JP2019012180A - 撮像装置 - Google Patents

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JP2019012180A
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麻衣子 椎名
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Abstract

【課題】自動焦点調整を行う測距点が増加しても、ユーザが意図した測距点および次の選択操作で選択できる測距点が判別しやすい撮像装置を提供すること。【解決手段】ファインダと測距手段と、測距を行う位置の移動を撮影者が指示するための少なくとも一つの移動指示部と、前記少なくとも一つの移動指示部が操作された場合に測距を行う位置の移動量を、少なくとも二つ以上のレベルの中から一つに決定する移動量決定部と、測距を行う位置を示す測距位置表示と、決定された移動量を示す移動量表示と、前記少なくとも二つ以上のレベルの中で最大のレベルの移動量を示す最大移動量表示と、それ以外の位置を示す非選択位置表示とを、前記ファインダに表示する表示部と、前記測距位置表示と、前記移動量表示と、前記最大移動量表示と、前記非選択位置表示の表示方法がそれぞれ異なることを特徴とする撮像装置【選択図】 図5

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に測距点を表示する撮像装置に関する。
複数の項目から任意の一つを選択する際、現在選択されている項目と、次の操作で選択が可能になる項目の候補を共に表示することでユーザの操作性を向上させる技術が公知である。例えば、特許文献1では、次の所定の選択操作で選択可能な項目を、次の選択操作で選択されない項目とは異なる形態で識別表示する技術が開示されている。
また、近年の一眼レフカメラにおいては、複数の測距点それぞれにおける被写体の情報を所定のアルゴリズムに従って評価し、焦点状態を検出することが一般に行われている。このような一眼レフカメラには、複数の測距点の中から撮影者が選択した任意の一つの測距点を光学ファインダ上に表示できるものがある。例えば、特許文献2に記載の一眼レフカメラにおいては、複数の測距点の中から間引きした測距点で焦点状態を検出する技術が開示されている。
特開2016−126621号公報 特開平10−170813号公報
しかしながら、特許文献2に記載の技術ではファインダ内での表示方法が明示されておらず、ユーザが使用したい測距点を選べているのか、また、次の選択操作で選択できる測距点が何処であるのかが不明瞭であった。
また、特許文献2に記載の一眼レフカメラに特許文献1の記載の技術を搭載した場合は、間引きされた測距点の中でのみ表示を行うため、ユーザが使用したい測距点が間引きされてしまうと選択ができないといった問題点を有していた。
そこで、本発明の目的は、自動焦点調整を行う測距点が増加しても、ユーザが意図した測距点および次の選択操作で選択できる測距点が判別しやすい撮像装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、
撮影者が被写体を確認するためのファインダと
被写体までの距離を測距する測距手段と、
前記測距手段で測距を行う位置を選択する測距点選択モードと、
測距を行う位置の移動を撮影者が指示するための少なくとも一つの移動指示部と、
前記少なくとも一つの移動指示部が操作された場合に測距を行う位置の移動量を、少なくとも二つ以上のレベルの中から一つに決定する移動量決定部と、
測距を行う位置を示す測距位置表示と、前記移動量決定部によって決定された移動量を示す移動量表示と、前記少なくとも二つ以上のレベルの中で最大のレベルの移動量を示す最大移動量表示と、それ以外の位置を示す非選択位置表示とを、前記ファインダに表示する表示部と、
前記移動量表示と、前記最大移動量表示を表示する位置を算出する表示位置決定手段を有し、
前記測距位置表示と、前記移動量表示と、前記最大移動量表示と、前記非選択位置表示の表示方法がそれぞれ異なることを特徴とする。
本発明によれば、自動焦点調整を行う測距点が増加しても、ユーザが意図した測距点および次の選択操作で選択できる測距点が判別しやすい撮像装置を提供することができる。
本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラにおいて、測距点を選択する際のファインダ表示例を示す図である。 本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラを上面側および撮影者側から見た図である。 本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラの主要な電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラのファインダ表示を示す図である。 本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラの信号処理の流れの概略を示したフローチャートである。 本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラの測距点移動量変更処理の流れの概略を示したフローチャートである。 本発明の第二の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラにおいて、測距点を選択する際のファインダ表示例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラの測距点移動量変更処理の流れの概略を示したフローチャートである。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
