JP2010021839A - 撮像装置、電子ズーム制御方法および電子ズーム制御プログラム - Google Patents
撮像装置、電子ズーム制御方法および電子ズーム制御プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】簡易な構成により、光学ファインダにおいて電子ズームに関するズーム範囲の情報を提供できる撮像装置の技術を提供する。
【解決手段】撮像装置は、電子ズームが可能であり、撮影レンズを通った被写体光像を、線状のマークMb1〜8等からなるターゲットマークGvが表された透光性のSIスクリーンを介してファインダ窓10に導く光学ファインダを備えている。この撮像装置において、光学ファインダ使用時に電子ズームの設定が行われると、ターゲットマークGvから選択された6つのマークMb1〜6に投光することで、ファインダ窓10において6つのマークMb1〜6に囲まれた領域を電子ズームのズーム領域として表現する。その結果、簡易な構成により、光学ファインダにおいて電子ズームに関するズーム範囲の情報を提供できる。
【選択図】図8
【解決手段】撮像装置は、電子ズームが可能であり、撮影レンズを通った被写体光像を、線状のマークMb1〜8等からなるターゲットマークGvが表された透光性のSIスクリーンを介してファインダ窓10に導く光学ファインダを備えている。この撮像装置において、光学ファインダ使用時に電子ズームの設定が行われると、ターゲットマークGvから選択された6つのマークMb1〜6に投光することで、ファインダ窓10において6つのマークMb1〜6に囲まれた領域を電子ズームのズーム領域として表現する。その結果、簡易な構成により、光学ファインダにおいて電子ズームに関するズーム範囲の情報を提供できる。
【選択図】図8
Description
本発明は、撮影レンズを通った被写体光像をファインダ窓に導く光学ファインダを備えた撮像装置の技術に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置においては、本撮影前に撮像素子で順次に取得される画像のライブビュー表示を背面モニタ等で行わせる電子ファインダを用いて被写体の構図決めを行えるものがある。さらには、ライブビュー表示において撮像素子で取得した被写体画像の一部を指定のズーム倍率に応じて切り出して拡大表示させ、そのズーム範囲に相当する被写体画像の部分を本撮影時に記録させることが可能な電子ズーム(デジタルズーム)機能を有するものもある。
一方、一眼レフタイプのデジタルカメラのような撮像装置においては、上述した電子ファインダの他に、光学ファインダを備えたものがある。このような撮像装置において光学ファインダ使用時に電子ズームの設定を行うと、光学ファインダにおいて電子ズームで切り出される画像を拡大表示できないため、電子ズームによるズーム範囲をユーザが認識できないという問題がある。
この問題を改善する技術として、例えば特許文献1に開示されるものが提案されている。この技術によれば、光学ファインダ内に設けられた透過型LCD等の表示素子(表示手段)を用いて電子ズームで切り出されるズーム範囲の情報をユーザに提供できるようになっている。
しかしながら、上記の特許文献1の技術では、光学ファインダ内に上述した表示素子を設ける必要があるため、光学ファインダの構成が複雑化してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、簡易な構成により、光学ファインダにおいて電子ズームに関するズーム範囲の情報を提供できる撮像装置の技術を提供することを目的とする。
本発明の1つの側面は、撮像装置であって、撮影レンズを通った被写体光像を、線要素の群からなる線画が表された透光性の部材を介してファインダ窓に導く光学ファインダ手段と、前記撮影レンズを通った被写体光像を受光して被写体画像を生成する画像生成手段と、前記被写体画像の一部をズーム領域として切り出して電子ズーム処理を行う電子ズーム手段とを備え、前記光学ファインダ手段は、前記透光性の部材における前記線要素の群に対して選択的な投光が可能な投光手段を有し、前記電子ズーム手段は、前記投光手段により前記線要素の群から選択された複数の線要素に投光することで、当該複数の線要素に内接する領域を前記ズーム領域として前記ファインダ窓で示す制御手段を有する。
本発明によれば、線要素の群からなる線画が表された透光性の部材を介して撮影レンズを通った被写体光像が導かれるファインダ窓において、投光手段により透光性の部材における線要素の群から選択された複数の線要素に投光することで複数の線要素に囲まれた領域を電子ズーム処理に係るズーム領域として表現する。その結果、簡易な構成により、光学ファインダにおいて電子ズームに関するズーム範囲の情報を提供できる。
<第1実施形態>
<撮像装置の構成について>
図1および図2は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置1Aの外観構成を示す図である。ここで、図1は、撮像装置1Aの正面外観図であり、図2は、撮像装置1Aの背面外観図である。この撮像装置1Aは、レンズ交換式一眼レフレックスタイプのデジタルカメラとして構成されている。
<撮像装置の構成について>
図1および図2は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置1Aの外観構成を示す図である。ここで、図1は、撮像装置1Aの正面外観図であり、図2は、撮像装置1Aの背面外観図である。この撮像装置1Aは、レンズ交換式一眼レフレックスタイプのデジタルカメラとして構成されている。
図1に示すように、撮像装置1Aは、カメラ本体部(カメラボディ)2を備えている。このカメラ本体部2に対して、交換式の撮影レンズである交換レンズ3の着脱が可能となっている。
交換レンズ3は、主として、鏡胴36、ならびに鏡胴36の内部に設けられるレンズ群37(図3参照)及び絞り等によって構成される。レンズ群37は、光学ズームに関するズーム倍率の変更が可能であり、光軸方向に移動することによって焦点位置を変更するフォーカスレンズを有している。
カメラ本体部2は、交換レンズ3が装着される円環状のマウント部Mtを正面略中央に備え、交換レンズ3を着脱するための着脱ボタン89を円環状のマウント部Mt付近に備えている。
また、カメラ本体部2は、その正面左上部にモード設定ダイヤル82を備え、その正面右上部に制御値設定ダイヤル86を備えている。モード設定ダイヤル82を操作することによって、カメラの各種モード(各種撮影モード(人物撮影モード、風景撮影モード、およびフルオート撮影モード等)、撮影した画像を再生する再生モード、および外部機器との間でデータ交信を行う通信モード等を含む)の設定動作(切替動作)を行うことが可能である。また、制御値設定ダイヤル86を操作することによれば、各種撮影モードにおける制御値を設定することが可能である。
また、カメラ本体部2は、正面左端部にユーザが把持するためのグリップ部14を備えている。グリップ部14の上面には露光開始を指示するためのレリーズボタン11が設けられている。グリップ部14の内部には電池収納室とカード収納室とが設けられている。電池収納室にはカメラの電源として、例えば電池が収納されており、カード収納室には撮影画像の画像データを記録するためのメモリカード90(図4参照)が着脱可能に収納されるようになっている。
レリーズボタン11は、半押し状態(S1状態)と全押し状態(S2状態)との2つの状態を検出可能な2段階検出ボタンである。レリーズボタン11が半押しされS1状態になると、被写体に関する記録用静止画像(本撮影画像)を取得するための準備動作(例えば、AF制御動作およびAE制御動作等)が行われる。また、レリーズボタン11がさらに押し込まれてS2状態になると、当該本撮影画像の撮影動作(撮像素子5(後述)を用いて被写体像(被写体の光像)に関する露光動作を行い、その露光動作によって得られた画像信号に所定の画像処理を施す一連の動作)が行われる。
図2において、カメラ本体部2の背面略中央上部には、ファインダ窓(接眼窓)10が設けられている。ユーザは、ファインダ窓10を覗くことによって、交換レンズ3から導かれた被写体の光像を視認して構図決定を行うことができる。すなわち、交換レンズ3を通った被写体光像をファインダ窓10に導く光学ファインダを用いて、ユーザの構図決め動作が可能となる(後で詳述)。
ファインダ窓10の下には、赤外光を発する投光LED151と受光センサ152とを備えた接眼検知部15が配設されている。この接眼検知部15により、投光LED151から発せられた赤外光がユーザの眼で反射され、この反射光を受光センサ152で検出できれば、ユーザの眼がファインダ窓10に接近していることの検知(接眼検知)が可能となる。
図2において、カメラ本体部2の背面の略中央には、液晶モニタ12が設けられている。液晶モニタ12は、例えばカラー液晶ディスプレイ(LCD)として構成される表示手段として機能し、表示のオン状態(表示状態)と表示のオフ状態(非表示状態)との切換えが可能である。そして、液晶モニタ12は、撮影条件等を設定するためのメニュー画面を表示したり、再生モードにおいてメモリカード90に記録された撮影画像を再生表示したりすることができる。また、液晶モニタ12では、撮像素子7(後述)によって取得された時系列の複数の画像(すなわち動画像)に基づくライブビュー表示が可能となっている。
