によって形成される。
薄板部材150の横断面は、例えば図2Bに示す矩形状、図3Aに示す長円形状、図3Bに示す略円形状、図3Cに示す楕円形状等、種々の形状が許容される。以下、この実施の形態では図2Aに示す矩形状であるものとして説明する。
前記したように、また図2Aと図2Bとに示すように、受動湾曲部24の螺旋管部100と、可撓管部25の螺旋管部100とは、互いに別体ではなく、互いに同体である。このように、1つの螺旋管部100は、受動湾曲部24と可撓管部25とによって共有されている。つまり、螺旋管部100は、受動湾曲部24と可撓管部25とにおいて連続して一体的に配設されている。
なお後述するが、受動湾曲部24の螺旋管部100の構造と、可撓管部25の螺旋管部100の構造とは、詳細には、互いに異なる。よって、以下、便宜上、受動湾曲部24の螺旋管部100を前記したように螺旋管部100aと称し、可撓管部25の螺旋管部100を前記したように螺旋管部100bと称する。
[網状管部200]
図3Dに示すように、網状管部200は、例えばステンレス鋼材製の複数の素線201が束にされた素線束203が略円管状に編み込まれることによって、形成されている。網状管部200において、素線束203同士は、交差され、格子状となっている。
なお図2Bに示すように、螺旋管部100aを覆う網状管部200と、螺旋管部100bを覆う網状管部200とは、互いに別体ではなく、互いに同体であり、互いに一体である。言い換えると、螺旋管部100aを覆う網状管部200は、受動湾曲部24から可撓管部25にまで延設されており、螺旋管部100bを覆う。このように、螺旋管部100bと螺旋管部100aとは、1つの共通する網状管部200によって覆われる。つまり1つの網状管部200は、受動湾曲部24と可撓管部25とによって共有されている。言い換えると網状管部200は、受動湾曲部24と可撓管部25とにおいて連続して一体的に配設されている。
なお受動湾曲部24の網状管部200は、可撓管部25の網状管部200と一体的となるように連接していれば、可撓管部25の網状管部200と別体であってもよい。
このように受動湾曲部24の網状管部200は、可撓管部25の網状管部200と連続していればよい。
例えば、螺旋管部100bを覆う網状管部200は、螺旋管部100aを覆う網状管部200よりも硬い。この硬さは、例えば、素線束203同士の交差角度が調整されることで、調整される。
螺旋管部100aを覆う網状管部200と、螺旋管部100bを覆う網状管部200とにおいて、それぞれの材料は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。材料が異なることで、前記したようにそれぞれの硬さが調整されることも可能である。
[外皮300]
外皮300は、網状管部200の外周面を覆うように略円管状に形成されている。
なお後述するが、受動湾曲部24の外皮300の構造と、可撓管部25の外皮300の構造とは、詳細には、互いに異なる。よって、以下、便宜上、受動湾曲部24の外皮300を外皮300aと称し、可撓管部25の外皮300を外皮300bと称する。外皮300aは、外皮300bとは別体である。
[受動湾曲部24の特有部分である外皮300aの構成]
図2Bに示すように、外皮300aは、例えば、ゴムや樹脂などの可撓性を有する材料によって形成される。外皮300aは、前記したように受動湾曲部24における網状管部200を覆うと共に、複数の節輪23aを有する能動湾曲部23も一体的に覆う。詳細には、外皮300aは、複数の節輪23aを覆う。よって外皮300aは、受動湾曲部24と能動湾曲部23とを一体的に覆う。
このように、受動湾曲部24における網状管部200を覆う外皮300aは、受動湾曲部24から能動湾曲部23にまで延設されており、能動湾曲部23の外周面に当接するように能動湾曲部23の外周面を覆う。そして受動湾曲部24における網状管部200と能動湾曲部23における複数の節輪23aとは、1つの共通する外皮300aによって覆われる。つまり1つの外皮300aは、受動湾曲部24と能動湾曲部23とによって共有されている。言い換えると外皮300は、受動湾曲部24と能動湾曲部23とにおいて連続して一体的に配設されている。
なお、外皮300aは、能動湾曲部23を覆う外皮とは連続して一体になっていれば、別々の外皮を繋ぎ合わせたものであってもよい。
図2Bに示すように、受動湾曲部24と可撓管部25との境界部分は、例えば螺旋管部100bの先端部を含む。この場合、外皮300aの基端は、境界部分である例えば螺旋管部100bの先端部の側方に位置しており、可撓管部25にまで延設されている。
[可撓管部25の特有部分である外皮300bの構成]
外皮300bは、例えば、2種類以上の樹脂材によって形成されている。例えば、樹脂材同士の硬さは、互いに異なる。このような外皮300bは、例えば、ポリウレタンやポリエステル等の熱可塑性エラストマーと、これの外側をコートするコート層とを有する。外皮300bの硬さは、例えば樹脂材同士の配合量が変わることで、所望に調整される。外皮300bは、例えばゴム材などのフレキシブル性を有する樹脂材によって形成されてもよい。外皮300bは、外皮300aとは異なる樹脂によって形成されており、外皮300aよりも硬い。
図2Bに示すように、外皮300bの先端は、螺旋管部100bの先端部の側方に位置している。外皮300aと外皮300bとの位置関係において、外皮300aの基端は、外皮300aの基端の内周面が外皮300bの先端の外周面に当接するように、外皮300bの先端を覆う。そして、外皮300aの基端は、外皮300bの先端に重なる。
[可撓管部25の特有部分である螺旋管部100bの構成]
図2Aと図2Bとに示すように、螺旋管部100bは、例えば、疎巻き部101を含んで形成されている。このため、疎巻き部101は、螺旋管部100bの軸方向において隙間部が配設されるように、螺旋管部100bの軸方向において薄板部材150同士が互いに離れて配設されることによって、形成されている。つまり螺旋管部100bにおいて、薄板部材150同士は螺旋管部100bの軸方向において密着していない。挿入部20の中心軸C方向において、隙間部の長さは、例えば互いに均一となっている。
螺旋管部100bの疎巻き部101は、例えばコイルバネのように形成されている。
前記したように、螺旋管部100bは、弾発性を有している。このため疎巻き部101は、弾発性を有することとなる。
螺旋管部100bの曲げ剛性は、螺旋管部100aの曲げ剛性よりも小さい。このため、受動湾曲部24にかかる外力が可撓管部25にかかる外力と同一の場合、受動湾曲部24は可撓管部25よりも大きく曲がる。
[受動湾曲部24の特有部分である螺旋管部100aの構成]