以下、本発明の第1の実施例について図面を参照しながら説明する。図2(A)は本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラ1(以下、カメラ本体1)を上面側から見た図であり、図2(B)は本発明の実施形態の一例であるカメラ本体1を撮影者側から見た図である。
図2(A)に示すように、カメラ本体1は上面部にストロボユニット2、モード選択ダイヤル500、メインダイヤル503およびレリーズボタン510、上面液晶表示部520、上面液晶照明ボタン521、測距点選択ボタン522などが配されている。モード選択ダイヤル500は、シャッタ速度優先モード・絞り優先モードなどの撮影モードを変更する際に操作する撮影モード設定ダイヤル502と、カメラ本体1の電源をON/OFF操作する電源SW501を備えている。メインダイヤル503は回転させる方向によって二方向を指示できる操作部材である。レリーズボタン510の詳細は後述する。上面液晶表示部520は撮影条件を表示することができる。上面液晶照明ボタン521は上面液晶表示部520のLED照明をON/OFF操作するためのボタンである。測距点選択ボタン522は測距点の位置を切り替えるための測距点選択モードに変更するボタンである。
ここで、モード選択ダイヤル500、メインダイヤル503およびレリーズボタン510、上面液晶照明ボタン521、測距点選択ボタン522は本発明の複数の操作部に相当し、特に上面液晶照明ボタン521は本発明の実施例1における移動量可変操作部に相当する。
また、図2(B)に示すように、カメラ本体1は撮影者側の側面(以下、背面と表記する)に、撮影した画像や撮影条件などを表示可能なカラーLCDモニタ部504を備えている。カラーLCDモニタ部504は、表面を指等でなぞることでカメラ本体1の操作が可能なタッチパネル機能を備えている。カラーLCDモニタ部504の上方には、撮影者が被写体像を観察するためのファインダ3、覗き検知部4が配されている。ファインダ3は本発明のファインダに相当する。覗き検知部4は光センサによって撮影者がファインダ3を覗いているか否かを検知する。
覗き検知部4は本発明のファインダ判定部に相当する。背面には他に方向を指示するための方向ボタン530、指示を確定させる決定ボタン535、再生した画像の拡大表示を指示する拡大ボタン536、再生した画像の縮小表示を指示する縮小ボタン537が配置されている。方向ボタン530は、上を指示する上ボタン531、下を指示する下ボタン532、右を指示する右ボタン533、左を指示する左ボタン534の4つのボタンから構成される。ここで、方向ボタン530および拡大ボタン536、縮小ボタン537は本発明の複数の操作部に相当し、特に方向ボタン530は本発明の移動指示部に相当する。
図3は、本発明の実施形態の一例であるカメラ本体1の主要な電気的構成を示すブロック図である。
カメラ本体1に内蔵されたマイクロコンピュータからなる中央処理装置(以下、「MPU」と称する)100は、カメラの動作制御を司るものであり、各要素に対して様々な処理や指示を実行する。MPU100に内蔵されたEEPROM100aは、後述する時刻計測回路101の計時情報やその他の情報を記憶することができる。
MPU100には、ミラー駆動回路102、焦点検出回路103、シャッタ駆動回路104、映像信号処理回路105、スイッチセンス回路106、測光回路107、ストロボ駆動回路108が接続されている。ストロボ駆動回路108は、ストロボユニット2の動作を制御する。また、MPU100には、液晶表示駆動回路109、LED駆動回路110、バッテリーチェック回路111、時刻計測回路101、電力供給回路112、圧電素子駆動回路113が接続されている。これらの回路は、MPU100の制御により動作するものである。
MPU100は、撮影レンズユニット600a内のレンズ制御回路601とマウント接点114を介して通信を行う。マウント接点114は、撮影レンズユニット600aが接続されるとMPU100へ信号を送信する機能も有する。これにより、レンズ制御回路601は、MPU100との間で通信を行い、AF駆動回路602及び絞り駆動回路603を介して撮影レンズユニット600a内の撮影レンズ600及び絞り604の駆動を行う。
なお、図3では便宜上1枚の撮影レンズ600のみを図示しているが、実際は多数のレンズ群によって構成される。
AF駆動回路602は、例えばステッピングモータ等によって構成され、レンズ制御回路601の制御により撮影レンズ600内のフォーカスレンズ位置を変化させ、撮像素子201に撮影光束の焦点を合わせるように調整する。絞り駆動回路603は、例えばオートアイリス等によって構成され、レンズ制御回路601の制御により絞り604を変化させ、光学的な絞り値を得る。
メインミラー115は、図3に示す撮影光軸10に対して45°の角度に保持された状態で、撮影レンズ600を通過する撮影光束をペンタダハミラー31へ導くと共に、その一部を透過させてサブミラー116へ導く。サブミラー116は、メインミラー115を透過した撮影光束を焦点検出センサユニット117へ導く。
ミラー駆動回路102は、例えばDCモータとギヤトレイン等によって構成され、メインミラー115を、ファインダ3により被写体像を観察可能とする位置と、撮影光束から待避する位置とに駆動する。メインミラー115が駆動すると、同時にサブミラー116も、焦点検出センサユニット117へ撮影光束を導く位置と、撮影光束から待避する位置とに移動する。
焦点検出センサユニット117は、不図示の結像面近傍に配置されたフィールドレンズ、反射ミラー、2次結像レンズ、絞り、複数のCCDからなるラインセンサ等によって構成され、位相差方式の焦点検出を行う。焦点検出センサユニット117から出力される信号は、焦点検出回路103へ供給され、被写体像信号に換算された後、MPU100に送信される。MPU100は、被写体像信号に基づいて位相差検出法による焦点検出演算を行う。そして、デフォーカス量及びデフォーカス方向を求め、これに基づいて、レンズ制御回路601及びAF駆動回路602を介して撮影レンズ600内のフォーカスレンズを合焦位置まで駆動する。ここで、焦点検出センサユニット117は本発明の測距手段に相当する。
