JP5878450B2 - 内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造 - Google Patents

内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、車両に搭載される内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造に関する。
車両に搭載される内燃機関の空冷式オイルクーラは、内燃機関の外側の走行風が直接当たる場所に取り付けられる。
特許文献1においては、自動二輪車の車体フレームにおけるヘッドパイプから下方に延出するダウンフレームに、空冷式オイルクーラが取り付けられている。
特開2010−196564号公報
特許文献1に開示された空冷式オイルクーラは、内燃機関の前方のダウンフレームに取り付けられているので、内燃機関の熱の影響を受けずに走行風が直接当たり、空冷によりオイル冷却効果が期待できる。
しかし、空冷式オイルクーラは内燃機関から離れていることから、内燃機関からオイルを導入するオイル導入パイプと内燃機関にオイルを戻すオイル導出パイプとが別途必要で、内燃機関と空冷式オイルクーラとを連結しなければならない。
したがって、空冷式オイルクーラをダウンフレームに取り付ける作業のほかに、オイル導入パイプおよびオイル導出パイプを接続する作業が必要で、部品点数も多くなり組立作業に時間と労力を要していた。
また、ダウンフレームに別の部材(例えばラジエータ)が設けられているなどして、空冷式オイルクーラを取り付けるスペースが確保できない場合もあり、別の取付位置も考慮しておく必要がある。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、オイル冷却効果が大いに期待でき、オイルパイプの配管を必要とせずに内燃機関に組付けられ少ない部品点数で組立性に優れた内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造を供する点にある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、
車幅方向に指向するクランク軸(20)を回転自在に軸支するクランクケース(11)の軸方向外側をクランクケースカバー(50)が覆う車両搭載の内燃機関において、
空冷式オイルクーラ(71)にオイル導入通路(75i)とオイル導出通路(76e)を一体に備えたオイルクーラユニット(70)が、前記オイル導入通路(75i)と前記オイル導出通路(76e)を前記クランクケースカバー(50)に形成されたオイル上流側通路(58)とオイル下流側通路(59)にそれぞれ連通して、前記クランクケースカバー(50)の前部に取り付けられ
前記クランクケースカバー(50)は、カバー側壁(51)の外周縁部に前記クランクケース(11)との合せ面が形成され、
前記空冷式オイルクーラ(71)は、前記カバー側壁(51)の車幅方向外側に膨出した膨出壁(52)の前方に、前記膨出壁(52)の膨出端よりも車幅方向内側に配置され、
前記膨出壁(52)より前方の前記カバー側壁(51)の前側外側面(51s)と前記膨出壁(52)の前面(52s)とが略直角に交差してL字状に欠損した角部(57)が形成され、
前記空冷式オイルクーラ(71)は、前記カバー側壁(51)の前記膨出壁(52)より前方の前記角部(57)に配置され、
前記膨出壁(52)の前面(52s)または前記カバー側壁(51)の前側外側面(51s)に取付ボス部(55,56)が、前記オイル上流側通路(58)と前記オイル下流側通路(59)を備えて突出形成され、
前記膨出壁(52)の取付ボス部(55,56)に固着されるユニット取付部(75a,76a)が、前記オイル導入通路(75i)と前記オイル導出通路(76e)を備えて前記オイルクーラユニット(70)に一体に構成され、
前記クランクケースカバー(50)の前記取付ボス部に前記オイルクーラユニット(70)の前記ユニット取付部(75a,76a)を固着することで、前記オイル上流側通路(58)と前記オイル下流側通路(59)に前記オイル導入通路(75i)と前記オイル導出通路(76e)をそれぞれ連通して、前記クランクケースカバー(50)に前記オイルクーラユニット(70)が取り付けられることを特徴とする内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造である。
請求項2記載の発明は、
請求項1記載の内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造において、
