JP5884681B2 - 信号処理装置およびプログラム - Google Patents
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本発明の目的は、発生したノイズの影響を小さくすることができる信号処理装置およびプログラムを提供することである。
第1の機能(S1〜S4)は、被験者から計測された周期性を有する生体信号が、当該生体信号よりも過去の生体信号に基づく所定の範囲内に計測されたか否かを判定する。第2の機能(S5〜S6)は、前記第1の機能により前記生体信号が前記所定の範囲内に計測されていないと判定された場合に、当該生体信号を擬似信号に置き換える。
なお上記プログラムは、コンピュータによる処理に適した命令の順番付けられた列からなるものであって、コンピュータに組み込まれるROMやRAMなどに記憶され、これらからコンピュータにロードされて用いられてもよいし、各種記録媒体や通信回線を介してコンピュータにロードされ用いられるものであってもよい。
なお、この欄および特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[実施例1]
(1)生体信号処理システム1の構成
生体信号処理システム1は、被験者の脈波を計測して被験者の健康状態などを判定するシステムであって、図1に示すように、生体センサ3と、無線器5および無線器7と、信号処理装置9とを備えている。
無線器5は、生体センサ3と一体に設けられており、生体センサ3にて計測した脈波信号を無線器7に送信する。無線器7は無線器5から送信された脈波信号を受信して信号処理装置9に出力する。
ずれ時間決定部25は、直前計測信号と対象計測信号との時間差であるずれ時間を求める。ずれ時間は脈波の周期に相当する時間である。
ピーク間隔は、tn=(tPn)−(tPn-1)として表すことができる。
ti=X・(tn)+Y・(tn-1)+Z・(tn-2) ,X+Y+Z=1
本実施例ではX=0.6、Y=0.3、Z=0.1とした。これは、直近のピーク間隔tnの重みを60%,一つ前のtn-1の重みを30%,二つ前のtn-2の重みを10%としたときのずれ時間を表している。これにより、直近の信号から得られた数値を高い割合で反映させることができる。なお、本実施例では過去3回のピーク間隔を用いてtiを算出したが、その回数は2回でも4回以上であってもよい。またX,Y,Zなどの係数は任意に設定することができる。
一方、自己相関値が所定の閾値未満であった場合には、対象計測信号は上述した所定の範囲内に計測されていないと判定できる。脈波信号(対象計測信号)が所定の範囲内に計測されていないと判定されたtedからted0までの期間は、ノイズが発生したことにより正確な信号が欠落している欠落部分であると推定できる。以降、自己相関値が閾値未満であったtedからted0までの期間の部分を、欠落部分と記載する。
なお、欠落判定部29にて欠落部分があると判定されなかった場合には、擬似信号抽出部31は何らの擬似信号を抽出することなく、また生体信号合成部35は計測された対象計測信号をそのまま生体信号情報処理部41に出力する。
以下に、生体信号処理システム1の信号処理装置9のCPU11により実行される置き換え処理の処理手順を、図9に示すフローチャートに基づいて説明する。
以上説明した本実施例の生体信号処理システム1は、脈波におけるノイズが含まれている蓋然性が高い部分を予め作成された擬似信号と置き換えるため、脈波におけるノイズの部分が低減される。その結果、生体信号情報処理部41にて脈波に基づいて健康状態などを判定する際に、ノイズによって誤った判定結果が出力されてしまう危険を低減できる。
信号処理装置9のCPU11により実行される図9のS1〜S4の処理が本発明の判定部による処理および第1の機能の一例であり、S5〜S6の処理が本発明における置き換え部による処理および第2の機能の一例である。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
Claims (7)
- 被験者から計測された周期性を有する生体信号を記憶する記憶部(21)と、
前記生体信号が、前記記憶部から取り出された過去の生体信号に基づく所定の範囲内に計測されたか否かを判定する判定部(23,25,27,29、S1〜S4)と、
前記判定部により前記生体信号が前記所定の範囲内に計測されていないと判定された場合に、当該生体信号を擬似信号に置き換える置き換え部(31,35、S5〜S6)と、
異なる前記生体信号の周期に対応する複数の前記擬似信号が記憶されたデータベース(33)と、を備え、
前記置き換え部は、前記生体信号を、前記データベースに記憶された前記複数の擬似信号のうち前記生体信号の周期に対応する擬似信号に置き換える
ことを特徴とする信号処理装置。 - 被験者から計測された周期性を有する生体信号を記憶する記憶部(21)と、
前記生体信号が、前記記憶部から取り出された過去の生体信号に基づく所定の範囲内に計測されたか否かを判定する判定部(23,25,27,29、S1〜S4)と、
前記判定部により前記生体信号が前記所定の範囲内に計測されていないと判定された場合に、当該生体信号を擬似信号に置き換える置き換え部(31,35、S5〜S6)と、を備え、
前記置き換え部は、前記記憶部から取り出された過去の生体信号に基づいて予測される前記生体信号の波形における所定の特徴点が現れる時刻と、前記擬似信号における前記特徴点の時刻と、を一致させて前記生体信号を前記擬似信号に置き換える
ことを特徴とする信号処理装置。 - 異なる前記生体信号の周期に対応する複数の前記擬似信号が記憶されたデータベース(33)を備え、
前記置き換え部は、前記生体信号を、前記データベースに記憶された前記複数の擬似信号のうち前記生体信号の周期に対応する擬似信号に置き換える
ことを特徴とする請求項2に記載の信号処理装置。 - 前記判定部は、前記生体信号と、前記記憶部から取り出された前記過去の生体信号を前記生体信号の周期に相当する時間遅らせた生体信号と、の自己相関値を算出し、当該自己相関値が所定の閾値以上である場合に前記生体信号が所定の範囲内に計測されたと判定し、前記自己相関値が前記所定の閾値未満である場合に前記生体信号が所定の範囲内に計測されていないと判定する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の信号処理装置。 - 前記置き換え部は、前記生体信号における前記判定部によって前記生体信号が所定の範囲内に計測されていないと判定された期間の部分を、前記擬似信号における前記期間に対応する部分に置き換える
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の信号処理装置。 - 被験者から計測された周期性を有する生体信号が、当該生体信号よりも過去の生体信号に基づく所定の範囲内に計測されたか否かを判定する第1の機能(S1〜S4)と、
前記第1の機能により前記生体信号が前記所定の範囲内に計測されていないと判定された場合に、当該生体信号を、異なる生体信号の周期に対応する複数の擬似信号が記憶されたデータベースに記憶された前記複数の擬似信号のうち前記生体信号の周期に対応する前記擬似信号に置き換える第2の機能(S5〜S6)と、
をコンピュータに実現させるためのプログラム。 - 被験者から計測された周期性を有する生体信号が、当該生体信号よりも過去の生体信号に基づく所定の範囲内に計測されたか否かを判定する第1の機能(S1〜S4)と、
前記第1の機能により前記生体信号が前記所定の範囲内に計測されていないと判定された場合に、当該生体信号を、前記過去の生体信号に基づいて予測される前記生体信号の波形における所定の特徴点が現れる時刻と、擬似信号における前記特徴点の時刻と、を一致させて前記擬似信号に置き換える第2の機能(S5〜S6)と、
をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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