ペンタダハミラー31は、メインミラー115により反射された撮影光束を正立正像に変換反射する。撮影者はファインダ光学系を介してファインダ3から被写体像を観察することができる。ペンタダハミラー31は、撮影光束の一部を測光センサ118へも導く。測光回路107は、測光センサ118の出力を得て、観察面上の各エリアの輝度信号に変換し、MPU100に出力する。MPU100は、輝度信号に基づいて露出値を算出する。
シャッタユニット(機械フォーカルプレーンシャッタ)119は、撮影者がファインダ3により被写体像を観察している時には、シャッタ先幕(不図示)が走行前位置(シャッタ開口部を遮光する位置)にあると共に、シャッタ後幕(不図示)が走行前位置(シャッタ開口部から退避した位置)にある。撮影時には、シャッタ先幕が走行前位置から走行完位置(シャッタ開口部から退避した位置)へと走行を開始し、所望のシャッタ秒時が経過した後、シャッタ後幕が走行前位置から走行完位置(シャッタ開口部を遮光する位置)へ移動する遮光走行を行う。
これにより、撮影光束がシャッタ開口部を通過して撮像素子201へ導かれ、撮影を完了する。シャッタユニット119は、MPU100の指令を受けたシャッタ駆動回路104により制御される。
撮像ユニット200は、主に光学ローパスフィルタ202、圧電部材である圧電素子203、撮像素子201がユニット化されたものである。撮像素子201は、被写体像を光電変換するものであり、本実施の形態ではCMOSセンサが用いられるが、その他にもCCD型、CMOS型及びCID型等様々な形態があり、いずれの形態の撮整像デバイスを採用してもよい。撮像素子201の前方に配置された光学ローパスフィルタ202は、水晶からなる1枚の複屈折板であり、その形状は矩形状である。圧電素子203は、単板の圧電素子(ピエゾ素子)であり、MPU100の指示を受けた圧電素子駆動回路113により加振され、その振動を光学ローパスフィルタ202に伝えるように構成されている。
クランプ/CDS(相関二重サンプリング)回路120は、A/D変換する前の基本的なアナログ処理を行うものであり、クランプレベルを変更することも可能である。AGC(自動利得調整装置)121は、A/D変換する前の基本的なアナログ処理を行うものであり、AGC基本レベルを変更することも可能である。A/D変換器122は、撮像素子201のアナログ出力信号をデジタル信号に変換する。
映像信号処理回路105は、デジタル化された画像データに対してガンマ/ニー処理、フィルタ処理、モニタ表示用の情報合成処理等、ハードウエアによる画像処理全般を実行する。この映像信号処理回路105からのモニタ表示用の画像データは、カラーLCD駆動回路123を介してカラーLCDモニタ部504に表示される。また、映像信号処理回路105は、MPU100の指示に従って、メモリコントローラ124を通じてバッファメモリ125に画像データを保存することもできる。
さらに、映像信号処理回路105は、JPEG等の画像データ圧縮処理を行うこともできる。連写撮影等、連続して撮影が行われる場合は、一旦バッファメモリ125に画像データを格納し、メモリコントローラ124を通して未処理の画像データを順次読み出すこともできる。これにより、映像信号処理回路105は、A/D変換器122から入力されてくる画像データの速度に関わらず、画像処理や圧縮処理を順次行うことができる。
メモリコントローラ124は、外部インタフェース126から入力される画像データを外部メモリ127に記憶し、外部メモリ127に記憶されている画像データを外部インタフェース126から出力する機能を有する。外部メモリ127としては、カメラ本体1に着脱可能なフラッシュメモリ等が用いられる。
スイッチセンス回路106は、各スイッチの操作状態に応じて入力信号をMPU100に送信する。スイッチSW1(510a)は、レリーズボタン510の第1ストローク(半押し)によりONする。スイッチSW2(510b)は、レリーズボタン510の第2ストローク(全押し)によりONする。スイッチSW2(510b)がONされると、撮影開始の指示がMPU100に送信される。さらに、スイッチセンス回路106には、覗き検知部4、電源SW501、撮影モード設定ダイヤル502、メインダイヤル503、上面液晶照明ボタン521、測距点選択ボタン522、方向ボタン530、決定ボタン535、拡大ボタン536、縮小ボタン537も接続されている。
液晶表示駆動回路109は、MPU100の指示に従って、ファインダ内表示部32、上面液晶表示部520を駆動する。LED駆動回路110は、ファインダ内表示部32を赤色に照明するスーパーインポーズ用LED33を駆動する。なお、本実施例ではスーパーインポーズ用LED33を赤色発光としているが、発光色は赤色以外でもよい。
バッテリーチェック回路111は、MPU100の指示に従って、バッテリーチェックを行い、その検出結果をMPU100に送信する。電力供給回路112は、MPU100の指示に従い、カメラの各要素に対して電源128の電源を供給する。
時刻計測回路101は、電源SW501がOFFされて次にONされるまでの時間や日付を計測し、MPU100からの指示に従って、計測結果をMPU100に送信する。
図4は、ファインダ内表示部32の表示内容を示す図である。
ファインダ内表示部32は、ペンタダハミラー31で反射された被写体像を観察できるファインダ視野領域34に重畳して表示される視野枠内表示35と、ファインダ視野領域34の領域外に表示される撮影条件表示36を備えている。