前記空冷式オイルクーラ(71)に備え付けられた冷却フィン(73)が車体前方に向く姿勢で、前記オイルクーラユニット(70)が、前記クランクケースカバー(50)の前部に取り付けられることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、
請求項1または請求項2記載の内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造において、
前記膨出壁(52)の前面(52s)は斜め上方に向いて傾斜していることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、
請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造において、
前記オイルクーラユニット(70)は、前記空冷式オイルクーラ(71)を車幅方向外側に位置させ、前記ユニット取付部(75a,76a)を車幅方向内側にして前記ユニット取付部(75a,76a)を前記カバー側壁(51)の前側外側面(51s)に沿って位置させて、前記クランクケースカバー(50)の前記取付ボス部(55,56)に固着されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、
請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造において、
前記空冷式オイルクーラ(71)の少なくとも前方と車幅方向外方は、通気性を有するプロテクタ(80)により覆われることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、
請求項5記載の内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造において、
前記プロテクタ(80)は、前記オイルクーラユニット(70)とともに前記クランクケースカバー(50)に共締めされて取り付けられることを特徴とする。
請求項1記載の内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造によれば、車幅方向に指向するクランク軸(20)を回転自在に軸支するクランクケース(11)の軸方向外側をクランクケースカバー(50)が覆う車両搭載の内燃機関において、空冷式オイルクーラ(71)にオイル導入通路(75i)とオイル導出通路(76e)を一体に備えたオイルクーラユニット(70)が、オイル導入通路(75i)とオイル導出通路(76e)をクランクケースカバー(50)に形成されたオイル上流側通路(58)とオイル下流側通路(59)にそれぞれ連通して、クランクケースカバー(50)の前部に取り付けられるので、内燃機関(10)のクランクケース(11)の車幅方向外側のクランクケースカバー(50)の前部に取り付けられる空冷式オイルクーラ(71)には、走行風が直接当たり内燃機関(10)の熱源より離れているため、オイル冷却効果が大いに期待できるとともに、空冷式オイルクーラ(71)は外付けのオイルパイプの配管を必要とせずにオイルクーラユニット(70)として内燃機関(10)に組付けられ、少ない部品点数で組立作業が容易で組立性に優れている。
クランクケースカバー(50)は、カバー側壁(51)の外周縁部に前記クランクケース(11)との合せ面が形成され、空冷式オイルクーラ(71)は、カバー側壁(51)の車幅方向外側に膨出した膨出壁(52)の前方に、膨出壁の膨出端よりも車幅方向内側に配置されるので、クランクケースカバー(50)の膨出壁(52)の前方のデッドスペースを利用して空冷式オイルクーラ(50)が取り付けられるとともに、空冷式オイルクーラ(50)の背後を車幅方向全体に亘り覆う膨出壁(52)が空冷式オイルクーラ(50)を背後から保護することができる。
膨出壁(52)より前方の前記カバー側壁(51)の前側外側面(51s)と膨出壁(52)の前面(52s)とが略直角に交差してL字状に欠損した角部(57)が形成され、空冷式オイルクーラ(71)は、カバー側壁(51)の膨出壁(52)より前方の前記角部(57)に配置されるので、クランクケースカバー(50)の膨出壁(52)の前方のデッドスペースとなる角部(57)に空冷式オイルクーラ(71)をコンパクトに収めることができ、機器の配置レイアウトの自由度を高めることができる。
