JP2019141410A - 生体情報測定装置、及び生体情報測定プログラム - Google Patents

生体情報測定装置、及び生体情報測定プログラム Download PDF

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英之 梅川
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英之 梅川
赤松 学
Manabu Akamatsu
学 赤松
逆井 一宏
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一宏 逆井
友暁 小嶋
Tomoaki Kojima
友暁 小嶋
秀明 小澤
Hideaki Ozawa
秀明 小澤
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Abstract

【課題】第1の脈波信号及び第2の脈波信号の相関度合いに関係なく生体情報を処理する場合と比較して、外乱を考慮して生体情報を測定することができる。
【解決手段】生体情報測定装置10は、光電センサ11の第1の発光部から出射されて生体を透過した光に基づく第1の脈波信号と、光電センサ11の第2の発光部から出射されて生体を透過した光に基づく第2の脈波信号と、を取得し、第1の脈波信号及び第2の脈波信号の相関度合いに基づき、第1の脈波信号及び第2の脈波信号の少なくとも一方を用いて、生体の酸素飽和度を算出する酸素飽和度測定部14を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、生体情報測定装置、及び生体情報測定プログラムに関する。
特許文献1には、測定しようとする血液成分と反応する第1及び第2波長の光を被検体に照射し、前記被検体から透過される第1及び第2波長の光を光電変換させて得られるPPG信号を分析して前記血液成分の濃度を予測する分光学を利用した血液成分分析システムにおいて、(a)所定の単位時間の間、前記第1及び第2波長に対するPPG信号を収集する段階と、(b)前記(a)段階で収集されたPPG信号に含まれたn個のパルスデータに対してn個(ここで、nは正の整数)の媒介変数を算出する段階と、(c)前記(b)段階で算出されたn個の媒介変数の平均値を算出する段階と、(d)前記n個の媒介変数中、前記平均値から所定の標準偏差を外れる媒介変数が占める比率を所定の消去基準値と比較してn個のパルスデータの有効の如何を判断する段階と、を含むことを特徴とする異常データ消去方法が開示されている。
特開2004−209257号公報
従来、赤色領域の光に基づく脈波信号及び非赤色領域の光に基づく脈波信号から酸素飽和度等の生体情報を測定する装置が提案されている。
しかしながら、脈波信号を得るために指等に装着するプローブが適切に装着されていなかったり、体動によって光源と受光素子との位置関係が変化したりする等の外乱により精度良く測定できない場合がある。
本発明は、第1の脈波信号及び第2の脈波信号の相関度合いに関係なく生体情報を処理する場合と比較して、外乱を考慮して生体情報を測定することができる生体情報測定装置及び生体情報測定プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明の生体情報測定装置は、第1の発光部から出射されて生体を透過した光に基づく第1の脈波信号と、第2の発光部から出射されて前記生体を透過した光に基づく第2の脈波信号と、を取得する取得部と、前記第1の脈波信号及び前記第2の脈波信号の相関度合いに基づき、前記第1の脈波信号及び前記第2の脈波信号の少なくとも一方を用いて、前記生体の生体情報を算出する算出部と、を備える。
請求項2記載の発明は、前記算出部は、前記生体の脈拍の1周期分の前記第1の脈波信号及び前記第2の脈波信号の相関度合いに基づき、前記生体の生体情報を算出する。
請求項3記載の発明は、前記算出部は、前記生体の脈拍の1周期分よりも短い期間の前記第1の脈波信号及び前記第2の脈波信号の相関度合いに基づき、前記生体の生体情報を算出する。
請求項4記載の発明は、前記算出部は、前記相関度合いが第1の閾値以上の期間における前記第1の脈波信号及び前記第2の脈波信号の少なくとも一方を用いて、前記生体情報を算出する。
請求項5記載の発明は、前記算出部は、前記相関度合いが第1の閾値未満の期間における前記第1の脈波信号及び前記第2の脈波信号を用いずに前記生体情報を算出する。
請求項6記載の発明は、前記相関度合いが前記第1の閾値未満の期間の長さが第2の閾値以上になった場合に報知する報知部を備える。
請求項7記載の発明は、前記算出部は、前記相関度合いを重みとして前記生体情報を重み付け演算することにより前記生体情報を算出する。
請求項8記載の発明は、前記相関度合いが高いほど、前記重みを重くする。