ここで、視野枠内表示35は本発明の表示部に相当する。視野枠内表示35は透過率が高く光学ファインダの被写界像が暗くならない高分子拡散液晶(PNLCD)によって表示され、焦点検出を行う測距点の位置を示す測距選択枠37が表示される。測距選択枠37は、大きさおよび形状が異なる枠表示37aと点表示37bの2種類で構成される。PNLCD上、測距選択枠37は黒色で表示される。
しかしながら、スーパーインポーズ用LED33で赤色に照明することで、黒色に表示されている箇所全体を赤色に表示させることが可能である。PNLCD上で任意の表示のみ赤色表示し他を黒色で表示させる場合は、まず、赤色に表示させたい部分とそれ以外の表示で分け、PNLCD上で極めて短い時間ずつ交互に切り替えて表示させる。その際、赤色に表示させたい部分が点灯している間のみスーパーインポーズ用LED33で赤色に照明することで、任意の表示のみ赤色に表示し、他を黒色で表示しているように見せることが可能である。
本実施例では、焦点検出センサユニット117で焦点検出を行う測距点を、縦方向に9個、横方向に15個配置している。そのため、測距選択枠37もファインダ視野領域34内に縦方向に9行、横方向に15列の135個が配されている。この時、横方向の中央列は最右列から左方向に数えて8列目に位置し、縦方向の中央行は最上行から下方向に数えて5行目となる。
135個の測距選択枠37のうち、横方向の中央列よりも右側に位置し、かつ縦方向の中央行を含む上側に位置する範囲をエリア35−1とし、横方向の中央列を含む左側に位置し、かつ縦方向の中央行を含む上側に位置する範囲をエリア35−2とする。同様に、横方向の中央列を含む左側に位置し、かつ縦方向の中央よりも下側に位置する範囲をエリア35−3とし、横方向の中央列よりも右側に位置し、かつ縦方向の中央よりも下側に位置する範囲をエリア35−4とする。
撮影条件表示36はシャッタ秒時表示部36a、絞り表示部36b、シフト量表示部36c、指標部36d、ISO感度表示部36e及び合焦表示部36fにより構成される。シャッタ秒時表示部36aはシャッタ秒時を示し、絞り表示部36bは絞り値を示す。シフト量表示部36cは適正露出に対するシフト量を示し、指標部36dはシフト量の指標である。ISO感度表示部36eはISO感度を示す。合焦表示部36fは点灯することで撮影者に被写体が合焦したことを知らせる。
測距点選択モードにおいて方向ボタン530のいずれかを一回押した場合の測距点移動量を三段階に変更できる。本実施例では、「縦方向の移動量は1個、横方向の移動量も1個(以下、レベル1とする)」、「縦方向の移動量は2個、横方向の移動量は4個(以下、レベル2とする)」、「縦方向の移動量は4個、横方向の移動量は7個(以下、レベル3とする)」の三段階である。
レベル1は隣の測距点へ上下または左右に移動できる設定であり、レベル2は各行または各列にある測距点総数の1/4程度分上下または左右に移動できる設定、レベル3は各行または各列にある測距点総数の1/2程度分上下または左右に移動できる設定となっている。この三段階を切り替えることで、測距点が増加しても操作が煩雑になることなく測距点移動を行うことができる。なお、測距点移動量の段階数は、測距点の数に合わせて適宜変更可能である。
測距点選択モードでの測距点移動量の切り替えは、撮影者がファインダ3を覗いている場合は上面液晶照明ボタン521を押下する毎に行われる。測距点移動量がレベル1の場合は、上面液晶照明ボタン521を押下すると測距点移動量はレベル2に切り替わる。同様に測距点移動量がレベル2であれば、上面液晶照明ボタン521を押下するとレベル3に、測距点移動量がレベル3であればレベル1に切り替わる。撮影者がファインダ3を覗いていない場合はカラーLCDモニタ部504のタッチ操作で行う。カラーLCDモニタ部504のタッチ操作で測距点移動量を切り替える場合は、撮影者がレベル1からレベル3の中からレベルを選択してもよい。
図1は、測距点選択モードにおける視野枠内表示35の表示例を示した図である。図1(A)〜(D)は、測距点の移動量がレベル2の場合の表示例であり、特に図1(A)は、撮影者が選択中の測距点がエリア35−1内に位置している場合の表示例である。同様に、図1(B)は、選択中の測距点がエリア35−2内に位置している場合の表示例、図1(C)は、選択中の測距点がエリア35−3内に位置している場合の表示例、図1(D)は、選択中の測距点がエリア35−4内に位置している場合の表示例である。
図1(E)および(F)は、図1(A)と同様に、撮影者が選択中の測距点がエリア35−1内に位置している場合の表示例だが、図1(E)は測距点の移動量がレベル1の場合の表示例、図1(F)は測距点の移動量がレベル3の場合の表示例である。
図1(A)〜(F)のように、測距点選択モードでは撮影者が選択している測距点の位置が選択位置37a′で示される。この時PNLCD上では、選択位置37a′とそれ以外の表示で、極めて短い時間ずつ交互に切り替えて表示している。選択位置37a′が点灯している間のみスーパーインポーズ用LED33を赤色に照明しているため、撮影者には選択位置37a′だけが赤色で点灯表示しているように見える。ここで、選択位置37a′は本発明の測距位置表示に相当する。
図1(A)〜(F)の移動量表示37a′−1は、現在のレベルで移動できる移動量を示している。図1(A)〜(D)の表示例はレベル2のため、縦方向に2個、横方向に4個、合計5個が略L字状に表示される。また、図1(E)の表示例はレベル1のため、移動量表示37a′−1は1個だけが表示される。図1(F)の表示例はレベル3のため、縦方向に4個、横方向に7個の合計10個が略L字状に表示される。最大移動量表示37a′−2は、測距点移動量が最大レベルのときの測距点移動量を示している。本実施例の最大レベルはレベル3であるので、略矩形内に配置された縦方向に4個、横方向に7個、合計28個のうち、移動量表示37a′−1以外の位置が最大移動量表示37a′−2となる。
