JP5884646B2 - 電子写真感光体及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、軽印刷機や複写機、プリンター等に用いられるシート状電子写真感光体に関する。詳しくは、感光層の組成に大きく依存することなく、シート状導電性支持体との機械的密着性が良好なシート形状を有する電子写真感光体、及びそれを搭載した画像形成装置に関するものである。
電子写真技術は、即時性、高品質の画像が得られることなどから、軽印刷機、複写機、各種プリンターなどの分野で広く使われている。
電子写真技術の中核となる感光体については、無公害で成膜が容易、製造が容易である等の利点を有する有機系の光導電物質を使用した感光体が使用されている。
有機系の光導電材料を用いた感光体としては、光導電性微粉末をバインダー樹脂中に分散させたいわゆる分散型感光体、電荷発生層および電荷輸送層を積層した積層型感光体が知られている。積層型感光体は、それぞれ効率の高い電荷発生物質、および電荷輸送物質を組み合わせることにより高感度な感光体が得られること、材料選択範囲が広く安全性の高い感光体が得られること、また感光層を塗布により容易に形成可能で生産性が高く、コスト面でも有利なことから感光体の主流であり、鋭意開発され実用化されている。
そして、その中でも、性状がフレキシブルで装置内に配置する際の自由度が大きい等の理由からシート状感光体を端部で接合したエンドレスベルト状の感光体が好んで使用されてきたが(例えば特許文献1参照)、近年の高速化に追従することができず、市場から姿を消しつつある。一方で、広い面積の感光体を容易に作製でき、安価で取り替えが容易である等の理由からシート状の感光体をドラムに巻き付けた形の感光体が好んで使用されており(例えば特許文献2参照)、継続して市場で大きなシェアを占めている。
電子写真感光体は、電子写真プロセスすなわち帯電、露光、現像、転写、クリーニング、除電等のサイクルで繰り返し使用されるためその間様々なストレスを受け劣化する。このような劣化としては例えば帯電器として用いられるコロナ帯電器から発生する強酸化性のオゾンやNOxが感光層に化学的なダメ−ジを与えたり、像露光や除電光で生成したキャリアが感光層内を流れることや外部からの光によって感光層組成物が分解したりなど、化学的、電気的劣化がある。またこれとは別の劣化としてクリーニングブレード、磁気ブラシなどの摺擦や現像剤、転写部材や紙との接触等による感光層表面の摩耗や傷の発生、膜の剥がれといった機械的劣化がある。また、シート状感光体はその柔軟性故に、導電性支持体と感光層の密着性を確保することが難しく、感光層の剥がれが懸念される問題があった。
表面保護層などの機能層を持たない一般的な感光体の場合、このような負荷を受けるのは感光層である。感光層は、通常バインダー樹脂と光導電性物質からなっており、実質的に強度を決めるのはバインダー樹脂であるが、光導電性物質のドープ量が相当多いため十分な機械強度を持たせるには至っていない。
これらの問題を解決するために、感光層の側から密着強度を上げる検討はこれまでも実施されてきたが(例えば特許文献3参照)、基体側からの密着性改良は、金属層の蒸着前に追加の工程を必要とするものが多く(例えば特許文献4及び5参照)、工数の多さとコストの面から推進されてこなかった。
一方で、画像特性の改良を目的として、基体であるポリエステルフィルムの製法を調整する検討は実施されているが(例えば特許文献6参照)、密着強度の改良に着目したもの
はなかった。
特開2000−10315号公報 実開平6−16966号公報 特開2012−14160号公報 特開平10−339963号公報 特開平10−339964号公報 特開2011−170126号公報
さて、従来のシート形状を有する感光体は、シート面内に未塗布領域を有する場合や、何らかの原因でキズが入ってしまった場合に、その境界線から剥離してしまうという問題があり、導電性支持体との密着性を維持するために使用できる感光層の材料に制限があるのが実情であり、そのため、十分に良好な電気特性を確保することが困難であった。
本発明は、このような課題を解決すべくなされたものである。
即ち、本発明の目的は、感光層とシート状導電性支持体の機械的密着性が良好で、電気特性が良好なシート形状を有する電子写真感光体を提供することにある。
本発明者らは、鋭意検討の結果、感光層の基体となるポリエステルフィルムのヘーズ値
を制限することで、感光層を形成する材料に依存せず、感光層と支持体の密着性を改良できることを見出し、本発明の完成に至った。
すなわち本発明の要旨は、シート状のポリエステルフィルム上に金属蒸着層と感光層をこの順に有する電子写真感光体において、該ポリエステルフィルムは平均粒子径が異なる2種類以上の無定形シリカ粒子を含有し、該ポリエステルフィルムのヘーズ値が45〜70%であることを特徴とした、シート形状を有する電子写真感光体に存する。その中でも好ましくは、該ポリエステルフィルムのヘーズ値が48〜68%であることを特徴とする電子写真感光体に存する。
また、本発明の別の要旨は、シート状のポリエステルフィルム上に金属蒸着層と感光層をこの順に有する電子写真感光体において、該ポリエステルフィルムが平均粒子径の異なる2種類以上の無定形シリカ粒子を含有し、空気漏れ指数が800〜2000秒の範囲であるポリエステルフィルムであることを特徴とした、シート形状を有する電子写真感光体に存する。その中でも好ましくは、該ポリエステルフィルムの空気漏れ指数が1200〜1800秒であることを特徴とする電子写真感光体に存する。
さらに、本発明の要旨は、上述の電子写真感光体ドラムに巻きつけられていることを特徴とした電子写真感光体。
また、本発明の要旨は、感光層の膜厚が25μm以下であることを特徴とする上述の電子写真感光体に存する。
さらには、本発明の要旨は、上述した電子写真感光体を搭載する画像形成装置に存する。
本発明によれば、シート状導電性支持体との機械的密着性が良好となり、良好な電気特性を示すシート状電子写真感光体を得ることができる。
本発明の実施例で用いられるオキシチタニウムフタロシアニンのX線回折図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
本発明の電子写真感光体の具体的な構成としては、基体としてポリエステルフィルムを有し、ポリエステルフィルム上にアルミニウム等を蒸着することで導電性基体とし、その上に、必要に応じて下引き層を介し、電荷発生物質を主成分とする電荷発生層、電荷輸送物質およびバインダー樹脂を主成分とした電荷輸送層を積層した積層型感光体が一般的である。または、導電性基体上に、電荷輸送物質およびバインダー樹脂を含有する層中に電荷発生物質を分散させた感光層を有する分散型(単層型)感光体等も挙げられる。また、これらの電子写真感光体は、シート形状を有する。