クランクケースカバー(50)の取付ボス部(55,56)にオイルクーラユニット(70)のユニット取付部(75a,76a)を固着することで、オイル上流側通路(58)とオイル下流側通路(59)にオイル導入通路(75i)とオイル導出通路(76e)をそれぞれ連通して、クランクケースカバー(50)にオイルクーラユニット(70)が取り付けられるので、外付けのオイルパイプの配管をなくして部品点数を少なくし、組立作業を極めて容易にする。
請求項2記載の内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造によれば、空冷式オイルクーラ(71)に備え付けられた冷却フィン(73)が車体前方に向く姿勢で、オイルクーラユニット(70)が、クランクケースカバー(50)の前部に取り付けられるので、車体前方からの走行風が冷却フィン(73)に直接当たり、空冷式オイルクーラ(71)を循環するオイルを効率良く冷却することができる。
請求項3記載の内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造によれば、前記膨出壁(52)の前面(52s)は斜め上方に向いて傾斜しているので、空冷式オイルクーラ(71)を通過した後の冷却風が膨出壁(52)の前面(52s)の傾斜面に沿って円滑に抜けるため、効率良くオイルを冷却することができる。
また、膨出壁(52)が空冷式オイルクーラ(71)の背後および下方を防御して、飛石等から空冷式オイルクーラ(71)を可及的に保護することができる。
請求項4記載の内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造によれば、ユニット取付部(75a,76a)を車幅方向内側にカバー側壁(51)の前側外側面(51s)に沿って位置させることで、クランクケースカバー(50)内の油路(58,59)を短く設定できるとともに、空冷式オイルクーラ(71)を車幅方向外側に位置させることで、空冷式オイルクーラ(71)を走行風に効率良く晒すことができ、オイルの冷却効率を高めることができる。
請求項5記載の内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造によれば、空冷式オイルクーラ(71)の少なくとも前方と車幅方向外方は、通気性を有するプロテクタ(80)により覆われるので、プロテクタ(80)により、空冷式オイルクーラ(71)の走行風による冷却効果を損なうことなく、空冷式オイルクーラ(71)を外力から保護することができる。
請求項6記載の内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造によれば、プロテクタ(80)は、オイルクーラユニット(70)とともにクランクケースカバー(50)に共締めされて取り付けられるので、少ない部品点数で組立作業をより一層容易にする。
本発明の一実施の形態に係る内燃機関を搭載した自動二輪車の右側面図である。 同内燃機関の右側面図である。 同内燃機関の断面図(図2のIII−III線断面図)である。 右クランクケースカバーとオイルクーラユニットとプロテクタの分解側面図である。 オイルクーラユニットの正面図である。 プロテクタの斜視図である。 右クランクケースカバーにオイルクーラユニットとプロテクタを組付けた状態の側面図である。 同裏面図である。 同前面図である。 同平面図である。 別の実施の形態における右クランクケースカバーにオイルクーラユニットとプロテクタを組付けた状態の側面図である。
以下、本発明に係る一実施の形態について図1ないし図10に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態に係る内燃機関10を搭載した自動二輪車1の全体側面図である。
本自動二輪車1の車体フレーム2は、ヘッドパイプ2aから後方へ左右一対のメインフレーム2b,2bが延出した後に下方に屈曲して急傾斜部2ba,2baを形成し、その下部をくの字に前方に屈曲させて下端部に至っている。
またヘッドパイプ2aから斜め急角度に下方へ左右一対のダウンフレーム2c,2cが、側面視でメインフレーム2bの急傾斜部2baに略平行に延出している。
メインフレーム2b,2bの急傾斜部2ba,2baの上部からはシートレール2d,2dが後方に延出し、同シートレール2d,2dの中央部と急傾斜部2ba,2baの下部とを連結したバックステー2e,2eがシートレール2d,2dを支持している。
以上のような車体フレーム2において、ヘッドパイプ2aにはフロントフォーク3が枢支され、その下端に前輪4が軸支され、メインフレーム2b,2bの下部に設けられたピボットプレート2fに前端を軸支されたリヤフォーク5が後方へ延出し、その後端に後輪6が軸支され、リヤフォーク5の後部とシートレール2d,2dの中央部との間にリヤクッション7が介装されている。
