JP5881585B2 - アナログデジタル変換器 - Google Patents

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Description

本実施形態は、アナログデジタル変換器に関する。
逐次比較型ADC(Analog to Digital Converter)では、DAC(Digital to Analog Converter)に参照電圧を入力し、DACの設定電圧と入力電圧を比較して両者が最も近づくようにDACを制御することにより入力電圧をデジタルコードへ変換している。DAC方式としては容量DAC、抵抗DACなどがある。
このような逐次比較型ADCにおいては、設定電圧と入力電圧を比較する比較器のregeneration時間(比較器の出力値がMetastable状態(準安定状態)から安定状態に落ち着くまでの時間)が長い場合、大きな変換誤差が発生することがある。
米国特許第6603415号明細書 米国特許第4982118号明細書 特表平11−505989号公報
変換誤差の発生を抑えたアナログデジタル変換器を提供する。
本願発明の一態様によれば、入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する逐次比較型のアナログデジタル変換器であって、比較器と、レジスタと、検出部と、ビット確定部を備える。比較器は、ビットごとに前記アナログ信号と参照電圧との比較結果を出力する。レジスタは、前記比較結果に応じたデジタル値をビットごとに格納し、デジタル信号を出力する。検出部は、ビットごとに前記比較器が安定状態にあるか否かを検出する。ビット確定部は、前記検出部が安定状態でないことを示す結果であった場合、当該結果が検出されたビットを検出ビットとし、前記検出ビットの1ビット下位のビットのビット値として、前記比較器の前記比較結果の代わりに、前記検出ビットの確定したビット値を反転させた値を、前記レジスタへ格納する。
図1は、第1の実施の形態にかかるアナログデジタル変換器の構成例を示すブロック図である。 図2は、第1の実施の形態の逐次比較AD変換動作例を示す図である。 図3は、AD変換器の一部の構成要素の抜粋を示す図である。 図4は、比較器のMetastable状態の一例を示す図である。 図5は、比較器のMetastableの影響により生じる変換誤差の一例を示す図である。 図6は、図5で示した誤判定例の詳細動作を説明するためのタイミング図である。 図7は、第1の実施の形態のビット確定の一例を示す図である。 図8は、第1の実施の形態の詳細動作の一例を示すタイミング図である。 図9は、逐次比較レジスタのmask回路の一例を示す図である。 図10は、第2の実施の形態のビット確定の一例を示す図である。 図11は、第2の実施の形態の逐次比較レジスタのmask回路の一例を示す図である。 図12は、第3の実施の形態のMetastable検出回路の構成例を示す図である。 図13は、第3の実施の形態のMetastable検出回路の動作タイミングの一例を示す図である。 図14は、clk_detの立ち上がりタイミングの一例を示すタイミング図である。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかるアナログデジタル変換器を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかるアナログデジタル変換器(以下、AD変換器という)の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態のAD変換器は、S/H(サンプルホールド)回路1と、逐次比較制御部2と、比較器3と、逐次比較レジスタ4と、DA(ディジタルアナログ)変換器(以下、DA変換器という。)5(参照電圧生成部)と、Metastable検出回路(検出部)6とを備える。本実施の形態のAD変換器は、逐次比較型のAD変換器であり、入力されたアナログ信号(アナログ入力)をデジタル出力(デジタルコード)に変換する。本実施の形態のAD変換器は、例えば、無線または有線の受信機や、AD変換を行う電子機器装置、電化製品等に搭載される。なお、S/H回路1は必須ではなく、S/H回路1を備えない場合も本実施の形態の効果を得られる。
S/H回路1には、AD変換の対象となるアナログ信号(アナログ入力)が入力される。S/H回路1は、入力されたアナログ信号をサンプルし、比較器3へ出力する。比較器3は、ビットごとに、DA変換器5から入力される参照電圧とS/H回路1から入力される信号との比較結果を逐次比較レジスタ4へ出力する。DA変換器5は、逐次比較レジスタ4から入力される比較結果に基づいて次のビットの比較を行うための参照電圧を生成して比較器3へ出力する。Metastable検出回路6は、比較器3の出力を監視して、ビットごとに、Metastableによる誤動作が生じる状態であるか否かを検出する。逐次比較制御部2は、比較器3、逐次比較レジスタ4、DA変換器5、Metastable検出回路6の動作タイミング等の制御を行う。全ビットについて比較が実施された後、逐次比較レジスタ4から変換結果であるデジタル出力(デジタルコード)が出力される。
