JP7106893B2 - 生体情報測定装置 - Google Patents
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Description
まず、図1を参照して、生体情報のうち、特に血液に関する生体情報の一例である血流情報及び血中の酸素飽和度の測定方法について説明する。
図1に示すように、血流情報及び血中の酸素飽和度とは、被験者の体(生体8)に向けて発光素子1から光を照射し、受光素子3で受光した、生体8の体内に張り巡らされている動脈4、静脈5、及び毛細血管6等の反射又は透過した光の強さ、すなわち、反射光又は透過光の受光量を用いて測定される。
図2は、本実施形態に係る生体8からの反射光による受光量の変化の一例を示すグラフである。
なお、図2において、グラフ80の横軸は時間の経過を表し、縦軸は受光素子3の受光量を表す。
なお、図5において、グラフ82の横軸は周波数ωを表し、縦軸はスペクトル強度を表す。
なお、図6において、グラフ86の横軸は時間を表し、縦軸は血流量を表す。
次に、血中の酸素飽和度の測定について説明する。血中の酸素飽和度とは、血中酸素濃度の一例であり、血液中のヘモグロビンがどの程度酸素と結合しているかを示す指標であり、血中の酸素飽和度が低下するにつれ、貧血等の症状が発生しやすくなる。
なお、図7において、グラフ92の横軸は時間を表し、縦軸は吸光量を表す。
ΔA=ln(Ib/Ia)・・・(1)
なお、図8において、縦軸は吸光度を表し、横軸は波長を表す。
S=k(ΔARed/ΔAIR)・・・(2)
ΔA=lnIb-lnIa・・・(3)
ΔA=ln(Ib/Ia)=ln(1+(Ib-Ia)/Ia) ・・・(4)
ΔA≒(Ib-Ia)/Ia ・・・(5)
図9に示すように、上記拍出量とLFCTとは相関がある。例えば、拍出量の一例である心拍出量COは、LFCTを測定することで算出できる。
なお、図10において、縦軸は酸素飽和度の逆数を表し、横軸は時間を表す。
図12に示すように、本実施形態に係る発光素子LD1~LD3は、同一の半導体基板22の上に形成されている。これにより、装置の小型化が実現される。なお、本実施形態に係る発光素子LD1~LD3は、一例として面発光レーザ素子であるものとして説明するが、これに限らず、端面発光レーザ素子であってもよい。
なお、図13において、縦軸は受光素子3の出力電圧を表し、横軸は時間を表す。
図14に示すパターンでは、発光素子LD1~LD3を順次発光させ、発光素子LD3の発光の後に補正用信号Darkを出力させる。なお、図14に示すパターンでは、発光素子LD1~LD3の1回当たりの発光期間は例えば同一であり、補正用信号Darkの1回当たりの出力期間は発光素子LD1~LD3の各々の1回当たりの発光期間と例えば同一である。
図15に示すパターンでは、発光素子LD1~LD3を順次発光させるが、補正用信号Darkは出力させない。この場合、図14に示すパターンと比較して、発光素子LD1を高い周波数で発光させることができる一方で、補正用信号Darkを用いないため、測定精度は低下する。
図16に示すパターンでは、発光素子LD1~LD3を順次発光させ、発光素子LD3の発光の後に補正用信号Darkを連続して出力させた後に、発光素子LD1を発光させる。つまり、発光素子LD1の発光と補正用信号Darkの出力とが交互になる。この場合、図14に示すパターンと比較して、発光素子LD1を高い周波数で発光させつつ、補正用信号Darkを用いているため、測定精度が低下することもない。
図17に示すように、発光素子LD2、発光素子LD3、及び補正用信号Darkは、発光素子LD1の非発光期間において互いに異なる期間に出力され、かつ、互いに期間が連続せず、かつ、発光素子LD1の発光期間を挟んで出力されるように制御される。
図18に示すように、発光素子LD2、発光素子LD3、及び補正用信号Darkは、図17に示すパターンと同様に、発光素子LD1の非発光期間において互いに異なる期間に出力され、かつ、互いに期間が連続せず、かつ、発光素子LD1の発光期間を挟んで出力されるように制御される。