図2Aと図2Bとに示すように、螺旋管部100aは、疎巻き部101と、中心軸C方向に沿って初張力が付与されている密着巻き部103とを有する。密着巻き部103は先端部と基端部とを有しており、先端部は一方の疎巻き部101に一体的に連接しており、基端部は他方の疎巻き部101に一体的に連接している。そして、このような螺旋管部100aは、螺旋管部100aの先端から螺旋管部100aの基端に向かって順に、疎巻き部101と、密着巻き部103と、疎巻き部101とを交互に有している。よって密着巻き部103は、螺旋管部100aの中心軸Cに沿って、疎巻き部101によって挟持されており、密着巻き部103の先端部と密着巻き部103の基端部とにおいてそれぞれ疎巻き部101に隣接している。
疎巻き部101は、螺旋管部100aの先端部と螺旋管部100aの基端部とに配設されている。螺旋管部100aの先端部に配設されている疎巻き部101は、連結部材27を介して能動湾曲部23と連結する。螺旋管部100aの基端部に配設されている疎巻き部101は、可撓管部25の疎巻き部101と一体的に連接している。これにより前記したように受動湾曲部24の螺旋管部100aと可撓管部25の螺旋管部100bとは、一体となる。
疎巻き部101と密着巻き部103とは、螺旋管部100aの中心軸C方向に沿って交互に配設されている。これが達成されていれば、疎巻き部101と密着巻き部103との数は、特に限定されない。これにより本実施形態では、密着巻き部103が受動湾曲部24において複数の箇所に配設されるため、受動湾曲部24がより柔軟に曲がることができる。
図2Aと図2Bとに示すように、疎巻き部101及び密着巻き部103を有する螺旋管部100aは、薄板部材150が螺旋状に巻回されることによって形成されている。疎巻き部101及び密着巻き部103は、1本の同じ薄板部材150によって一体的に形成されている。
図2Aと図2Bとに示すように、密着巻き部103は、螺旋管部100aの軸方向において隣り合う薄板部材150同士が前記した初張力によって隙間部がなくなるように互いに密着することによって、形成されている。つまり密着巻き部103において、薄板部材150同士は、螺旋管部100aの軸方向において密着している。
これに対して、図2Aと図2Bとに示すように、初張力が付与されていない疎巻き部101において、疎巻き部101は、螺旋管部100aの軸方向において隙間部が配設されるように、螺旋管部100aの軸方向において薄板部材150同士が互いに離れて配設されることによって、形成されている。つまり疎巻き部101において、薄板部材150同士は螺旋管部100aの軸方向において密着していない。挿入部20の中心軸C方向において、隙間部の長さは、例えば互いに均一となっている。螺旋管部100aにおける隙間部の長さは、螺旋管部100bにおける隙間部の長さと同一であっても異なっていてもよい。
前記したように、螺旋管部100aは、弾発性を有している。このため疎巻き部101と密着巻き部103とは、共に弾発性を有することとなる。しかしながら、密着巻き部103の弾発性は、初張力が密着巻き部103に付与されているため補充されている。よって、密着巻き部103の弾発性は、疎巻き部101の弾発性よりも高い。このため、密着巻き部103の弾発性は、初張力によって疎巻き部101に比べて、跳ね返り性が強い。言い換えると、疎巻き部101の弾発性は、初張力が疎巻き部101に付与されていないため、密着巻き部103の弾発性よりも低くなっている。よって疎巻き部101の弾発性は、密着巻き部103に比べて、跳ね返り性が弱い。密着巻き部103同士の弾発性は、例えば、互いに略同一である。疎巻き部101同士の弾発性は、例えば、互いに略同一である。
密着巻き部103は例えば密着コイルバネのように形成され、疎巻き部101は例えば疎巻きコイルバネのように形成されている。すなわち、密着巻き部103は例えば密着コイルのように形成され、疎巻き部101は例えば疎巻きコイルのように形成されている。
1つの疎巻き部101は例えば10mm−50mmの長さを有し、1つの密着巻き部103は例えば25mm−50mmの長さを有している。なお疎巻き部101の長さは、受動湾曲部24が曲がった際における密着巻き部103の伸び量に応じて決まる。
[受動湾曲部24の特有部分である受動湾曲部24の曲率半径
図2Bに示すように、前記したように、受動湾曲部24は、能動湾曲部23と連結する先端部と、可撓管部25と連結する基端部とを有している。受動湾曲部24は、先端部から基端部に向かって滑らかに曲がる。このため、例えば受動湾曲部24の曲率半径は、能動湾曲部23と連結する受動湾曲部24の先端部から可撓管部25と連結する受動湾曲部24の基端部に向けて徐々に大きくなっている。
ここで、前記の一例を下記に説明する。
図2Aと図2Bと図4とに示すように、受動湾曲部24の疎巻き部101を形成する素材である薄板部材150において、ピッチPが形成されている。ピッチPは、螺旋管部100aの軸方向における長さを示す。ピッチPは、前記した隙間部の長さを示す。ピッチPは、受動湾曲部24の先端部から受動湾曲部24の基端部に向けて徐々に狭まる。
詳細には、図4に示すように、能動湾曲部23側に配設されている疎巻き部101における各ピッチP1は、可撓管部25側に配設されている疎巻き部101における各ピッチP2よりも広い。この場合、疎巻き部101の長手軸方向において、薄板の長さLは例えば均一となっている。薄板の長さLは、疎巻き部を形成する素材である帯状の薄板部材150の幅を示す。1つの疎巻き部101における各ピッチPは、互いに例えば同一である。ピッチPの数は、各疎巻き部101において互いに同数である。各疎巻き部101の巻き数は、例えば互いに同一である。ピッチPは、例えば2.5mm−4mmの長さを有している。
各密着巻き部103の長さは互いに例えば均一であり、各密着巻き部103における初張力の大きさは互いに例えば同一であり、各密着巻き部103の巻き数は互いに例えば同一である。
[初張力]
ここで、本実施形態で用いられる密着巻き部103に加えられている初張力について説明する。
図5Aに示すように、初張力は、密着巻き部103の中心軸C方向において、密着巻き部103の薄板部材150の縁部同士を互いに密着させる方向に働く力を示す。言い換えると、初張力は、密着巻き部103の中心軸Cが例えば水平に配置されたときに、密着巻き部103の薄板部材150の縁部同士が互いに密着した状態を維持し、外力F(例えば重力)に抗して密着巻き部103が曲がり難く略直線状態を維持する力(プレロード)を示す。初張力は、密着巻き部103の中心軸Cが例えば垂直に配置されたときに、重力に抗して密着巻き部103の薄板部材150の縁部同士が密着した状態を維持し、薄板部材150間に隙間部が生じないように維持する力(プレロード)を示す。
また、特に、密着巻き部103全体に対して加わる上記のような「薄板部材150の縁部同士を互いに密着させる状態を維持する力」として初張力を定義すると、特に隣り合う薄板部材150の縁部同士個々に加わる互いに密着させる力は、密着力として定義できる。