メインフレーム2b,2bには燃料タンク8が架設され、燃料タンク8の後方にシート9がシートレール2d,2dに支持されて設けられている。
車体フレーム2に搭載される内燃機関10は、SOHC型の単気筒4ストローク内燃機関であり、車体に対してクランク軸20を車体幅方向に指向させ、気筒を若干前傾させて起立した姿勢で懸架される。
内燃機関10のクランク軸20を回転自在に軸支するクランクケース11は、クランク軸20が配置されるクランク室11Cの後方に変速機40を収容するミッション室11Mが形成され(図3参照)、クランク室11Cの下方には底壁が幾らか下方に膨出してオイルを貯留するオイル溜め11Pが一体に形成される構造をしている(図2,図3参照)。
図2および図3を参照して、クランクケース11のクランク室11Cの上には、1本のシリンダ12aを有するシリンダブロック12と、シリンダブロック12の上にガスケットを介してシリンダヘッド13が重ねられ、スタッドボルト15により一体に締結され、シリンダヘッド13の上方をシリンダヘッドカバー14が覆っている。
クランクケース11の上に重ねられるシリンダブロック12,シリンダヘッド13,シリンダヘッドカバー14は、クランクケース11から若干前傾した姿勢で上方に延出している(図1,図2参照)。
このように車体フレームに搭載された内燃機関20の若干前傾して立設されたシリンダヘッド13から後方に吸気管101が延出し、吸気管101はスロットルボディ102を介して側面視でメインフレーム2aとシートレール2dとバックステー2eに囲まれた空間に配設されるエアクリーナ103に連結されている(図1参照)。
また、シリンダヘッド13から前方に延出した排気管105は、下方に屈曲し、さらに後方に屈曲してクランクケース11の下面に沿って後方にかつ右側に寄って後輪6の右側に配置されたマフラー106に連結している。
シリンダブロック12の下部に結合されるクランクケース11は、シリンダ軸線(シリンダ12aの中心軸線)を含みクランク軸20と直交する平面で左右に2分割された1対のケースである左クランクケース11Lと右クランクケース11Rとが、互いの合せ面で合わせられボルトにより結合されて構成される(図3参照)。
左右クランクケース11L,11Rに左右方向に指向して回転自在に軸支されるクランク軸20は、左右のクランク軸体20L,20Rをクランクピン21で連結して一体に構成したものである(図3参照)。
クランク軸20を軸支する左右クランクケース11L,11Rの互いに対向する軸受壁11Lw,11Rwの軸受孔外周には環状の軸受ブッシュ22,22が埋設され、同軸受ブッシュ22,22の内周にメタルベアリング23,23を介してクランク軸20の左右クランク軸体20L,20Rが軸支される。
一方、図3に示すように、左右クランクケース11L,11Rの合体でクランク室11Cの上方に形成された円開口に、シリンダブロック12のシリンダ12aの下部が嵌入され、シリンダ12aのシリンダボア12b内にピストン16が往復摺動自在に嵌合される。
ピストン16のピストン頂部の裏面に突出された一対のピンボス間にピストンピン17が架設され、同ピストンピン17に小端部が軸支されクランク軸20のクランクピン21に大端部が軸支されたコンロッド18によりピストン16とクラン軸20が連接されてクランク機構が構成されている。
シリンダヘッド13には、シリンダ12aに対応して、シリンダ軸線方向でピストン16に対向して燃焼室13bが構成され、燃焼室13bの天井壁には点火栓19が先端を燃焼室13bに臨ませて取り付けられる(図3参照)。
図3を参照して、動弁機構60は、シリンダヘッド13の上に1本のカム軸65が左右方向に指向して軸支されたSOHC型内燃機関の動弁機構であり、カム軸65の回転で揺動する前後のロッカアーム67i,67eが図示されない吸気弁と排気弁を開閉駆動する。
カム軸65は、左軸端部に被動チェーンスプロケット68が嵌着されている(図3参照)。
一方、クランク軸20の左軸受壁11Lwより左方に突出した左クランク軸体20Lのジャーナル部の左側に駆動チェーンスプロケット25がスプライン嵌合され、同駆動チェーンスプロケット25とその上方の前記被動チェーンスプロケット68との間にカムチェーン69が架渡され(図3参照)、クランク軸20の回転動力がカムチェーン69を介してカム軸65の回転にクランク軸20の1/2の回転数で伝達され、クランク軸20に同期してロッカアーム67i,67eを揺動して吸気弁と排気弁がそれぞれ所要のタイミングで開閉駆動する。