請求項9記載の発明は、前記第1の脈波信号は、赤色領域の光に基づく脈波信号であり、前記第2の脈波信号は、非赤色領域の光に基づく脈波信号である。
請求項10記載の発明の生体情報測定プログラムは、コンピュータを、請求項1〜9の何れか一項に記載の生体情報測定装置の各部として機能させるための生体情報測定プログラムである。
請求項1、10記載の発明によれば、第1の脈波信号及び第2の脈波信号の相関度合いに関係なく生体情報を処理する場合と比較して、外乱を考慮して生体情報を測定することができる、という効果を有する。
請求項2記載の発明によれば、生体の脈拍の1周期分よりも短い期間の第1の脈波信号及び第2の脈波信号の相関度合いに基づいて生体情報を算出する場合と比較して、精度良く生体情報を算出することができる、という効果を有する。
請求項3記載の発明によれば、生体の脈拍の1周期分の第1の脈波信号及び第2の脈波信号の相関度合いに基づいて生体情報を算出する場合と比較して、より短い間隔で生体情報を算出することができる、という効果を有する。
請求項4記載の発明によれば、相関度合いが第1の閾値未満の期間における第1の脈波信号及び第2の脈波信号の少なくとも一方を用いて生体情報を算出する場合と比較して、精度良く生体情報を算出することができる、という効果を有する。
請求項5記載の発明によれば、相関度合いが第1の閾値未満の期間における第1の脈波信号及び第2の脈波信号を用いて生体情報を算出する場合と比較して、精度良く生体情報を算出することができる、という効果を有する。
請求項6記載の発明によれば、相関度合いが第1の閾値未満の期間の長さが第2の閾値以上になっても報知しない場合と比較して、測定環境に異常が発生していることを容易に把握することができる、という効果を有する。
請求項7記載の発明によれば、相関度合いに関係なく生体情報を算出する場合と比較して、精度良く生体情報を算出することができる、という効果を有する。
請求項8記載の発明によれば、相関度合いが高いほど重みを重くしない場合と比較して、精度良く生体情報を算出することができる、という効果を有する。
請求項9記載の発明によれば、赤色領域の光に基づく脈波信号及び非赤色領域の光に基づく脈波信号の相関度合いが考慮された生体情報を算出することができる、という効果を有する。
血中の酸素飽和度の測定例を示す模式図である。 生体に吸収される光の吸光量の変化例を示すグラフである。 酸化ヘモグロビン及び還元ヘモグロビンの各波長に対する光の吸光量の一例を示す図である。 第1実施形態に係る生体情報測定装置の構成例を示す図である。 発光素子及び受光素子の配置例を示す図である。 発光素子及び受光素子の他の配置例を示す図である。 生体情報測定装置における電気系統の要部構成例を示す図である。 第1実施形態に係る生体情報測定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 脈拍1周期分の第1の脈波信号及び第2の脈波信号の相関度合いについて説明するための図である。 脈拍1周期分の第1の脈波信号及び第2の脈波信号の相関度合いについて説明するための図である。 脈拍1周期分の第1の脈波信号及び第2の脈波信号の相関度合いについて説明するための図である。 脈拍1周期分より短い期間の第1の脈波信号及び第2の脈波信号の相関度合いについて説明するための図である。 脈拍1周期分より短い期間の第1の脈波信号及び第2の脈波信号の相関度合いについて説明するための図である。 第2実施形態に係る生体情報測定装置の構成例を示す図である。 第2実施形態に係る生体情報測定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る生体情報測定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 相関係数を重みとして生体情報を重み付き演算する場合について説明するための図である。
以下、本実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、機能が同じ構成要素及び処理には全図面を通して同じ符合を付与し、重複する説明を省略する。
<第1実施形態>
生体情報測定装置10は生体8に関する情報(生体情報)のうち、特に循環器系に関する生体情報を測定する装置である。循環器系とは、例えば血液のような体液を体内で循環させながら輸送するための器官群を総称するものである。
循環器系に関する生体情報には複数の指標が存在するが、血液を血管に送り出す心臓の状態を示す指標の1つとして、例えば心臓から拍出される血液量を表す心拍出量(CO:Cardiac Output)が挙げられる。
心拍出量が基準値より低下すると例えば左心不全の疑いがあり、心拍出量が基準値より増加すると例えば右心不全の疑いがあることが知られているなど、心拍出量は様々な心臓疾患の検査、又は投薬効果の確認に利用されている。