例えば、図5Aに示すように密着巻き部103の中心軸Cが例えば水平に配置された状態で、中心軸Cに向かって外力Fが加えられたとする。このとき、外力Fが密着力を解除する力に達するまで、言い換えると外力Fが密着力を超えるまで、薄板部材150間に隙間部は形成されず、密着巻き部103において曲げは生じない。一方、中心軸Cに向かって加えられた外力Fが図5Bに示すように密着力を解除する力以上になると、言い換えると外力Fが密着力を超えると、密着した薄板部材150同士の間に隙間部が形成され、密着巻き部103において曲げが生じる。したがって、密着巻き部103が曲がり始めるまでは、螺旋管部100aの曲げ剛性は密着巻き部103に加えられた密着力によって大きくなっている。密着力が外力Fによって解除されて、密着巻き部103が曲がり始めると、螺旋管部100aが有するバネ定数に応じて螺旋管部100aは曲がる。したがって、例えば大腸等の体腔内(管孔内)に挿入部20が挿入されて、密着巻き部103が一旦曲げられ始めると、密着巻き部103が存在しないような状態で、受動湾曲部24は曲げられることができる。
このような初張力は、螺旋管部100aが形成される際、すなわち密着巻き部103が製造される際に、密着巻き部103に付与される。このとき付与される初張力は、例えば薄板部材150の巻き具合によって適宜に調整することができる。
ここで、筒状の外皮300の中心軸Cに沿った軸方向長さは、外皮300が直線状態であっても曲がった状態であっても略不変であり略同一である。よって、外皮300によって覆われている螺旋管部100aの中心軸Cの長さも、螺旋管部100aが直線状態であっても曲がった状態であっても略不変であり略同一となる。このため、図5Bに示すように、受動湾曲部24の中心軸Cに対して外れる方向から外力Fを受けても螺旋管部100aの全長は殆ど変化しない。
図5Cに示すように、直線状態の螺旋管部100aの軸方向において、密着巻き部103の中心軸Cに沿った方向の長さをL1、一方の疎巻き部101の中心軸Cに沿った方向の長さをL2、他方の疎巻き部101の中心軸Cに沿った方向の長さをL3とし、螺旋管部100aの中心軸Cの中心軸Cに沿った方向の長さをL4とする。このとき、
L4=L1+L2+L3 ・・・式(1)
となる。
外力Fが図5Cに示す状態の螺旋管部100aに螺旋管部100aの中心軸Cに対して外れる方向から加えられ、図5Dに示すように螺旋管部100aが曲げられるとする。図5Dに示すように、密着巻き部103の中心軸Cに対して内側弧状部分R1の薄板部材150同士は初張力により当接された状態を維持し、密着巻き部103の中心軸Cに対して外側弧状部分R2の薄板部材150同士は互いに離される。このため、密着巻き部103の中心軸Cの長さは全体でΔT1だけ伸びる。つまり、密着巻き部103が曲げられた場合、密着巻き部103の中心軸Cの軸方向長さは、L1+ΔT1となる。
密着巻き部103の中心軸Cの軸方向長さは、密着巻き部103が直線状態(図5C参照)と曲がった状態(図5D参照)とを比較すると、ΔT1だけ後者が長い。そして本実施形態では、密着巻き部103を挟持するように疎巻き部101が配設されている。
このため、図5C及び図5Dに示すように、密着巻き部103が曲げられると、先端側(一方)の疎巻き部101が直線状態のときに比べて先端側の疎巻き部101の中心軸Cに沿った方向の薄板部材150の縁部同士が近づく。すなわち、密着巻き部103が曲げられる際には、先端側の疎巻き部101では薄板部材150の縁部同士の間の隙間部が狭まる。このため、先端側の疎巻き部101の中心軸Cに沿った軸方向長さは、その疎巻き部101が直線状態のときに比べてΔT2だけ縮む。つまり、密着巻き部103が曲げられた場合、先端側の疎巻き部101の中心軸Cに沿った軸方向長さは、L2−ΔT2となる。
図5C及び図5Dに示すように、密着巻き部103が曲げられると、基端側(他方)の疎巻き部101が直線状態のときに比べて基端側の疎巻き部101の中心軸Cに沿った方向の薄板部材150の縁部同士は近づく。すなわち、密着巻き部103が曲げられる際には、基端側の疎巻き部101では薄板部材150の縁部同士の間の隙間部が狭まる。このため、基端側の疎巻き部101の中心軸Cに沿った軸方向長さは、その疎巻き部101が直線状態のときに比べてΔT3だけ縮む。つまり、密着巻き部103が曲げられた場合、基端側の疎巻き部101の中心軸Cに沿った軸方向長さは、L3−ΔT3となる。
このとき、図5Dに示すように、曲がっている螺旋管部100aの中心軸Cの長さをL5とすると、
L5=L1+ΔT1+L2−ΔT2+L3−ΔT3 ・・・式(2)
となる。
ここで、前述したように、螺旋管部100aの中心軸Cの長さは、螺旋管部100aが直線状態であっても曲がっている状態であっても、不変であり、同一となる必要がある。つまり、
L4=L5 ・・・式(3)
となる必要がある。
式(3)に、それぞれ前記した式(1),(2)を代入すると、
L1+L2+L3=L1+ΔT1+L2−ΔT2+L3−ΔT3
となり、
ΔT1=ΔT2+ΔT3・・・式(4)
となる。
式(4)を言い換えると、
密着巻き部103の伸び量=「一方の疎巻き部101の縮み量」+「他方の疎巻き部101の縮み量」
となる。
このように、密着巻き部103の伸び量は各疎巻き部101の縮み量を合わせた縮み量と等しくなり、密着巻き部103が伸びた量だけ疎巻き部101は縮む。つまり、受動湾曲部24が曲がる際、疎巻き部101は、螺旋管部100aの軸方向における密着巻き部103の中心軸Cに沿った方向の伸びに伴う螺旋管部100aの中心軸Cに沿った方向の伸びを吸収する。したがって、疎巻き部101は、螺旋管部100aの中心軸Cに沿った方向の伸びを相殺する。このため、疎巻き部101が存在することによって、疎巻き部101に対して高いバネ性を有する密着巻き部103の特性を維持した状態で受動湾曲部24を滑らかに曲げるようにすることができる。
挿入部20を例えば大腸等の体腔内(管孔内)に挿入していく際、一般に、内視鏡10の使用者は左手で操作部30の把持部33を保持し、右手で受動湾曲部24を保持しながら挿入部20の先端を体腔内に押し入れていく。
受動湾曲部24のうち密着巻き部103に相当する位置が直線状態を維持して例えば大腸等の体腔内(管孔内)に受動湾曲部24が挿入されたときに、密着巻き部103に対して螺旋管部100aの例えば中心軸Cに沿った方向に対して外れる方向(例えば直交する方向)から付加される外力F(重力を含む)Fが初張力のうちの中心軸Cに対して直交する方向の成分よりも小さい場合、密着巻き部103は高いバネ性により曲がらずに直線状態を維持する。このため、内視鏡10の使用者が右手で保持した受動湾曲部24の操作力量は、その保持した位置から受動湾曲部24の先端部(螺旋管部100aの先端部)に伝えられ、受動湾曲部24を体腔内に挿入し易くなる。つまり、受動湾曲部24のうち密着巻き部103に相当する位置は、直線状態を維持でき曲がらずに管孔内に挿入される。