<シート形状>
電子写真感光体の形状は、一般に、ドラム形状、ベルト形状、シート形状があり、本願発明の電子写真感光体は、シート形状を有する。シート形状とは、感光体部品として単体で平面を保つことができる形状を示す。シート形状を有する感光体は、これをさらにドラムに巻き付けて感光体とすることができる。
<ポリエステルフィルム>
本発明のポリエステルフィルムは具体的には、その表面にアルミニウム、チタン等の金属もしくはそれらの合金を真空蒸着法によって被覆形成させた上で、感光体シート用基材として使用される。本発明のポリエステルフィルムは、感光層との密着性を確保するために、JISK6714に準じたポリエステルフィルムのヘーズ値(曇価、濁度)を45〜70%、好ましくは48〜68%とすることが必要である。
これを達成するためには、フィルムのおおよそ全表面において、JIS P 8119:1998による平滑度測定において、空気漏れ指数が800〜2000秒、好ましくは1200〜1800秒であることが必要である。空気漏れ指数が小さすぎる場合は、フィルム表面の粗大突起による放電破壊等の欠陥を生じる虞が高まり、空気漏れ指数が大きすぎる場合、感光層との密着性が不足する。
上記のように、ヘーズ値又は空気漏れ指数が規定の範囲となるように均一粗面化されたフィルム表面には、通常アルミニウムの真空蒸着加工を経た後、感光層が形成される(後述)。
本発明の電子写真用ポリエステルフィルムを構成するポリエステルとしては、代表的には、例えば、構成単位の80モル%以上がエチレンテレフタレートであるポリエチレンテレフタレート、構成単位の80モル%以上がエチレン−2,6−ナフタレートであるポリエチレン−2,6−ナフタレート、構成単位の80モル%以上が1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレートであるポリ−1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレート等が挙げられる。その他にも、ポリエチレンイソフタレート、ポリブチレンテレフタレート等が挙げられる。
上記の優位構成成分以外の共重合成分としては、例えば、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等のジオール成分、イソフタル酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、5−ソジウムスルホイソフタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸およびオキシモノカルボン酸などのエステル形成性誘導体を使用することができる。また、ポリエステル
としては、単独重合体または共重合体のほかに、他の樹脂との小割合のブレンドも使用することができる。
本発明の感光体シート用ポリエステルフィルムは、走行性を良くするために、フィルム中に汎用の微粒子を含有させることができる。含有させる微粒子としては、シリカ(酸化ケイ素)、フッ化リチウム、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、酸化ケイ素、テレフタル酸カルシウム、酸化アンモニウム、リン酸カルシウム、酸化チタン等の同素周期律表の第I族、第II族、第III族、第IV族、その他から選ばれる元素を含む塩または酸化物から
なる不活性粒子、架橋ポリマー等の不活性粒子、あるいは、ポリエステル合成時に使用する金属化合物触媒、例えばアルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物等によってポリエステル製造時にポリマー内部に形成される粒子等を挙げることができる。
本発明においては、不活性添加粒子として、平均粒子径の異なる2種以上の無定形シリカ粒子を含有することが必要である。ここで添加する無定形シリカ粒子の平均粒子径は、通常1〜10μmの範囲であり、好ましくは2〜7μmの範囲である。
なお、本発明において無定形シリカ粒子が使用されるのは、ポリエチレンテレフタレートと屈折率が同程度であり、しかもフィルム延伸時にボイドを生じにくいためである。無定形シリカ粒子を用いる場合、最も好ましい形態としては、大粒子と中粒子の、いわゆるバイモータル系、具体的には平均粒径4〜7μmの大粒子と平均粒径1〜3μmの中粒子とのバイモータル系で、両者共に無定形シリカであることが好ましい。この場合、フィルム中の大粒子の含有量は、通常2000〜4000ppm、中粒子の含有量は、通常2000〜8000ppmの範囲である。添加される大粒子の平均粒径が4μm未満では、フィルムの凹凸形成への寄与が小さくなる傾向があり、逆に7μmを超えるとフィルム表面に粗大突起が生じ、画像の黒ポチ、白ポチの原因となることがある。一方、大粒子の含有量が2000ppm未満では、得られるフィルムの凹凸形成が少なくなる傾向があり、一方、4000ppmを超えると、フィルム表面に粗大突起が生じ、放電破壊や画像欠陥の原因となることがある。また、粒径の小さい中粒子の添加のみでは、得られるフィルムの表面凹凸形成が不十分となる傾向がある。
また、本発明のポリエステルフィルムの光沢度は、通常50〜80%、好ましくは60〜70%であり、ヘーズ値は、通常45〜70%、好ましくは48〜68%、さらに好ましくは55〜65%である。光沢度が80%を超えるか、ヘーズが45%未満の場合、干渉縞の発生を抑制できないのみならず、感光層との密着性が不足する。また、光沢度が50%未満であるか、ヘーズが70%を超える場合、感光体シート表面の凹凸による画像の黒ポチ、白ポチが発生したり、放電破壊を起こしたりする傾向がある。
次に、二軸延伸を用いた場合の一例を詳細に説明するが、本発明の要旨を超えない限り、本発明は以下の例に限定されるものではない。