図1(A)〜(D)であればレベル2のため、28個のうち移動量表示37a′−1を除く23個が最大移動量表示37a′−2となる。同様に、図1(E)であれば移動量表示37a′−1を除く27個が最大移動量表示37a′−2であり、図1(F)であれば移動量表示37a′−1を除く18個が最大移動量表示37a′−2である。非選択位置37b′は、選択位置37a′および移動量表示37a′−1、最大移動量表示37a′−2以外の測距点位置を示している。ここで、移動量表示37a′−1は本発明の移動量表示に相当し、最大移動量表示37a′−2は本発明の最大移動量表示に相当し、非選択位置37b′は本発明の非選択位置表示に相当する。
移動量表示37a′−1および最大移動量表示37a′−2、非選択位置37b′は、選択位置37a′とは点灯しているタイミングが異なるため黒色に表示される。また、移動量表示37a′−1は最大移動量表示37a′−2および非選択位置37b′が点灯しているタイミングよりも消灯している時間を長くすることにより、撮影者には移動量表示37a′−1が黒色で点滅表示しているように見える。
図1(A)のように選択位置37a′がエリア35−1内に位置している場合は、移動量表示37a′−1と最大移動量表示37a′−2は左下に表示される。これにより移動量表示37a′−1と最大移動量表示37a′−2に対し選択位置37a′が離れた位置で表示され、選択位置37a′と、移動量表示37a′−1および最大移動量表示37a′−2の判別がしやすくなる。同様に、図1(B)のように選択位置37a′がエリア35−2内に位置している場合は、移動量表示37a′−1と最大移動量表示37a′−2は右下に表示される。
図1(C)のように選択位置37a′がエリア35−3内に位置している場合は、移動量表示37a′−1と最大移動量表示37a′−2は右上に表示され、図1(D)のように選択位置37a′がエリア35−4内に位置している場合は、移動量表示37a′−1と最大移動量表示37a′−2は左上に表示される。
なお、最大レベルの測距点移動量を各行または各列にある測距点総数の1/2程度分に設定しているため、選択位置37a′がいずれの位置にあっても、移動量表示37a′−1もしくは最大移動量表示37a′−2と同じ位置に重なることはない。
本実施例では移動量表示37a′−1と最大移動量表示37a′−2、非選択位置37b′を全て黒色で表示しているが、スーパーインポーズ用LED33で照明して色を変更してもよい。その場合は、選択位置37a′とはスーパーインポーズ用LED33の輝度を変えてもよい。また、スーパーインポーズ用LED33が発光色の異なる複数のLEDから構成されていることで発光色を変更できる場合は、選択位置37a′とはスーパーインポーズ用LED33の発光色を変えたりしてもよい。
図1で示すように、選択位置37a′および、移動量表示37a′−1と最大移動量表示37a′−2、非選択位置37b′の表示仕様がそれぞれ異なることで、撮影者が簡単に判別することが可能となる。
図5は、本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラの信号処理の流れの概略を示したフローチャートである。この信号処理の流れが本発明の測距点選択モードに相当する。
ステップ700のとき、撮影者はファインダ3から被写体を観察している状態である(以下、撮像待機状態とする)。このとき、視野枠内表示35は撮影者が選択している測距点位置の選択位置37a′が黒色で点灯表示しており、その他の表示は消灯している。撮影条件表示36は、予め撮影者が設定した撮影条件を表示している。例えば、シャッタ速度優先モードの場合は、シャッタ秒時表示部36aが設定されたシャッタ秒時を表示し、シフト量表示部36cは設定された露出シフト量を表示している。
まずステップ701で、測距点選択ボタン522がONされたか否かを判定する。測距点選択ボタン522がONされた場合は、ステップ702で撮影者が選択している測距点位置の選択位置37a′がスーパーインポーズ用LED33によって赤色に照明され、ステップ703へ進む。ステップ701で測距点選択ボタン522がOFFの場合は、ステップ701を繰り返す。
ステップ703では、前回の測距点移動量がレベル3であったか否かを判定する。前回の測距点移動量がレベル3の場合はステップ704で今回の測距点移動量もレベル3に設定し、ステップ708に進む。ステップ703で前回の測距点移動量がレベル3ではない場合はステップ705で前回の測距点移動量がレベル2であったか否かを判定する。前回の測距点移動量がレベル2の場合はステップ706で今回の測距点移動量もレベル2に設定し、ステップ708に進む。ステップ705で前回の測距点移動量がレベル2ではない場合はステップ707で今回の測距点移動量をレベル1に設定し、ステップ708に進む。
ステップ708では、選択している測距点がエリア35−1に位置しているか否かを判定する。選択している測距点がエリア35−1に位置している場合はステップ709で最大移動量表示37a′−2を左下に点灯表示し、ステップ715に進む。選択している測距点がエリア35−1に位置していない場合はステップ710に進む。
ステップ710では、選択している測距点がエリア35−2に位置しているか否かを判定する。選択している測距点がエリア35−2に位置している場合はステップ711で最大移動量表示37a′−2を右下に点灯表示し、ステップ715に進む。選択している測距点がエリア35−2に位置していない場合はステップ712に進む。
ステップ712では、選択している測距点がエリア35−3に位置しているか否かを判定する。選択している測距点がエリア35−3に位置している場合はステップ713で最大移動量表示37a′−2を右上に点灯表示し、ステップ715に進む。選択している測距点がエリア35−3に位置していない場合はステップ714で最大移動量表示37a′−2を左上に点灯表示し、ステップ715に進む。
ステップ715では最大移動量表示37a′−2の位置に合わせて移動量表示37a′−1を点滅表示する。なお、ステップ708〜715は本発明の表示位置決定手段に相当する。