挿入部20の受動湾曲部24の密着巻き部103に対し、その中心軸Cに沿った方向に対して外れる方向(例えば直交する方向)から付加される外力F(重力を含む)Fが初張力のうちの中心軸Cに対して直交する方向の成分以上の場合、密着巻き部103の高いバネ性に抗して曲がりはじめる。このような外力Fが加えられると、疎巻き部101の薄板部材150同士の間隔(隙間部)を小さくする。
[作用]
図2Aと図2Bと図4とに示すように、本実施形態では、螺旋管部100aは、疎巻き部101と、初張力が付与された密着巻き部103とを有している。受動湾曲部24は、このような螺旋管部100aを有している。受動湾曲部24において、ピッチPは受動湾曲部24の先端部から受動湾曲部24の基端部に向けて徐々に狭まっている。よって、受動湾曲部24の曲率半径は、受動湾曲部24の先端部から受動湾曲部24の基端部に向けて徐々に大きくなる。
そして、この受動湾曲部24が曲がりくねった大腸等の体腔内(管孔内)に挿抜される際、受動湾曲部24は体腔内の屈曲部から外力Fを受ける。外力が初張力以上であると、受動湾曲部24は曲がる。
このとき、前記した構成によって、受動湾曲部24は、受動湾曲部24の先端部から受動湾曲部24の基端部に向かって滑らかに曲がる。
このように受動湾曲部24において、受動湾曲部24の曲がりの滑らかさは、外皮300aに依存するのではなく、受動湾曲部24の主要部である螺旋管部100aに依存する。このため、前記した構成によって曲がりの滑らかさは十分に確保され、初張力によって弾発性も十分に確保される。
螺旋管部100aは疎巻き部101と初張力が付与されている密着巻き部103とを有しており、疎巻き部101と密着巻き部103とは交互に配設されている。疎巻き部101において、前記したようにピッチPが設定されている。よって、初張力が付与されている密着巻き部103のみを螺旋管部100aが有する場合に比べて、初張力によって曲がりの滑らかさが低下してしまうことが防止され、受動湾曲部24は確実に滑らかに曲がる。
前記によって、受動湾曲部24は例えば曲がりくねっている大腸に沿って挿抜されやすくなり、受動湾曲部24は体腔内に挿抜しやすくなる。このように受動湾曲部24の挿抜性は、向上する。
このとき、受動湾曲部24は、曲がっているため、屈曲している大腸に当接しても、大腸を強く押すことはなく大腸に高いテンションを与えず、患者に負担をかけることはない。
外力Fがかからなくなると、受動湾曲部24全体は、初張力を有する密着巻き部103によって、直線状態に戻る。
前記したように、螺旋管部100aにおいて、密着巻き部103の弾発性は初張力によって強く、疎巻き部101の弾発性は低い。よって、受動湾曲部24全体が体腔内の屈曲部から外力Fを受ける際、密着巻き部103は外力Fに反して屈曲部を大きく押し上げ(跳ね返し)、疎巻き部101は外力Fに反して屈曲部を小さく押し上げる(跳ね返す)。このように弾発性によって、密着巻き部103における押し上げ力は、疎巻き部101における押し上げ力よりも強くなる。よって螺旋管部100aにおいて押し上げ力はばらつきが生じるが、螺旋管部100aは屈曲部を螺旋管部100a全体で略均等の力で押し返し、受動湾曲部24の挿抜性は、向上する。
前記によって、曲がりの滑らかさと弾発性とが両立され、挿抜性が向上する。
弾発性が確保されるため、受動湾曲部24が操作された際、挿入部20全体をこの操作によって曲げる短縮操作は、容易に実施される。
受動湾曲部24の網状管部200は、可撓管部25の網状管部200と同体である。詳細には、螺旋管部100aを覆う網状管部200は、受動湾曲部24から可撓管部25にまで延設されており、螺旋管部100bを覆う。
これにより、受動湾曲部24と可撓管部25とにおいて、曲がりの滑らかさが確保され、受動湾曲部24と可撓管部25とは容易に一体的に作製され、組み立て性が向上する。
受動湾曲部24の外皮300aは、能動湾曲部23まで延設され、能動湾曲部23の外周面に当接するように能動湾曲部23の外周面を覆う。
これにより、部品点数は削減され、能動湾曲部23と受動湾曲部24とにおいて、曲がりの滑らかさが確保され、能動湾曲部23と受動湾曲部24とは容易に一体的に作製され、組み立て性が向上する。
可撓管部25の外皮300bは、受動湾曲部24の外皮300aとは異なる樹脂によって形成されており、外皮300aよりも硬い。外皮300aの基端は、外皮300bの先端に重なる。
よって、受動湾曲部24にかかる外力が可撓管部25にかかる外力と同一の場合、受動湾曲部24は可撓管部25よりも小さく曲がる。そして、挿入部20は、挿入部20の先端部から挿入部20の基端部に向かって、詳細には受動湾曲部24から可撓管部25に向かって滑らかに曲がる。受動湾曲部24と可撓管部25との境界部分が容易に見分けられ、受動湾曲部24と可撓管部25とにおいて確実に水密が確保される。
疎巻き部101は、能動湾曲部23と連結する受動湾曲部24の先端部と、可撓管部25と連結する受動湾曲部24の基端部とに配設されている。この先端部は能動湾曲部23と受動湾曲部24との連結部として機能し、基端部は受動湾曲部24と可撓管部25との連結部として機能する。基端部に配設されている受動湾曲部24の疎巻き部101は、可撓管部25の疎巻き部101と一体的に連接している。疎巻き部101において前記したようにピッチPが設定されている。
よって、これら連結部においても曲がりの滑らかさが確保される。結果として、挿入部20は挿入部20の先端部から挿入部20の基端部に向かって滑らかに曲がり、挿入部20においても曲がりの滑らかさが確保される。
受動湾曲部24が能動湾曲部23の構造を有することなく、曲がりの滑らかさが確保され、構造や部品点数を増やす必要がなく、組み立て性が向上する。
[効果]
このように本実施形態では、螺旋管部100aは、疎巻き部101と、初張力が付与された密着巻き部103とを有している。受動湾曲部24は、このような螺旋管部100aを有している。受動湾曲部24において、ピッチPは受動湾曲部24の先端部から受動湾曲部24の基端部に向けて徐々に狭まっている。よって本実施形態では、受動湾曲部24の曲率半径を、受動湾曲部24の先端部から受動湾曲部24の基端部に向けて徐々に大きくできる。
結果として本実施形態では、受動湾曲部24を確実に滑らかに曲げることができる。
本実施形態では、受動湾曲部24の曲がりの滑らかさは、外皮300aに依存するのではなく、受動湾曲部24の主要部である螺旋管部100aに依存する。このため本実施形態では、曲がりの滑らかさを十分に確保でき、初張力によって弾発性も十分に確保できる。