クランク軸20の左軸受壁11Lwより左方に突出した左クランク軸体20Lには、駆動チェーンスプロケット25を位置決め固定するナット部材26、スタータ被動ギア27、一方向クラッチ29を介してACジェネレータ30のACGロータ30Rが順次嵌合され、ワッシャ31を介してナット部材32で締め付け固定される(図3参照)。
ACジェネレータ30等を左側から覆う左クランクケースカバー49に形成された内筒49aにインナステータ30Sが固着支持されている。
他方、図3に示すように、クランク軸20の右軸受壁11Rwより右方に突出した右クランク軸体20Rには、バランサ駆動ギア35とプライマリ駆動ギア36が順次嵌合され、さらに遠心フィルタ37のフィルタケース37aが嵌合されてワッシャ39wを介してナット部材39nで締め付け固定される。
遠心フィルタ37は、椀状をしたフィルタケース37aの右側開口を板状のフィルタカバー37bで蓋をし、内部に遠心分離室37cを形成したものであり、フィルタカバー37bの中心をクランク軸20と同軸に連通管38が貫通している。
右クランクケース11Rの右側を右クランクケースカバー50が覆っており(図3参照)、フィルタカバー37bを貫通した連通管38が右クランクケースカバー50のオイル通路の開口端に皿ばね38sにより圧接されている。
図3を参照して、クランクケース11のミッション室11Mには、変速機40のメイン軸41とカウンタ軸42とが、クランク軸20の後方に左右方向に指向して互いに平行に左右軸受壁11Lw,11Rw間にベアリング41b,42bを介して回転自在に架設されており、メイン軸41に軸支されたメインギア群41gとカウンタ軸42に軸支されたカウンタギア群42gが常時噛み合って変速機40を構成している。
カウンタ軸42はクランクケース11を左方に貫通して外部に突出して出力軸となっており、突出した左端に出力スプロケット43が嵌着されている。
出力スプロケット43に巻き掛けられる駆動チェーン44が、図示されない後輪側の被動スプロケットに架渡されてチェーン伝達機構が構成され後輪に動力が伝達される。
メイン軸41の右軸受壁11Rwより右方に突出した右側部には、多板摩擦式の変速クラッチ46が設けられている。
変速クラッチ46のクラッチアウタ46oは、メイン軸41に回転自在に軸支されたプライマリ被動ギア45に緩衝部材を介して支持されており、メイン軸41に一体に嵌合されたクラッチインナ46iとの間に複数のクラッチ板46cが介装され、圧縮部材46pの駆動により断接を行う。
プライマリ被動ギア45がクランク軸20に嵌着された前記プライマリ駆動ギア36と噛合する。
したがって、クランク軸20の動力を変速クラッチ46の駆動により変速機40のメイン軸41に伝達したり遮断したりする。
クランク軸20の前方には、バランサ軸47が左右軸受壁11Lw,11Rw間に回転自在に架設され(図2参照)、バランサ軸47の右軸受壁11Rwより右方に突出した右側部に、バランサ被動ギア(図示せず)が設けられ、クランク軸20に嵌着された前記バランサ駆動ギア35と噛合する。
なお、クランクケース11から若干前傾して突設されたシリンダブロック12の後方で、クランクケース11の上壁の上方に、スタータモータ120が配設されている。
スタータモータ120の駆動は、図示しないギア機構を介して前記スタータ被動ギア27に伝達される。
右クランクケース11Rに外側から被せられる右クランクケースカバー50は、クランク軸20の右端の遠心フィルタ37,メイン軸41の右端の変速クラッチ46およびバランサ軸47への動力伝達ギア機構やクランク軸20の下方のオイルポンプ48への動力伝達ギア機構(図示せず)等を右側から覆う(図2参照)。
図4ないし図10を参照して、右クランクケースカバー50は、カバー側壁51の外周縁が内側(右クランクケース11R側)に屈曲して右クランクケース11Rとの合わせ面54sを端面に有する外周縁部54が形成されており、外周縁部54に複数の取付孔54hが形成されている。
このカバー側壁51は、前部と後部と下部を部分的に残して略中央の大部分が大きく車幅方向外側に膨出して膨出壁52が形成され、同膨出壁52のさらに中央部(変速クラッチ46に対向する部分)が円形に膨出した円形膨出部53が形成されている。
右クランクケースカバー50の膨出壁52の前面52sは斜め上方に向いて傾斜しており、膨出壁52より前方のカバー側壁51の前側外側面51sと膨出壁52の前面52sとが略直角に交差してL字状に欠損した角部57が形成されている(図4,図7参照)。
膨出壁52の傾斜した前面52sには、一対の下側取付ボス部55と上側取付ボス部56が斜め上方に向かって突出して形成されている。