ステップ716では、点灯表示している選択位置37a′および最大移動量表示37a′−2と点滅表示している移動量表示37a′−1以外の全ての非選択位置37b′を点灯表示し、ステップ717へ進む。
ステップ717では、上面液晶照明ボタン521がONされたか否かを判定する。上面液晶照明ボタン521がONされた場合は、後述する測距点移動量の変更処理を行い(ステップ718)、ステップ708へ戻る。ここで、ステップ718は本発明の移動量決定部に相当する。ステップ717で上面液晶照明ボタン521がOFFの場合は、ステップ719で方向ボタン530のいずれかがONされたか否かを判定する。方向ボタン530のいずれかがONされた場合は、ONされた方向ボタン530の方向に選択している測距点位置を移動量分だけ移動し(ステップ720)、移動した位置で選択位置37a′を黒色で点灯表示し(ステップ721)、ステップ702へ戻る。
ステップ719で方向ボタン530の全てがOFFの場合は、ステップ722で決定ボタン535がONされたか否かを判定する。決定ボタン535がOFFの場合は、ステップ717へ戻る。ステップ722で決定ボタン535がONされた場合は、ステップ723で処理を終了し、撮像待機状態に戻る。なお、ステップ722はスイッチSW1(510a)のON/OFFによって判定してもよい。
図6は、本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラの測距点移動量変更処理の流れの概略を示したフローチャートである。前述した図5のステップ718における測距点移動量の変更処理は図6のステップ800から開始する。まずステップ801で変更前の測距点移動量がレベル3か否かを判定する。変更前の測距点移動量がレベル3の場合は、ステップ802で測距点移動量をレベル1に変更し、処理を終了する(ステップ806)。変更前の測距点移動量がレベル3ではない場合は、ステップ803に進む。
ステップ803では変更前の測距点移動量がレベル1か否かを判定する。変更前の測距点移動量がレベル1の場合は、ステップ804で測距点移動量をレベル2に変更し、処理を終了する(ステップ806)。変更前の測距点移動量がレベル1ではない場合は、ステップ805で測距点移動量をレベル3に変更し、処理を終了する(ステップ806)。
図1、図5、図6で示したように、選択位置37a′と移動量表示37a′−1、最大移動量表示37a′−2および非選択位置37b′をそれぞれ異なる表示にし、かつ測距点の移動量を変更可能にすることで、自動焦点調整を行う測距点が増加しても、ユーザが意図した測距点および次の選択操作で選択できる測距点が判別しやすくなる。
なお、本実施例では上面液晶照明ボタン521で測距点移動量の切り替えを行っているが、上面液晶照明ボタン521以外の操作部材に測距点移動量の切り替え機能を割り当ててもよい。
以上説明したように、本実施形態では、自動焦点調整を行う測距点の点数が多い撮像装置においても、ユーザが意図した測距点および次の選択操作で選択できる測距点が判別しやすくなる。
[実施例2]
以下、本発明の第二の実施例について図面を参照しながら説明する。第二の実施例では、測距点移動量の現在レベルを表示する方法を説明する。
図2から図4の説明は実施例1の説明と同一のためここでは割愛する。図7は、測距点選択モードにおける視野枠内表示35の表示例を示した図である。図7(A)〜(D)は、測距点の移動量がレベル2の場合の表示例であり、特に図7(A)は、撮影者が選択中の測距点がエリア35−1内に位置している場合の表示例である。同様に、図7(B)は、選択中の測距点がエリア35−2内に位置している場合の表示例、図7(C)は、選択中の測距点がエリア35−3内に位置している場合の表示例、図7(D)は、選択中の測距点がエリア35−4内に位置している場合の表示例である。図7(E)および(F)は、図7(A)と同様に、撮影者が選択中の測距点がエリア35−1内に位置している場合の表示例だが、図7(E)は測距点の移動量がレベル1の場合の表示例、図7(F)は測距点の移動量がレベル3の場合の表示例である。
図7(A)〜(F)のように、測距点選択モードでは撮影者が選択している測距点の位置が選択位置37a′で示される。この時PNLCD上では、選択位置37a′とそれ以外の表示で、極めて短い時間ずつ交互に切り替えて表示している。選択位置37a′が点灯している間のみスーパーインポーズ用LED33を赤色に照明しているため、撮影者には選択位置37a′だけが赤色で点灯表示しているように見える。ここで、選択位置37a′は本発明の測距位置表示に相当する。
図7(A)〜(F)の移動レベル表示37a″−1は測距点移動量の現在のレベルを示している。図7(A)〜(D)の表示例はレベル2であるため2個となる。図7(E)の表示例はレベル1のため1個、図7(F)の表示例はレベル3のため3個となる。最大移動レベル表示37a″−2は測距点移動量の最大レベルを示している。本実施例ではレベル3であるため、3個のうち移動レベル表示37a″−1以外の位置が最大移動レベル表示37a″−2となる。図7(A)〜(D)であればレベル2のため、3個のうち移動レベル表示37a″−1を除く1個が最大移動レベル表示37a″−2となる。
同様に、図7(E)であれば移動レベル表示37a″−1を除く2個が最大移動レベル表示37a″−2であり、図7(F)であれば移動レベル表示37a″−1がすでに3個であるので、最大移動レベル表示37a″−2は表示されない。非選択位置37b′は、選択位置37a′および移動レベル表示37a″−1、最大移動レベル表示37a″−2以外の測距点位置を示している。ここで、移動レベル表示37a″−1は本発明の移動量表示に相当し、最大移動レベル表示37a″−2は本発明の最大移動量表示に相当し、非選択位置37b′は本発明の非選択位置表示に相当する。