本実施形態では、螺旋管部100aは疎巻き部101と初張力が付与されている密着巻き部103とを有しており、疎巻き部101と密着巻き部103とは交互に配設されている。本実施形態では、疎巻き部101において、前記したようにピッチPが設定されている。よって本実施形態では、初張力が付与されている密着巻き部103のみを螺旋管部100aが有する場合に比べて、初張力によって曲がりの滑らかさが低下してしまうことを防止でき、受動湾曲部24を確実に滑らかに曲げることができる。
本実施形態では、受動湾曲部24を例えば曲がりくねっている大腸に沿って挿抜しやすくでき、受動湾曲部24を体腔内に挿抜しやすくできる。このように本実施形態では、受動湾曲部24の挿抜性を向上できる。
本実施形態では、このとき、受動湾曲部24が曲がっているため、屈曲している大腸に当接しても、大腸を強く押すことはなく大腸に高いテンションを与えず、患者に負担をかけることはない。
本実施形態では、外力Fがかからなくなると、受動湾曲部24全体を、初張力を有する密着巻き部103によって、直線状態に戻すことができる。
本実施形態では、螺旋管部100aによって屈曲部を螺旋管部100a全体で略均等の力で押し返すことができ、受動湾曲部24の挿抜性を向上できる。
本実施形態では、前記によって、曲がりの滑らかさと弾発性とを両立でき、挿抜性を向上できる。本実施形態では、弾発性を確保できるため、受動湾曲部24が操作された際、挿入部20全体をこの操作によって曲げる短縮操作を容易に実施できる。
本実施形態では、受動湾曲部24の網状管部200は、可撓管部25の網状管部200と同体である。詳細には、螺旋管部100aを覆う網状管部200は、受動湾曲部24から可撓管部25にまで延設されており、螺旋管部100bを覆う。
これにより本実施形態では、受動湾曲部24と可撓管部25とにおいて、曲がりの滑らかさを確保でき、受動湾曲部24と可撓管部25とを容易に一体的に作製でき、組み立て性を向上できる。
本実施形態では、受動湾曲部24の外皮300aは、能動湾曲部23まで延設され、能動湾曲部23の外周面に当接するように能動湾曲部23の外周面を覆う。
これにより本実施形態では、部品点数を削減でき、能動湾曲部23と受動湾曲部24とにおいて、曲がりの滑らかさを確保でき、能動湾曲部23と受動湾曲部24とを容易に一体的に作製でき、組み立て性を向上できる。
本実施形態では、可撓管部25の外皮300bは、受動湾曲部24の外皮300aとは異なる樹脂によって形成されており、外皮300aよりも硬い。外皮300aの基端は、外皮300bの先端に重なる。
よって本実施形態では、受動湾曲部24にかかる外力が可撓管部25にかかる外力と同一の場合、受動湾曲部24を可撓管部25よりも小さく曲げることができる。そして本実施形態では、挿入部20を、挿入部20の先端部から挿入部20の基端部に向かって、詳細には受動湾曲部24から可撓管部25に向かって滑らかに曲げることができる。本実施形態では、受動湾曲部24と可撓管部25との境界部分を容易に見分けることができ、受動湾曲部24と可撓管部25とにおいて確実に水密を確保できる。
本実施形態では、疎巻き部101は、連結部として機能する受動湾曲部24の先端部と受動湾曲部24の基端部とに配設されている。本実施形態では、基端部に配設されている受動湾曲部24の疎巻き部101は、可撓管部25の疎巻き部101と一体的に連接している。
よって本実施形態では、能動湾曲部23と受動湾曲部24との連結部と、受動湾曲部24と可撓管部25との連結部とにおいて、連結部においても曲がりの滑らかさを確保できる。結果として本実施形態では、挿入部20を挿入部20の先端部から挿入部20の基端部に向かって滑らかに曲げることができ、挿入部20においても曲がりの滑らかさを確保できる。
本実施形態では、受動湾曲部24が能動湾曲部23の構造を有することなく、受動湾曲部24において曲がりの滑らかさを確保でき、受動湾曲部24において構造や部品点数を増やす必要がなく、受動湾曲部24の組み立て性を向上できる。
本実施形態では、網状管部200が受動湾曲部24と可撓管部25とに共有され、外皮300aが受動湾曲部24と能動湾曲部23とに共有される。このため、本実施形態では、挿入部20を容易に作製でき、組み立て性を向上できる。
なお本実施形態では、1つの疎巻き部101においてピッチPは均一であるが、これに限定する必要はない。例えば、1つの疎巻き部101において、ピッチは、この疎巻き部101の先端部側が広くなり、この疎巻き部101の基端部側が狭くなるように、疎巻き部101の先端部から疎巻き部101の基端部に向けて徐々に狭まっていてもよい。
この場合、例えば、受動湾曲部24の先端部側に配設される疎巻き部101の基端部におけるピッチPは、受動湾曲部24の基端部側に配設される疎巻き部101の先端部におけるピッチPよりも狭くなっている。
本実施形態では、可撓管部25において、螺旋管部100b全体は、例えば、疎巻き部101として形成されてもよいし、これに限定される必要はない。螺旋管部100bは、少なくとも疎巻き部101を有していればよい。このため可撓管部25は、可撓管部25が疎巻き部101を有している状態で、初張力が付与されていない密着巻き部103と、初張力が付与されている密着巻き部103との少なくとも一方をさらに有していてもよい。
螺旋管部100aと螺旋管部100bとは、前記したように、互いに別体であってもよい。受動湾曲部24の網状管部200と、可撓管部25の網状管部200とは、前記したように、互いに別体であってもよい。受動湾曲部24の外皮300aと、能動湾曲部23の外皮とは、互いに同体であってもよい。
[変形例]
第1の実施形態では、受動湾曲部24の曲率半径において、一例として、ピッチPは、受動湾曲部24の先端部から受動湾曲部24の基端部に向けて徐々に狭まっている。しかしながら、これに限定する必要はない。この点について、下記に変形例として記載する。以下に、第1の実施形態の構成とは異なる構成のみ説明する。なお、第1の実施形態の構成と同じ構成には、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
[第1の変形例]
図6Aに示すように、ピッチPは、密着巻き部103に近づくほど徐々に狭まり、密着巻き部103から離れるほど徐々に広がる。つまり疎巻き部101の中央部分におけるピッチP3は広く、疎巻き部101の端部におけるピッチP4は狭い。
この場合、各疎巻き部101における長さLは、互いに例えば均一である。ピッチPの数は、各疎巻き部101において同数である。各疎巻き部101の巻き数は、例えば互いに同一である。
各密着巻き部103の長さLは例えば互いに同一であり、各密着巻き部103における初張力の大きさは互いに例えば同一であり、各密着巻き部103の巻き数は互いに例えば同一均一である。
[第2の変形例]
図6Bに示すように、例えば、疎巻き部101の巻き数は、受動湾曲部24の先端部から受動湾曲部24の基端部に向けて徐々に減る。
この場合、各疎巻き部101における長さLは、互いに例えば均一である。疎巻き部101における各ピッチPは互いに例えば同一である。