下側取付ボス部55と上側取付ボス部56は、斜め上下方向に長径を指向させた楕円形状をなしてカバー側壁51の前側外側面51sに沿って突出している。
下側取付ボス部55の中央を穿孔するオイル上流側通路58が、下側取付ボス部55の楕円形状をした端面に開口しており、同端面にはオイル上流側通路58の開口の上下にボルト取付穴55b,55bが形成されている。
上側取付ボス部56も同様に、中央を穿孔するオイル下流側通路59が、上側取付ボス部56の楕円形状をした端面に開口しており、同端面にはオイル下流側通路59の開口の上下にボルト取付穴56b,56bが形成されている。
オイル上流側通路58は、後方斜め下方に延びて、オイルポンプ48の吐出油路と連通している。
オイル上流側通路58の途中から分岐した分岐オイル通路58bは、クランク軸20の右端に設けられる遠心フィルタ37に至る。
オイル下流側通路59は、クランクケース11およびシリンダブロック12を経てシリンダヘッド13の動弁機構60にオイルを供給する油路である。
この下側取付ボス部55と上側取付ボス部56に、オイルクーラユニット70が取り付けられる。
オイルクーラユニット70は、図4および図5に示すように、空冷式オイルクーラ71にオイル導入通路75iとオイル導出通路76eを一体に備えてユニット化したものである。
空冷式オイルクーラ71は、一対のプレート部材を最中状に重ねて両端部に膨張した連結管72i,72eを有して扁平長円状に形成された連通管72が、3本重ねられて連結管72i,72eを接合して一体化しており、扁平な連通管72,72間には冷却フィン73が介装されている。
一方の連通する3つの連結管72iに導入されるオイルは、3本の連通管72を通って他方の連通する3つの連結管72eに至り、その間、走行風により熱を奪われた冷却フィン73により効率良くオイルは冷却される。
図4および図5を参照して、連通する3つの連結管72iの一方に延出したオイル導入管75に前記下側取付ボス部55に締結されるユニット取付部75aが一体に形成されている。
ユニット取付部75aは、下側取付ボス部55の楕円形状をした端面に対向して楕円板状をしており、中央に前記オイル上流側通路58に連通するオイル導入通路75iが開口しており、オイル導入通路75iは同開口から垂直に延び直角に屈曲してオイル導入管75の通路となって3つの連結管72iに連通している。
ユニット取付部75aの中央のオイル導入通路75iの開口の上下にボルト貫通孔75b,75bが形成されている。
同様に、連通する3つの連結管72eの一方に延出したオイル導出管76に前記上側取付ボス部56に締結されるユニット取付部76aが一体に形成されている。
ユニット取付部76aは、上側取付ボス部56の楕円形状をした端面に対向して楕円板状をしており、中央に前記オイル下流側通路59に連通するオイル導出通路76eが開口しており、オイル導出通路76eは同開口から垂直に延び直角に屈曲してオイル導出管76の通路となって3つの連結管72eに連通している。
ユニット取付部76aの中央のオイル導出通路76eの開口の上下にボルト貫通孔76b,76bが形成されている。
以上のように、空冷式オイルクーラ71にオイル導入通路75iとオイル導出通路76eを一体に備えたオイルクーラユニット70は、図4に示すように、空冷式オイルクーラ71を外側(右側)にして、内側(左側)にしたユニット取付部75a,76aを右クランクケースカバー50の膨出壁52の斜め上方に向いて傾斜した前面52sに突出形成された下側取付ボス部55と上側取付ボス部56に固着して取り付けられる。
なお、下側取付ボス部55とユニット取付部75aおよび上側取付ボス部56とユニット取付部76aのそれぞれ相対向するオイル通路の開口には連結シール管77,78(図4参照)が双方に嵌入してオイル上流側通路58とオイル導入通路75iおよびオイル下流側通路59とオイル導出通路76eをそれぞれ連通する。
したがって、オイルポンプ48から吐出したオイルは、オイル上流側通路58に分岐オイル通路58bを有して分岐し、一方の分岐オイル通路58bに流れたオイルは、クランク軸20等のクランクケース11内の潤滑部位に供給され、他方の分岐オイル通路58bに分岐しなかったオイルは、オイル上流側通路58から空冷式オイルクーラ71に流入して冷却されてオイル下流側通路59に流出し、下流側通路59から温度上昇の大きいシリンダブロック12およびシリンダヘッド13に流れて冷却に供することができる。
空冷式オイルクーラ71は、潤滑オイルを全て冷却するのではなく、特に冷却を必要とするシリンダブロック12およびシリンダヘッド13に供給されるオイルのみを冷却するので、容量を小さくしたコンパクトな構造とすることができる。