移動レベル表示37a″−1および最大移動レベル表示37a″−2、非選択位置37b′は、選択位置37a′とは点灯しているタイミングが異なるため黒色に表示される。また、移動レベル表示37a″−1は最大移動レベル表示37a″−2および非選択位置37b′が点灯しているタイミングよりも消灯している時間を長くすることにより、撮影者には移動レベル表示37a″−1が黒色で点滅表示しているように見える。
図7(A)のように選択位置37a′がエリア35−1内に位置している場合は、移動レベル表示37a″−1と最大移動レベル表示37a″−2は左下に表示される。これにより移動レベル表示37a″−1と最大移動レベル表示37a″−2に対し選択位置37a′が離れた位置で表示され、選択位置37a′と、移動レベル表示37a″−1および最大移動レベル表示37a″−2の判別がしやすくなる。同様に、図7(B)のように選択位置37a′がエリア35−2内に位置している場合は、移動レベル表示37a″−1と最大移動レベル表示37a″−2は右下に表示される。
図1(C)のように選択位置37a′がエリア35−3内に位置している場合は、移動レベル表示37a″−1と最大移動レベル表示37a″−2は右上に表示され、図1(D)のように選択位置37a′がエリア35−4内に位置している場合は、移動レベル表示37a″−1と最大移動レベル表示37a″−2は左上に表示される。
本実施例では移動レベル表示37a″−1と最大移動レベル表示37a″−2、非選択位置37b′を全て黒色で表示しているが、スーパーインポーズ用LED33で照明して色を変更してもよい。その場合は、選択位置37a′とはスーパーインポーズ用LED33の輝度を変えてもよい。また、スーパーインポーズ用LED33が発光色の異なる複数のLEDから構成されていることで発光色を変更できる場合は、選択位置37a′とはスーパーインポーズ用LED33の発光色を変えたりしてもよい。
図1で示すように、選択位置37a′および、移動レベル表示37a″−1と最大移動レベル表示37a″−2、非選択位置37b′の表示仕様がそれぞれ異なることで、撮影者が簡単に判別することが可能となる。
図5から図6の説明は実施例1の説明と同一のためここでは割愛する。なお、図5から図6の説明の移動量表示37a′−1は本発明の実施例2における移動レベル表示37a″−1に相当し、最大移動量表示37a′−2は本発明の実施例2における最大移動レベル表示37a″−2に相当する。
図7、図5、図6で示したように、選択位置37a′と移動レベル表示37a″−1、最大移動レベル表示37a″−2および非選択位置37b′をそれぞれ異なる表示にし、かつ測距点の移動量を変更可能にすることで、自動焦点調整を行う測距点が増加しても、ユーザが意図した測距点および次の選択操作で選択できる測距点が判別しやすくなる。
なお、本実施例では上面液晶照明ボタン521で測距点移動量の切り替えを行っているが、上面液晶照明ボタン521以外の操作部材に測距点移動量の切り替え機能を割り当ててもよい。
以上説明したように、本実施形態では、自動焦点調整を行う測距点の点数が多い撮像装置においても、ユーザが意図した測距点および次の選択操作で選択できる測距点が判別しやすくなる。
[実施例3]
以下、本発明の第三の実施例について図面を参照しながら説明する。第三の実施例では、測距点選択モードでの測距点移動量の切り替えは、撮影者がファインダ3を覗いている場合は拡大ボタン536もしくは縮小ボタン537を押下する毎に行われる。撮影者がファインダ3を覗いていない場合は第一の実施例同様にカラーLCDモニタ部504のタッチ操作で行う。ここで、拡大ボタン536および縮小ボタン537は本発明の実施例3における移動量可変操作部に相当する。
図1から図4の説明は実施例1の説明と同一のためここでは割愛する。図5は、本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラの信号処理の流れの概略を示したフローチャートである。
図5のステップ716までは実施例1の説明と同一のためここでは割愛する。ステップ717では、拡大ボタン536もしくは縮小ボタン537のいずれかがONされたか否かを判定する。拡大ボタン536もしくは縮小ボタン537のいずれかがONされた場合は、後述する測距点移動量の変更処理を行い(ステップ718)、ステップ708へ戻る。ここで、ステップ718は本発明の移動量決定部に相当する。拡大ボタン536もしくは縮小ボタン537のいずれもOFFの場合はステップ719に進む。ステップ719以降の処理は実施例1と同一である。
図8は、本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラの測距点移動量変更処理の流れの概略を示したフローチャートである。
前述した図5のステップ718における測距点移動量の変更処理は図8のステップ900から開始する。ステップ900のとき、ステップ718で拡大ボタン536もしくは縮小ボタン537のいずれかがONされた状態である。まずステップ901で変更前の測距点移動量がレベル3か否かを判定する。変更前の測距点移動量がレベル3の場合は、ステップ902に進み、変更前の測距点移動量がレベル3ではない場合は、ステップ904に進む。
ステップ902では、図5のステップ725でONされたのが拡大ボタン536であったか否かを判定する。ステップ725でONされたのが拡大ボタン536であった場合は、ステップ903で測距点移動量をレベル1に変更し、処理を終了する(ステップ910)。ステップ725でONされたのが拡大ボタン536でなかった場合は、ステップ725でONされたのは縮小ボタン536であるので、ステップ906で測距点移動量をレベル2に変更し、処理を終了する(ステップ910)。
ステップ904では、変更前の測距点移動量がレベル1か否かを判定する。変更前の測距点移動量がレベル1の場合は、ステップ905に進み、変更前の測距点移動量がレベル1ではない場合は、ステップ907に進む。
