JP5879775B2 - プロジェクタ付きデジタルカメラ - Google Patents
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Description
請求項3の発明によるプロジェクタ付きデジタルカメラは、撮影光学系へ入射する光を遮る閉状態と、撮影光学系へ光が入射する開状態とを有する第1のバリアを備える撮影部と、投影光学系によって投影される投影光を遮る閉状態と、投影光学系によって投影光を投影する開状態とを有する第2のバリアを備える投影部と、第2のバリアが閉状態から開状態へ変化すると、第1のバリアを開状態から閉状態へ変化させるバリア駆動部と、を備え、第2のバリアが閉状態から開状態へ変化すると、投影部が起動し、投影部の起動中に電源スイッチがオフ操作されると投影部の投影動作を終了させ、電源スイッチが再度オン操作され、かつ第2のバリアが閉状態に変化すると撮影部を起動する。
請求項4の発明によるプロジェクタ付きデジタルカメラは、撮影光学系へ入射する光を遮る閉状態と、撮影光学系へ光が入射する開状態とを有する第1のバリアを備える撮影部と、投影光学系によって投影される投影光を遮る閉状態と、投影光学系によって投影光を投影する開状態とを有する第2のバリアを備える投影部と、第2のバリアが閉状態から開状態へ変化すると、第1のバリアを開状態から閉状態へ変化させるバリア駆動部と、を備え、投影部の起動中に電源スイッチがオフ操作されると投影部の投影動作を終了させ、電源スイッチが再度オン操作されると第2のバリアを閉状態にするように表示部に警告表示し、電源スイッチがオン状態で第2のバリアが閉状態へ変化すると第1のバリアを開状態に変化させるとともに撮影部を起動させ、その後第2のバリアが閉状態から再度開状態へ変化すると投影部を起動する。
図1、図2に示されるように、デジタルカメラ100は、カメラ本体正面に、レンズバリア11、撮影レンズ12、プロジェクタバリア21(以下、PJバリア21)、保護ガラス22が設けられ、カメラ本体上面に、電源スイッチ31、レリーズボタン32が設けられている。
マルチセレクタ34は、上下左右の4つのキー操作により目的とするメニュー項目にカーソルを合わせるためのドーナツ状の選択キー35と、カーソルを合わせたメニュー項目の機能を設定する決定キー36とを含む。選択キー35には4つのキー操作を示す4つのマーク35aが設けられ、4つのマーク35aはそれぞれ、4つの発光部350によって照明される。決定キー36は、発光部360によって照明される。
操作部30は、電源スイッチ31、レリーズボタン32、メニューキー33、マルチセレクタ34などの操作部材を含む。
なお、図5において、保護ガラス22と投影レンズ28との間に光路を直角に曲げるミラーを設けて、投影レンズ28からの光を曲げて投影する光学系が望ましい。
また、保護ガラス22は、表面側、すなわちカメラ正面に露出する側に、透明な硬質薄膜が形成されている。この硬質薄膜は、例えばダイヤモンドライクカーボン(DLC)であり、保護ガラス22の表面に傷がつき難くする効果がある。
ステップS22で、メイン電源がOFFか否かを判定する。メイン電源がOFFの場合は、ステップS23へ移行し、レンズバリア11が閉位置に駆動され、撮影動作を終了する。ステップS22で、メイン電源がONのままであれば、ステップS21へ移行し、撮影動作を継続する。
ステップS28で、ユーザーが警告に応じてPJバリア21を閉位置に移動すると、ステップS29で、レンズバリア11がレンズバリア駆動部14により開位置に駆動され、撮影動作が起動する。PJバリア21を閉位置に移動しないと撮影動作を起動しないのは、撮影動作を起動すると、撮影中にプロジェクタ部20へ太陽の直射光などの強い光が入射して表示素子27が損傷するのを防ぐためである。
撮影動作中に、デジタルカメラ100の背面に配設されているメニューキー33を操作すると、液晶モニタ19に撮影用メニューが表示される。マルチセレクタ34の選択キー35を操作して、表示されたメニュー項目の1つを選択し、決定キー36を押し下げてその選択されたメニュー項目を決定する。
(1)撮影動作中に、手動操作によりPJバリア21を開位置に移動させると、レンズバリア駆動部14によってレンズバリア11を、撮影レンズ12を覆う閉位置に移動させるので、撮影動作が終了したことを一見して判別できる。
(2)図6のステップS24で、PJバリア21が開位置にあり、投影光学系が露出したままでメイン電源がOFFされた場合に、ユーザーが露出した投影光学系を直視した状態で、誤って再びメイン電源をONとした場合であっても、直ちに投影動作が起動しないので、ユーザーの眼に対する安全性が高い。また、再びメイン電源をONとした場合に、液晶モニタ19に「PJバリアを閉じてください」との警告文を表示してユーザーに注意を促すことも安全性確保の1つである。