液晶モニタ12の左上部にはメインスイッチ81が設けられている。メインスイッチ81は2点スライドスイッチからなり、接点を左方の「OFF」位置に設定すると、電源がオフになり、接点の右方の「ON」位置に設定すると、電源がオンになる。
液晶モニタ12の左側には、メニュー画面の設定、画像の削除などを行うための複数のボタンからなる設定ボタン群83が設けられている。この設定ボタン群83のうち1つのボタン(ズームボタン)830を押下することにより、デジタルズーム処理(電子ズーム処理)についてのズーム倍率として1倍および2倍のズーム倍率がサイクリック(循環的)に設定できる。このデジタルズーム処理では、ユーザにより指定されたズーム倍率に応じた切出し範囲(部分領域)を撮影画像から切り出してメモリカード90(図3参照)に記録させることが可能である。
液晶モニタ12の右側には方向選択キー84が設けられている。この方向選択キー84は円形の操作ボタンを有し、この操作ボタンにおける上下左右の4方向の押圧操作と、右上、左上、右下及び左下の4方向の押圧操作とが、それぞれ検出されるようになっている。なお、方向選択キー84は、上記8方向の押圧操作とは別に、中央部のプッシュボタンの押圧操作も検出されるようになっている。
本実施形態の撮像装置1Aでは、液晶モニタ12に表示される本撮影前のライブビュー画像(プレビュー画像)を用いて構図決めを行うことも可能である(後で詳述)。
そして、方向選択キー84の右下方に設けられる切替スイッチ85によって、このライブビュー表示(電子ファインダ)による構図決め動作と上記の光学ファインダによる構図決め動作との切替えが可能である。具体的には、3点スライドスイッチとして構成される切替スイッチ85において、接点を上方の「光学」位置に設定すると光学ファインダによる構図決め動作が選択されるとともに、接点を下方の「液晶」位置に設定すると液晶モニタ12を用いたライブビュー表示(電子ファインダ)による構図決め動作が選択される。また、切替スイッチ85において、接点を中央の「自動」位置に設定すると、接眼検知部15での接眼検知の有無に応じて光学ファインダによる構図決め動作と電子ファインダによる構図決め動作とが自動的に切替えられる。
次に、図3を参照しながら、撮像装置1Aの機能の概要について説明する。図3は、撮像装置1Aの機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、撮像装置1Aは、操作部80、全体制御部101A、フォーカス制御部121、ミラー制御部122、シャッタ制御部123、絞り駆動制御部124、タイミング制御回路125、およびデジタル信号処理回路50等を備える。
操作部80は、レリーズボタン11(図1参照)を含む各種ボタンおよびスイッチ等を備えて構成される。操作部80に対するユーザの入力操作に応答して、全体制御部101Aが各種動作を実現する。
全体制御部101Aは、コンピュータとして働くCPU102と、制御プログラム等を記憶するフラッシュROM103と、一時的にデータを記憶するRAM(不図示)とを備えて構成され、撮像装置1A各部の動作を制御するものである。そして、フラッシュROM103には、CPU102で実行されることにより、後述するデジタルズーム制御を行うデジタルズーム制御プログラムZaが格納されている。このデジタルズーム制御プログラムZaが全体制御部101Aで実行されることにより、撮像装置1Aでは、ズームボタン830の押下に応答してズーム倍率2倍のデジタルズームを行えるようになっている。なお、メモリカード90に記録されているデジタルズーム制御プログラムZaなどのプログラムデータを、フラッシュROM103にインストールすることで、そのプログラムを撮像装置1Aの動作に反映できる。
フォーカス制御部121は、全体制御部101Aから入力される信号に基づいて制御信号を生成しモータM1を駆動することによって、撮影レンズユニット3のレンズ群37に含まれるフォーカスレンズを移動する。また、フォーカスレンズの位置は、撮影レンズユニット3のレンズ位置検出部39によって検出され、フォーカスレンズの位置を示すデータが全体制御部101Aに送られる。このように、フォーカス制御部121および全体制御部101A等は、フォーカスレンズの光軸方向の動きを制御する。
ミラー制御部122は、ミラー機構6が光路から退避した状態(ミラーアップ状態)とミラー機構6が光路を遮断した状態(ミラーダウン状態)との状態切替を制御する。ミラー制御部122は、全体制御部101Aから入力される信号に基づいて制御信号を生成しモータM2を駆動することによって、ミラーアップ状態とミラーダウン状態とを切り替える。
シャッタ制御部123は、全体制御部101Aから入力される信号に基づいて制御信号を生成しモータM3を駆動することによって、シャッタ4の開閉を制御する。
絞り駆動制御部124は、全体制御部101Aから入力される信号に基づいて制御信号を生成しモータM4を駆動することによって、撮影レンズユニット3に設けられた絞り16の絞り径を制御する。
この絞り駆動制御部124(および全体制御部101A)により、本撮影時にはAE制御動作によって決定された絞り値に絞り16が絞込まれることで、適切な露出状態(および合焦状態)の撮影画像が得られることとなる。
タイミング制御回路125は、撮像素子5等に対するタイミング制御を行う。
撮像素子(例えばCMOSセンサ)5は、レンズ群37を介して受光した被写体光像を光電変換作用によって電気的信号に変換して、本撮影画像に係る画像信号(記録用の画像信号)を生成する。この撮像素子5は、記録画像取得用の撮像素子であるとも表現され、交換レンズ3を通った被写体光像を受光して被写体画像を生成する画像生成手段として機能する。
撮像素子5は、タイミング制御回路125から入力される駆動制御信号(蓄積開始信号および蓄積終了信号)に応答して、受光面に結像された被写体像の露光(光電変換による電荷蓄積)を行い、当該被写体像に係る画像信号を生成する。また、撮像素子5は、タイミング制御回路125から入力される読出制御信号に応答して、当該画像信号を信号処理部51へ出力する。また、タイミング制御回路125からのタイミング信号(同期信号)は、信号処理部51及びA/D(アナログ/デジタル)変換回路52にも入力される。
撮像素子5で取得された画像信号は、信号処理部51においてオートゲインコントロール(AGC)などのアナログ信号処理が施され、当該アナログ信号処理後の画像信号はA/D変換回路52によってデジタル画像データ(画像データ)に変換される。この画像データは、デジタル信号処理回路50に入力される。
デジタル信号処理回路50は、A/D変換回路52から入力される画像データに対してデジタル信号処理を行い、撮像画像に係る画像データを生成する。デジタル信号処理回路50は、黒レベル補正回路53、ホワイトバランス(WB)回路54、γ補正回路55及び画像メモリ56を備える。
黒レベル補正回路53は、A/D変換回路52が出力した画像データを構成する各画素データの黒レベルを基準の黒レベルに補正する。WB回路54は、画像のホワイトバランス調整を行う。γ補正回路55は、撮像画像の階調変換を行う。画像メモリ56は、生成された画像データを一時的に記憶するための、高速アクセス可能な画像メモリであり、複数フレーム分の画像データを記憶可能な容量を有する。
本撮影時には、画像メモリ56に一時記憶される画像データは、全体制御部101Aにおいて適宜画像処理(圧縮処理等)が施された後、カードI/F132を介してメモリカード90に記憶される。
また、画像メモリ56に一時記憶される画像データは、全体制御部101Aによって適宜VRAM131に転送され、背面モニタ12に画像データに基づく画像が表示される。これによって、撮影画像を確認するための確認表示(アフタービュー)、および撮影済みの画像を再生する再生表示等が実現される。
また、撮像装置1Aは、撮像素子5とは別の撮像素子7(図4も参照)をさらに備えている。撮像素子7は、いわゆるライブビュー画像取得用(電子ファインダ用)の撮像素子としての役割を果たす。
この撮像素子7についても、撮像素子5と同様の構成を有している。ただし、撮像素子7は、ライブビュー用の画像信号(動画像)を生成するための解像度を有していればよく、通常、撮像素子5よりも少ない数の画素で構成される。
撮像素子7で取得された画像信号に対しても、撮像素子5で取得された画像信号と同様の信号処理が施される。すなわち、撮像素子7で取得された画像信号は、信号処理部51で所定の処理が施され、A/D変換回路52でデジタルデータに変換された後、デジタル信号処理回路50で所定の画像処理が施され、画像メモリ56に格納される。
また、撮像素子7で取得され画像メモリ56に格納される時系列の画像データは、全体制御部101AによってVRAM131に順次に転送され、当該時系列の画像データに基づく画像が背面モニタ12に表示される。すなわち、本撮影の前に撮像素子7で順次に生成される画像に基づく画像表示を背面モニタ12で行わせる電子ファインダが実現される。これによって、構図決めを行うための動画的態様の表示(ライブビュー表示)が実現される。
さらに、撮像装置1Aは、通信用I/F133を有しており、当該インターフェイス133の接続先の機器(例えば、パーソナルコンピュータ等)とデータ通信をすることが可能である。
