JP5883264B2 - 工作機械、制御装置、プログラム及び工作機械による加工方法 - Google Patents
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Description
ワークを把持する主軸を回転可能に支持する主軸台が載置され、所定の軸方向に移動するスライド部と、
前記ワークを加工する工具を複数保持する工具台と、
前記所定の軸方向には移動しない第1の部分と、
前記スライド部に対して不動であり、前記スライド部の移動と共に前記所定の軸方向に移動する第2の部分と、
前記第1の部分と前記第2の部分とが接触したこと又は所定の距離だけ接近したことを検出する検出手段と、
前記検出手段が検出したことに基づいて検出時の前記スライド部の前記所定の軸上の位置を示す値を取得する位置取得手段と、
前記位置取得手段が第1の検出時に取得した位置を示す値と前記第1の検出時後の第2の検出時に取得した位置を示す値との差を前記所定の軸方向における熱変位量として算出し、算出した熱変位量に応じて補正量を取得する補正量取得手段と、
前記工具の位置を示す予め定められた目標位置に前記補正量取得手段が取得した補正量を加味した位置に前記スライド部を移動させる駆動制御手段と、を備え、
前記補正量取得手段は、複数の工具のうち少なくとも1つの工具の前記所定の軸上の位置を示す値と前記スライド部の前記所定の軸上の最大移動量との比であって1より小さい値の係数を算出し、算出した係数を前記熱変位量に掛けたものを補正量として取得する、
ことを特徴とする。
前記工作機械の動作時間に基づいて累積加工時間を算出する時間算出手段と、
前記時間算出手段が算出した累積加工時間が予め定められた所定期間に達したか否かを判別する判別手段と、をさらに備え、
前記判別手段によって前記累積加工時間が前記所定期間に達したと判別された場合、前記駆動制御手段は、前記補正量取得手段が前記所定期間に達する前に取得した補正量を前記目標位置に加味した位置に前記スライド部を移動させる、ようにしてもよい。
前記第1の部分と前記第2の部分の一方は、接触センサであり、
前記検出手段は、前記接触センサと、前記第1の部分と前記第2の部分の他方とが接触したことを検出する、ようにしてもよい。
前記第1の部分と前記第2の部分の一方は、非接触センサであり、
前記検出手段は、前記非接触センサと、前記第1の部分と前記第2の部分の他方とが所定の距離だけ接近したことを検出する、ようにしてもよい。
前記所定の軸方向は、前記ワークの径方向であり、前記スライド部を前記所定の軸と直交する軸方向に移動させる移動機構をさらに備える、ようにしてもよい。
ワークを把持する主軸を回転可能に支持する主軸台が載置され、所定の軸方向に移動するスライド部と、
前記ワークを加工する工具を複数保持する工具台と、
前記所定の軸方向には移動しない第1の部分と、
前記スライド部に対して不動であり、前記スライド部の移動と共に前記所定の軸方向に移動する第2の部分と、を備える工作機械の動作を制御する制御装置であって、
前記第1の部分と前記第2の部分とが接触したこと又は所定の距離だけ接近したことを検出する検出手段と、
前記検出手段が検出したことに基づいて検出時の前記スライド部の前記所定の軸上の位置を示す値を取得する位置取得手段と、
前記位置取得手段が第1の検出時に取得した位置を示す値と前記第1の検出時後の第2の検出時に取得した位置を示す値との差を前記所定の軸方向における熱変位量として算出し、算出した熱変位量に応じて補正量を取得する補正量取得手段と、
前記工具の位置を示す予め定められた目標位置に前記補正量取得手段が取得した補正量を加味した位置に前記スライド部を移動させる駆動制御手段と、を備え、
前記補正量取得手段は、複数の工具のうち少なくとも1つの工具の前記所定の軸上の位置を示す値と前記スライド部の前記所定の軸上の最大移動量との比であって1より小さい値の係数を算出し、算出した係数を前記熱変位量に掛けたものを補正量として取得する、
ことを特徴とする。
ワークを把持する主軸を回転可能に支持する主軸台が載置され、所定の軸方向に移動するスライド部と、
前記ワークを加工する工具を複数保持する工具台と、
前記所定の軸方向には移動しない第1の部分と、
前記スライド部に対して不動であり、前記スライド部の移動と共に前記所定の軸方向に移動する第2の部分と、を備える工作機械の動作を制御するプログラムであって、