本実施の形態のAD変換器における逐次比較AD変換動作について図2を用いて説明する。図2は、本実施の形態の逐次比較AD変換動作例を示す図である。ここでは、図2に示したように、正しいAD変換結果が1101となる場合を例に説明を行う。AD変換器への入力レンジを決める電圧Vrefを基準として、ビットごとに参照電圧に重みが付けられる。なお、本実施の形態では、4ビットのAD変換を行う例について説明するが、AD変換のビット数は4ビットに限定されない。以下、ビットごとの逐次比較AD変換動作を述べる。
(1)アナログ入力と(1/2)Vrefの比較(1ビット目(MSB(Most Significant Bit))の比較)の実施
DA変換器5から参照電圧として(1/2)Vrefが入力され、比較器3により、アナログ入力と(1/2)Vrefの比較が行われる。この比較により、アナログ入力>(1/2)Vrefである場合、逐次比較レジスタ4に1が格納され、DA変換器5は参照電圧に(1/4)Vrefをプラスする。一方、アナログ入力≦(1/2)Vrefである場合、逐次比較レジスタ4に0が格納され、DA変換器5は参照電圧から(1/4)Vrefをマイナスする。図2の例では、アナログ入力>(1/2)Vrefであるため、逐次比較レジスタ4に1が格納され、参照電圧に(1/4)Vrefがプラスされる。
(2)アナログ入力と(1/2+(または−)1/4)Vrefの比較(2ビット目の比較)の実施
参照電圧として(1/2+(または−)1/4)Vrefが入力され、比較器3により、アナログ入力と参照電圧の比較が行われる。この比較により、アナログ入力>参照電圧である場合、逐次比較レジスタ4に1が格納され、DA変換器5は参照電圧に(1/8)Vrefをプラスする。一方、アナログ入力≦参照電圧である場合、逐次比較レジスタ4に0が格納され、DA変換器5は参照電圧から(1/8)Vrefをマイナスする。図2の例では、アナログ入力>参照電圧であるため、逐次比較レジスタ4に1が格納され、参照電圧に(1/8)Vrefがプラスされる。
(3)アナログ入力と(1/2+(または−)1/4+(または−)1/8)Vrefの比較(3ビット目の比較)の実施
参照電圧として、(1/2+(または−)1/4+(または−)1/8)Vrefが入力され、比較器3により、アナログ入力と参照電圧の比較が行われる。この比較により、アナログ入力>参照電圧である場合、逐次比較レジスタ4に1が格納され、DA変換器5は参照電圧に(1/16)Vrefをプラスする。一方、アナログ入力≦参照電圧である場合、逐次比較レジスタ4に0が格納され、DA変換器5は参照電圧から(1/16)Vrefをマイナスする。図2の例では、アナログ入力≦参照電圧であるため、逐次比較レジスタ4に0が格納され、参照電圧に(1/16)Vrefがマイナスされる。
(4)アナログ入力と(1/2+(または−)1/4+(または−)1/8−(または+)1/16)Vrefの比較(LSB(Least Significant Bit)の比較)の実施
参照電圧として、(1/2+(または−)1/4+(または−)1/8−(または+)1/16)Vrefが入力され、比較器3により、アナログ入力と参照電圧の比較が行われる。この比較により、アナログ入力>参照電圧である場合、逐次比較レジスタ4に1が格納される。一方、アナログ入力≦参照電圧である場合、逐次比較レジスタ4に0が格納される。図2の例では、アナログ入力>参照電圧であるため、逐次比較レジスタ4に1が格納される。
以上のようなビットごとのアナログ入力と参照電圧との比較により、図2の例では、1101というデジタル出力が得られる。
このように、逐次比較型のAD変換器では、あるビットの変換結果によって次のビットの参照電圧を決定していくが、比較器3のMetastable状態(準安定状態)が長く続くと、大きな変換誤差が発生する場合がある。一般に、比較器3の入力信号の差の絶対値が小さいとMetastable状態が長く続く。