また、撮像装置1Aは、フラッシュ41、フラッシュ制御回路42、およびAF補助光発光部43を備えている。フラッシュ41は、被写体の輝度不足時等に利用される光源である。フラッシュの点灯の有無および点灯時間等は、フラッシュ制御回路42および全体制御部101A等によって制御される。AF補助光発光部43は、AF用の補助光源である。AF補助光発光部43の点灯の有無および点灯時間等は、全体制御部101A等によって制御される。
<撮像装置1Aでの構図決め動作(フレーミング動作)について>
つぎに、撮像装置1Aにおける構図決め動作(フレーミング動作)について説明する。上述したように、撮像装置1Aにおいては、光学ファインダを用いた構図決め(フレーミング)を行うことが可能であるとともに、液晶モニタ12に表示されるライブビュー画像を用いた構図決め(電子ファインダによる構図決め)を行うことも可能である。
つぎに、撮像装置1Aにおける構図決め動作(フレーミング動作)について説明する。上述したように、撮像装置1Aにおいては、光学ファインダを用いた構図決め(フレーミング)を行うことが可能であるとともに、液晶モニタ12に表示されるライブビュー画像を用いた構図決め(電子ファインダによる構図決め)を行うことも可能である。
図4および図5は、撮像装置1Aの断面図である。図4は、光学ファインダを用いた構図決め動作を示しており、図5は、電子ファインダを用いた構図決め動作を示している。
図4等に示すように、交換レンズ3から撮像素子5に至る光路(撮影光路)上にはミラー機構6が設けられている。ミラー機構6は、撮影光学系からの光を上方に向けて反射する主ミラー61(主反射面)を有している。この主ミラー61は、例えばその一部または全部がハーフミラーとして構成され、撮影光学系からの光の一部を透過する。また、ミラー機構6は、主ミラー61を透過した光を下方に反射させるサブミラー62(副反射面)をも有している。サブミラー62により下方に反射された光は、AFモジュール20へと導かれて入射し、位相差方式のAF動作に利用される。
撮影モードにおいてレリーズボタン11が全押し状態S2にされるまで、換言すれば構図決めの際には、ミラー機構6はミラーダウン状態となるように配置される(図4および図5参照)。そして、この際には、交換レンズ3からの被写体像は、主ミラー61で上方に反射され観察用光束としてペンタミラー65に入射する。ペンタミラー65は、複数のミラー(反射面)を有しており、被写体像の向きを調整する機能を有している。また、ペンタミラー65に入射した後の、観察用光束の進路は、上記の両方式(すなわち光学ファインダ方式および電子ファインダ方式)のいずれが選択されて構図決めを行うかに応じて異なっている。これについては後述する。
一方、レリーズボタン11が全押し状態S2にされると、ミラー機構6がミラーアップ状態となるように駆動されるとともにシャッターユニット4が開放され、露光動作が開始される。被写体に係る記録用静止画像を取得する際の動作(すなわち露光の際の動作)は、上記の両方式(すなわち光学ファインダ方式および電子ファインダ方式)による構図決めに共通である。
<光学ファインダによる構図決め動作>
次に、構図決めの際の上記両方式の各動作についてそれぞれ説明する。
次に、構図決めの際の上記両方式の各動作についてそれぞれ説明する。
まず、光学ファインダを用いた構図決め動作について説明する。
図4に示すように、ミラー機構6の主ミラー61およびサブミラー62が、交換レンズ3からの被写体像の光路上に配置されると、被写体像が主ミラー61とペンタミラー65と接眼レンズ67とを介してファインダ窓10へと導かれる。このような光学ファインダでは、主ミラー61とペンタミラー65と接眼レンズ67とを含むファインダ光学系60により、レンズ群(撮影光学系)37からの光束であって主ミラー(主反射面)61で反射された光束である観察用光束をファインダ窓10へと導くことが可能である。
詳細には、交換レンズ3からの光は、主ミラー61で反射されて上方に進路を変更し、焦点板63において結像し、焦点板63と、この直上に配設されたSI(スーパーインポーズ)スクリーンSrとを通過する。その後、焦点板63およびSIスクリーンSrを通過した光は、ペンタミラー65でその進路をさらに変更した後に接眼レンズ67を通ってファインダ窓10へ向かう(図4の光路PA参照)。このようにして、ファインダ窓10を通過した被写体像はユーザ(観察者)の眼に到達して視認される。すなわち、ユーザはファインダ窓10を覗くことによって、被写体像を確認することができる。
ここにおいて、ペンタミラー65は、三角屋根状に形成された2面のミラー(ダハミラー)65a,65bと、当該ダハミラー(ダハ面)65a,65bに対して固定された面65cと、不図示のアクチュエータ(例えばモータ)によって軸AX1を中心とした回転駆動が可能なミラー(以下では「可動ミラー」ともいう)65eとを有している。また、三角屋根状の2面のミラー65a,65bは、プラスチック成型により一体部品65dとして形成されている。主ミラー61で反射されて上方に進路を変更した光は、ダハミラー65a,65bで反射されて左右反転されて進行し、さらに可動ミラー65eでも反射されることによって上下も反転されてユーザの眼に到達する。このように、交換レンズ3において左右上下が反転されていた光像は、ペンタミラー65でさらに左右上下が反転される。これにより、ユーザは、光学ファインダにおいて、その上下左右が実際の被写体と同じ状態で被写体像を観察することができる。
また、主ミラー61を透過した光はサブミラー62で反射されて下方に進路を変更しAFモジュール20へと進入する。AFモジュール20では、主ミラー61およびサブミラー62を介して進入してきた光を用いて、測距動作が行われる。
<電子ファインダによる構図決め動作>
次に、電子ファインダを用いた構図決め動作について説明する。
次に、電子ファインダを用いた構図決め動作について説明する。
この場合にも、図5に示すように、ミラー機構6の主ミラー61およびサブミラー62が、交換レンズ3からの被写体像の光路上に配置される。そして、交換レンズ3からの光は、主ミラー61で反射されて上方に進路を変更し、焦点板63において結像し、焦点板63を通過する。
ただし、この電子ファインダによる構図決め動作においては、焦点板63(およびSIスクリーンSr)を通過した光は、ペンタミラー65でその進路をさらに変更した後に、結像レンズ69(結像光学系)を通過して撮像素子7の撮像面上で再結像する(図5の光路PB参照)。なお、主ミラー61で反射されて上方に進路を変更した光は、ダハミラー65a,65bで反射されて左右反転されて進行し、さらに可動ミラー65eでも反射されることによって上下も反転され、さらに結像レンズ69で上下左右反転されて撮像素子7に到達する。
より詳細には、図4と比較すると判るように、図5においては可動ミラー65eの角度(カメラ本体部2に対する角度)が変更されている。具体的には、可動ミラー65eは、図4の状態から、その下端側の軸AX1を中心に矢印AR1の向きに所定角度α回動している。すなわち、可動ミラー65eの姿勢に関しては、主ミラー61で反射された光束(観察用光束)をファインダ窓10に向かって反射させる図4の姿勢Taから、観察用光束を撮像素子7に向かって反射させる図5の姿勢Tbへと切換えられる。
このように可動ミラー65eの姿勢を変更することによって、可動ミラー65eで反射される光(観察用光束)の反射角度が変更され、当該可動ミラー65eによる反射光の進行経路が変更される。具体的には、図4の状態に比べて、可動ミラー65eへの入射角度θ1が比較的小さくなり、反射角度θ2も比較的小さくなる。その結果、可動ミラー65eの反射光は、接眼レンズ67に向かう光路からダハミラー65a,65b寄りの光路へとその進路を上方に変更し、結像レンズ69を通過して撮像素子7に到達する。なお、結像レンズ69および撮像素子7は、接眼レンズ67よりも上方に配置されており、且つ、光学ファインダ使用時に可動ミラー65eから接眼レンズ67へと進行する光束を遮らない位置に配置されている。
また、可動ミラー65eで反射された光束の進路は、可動ミラー65eの変更角度αに応じて、その2倍の大きさの角度β(=2×α)変更される。逆に言えば、反射光路の進行角度を角度β変更するために、可動ミラー65eの回転角度は、当該角度βの半分の角度αで済む。すなわち、可動ミラー65eの比較的小さな回転角度で可動ミラー65eの反射光の進路を比較的大きく変更することが可能である。また、可動ミラー65eと撮像素子7とは比較的離れて配置されているため、可動ミラー65eの回転角度を小さく変更するだけで、可動ミラー65eによる2つの反射光を、互いに離れて配置された接眼レンズ67および撮像素子7へと確実に導くことが可能である。すなわち、可動ミラー65eの回転角度を小さく変更することによって可動ミラー65eによる反射光の光束を良好に2つの光路に選択的に進行させることが可能である。したがって、可動ミラー65eの回転によるスペースの増大は最小限に止められる。