このオイルクーラユニット70の空冷式オイルクーラ71には通気性のある金属メッシュからなるプロテクタ80が被せられる(図4参照)。
図6に示すように、プロテクタ80の金属メッシュは、空冷式オイルクーラ71の最外側の扁平長円状の連通管72の外側を殆ど覆う外側部81aと最内側の連通管72の内側を半分程覆う内側部81bおよび外側部81aと内側部81bの外周縁を連結して空冷式オイルクーラ71の前方(斜め上方)と上下を覆う外周部81cからなり、後方(斜め下方)を開放している。
プロテクタ80の内側部81bの後縁には、オイル導入管75とオイル導出管76を避ける半円状の切欠き81bv,81bvが形成され、切欠き81bv,81bvのそれぞれの上下には取付孔82b,82bが形成された取付片82,82が内側部81bに直角に内側に向かって突出している。
プロテクタ80は、オイルクーラユニット70を右クランクケースカバー50にボルト85により締結されるときに、取付片82が同ボルト85により共締めされて取り付けられる。
すなわち、図4に示すように、右クランクケースカバー50の膨出壁52の斜め上方に向いて傾斜した前面52sに突出形成された下側取付ボス部55と上側取付ボス部56に、オイルクーラユニット70の空冷式オイルクーラ71の内側(左側)に位置させたユニット取付部75a,76aを前方斜め上から当接し、空冷式オイルクーラ71の上にプロテクタ80を被せ、プロテクタ80の内側部81bの後縁の上下それぞれの取付片82,82の取付孔82b,82bをユニット取付部75a,76aのボルト貫通孔76b,76bに合せ、ボルト85,85により貫通して下側取付ボス部55と上側取付ボス部56のボルト取付穴55b,55bに螺合してオイルクーラユニット70とプロテクタ80を右クランクケースカバー50に共締めする。
このようにオイルクーラユニット70が右クランクケースカバー50の膨出壁52の前面52sに取り付けられると、オイルポンプ48からの吐出オイルがオイル上流側通路58およびオイル導入管75のオイル導入通路75iを通って、空冷式オイルクーラ71の連通する3つの連結管72iに導入され、3本の連通管72を通って他方の連通する3つの連結管72eに至り、その間、走行風により熱を奪われた冷却フィン73および連通管72によりオイルは冷却され、冷却されたオイルは、オイル導入管76のオイル導入通路76eからオイル下流側通路59を通って動弁機構60の方へ供給される。
空冷式オイルクーラ71にオイル導入通路75iとオイル導出通路76eを一体に備えたオイルクーラユニット70が、オイル導入通路75iとオイル導出通路76eをクランクケースカバー50の取付ボス部55,56に形成されたオイル上流側通路58とオイル下流側通路59にそれぞれ連通して、クランクケースカバー50に取り付けられるので、空冷式オイルクーラ71は外付けのオイルパイプの配管を必要とせずにオイルクーラユニット70としてクランクケースカバー50に組付けられ、少ない部品点数で組立作業が極めて容易で組立性に大変優れている。
このようにして右クランクケースカバー50にオイルクーラユニット70とプロテクタ80を取り付けた状態を図7ないし図10に示す。
オイルクーラユニット70の空冷式オイルクーラ71は、右クランクケースカバー50の膨出壁52より前方のカバー側壁51の前側外側面51sと膨出壁52の前面52sとが略直角に交差してL字状に欠損したデッドスペースとなる角部57に配置される。
そして、図9に示すように、空冷式オイルクーラ71は、膨出壁52の前方に、膨出壁の膨出端(円形膨出壁53の最右端)よりも車幅方向内側(左側)に配置されるので、右クランクケースカバー50の膨出壁52の前方のデッドスペースを利用して空冷式オイルクーラ50が取り付けられるとともに、空冷式オイルクーラ50の背後を車幅方向全体に亘り覆う膨出壁52が空冷式オイルクーラ50を背後から保護することができる。
クランクケースカバー50の膨出壁52の前方のデッドスペースとなる角部57に空冷式オイルクーラ71をコンパクトに収めることができ、機器の配置レイアウトの自由度を高めることができる。
右クランクケースカバー50の膨出壁52の斜め上方に向いて傾斜した前面52sに取り付けられた空冷式オイルクーラ50は、前方から走行風を受ける位置にあり、かつ空冷式オイルクーラ50の連通管72,72間に介装された冷却フィン(73)が車体前方に向く姿勢で取り付けられるので、車体前方からの走行風が冷却フィン73に直接当たり、空冷式オイルクーラ71を循環するオイルを効率良く冷却することができる。