前記第1の部分と前記第2の部分とが接触したこと又は所定の距離だけ接近したことを検出する処理と、
検出したことに基づいて検出時の前記スライド部の前記所定の軸上の位置を示す値を取得する処理と、
第1の検出時に取得した位置を示す値と前記第1の検出時後の第2の検出時に取得した位置を示す値との差を前記所定の軸方向における熱変位量として算出し、算出した熱変位量に応じて補正量を取得する補正量取得処理と、
前記工具の位置を示す予め定められた目標位置に取得した補正量を加味した位置に前記スライド部を移動させる処理と、を実行させ、
前記補正量取得処理では、複数の工具のうち少なくとも1つの工具の前記所定の軸上の位置を示す値と前記スライド部の前記所定の軸上の最大移動量との比であって1より小さい値の係数を算出し、算出した係数を前記熱変位量に掛けたものを補正量として取得する。
ワークを把持する主軸を回転可能に支持する主軸台が載置され、所定の軸方向に移動するスライド部と、
前記ワークを加工する工具を複数保持する工具台と、
前記所定の軸方向には移動しない第1の部分と、
前記スライド部に対して不動であり、前記スライド部の移動と共に前記所定の軸方向に移動する第2の部分と、を備える工作機械による加工方法であって、
前記第1の部分と前記第2の部分とが接触したこと又は所定の距離だけ接近したことを検出するステップと、
検出したことに基づいて検出時の前記スライド部の前記所定の軸上の位置を示す値を取得するステップと、
第1の検出時に取得した位置を示す値と前記第1の検出時後の第2の検出時に取得した位置を示す値との差を前記所定の軸方向における熱変位量として算出し、算出した熱変位量に応じて補正量を取得する補正量取得ステップと、
前記工具の位置を示す予め定められた目標位置に取得した補正量を加味した位置に前記スライド部を移動させるステップと、を備え、
前記補正量取得ステップでは、複数の工具のうち少なくとも1つの工具の前記所定の軸上の位置を示す値と前記スライド部の前記所定の軸上の最大移動量との比であって1より小さい値の係数を算出し、算出した係数を前記熱変位量に掛けたものを補正量として取得する、
ことを特徴とする。
以下、本発明の一実施形態に係る工作機械について、図面を参照して説明する。図1に示す工作機械1は、2つの主軸で円柱状の被加工物(ワーク)Wの前面及び背面を加工する多機能旋盤として構成されている。
なお、以下では、鉛直方向を「Y軸方向」といい、ワークの中心線に沿った水平方向を「Z軸方向」といい、Y軸及びZ軸方向に垂直な水平方向を「X軸方向」という。また、図1〜図4、図7の図中には、X、Y、Z軸の各々の方向を示す矢印を示した。以下では、これら矢印が示す各々の方向において、矢印の向く方向を+側として説明する。
主軸台22には、ワーク回転用モータ(図示せず)が内蔵されている。このワーク回転用モータは、主軸21に備えられたチャック21aが把持するワークWを回転させる。
第1Z軸スライド部34は、そのY軸方向下方に、ボールねじ32と嵌合するナット35を有する。ナット35は、ボールねじ32が回転するとZ軸方向に移動する。
第1Z軸スライド機構30は、第1Z軸モータ33でボールねじ32を回転させることで、ナット35ないしは第1Z軸スライド部34を移動させ、ワーク保持部20をZ軸方向に移動させる。したがって、第1加工機構10では、ワークWをチャック21aで保持して前記ワーク回転用モータによって回転させながら、ワークWをZ軸方向に移動させることができる。
また、固定台41は、X軸移動部44を移動させるための第1X軸スライド機構(図示せず)を備える。この第1X軸スライド機構は、第1X軸モータ(図示せず)等を備え、例えば上述した第1Z軸スライド機構30と同様に構成される。
なお、Y軸移動部50は、X軸移動部44に取付けられているため、前記第1X軸スライド機構によってX軸移動部44がX軸方向に移動するとY軸移動部50もX軸方向に移動する。
工具保持部52は、Y軸スライド部51の主面上に取り付けられる。工具保持部52は、図2(a)に示すように、中空部51Hの左右の端に沿うようにして配設される。この工具保持部52は、複数のバイト、ドリル等から構成される工具Tfを固定的に保持する。工具Tfは、例えば、図2(a)に示すように、X軸方向且つ中空部51Hの中央部に向く9本のバイトと、−Z軸方向に向く4本のドリル(図2(a)で点線で示した)と、から構成されている。工具Tfを構成するバイトは、ワークWを切断する切断用バイトを含む。また、工具Tfを構成するドリルによって、ワークWの正面を加工することができる。