撮像素子7は、可動ミラー65eで反射され結像レンズ69を通過して撮像素子7に到達した被写体像に基づいて、ライブビュー画像を生成する。具体的には、主ミラー61で反射された光束(観察用光束)を受光する撮像素子7において微小時間間隔(例えば、1/60秒)で複数の画像信号を順次に生成する。そして、取得された時系列の画像信号は液晶モニタ12において順次に表示(ライブビュー表示)される。これによって、ユーザは、液晶モニタ12に表示される動画像(ライブビュー画像)を視認し、当該動画像を用いて構図決めを行うことが可能になる。
また、この場合も、光学ファインダによる構図決めの際(図4参照)と同様に、主ミラー61とサブミラー62とを介してAFモジュール20に入射した光を用いてAF動作が実現される。
以上のように、可動ミラー65eで反射した後の観察用光束の進路は、可動ミラー65eの反射角度の変更によって、可動ミラー65eから接眼レンズ67およびファインダ窓10に向かう光路PA(図4)と、可動ミラー65eから結像レンズ69および撮像素子7に向かう光路PB(図5)との間で切り換えられる。換言すれば、当該観察用光束の進路は、可動ミラー65eの反射角度の変更によって、可動ミラー65eで反射されてファインダ窓10に向かう第1の光路PAと、可動ミラー65eで反射されて撮像素子7に向かう第2の光路PBとの間で切り換えられる。
そして、撮像装置1Aにおいては、ペンタミラー65を構成する複数のミラー65a,65b,65eのうち、或る反射面(可動ミラー65e)の反射角度が変更される一方で、他の反射面(ダハミラー65a,65b)は固定されている。すなわち、複数の反射面のうち、一の反射面65eのみを駆動することによって観察用光束の進路が変更されるので、駆動部分を少なくしコンパクトな構成にすることができる。また、撮像装置1Aにおいては、ファインダ光学系60のペンタミラー65に含まれる複数の反射面のうち、ダハミラー65a,65b以外の反射面である可動ミラー65eの反射角度を変更して、観察用光束の進路を変更している。これにより、ダハミラー65a,65bを駆動する場合に比べて容易に観察用光束の進路を変更することができる。
以上のような構成の撮像装置1Aにおいて、電子ファインダによる構図決めをユーザが所望している場合には、可動ミラー65eを図5に示す姿勢Tbにセットして撮像素子7に向かう光路PBを選択するとともに、液晶モニタ12をオン状態(表示状態)にして撮像素子7から得られる画像信号に基づくライブビュー表示を行うようにする。
一方、光学ファインダによる構図決めをユーザが所望している場合には、可動ミラー65eを図4に示す姿勢Taにセットしてファインダ窓10に向かう光路PAを選択するようにする。
<ファインダ光学系60の構成>
図6は、ファインダ光学系60の要部構成を示す縦断面図である。また、図7は、ペンタミラー65の正面図である。なお、図7においては、可動ミラー65eが取り外されたペンタミラー65の構成を示している。
図6は、ファインダ光学系60の要部構成を示す縦断面図である。また、図7は、ペンタミラー65の正面図である。なお、図7においては、可動ミラー65eが取り外されたペンタミラー65の構成を示している。
上述したように、交換レンズ3を通った被写体からの光(被写体光)Lsは、ミラーダウン状態の主ミラー61で上方に反射され平板状の焦点板63にて結像する。この焦点板63については、その上面63uが被写体光Lsを結像する焦点面63uとして構成されており、その下面63dがフレネル面として構成されている。そして、焦点板63の直上には、後で詳述するターゲットマークGvが表されたSIスクリーンSrが、微小な間隙を挟んで保持されている。
ペンタミラー65の背面側においては、水平方向(X軸方向)に沿って伸びた横枠651により2つの開口Qa、Qbに分けられるとともに、開口Qbの下部にはX軸方向に沿って伸びた横枠652が設けられている。この横枠652の斜め後方には、インファインダ13が配設されている。インファインダ13は、例えば液晶表示板を備えており、ファインダ窓10での情報表示、具体的にはファインダ画面の下部においてシャッタースピードや絞り値等の撮影情報に関する表示を行う(後で詳述)。
一方、主ミラー61の後方には、撮像素子5の撮像面5fが配置されている。ここで、撮像面5fと焦点板63の焦点面63uとは、共役となっている。
また、ペンタミラー65のダハミラー65a、65bの後方には、SIスクリーンSrに描かれたターゲットマークGv(図8参照)の各部位を照明するための投光プリズム68が配設されている。そして、投光プリズム68に照明光Laを供給する発光部71が、図7に示すようにペンタミラー65の上部右側後方に設けられている。この発光部71においては、例えば9個のLEDが基板上に搭載されており、焦点板63の焦点面63uと共役な関係となっている。
このような構成により、発光部71から射出された照明光Laは、投光プリズム68で光路が折り曲げられ、ペンタミラー65の開口部Qaを経てペンタミラー65内を通過した後に、SIスクリーンSrに投光される。そして、照明光Laは、図6のようにSIスクリーンSrの下面で反射され、交換レンズ3から入射した被写体光Lsと同様に、ペンタミラー65および接眼レンズ67を経てファインダ窓10に導かれる。なお、インファインダ13からの表示光Lbは、ペンタミラー65の後部に入射し、ペンタミラー65および接眼レンズ67を経てファインダ窓10に導かれる。
次に光学ファインダの使用時にファインダ窓10に映り込むターゲットマークについて説明する。
<ターゲットマークについて>
図8は、ファインダ窓10に映り込むターゲットマークGvを説明するための図である。
図8は、ファインダ窓10に映り込むターゲットマークGvを説明するための図である。
光学ファインダにおいては、被写体に対してのフォーカス位置(エリア)や測光位置などを示す線画(線描画)として構成されたターゲットマークGv(太線部)が被写体光像に重畳されてファインダ窓10に映り込むようになっている。このターゲットマークGvは、透光性の部材として形成されるSIスクリーンSrの下面を罫書くことによって描かれている。よって、光学ファインダでは、交換レンズ3を通った被写体光像が、ターゲットマークGvが表されたSIスクリーンSrを介してファインダ窓10に導かれる。
ターゲットマークGvは、ワイドフォーカスフレームを表す4つのL字状のマークMa1〜Ma4と、ローカルフォーカスフレームを表す8つの線状のマークMb1〜Mb8と、スポットフォーカスフレームを表す方形線状のマークMcと、スポット測光サークルを表す2本の円弧状のマークMd1〜Md2とで構成されている。すなわち、ターゲットマークGvは、線要素としての各マークMa1〜Ma4、Mb1〜Mb8、Mc、Md1〜Md2の群からなっている。
なお、撮像装置1Aでは、上記ローカルフォーカスフレームを示すマークMb1〜Mb8と上記スポットフォーカスフレームを示すマークMcとに対応する合計9箇所にAFモジュール20の焦点検出センサが設けられており、これら9つの焦点検出センサを用いた被写体のピント合わせが可能となっている。そして、上記ワイドフォーカスフレームのフォーカスモードが選択される場合には、上記9つの焦点検出センサから自動的に選択されたセンサによるピント合わせが行われることとなる。なお、撮像装置1Aにおいてデジタルズームが設定された場合には、撮像素子5で取得される撮影画像(全体画像)のうち中央部分の画像のみが画像処理によって切り出されるため、被写体のピント合わせは画面中央位置のマークMcに固定され、この位置でのみ行われることとなる。なお、上記スポット測光サークルの測光モードが選択される場合には、円弧状のマークMd1、Md2に囲まれた画面中央のスポット測光サークル内のみでの測光が行われる。
以上のようなターゲットマークGvが表されたSIスクリーンSrに対しては、上述した発光部71から投光プリズム68を介して照明光Laを投光することが可能であるが、この場合には、発光部71の各LEDごとにSIスクリーンSrを局所的に照明できるようになっている。具体的には、発光部71に設けられた9つのLEDそれぞれの点灯・消灯を制御することにより、マークMb1〜Mb8およびマークMcを囲む9つの投光エリアE1〜E9(破線で図示)において独立した投光を行える。すなわち、発光部71および投光プリズム68により、SIスクリーンSrにおけるターゲットマークGvの各マーク部位に対して選択的な投光が可能である。なお、本実施形態では、1つの投光プリズム68によって各LEDからの照明光Laを各投光エリアE1〜E9に投光できるが、これは投光プリズム68が光路を折り曲げる反射部材と照明用の集光レンズとの両機能を一体として備えているためである。また、ターゲットマークGvについては、図6中のエリアEpを拡大した図9に示すようにSIスクリーンSrの下面(表示面)Srdにおいて断面が連続した山型となるマイクロプリズムMPとして形成されるため、投光プリズム68を介して発光部71から投光された照明光LaはマイクロプリズムMPの内壁で全反射されてファインダ窓10に導かれる。
このように各投光エリアE1〜E9への独立した投光を行える撮像装置1Aでは、上述のようにAFモジュール20に設けられた9つの焦点検出センサのうち被写体のピント合わせに使用している1つの焦点検出センサに対応した投光エリアに対してのみの投光が可能である。これにより、ファインダ窓10において発光部71からの照明光La(図6、7)で例えば赤色に発光(点灯)するターゲットマークGvの部位(マーク)を視認したユーザは、被写体における合焦箇所を把握できることとなる。