図3は、AD変換器の一部の構成要素の抜粋を示す図であり、図4は、比較器3のMetastable状態の一例を示す図である。比較器3の2つの出力をそれぞれVOPとVONとする。図4に示すlatch動作期間は比較器3の動作周期を示し、latch reset期間(比較器3のlatchがresetされる期間)とlatch reset期間の間の期間を示している。比較器3への入力信号の差が小さい場合、VOPとVONが安定的に正しく出力されるまでの時間(図4のT1)が長くなる(図4の点線で示したVOPとVON)。図4の実線で示した例のようにlatch動作期間の早いタイミングでVOPとVONが安定的に正しく出力される場合には問題ない。しかし、図4の実線で示した例のようにT1が長く、latch動作期間の終了より所定時間T3より前の一定時間T2の間に、比較器3がMetastable状態から安定状態にはいるような場合には、DA変換器5におけるsettling時間と逐次比較レジスタ4のMetastable状態との影響により、大きな変換誤差が発生する場合がある。T2,T3とDA変換器5におけるsettling時間、逐次比較レジスタ4のMetastable状態との関係については、後述する。
図5は、比較器3のMetastableの影響により生じる変換誤差の一例を示す図である。図5は、後述する本実施の形態のMetastable検出回路6による検出および強制的なビット確定を実施しない場合に生じる変換誤差の一例を示している。図5では、MSB側から各ビットをそれぞれD[3]、D[2]、D[1]、D[0]としている。図5の左側の図は、正しく変換された例を示し、右側はD[3]のビットの比較時間帯(D[3]のビットの比較を行うためのlatch動作時間帯)に比較器3のMetastableの影響を受けて、誤変換が生じる例を示している。図4のT2として示したように、latch動作期間の終了時に近いある一定時間の間にMetastable状態から安定状態に移行する場合、T1の期間ではMetastable状態であるため正しい比較結果が得られない可能性がある。
例えば、図5の右側に示す例のように、本来はD[3]=0である場合に、latch動作期間内のT1の期間(Metastable状態)で誤ってD[3]=1であると判定された後、latch動作期間内のT2の期間で本来のD[3]=0と判定されたとする。この場合、D[3]については、変換結果としては0として確定し逐次比較レジスタ4に入力される。しかしDA変換器5におけるsettling時間により、次のビットであるD[2]の参照電圧の生成では、D[3]=0の変換結果は反映されず、D[3]=1の場合の参照電圧が生成される(本来は−1/4Vrefされるべきところ、+1/4Vrefとなる)。したがって、D[2]では、アナログ入力と(1/2+1/4)Vrefとの比較がなされ、D[2]=0と誤って判定される。一方で、逐次比較レジスタ4には、D[3]=0が設定されているため、DA変換器5は、D[3]=0,D[2]=0に対応する参照電圧(すなわち、(1/2−1/4−1/8)Vref)を生成して比較器3に入力する。したがって、比較器3は、D[1]の比較では、D[3]=0,D[2]=0に対応する参照電圧とアナログ入力とを比較し、比較結果としてD[1]=1が出力される。D[0]については、D[3]=0,D[2]=0,D[1]=1に対応する参照電圧とアナログ入力との比較が実施され1D[0]=1が出力される。
比較器3のMetastableの影響により、D[3]のビット自体は最終的に正しい値が確定されても、D[3]のビットの確定前の誤った値の影響により、下位のビットの判定結果に変換誤差が生じることになる。
図6は、図5で示した誤判定例の詳細動作を説明するためのタイミング図である。図6の最上段(LAT)は、比較器3のlatchが動作状態であるかreset状態であるかを示している。2番目の段は、比較器3の出力VOP、VONを示している。3番目の段は、逐次比較レジスタ4のD[3]のビット(図ではD[3]SR−FFと略す)の出力を示し、4番目の段は、参照電圧とアナログ入力を示し、5番目の段は、逐次比較レジスタ4のD[2]のビット(図ではD[2]SR−FFと略す)の出力を示している。D[3]ビットの比較時間帯(比較サイクル)に、比較器3におけるMetastable状態がP1(図4のT2の期間内のある時刻)まで継続し、P1で安定状態になった場合、逐次比較レジスタ4には、正しい比較結果(図5の例では0)が入力されるが、逐次比較レジスタ4のD[3]ビットのFF(フリッププロップ回路)はMetastable状態となりD[3]=1と判断する。この逐次比較レジスタ4のD[3]ビットのFFのMetastable状態はP2まで継続し、P2で安定状態となり、D[3]=0と判断する。DA変換器5では、P1で逐次比較レジスタ4のD[3]ビットが1であると判断された結果に基づいて、settlingを開始し、その後、P2では逐次比較レジスタ4のD[3]ビットは正しい値に変更されるが、settling時間により、この変更は反映されないまま参照電圧が生成されD[2]の比較が行われる(D[3]=1と判断した場合の参照電圧が生成される)。したがって、図5の場合、比較器3は、D[2]=0と判断する。一方、逐次比較レジスタ4は、D[2]のビットの比較後には、D[3]=0、D[2]=0となっており、この比較結果に基づいてD[1]のビットの比較のための参照電圧が生成される。このため、通常であれば、D[3]=1、D[2]=0の参照電圧の後に設定される参照電圧R1と大きく離れた参照電圧R2が生成され、変換誤差の原因となる。