Y軸スライド部51の工具保持部52が設けられた面の裏面には、Y軸方向に沿って延びるレール部(図示せず)が取り付けられている。このレール部は、前記した第1X軸スライド部45に設けられた前記ガイド溝部(図示せず)と係合する。
第1加工機構10は、Y軸モータ48でボールねじ47を回転させ、これにより、ボールねじ47と嵌合するナット53を移動させることで、Y軸移動部50を、Y軸方向に移動させる。
主軸台72には、ワーク回転用モータ(図示せず)が内蔵されている。このワーク回転用モータは、主軸71に備えられたチャック71aが把持するワークWを回転させる。主軸第72は、第2X軸スライド機構90の後述する第2X軸スライド部91上に設置されている。
第2Z軸スライド部84は、そのY軸方向下方に、ボールねじ82と嵌合するナット85及びZ軸方向に延びるガイド溝部Gz2(図2(b)参照)を有する。ナット85は、ボールねじ82が回転するとZ軸方向に移動する。ガイド溝部Gz2は、図示するように前記レール部Rz2と係合する。
第2Z軸スライド機構80は、第2Z軸モータ83でボールねじ82を回転させることで、ナット85ないしは第2Z軸スライド部84を移動させる。これにより、ワーク保持部70は、Z軸方向に延びたレール部Rz2上を移動することができる。
第2X軸スライド部91上には、主軸台72が設置されている。第2X軸スライド部91は、そのY軸方向下方に、ボールねじ93と嵌合するナット95(図3参照)及びX軸方向に延びるガイド溝部Gx2(図1、図3参照)を有する。ナット95は、ボールねじ93が回転するとX軸方向に移動する。ガイド溝部Gx2は、図1に示すように前記レール部Rx2と係合する。ボールねじ93は、第2X軸モータ94によって回転可能に支持されており、第2X軸モータ94側(+X軸側)の端は固定端、その他端は自由端となっている。このため、第2X軸モータ94等の発熱により熱変位が生じると、ボールねじ93は、−X軸方向に伸びる。
第2X軸スライド機構90は、第2X軸モータ94でボールねじ93を回転させることで、ナット95ないしは第2X軸スライド部91を移動させる。これにより、ワーク保持部70は、X軸方向に延びたレール部Rx2上を移動することができる。なお、第2X軸スライド機構90は、第2Z軸スライド機構80上に配置されているため、第2Z軸スライド機構80によって第2Z軸スライド部84がZ軸方向に移動することで第2X軸スライド部91もZ軸方向に移動する。
工具台100は、図示しないが、ベッドS等に固定的に支持されることで、ベッドSに対して不動となるように設けられている。工具台100は、保持する工具Trの先端(例えば、軸中心)が、第2加工機構60のワーク保持部70が保持するワークWの軸中心に位置するような高さに配置されている。
このように取り付けられた検出部210は、第2X軸スライド部91に対して不動である。したがって、検出部210は、第2X軸スライド部91の移動に伴ってX軸方向に移動する。
このように、ドグ220は、第2Z軸スライド部84に取り付けられているため、X軸方向には移動しない。
以上のように構成される本実施形態に係る検出機構200は、第2加工機構60におけるX軸方向の熱変位(主に、X軸方向に延びるボールねじ93に起因する熱変位)を測定するために設けられている。
(1)一次加工
制御部300は、Y軸モータ48を駆動し、所望の工具TfがワークWと同じ高さに位置するようにY軸移動部50を移動させる。次に、制御部300は、前記ワーク回転用モータと第1Z軸モータ33を駆動し、ワークWを回転させながらZ軸方向に移動させ、また、これと同時又は時間差で前記第1X軸モータを駆動し、前記第1X軸スライド機構によりX軸移動部44をワークWに向けて移動させる。
このようにして、バイト、ドリル等の工具TfをワークWの前面又は側面に当接させ、第1加工機構10は、ワークWを一次加工する。
一次加工を終えると、制御部300は、第2Z軸モータ83及び第2X軸モータ94を駆動し、ワーク保持部70を移動させて、一次加工されたワークWを、チャック71aに把持させる。続いて、制御部300は、前記ワーク回転用モータと第1X軸モータ(図示せず)を駆動し、第1X軸スライド部45をワークWに向けて移動させ、工具Tfの切断用バイトにより、ワークWを所望の位置で切断する。なお、図1では、このようにワークWが切断された後の状態を示している。続いて、制御部300は、工具台100の複数の工具Trのうち、所定の工具Trを割り出し、主軸71を回転させながら、第2Z軸スライド機構80及び第2X軸スライド機構90により、把持したワークWの背面又は側面に選択した工具Trに当接させ、さらにワークWを加工する。