さらに、本実施形態の撮像装置1Aでは、発光部71から6つの投光エリアE1〜E6に投光し、ターゲットマークGvにおける6つのマークMb1〜Mb6(図8)を同時に点灯させることにより、デジタルズームで切り出されるエリア(以下では「ズームエリア」ともいう)をユーザに伝えることが可能である(後で詳述)。このようにズームエリアを示す点灯を行う場合には、例えば上述した被写体の合焦位置を示す点灯よりも発光輝度を高くすることにより、相互の区別を図るのが好ましい。
なお、撮像装置1Aが、ペンタミラー65の近傍に配設された測光素子により被写体に係る測光を行う場合には、ズームエリアを点灯させるためのSIスクリーンSrへの投光によって測光精度が低下する恐れがあるため、この投光動作を禁止するのが好ましい。具体的には、レリーズボタン11が半押しされ測光が開始された場合には、発光部71の全LEDを消灯してSIスクリーンSrへの投光を行わないようにする。
<インファインダ13による表示>
図10は、インファインダ13による情報表示の一例を示す図である。
図10は、インファインダ13による情報表示の一例を示す図である。
ファインダ窓10においては、光学ファインダ使用時に上述したターゲットマークGvが被写体に重畳して表示されるとともに、その下方でインファインダ13による情報表示Gfが行われる。
インファインダ13は、例えば図11(a)に示すような複数の表示要素を備えている。そして、インファインダ13の表示領域Haにおいては、図12に示す7セグメントSgが6つ設けられており、これらの7セグメントSgにより小数点も含めた4桁および2桁の数字を表示させることが可能である。この7セグメントSgは、7つの構成要素からなっており、各構成要素の点灯・消灯を制御することでアラビア数字を表すことができるとともに、例えば図11(b)のようにアルファベットを表現することも可能である。
<デジタルズーム時の動作>
撮像装置1Aでは、デジタルズーム制御プログラムZaが全体制御部101AのCPU102で実行されることにより、ズームボタン830の押下によってズーム倍率2倍のデジタルズームを設定することが可能である。以下では、デジタルズーム時での撮像装置1Aの動作を説明する。
撮像装置1Aでは、デジタルズーム制御プログラムZaが全体制御部101AのCPU102で実行されることにより、ズームボタン830の押下によってズーム倍率2倍のデジタルズームを設定することが可能である。以下では、デジタルズーム時での撮像装置1Aの動作を説明する。
図13は、デジタルズーム時での撮像装置1Aの動作を説明するためのフローチャートである。この動作は、全体制御部101Aにより制御される。
ステップST1では、レリーズボタン11が全押し(S2)されたかを判定する。ここで、レリーズボタン11が全押しされた場合には、撮影動作を開始してステップST2に進み、全押しされていない場合には、ステップST1を繰り返す。
ステップST2では、RAW画像データを生成する。具体的には、撮像素子5で得られた被写体の画像信号に対して信号処理部51でノイズ除去等の処理を施した後に、A/D変換回路52でデジタル信号に変換することにより、RAW画像データを生成する。
ステップST3では、デジタルズームが設定されているかを判定する。具体的には、ズームボタン830が押下され、デジタルズームの状態となっているか否かを判断する。ここで、デジタルズームが設定されている場合には、ステップST4に進み、設定されていない場合には、ステップST5に進む。
ステップST4では、デジタルズームの倍率に応じたRAW画像の切り出しを行う。例えば、ズーム倍率がα倍(本実施形態では2倍)に設定されている場合には、ステップST2で得られたRAW画像に対して縦横方向にそれぞれ(1/α)倍の大きさとなる中央の画像領域を切り出す処理を全体制御部101Aで実行する。
ステップST5では、ステップST2またはステップST4で得られたRAW画像データに対してデジタル信号処理回路50で各種の画像処理を施し、画像処理が施された画像データを画像メモリ56に一旦保存する。
ステップST6では、ステップST5で画像メモリ56に一時保存された画像データを、カードI/F132を介してメモリカード90に記録する。
ステップST7では、画像メモリ56内に一時保存されている画像データを消去する。
以上のように撮像素子5で得られた被写体画像の一部をズーム領域として切り出して電子ズーム処理を行う電子ズーム(デジタルズーム)においては、電子ファインダ使用時には液晶モニタ12に切出し範囲を拡大表示できるため、撮影される被写体の部分(ズームエリア)をユーザが把握できる。一方、光学ファインダ使用時にはファインダ窓10に切出し範囲を拡大表示できないため、本実施形態では、上述した発光部71によるターゲットマークGvへの投光制御を行うことでズームエリアをユーザに伝えるようにしている。この撮像装置1Aの具体的な動作を、以下で説明する。
<撮像装置1Aの動作>
図14は、撮像装置1Aの基本的な動作を示すフローチャートである。この動作については、特に光学ファインダ使用時にデジタルズームを設定する際の動作を示しており、デジタルズーム制御プログラムZaが全体制御部101Aで実行されることで実施される。また、図15は、光学ファインダ使用時にデジタルズームを設定する際の動作を説明するための図である。
図14は、撮像装置1Aの基本的な動作を示すフローチャートである。この動作については、特に光学ファインダ使用時にデジタルズームを設定する際の動作を示しており、デジタルズーム制御プログラムZaが全体制御部101Aで実行されることで実施される。また、図15は、光学ファインダ使用時にデジタルズームを設定する際の動作を説明するための図である。
ステップST11では、デジタルズームに関するズームボタン830がユーザにより押下されたかを判定する。ここで、ズームボタン830が押下された場合には、ステップST12に進み、押下されていない場合には、ステップST11を繰り返す。
ステップST12では、デジタルズームにおいて最高のズーム倍率が現時点で設定されているかを判定する。すなわち、ズームボタン830が押下された際に、撮像装置1Aにおいて2倍のズーム倍率が設定されているか否かを判断する。ここで、最高のズーム倍率が設定されている場合、つまり本撮影時に2倍のデジタルズームが実行される場合には、ステップST13に進む。一方、最高のズーム倍率でなく1倍(等倍)のズーム倍率が設定されている場合、つまり本撮影時にデジタルズームが実行されない場合には、ステップST16に進む。
ステップST13では、投光プリズム68を介して発光部71からの照明光LaをSIスクリーンSrに投光することで、ファインダ窓10において2倍のズーム倍率に対応したズームエリアを点灯させる。具体的には、SIスクリーンSrにおける6つの投光エリアE1〜E6に投光することにより、図15(b)に示すターゲットマーク表示T2のようにターゲットマークGvにおける6つのマークMb1〜Mb6(図8)を同時に発光させる。このように発光部71および投光プリズム68によって、ターゲットマークGvから選択された6つのマーク(線要素)Mb1〜Mb6に投光することで、ファインダ窓10において輝度が増加した6つのマークMb1〜Mb6に囲まれた領域がズーム領域として表現される。なお、図15(b)では、ターゲットマークGvのうち発光部71からの照明光Laで点灯しているマークを太実線で表記するとともに、消灯しているマークを破線で表記している。この表記方法については、以降で説明する他の図面でも同様である。
また、ステップST13においては、インファインダ13でデジタルズームの倍率を表示することにより、そのズーム倍率がファインダ窓10で視認できるようにする。すなわち、ズームボタン830に対するユーザ操作によって設定されたズーム倍率に関する情報表示をインファインダ13で行わせる。例えば、図15(b)に示すインファインダ表示F2のように、「dz 2.0」の表示でズーム倍率が2倍に設定されている旨を表現する。これにより、デジタルズームで設定されるズーム倍率をユーザが把握できる。
以上のようなステップST13の動作により、ファインダ窓10では図15(a)の表示状態から図15(b)の表示状態に遷移することとなる。
ステップST14では、ズームボタン830が押下されてから一定の時間(例えば5秒)が経過したかを判定する。ここで、一定の時間が経過した場合には、ステップST15に進み、経過していない場合には、ステップST14を繰り返す。
ステップST15では、図15(b)に示すインファインダ表示F2がファインダ窓10に表示されてから一定時間が経過したためユーザの十分な認識がなされたとして、インファインダ13で通常の表示を行う。例えば、シャッタースピード「60」と絞り値「5.6」とをインファインダ13で表示することにより、図15(c)に示すインファインダ表示F3のようにファインダ窓10で撮影条件の情報表示を行う。
このステップST15の動作により、ファインダ窓10では図15(b)の表示状態から図15(c)の表示状態に移行する。