比較器3のMetastable状態から安定状態への移行がT2期間内の場合は図5の右側に示したように1011であるが、比較器3のMetastable状態から安定状態への移行がT3期間内の場合は1000であり、正しい変換結果(0111)に対する誤差は後者の場合は前者に比べ非常に小さい。本実施の形態では、比較器3のMetastable状態から安定状態への移行がT2期間内の場合に生じる大きな変換誤差を低減させることができるAD変換器について説明する。
なお、T2、T3の期間については、DA変換器5のsettling時間や逐次比較レジスタ4のMetastable状態の継続時間等により決まるものであり、すなわち回路のさまざまな定数等により決定されるものである。
本実施の形態では、比較器3のMetastable状態から安定状態への移行がT2期間内の場合に生じている(以降、単に、Metastableである、という)か否かを検出するMetastable検出回路6を備える。そして、Metastable検出回路6がMetastableであると検出した場合、検出された時点で比較しているビットより1つ下位のビットのビット値を強制的に確定する。
図7は、本実施の形態のビット確定の一例を示す図である。本実施の形態では、Metastable検出回路6がMetastableであると検出した時点で比較しているビットの最終的(安定状態となった後)な判定結果と逆の値を、1つ下位のビットのビット値として強制的に確定する。例えば、Metastable検出回路6がMetastableであると検出した時点で比較しているビットが最終的に0と判定された場合、1つ下位のビットを1とする。Metastableであると検出した時点で比較しているビットが最終的に1と判定された場合、1つ下位のビットを0とする。図7は、図5の誤変換とおなじアナログ入力があった場合に、図5と同様にD[3]のビットの比較時間帯にT2期間内でMetastable状態から安定状態に移行した例である。図7に示すように、本実施の形態では、D[3]のビットの比較時間帯にMetastable検出回路6がMetastableを検出し、1つ下位のD[2]のビットを強制的に1に設定している。これにより、変換結果であるデジタル出力は0111となり、正しい結果となる。
図8は、本実施の形態の詳細動作の一例を示すタイミング図である。図8に示すようにD[3]のビットの比較時間帯にMetastable検出回路6がMetastableを検出すると、D[3]のビットの最終的な確定値が0であるため、D[2]のビットの比較結果にかかわらず、逐次比較レジスタ4のD[2]の値を1に設定する。D[3]のビットの最終的な確定値を求めるタイミングは、Metastable状態から安定状態に移行している確率を増やすためになるべく遅い方がよいが、D[2]の値を強制的に確定するより前のタイミングとする。D[2]の値を強制的に確定するタイミングを、D[2]の比較を行うlatch動作期間の間の後ろの方に実施すれば、D[2]の比較を行うlatch動作期間の間もD[3]のビットの確定までの時間に使用することができることになる。したがって、D[3]のビットの比較時間帯に生じたMetastable状態が安定状態になっている確率が高くなり、D[3]のビットの比較結果として正しい値が得られる可能性が高くなる。
なお、逐次比較レジスタ4の各ビットのSR−FFでは、各ビットの比較サイクルの開始時にsetされ(すなわち1が格納され)、通常は比較器3の比較結果に応じて、比較結果が1の場合はそのままとし、比較結果が0の場合は、reset信号がSR−FFに入力される。したがって、逐次比較レジスタ4のD[2]のFF(SR−FF)にresetされない場合には1が格納され、resetされた場合に0が格納される。ここでは、D[2]のFF(SR−FF)がresetされないようにmaskすることにより、D[2]を強制的に1とする例を示しているが、強制的なビットの確定方法はこの例に限定されない。