ステップ905では、ステップ902と同様に、図5のステップ725でONされたのが拡大ボタン536であったか否かを判定する。ステップ725でONされたのが拡大ボタン536であった場合は、ステップ906で測距点移動量をレベル2に変更し、処理を終了する(ステップ910)。ステップ725でONされたのが拡大ボタン536でなかった場合は、ステップ725でONされたのは縮小ボタン536であるので、ステップ908で測距点移動量をレベル3に変更し、処理を終了する(ステップ910)。
ステップ907では、ステップ902およびステップ905と同様に、図5のステップ725でONされたのが拡大ボタン536であったか否かを判定する。ステップ725でONされたのが拡大ボタン536であった場合は、ステップ908で測距点移動量をレベル3に変更し、処理を終了する(ステップ910)。ステップ725でONされたのが拡大ボタン536でなかった場合は、ステップ725でONされたのは縮小ボタン536であるので、ステップ909で測距点移動量をレベル1に変更し、処理を終了する(ステップ910)。
なお、本実施例では拡大ボタン536および縮小ボタン537で測距点移動量の切り替えを行っているが、メインダイヤル503など二方向を指示できる操作部材で測距点移動量の切り替えを行ってもよい。
また、本実施例では表示を実施例1と同様にしているが、実施例2の表示方法を用いてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、自動焦点調整を行う測距点の点数が多い撮像装置においても、ユーザが意図した測距点および次の選択操作で選択できる測距点が判別しやすくなる。
なお、本発明の構成は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
1 カメラ本体
3 ファインダ
4 覗き検知部
35 視野枠内表示
37a′ 選択位置
37a′−1 移動量表示
37a′−2 最大移動量表示
37a″−1 移動レベル表示
37a″−2 最大移動レベル表示
37b′ 非選択位置
117 焦点検出センサユニット
500 モード選択ダイヤル
503 メインダイヤル
510 レリーズボタン
521 上面液晶照明ボタン
522 測距点選択ボタン
530 方向ボタン
536 拡大ボタン
537 縮小ボタン
700〜723 ステップ(測距点選択モード)
708〜715 ステップ(表示位置決定処理)
718 ステップ(測距点移動量の変更処理)

Claims (8)

  1. 撮影者が被写体を確認するためのファインダと
    被写体までの距離を測距する測距手段と、
    前記測距手段で測距を行う位置を選択する測距点選択モードと、
    測距を行う位置の移動を撮影者が指示するための少なくとも一つの移動指示部と、
    前記少なくとも一つの移動指示部が操作された場合に測距を行う位置の移動量を、少なくとも二つ以上のレベルの中から一つに決定する移動量決定部と、
    測距を行う位置を示す測距位置表示と、前記移動量決定部によって決定された移動量を示す移動量表示と、前記少なくとも二つ以上のレベルの中で最大のレベルの移動量を示す最大移動量表示と、それ以外の位置を示す非選択位置表示とを、前記ファインダに表示する表示部と、
    前記移動量表示と、前記最大移動量表示を表示する位置を算出する表示位置決定手段を有し、
    前記測距位置表示と、前記移動量表示と、前記最大移動量表示と、前記非選択位置表示の表示方法がそれぞれ異なることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記表示位置決定手段は、前記測距位置表示の表示位置に応じて、前記移動量表示と前記最大移動量表示の表示位置を決定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記測距位置表示と、前記移動量表示と、前記最大移動量表示と、前記非選択位置表示のうち、少なくとも一つの表示方法は、その他の表示方法とは異なる色であることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記測距位置表示と、前記移動量表示と、前記最大移動量表示と、前記非選択位置表示のうち、少なくとも一つの表示方法は、その他の表示方法とは点灯している時間が異なることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記測距位置表示と、前記移動量表示と、前記最大移動量表示と、前記非選択位置表示のうち、少なくとも一つの表示方法は、その他の表示方法とは形状が異なることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記測距位置表示と、前記移動量表示と、前記最大移動量表示と、前記非選択位置表示のうち、少なくとも一つの表示方法は、その他の表示方法とは大きさが異なることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記測距位置表示と、前記移動量表示と、前記最大移動量表示(と、前記非選択位置表示のうち、少なくとも一つの表示方法は、その他の表示方法とは輝度が異なることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 撮影者が各種操作を行う複数の操作部と、
    撮影者が前記ファインダを覗いているかどうかを判別するファインダ判定部を更に有し、
    前記ファインダ判定部により、撮影者が前記ファインダを覗いていると判定された場合に、前記の複数の操作部のうち少なくとも一つ以上を、測距を行う位置の移動量を変更する移動量可変操作部として制御することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
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