ステップST16では、インファインダ13においてデジタルズームの倍率が表示されているかを判定する。すなわち、図15(b)のインファインダ表示F2のようにズーム倍率がファインダ窓10に表示されているか否かを判断する。ここで、インファインダ13でズーム倍率が表示されている場合には、ステップST17に進み、ズーム倍率ではなく図15(c)のインファインダ表示F3のように撮影条件の情報表示など通常の表示が行われている場合には、ステップST18に進む。
ステップST17では、SIスクリーンSrへの投光を止めてファインダ窓10に表示されるズームエリアを消灯するとともに、ステップST15と同様に、インファインダ13で通常の表示、具体的には撮影条件の情報表示を行う。
このようなステップST17の動作により、ファインダ窓10では図15(b)の表示状態から図15(a)の表示状態に遷移する。
ステップST18では、SIスクリーンSrへの投光を止めて、ファインダ窓10に表示されるズームエリアを消灯する。
このステップST18の動作により、ファインダ窓10では図15(c)の表示状態から図15(a)の表示状態に移行する。
以上のような撮像装置1Aの動作により、SIスクリーンSrに表されたターゲットマークGvに対して発光部71からの投光を制御しデジタルズームのズームエリアを点灯させるため、簡易な構成により、光学ファインダにおいてデジタルズームに関するズーム範囲の情報を提供できる。
なお、撮像装置1Aにおけるデジタルズームに関しては、2倍のズーム倍率のみが設定できる構成を採用するのは必須でなく、複数のズーム倍率(多段階のズーム倍率)が設定できる構成を採用しても良い。例えば、上述した2倍の他に、1.4倍のズーム倍率を設定できる撮像装置において光学ファインダ使用時にデジタルズームを設定する際の動作を、以下で説明する。
このような撮像装置においては、ズームボタン830の押下に応答して「1.4倍→2倍→等倍」というサイクリックなズーム倍率の設定を行えるものとし、発光部71に設けられた複数のLEDにより、図8に示す8つの投光エリアE1〜E8に加えて4つのL字状のマークMa1〜Ma4の周辺エリアに投光できる構成を有するものとする。
以上のような撮像装置においても、上述した図14のフローチャートと同様の動作を行うこととなる。ただし、図14のステップST11〜ST15の動作については、ズーム倍率が上述した「2倍」に設定される場合だけでなく「1.4倍」に設定される場合も実行される。この撮像装置の動作を、図16を用いて説明する。
まず、光学ファインダ使用時に、図16(a)に示すファインダ窓10での表示状態からズームボタン830がユーザにより押下された場合には、図16(b)の表示状態に遷移する。すなわち、「dz 1.4」の表示でズーム倍率が1.4倍に設定されている旨のインファインダ表示を行うとともに、そのズームエリアを図8に示す4つのL字状のマークMa1〜Ma4を点灯させることで表現する。
図16(b)の表示状態から、一定時間が経過すると図16(c)の表示状態、つまり通常のインファインダ表示に戻した状態に移行する。
図16(b)の表示状態または図16(c)の表示状態から、ズームボタン830が押下された場合には、図16(d)の表示状態に遷移する。すなわち、「dz 2.0」の表示でズーム倍率が2倍に設定されている旨のインファインダ表示を行うとともに、そのズームエリアを図8に示す6つのマークMb1〜Mb6を点灯させることで表現する。
図16(d)の表示状態から、一定時間が経過すると図16(e)の表示状態、つまり通常のインファインダ表示に戻した状態に移行する。
図16(d)の表示状態または図16(e)の表示状態から、ズームボタン830が押下された場合には、ズーム倍率が等倍、つまりデジタルズームが解除された図16(a)の表示状態に遷移する。
以上のような動作を行う撮像装置においても、SIスクリーンSrに表れたターゲットマークGvに対して発光部71からの投光を制御しデジタルズームのズームエリアを点灯させるため、簡易な構成により、光学ファインダにおいてデジタルズームに関するズーム範囲の情報を提供できる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る撮像装置1Bについては、図1〜3に示す第1実施形態の撮像装置1Aと類似の構成を有しているが、SIスクリーンの交換が可能である点、および全体制御部の構成が相違している。
本発明の第2実施形態に係る撮像装置1Bについては、図1〜3に示す第1実施形態の撮像装置1Aと類似の構成を有しているが、SIスクリーンの交換が可能である点、および全体制御部の構成が相違している。
すなわち、撮像装置1Bでは、ターゲットマークの構成が異なる複数種類のSIスクリーンSrのうち1種類のSIスクリーンを着脱自在に保持し、例えば図17に示す4種類のスクリーン1〜4の交換が可能となっている。これら4種類のスクリーン1〜4のうち、例えばスクリーン1は、図8に示すターゲットマークGvが表されたSIスクリーンに相当し、スクリーン3は、図18に示すターゲットマークGwが表されたSIスクリーンに相当している。
このターゲットマークGwは、上述したターゲットマークGvと同様の各マークMa1〜Mb4、Mb1〜Mb6を備えるとともに、水平方向に伸びた線状の4つのマークMe1〜Me4を更に備えている。これらのマークMe1〜Me4については、撮像素子5、7で生成されるアスペクト比4:3の画像信号をアスペクト比16:9の画像信号とする際に切り出される画像範囲を表している。そして、第1実施形態と同様に各マークMb1〜Mb6を囲む6つの投光エリアE1〜E6に投光できるとともに、各マークMa1〜Mb4を囲む4つの投光エリアE11〜E14と、各マークMe1〜Me4を囲む4つの投光エリアE21〜E24とに投光プリズム68を介して発光部71から投光できる構成となっている。具体的には、発光部71は、各投光エリアE1〜E6、E11〜E14、E21〜E24それぞれに照射光Laを投光するための各LEDを有している。
このようなターゲットマークGwが表されたSIスクリーン3では、投光エリアE21〜E24への投光によるマークMe1〜Me4の点灯でズーム倍率1.4倍のズームエリアを表現することができ、また投光エリアE11〜E14への投光によるマークMa1〜Ma4の点灯でズーム倍率2倍のズームエリアを表わすことができる。そして、上述した第1実施形態と同様にマークMb1〜Mb6の点灯によりズーム倍率が4倍のズームエリアを表現することができるため、これら3種類の投光パターンをズーム倍率に応じて切り替えることで光学ファインダ使用時に3種類のズーム倍率を識別できる。すなわち、ターゲットマークGwでは、光学ファインダ使用時に選択(設定)可能なズーム倍率として図17のスクリーン3のように等倍を含んだ4段階のズーム倍率が設定できる。
以上のような撮像装置1Bでは、図17に示す4種類のSIスクリーン1〜4それぞれを装着できるが、装着されたSIスクリーンに応じて、デジタルズームで選択可能なズーム倍率と、そのズーム倍率に応じたズームエリアを点灯させるための発光部71の投光パターン1〜4とが設定されることとなる。すなわち、撮像装置1Bでは、装着されたSIスクリーンSrの種類に応じて、ファインダ窓10においてデジタルズームに関するズーム領域の表現が可能なズーム倍率についての選択肢および、その投光パターンが設定される。なお、図17に示すデータテーブルは、例えば全体制御部101BのROMに格納される。
また、撮像装置1Bの全体制御部101Bでは、次で説明する撮像装置1Bの動作を行うためのデジタルズーム制御プログラムZbがフラッシュROM103に格納されている。
<撮像装置1Bの動作>
図19は、撮像装置1Bの基本的な動作を示すフローチャートである。この動作については、上述したSIスクリーンSrの交換後の動作を示しており、デジタルズーム制御プログラムZbが全体制御部101Bで実行されることで実施される。また、図20は、SIスクリーンSrの交換後の動作を説明するための図である。
図19は、撮像装置1Bの基本的な動作を示すフローチャートである。この動作については、上述したSIスクリーンSrの交換後の動作を示しており、デジタルズーム制御プログラムZbが全体制御部101Bで実行されることで実施される。また、図20は、SIスクリーンSrの交換後の動作を説明するための図である。
まず、電源オフ状態の撮像装置1BにおいてユーザによりSIスクリーンSrが交換されると、メインスイッチ81がオンにされたかを判定する(ステップST21)。ここで、メインスイッチ81がオンにされた場合には、ステップST22に進み、オフのままの場合には、ステップST21を繰り返す。
ステップST22では、装着されたSIスクリーンSrの種類を、液晶モニタ12に表示されるメニュー画面で選択する。例えば、図20(a)に示すメニュー画面において方向選択キー84を用い、図17に示す4種類のスクリーン1〜4から1つのスクリーン(図20(a)では「スクリーン3」)を選択し、方向選択キー84の中央部のプッシュボタン(決定ボタン)を押下して選択内容を確定する。これにより、光学ファインダ使用時に選択可能なズーム倍率として、メニュー画面で入力されたSIスクリーンSrの種類に応じたズーム倍率(図20(a)では「1.0/1.4/2.0/4.0」)が設定される。