図9は、逐次比較レジスタ4のmask回路の一例を示す図である。本実施の形態の逐次レジスタ4は、ビットごとに、D[n(nは正の整数)]ビットの比較結果を格納するためのSR−FF41−nを備える。SR−FF41−nには、AND回路42−nの出力が入力される。AND回路42−nには、比較器3からの出力と、Phase[n]信号(Phase[n]であることを示す信号)と、OR回路43−nの出力が入力される。Phase[n]は、D[n]の比較を実施するlatch動作期間を示す。OR回路43−nには、Metastable検出回路6の出力と1ビット上位のD[n+1]のビット用のSR−FFからの出力が入力される。これにより、Metastable検出回路6によりD[n]のビット比較時間帯でMetastableが検出された場合、Metastable検出回路出力(=0)を遅延させてPhase[n−1]に伝搬させることによりD[n]=0の場合はD[n-1]ビットが強制的に1に確定する(resetしないようにmask)ことができる。図9では、mask回路(ビット確定部)を逐次比較レジスタ4内に備える例を示しているが、逐次比較レジスタ4とは別にmask回路(ビット確定部)を備えるようにしてもよい。
例えば、D[3]でMetaslableが検出され、D[3]のビットの最終的なビット値が0であったとする。この場合、D[2]の比較サイクルでは、Metastable検出回路6からの検出結果としてMetastable検出を示す値である0が入力され、D[3]のSR−FFからは0が入力される。したがって、OR回路43−nの出力は0となる。D[2]の比較サイクルでは、Phase[2]信号は1であるため、比較器3からの出力値にかかわらず、AND回路42−nからSR−FF41−2には0(SR−FF41−2をresetしないことを示す)が入力される。したがって、SR−FF41−2の値、すなわちD[2]のビットは1に確定する。一方、D[3]でMetaslableが検出され、D[3]のビットの最終的なビット値が1であったとする。この場合、OR回路43−nの出力は1となる。D[2]の比較サイクルでは、Phase[2]信号は1であるため、AND回路42−nの出力は、比較器3からの出力と同じになる。
図9の例は、一例であり、本実施の形態の逐次比較レジスタ4のmask回路の構成は図9の例に限定されない。また、図9の例ではD[3]のビットの最終的なビット値が0であった場合、その次の下位ビットのSR−FFを比較器3の出力にかかわらず強制的にresetさせずにD[2]を1にしている。しかし、D[3]のビットの最終的なビット値が1である場合についても、比較器3の出力にかかわらず強制的にその次の下位ビットのSR−FFをresetするように構成してもよい。
以上のように、本実施の形態では、比較器3がMetastableであるか否かを検出するMetastable検出回路6を備える。Metastable検出回路6がMetastableであると検出した場合、検出された時点で判定対象であるビットより1つ下位のビットのビット値を強制的に確定するようにした。このため、比較器3のMetastable状態の影響による大きな変換誤差の発生を防ぐことができる。
また、本実施の形態では、強制的に決めるビットが1ビットだけであるため、mask回路を単純化できる。これにより、サイズオーバーヘッド、電力オーバーヘッド、信号干渉などを抑えることができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態にかかるAD変換器について説明する。本実施の形態のAD変換器の全体構成は、図1に示した第1の実施の形態のAD変換器と同様である。第1の実施の形態と同様の機能を有する構成要素は、第1の実施の形態と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
第1の実施の形態では、比較器3がMetastableであると検出された場合、検出された時点で比較を行っていたビットの最終的な比較結果に基づいて、1つ下位のビットの値を強制的に確定させた。本実施の形態では、比較器3がMetastableであると検出された場合、検出された時点で判定対象であるビットと1つ下位のビットの両方の値を強制的に確定させる。
図10は、本実施の形態のビット確定の一例を示す図である。図10に示すように、D[3]のビットの比較時間帯にMetastableであると検出された場合、D[3]のビットを強制的に0に確定させ、1つ下位のD[2]のビットを強制的に1に確定させる。または、D[3]のビットを強制的に1に確定させ、1つ下位のD[2]のビットを強制的に0に確定させる。このような強制的なビット確定を実施することにより、図5の右側の例で示したような大きな変換誤差を防ぐことができる。
図11は、本実施の形態の逐次比較レジスタ4のmask回路の一例を示す図である。本実施の形態の逐次レジスタ4は、ビットごとに、D[n(nは正の整数)]ビットの比較結果を格納するためのFF(SR−FF)41−nを備える。SR−FF41−nには、AND回路44−nが接続されている。AND回路44−nには、OR回路43−nの出力とOR回路45−nの出力が入力される。OR回路45−nには、AND回路46−nの出力とAND回路47−nの出力が入力される。AND回路46−nには、比較器3からの出力とPhase[n]のタイミングを示す信号が入力される。AND回路47−nには、Metastable検出回路6の出力を反転させた信号とPhase[n−1]信号が入力される。OR回路43−nには、Metastable検出回路6の出力と1ビット上位のD[n+1]のビット用のSR−FF41−(n+1)からの出力とが入力される。