各密着巻き部103の長さLは互いに例えば均一であり、各密着巻き部103における初張力の大きさは互いに例えば同一であり、各密着巻き部103の巻き数は互いに例えば同一である。
[第3の変形例]
図6Cに示すように、疎巻き部101における薄板の長さL(疎巻き部101を形成する薄板部材150の幅)は、受動湾曲部24の先端部から受動湾曲部24の基端部に向かって徐々に長くなっている。詳細には、能動湾曲部23側に配設されている疎巻き部101における薄板の各長さL1は、可撓管部25側に配設されている疎巻き部101における薄板の各長さL2よりも短い。
この場合、各ピッチPは、互いに同一である。ピッチPの数は、各疎巻き部101において同数である。各疎巻き部101の巻き数は、互いに例えば同一である。
各密着巻き部103の長さLは互いに例えば均一であり、各密着巻き部103における初張力の大きさは互いに例えば同一であり、各密着巻き部103の巻き数は互いに例えば同一である。
[第4の変形例]
図6Dに示すように、先端部側に配設されている密着巻き部103に付与されている初張力は、基端部側に配設されている密着巻き部103に付与されている初張力よりも小さい。例えば、密着巻き部103に付与されている初張力は、先端部側に配設される密着巻き部103から基端部側に配設される密着巻き部103に向かって徐々に大きくなっている。
なお密着巻き部103に付与されている初張力は、1つの密着巻き部103において、この密着巻き部103の先端部から密着巻き部103の基端部に向かって徐々に大きくなっていてもよい。
[第5の変形例]
図6Eに示すように、密着巻き部103の巻き数は、受動湾曲部24の先端部から受動湾曲部24の基端部に向けて徐々に増える。このため密着巻き部103の長さは受動湾曲部24の先端部から受動湾曲部24の基端部に向けて徐々に増える。
この場合、各疎巻き部101におけるピッチPは互いに例えば同一である。各疎巻き部101における長さLは、互いに例えば均一である。各疎巻き部101の巻き数は、互いに同一である。
各密着巻き部103における長さLは、互いに例えば均一である。例えば、各密着巻き部103における初張力の大きさは互いに例えば同一である。
[第6の変形例]
図6Fに示すように、外皮300aの厚みは、外皮300aの基端部側が外皮300aの先端部側よりも厚くなるように、可変している。詳細には、外皮300aの厚みは、外皮300aの先端部から外皮300aの基端部に向かって徐々に厚くなっている。
[第7の変形例]
受動湾曲部24の網状管部200の密度は、網状管部200の基端部側が網状管部200の先端部側よりも高くなるように、可変している。詳細には、網状管部200の密度は、網状管部200の先端部から網状管部200の基端部に向かって徐々に高くなっている。
前記した本実施形態と各変形例とにおいて、互いに組み合わせて実施することもできる。
本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。

Claims (12)

  1. 操作部と、前記操作部に接続される可撓管を構成し中心軸方向に沿って配設される第1の螺旋管と、前記第1の螺旋管の外周面を覆う第1のカバーと、前記可撓管の先端側に配設され前記操作部の操作によって能動的に湾曲する能動湾曲部と、前記可撓管と前記能動湾曲部との間に前記中心軸方向に沿って配設された、外力により受動的に湾曲する受動湾曲部とを有する内視鏡であって、
    前記受動湾曲部は、
    前記能動湾曲部に連結される先端部と、
    前記可撓管に連結される基端部と、
    薄板を前記中心軸方向に隙間を有して螺旋状に巻回した疎巻き部と隣り合う前記薄板を前記中心軸方向に密着させて螺旋状に巻回した密着巻き部とが前記中心軸方向に沿って交互に配設される、前記第1の螺旋管に連接する第2の螺旋管と、
    前記第2の螺旋管の外周面を覆う第2のカバーと、
    を有し、
    前記第2の螺旋管を形成する素材の前記先端部側に配設される第1の疎巻き部と前記基端部側に配設される第2の疎巻き部とにおいて、前記第1の疎巻き部における曲げ剛性より前記第2の疎巻き部における曲げ剛性が大きくなっている内視鏡。
  2. 前記第2のカバーは、前記第1のカバーとは異なる材料からなる請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記第1の螺旋管と前記第2の螺旋管とは、螺旋状に巻回した前記薄板により連続して一体的に形成される請求項1に記載の内視鏡。
  4. 前記受動湾曲部の前記第2のカバーは、前記能動湾曲部まで延設されるとともに、前記能動湾曲部の前記外周面を覆う請求項1に記載の内視鏡。
  5. 前記第2の螺旋管を形成する前記素材において、前記第1の疎巻き部と前記第2の疎巻き部とにおいて、前記第1の疎巻き部における前記薄板を巻回するピッチより前記第2の疎巻き部における前記薄板を巻回するピッチが狭くなっている請求項1に記載の内視鏡。
  6. 前記第2の螺旋管の前記密着巻き部において、前記中心軸方向に隣り合って密着する前記薄板同士には、初張力が付与される請求項1に記載の内視鏡。
  7. 前記第2の螺旋管において、前記先端部側に配設されている前記密着巻き部に付与されている前記初張力は、前記基端部側に配設されている前記密着巻き部に付与されている前記初張力よりも小さい請求項に記載の内視鏡。
  8. 前記第2のカバーは、基端の内周面が前記可撓管における前記第1のカバーの先端の外周面に当接するように重なり、前記第1のカバーの先端を覆う請求項1に記載の内視鏡。
  9. 前記受動湾曲部の先端に前記第1の疎巻き部が配設され、前記受動湾曲部の基端に前記第2の疎巻き部が配設されている請求項1に記載の内視鏡。
  10. 前記受動湾曲部の前記基端部には、前記可撓管と一体的に連接している前記疎巻き部が配設されている請求項1に記載の内視鏡。
  11. 前記受動湾曲部の前記先端部には、連結部材を介して前記能動湾曲部と連結する前記疎巻き部が配設されている請求項1に記載の内視鏡。
  12. 操作部と、前記操作部に接続される可撓管を構成し中心軸方向に沿って配設される第1の螺旋管と、前記第1の螺旋管の外周面を覆う第1のカバーと、前記可撓管の先端側に配設され前記操作部の操作によって能動的に湾曲する能動湾曲部と、前記可撓管と前記能動湾曲部との間に前記中心軸方向に沿って配設された、外力により受動的に湾曲する受動湾曲部とを有する内視鏡であって、
    前記受動湾曲部は、
    前記能動湾曲部に連結される先端部と、
    前記可撓管に連結される基端部と、
    薄板を前記中心軸方向に隙間を有して螺旋状に巻回した疎巻き部と隣り合う前記薄板を前記中心軸方向に密着させて螺旋状に巻回した密着巻き部とが前記中心軸方向に沿って交互に配設される、前記第1の螺旋管に連接する第2の螺旋管と、