まず、ポリエステルフィルムを構成する原料を押出機へ供給し、溶融混練後、押し出す。積層フィルムの場合は、異なる押出機から供給された原料の溶融ポリマーをTダイ内でスリット状に積層してから押し出す。次に、ダイから押し出された溶融シートを、回転冷却ドラム上でガラス転移温度以下の温度になるように急冷固化し、実質的に非晶状態の未配向シートを得る。この場合、シートの平面均一性、冷却効果を向上させるためには、シートと回転冷却ドラムとの密着性を高めることが好ましく、本発明においては静電印加密着法が好ましく採用される。次いで、得られたシートを二軸方向に延伸してフィルム化する。まず、通常70〜150℃、好ましくは75〜130℃の延伸温度、通常2.0〜6.0倍、好ましくは2.5〜5.0倍の延伸倍率の条件下、前記未延伸シートを一方向(縦方向)に延伸する。かかる延伸にはロールおよびテンター方式の延伸機を使用することができる。次いで、通常75〜150℃、好ましくは80〜140℃の延伸温度で、通常2.0〜6.0倍、好ましくは2.5〜5.0倍の延伸倍率の条件下、一段目と直交する
方向(横方向)に延伸を行い、二軸配向フィルムを得る。かかる延伸には、テンター方式の延伸機を使用することができる。
上記の一方向の延伸を2段階以上で行う方法も採用することができるが、その場合も最終的な延伸倍率が上記した範囲に入ることが好ましい。次いで、テンター内熱処理を、通常180〜245℃、好ましくは200〜240℃で、1秒〜5分間行う。この熱処理工程では、熱処理の最高温度のゾーンおよび/または熱処理出口直前の冷却ゾーンにおいて、横方向および/または縦方向に0.1〜20%の弛緩を行うことが、熱寸法安定性付与の点で好ましい。
こうして製造されたポリエステルフィルムの厚みは通常30〜150μmであり、好ましくは50〜120μm、更に好ましくは70〜100μmである。
<金属蒸着層>
このポリエステルフィルム上に形成されることにより導電性支持体を構成する金属蒸着層の金属としては、銅、ニッケル、亜鉛、アルミニウム、ITO(インジウム−スズ酸化物)等が挙げられるが、中でもアルミニウムが好ましい。なお、金属蒸着層の厚みは、通常、40〜100nm程度であり、前記樹脂フィルムへの蒸着は、前記金属を電熱加熱溶融蒸着法、イオンビーム蒸着法、イオンプレーティング法等の公知の蒸着法でなされる。
<下引き層>
導電性支持体と感光層との間には、接着性・ブロッキング性等の改善のため、下引き層を設けても良い。
下引き層としては、樹脂、樹脂に金属酸化物等の粒子を分散したものなどが用いられる。下引き層に用いる金属酸化物粒子の例としては、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化鉄等の1種の金属元素を含む金属酸化物粒子、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム等の複数の金属元素を含む金属酸化物粒子が挙げられる。一種類の粒子のみを用いても良いし複数の種類の粒子を混合して用いても良い。これらの金属酸化物粒子の中で、酸化チタンおよび酸化アルミニウムが好ましく、特に酸化チタンが好ましい。酸化チタン粒子は、その表面に、酸化錫、酸化アルミニウム、酸化アンチモン、酸化ジルコニウム、酸化珪素等の無機物、又はステアリン酸、ポリオール、シリコーン等の有機物による処理を施されていても良い。酸化チタン粒子の結晶型としては、ルチル、アナターゼ、ブルッカイト、アモルファスのいずれも用いることができる。複数の結晶状態のものが含まれていても良い。
また、金属酸化物粒子の粒径としては、種々のものが利用できるが、中でも特性および液の安定性の面から、平均一次粒径として10nm以上100nm以下が好ましく、特に好ましくは、10nm以上50nm以下である。
下引き層は、金属酸化物粒子をバインダー樹脂に分散した形で形成するのが望ましい。下引き層に用いられるバインダー樹脂としては、フェノキシ、エポキシ、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、カゼイン、ポリアクリル酸、セルロース類、ゼラチン、デンプン、ポリウレタン、ポリイミド、ポリアミド等が単独あるいは硬化剤とともに硬化した形で使用できるが、中でも、アルコール可溶性の共重合ポリアミド、変性ポリアミド等は良好な分散性、塗布性を示し好ましい。
バインダー樹脂に対する無機粒子の添加比は任意に選べるが、10質量%から500質量%の範囲で使用することが、分散液の安定性、塗布性の面で好ましい。
下引き層の膜厚は、任意に選ぶことができるが、感光体特性および塗布性から0.1μmから25μmが好ましい。また下引き層には、公知の酸化防止剤等を添加しても良い。
<電荷発生層>
本発明の電子写真感光体が積層型感光体である場合、その電荷発生層に使用される電荷
発生材料としては例えばセレニウム及びその合金、硫化カドミウム、その他無機系光導電材料、フタロシアニン顔料、アゾ顔料、キナクリドン顔料、インジゴ顔料、ペリレン顔料、多環キノン顔料、アントアントロン顔料、ベンズイミダゾール顔料などの有機顔料等各種光導電材料が使用でき、特に有機顔料、更にフタロシアニン顔料、アゾ顔料が好ましい。これらの微粒子をたとえばポリエステル樹脂、ポリビニルアセテート、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリビニルアセトアセタール、ポリビニルプロピオナール、ポリビニルブチラール、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、セルロースエステル、セルロースエーテルなどの各種バインダー樹脂で結着した形で使用される。この場合の使用比率はバインダー樹脂100質量部に対して30から500質量部の範囲より使用され、その膜厚は通常0.1μmから1μm、好ましくは0.15μmから0.6μmが好適である。
電荷発生物質としてフタロシアニン化合物を用いる場合、具体的には、無金属フタロシアニン、銅、インジウム、ガリウム、錫、チタン、亜鉛、バナジウム、シリコーン、ゲルマニウム等の金属、またはその酸化物、ハロゲン化物等の配位したフタロシアニン類が使用される。3価以上の金属原子への配位子の例としては、上に示した酸素原子、塩素原子の他、水酸基、アルコキシ基などがあげられる。特に感度の高いX型、τ型無金属フタロシアニン、A型、B型、D型等のチタニルフタロシアニン、バナジルフタロシアニン、クロロインジウムフタロシアニン、クロロガリウムフタロシアニン、ヒドロキシガリウムフタロシアニン等が好適である。なお、ここで挙げたチタニルフタロシアニンの結晶型のうち、A型、B型についてはW.HellerらによってそれぞれI相、II相として示されており(Zeit. Kristallogr.159(1982)173)、A型は安定型として知られているものであ