このようにして、第2加工機構60は、ワークWを二次加工する。
工作機械1を起動し、運転させると、機械の温度の上昇に起因して、工作機械1を構成する各部に熱変位が発生する。高度の加工精度が求められる場合、このような熱変位を加味して加工する必要がある。本実施形態では、第2加工機構60において、工具TrでワークWを二次加工しており、この二次加工では、ボーリングバイトでワークWに開口部を形成したり、ターニングバイトでワークWの外周を加工したりするため、内径や外径の加工精度を高くする必要がある。特に、第2X軸モータ94の発熱等により、ボールねじ93がX軸方向に伸びる(熱変位する)と、ワークWの径方向に熱変位による誤差が生じてしまうため、高い加工精度を維持できなくなってしまう。
そこで、本実施形態に係る工作機械1では、制御部300が、予め測定した第2X軸スライド部91の位置(基準位置)と1つのワークWを加工する直前に測定した第2X軸スライド部91の位置との差から熱変位量を求め、この熱変位量に基づいて補正量を算出する。そして、工具Trを選択し、主軸71が把持したワークWを選択した工具Trの位置に移動させる際、制御部300は、主軸71の位置を、算出した補正量を加味した位置に移動させる。
図5のフローチャートを参照して、制御部300が実行する基準位置取得処理を説明する。この処理は、例えば、工作機械1の電源を投入したことを条件に開始される。
具体的には、制御部300は、i)まず、第2Z軸モータ83を駆動し、第2Z軸スライド部84を、工具Trに当たらないように、主軸71先端が工具台100の工具Tr先端よりも+Z方向に所定距離隔てた位置に位置するように移動させ、ii)次に、第2X軸モータ94を駆動し、第2X軸スライド部91を、検出部210の先端部211がドグ220に近接する検出待機位置まで移動させる。
なお、座標X=0、X=Xmは、工作機械1が熱変位していない場合における座標として予め設定されている。また、図7に示すように、工具Tr4よりも−X軸方向に位置する工具Tr3、Tr2、Tr1各々の軸中心の座標X3、X2、X1も同様に予め設定されている。
ステップS13の処理を実行すると基準位置取得処理は終了する。
制御部300は、例えば、ワークの加工開始の指示を示す信号を受け付けたことを条件に、補正量取得処理を開始する。
ここで、累積加工時間とは、ワークWの実際の加工時間にみなせる時間をいい、例えば、工作機械1の電源を投入してから電源を切るまでの時間から工作機械1のアイドリング状態の時間を減算したものである。このようにアイドリング状態の時間を減算する理由は、アイドリング状態では、機械に帯びた熱が発散するためである。また、同様に機械から熱が発散することを考慮して、一時的に工作機械1の電源を切った時間が予め定めた時間(例えば、30分)未満である場合には、累積加工時間をリセットせずに、工作機械1の電源を投入してから電源を切るまでの時間から、このような一時的に電源を切った時間を減算したものを累積加工時間としてもよい。また、サチレート時間とは、機械の熱変位がほぼ収束し、平衡状態に達するまでの時間をいう。
具体的には、制御部300は、図示しないタイマにより、上記累積加工時間を算出しており、現在の累積加工時間が、予め設定したサチレート時間(例えば、2時間程度)に達したか否かを判別する。
具体的には、制御部300は、ここで取得したX座標からステップS13で取得した基準位置としてのX座標を減算した値を算出する。この値は、基準位置を取得した時点に対する現時点のX軸方向の熱変位量を示す。ここで算出された値をaとすると、aが正の値であれば、熱変位によって、ボールねじ93が概ねaだけ−X軸方向に伸びていることが推定される。逆に、aが負の値であれば、熱変位によって、ボールねじ93が概ねaだけ+X軸方向に縮んでいることが推定される。第1実施形態では、このように算出された熱変位量をそのまま補正量として取得し、記憶する。