    前記第2の螺旋管の外周面を覆う第2のカバーと、
    を有し、
    前記第2の螺旋管を形成する素材の前記先端部側に配設される第1の疎巻き部と前記基端部側に配設される第2の疎巻き部とにおいて、前記第1の疎巻き部における前記薄板を巻回する巻き数より前記第2の疎巻き部における前記薄板を巻回する巻き数が減っている内視鏡。
JP2015529745A 2013-12-06 2014-11-28 内視鏡 Active JP5885889B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015529745A JP5885889B2 (ja) 2013-12-06 2014-11-28 内視鏡

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013253475 2013-12-06
JP2013253475 2013-12-06
PCT/JP2014/081595 WO2015083644A1 (ja) 2013-12-06 2014-11-28 内視鏡のための受動湾曲部と内視鏡
JP2015529745A JP5885889B2 (ja) 2013-12-06 2014-11-28 内視鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5885889B2 true JP5885889B2 (ja) 2016-03-16
JPWO2015083644A1 JPWO2015083644A1 (ja) 2017-03-16

Family

ID=53273407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015529745A Active JP5885889B2 (ja) 2013-12-06 2014-11-28 内視鏡

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9814373B2 (ja)
EP (1) EP3081138A1 (ja)
JP (1) JP5885889B2 (ja)
CN (1) CN105792726B (ja)
WO (1) WO2015083644A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040199052A1 (en) 2003-04-01 2004-10-07 Scimed Life Systems, Inc. Endoscopic imaging system
WO2016088771A1 (ja) 2014-12-02 2016-06-09 オリンパス株式会社 可撓管及び挿入機器
JP6028133B1 (ja) 2014-12-02 2016-11-16 オリンパス株式会社 可撓管及び挿入機器
CN107072480B (zh) 2014-12-02 2019-03-01 奥林巴斯株式会社 挠性管和插入设备
CN106999011B (zh) * 2015-05-18 2019-04-09 奥林巴斯株式会社 挠性管以及使用该挠性管的插入设备和内窥镜
US20180160888A1 (en) * 2016-12-13 2018-06-14 Cook Medical Technologies Llc Imaging mini-scope for endoscope system
US11103992B2 (en) 2017-02-28 2021-08-31 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus of continuum robot
JP6869350B2 (ja) * 2017-06-28 2021-05-12 オリンパス株式会社 内視鏡用可撓管及び内視鏡
JP2019093119A (ja) * 2017-10-05 2019-06-20 キヤノン ユーエスエイ, インコーポレイテッドCanon U.S.A., Inc 複数の湾曲可能セクションを有する医療連続体ロボット
CN117017505A (zh) * 2018-03-28 2023-11-10 奥瑞斯健康公司 复合器械和机器人系统
CN109288486B (zh) * 2018-10-22 2021-03-26 上海安清医疗器械有限公司 内窥镜的多段式弯曲管装置与内窥镜
US10512753B1 (en) * 2018-12-07 2019-12-24 John Nguyen Composite catheter shafts and methods and apparatus for making the same
CN110584571B (zh) * 2019-10-21 2022-04-26 苏州中科先进技术研究院有限公司 一种双螺旋蛇骨和内窥镜
CN115444352A (zh) * 2022-09-26 2022-12-09 新光维医疗科技(苏州)股份有限公司 宫腔内窥镜及系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012026231A1 (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 オリンパス株式会社 ワイヤガイド部材
JP2012120573A (ja) * 2010-12-06 2012-06-28 Olympus Corp 内視鏡
JP2013097327A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Olympus Corp 内視鏡の可撓管部と、この可撓管部を有する内視鏡

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4669172A (en) * 1983-02-07 1987-06-02 Circon Corporation Method for fabrication of flexible shaft
JPS63270021A (ja) * 1987-04-28 1988-11-08 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡用可撓管
IT1235460B (it) * 1987-07-31 1992-07-30 Confida Spa Endoscopio flessibile.
US6107004A (en) * 1991-09-05 2000-08-22 Intra Therapeutics, Inc. Method for making a tubular stent for use in medical applications
JP3181331B2 (ja) * 1991-10-04 2001-07-03 株式会社町田製作所 内視鏡