る。D型は、CuKα線を用いた粉末X線回折において、回折角2θ±0.2゜が27.3゜に明瞭なピークを示すことを特徴とする結晶型である。フタロシアニン化合物は単一の化合物のもののみを用いても良いし、いくつかの混合状態でも良い。ここでのフタロシアニン化合物ないしは結晶状態に置ける混合状態として、それぞれの構成要素を後から混合して用いても良いし、合成、顔料化、結晶化等のフタロシアニン化合物の製造・処理工程において混合状態を生じせしめたものでも良い。このような処理としては、酸ペースト処理・磨砕処理・溶剤処理等が知られている。
<電荷輸送層>
積層型感光体の電荷輸送層は、電荷輸送物質を含有するとともに、通常はバインダー樹脂と、必要に応じて使用されるその他の成分とを含有する。このような電荷輸送層は、具体的には、例えば電荷輸送物質等とバインダー樹脂とを溶剤に溶解又は分散して塗布液を作製し、これを順積層型感光層の場合には電荷発生層上に、また、逆積層型感光層の場合には導電性支持体上に(下引き層を設ける場合は下引き層上に)塗布、乾燥して得ることができる。
電荷輸送物質としては特に限定されず、任意の物質を用いることが可能である。公知の電荷輸送物質の例としては、2,4,7−トリニトロフルオレノン等の芳香族ニトロ化合物、テトラシアノキノジメタン等のシアノ化合物、ジフェノキノン等のキノン化合物等の電子吸引性物質、カルバゾール誘導体、インドール誘導体、イミダゾール誘導体、オキサゾール誘導体、ピラゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、ベンゾフラン誘導体等の複素環化合物、アニリン誘導体、ヒドラゾン誘導体、芳香族アミン誘導体、スチルベン誘導体、ブタジエン誘導体、エナミン誘導体及びこれらの化合物の複数種が結合したもの、あるいはこれらの化合物からなる基を主鎖又は側鎖に有する重合体等の電子供与性物質等が挙げられる。これらの中でも、カルバゾール誘導体、芳香族アミン誘導体、スチルベン誘導体、ブタジエン誘導体、エナミン誘導体、及びこれらの化合物の複数種が結合したものが好ましい。これらの電荷輸送物質は、何れか1種を単独で用いても良く、2種以上を任意の組み合わせで併用しても良い。
前記電荷輸送物質の好適な構造の具体例を以下に示す。これら具体例は例示のために示したものであり、本発明の趣旨に反しない限りはいかなる公知の電荷輸送物質を用いてもよい。
Figure 0005884646
Figure 0005884646
これらの電荷輸送材料が、バインダー樹脂に結着した形で電荷輸送層が形成される。電荷輸送層に使用されるバインダー樹脂としては、例えばポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等のビニル重合体、およびその共重合体、ポリカーボネート、
ポリアリレート、ポリエステル、ポリエステルカーボネート、ポリスルホン、ポリイミド、フェノキシ、エポキシ、シリコーン樹脂等が挙げられ、またこれらの部分的架橋硬化物も使用できる。上記バインダー樹脂のうち、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂が特に好ましい。これらの樹脂は単独でも、複数を混合して用いてもよい。
前記バインダー樹脂の好適な構造の具体例を以下に示す。これら具体例は例示のために示したものであり、本発明の趣旨に反しない限りはいかなる公知のバインダー樹脂を用いてもよい。
Figure 0005884646
バインダー樹脂と電荷輸送物質の割合は、通常、バインダー樹脂100質量部に対して30〜200質量部、好ましくは40〜150質量部の範囲で使用される。
また膜厚は一般に5〜50μm、好ましくは10〜45μmがよいが、本発明の効果は10〜25μmに於いて特に顕著となる。なお電荷輸送層には、成膜性、可とう性、塗布性などを向上させるために周知の可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、レベリング剤などの添加物を含有させてもよい。酸化防止剤の例としては、ヒンダードフェノール化合物、ヒンダードアミン化合物などが挙げられる。また染料、顔料の例としては、各種の色素化合物、アゾ化合物などが挙げられる。
<分散型(単層型)感光層>
分散型感光層の場合には、上記のような配合比の電荷輸送媒体中に、前出の電荷発生物
質が分散される。
その場合の電荷発生物質の粒子径は十分小さいことが必要であり、好ましくは1μm以下、より好ましくは0.5μm以下で使用される。感光層内に分散される電荷発生物質の量は少なすぎると充分な感度が得られず、多すぎると帯電性の低下、感度の低下などの弊害があり、例えば好ましくは0.5〜50質量%の範囲で、より好ましくは1〜20質量%の範囲で使用される。
感光層の膜厚は通常5〜50μm、より好ましくは10〜45μmで使用されるが、この場合も、10〜25μmの場合に顕著な効果が得られる。またこの場合にも成膜性、可とう性、機械的強度等を改良するための公知の可塑剤、残留電位を抑制するための添加剤、分散安定性向上のための分散補助剤、塗布性を改善するためのレベリング剤、界面活性剤、例えばシリコーンオイル、フッ素系オイルその他の添加剤が添加されていても良い。
感光層の上に、感光層の損耗を防止したり、帯電器等から発生する放電生成物等による感光層の劣化を防止・軽減する目的で保護層を設けたりしても良い。
また、感光体表面の摩擦抵抗や、摩耗を軽減する目的で、表面の層にはフッ素系樹脂、シリコーン樹脂等を含んでいても良い。また、これらの樹脂からなる粒子や無機化合物の粒子を含んでいても良い。
<感光層膜厚の測定方法>
感光層の膜厚は、以下の方法で測定することができる。
公知の方法で塗布された感光体シートに於いて、塗布の開始部分やあるいは塗布の端部を用いて、まず、支持体の厚みを計測する。つまり、感光層を溶解することのできる溶剤(一般には塗布に際し用いた溶剤)を用いて、感光層を剥離する。このとき、もし下引き層がある場合は、下引き層を溶解しない溶剤であることが必要である。単層型感光体の場合は感光層がそのまま剥離され、電荷発生層と電荷輸送層が積層された二層型感光体の場合は二層ともが剥離される。この剥離された部分は、導電性支持体(下引き層を有する場合は下引き層を含む)の厚みとして検知できる。
一方、感光層の塗布された部分については、塗布幅方向、塗布進行方向含め、任意の10点に於いて、シート全体の厚みを計測し、平均値を算出する。このシート全体厚みから、事前に調べた支持体(+下引き層)の厚みをマイナスすることにより、感光層の厚みを知ることができる。
すなわち、単層型感光体の場合は感光層そのものの厚み、積層型感光体の場合は二層分の厚みを以て感光層の厚みと定義される。
なお、測定は、例えばデジタル電子マイクロメータ(アンリツ株式会社製K351C