ここで、サチレート時間に達している場合(ステップS20;Yes)に、補正量を取得せずに、ワークを加工開始する理由は、サチレート時間に達していれば、機械の熱変位は平衡状態にある(つまり、安定している)ためである。
このため、サチレート時間に達した(ステップS20;Yes)後の補正量は、前回処理(サチレート時間に達する直前のステップS24)における補正量となる。つまり、サチレート時間に達した後の補正量は、サチレート時間に達する直前のステップS24で取得したX座標からステップS13で取得した基準位置としてのX座標を減算した値となる。
具体的には、例えば、図示するように、工具Trのうち最も−X方向側に位置する工具Tr1でワークWを加工する場合、算出された補正量がaであるとすると、熱変位によって、ボールねじ93が概ねaだけ−X軸方向に伸びていることが推察される。このため、制御部300は、予め設定された工具Tr1の加工目標座標(X=X1)に、X軸方向の補正量aを加味した、補正加工目標座標(X=X1+a)の位置に、主軸71の軸中心が位置するように第2X軸スライド部91を移動させて、工作機械1(本実施形態では、第2加工機構60)にワークWを加工させる。
このような工作機械1、制御部300(制御装置の一例)、及び工作機械1による加工方法によれば、第1検出時と第2検出時との相対的な熱変位量に応じて補正量を取得しているため、室温、機械温度によらず、正確な熱変位補正が可能であり、暖気運転の時間をなくすか短縮することができる。また、暖気運転の時間をとられずに済むため省エネにもなる。また、検出部210を第2X軸スライド部91に取り付け、ドグ220をX軸方向には移動しない位置に取り付けるだけでよいため、構成が簡単である。
このようにすれば、サチレート時間の経過後は、検出機構200による検出時間が不要になるため、加工時間を短縮することができる。
このような工作機械1によれば、X軸及びZ軸にワークWを移動させることができ、ボーリングバイト、ターニングバイト等の工具TrでワークWに開口部を形成したり、ワークWの外周を加工したりすることができる。そして、内径や外径の加工精度が求められる場合であっても、ワークWの径方向であるX軸方向における熱変位を補正することができるため、高い加工精度を実現できる。
第1実施形態では、ステップS24で、算出した熱変位量をそのまま補正量としたが、第2実施形態では、算出した熱変位量に所定の係数を掛けたものを補正量として取得する例を示す。
ここで、上記(数1)式を参照すると、熱変位量は、サチレートするまで(平衡状態になるまで)は、ボールねじの長さLに比例することがわかる。すると、第1実施形態で求めた熱変位量は、ボールねじ93による−X軸方向の最大の変位において求めた値であるため、ボールねじ93による最大変位箇所には位置しない複数の工具Tr各々の位置に補正量としてこの熱変位量をそのまま加味しただけでは、必ずしも正確な位置に熱変位補正をすることができない。
そこで、第2実施形態では、制御部300は、補正量取得処理のステップS24において、算出した熱変位量に係数C(0<C<1)を掛けた値を補正量として算出し、取得する。ここで、図7に示すように、工具Tr1とTr4との間隔をL1(つまり、L1=Xm−X1)、工具Tr2とTr4との間隔をL2(つまり、L2=Xm−X2)、工具Tr3とTr4との間隔をL3(つまり、L3=Xm−X3)とする。この場合、例えば、係数Cは、C=(L1/2)/Xmの関係式から求められる値に設定すれば、ボールねじ93による最大移動長さにおける工具台100の位置を概ね反映したものになる。仮に、Xm=200、L1=84である場合は、係数Cは、上記関係式から0.21と求められる。
第2実施形態では、このように定めた係数Cを熱変位量に掛けて求められる値(例えば熱変位量がaである場合、C・aで求められる値)を加味した位置に工具Trの位置を補正する。具体的には、例えば、工具Tr1でワークWを加工する場合、算出された熱変位量がaであるとすると、制御部300は、予め設定された工具Tr1の加工目標座標(X=X1)に補正量を加味した補正加工目標座標(X=X1+C・a)の位置に、主軸71の軸中心が位置するように第2X軸スライド部91を移動させて、工作機械1(本実施形態では、第2加工機構60)にワークWを加工させる。
これにより、ボールねじ93の最大長さに対する工具台100の位置を考慮した正確な熱変位補正が実現できるため、ワークWの加工精度を高めることができる。
