JP2017056107A5 - - Google Patents

Description

本発明の血圧解析装置は、記録媒体に記録された、被測定者の手首から検出される脈波に基づいて１拍単位で算出された血圧値と、前記手首の動きを検出する検出部により検出された手首の動き情報とから、被測定者の血圧変化の原因を解析する血圧解析装置であって、複数拍分の前記血圧値のうちの任意の拍の第一の血圧値が、前記複数拍分の血圧値のうちの前記任意の拍よりも前の拍の第二の血圧値に対して閾値以上変化しているか否かを判定する血圧変化判定部と、前記第一の血圧値が前記第二の血圧値に対して閾値以上変化していると判定された場合に、前記記録媒体に記録された前記手首の動き情報のうちの前記第一の血圧値の算出元となる脈波の検出期間に検出された手首の動き情報に基づき、血圧変化の原因が手首の動きによるものと手首の動き以外によるものとのどちらであるかを判定する血圧変化要因判定部と、前記血圧変化要因判定部による判定結果と、前記第一の血圧値とを関連付けて記録媒体に記録する記録制御部と、を備えるものである。

本発明の血圧測定装置は、前記血圧解析装置と、前記被測定者の手首から検出される脈波に基づいて１拍単位で血圧値を算出する血圧情報算出部と、前記手首の動きを検出する検出部と、前記血圧情報算出部により算出された前記複数拍分の血圧値と、前記複数拍分の血圧値の算出元となる脈波の検出期間中に前記検出部により検出された手首の動き情報とを前記記録媒体に記録する記録制御部と、を備えるものである。

本発明の血圧解析方法は、記録媒体に記録された、被測定者の手首から検出される脈波に基づいて１拍単位で算出された血圧値と、前記手首の動きを検出する検出部により検出された手首の動き情報とから、被測定者の血圧変化の原因を解析する血圧解析方法であって、前記記録媒体に記録された複数拍分の血圧値と、前記複数拍分の血圧値の算出元となる脈波の検出期間中に検出された前記手首の動き情報とを取得する取得ステップと、前記取得された複数拍分の血圧値のうちの任意の拍の第一の血圧値が、前記複数拍分の血圧値のうちの前記任意の拍よりも前の拍の第二の血圧値に対して閾値以上変化しているか否かを判定する血圧変化判定ステップと、前記第一の血圧値が前記第二の血圧値に対して閾値以上変化していると判定された場合に、前記取得された手首の動き情報のうちの前記第一の血圧値の算出元となる脈波の検出期間に検出された手首の動き情報に基づき、血圧変化の原因が手首の動きによるものと手首の動き以外によるものとのどちらであるかを判定する血圧変化要因判定ステップと、前記血圧変化要因判定ステップによる判定結果と前記第一の血圧値とを関連付けて記録媒体に記録する記録制御ステップと、を備えるものである。

血圧解析装置２は、通信部２１と、記録制御部２２と、フラッシュメモリやＲＯＭやメモリカード等の記録媒体２３と、血圧変化判定部２４と、血圧変化要因判定部２５と、表示制御部２６と、表示部２７と、を備える。記録媒体２３は装置に着脱可能なものであってもよい。

記録制御部２２と血圧変化判定部２４と血圧変化要因判定部２５は、プロセッサがプログラムを実行することによって発現する機能ブロックである。

血圧変化判定部２４は、第一の血圧情報が第二の血圧情報に対して閾値ＴＨ１以上変化している場合に、第一の血圧情報に対し、血圧変化ありの情報と、第一の血圧情報と第二の血圧情報の差分値（血圧変化量）とを関連付けて、血圧変化要因判定部２５に伝達する。

図３は、血圧変化判定部２４と血圧変化要因判定部２５の処理内容を具体的に説明するための図である。以下では血圧情報をＤＢＰとして説明する。

ステップＳ１の判定がＹＥＳのとき、血圧変化要因判定部２５は、第一の血圧情報の算
出元の脈波の検出期間中の３軸の加速度情報の合成加速度（手首の動き量）が閾値ＴＨ２
以上となるか否かを判定する（ステップＳ２）。

ステップＳ２の判定がＹＥＳのとき、血圧変化要因判定部２５は、血圧変化の原因が手
首の動きによるものと判定する（ステップＳ３）。

ステップＳ２の判定がＮＯのとき、血圧変化要因判定部２５は、血圧変化の原因が手首の動き以外によるものと判定する（ステップＳ６）。

血圧解析装置２の記録制御部２２、血圧変化判定部２４、及び血圧変化要因判定部２５の機能は、血圧測定装置１が持つものとしてもよい。この場合は、例えば１日の終わりに被測定者がデータ解析の指示を行い、この指示があると、図４で説明した処理が開始されて、その１日で算出されて記録媒体１４に記録された各血圧情報に対し、各種の情報が関連付けされるようにする。