ステップST23では、ステップST22におけるSIスクリーンSrの種類の選択に伴って設定された光学ファインダ使用時に選択可能なズーム倍率を、電子ファインダ使用時のズーム倍率に反映させるかを判定する。例えば、図20(b)に示す画面を液晶モニタ12に表示させ、「Yes」・「No」のいずれが入力されたかによって、光学ファインダ使用時のズーム倍率設定を電子ファインダ使用時に反映させるか否かを判断する。
このステップST23において、光学ファインダ使用時のズーム倍率設定を電子ファインダ使用時に反映させる場合には、ステップST24に進み、図20(c)のような確認画面を液晶モニタ12に表示して光学ファインダ使用時のズーム倍率設定を電子ファインダ使用時に反映させる処理を行う。すなわち、撮像装置1Bに装着(保持)されるSIスクリーンSrに応じて設定された光学ファインダに係るズーム倍率の選択肢が、電子ファインダに係るズーム倍率の選択肢に反映される。これにより、デジタルズームに関するズーム倍率の選択肢について、光学ファインダ使用時と電子ファインダ使用とで整合を図ることができる。
一方、ステップST23において、光学ファインダ使用時のズーム倍率設定を電子ファインダ使用時に反映させない場合には、現在設定されている電子ファインダ使用時の設定を変更せず、例えば図20(d)のような確認画面を液晶モニタ12に表示する。
以上のようなSIスクリーンSrの交換後の動作を行う撮像装置1Bにおいて、光学ファインダ使用時にデジタルズームを設定する際には、図14に示すフローチャートと同様の動作が行われる。
以上で説明した撮像装置1Bでも、第1実施形態と同様の効果を奏することとなる。さらに、撮像装置1Bでは、装着されたSIスクリーンSrの種類を入力することにより光学ファインダ使用時に選択可能なデジタルズームのズーム倍率が設定されるため、ズーム倍率についての選択肢を適切に設定できることとなる。
なお、撮像装置1BにおけるSIスクリーンSrの交換後には、図20(a)に示すメニュー画面を液晶モニタ12に表示してユーザに装着されたSIスクリーンSrの種類を入力させるのは必須でなく、装着されたSIスクリーンSrの種類を撮像装置で自動的に検出するようにしても良い。これについて、図21を参照して説明する。
図21は、装着されたSIスクリーンSrの種類の検出処理を示すフローチャートである。
まず、電源オフ状態の撮像装置においてユーザによりSIスクリーンSrが交換されると、メインスイッチ81がオンにされたかを判定する(ステップST31)。ここで、メインスイッチ81がオンにされた場合には、ステップST32に進み、オフのままの場合には、ステップST31を繰り返す。
ステップST32では、装着されたSIスクリーンSrの種類を撮像素子7で検出する。具体的には、電子ファインダ用の撮像素子7でSIスクリーンSrに表れたターゲットマークを撮像し、そのターゲットマークに対しての画像解析(画像処理)により、例えば図17に示す4種類のスクリーン1〜4から撮像装置に装着されたSIスクリーンSrの種類を特定する。この場合には、各スクリーン1〜4におけるターゲットマークの構成を予め全体制御部101BのROMに記憶しておき、撮像素子7で得られた撮像画像中のターゲットマークと対比することでスクリーン1〜4の識別が行われる。なお、撮像画像が全体的に暗くターゲットマークの構成を判別するのが困難な場合には、画像処理により撮像画像の輝度を上げたり、発光部71の全LEDを点灯させターゲットマークを照明するのが好ましい。
ステップST33では、ステップST32で検出されたSIスクリーンSrの種類に基づき図17に示すデータテーブルを参照して、光学ファインダ使用時に選択可能なズーム倍率を設定する。
以上のようなSIスクリーンSrの種類の検出処理を行うことにより、ユーザ負担の軽減が図れることとなる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係る撮像装置1Cについては、図1〜3に示す第1実施形態の撮像装置1Aと類似の構成を有しているが、全体制御部の構成が相違している。
本発明の第3実施形態に係る撮像装置1Cについては、図1〜3に示す第1実施形態の撮像装置1Aと類似の構成を有しているが、全体制御部の構成が相違している。
すなわち、撮像装置1Cの全体制御部101Cは、次で説明する撮像装置1Cの動作を行うためのデジタルズーム制御プログラムZcがフラッシュROM103に格納されている。
<撮像装置1Cの動作>
第3実施形態の撮像装置1Cでは、第1実施形態の撮像装置1Aと異なり、光学ファインダ使用時にデジタルズームを設定すると、警告(コーション)を発して電子ファインダへの切替えを促す動作が行われる。この動作について、以下で詳しく説明する。
第3実施形態の撮像装置1Cでは、第1実施形態の撮像装置1Aと異なり、光学ファインダ使用時にデジタルズームを設定すると、警告(コーション)を発して電子ファインダへの切替えを促す動作が行われる。この動作について、以下で詳しく説明する。
図22は、撮像装置1Cの基本的な動作を示すフローチャートである。この動作については、特に光学ファインダ使用時にデジタルズームを設定する際の動作を示しており、デジタルズーム制御プログラムZcが全体制御部101Cで実行されることで実施される。また、図23は、光学ファインダ使用時にデジタルズームを設定する際の動作を説明するための図である。
ステップST41では、デジタルズームに関するズームボタン830がユーザにより押下されたかを判定する。ここで、ズームボタン830が押下された場合には、ステップST42に進み、押下されていない場合には、ステップST41を繰り返す。
ステップST42では、光学ファインダが使用されているかを判定する。具体的には、切替スイッチ85において接点が「光学」位置に設定されているか否かを判断する。ここで、光学ファインダが使用されている場合には、ステップST43に進み、使用されていない場合には、ステップST46に進む。
ステップST43では、投光プリズム68を介して発光部71からの照明光LaをSIスクリーンSrに投光することで、ファインダ窓10において2倍のズーム倍率に対応したズームエリアを点灯させる。具体的には、SIスクリーンSrにおける6つの投光エリアE1〜E6に投光することにより、図23(b)に示すターゲットマーク表示T20のようにターゲットマークGvにおける6つのマークMb1〜Mb6(図8)を同時に発光させる。
また、ステップST43においては、インファインダ13で警告表示を行って、電子ファインダ、つまり液晶モニタ12でのライブビュー表示に切り替えることをユーザに促す。具体的には、図23(b)に示すインファインダ表示F20のように「CHG−LV」の表示でライブビュー表示への切り替えをユーザに認識させる。なお、この表示については、インファインダ13の表示領域Ha(図11(a))における7セグメントSgを用いて図11(b)のようなアルファベット表現が行われる。また、警告表示として、図24に示すインファインダ表示F21のように「NOTUSE」の表示により光学ファインダが使用不可であることをユーザに認識させても良い。
このようなステップST43の動作により、ファインダ窓10では図23(a)の表示状態から図23(b)の表示状態に遷移することとなる。
ステップST44では、光学ファインダから電子ファインダに切替えられたかを判定する。すなわち、ステップST43の警告表示を視認したユーザが切替スイッチ85を操作して、その接点が「液晶」位置に設定されたかを判断する。ここで、電子ファインダに切替えられた場合には、ステップST45に進み、切替えられていない場合には、ステップST44を繰り返す。
ステップST45では、SIスクリーンSrへの投光を止めて、ファインダ窓10に表示されるズームエリアを消灯する。また、光学ファインダが使用されないため、インファインダ13の表示をオフにする。
ステップST46では、電子ファインダにおいてユーザが設定したズーム倍率によるライブビュー表示を行う。すなわち、デジタルズームで切り出される範囲内の画像部分が液晶モニタ12で拡大表示される。
以上のような撮像装置1Cの動作により、第1実施形態と同様に、簡易な構成により、光学ファインダにおいてデジタルズームに関するズーム範囲の情報を提供できる。
なお、撮像装置1Cにおいて光学ファインダ使用時にデジタルズームが設定された際に、警告を行ってユーザに電子ファインダの使用を促すのは必須でなく、警告を発して自動的に電子ファインダに切り替えるようにしても良い。これについて、図25および図26を参照して説明する。
図25は、光学ファインダ使用時にデジタルズームが設定された際の動作を示すフローチャートである。また、図26は、光学ファインダ使用時にデジタルズームが設定された際の動作を説明するための図である。以下で説明する動作については、例えば切替スイッチ85の接点が「自動」位置に設定され、接眼検知部15での接眼検知によって光学ファインダが選択されている際の動作となる。
ステップST51〜ST53では、図22に示すステップST41〜ST43と同様の動作を行う。
このステップST51〜ST53の動作により、ファインダ窓10では図26(a)の表示状態から図23(b)の表示状態に遷移することとなる。
ステップST54では、ズームボタン830が押下されてから一定の時間(例えば5秒)が経過したかを判定する。ここで、一定の時間が経過した場合には、ステップST55に進み、経過していない場合には、ステップST54を繰り返す。