第3実施形態では、複数の工具Trの各位置を示す量とボールねじ93によるX軸方向での最大変位の位置を示す量(Xm)との比を係数として複数求め、これら係数の各々を熱変位量に掛けた補正量を、複数取得する。これにより、さらに精度の良い熱変位補正を実現する。
以下、加工目標としての工具Trの各々についての係数をどのように求めるかを説明する。
工具Tr1の位置は、ボールねじ93の長さが最小となるXmを基準にすれば、L1と表せる。したがって、工具Tr1を選択する際の係数をC1とすると、係数C1は、C1=L1/Xmにより求められる。例えば、Xm=200、L1=84である場合、係数C1は、C1=84/200より、0.42と算出できる。
(2)工具Tr2を選択する際の係数
工具Tr2の位置は、ボールねじ93の長さが最小となるXmを基準にすれば、L2と表せる。したがって、工具Tr2を選択する際の係数をC2とすると、係数C2は、C2=L2/Xmにより求められる。例えば、Xm=200、L2=56である場合、係数C2は、C2=56/200より、0.28と算出できる。
(3)工具Tr3を選択する際の係数
工具Tr3の位置は、ボールねじ93の長さが最小となるXmを基準にすれば、L3と表せる。したがって、工具Tr3を選択する際の係数をC3とすると、係数C3は、C3=L3/Xmにより求められる。例えば、Xm=200、L3=28である場合、係数C3は、C3=28/200より、0.14と算出できる。
(4)工具Tr4を選択する際の係数
工具Tr4の位置は、ボールねじ93の長さが最小となるXmを基準にすれば、0(ゼロ)となる。したがって、工具Tr4を選択する際の係数をC4とすると、係数C4は、C4=0/Xmより、0と算出できる。
具体的には、算出された熱変位量がaであるとすると、制御部300は、工具Tr1でワークWを加工する場合は補正加工目標座標(X=X1+C1・a)の位置に、工具Tr2でワークWを加工する場合は補正加工目標座標(X=X2+C2・a)の位置に、工具Tr3でワークWを加工する場合は補正加工目標座標(X=X3+C3・a)の位置に、工具Tr4でワークWを加工する場合は補正加工目標座標(X=Xm+C4・a)の位置に、主軸71の軸中心が位置するように第2X軸スライド部91を移動させて、工作機械1(本実施形態では、第2加工機構60)にワークWを加工させる。
なお、この場合、全ての工具Tr1〜Tr4について、係数を求め、補正加工目標座標を算出する必要はなく、例えば、工具Trの割り出す際に、工具Tr1〜Tr4の各々の工具について「補正行う/行わない」といった所定のコードで制御部300に指令することにより、任意の工具についてのみ補正量を求め、補正加工目標座標を算出するようにしてもよい。
これにより、ボールねじ93の最大長さに対する工具Trの各々の位置を考慮した正確な熱変位補正が実現できるため、ワークWの加工精度をより高めることができる。
(変形例1)
以上の実施形態では、検出機構200が、X軸方向には移動しないドグ220と、第2X軸スライド部91に対して不動であり、第2X軸スライド部91の移動と共にX軸方向に移動する検出部210と、から構成される例を示したが、検出部とドグの関係は逆であってもよい。ここからは、工作機械1のうち以上の実施形態とは検出機構の構成が異なる変形例1を説明する。
検出部210’は、第2Z軸スライド部84の側面(X−Y平面と平行な面)に設置されている。具体的には、検出部210’は、図8(b)に示すように、第2Z軸スライド部84の側面であって+Z軸方向に向く面に固着された立方体状のスペーサ84A上に取り付けられている。検出部210’は、例えば、ボルトB1’(図8(a)参照)によりスペーサ84A(図8(b)参照)に固着される。
このように、検出部210’は、第2Z軸スライド部84に取り付けられているため、X軸方向には移動しない。
このように取り付けられたドグ220’は、第2X軸スライド部91に対して不動である。したがって、ドグ220’は、第2X軸スライド部91の移動に伴ってX軸方向に移動する。
このような変形例1によっても、第1検出時と第2検出時との相対的な熱変位量に応じて補正量を取得しているため、室温、機械温度によらず、正確な熱変位補正が可能であり、暖気運転の時間をなくすか短縮することができる。また、ドグ220’を第2X軸スライド部91に取り付け、検出部210’をX軸方向には移動しない位置に取り付けるだけでよいため、構成が簡単である。