型)により直径2mmの測定子を用いて測定することができるが、この他のいかなる公知の膜厚測定法を用いてもよい。
<電子写真感光体の製造方法>
本実施の形態が適用される電子写真感光体の製造方法は特に限定されないが、通常、これらの感光体を構成する各層は、シート形状を有する電子写真感光体の感光層形成方法として公知な、ダイコート法、リバースコート法、グラビアコート法、バーコート法等により支持体上に塗布して形成される。
各層の形成方法としては、層に含有させる物質を溶剤に溶解または分散させて得られた塗布液を順次塗布するなどの公知の方法が適用できる。
塗布後の感光体は、塗布膜の溶剤が実質的に蒸発除去されるまで乾燥工程に付される。乾燥方法としては、従前公知で行なわれている方法を適用することができ、例えば加熱ローラー、熱風乾燥機、上記乾燥機、赤外線乾燥機及び/又は遠赤外線乾燥機等によって行
なわれ、乾燥温度は、通常60〜140℃の範囲で実施される。
このようにして得られた形状を有する感光体は、必要に応じ適切な大きさに切断される工程を経て、そのままドラムに巻き付けて使用される。ドラムは、アルミニウム等の公知のものを用いることができ、ドラムに巻き付けるに於いては、細巻きにしたロールをドラム内部に保持して巻き出す形を取ることもあれば、1枚のシートを巻き付けることもある。一方、これの両端を繋ぎ合わせた形のエンドレスベルト状の感光体では、本発明の効果は、差として見ることができない。
<画像形成装置>
次に、本発明の電子写真感光体を用いた画像形成装置の実施の形態について、簡単に説明する。但し、実施の形態は以下の説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意に変形して実施することができる。
画像形成装置は、電子写真感光体1,帯電装置2,露光装置3及び現像装置4を備えて構成され、更に、必要に応じて転写装置5,クリーニング装置6及び定着装置7が設けられる。
電子写真感光体1は、上述した本発明の電子写真感光体であれば特に制限はないが、その一例として、本発明のポリエステルフィルムを用いたシート状導電性支持体の表面に感光層を形成したシート形状を有する電子写真感光体を、ドラムに巻き付けた形の感光体が挙げられる。この電子写真感光体1の外周面に沿って、帯電装置2,露光装置3,現像装置4,転写装置5が配置され、転写装置5に接する形で定着装置7が配置される。
帯電装置2は、電子写真感光体1を帯電させるもので、電子写真感光体1の表面を所定電位に均一帯電させる。帯電装置2の一例としてローラー帯電型の接触型帯電装置が挙げられるが、他にもコロトロンやスコロトロン等の非接触コロナ帯電装置、帯電ブラシ等の接触型帯電装置などがよく用いられる。
なお、本発明の電子写真感光体を用いる画像形成装置では、電子写真感光体1と帯電装置2が、大掛かりな軽印刷装置の中に組み込まれることが多い。
露光装置3は、電子写真感光体1に露光を行なって電子写真感光体1の感光面に静電潜像を形成することができるものであれば、その種類に特に制限はない。具体例としては、ハロゲンランプ、蛍光灯、半導体レーザーやHe−Neレーザー等のレーザー、LEDなどが挙げられる。また、感光体内部露光方式によって露光を行なうようにしてもよい。露光を行なう際の光は任意であるが、例えば波長が780nmや830nmの単色光、波長600nm〜700nmのやや短波長寄りの単色光、波長380nm〜500nmの短波長の単色光、あるいは適切なフィルターを通した白色光などで露光を行なえばよい。
現像装置4は、その種類に特に制限はなく、カスケード現像、一成分導電トナー現像、二成分磁気ブラシ現像などの乾式現像方式や、湿式現像方式などの任意の装置を用いることができる。
トナーの種類は任意であり、粉状トナーのほか、懸濁重合法や乳化重合法などを用いた重合トナー等を用いることができるだけでなく、軽印刷機では液体トナーを使用することもできる。特に、重合トナーを用いる場合には径が4〜8μm程度の小粒径のものが好ましく、また、トナーの粒子の形状も球形に近いものからポテト上の球形から外れたものまで様々に使用することができる。重合トナーは、帯電均一性、転写性に優れ、高画質化に好適に用いられる。液体トナーは径を1〜3μmとすることができ、さらに高精細な画像出力に適している。
転写装置5は、その種類に特に制限はなく、コロナ転写、ローラー転写、ベルト転写な
どの静電転写法、圧力転写法、粘着転写法など、任意の方式を用いた装置を使用することができる。ここでは、中間転写ドラムを使用した形を示す。この転写装置5は、トナーの帯電電位とは逆極性で所定電圧値(転写電圧)を印加し、電子写真感光体1に形成されたトナー像を記録紙(用紙,媒体)Pに転写するものである。
クリーニング装置6について特に制限はなく、ブラシクリーナー、磁気ブラシクリーナー、静電ブラシクリーナー、磁気ローラークリーナー、ブレードクリーナーなど、任意のクリーニング装置6を用いることができる。クリーニング装置6は、感光体1に付着している残留トナーをクリーニング部材で掻き落とし、残留トナーを回収するものである。
記録紙P上に転写されたトナーは、定着器を通過する際、トナーが溶融状態まで熱加熱され、通過後冷却されて記録紙P上にトナーが定着される。
なお、定着装置7についてもその種類に特に限定はなく、熱ローラー定着、フラッシュ定着、オーブン定着、圧力定着など、任意の方式による定着装置を設けることができる。
以上のように構成された電子写真装置では、次のようにして画像の記録が行なわれる。即ち、まず感光体1の表面(感光面)が、帯電装置2によって所定の電位(例えば−600V)に帯電される。この際、直流電圧により帯電させても良く、直流電圧に交流電圧を重畳させて帯電させてもよい。
続いて、帯電された感光体1の感光面を、記録すべき画像に応じて露光装置3により露光し、感光面に静電潜像を形成する。そして、その感光体1の感光面に形成された静電潜像の現像を、現像装置4で行なう。
現像ローラー4に担持された帯電トナーが感光体1の表面に接触すると、静電潜像に対応するトナー像が感光体1の感光面に形成される。そしてこのトナー像は、転写装置5によって記録紙Pに転写される。この後、転写されずに感光体1の感光面に残留しているトナーが、クリーニング装置6で除去される。
トナー像の記録紙P上への転写後、定着装置7を通過させてトナー像を記録紙P上へ熱定着することで、最終的な画像が得られる。
なお、画像形成装置は、上述した構成に加え、例えば除電工程を行なうことができる構成としても良い。除電工程は、電子写真感光体に露光を行なうことで電子写真感光体の除電を行なう工程であり、除電装置としては、蛍光灯、LED等が使用される。また除電工程で用いる光は、強度としては露光光の3倍以上の露光エネルギーを有する光である場合が多い。