心拍出量の測定方法には、例えば心拍出量の測定対象者である被測定者の肺動脈に、先端にバルーンが付いたカテーテルを挿入し、バルーンを膨張及び収縮させながら血中の酸素飽和度を測定し、測定した酸素飽和度から心拍出量を算出する方法が用いられる。ここで血中の酸素飽和度とは、血中の酸素濃度を示す指標の一例であり、血液中のヘモグロビンがどの程度酸素と結合しているかを示す指標であり、血中の酸素飽和度が低下するにつれて、例えば貧血等の症状が発生しやすくなることを示すものである。
しかしながら、カテーテルを用いた心拍出量の測定方法では、被測定者の血管にカテーテルを挿入する必要があるため外科的処置が必要となり、他の測定方法に比べて被測定者における侵襲性が高くなる。
したがって、カテーテルを用いた心拍出量の測定方法よりも被測定者の負担が少なくなるように、被測定者の脈波から得られる酸素飽和度を用いて心拍出量を測定する方法が研究されている。脈波とは、心臓による血液の送り出しに伴う血管の拍動変化を示す指標である。
まず、図1を参照して、生体情報のうち、血中の酸素飽和度の測定方法について説明する。
図1に示すように、血中の酸素飽和度は、被測定者の体(生体8)に向けて発光素子1から光を照射し、受光素子3で受光した、被測定者の体内に張り巡らされている動脈4、静脈5、及び毛細血管6等で反射又は透過した光の強さ、すなわち反射光又は透過光の受光量を用いて測定される。
図2は、例えば生体8に吸収される光量の変化量を示す概念図である。図2に示すように、生体8における吸光量は、時間の経過と共に変動する傾向が見られる。
更に、生体8における吸光量の変動に関する内訳について見てみると、主に動脈4によって吸光量が変動し、静脈5及び静止組織を含むその他の組織では、動脈4に比べて吸光量が変動しないとみなせる程度の変動量であることが知られている。これは、心臓から拍出された動脈血は脈波を伴って血管内を移動するため、動脈4が動脈4の断面方向に沿って経時的に伸縮し、動脈4の厚みが変化するためである。なお、図2において、矢印94で示される範囲が、動脈4の厚みの変化に対応した吸光量の変動量を示す。
図2において、時刻taにおける受光量をIa、時刻tbにおける受光量をIbとすれば、動脈4の厚みの変化による光の吸光量の変化量ΔAは、(1)式で表される。
(数1)
ΔA=ln(Ib/Ia)・・・(1)
これに対して、図3は、動脈4を流れる酸素と結合したヘモグロビン(酸化ヘモグロビン)及び酸素と結合していないヘモグロビン(還元ヘモグロビン)の各波長に対する光の吸光量の一例を示す図である。図3において、グラフ96が酸化ヘモグロビンにおける光の吸光量を表し、グラフ97が還元ヘモグロビンにおける光の吸光量を表す。
図3に示すように、酸化ヘモグロビンは還元ヘモグロビンと比較して、約850nm近辺の波長を有する赤外線(infrared:IR)領域99の光を吸収しやすく、還元ヘモグロビンは酸化ヘモグロビンと比較して、特に約660nm近辺の波長を有する赤色領域98の光を吸収しやすいことが知られている。なお、赤外線領域99は、非赤色領域の一例である。
更に、酸素飽和度は、異なる波長における吸光量の変化量ΔAの比率と比例関係があることが知られている。
したがって、他の波長の組み合わせに比べて、酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンとで吸光量の差が現われやすい赤外光(IR光)と赤色光を用いて、IR光を生体8に照射した場合の吸光量の変化量ΔAIRと、赤色光を生体8に照射した場合の吸光量の変化量ΔARedとの比率をそれぞれ算出することで、(2)式によって酸素飽和度Sが算出される。なお、(2)においてkは比例定数である。
(数2)
S=k(ΔARed/ΔAIR)・・・(2)
すなわち、血中の酸素飽和度を算出する場合、それぞれ異なる波長の光を照射する複数の発光素子1を生体8に照射する。具体的には、IR光を照射する発光素子1と赤色光を照射する発光素子1を生体8に用いる。この場合、IR光を照射する発光素子1と赤色光を照射する発光素子1との発光期間は重複してもよいが、望ましくは発光期間が重複しないよう発光させる。そして、各々の発光素子1による反射光又は透過光を受光素子3で受光して、各受光時点における受光量から(1)式及び(2)式、又は、これらの式を変形して得られる公知の式から算出することで、酸素飽和度が測定される。
上記(1)式を変形して得られる公知の式として、例えば(1)式を展開して、光の吸光量の変化量ΔAを(3)式のように表してもよい。
(数3)
ΔA=lnIb−lnIa・・・(3)
また、(1)式は(4)式のように変形することができる。
(数4)
ΔA=ln(Ib/Ia)=ln(1+(Ib-Ia)/Ia) ・・・(4)