血圧解析装置２の記録制御部２２、血圧変化判定部２４、及び血圧変化要因判定部２５の機能は、プロセッサがプログラムを実行することで実現されるものであるが、このプログラムを、インターネット等のネットワークを介してダウンロード可能なものとすることが好ましい。

１ 血圧測定装置
１０ 脈波検出部
１１ 血圧情報算出部
１２ 加速度センサ
１３ 記録制御部
１４ 記録媒体
２ 血圧解析装置
２２ 記録制御部
２３ 記録媒体
２４ 血圧変化判定部
２５ 血圧変化要因判定部

Claims (6)

1. 記録媒体に記録された、被測定者の手首から検出される脈波に基づいて１拍単位で算出された血圧値と、前記手首の動きを検出する検出部により検出された手首の動き情報とから、被測定者の血圧変化の原因を解析する血圧解析装置であって、
   複数拍分の前記血圧値のうちの任意の拍の第一の血圧値が、前記複数拍分の血圧値のうちの前記任意の拍よりも前の拍の第二の血圧値に対して閾値以上変化しているか否かを判定する血圧変化判定部と、
   前記第一の血圧値が前記第二の血圧値に対して閾値以上変化していると判定された場合に、前記記録媒体に記録された前記手首の動き情報のうちの前記第一の血圧値の算出元となる脈波の検出期間に検出された手首の動き情報に基づき、血圧変化の原因が手首の動きによるものと手首の動き以外によるものとのどちらであるかを判定する血圧変化要因判定部と、
   前記血圧変化要因判定部による判定結果と、前記第一の血圧値とを関連付けて記録媒体に記録する記録制御部と、を備える血圧解析装置。
2. 請求項１記載の血圧解析装置であって、
   血圧値の変化量と、基準位置に対する前記手首の高さの変化量と、を対応付けたデータを記録する記録部を更に備え、前記記録制御部は、前記血圧変化の原因が手首の動きによるものであることを示す情報が関連付けられた前記第一の血圧値に対し、前記第一の血圧値と前記第二の血圧値との差に対応する前記手首の高さの変化量を更に関連付けて記録する血圧解析装置。
3. 請求項１又は２記載の血圧解析装置であって、
   前記第一の血圧値と前記第二の血圧値は、それぞれ、拡張期血圧又は平均血圧である血圧解析装置。
4. 請求項１〜３のいずれか１項記載の血圧解析装置と、
   前記被測定者の手首から検出される脈波に基づいて１拍単位で血圧値を算出する血圧情報算出部と、
   前記手首の動きを検出する検出部と、
   前記血圧情報算出部により算出された前記複数拍分の血圧値と、前記複数拍分の血圧値の算出元となる脈波の検出期間中に前記検出部により検出された手首の動き情報とを前記記録媒体に記録する記録制御部と、を備える血圧測定装置。
5. 記録媒体に記録された、被測定者の手首から検出される脈波に基づいて１拍単位で算出された血圧値と、前記手首の動きを検出する検出部により検出された手首の動き情報とから、被測定者の血圧変化の原因を解析する血圧解析方法であって、
   前記記録媒体に記録された複数拍分の血圧値と、前記複数拍分の血圧値の算出元となる脈波の検出期間中に検出された前記手首の動き情報とを取得する取得ステップと、
   前記取得された複数拍分の血圧値のうちの任意の拍の第一の血圧値が、前記複数拍分の血圧値のうちの前記任意の拍よりも前の拍の第二の血圧値に対して閾値以上変化しているか否かを判定する血圧変化判定ステップと、
   前記第一の血圧値が前記第二の血圧値に対して閾値以上変化していると判定された場合に、前記取得された手首の動き情報のうちの前記第一の血圧値の算出元となる脈波の検出期間に検出された手首の動き情報に基づき、血圧変化の原因が手首の動きによるものと手首の動き以外によるものとのどちらであるかを判定する血圧変化要因判定ステップと、
   前記血圧変化要因判定ステップによる判定結果と前記第一の血圧値とを関連付けて記録媒体に記録する記録制御ステップと、を備える血圧解析方法。
6. 請求項５記載の血圧解析方法の各ステップをコンピュータに実行させるための血圧解析プログラム。

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