上記第1の実施形態では、発光素子LD1を用いて血流情報を測定し、発光素子LD2及び発光素子LD3を用いて酸素飽和度を測定する場合について説明した。本実施形態では、発光素子LD1を用いて血流情報を測定すると共に、酸素飽和度に代えて、発光素子LD2を用いて脈波を測定する場合について説明する。
図20に示すように、発光素子LD2及び補正用信号Darkは、発光素子LD1の非発光期間において互いに異なる期間に出力され、かつ、互いに期間が連続せず、かつ、発光素子LD1の発光期間を挟んで出力されるように制御される。
3 受光素子
4 動脈
5 静脈
6 毛細血管
7 血球細胞
8 生体
10A、10B生体情報測定装置
12 制御部
14 駆動回路
16 増幅回路
18 A/D変換回路
20 測定部
22 半導体基板
40 コヒーレント光
42 散乱光
44 矢印
Claims (10)
- 第1の波長の光を照射する第1発光素子と、
発光期間と非発光期間とを繰り返すよう前記第1発光素子の発光を制御するための制御信号を出力すると共に、前記非発光期間において互いに異なる期間に出力される複数種類の制御信号の複数の出力期間の各々と、前記発光期間とが交互になるよう前記複数種類の制御信号を出力する制御部と、
前記第1発光素子から生体に照射され前記生体を透過又は反射した光と、前記複数種類の制御信号とを用いて前記生体の生体情報を測定する測定部と、
を備えた生体情報測定装置。 - 前記第1発光素子が照射する光は、レーザ光であり、
前記生体の生体情報は、前記第1発光素子のレーザ光を用いて測定される前記生体の血流情報である請求項1に記載の生体情報測定装置。 - 前記第1の波長と同一の第2の波長の光を照射する第2発光素子と、
前記第2の波長よりも短い第3の波長の光を照射する第3発光素子と、
を更に備え、
前記複数種類の制御信号は、
前記第2発光素子の発光を制御するための制御信号と、
前記第3発光素子の発光を制御するための制御信号と、
を含む請求項1又は2に記載の生体情報測定装置。 - 前記第2発光素子及び前記第3発光素子の各々が照射する光は、LED光であり、
前記生体の生体情報は、前記第2発光素子及び前記第3発光素子の各々のLED光を用いて測定される前記生体の酸素飽和度である請求項3に記載の生体情報測定装置。 - 前記第1の波長及び前記第2の波長の各々は、赤外領域の波長であり、
前記第3の波長は、赤色領域の波長である請求項3又は4に記載の生体情報測定装置。 - 前記第1発光素子、前記第2発光素子、及び前記第3発光素子の各々から前記生体に照射され前記生体を透過又は反射した光を受光する受光素子を更に備え、
前記複数種類の制御信号は、前記第1発光素子、前記第2発光素子、及び前記第3発光素子の各々を非発光状態にした場合に前記受光素子から出力される信号である補正用信号の出力期間を制御するための制御信号を更に含む請求項3~5のいずれか1項に記載の生体情報測定装置。 - 前記第1の波長よりも短い第2の波長の光を照射する第2発光素子と、
前記第1発光素子及び前記第2発光素子の各々から前記生体に照射され前記生体を透過又は反射した光を受光する受光素子と、
を更に備え、
前記複数種類の制御信号は、
前記第2発光素子の発光を制御するための制御信号と、
前記第1発光素子及び前記第2発光素子の各々を非発光状態にした場合に前記受光素子から出力される信号である補正用信号の出力期間を制御するための制御信号と、
を含む請求項1又は2に記載の生体情報測定装置。 - 前記第2発光素子が照射する光は、LED光であり、
前記生体の生体情報は、前記第2発光素子のLED光を用いて測定される前記生体の脈波である請求項7に記載の生体情報測定装置。 - 前記第1の波長は、赤外領域の波長であり、
前記第2の波長は、緑色領域の波長である請求項7又は8に記載の生体情報測定装置。 - 前記制御部は、予め定められた単位時間当たりの前記発光期間の数が2n個(nは1以上の整数)になるように、前記第1発光素子の制御信号を出力する請求項1~9のいずれか1項に記載の生体情報測定装置。
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