通常、(Ib-Ia)≪Iaであることから、ln(Ib/Ia)≒(Ib-Ia)/Iaが成り立つため、(1)式の代わりに、光の吸光量の変化量ΔAとして(5)式を用いてもよい。
(数5)
ΔA≒(Ib-Ia)/Ia ・・・(5)
以降では、IR光を照射する発光素子1と赤色光を照射する発光素子1とを区別して説明する必要がある場合、IR光を照射する発光素子1を「発光素子1A」といい、赤色光を照射する発光素子1を「発光素子1B」ということにする。なお、発光素子1Aは第2の発光部の一例であり、発光素子1Bは第1の発光部の一例である。
こうした方法によれば、発光素子1及び受光素子3を被測定者の体表に近づけることで血中の酸素飽和度が測定されるため、血管にカテーテルを挿入して血中の酸素飽和度を測定するよりも被測定者の負担が少なくなる。
図4は、生体情報測定装置10の構成例を示す図である。図4に示すように、生体情報測定装置10は光電センサ11、脈波処理部12、及び酸素飽和度測定部14を含む。
光電センサ11は、約850nmの波長を中心波長とするIR光を照射する発光素子1A、約660nmの波長を中心波長とする赤色光を照射する発光素子1B、及びIR光及び赤色光を受光する受光素子3を備える。
図5に光電センサ11における発光素子1A、発光素子1B、及び受光素子3の配置例を示す。図5に示すように、発光素子1A、発光素子1B、及び受光素子3は、生体8の一方の面に向かって並べて配置される。この場合、受光素子3は、生体8の毛細血管6等で反射されたIR光及び赤色光を受光する。
しかしながら、発光素子1A、発光素子1B、及び受光素子3の配置は、図5の配置例に限定されない。例えば、図6に示すように、発光素子1A及び発光素子1Bと、受光素子3とをそれぞれ生体8を挟んで対向する位置に配置するようにしてもよい。この場合、受光素子3は、生体8を透過したIR光及び赤色光を受光する。
ここでは一例として、発光素子1A及び発光素子1Bは、例えばVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)のような面発光レーザ素子として説明するが、これに限らず、端面発光レーザ素子であってもよい。また、発光素子1A及び発光素子1BはLED(Light Emitting Diode)であってもよい。
光電センサ11には、被測定者の体の部位に光電センサ11を取り付けるための図示しないクリップが備えられており、IR光及び赤色光が光電センサ11から外部に漏れないように、光電センサ11は図示しないクリップによって被測定者の体表に接触するように取り付けられる。被測定者の生体8で反射又は透過したIR光及び赤色光を受光素子3でできるだけ正確に受光するためには、光電センサ11を被測定者の体表に接触するように配置することが好ましいが、被測定者の生体8で反射したIR光及び赤色光、又は被測定者の生体8を透過したIR光及び赤色光が受光素子3で受光される範囲内で、光電センサ11を体表から離した位置に取り付けてもよい。
光電センサ11は、受光素子3で受光したIR光及び赤色光のそれぞれの受光量を例えば電圧値に変換して脈波処理部12に出力する。
発光素子1A及び発光素子1Bからは予め定めた光量が照射されているため、光電センサ11で受光したIR光及び赤色光のそれぞれの受光量から、生体8におけるIR光及び赤色光の吸光量が得られる。
したがって、脈波処理部12は、光電センサ11から受け付けたIR光及び赤色光のそれぞれの受光量を用いて、IR光から得られた被測定者の脈波を表す脈波信号と、赤色光から得られた被測定者の脈波を表す脈波信号をそれぞれ生成する。脈波処理部12は、受け付けたIR光及び赤色光のそれぞれの受光量に対応する電圧値が、脈波信号の生成に適した予め定めた範囲に含まれるように電圧値を増幅する。そして、脈波処理部12は、公知のフィルタ等を用いてノイズ成分を除去したそれぞれの脈波信号を生成する。脈波処理部12は、生成したそれぞれの脈波信号を酸素飽和度測定部14に出力する。なお、以下では、赤色光から得られた被測定者の脈波を表す脈波信号を第1の脈波信号と称し、IR光から得られた被測定者の脈波を表す脈波信号を第2の脈波信号と称する場合がある。
酸素飽和度測定部14は、脈波処理部12から第1の脈波信号及び第2の脈波信号を取得し、取得した第1の脈波信号及び第2の脈波信号から被測定者の酸素飽和度を測定する。具体的には、酸素飽和度測定部14は第1の脈波信号及び第2の脈波信号を用いて、動脈4の厚みの変化によるIR光の吸光量の変化量ΔAIRと、赤色光の吸光量の変化量ΔARedとをそれぞれ(1)式に従って算出する。そして、酸素飽和度測定部14は、算出した変化量ΔAIRと変化量ΔARedを用いて、例えば(2)式から被測定者の酸素飽和度を測定して出力する。なお、酸素飽和度は、生体情報の一例である。また、酸素飽和度測定部14は、取得部及び算出部の一例である。