ステップST55では、電子ファインダに切替わるまでの時間を表示する。例えば図26(c)に示すインファインダ表示F22のように、電子ファインダへの切替えまでの時間「5」秒が表示される。なお、時間経過に伴い、図26(c)に示すインファインダ表示F22の「5」が「4」、「3」・・・とカウントダウンすることとなる。
ステップST56では、一定の時間、つまり上記のカウントダウン時間が経過したかを判定する。ここで、一定の時間が経過した場合には、ステップST57に進み、経過していない場合には、ステップST55に戻る。
ステップST57では、光学ファインダから電子ファインダに切り替える。これにより、ファインダ窓10では図26(d)のように非表示状態となる。
ステップST58では、電子ファインダにおいてユーザが設定したズーム倍率によるライブビュー表示を行う。すなわち、デジタルズームで切り出される範囲内の画像部分が液晶モニタ12で拡大表示される。
なお、上記のステップST55では、電子ファインダに切替わるまでの時間を表示する図26(c)のインファインダ表示F22の代わりに、図26(b)に示すインファインダ表示F20を点滅させて電子ファインダへの切替えが迫っていることをユーザに伝えても良い。
以上のように電子ファインダへの切替えが自動的に行われることにより、ユーザ負担が軽減されることとなる。
<変形例>
・上記の各実施形態におけるズームエリアについては、ターゲットマークを利用して表現するのは必須でなく、図27(a)に示す撮影補助線や、図28(a)に示すアスペクト比などの表示線を利用して表現するようにしても良い。このような場合には、図27(b)および図28(b)に示す太線部分を発光させてズームエリアが表現されることとなる。
・上記の各実施形態におけるズームエリアについては、ターゲットマークを利用して表現するのは必須でなく、図27(a)に示す撮影補助線や、図28(a)に示すアスペクト比などの表示線を利用して表現するようにしても良い。このような場合には、図27(b)および図28(b)に示す太線部分を発光させてズームエリアが表現されることとなる。
1A〜1C 撮像装置
2 カメラ本体部
3 交換レンズ
5、7 撮像素子
6 ミラー機構
10 ファインダ窓
12 液晶モニタ
13 インファインダ
15 接眼検知部
60 ファインダ光学系
63 焦点板
65 ペンタミラー
65e 可動ミラー
68 投光プリズム
71 発光部
85 切替スイッチ
101A〜101C 全体制御部
103 フラッシュROM
830 ズームボタン
E1〜E9、E11〜E14、E21〜E24 投光エリア
Gv、Gw ターゲットマーク
Sr SIスクリーン
Za〜Zc デジタルズーム制御プログラム
2 カメラ本体部
3 交換レンズ
5、7 撮像素子
6 ミラー機構
10 ファインダ窓
12 液晶モニタ
13 インファインダ
15 接眼検知部
60 ファインダ光学系
63 焦点板
65 ペンタミラー
65e 可動ミラー
68 投光プリズム
71 発光部
85 切替スイッチ
101A〜101C 全体制御部
103 フラッシュROM
830 ズームボタン
E1〜E9、E11〜E14、E21〜E24 投光エリア
Gv、Gw ターゲットマーク
Sr SIスクリーン
Za〜Zc デジタルズーム制御プログラム
Claims (7)
- 撮影レンズを通った被写体光像を、線要素の群からなる線画が表された透光性の部材を介してファインダ窓に導く光学ファインダ手段と、
前記撮影レンズを通った被写体光像を受光して被写体画像を生成する画像生成手段と、
前記被写体画像の一部をズーム領域として切り出して電子ズーム処理を行う電子ズーム手段と、
を備え、
前記光学ファインダ手段は、
前記透光性の部材における前記線要素の群に対して選択的な投光が可能な投光手段、
を有し、
前記電子ズーム手段は、
前記投光手段により前記線要素の群から選択された複数の線要素に投光することで、前記ファインダ窓において前記複数の線要素に囲まれた領域を前記ズーム領域として表現する制御手段、
を有する撮像装置。 - 前記光学ファインダ手段は、
前記ファインダ窓での情報表示を行う情報表示手段、
を有し、
前記電子ズーム手段は、
前記電子ズーム処理についてのズーム倍率を設定する設定手段と、
前記設定手段で設定されたズーム倍率に関する情報表示を前記情報表示手段で行わせる表示制御手段と、
を有する請求項1記載の撮像装置。 - 前記線画が異なる複数種類の透光性の部材のうち1種類の透光性の部材を着脱自在に保持する保持手段、
をさらに備え、
前記電子ズーム手段では、前記保持手段で保持される透光性の部材の種類に応じて、前記ファインダ窓において前記ズーム領域の表現が可能なズーム倍率についての選択肢が設定される請求項1記載の撮像装置。 - 前記保持手段で保持される透光性の部材に表れた線画を撮像可能な撮像手段、
をさらに備え、
前記電子ズーム手段は、
前記撮像手段で撮像された線画に対する画像処理により、前記保持手段で保持される透光性の部材の種類を特定する特定手段、
を有する請求項3記載の撮像装置。 - 本撮影の前に前記画像生成手段で順次に生成される画像に基づく画像表示を所定の表示手段で行わせる電子ファインダ手段、
をさらに備え、
前記電子ズーム手段は、
前記保持手段で保持される透光性の部材の種類に応じて設定された前記光学ファインダ手段に係るズーム倍率の選択肢を、前記電子ファインダ手段に係るズーム倍率の選択肢に反映させる手段、
を有する請求項3記載の撮像装置。 - 撮像装置に係る撮影レンズを通った被写体光像を受光して被写体画像を生成する画像生成工程と、
前記被写体画像の一部をズーム領域として切り出して電子ズーム処理を行う電子ズーム工程と、
を備え、
前記撮像装置は、前記撮影レンズを通った被写体光像を、線要素の群からなる線画が表された透光性の部材を介してファインダ窓に導く光学ファインダ手段を有するとともに、当該光学ファインダ手段は、前記透光性の部材における前記線要素の群に対して選択的な投光が可能な投光手段を有し、
前記電子ズーム工程は、
前記投光手段により前記線要素の群から選択された複数の線要素に投光することで、前記ファインダ窓において前記複数の線要素に囲まれた領域を前記ズーム領域として表現する制御工程、
を有する電子ズーム制御方法。 - 撮像装置に内蔵されたコンピュータに、
撮影レンズを通った被写体光像を受光して被写体画像を生成する画像生成工程と、
前記被写体画像の一部をズーム領域として切り出して電子ズーム処理を行う電子ズーム工程と、
を実行させ、
前記撮像装置は、前記撮影レンズを通った被写体光像を、線要素の群からなる線画が表された透光性の部材を介してファインダ窓に導く光学ファインダ手段を有するとともに、当該光学ファインダ手段は、前記透光性の部材における前記線要素の群に対して選択的な投光が可能な投光手段を有し、
前記電子ズーム工程は、
前記投光手段により前記線要素の群から選択された複数の線要素に投光することで、前記ファインダ窓において前記複数の線要素に囲まれた領域を前記ズーム領域として表現する制御工程、
を有する電子ズーム制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008181300A JP2010021839A (ja) | 2008-07-11 | 2008-07-11 | 撮像装置、電子ズーム制御方法および電子ズーム制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008181300A JP2010021839A (ja) | 2008-07-11 | 2008-07-11 | 撮像装置、電子ズーム制御方法および電子ズーム制御プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010021839A true JP2010021839A (ja) | 2010-01-28 |
Family
ID=41706298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008181300A Pending JP2010021839A (ja) | 2008-07-11 | 2008-07-11 | 撮像装置、電子ズーム制御方法および電子ズーム制御プログラム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2010021839A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013024885A (ja) * | 2011-07-14 | 2013-02-04 | Canon Inc | 撮像装置 |
-
2008
- 2008-07-11 JP JP2008181300A patent/JP2010021839A/ja active Pending
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JP2013024885A (ja) * | 2011-07-14 | 2013-02-04 | Canon Inc | 撮像装置 |
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