図11の例は、一例であり、本実施の形態の逐次比較レジスタ4のmask回路の構成は図11の例に限定されない。
以上のように、本実施の形態では、比較器3がMetastableであるか否かを検出するMetastable検出回路6を備える。Metastable検出回路6がMetastableであると検出した場合検出された時点で判定対象であるビットと1つ下位のビットとのビット値を強制的に確定するようにした。このため、比較器3のMetastable状態の影響による大きな変換誤差の発生を防ぐことができる。
(第3の実施の形態)
図12は、第3の実施の形態のMetastable検出回路6の構成例を示す図である。本実施の形態のAD変換器の全体構成は、図1に示した第1の実施の形態のAD変換器と同様である。第1の実施の形態と同様の機能を有する構成要素は、第1の実施の形態と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
本実施の形態では、Metastable検出回路6の構成例について説明する。第1の実施の形態および第2の実施の形態で述べたAD変換器におけるMetastable検出回路6として、例えば図12に示した回路構成を適用することができる。図12に示すMetastable検出回路6は、XOR回路61(内部信号生成部)とフリップフロップ(D−FF)62(内部信号保持部)を備える。XOR回路61は、比較器3の出力であるVOPとVONのXOR演算結果out_xorをフリップフロップ62へ入力する。フリップフロップ62には、Metastable検出のタイミングを示す信号であるclk_detが逐次比較制御部2から入力される。フリップフロップ62は、clk_detが立ち上がった時点のout_xorの値をMetastable検出結果として出力する。
図13は、本実施の形態のMetastable検出回路6の動作タイミングの一例を示す図である。一番上の段は、比較器(comparator)3の出力VOP、VONを示し、2段目は、比較器3の動作clockを示している。3段目は、Metastable検出回路6のXOR回路61の出力out_xorを示している。4段目はclk_detを示している。clk_detは、比較器3動作clockを所定の時間だけ遅延させたclockである。これにより、clk_detの立ち上がりの時点で比較器3がmetaslable状態にあり比較器3の出力値が安定していない場合、out_xorの値は0であり、Metastable検出の検出結果として0(Metastable検出)を出力する。clk_detの立ち上がりの時点で比較器3の出力値が安定している場合、out_xorの値は1であり、Metastable検出の検出結果として1(Metastable検出せず)を出力する。
図14は、clk_detの立ち上がりタイミングの一例を示すタイミング図である。比較器3動作clockの立ち上がりから比較器3の入力信号の絶対値が0.5LSB以下になるのに必要な時間(比較器3の回路定数依存)が経過した後に、clk_detを立ち上げる必要がある。また、図4で示したT2の期間でMetastable状態であるか否かを検出するためには、clk_detの立ち上がりは、図4で示したT2期間より前である必要がある。
さらに、clk_detの立ち上がり後、しばらくの間はMetastable検出回路6自体がMetastable状態となる。したがって、正しいMetastable検出回路6の検出結果を得るには、clk_detの立ち上がりのタイミングをMetastable検出回路6自体のMetastable状態となる期間(図14の検出回路がMetastableと記載されている期間)の分を決定しておくことが望ましい。すなわち、Metastable検出回路6自体のMetastable状態が終了してからT2の期間の検出ができるようclk_detの立ち上がりタイミングを決定しておくことが望ましい。そのようにタイミングを決定しておくと、例えMetastable検出回路自体がMetastable状態になってもmask回路に悪影響は及ぼさない。