また、画像形成装置は更に変形して構成してもよく、例えば、前露光工程、補助帯電工程などの工程を行なうことができる構成としたり、オフセット印刷を行なう構成としたり、更には複数種のトナーを用いたフルカラー方式の構成としてもよい。
以下、実施例に基づき本実施の形態をさらに具体的に説明する。なお、以下の実施例は本発明を詳細に説明するために示すものであり、本発明はその趣旨に反しない限り、以下に示した実施例に限定されるものではない。また、以下の実施例、比較例中の「部」の記載は、特に指定しない限り「質量部」を示す。
なお、種々の諸物性、特性は以下のように測定、または定義されたものである。
<ポリエステルの固有粘度の測定>
ポリエステル1gを精秤し、フェノール/テトラクロロエタン=50/50(質量比)の混合溶媒100mlを加えて溶解させ、30℃で測定した。
<ポリエステルフィルムに用いるフィラー(微粒子)の平均粒子径(d50:μm)>
遠心沈降式粒度分布測定装置(株式会社島津製作所社製SA−CP3型)を使用して測
定した等価球形分布における積算(体積基準)50%の値を平均粒径とした。
<空気洩れ指数(G)>
東洋精機製、デジベック平滑度試験機を用いて、JIS8119:1998に従って測定した。まず、フィルムを試料台の中心にくるようにセットし、フィルムの上にゴム製押え板および加圧板を置き、加圧装置によって100kPaの圧力をかけた。容積380mlの大真空容器を選択し、容器内の圧力を50.7kPaより低くした後、10mlの空気が流れる時間、すなわち、容器内の圧力が50.7kPaから48.0kPaに変化するまでの時間を秒単位で測定した。
<フィルム光沢度(G60°)>
日本電色工業製VG‐2000型光沢度計を用いて、60度鏡面光沢度(60°)をJISZ8741に準じて測定した。すなわち、入射角、反射角60度における黒色標準板の反射率を基準に試料の反射率を求め光沢度とした。
<フィルムヘーズ>
日本電色工業製NDH‐2000型濁度計を用いて、JISK6714に準じ、日本電色工業社製によりフィルムの濁度を測定した。
以降、実施例の具体的説明を行う。
<ポリエステルフィルムの製造>
製造例1
ベント付き二軸押出機を使用し、平均粒子径4.1μmの無定形シリカ粒子(A)を3000ppmと、平均粒子径3.2μmの無定形シリカ粒子(B)を4000ppm含有するポリエチレンテレフタレートを280℃〜300℃の温度で溶融押し出しし、静電密着法を併用しながら冷却ドラム上にキャストして、無定形フィルムを得た。このフィルムを82℃で縦方向に3.3倍延伸し、さらに120℃で横方向に3.9倍延伸し、230℃で熱処理して、厚さ75μmのポリエステルフィルムを得た。
製造例2
製造例1において、シリカ粒子(A)を3000ppmと、シリカ粒子(B)を5000ppm含有するポリエチレンテレフタレートを使用する以外は同様にして、厚さ75μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
製造例3
製造例1において、シリカ粒子(A)を3000ppmと、シリカ粒子(B)を3000ppm含有するポリエチレンテレフタレートを使用する以外は同様にして、厚さ75μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
製造例4
製造例1において、シリカ粒子(A)を3000ppmと、シリカ粒子(B)を1000ppm含有するポリエチレンテレフタレートを使用する以外は同様にして、厚さ75μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
比較製造例1
製造例1において、シリカ粒子(A)を3000ppmを含有し、シリカ粒子(B)を含有しないポリエチレンテレフタレートを使用する以外は同様にして、厚さ75μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
比較製造例2
製造例1において、シリカ粒子(B)を4000ppmを含有し、シリカ粒子(A)を含有しないポリエチレンテレフタレートを使用する以外は同様にして、厚さ75μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
比較製造例3
製造例1において、シリカ粒子(A)を10000ppm含有し、シリカ粒子(B)を含有しないポリエチレンテレフタレートを使用する以外は同様にして、厚さ75μmの二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。
<感光体シートの製造>
実施例1
平均一次粒子径40nmのルチル型酸化チタン(石原産業社製「TTO55N」)と、該酸化チタンに対して3質量%のメチルジメトキシシラン(東芝シリコーン社製「TSL8117」)とを、高速流動式混合混練機((株)カワタ社製「SMG300」)に投入し、回転周速34.5m/秒で高速混合して得られた表面処理酸化チタンを、メタノール/1−プロパノールの混合溶媒中でボールミルにより分散させることにより、疎水化処理酸化チタンの分散スラリーとした。該分散スラリーと、メタノール/1−プロパノール/トルエンの混合溶媒、及び、ε−カプロラクタム[下記式(A)で表わされる化合物]/ビス(4−アミノ−3−メチルシクロヘキシル)メタン[下記式(B)で表わされる化合物]/ヘキサメチレンジアミン[下記式(C)で表わされる化合物]/デカメチレンジカルボン酸[下記式(D)で表わされる化合物]/オクタデカメチレンジカルボン酸[下記式(E)で表わされる化合物]の組成モル比率が、60%/15%/5%/15%/5%からなる共重合ポリアミドのペレットとを加熱しながら撹拌、混合してポリアミドペレットを溶解させた後、超音波分散処理を行なうことにより、メタノール/1−プロパノール/トルエンの質量比が7/1/2で、疎水性処理酸化チタン/共重合ポリアミドを質量比3/1で含有する、固形分濃度18.0%の下引き層用分散液とした。
Figure 0005884646
このようにして得られた下引き層形成用塗布液を、表面におよそ70nmのアルミニウムを蒸着した製造例1で製造したポリエチレンテレフタレート上に、乾燥後の膜厚が1.2μmになるようにワイアバーで塗布、乾燥して下引き層を設けた。