US5549542A (en) * 1992-11-17 1996-08-27 Life Medical Technologies, Inc. Deflectable endoscope
US5488761A (en) * 1994-07-28 1996-02-06 Leone; Ronald P. Flexible shaft and method for manufacturing same
US5601599A (en) * 1994-09-23 1997-02-11 Symbiosis Corporation Flexible surgical instruments incorporating a hollow lumen coil having areas of different preload tension
JPH09140660A (ja) * 1995-11-29 1997-06-03 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡
US6485411B1 (en) * 2000-04-12 2002-11-26 Circon Corporation Endoscope shaft with superelastic alloy spiral frame and braid
US6896671B2 (en) * 2003-03-12 2005-05-24 Arrow International, Inc. Catheter with limited longitudinal extension
US7591783B2 (en) * 2003-04-01 2009-09-22 Boston Scientific Scimed, Inc. Articulation joint for video endoscope
EP1631185B1 (en) * 2003-04-22 2014-06-18 Jorge A. Campos Apparatus for viewing a visually obscured portion of a cavity
US7052489B2 (en) * 2003-12-05 2006-05-30 Scimed Life Systems, Inc. Medical device with deflecting shaft and related methods of manufacture and use
DE102004057481B4 (de) * 2004-11-19 2008-08-07 Karl Storz Gmbh & Co. Kg Flexibler Schaft für ein Endoskop sowie derartiges Endoskop
JP4477519B2 (ja) * 2005-02-14 2010-06-09 オリンパス株式会社 内視鏡
JP4323441B2 (ja) 2005-02-14 2009-09-02 オリンパス株式会社 内視鏡
US20070233040A1 (en) * 2006-03-31 2007-10-04 Boston Scientific Scimed, Inc. Flexible endoscope with variable stiffness shaft
JP5085309B2 (ja) * 2007-12-26 2012-11-28 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012026231A1 (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 オリンパス株式会社 ワイヤガイド部材
JP2012120573A (ja) * 2010-12-06 2012-06-28 Olympus Corp 内視鏡
JP2013097327A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Olympus Corp 内視鏡の可撓管部と、この可撓管部を有する内視鏡

Also Published As

Publication number Publication date
EP3081138A1 (en) 2016-10-19
JPWO2015083644A1 (ja) 2017-03-16
WO2015083644A1 (ja) 2015-06-11
US9814373B2 (en) 2017-11-14
CN105792726B (zh) 2018-04-20
US20160249786A1 (en) 2016-09-01
CN105792726A (zh) 2016-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5885889B2 (ja) 内視鏡
JP5861007B2 (ja) 内視鏡のための可撓管と内視鏡
EP1849396B1 (en) Endoscope flexible tube, and endoscope device
WO2012147443A1 (ja) 内視鏡の可撓管部と、この可撓管部を有する内視鏡
EP2564756B1 (en) Endoscope
WO2011161983A1 (ja) 内視鏡の可撓管部と、この可撓管部を有する内視鏡
EP1681013A1 (en) Endoscope
JP6063727B2 (ja) 内視鏡の可撓管部と、この可撓管部を有する内視鏡
WO2013065799A1 (ja) 内視鏡の可撓管部と、この可撓管部を有する内視鏡
JP5711434B1 (ja) 内視鏡
US10156304B2 (en) Flexible tube and insertion device
US20200121167A1 (en) Insertion device
JP4827599B2 (ja) 内視鏡の処置具挿通チャンネル
JP2007054400A (ja) 内視鏡
JP2010104668A (ja) 内視鏡軟性部、内視鏡及び内視鏡軟性部の製造方法
EP3175772A1 (en) Endoscope
JP6869350B2 (ja) 内視鏡用可撓管及び内視鏡
JP2005261513A (ja) 可撓性内視鏡の挿入部
JP2010119601A (ja) 内視鏡用可撓管および内視鏡
JP6157433B2 (ja) 内視鏡及び内視鏡システム
JP2000296106A (ja) 内視鏡
JP2008237843A (ja) 内視鏡

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160209

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5885889

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250