以降では一例として、酸素飽和度測定部14が被測定者の酸素飽和度を測定する例について説明するが、酸素飽和度測定部14は、被測定者の酸素飽和度の時間変化を示す値であればどのような値を測定してもよい。例えば、酸素飽和度測定部14は、酸素飽和度の逆数、又は変化量ΔARedと変化量ΔAIRの比率といった、酸素飽和度の時間変化と相関関係を有する値を測定してもよい。
上述した生体情報測定装置10は、例えばコンピュータを用いて構成される。図7は、コンピュータ20を用いて構成された生体情報測定装置10における電気系統の要部構成例を示す図である。
コンピュータ20は、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、不揮発性メモリ24、及び入出力インターフェース(I/O)25を備える。そして、CPU21、ROM22、RAM23、不揮発性メモリ24、及びI/O25がバス26を介して各々接続されている。なお、CPU21は、脈波処理部12及び酸素飽和度測定部14として機能する。
不揮発性メモリ24は、不揮発性メモリ24に供給される電力が遮断されても記憶した情報を維持する記憶装置の一例であり、例えば半導体メモリが用いられるがハードディスクであってもよい。
I/O25には、例えば光電センサ11、入力ユニット27、表示ユニット28、及び通信ユニット29が接続される。
光電センサ11はI/O25と有線又は無線によって接続される。なお、生体情報測定装置10と光電センサ11とが分離されるように、それぞれを別体として構成してもよく、生体情報測定装置10と光電センサ11とが一体化されるように、それぞれを同じ筺体に収容する構成としてもよい。
入力ユニット27は、例えば生体情報測定装置10のユーザの指示を受け付けてCPU21に通知するユニットである。入力ユニット27には、例えばボタン、タッチパネル、キーボード、及びマウス等が含まれる。ここで生体情報測定装置10のユーザとは、例えば被測定者及び生体情報測定装置10を操作する例えば医療従事者等の操作者が含まれる。
表示ユニット28は、例えばCPU21で処理された情報を視覚的に生体情報測定装置10のユーザに表示するユニットである。表示ユニット28には、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)、及びプロジェクタ等の表示装置が用いられる。
なお、表示ユニット28は必ずしも生体情報測定装置10に必要なユニットではなく、例えば測定結果等を生体情報測定装置10のユーザに報知するものであれば、どのような種類のユニットがI/O25に接続されてもよい。
例えば、生体情報測定装置10から通知される情報を生体情報測定装置10のユーザに音声で通知する場合、表示ユニット28の代わりに例えばスピーカーユニットを接続してもよい。また、生体情報測定装置10から通知される情報を生体情報測定装置10のユーザに体感を通して通知する場合、表示ユニット28の代わりに例えば振動ユニットを接続してもよい。更には、例えば表示ユニット28及びスピーカーユニットのように複数のユニットを用いて、生体情報測定装置10から通知される情報を生体情報測定装置10のユーザに通知してもよい。
通信ユニット29は、例えばインターネット等の通信回線と生体情報測定装置10を接続する通信プロトコルを備え、通信回線に接続される他の外部装置と生体情報測定装置10との間でデータ通信を行う。通信ユニット29における通信回線への接続形態は有線であっても無線であってもよい。生体情報測定装置10が通信回線に接続される他の外部装置とデータ通信を行う必要がなければ、必ずしもI/O25に通信ユニット29を接続する必要はない。
なお、I/O25に接続されるユニットは上述した例に限られず、例えば印字ユニット等、他のユニットをI/O25に接続してもよい。
次に、図8を参照して、第1実施形態に係る生体情報測定装置10の動作について説明する。
図8は、例えば被測定者の指先に光電センサ11が取り付けられた状態で、生体情報測定装置10のユーザから入力ユニット27を介して酸素飽和度の測定指示を受け付けた場合に、CPU21によって実行される生体情報測定処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図8の生体情報測定処理は、測定終了が指示されるまで繰り返し実行される。
生体情報測定処理を規定する生体情報測定プログラムは、例えば生体情報測定装置10のROM22に予め記憶されている。生体情報測定装置10のCPU21は、ROM22に記憶される生体情報測定プログラムを読み込み、生体情報測定処理を実行する。なお、生体情報測定処理が実行されている期間は、発光素子1A、1Bは、予め定めた周期で発光を繰り返し、受光素子3は、発光素子1A、1Bが発光したタイミングに同期して発光素子1A、1Bから発光された光を受光することを繰り返す。