(3)プロジェクタ部20に保護ガラス22を設けたので、プロジェクタ部20内部に塵埃などが侵入するのを防止することができる。また、PJバリア21が開位置にあり、メイン電源をOFFして、カメラを屋外で上向きに放置した場合には、太陽光が投影レンズ28を介して反射型表示素子27へ入射する恐れがあるが、保護ガラス22の裏面側に、紫外光および赤外光をカットする性質を有する波長選択薄膜を形成したので、投影レンズ28を介して反射型表示素子27へ紫外光が入射して反射型表示素子27を損傷するのを阻止することができる。また、保護ガラス22の表面側に、透明な硬質薄膜を形成したので、保護ガラス22の傷つき防止を図ることができる。
(4)メニューキー33およびマルチセレクタ34を、撮影動作にも投影動作にも共通に使用することができるので、撮影動作、投影動作にそれぞれ専用の操作部材を設ける必要がない。また、投影動作時に、メニューキー33およびマルチセレクタ34の各々のキーを発光部により照明するので、正確なキー操作が可能である。
プロジェクタ部20による投影光の光強度については、一般に投影開始から終了まで一定であるが、投影開始時には照明部23のLEDの発光強度を低くし、徐々にLEDの発光強度を上昇させて所定の発光強度に至らせるように制御してもよい。
本実施の形態では、PJバリア21が開位置のままでメイン電源をOFFとし、再びメイン電源をONとした場合に、液晶モニタ19に「PJバリアを閉じてください」との警告文を表示するが、勿論この警告文に限らず他の文でもよいし、また、警告文の代わりに図形を表示してもよいし、液晶モニタ19に警告を表示する代わりに、音声で警告してもよい。
本発明は、その特徴を損なわない限り、以上説明した実施の形態に何ら限定されるものではない。
12:撮影レンズ 14:レンズバリア駆動部
15:撮影制御回路 16:CPU
19:液晶モニタ 20:プロジェクタ部
21:PJバリア 22:保護ガラス
23:照明部 27:反射型表示素子
28:投影レンズ 29:PJ制御回路
30:操作部 33:メニューキー
34:マルチセレクタ 100:デジタルカメラ
330、350、360:発光部
Claims (4)
- 撮影光学系へ入射する光を遮る閉状態と、前記撮影光学系へ光が入射する開状態とを有する第1のバリアを備える撮影部と、
投影光学系によって投影される投影光を遮る閉状態と、前記投影光学系によって投影光を投影する開状態とを有し、手動操作によって前記閉状態と前記開状態の間を移動可能な第2のバリアを備える投影部と、
手動操作によって前記第2のバリアが閉状態から開状態へ変化すると、前記第1のバリアを開状態から閉状態へ変化させるバリア駆動部と、
を備え、
手動操作によって前記第2のバリアが閉状態から開状態へ変化すると、前記投影部が起動するプロジェクタ付きデジタルカメラ。 - 請求項1に記載のプロジェクタ付きデジタルカメラにおいて、
前記投影部の起動中に手動操作によって前記第2のバリアが開状態から閉状態へ変化すると、前記バリア駆動部は前記第1のバリアを開状態にし、前記撮影部が起動するプロジェクタ付きデジタルカメラ。 - 撮影光学系へ入射する光を遮る閉状態と、前記撮影光学系へ光が入射する開状態とを有する第1のバリアを備える撮影部と、
投影光学系によって投影される投影光を遮る閉状態と、前記投影光学系によって投影光を投影する開状態とを有する第2のバリアを備える投影部と、
前記第2のバリアが閉状態から開状態へ変化すると、前記第1のバリアを開状態から閉状態へ変化させるバリア駆動部と、
を備え、
前記第2のバリアが閉状態から開状態へ変化すると、前記投影部が起動し、
前記投影部の起動中に電源スイッチがオフ操作されると前記投影部の投影動作を終了させ、前記電源スイッチが再度オン操作され、かつ前記第2のバリアが閉状態に変化すると前記撮影部を起動するプロジェクタ付きデジタルカメラ。 - 撮影光学系へ入射する光を遮る閉状態と、前記撮影光学系へ光が入射する開状態とを有する第1のバリアを備える撮影部と、
投影光学系によって投影される投影光を遮る閉状態と、前記投影光学系によって投影光を投影する開状態とを有する第2のバリアを備える投影部と、
前記第2のバリアが閉状態から開状態へ変化すると、前記第1のバリアを開状態から閉状態へ変化させるバリア駆動部と、
を備え、
前記投影部の起動中に電源スイッチがオフ操作されると前記投影部の投影動作を終了させ、前記電源スイッチが再度オン操作されると前記第2のバリアを閉状態にするように表示部に警告表示し、前記電源スイッチがオン状態で前記第2のバリアが閉状態へ変化すると前記第1のバリアを開状態に変化させるとともに前記撮影部を起動させ、その後前記第2のバリアが閉状態から再度開状態へ変化すると前記投影部を起動するプロジェクタ付きデジタルカメラ。
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