次に、CuKα線によるX線回折においてブラッグ角(2θ±0.2)が27.3゜に強い回折ピークを示し、図2に示す粉末X線回折スペクトルを有するオキシチタニウムフタロシアニン10質量部を1,2−ジメトキシエタン150質量部に加え、サンドグラインドミルにて粉砕分散処理を行ない顔料分散液を作成した。こうして得られた160質量部の顔料分散液に、ポリビニルブチラール(電気化学工業(株)製、商品名#6000C)の5%1,2−ジメトキシエタン溶液100質量部と適量の1,2−ジメトキシエタンを加え、最終的に固形分濃度4.0%の分散液を作製した。
この分散液を、上述の下引き層上に乾燥後の膜厚が0.4μmとなるようにワイアバー
で塗布した後、乾燥して電荷発生層を形成した。
次に、以下に示すヒドラゾン化合物の電荷輸送物質40質量部、繰り返し単位(1)からなるポリカーボネート樹脂(粘度平均分子量50,000)100質量部、レベリング剤としてシリコーンオイル0.05質量部をテトラヒドロフランとトルエンの混合溶媒(テトラヒドロフラン70質量%、トルエン30質量%)640質量部に混合し、電荷輸送層形成用塗布液を調製した。
Figure 0005884646
この液を上述の電荷発生層上に、乾燥後の膜厚が20μmとなるようにアプリケーターを用いて塗布し、125℃で20分間乾燥して電荷輸送層を形成して、感光体シートA1を作製した。
この感光体シートA1を、100mm×251mmのサイズに断裁して電気特性測定に用い、また、10mm×200mmのサイズに断裁して引っ張り試験機用のサンプルとした。
実施例2
実施例1のポリエステルフィルムを、製造例2で製造されたポリエステルフィルムにした以外は、実施例1と同様にして感光体シートB1を作製した。
実施例3
実施例1のポリエステルフィルムを、製造例3で製造されたポリエステルフィルムにした以外は、実施例1と同様にして感光体シートC1を作製した。
実施例4
実施例1のポリエステルフィルムを、製造例4で製造されたポリエステルフィルムにした以外は、実施例1と同様にして感光体シートD1を作製した。
比較例1
実施例1のポリエステルフィルムを、比較製造例1で製造されたポリエステルフィルムにした以外は、実施例1と同様にして感光体シートE1を作製した。
比較例2
実施例1のポリエステルフィルムを、比較製造例2で製造されたポリエステルフィルムにした以外は、実施例1と同様にして感光体シートF1を作製した。
比較例3
実施例1のポリエステルフィルムを、比較製造例3で製造されたポリエステルフィルム
にした以外は、実施例1と同様にして感光体シートG1を作製した。
実施例5
実施例1の電荷輸送層形成用塗布液に用いた、繰り返し単位(1)からなるポリカーボネート樹脂を下記構造の繰り返し単位(2)からなるポリカーボネート樹脂(粘度平均分子量50,000)にした以外は、実施例1と同様にして感光体シートA2を作製した。
Figure 0005884646
実施例6
実施例5のポリエステルフィルムを、製造例2で製造されたポリエステルフィルムにした以外は、実施例5と同様にして感光体シートB2を作製した。
実施例7
実施例5のポリエステルフィルムを、製造例3で製造されたポリエステルフィルムにした以外は、実施例5と同様にして感光体シートC2を作製した。
実施例8
実施例5のポリエステルフィルムを、製造例4で製造されたポリエステルフィルムにした以外は、実施例5と同様にして感光体シートD2を作製した。
比較例4
実施例5のポリエステルフィルムを、比較製造例1で製造されたポリエステルフィルムにした以外は、実施例5と同様にして感光体シートE2を作製した。
比較例5
実施例5のポリエステルフィルムを、比較製造例2で製造されたポリエステルフィルムにした以外は、実施例5と同様にして感光体シートF2を作製した。
比較例6
実施例5のポリエステルフィルムを、比較製造例3で製造されたポリエステルフィルムにした以外は、実施例5と同様にして感光体シートG2を作製した。
上記のように作製した感光体シートA1,B1,C1,D1,E1,F1,G1,A2,B2,C2,D2,E2,F2及びG2について、以下の電気特性試験と引っ張り試験を行なった。フィルムの物性値と結果を表−1にまとめた。
<電気特性試験>
電子写真学会測定標準に従って製造された電子写真特性評価装置(続電子写真技術の基礎と応用、日本画像学会編、コロナ社、404〜405頁記載)を使用し、上記感光体シートA1〜G2を直径80mmのアルミニウム製ドラムに貼り付けて円筒状にし、アルミニウム製ドラムと感光体シートのアルミニウム支持体との導通を取った上で、ドラムを一定回転数60rpmで回転させ、帯電、露光、電位測定、除電のサイクルによる電気特性評価試験を行なった。その際、感光体の初期表面電位が−700Vになるように帯電させ、ハロゲンランプの光を干渉フィルターで780nmの単色光としたものを1.0μJ/cmで露光したときの180ms後の表面電位(以下、VLと呼ぶことがある)を測定
した。測定環境は、温度25℃、相対湿度50%で行なった。
<引っ張り試験>
サンプルを引っ張り試験機で挟み、実効距離を150mmとし、20mm/minの速度で引っ張った。破断時に、ベースのポリエステルフィルムと感光層が同時に破断するが、破断面から感光層が剥がれてしまう場合と、感光層がフィルムと一体化している場合がある。以下のように判定基準を定義した。
○:破断面からの感光層剥離がほぼ見られなかった
△:破断面からの剥離が若干見られた
×:破断面からの感光層剥離が激しく見られた
Figure 0005884646
この結果から、製造例にあるポリエステルフィルムを使用した場合は、感光層の種類を選ぶことなく電気特性と密着性の両方に優れた感光体を得ることができるが、比較製造例にあるポリエステルフィルムを用いる場合は、密着性の程度は感光層の種類に依存する上に、程度が良くない。
よって、感光層を自由に設計したい場合には、本発明のポリエステルフィルムを用いることが有効であり、その感光体が特性に優れることになる。
実施例9
幅が1250mmであり、製造例1の方法で製造された二軸延伸ポリエチレンテレフタラートフィルムの表面に70nmの厚さでアルミニウム蒸着膜を設け、巻き取り、長さ3000mのロールとした。この際、片側にマスキング処理を施し、アルミニウムのない部分を55mm幅で同時に作製した。
次に、平均一次粒子径13nmの酸化アルミニウム粒子(日本アエロジル社製 Aluminum Oxide C)を、メタノール/1−プロパノールの混合溶媒中で超音波により分散させることにより、酸化アルミニウムの分散スラリーとなし、該分散スラリーと、メタノール/1−プロパノール(質量比7/3)の混合溶媒、及び、実施例1で用い