ステップS100では、脈波信号を取得する。すなわち、光電センサ11から受け付けたIR光及び赤色光のそれぞれの受光量を用いて、赤外光から得られた被測定者の脈波を表す第1の脈波信号と、IR光から得られた被測定者の脈波を表す第2の脈波信号と、をそれぞれデジタル値として取得し、第1の脈波信号の値と第2の脈波信号の値をRAM23に記憶する。
ステップS102では、予め定めた期間分の第1の脈波信号の値及び第2の脈波信号の値がRAM23に格納されたか否かを判定する。ここで、予め定めた期間は、本実施形態では一例として生体の脈拍の1周期分、例えば1秒程度とされるが、これに限られるものではない。
そして、ステップS102の判定が肯定された場合はステップS104へ移行し、ステップS102の判定が否定された場合はステップS100へ戻り、予め定めた期間分の第1の脈波信号の値及び第2の脈波信号の値がRAM23に格納されるまで脈波信号の生成を繰り返す。
ステップS104では、予め定めた期間分の第1の脈波信号の値及び第2の脈波信号の値の相関係数を算出する。なお、相関係数は相関度合いの一例である。相関係数は公知の手法により求められる。例えば予め定めた期間にn(nは2以上の整数)個の第1の脈波信号の値及び第2の脈波信号の値が取得された場合、相関係数rは、n個の第1の脈波信号の値及びn個の第2の脈波信号の値の共分散S12と、n個の第1の脈波信号の値の標準偏差Sと、n個の第2の脈波信号の値の標準偏差Sと、から次式により求められる。
(数6)
r=S12/(S×S) ・・・(6)
なお、相関係数の算出方法はこれに限られるものではなく、第1の脈波信号の値及び第2の脈波信号の値の相関度合いを表すものであればよい。
ステップS106では、ステップS104で算出した相関係数が予め定めた閾値TH1以上であるか否かを判定し、肯定判定の場合はステップS108へ移行し、否定判定の場合は本ルーチンを終了する。閾値TH1は、相関係数が閾値TH1以上の場合は外乱等の影響により酸素飽和度の測定精度が許容範囲外となる値に設定される。例えば閾値TH1は実測試験等の結果から予め設定される。なお、閾値TH1は第1の閾値の一例である。
図9〜11には、脈拍1周期分の第1の脈波信号(Red)及び第2の脈波信号(IR)の波形と、第1の脈波信号及び第2の脈波信号の相関の度合いを表すグラフを示した。図9〜11に示すように、図9に示す第1の脈波信号及び第2の脈波信号の相関の度合いの方が、図10、11に示す第1の脈波信号及び第2の脈波信号の相関の度合いと比較して高いことが判る。
ステップS108では、酸素飽和度を測定する。すなわち、RAM23に記憶された第1の脈波信号の値及び第2の脈波信号の値から赤色光の吸光量の変化量及びIR光の吸光量の変化量を算出し、算出した双方の変化量を用いて酸素飽和度を算出する。
このように、本実施形態では、第1の脈波信号の値及び第2の脈波信号の値の相関係数が閾値TH1以上の期間における第1の脈波信号の値及び第2の脈波信号の値を用いて、酸素飽和度を算出する。換言すれば、第1の脈波信号の値及び第2の脈波信号の値の相関係数が閾値TH1未満の期間における第1の脈波信号の値及び第2の脈波信号の値を用いずに、酸素飽和度を算出する。これにより、外乱等の影響により第1の脈波信号及び第2の脈波信号の少なくとも一方が乱れた場合でも、算出された酸素飽和度の信頼度の低下が抑えられる。
なお、本実施形態では、図8のステップS102の判定で用いられる予め定めた期間が生体の脈拍の1周期分である場合について説明したが、これに限られない。例えば、生体の脈拍の1周期分よりも短い期間の第1の脈波信号及び第2の脈波信号の相関係数に基づいて酸素飽和度を算出してもよい。
図12、13には、脈拍1周期分より短い期間tの第1の脈波信号(Red)及び第2の脈波信号(IR)の波形と、第1の脈波信号及び第2の脈波信号の相関の度合いを表すグラフを示した。なお、期間tは、少なくとも第1の脈波信号の値及び第2の脈波信号の値の相関の度合いを算出するのに必要な個数のデータが得られる期間に設定される。
図12、13に示すように、図12に示す第1の脈波信号及び第2の脈波信号の相関の度合いの方が、図13に示す第1の脈波信号及び第2の脈波信号の相関の度合いと比較して高いことが判る。
また、本実施形態では、第1の脈波信号及び第2の脈波信号を用いて生体情報としての酸素飽和度を算出する場合について説明したが、これに限られない。例えば第1の脈波信号のみを用いて脈拍数等の他の生体情報を算出してもよいし、第2の脈波信号のみを用いて、同様に脈拍数等の他の生体情報を算出してもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図14には、第2実施形態に係る生体情報測定装置10Aの構成例を示した。図14に示す生体情報測定装置10Aが図4に示す生体情報測定装置10と異なる点は、報知部16を備えた点である。