なお、第2の実施の形態のビット確定方法を実施する場合は、Metastable検出回路6自体のMetastable状態を考慮しておく必要があるが、第1の実施の形態のビット確定方法を実施する場合は、Metastable検出回路6自体のMetastable状態の考慮は必須ではない。これは、上記したMetastable検出回路のclk_det立ち上がりタイミング決定と図9で挙げたmask回路構成による。ここでは、一例として、逐次比較レジスタ4のmask回路は図9で示したような構成であるとする。D[n]=1の場合は、Metastable検出回路6の出力が、0(Metastable検出)であった場合、逐次比較レジスタ4では比較器3の比較結果にかかわらず、D[n−1]についてはなにもしない。すなわち、D[n]=1の場合はD[n−1]のビット値は0に確定させるので、逐次比較レジスタ4のSR−FFにreset信号が入力されるようにすればよい。reset信号はなにもしなければ入力されるため、D[n]=1の場合は、0(Metastable検出)であった場合、逐次比較レジスタ4ではなにもしない。D[n]=0の場合は、D[n]=1の場合はD[n−1]のビット値は1に確定させるが、Metastable検出された場合、原理的にD[n−1]=1となるため、比較器3の比較結果すなわちreset信号はL(resetしない)であり、reset信号をmaskしなくても問題ない。
以上のように、本実施の形態では、Metastable検出回路6の構成例を説明した。このようなMetastable検出回路6を用いることにより、比較器3のMetastableを検出した場合に、第1の実施の形態、第2の実施の形態で述べた強制的なビット確定を実施することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 S/H回路、2 逐次比較制御部、3 比較器、4 逐次比較レジスタ、5 DA変換器、6 Metastable検出回路。

Claims (5)

  1. 入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する逐次比較型のアナログデジタル変換器であって、
    ビットごとに前記アナログ信号と参照電圧との比較結果を出力する比較器と、
    前記比較結果に応じたデジタル値をビットごとに格納し、デジタル信号を出力するレジスタと、
    ビットごとに前記比較器が安定状態にあるか否かを検出する検出部と 、
    前記検出部が安定状態でないことを示す結果であった場合、当該結果が検出されたビットを検出ビットとし、前記検出ビットの1ビット下位のビットのビット値として、前記比較器の前記比較結果の代わりに、前記検出ビットの確定したビット値を反転させた値を、前記レジスタへ格納するビット確定部と、
    を備え
    前記検出部は、
    前記比較器から出力される2つの出力信号の論理値が互いに等しい場合と前記2つの出力信号の論理値が互いに異なる場合とで異なる論理値を内部信号として出力する内部信号生成部と、
    前記内部信号をラッチする内部信号保持部と、
    を備え、
    前記内部信号保持部は、所定の時間経過後の前記内部信号を出力することを特徴とするアナログデジタル変換器。
  2. 入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する逐次比較型のアナログデジタル変換器であって、
    ビットごとに前記アナログ信号と参照電圧との比較結果を出力する比較器と、
    前記比較結果に応じたデジタル値をビットごとに格納し、デジタル信号を出力するレジスタと、
    ビットごとに前記比較結果が安定状態にあるか否かを検出する検出部と、
    前記検出部が安定状態でないことを示す結果であった場合、当該結果が検出されたビットを検出ビットとし、前記検出ビットのビット値として前記比較器の前記比較結果の代わりに第1の値を前記逐次比較レジスタへ格納し、前記検出ビットの1ビット下位のビットのビット値として前記比較器の前記比較結果の代わりに前記第1の値を反転させた第2の値を前記レジスタへ入力するビット確定部と、
    を備え、
    前記検出部は、
    前記比較器から出力される2つの出力信号の論理値が互いに等しい場合と前記出力信号の論理値が互いに異なる場合とで異なる論理値を内部信号として出力する内部信号生成部と、
    前記内部信号をラッチする内部信号保持部と、
    を備え、
    前記内部信号保持部は、所定の時間経過後の前記内部信号を出力することを特徴とするアナログデジタル変換器。
  3. 前記第1の値を1とすることを特徴とする請求項に記載のアナログデジタル変換器。
  4. 前記第1の値を0とすることを特徴とする請求項に記載のアナログデジタル変換器。
  5. 前記所定の時間は、前記内部信号生成部自身のMetastable状態が終了するまでの時間であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のアナログデジタル変換器。
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