た共重合ポリアミドのペレットとを加熱しながら撹拌、混合してポリアミドペレットを溶解させた後、超音波分散処理を行うことにより、酸化アルミニウム/共重合ポリアミドを質量比1/1で含有する固形分濃度8.0%の分散液とした。
この下引き層用塗布液を、アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタラートフィルムのロールを巻き出しながら、リバースコート法を用い、その上に乾燥後の膜厚が1.2μmとなるように塗布し、下引き層を設けた。
次に、CuKα線によるX線回折においてブラッグ角(2θ±0.2)が9.3゜、10.6゜、13.2゜、15.1゜、15.7゜、16.1゜、20.8゜、23.3゜、26.3゜、27.1゜に強い回折ピークを示すオキシチタニウムフタロシアニン10質量部と、4−メトキシ−4−メチル−2−ペンタノンを150質量部混合し、サンドグラインドミルにて粉砕分散処理を行い顔料分散液を製造した。この顔料分散液に、ポリビニルブチラール(電気化学工業(株)製、商品名デンカブチラール#6000C)の5質量% 1,2−ジメトキシエタン溶液50質量部、およびフェノキシ樹脂(ユニオンカーバイド社製、商品名PKHH)の5質量%1,2−ジメトキシエタン溶液50質量部を混合し、更に適量の1,2−ジメトキシエタンを加えて最終的に固形分濃度4.0%の分散液を調製した。
このようにして得られた電荷発生層用塗布液を、上述の下引き層を形成したアルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタラートフィルムのロールを巻き出しながら、リバースコート法を用い、その上に乾燥後の膜厚が0.4μmとなるように塗布し、電荷発生層を設けた。
次に、特開2002−80432中に示された以下構造を主成分とする異性体からなる電荷輸送物質45質量部、繰り返し単位(1)からなるポリカーボネート樹脂(粘度平均分子量50,000)100質量部、酸化防止剤(チバガイギー社製、商品名Irganox1076)8質量部、レベリング剤としてシリコーンオイル0.05質量部をテトラヒドロフランとトルエンの混合溶媒(テトラヒドロフラン70質量%、トルエン30質量%)640質量部に混合し、電荷輸送層形成用塗布液を調製した。
Figure 0005884646
このようにして得られた電荷輸送層用塗布液を、上述の下引き層及び電荷発生層を形成したアルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタラートフィルムのロールを巻き出しながら、ダイコート法を用い、その上に乾燥後の膜厚が18μmとなるように塗布し、電荷輸送層を設けた。
このようにして得られた感光層の塗布されたロール状シートを、連続式の断裁機を用い
て353mm×584mmのサイズに切り出し、感光体シートを得た。さらにこのシートの両端から、アセトン及びエタノールを用いて、感光層をそれぞれ25mmの幅で剥離して、電子写真感光体H1を得た。
比較例7
実施例9のポリエステルフィルムを、比較製造例1で製造されたポリエステルフィルムにした以外は、実施例9と同様にして感光体シートI1を作製した。
製造した感光体シートH1及びI1について以下の実機試験を行なった。
<実機試験>
市販の軽印刷機ヒューレットパッカード社製TurboStreamに感光体シートを装着し、画像評価を行なった。装着に於いては、機内のアルミニウムドラムに感光体シートを巻き付け、両端の未塗布領域を重ね合わせてドラム上に感光体シートを保持した。片側のアルミニウム層を除去したことで、静電気によって容易に重ね合わせることができた。
感光体H1を用いて、ハーフトーン画像を100枚連続で出力したが、濃度変化はなく、良好な画像を得た。さらに、機内で感光層が端部から剥がれる等のトラブルもなく、実使用上も問題なかった。
一方で感光体I1では、端面での感光層の毛羽立ちが発生し、長期に印字を繰り返した場合に感光層の剥離が発生する可能性が示唆された。
比較例8
実施例9で得られたロール状シートを、連続式の断裁機を用いて381mm×245mmのサイズに切り出し、適切な位置にガイドリブ及び導電帯を設け、両端を1mm重ね合わせて超音波融着することで、幅245mm、周長380mmの電子写真感光体ベルトH2を得た。
比較例9
比較例8のポリエステルフィルムを、比較製造例1で製造されたポリエステルフィルムにした以外は、比較例8と同様にして感光体ベルトI2を作製した。
製造した感光体ベルトH2及びI2について以下の実機試験を行なった。
<実機試験>
この感光体ベルトを、市販のレーザービームプリンタRicoh社製Ipsio2200に装着し、画像評価及び100枚の連続印字評価を行なったが、感光体H2及びI2のいずれに於いても問題は発生せず、ポリエステルフィルムによる差異は観測されなかった。
以上から、ベルト状感光体では、本発明の効果は得られず、本発明の感光体をシート状として用いる場合に限り、その効果を発現できることがわかる。

Claims (7)

  1. シート状のポリエステルフィルム上に金属蒸着層と感光層をこの順に有する電子写真感光体において、該ポリエステルフィルムは平均粒子径が異なる2種類以上の無定形シリカ粒子を含有し、該ポリエステルフィルムのヘーズ値が45〜70%であり、シート形状を有することを特徴とする電子写真感光体。
  2. 該ポリエステルフィルムのヘーズ値が48〜68%であることを特徴とする、請求項1に記載の電子写真感光体。
  3. シート状のポリエステルフィルム上に金属蒸着層と感光層をこの順に有する電子写真感光体において、該ポリエステルフィルムは平均粒子径が異なる2種類以上の無定形シリカ粒子を含有し、空気漏れ指数が800〜2000秒の範囲であり、シート形状を有することを特徴とする電子写真感光体。
  4. 該ポリエステルフィルムの空気漏れ指数が1200〜1800秒であることを特徴とする、請求項3に記載の電子写真感光体。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子写真感光体ドラムに巻きつけられていることを特徴とする電子写真感光体。
  6. 感光層の膜厚が25μm以下であることを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
  7. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の電子写真感光体を搭載した画像形成装置。
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