報知部16は、脈波処理部12から出力された第1の脈波信号及び第2の脈波信号の相関係数を算出し、算出した相関係数が第1の閾値TH1未満の期間の長さが第2の閾値TH2以上になった場合に、脈波信号の信頼性が低下していることを報知する。
次に、図15を参照して、第2実施形態に係る生体情報測定装置10Aの動作について説明する。
図15は、第2実施形態に係る生体情報測定処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図15の生体情報測定処理は、測定終了が指示されるまで繰り返し実行される。
図15に示す生体情報測定処理が図8に示す生体情報測定処理と異なる点は、ステップS107、S110〜S114の処理が追加されている点である。
ステップS100〜S106の処理は、図8のステップS100〜S106の処理と同一である。
ステップS106の判定が肯定されると、ステップS107において、信頼性低下カウンタを0にリセットする。
ステップS108の処理は、図8のステップS108の処理と同一である。
ステップS106の判定が否定されると、ステップS110において、信頼性低下カウンタの値を1つインクリメントする。
ステップS112では、信頼性低下カウンタの値が予め定めた閾値TH2以上であるか否かを判定する。なお、第2の閾値TH2は、信頼性低下カウンタの値が閾値TH2以上の場合は外乱等の影響により酸素飽和度の測定精度が許容範囲外となる値に設定される。例えば閾値TH2は実測試験等の結果から予め設定される。なお、閾値TH2は第2の閾値の一例である。
そして、信頼性低下カウンタの値が閾値TH2以上の場合はステップS114へ移行し、信頼性低下カウンタの値が閾値TH2未満の場合は、本ルーチンを終了する。
ステップS114では、酸素飽和度の測定の信頼性が低下していることを報知する。例えば、表示ユニット28に警告メッセージを表示する、図示しないブザーを鳴らす、図示しないバイブレータを振動させる等の報知処理を実行する。なお、報知処理はこれらに限られるものではない。
このように、第2実施形態では、第1の脈波信号の値及び第2の脈波信号の値の相関係数が第1の閾値TH1未満の期間の長さが第2の閾値TH2以上になった場合に、脈波信号の信頼性が低下していることを報知する。これにより、生体情報測定装置10Aの被測定者は、指等に装着するプローブが適切に装着されていない等、測定環境に異常が発生していることを認識する。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
第3実施形態に係る生体情報測定装置の構成は、図4の生体情報測定装置10と同一であるので説明は省略する。
図16には、第3実施形態に係る生体情報測定処理の流れの一例を示すフローチャートを示した。なお、図16の生体情報測定処理は、測定終了が指示されるまで繰り返し実行される。
図16に示す生体情報測定処理が図8に示す生体情報測定処理と異なる点は、ステップS106の処理が省略されている点、S120〜S124の処理が追加されている点である。
ステップS100〜S104、S108の処理は、図8のステップS100〜S104、S108の処理と同一である。
ステップS120では、ステップS104で算出した相関係数及びステップS108で算出した酸素飽和度をRAM23に格納する。
ステップS122では、RAM23に予め定めた個数の相関係数及び酸素飽和度がRAM23に格納されたか否かを判定する。なお、予め定めた個数は、例えば数個〜数十個とされるが、これに限られるものではない。
そして、ステップS122の判定が肯定判定の場合はステップS124へ移行する。一方、ステップS122の判定が否定判定の場合はステップS100へ戻り、予め定めた個数の相関係数及び酸素飽和度がRAM23に格納されるまで同じ処理を繰り返す。
ステップS124では、酸素飽和度の重み付き平均値を算出する。例えば、n個分(nは2以上の整数)の相関係数及び酸素飽和度を用いて酸素飽和度の重み付き平均値を算出する場合、生体情報値としての酸素飽和度X1〜Xnと、酸素飽和度X1〜Xnに対応した相関係数Y1〜Ynと、を用いて酸素飽和度の重み付き平均値Zを次式により算出する。
(数7)
Z={(X1×Y1)+(X2×Y2)+・・・+(Xn×Yn)}/(Y1+Y2+・・・+Yn) ・・・(7)
例えば図17の例の場合、相関係数Y1〜Y5の和は3.87となり、上記(7)式の分母には3.87が代入される。
このように、第3実施形態では、相関係数を重みとして酸素飽和度を重み付け演算する。そして、相関係数が高いほど重みが重くなる。換言すれば、相関係数が低いほど重みが小さくなる。このため、相関係数が低いときに算出された酸素飽和度は、最終的に算出される酸素飽和度の重み付き平均値に与える影響が小さくなる。