また、以上の実施形態及び変形例1では、検出部210又は210’が、タッチスイッチ(接触センサの一例)である例を示したが、これに限られない。
検出部210又は210’は、非接触センサであってもよい。非接触センサは、例えば、渦電流式距離測定器であり、自機と対象物であるドグ220又は220’との距離を測定し、計測値を制御部300に供給するものである。具体的には、制御部300は、渦電流式距離測定器が備えるコイルに高周波電流を流し、電磁誘導作用によってドグ220又は220’表面に渦電流を発生させることで、両者の距離に応じて変化するコイルのインピーダンスを取得し、取得したインピーダンス値に基づいて前記距離を測定する。
この場合、制御部300は、上記ステップS13及びステップS23において、予め記憶しておいた距離に、測定値が達した時点でのX座標を取得すればよい。このようにしても、上記と同様の基準位置取得処理及び補正量取得処理により補正量を取得し、取得した補正量を加味した、補正加工目標座標の位置においてワークWを加工させることができる。
以上の実施形態及び変形例では、制御部300は、ワーク加工を開始し(ステップS26)、1つのワークWを加工するとステップS20に処理を戻すものとしたが、これに限られない。制御部300は、複数のワークWを加工した後や、所定時間経過後に、ステップS20の処理に戻すようにしてもよい。このようにすれば、毎回、検出機構200に検出させずに済むので、加工時間を短縮することができる。
S …ベッド
10 …第1加工機構
20 …ワーク保持部
30 …第1Z軸スライド機構
40 …工具移動機構
41 …固定台
44 …X軸移動部
50 …Y軸移動部
60 …第2加工機構
70 …ワーク保持部
80 …第2Z軸スライド機構
90 …第2X軸スライド機構
100 …工具台
200 …検出機構
300 …制御部
200’…変形例1に係る検出機構
Claims (8)
- ワークを把持する主軸を回転可能に支持する主軸台が載置され、所定の軸方向に移動するスライド部と、
前記ワークを加工する工具を複数保持する工具台と、
前記所定の軸方向には移動しない第1の部分と、
前記スライド部に対して不動であり、前記スライド部の移動と共に前記所定の軸方向に移動する第2の部分と、
前記第1の部分と前記第2の部分とが接触したこと又は所定の距離だけ接近したことを検出する検出手段と、
前記検出手段が検出したことに基づいて検出時の前記スライド部の前記所定の軸上の位置を示す値を取得する位置取得手段と、
前記位置取得手段が第1の検出時に取得した位置を示す値と前記第1の検出時後の第2の検出時に取得した位置を示す値との差を前記所定の軸方向における熱変位量として算出し、算出した熱変位量に応じて補正量を取得する補正量取得手段と、
前記工具の位置を示す予め定められた目標位置に前記補正量取得手段が取得した補正量を加味した位置に前記スライド部を移動させる駆動制御手段と、を備え、
前記補正量取得手段は、複数の工具のうち少なくとも1つの工具の前記所定の軸上の位置を示す値と前記スライド部の前記所定の軸上の最大移動量との比であって1より小さい値の係数を算出し、算出した係数を前記熱変位量に掛けたものを補正量として取得する、
ことを特徴とする工作機械。 - 前記工作機械の動作時間に基づいて累積加工時間を算出する時間算出手段と、
前記時間算出手段が算出した累積加工時間が予め定められた所定期間に達したか否かを判別する判別手段と、をさらに備え、
前記判別手段によって前記累積加工時間が前記所定期間に達したと判別された場合、前記駆動制御手段は、前記補正量取得手段が前記所定期間に達する前に取得した補正量を前記目標位置に加味した位置に前記スライド部を移動させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の工作機械。 - 前記第1の部分と前記第2の部分の一方は、接触センサであり、
前記検出手段は、前記接触センサと、前記第1の部分と前記第2の部分の他方とが接触したことを検出する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の工作機械。 - 前記第1の部分と前記第2の部分の一方は、非接触センサであり、