なお、上記(7)式は、酸素飽和度の重み付き平均値を相加平均によって算出する式であるが、相乗平均又は調和平均を用いて酸素飽和度の重み付き平均値を算出してもよい。
以上、各実施の形態を用いて本発明について説明したが、本発明は各実施の形態に記載の範囲には限定されない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で各実施の形態に多様な変更又は改良を加えることができ、当該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記各実施形態では、受光素子3で受光したIR光及び赤色光のそれぞれの受光量が脈波処理部12に入力される構成としたが、脈波処理部12を省略して、受光素子3で受光したIR光及び赤色光のそれぞれの受光量が直接酸素飽和度測定部14に入力される構成としてもよい。
また、各実施の形態では、一例として生体情報測定処理をソフトウエアで実現する形態について説明したが、図8、図15、図16に示したフローチャートと同等の処理を、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)に実装し、ハードウエアで処理させるようにしてもよい。この場合、検出処理の高速化が図られる。
また、上述した各実施の形態では、生体情報測定プログラムがROM12にインストールされている形態を説明したが、これに限定されるものではない。本発明に係る生体情報測定プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記録された形態で提供することも可能である。例えば、本発明に係る生体情報測定プログラムを、CD(Compact Disc)−ROM、又はDVD(Digital Versatile Disc)−ROM等の光ディスクに記録した形態で提供してもよい。また、本発明に係る生体情報測定プログラムを、USBメモリ及びフラッシュメモリ等の半導体メモリに記録した形態で提供してもよい。更に、生体情報測定装置10は通信ユニット29を介して、通信回線に接続された外部装置から本発明に係る生体情報測定プログラムを取得するようにしてもよい。
1(1A、1B)・・・発光素子
3・・・受光素子
4・・・動脈
5・・・静脈
6・・・毛細血管
8・・・生体
10、10A・・・生体情報測定装置
11・・・光電センサ
12・・・脈波処理部
14・・・酸素飽和度測定部
16・・・報知部
20・・・コンピュータ
21・・・CPU

Claims (10)

  1. 第1の発光部から出射されて生体を透過した光に基づく第1の脈波信号と、第2の発光部から出射されて前記生体を透過した光に基づく第2の脈波信号と、を取得する取得部と、
    前記第1の脈波信号及び前記第2の脈波信号の相関度合いに基づき、前記第1の脈波信号及び前記第2の脈波信号の少なくとも一方を用いて、前記生体の生体情報を算出する算出部と、
    を備えた生体情報測定装置。
  2. 前記算出部は、前記生体の脈拍の1周期分の前記第1の脈波信号及び前記第2の脈波信号の相関度合いに基づき、前記生体の生体情報を算出する
    請求項1記載の生体情報測定装置。
  3. 前記算出部は、前記生体の脈拍の1周期分よりも短い期間の前記第1の脈波信号及び前記第2の脈波信号の相関度合いに基づき、前記生体の生体情報を算出する
    請求項1記載の生体情報測定装置。
  4. 前記算出部は、前記相関度合いが第1の閾値以上の期間における前記第1の脈波信号及び前記第2の脈波信号の少なくとも一方を用いて、前記生体情報を算出する
    請求項1〜3の何れか1項に記載の生体情報測定装置。
  5. 前記算出部は、前記相関度合いが第1の閾値未満の期間における前記第1の脈波信号及び前記第2の脈波信号を用いずに前記生体情報を算出する
    請求項1〜3の何れか1項に記載の生体情報測定装置。
  6. 前記相関度合いが前記第1の閾値未満の期間の長さが第2の閾値以上になった場合に報知する報知部
    を備えた請求項5記載の生体情報測定装置。
  7. 前記算出部は、前記相関度合いを重みとして前記生体情報を重み付け演算することにより前記生体情報を算出する
    請求項1〜6の何れか1項に記載の生体情報測定装置。
  8. 前記相関度合いが高いほど、前記重みを重くする
    請求項7記載の生体情報測定装置。
  9. 前記第1の脈波信号は、赤色領域の光に基づく脈波信号であり、前記第2の脈波信号は、非赤色領域の光に基づく脈波信号である
    請求項1〜8の何れか1項に記載の生体情報測定装置。
  10. コンピュータを、請求項1〜9の何れか一項に記載の生体情報測定装置の各部として機能させるための生体情報測定プログラム。
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