前記検出手段は、前記非接触センサと、前記第1の部分と前記第2の部分の他方とが所定の距離だけ接近したことを検出する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の工作機械。 - 前記所定の軸方向は、前記ワークの径方向であり、前記スライド部を前記所定の軸と直交する軸方向に移動させる移動機構をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の工作機械。 - ワークを把持する主軸を回転可能に支持する主軸台が載置され、所定の軸方向に移動するスライド部と、
前記ワークを加工する工具を複数保持する工具台と、
前記所定の軸方向には移動しない第1の部分と、
前記スライド部に対して不動であり、前記スライド部の移動と共に前記所定の軸方向に移動する第2の部分と、を備える工作機械の動作を制御する制御装置であって、
前記第1の部分と前記第2の部分とが接触したこと又は所定の距離だけ接近したことを検出する検出手段と、
前記検出手段が検出したことに基づいて検出時の前記スライド部の前記所定の軸上の位置を示す値を取得する位置取得手段と、
前記位置取得手段が第1の検出時に取得した位置を示す値と前記第1の検出時後の第2の検出時に取得した位置を示す値との差を前記所定の軸方向における熱変位量として算出し、算出した熱変位量に応じて補正量を取得する補正量取得手段と、
前記工具の位置を示す予め定められた目標位置に前記補正量取得手段が取得した補正量を加味した位置に前記スライド部を移動させる駆動制御手段と、を備え、
前記補正量取得手段は、複数の工具のうち少なくとも1つの工具の前記所定の軸上の位置を示す値と前記スライド部の前記所定の軸上の最大移動量との比であって1より小さい値の係数を算出し、算出した係数を前記熱変位量に掛けたものを補正量として取得する、
ことを特徴とする制御装置。 - ワークを把持する主軸を回転可能に支持する主軸台が載置され、所定の軸方向に移動するスライド部と、
前記ワークを加工する工具を複数保持する工具台と、
前記所定の軸方向には移動しない第1の部分と、
前記スライド部に対して不動であり、前記スライド部の移動と共に前記所定の軸方向に移動する第2の部分と、を備える工作機械の動作を制御するプログラムであって、
前記第1の部分と前記第2の部分とが接触したこと又は所定の距離だけ接近したことを検出する処理と、
検出したことに基づいて検出時の前記スライド部の前記所定の軸上の位置を示す値を取得する処理と、
第1の検出時に取得した位置を示す値と前記第1の検出時後の第2の検出時に取得した位置を示す値との差を前記所定の軸方向における熱変位量として算出し、算出した熱変位量に応じて補正量を取得する補正量取得処理と、
前記工具の位置を示す予め定められた目標位置に取得した補正量を加味した位置に前記スライド部を移動させる処理と、を実行させ、
前記補正量取得処理では、複数の工具のうち少なくとも1つの工具の前記所定の軸上の位置を示す値と前記スライド部の前記所定の軸上の最大移動量との比であって1より小さい値の係数を算出し、算出した係数を前記熱変位量に掛けたものを補正量として取得する、
プログラム。 - ワークを把持する主軸を回転可能に支持する主軸台が載置され、所定の軸方向に移動するスライド部と、
前記ワークを加工する工具を複数保持する工具台と、
前記所定の軸方向には移動しない第1の部分と、
前記スライド部に対して不動であり、前記スライド部の移動と共に前記所定の軸方向に移動する第2の部分と、を備える工作機械による加工方法であって、
前記第1の部分と前記第2の部分とが接触したこと又は所定の距離だけ接近したことを検出するステップと、
検出したことに基づいて検出時の前記スライド部の前記所定の軸上の位置を示す値を取得するステップと、
第1の検出時に取得した位置を示す値と前記第1の検出時後の第2の検出時に取得した位置を示す値との差を前記所定の軸方向における熱変位量として算出し、算出した熱変位量に応じて補正量を取得する補正量取得ステップと、
前記工具の位置を示す予め定められた目標位置に取得した補正量を加味した位置に前記スライド部を移動させるステップと、を備え、
前記補正量取得ステップでは、複数の工具のうち少なくとも1つの工具の前記所定の軸上の位置を示す値と前記スライド部の前記所定の軸上の最大移動量との比であって1より小さい値の係数を算出し、算出した係数を前記熱変位量に掛けたものを補正量として取得する、
ことを特徴とする工作機械による加工方法。
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