また、膨出壁52の前面52sは斜め上方に向いて傾斜しているので、空冷式オイルクーラ71を通過した後の冷却風が膨出壁52の前面52sの傾斜面に沿って円滑に抜けるため、効率良くオイルを冷却することができる。
なお、空冷式オイルクーラ50とカバー側壁51の前側外側面51sとの間に進入した走行風は、下側取付ボス部55と上側取付ボス部56との間を外側方(右方)に抜けることができ、空気の溜りを生じることがなく、冷却作用を妨げない。
また、膨出壁52の前面52sは斜め上方に向いて傾斜しているので、膨出壁52が空冷式オイルクーラ71の背後のみならず下方を防御して、飛石等から空冷式オイルクーラ71を可及的に保護することができる。
ユニット取付部75a,76aを車幅方向内側にカバー側壁51の前側外側面51sに沿って位置させることで、クランクケースカバー50内のオイル上流側通路58やオイル下流側通路59を短く設定できるとともに、空冷式オイルクーラ71を車幅方向外側に位置させることで、空冷式オイルクーラ71を走行風に効率良く晒すことができ、オイルの冷却効率を高めることができる。
空冷式オイルクーラ71の少なくとも前方と車幅方向外方は、通気性を有する金属メッシュのプロテクタ(80)により覆われるので、プロテクタ80により、空冷式オイルクーラ71の走行風による冷却効果を損なうことなく、空冷式オイルクーラ71を外力から保護することができる。
また、プロテクタ80は、オイルクーラユニット70とともにクランクケースカバー50に共締めされて取り付けられるので、少ない部品点数で組立作業をより一層容易にする。
なお、通気性を有するプロテクタとしては、金属メッシュのほか、ルーバ構造にすることも考えられる。
別の実施の形態に係る空冷式オイルクーラ取付構造を、図11に示し説明する。
部材に付された符号は、前記実施の形態と同じものを使用する。
同空冷式オイルクーラ取付構造は、前記実施の形態の図7と対照してみると明らかなように、右クランクケース11Rに取り付ける右クランクケースカバー50の外周縁部54の前方2つの取付孔54h,54hの取付ボス部54b,54bが、プロテクタ80の外周部81cより前方に突出している。
したがって、右クランクケースカバー50の全ての取付ボス部は、側面視で空冷式オイルクーラ71およびプロテクタ80と重ならない。
そのため、クランクケース11から右クランクケースカバー50を着脱するときに、空冷式オイルクーラ71およびプロテクタ80が邪魔にならず、右クランクケースカバー50から取り外す必要はなく、空冷式オイルクーラ71およびプロテクタ80を取り付けたままで右クランクケースカバー50の着脱作業ができ、作業性が良い。
10…内燃機関、11…クランクケース、11P…オイル溜め、20…クランク軸、20L,20R…クランク軸体、37…遠心フィルタ、38…連通管、47…バランサ軸、48…オイルポンプ、49…左クランクケースカバー、
50…右クランクケースカバー、51…カバー側壁、51s…前側外側面、52…膨出壁、52s…前面、53…円形膨出部、55…下側取付ボス部、56…上側取付ボス部、57…角部、58…オイル上流側通路、59…オイル下流側通路、60…動弁機構、
70…オイルクーラユニット、71…空冷式オイルクーラ、72…連通管、73…冷却フィン、75…オイル導入管、75a…ユニット取付部、75i…オイル導入通路、76…オイル導出管、76a…ユニット取付部、76e…オイル導出通路、77,78…連結シール管、
80…プロテクタ、81a…外側部、81b…内側部、81c…外周部、82…取付片、85…ボルト。

Claims (6)

  1. 車幅方向に指向するクランク軸(20)を回転自在に軸支するクランクケース(11)の軸方向外側をクランクケースカバー(50)が覆う車両搭載の内燃機関において、
    空冷式オイルクーラ(71)にオイル導入通路(75i)とオイル導出通路(76e)を一体に備えたオイルクーラユニット(70)が、前記オイル導入通路(75i)と前記オイル導出通路(76e)を前記クランクケースカバー(50)に形成されたオイル上流側通路(58)とオイル下流側通路(59)にそれぞれ連通して、前記クランクケースカバー(50)の前部に取り付けられ
    前記クランクケースカバー(50)は、カバー側壁(51)の外周縁部に前記クランクケース(11)との合せ面が形成され、
    前記空冷式オイルクーラ(71)は、前記カバー側壁(51)の車幅方向外側に膨出した膨出壁(52)の前方に、前記膨出壁(52)の膨出端よりも車幅方向内側に配置され、
    前記膨出壁(52)より前方の前記カバー側壁(51)の前側外側面(51s)と前記膨出壁(52)の前面(52s)とが略直角に交差してL字状に欠損した角部(57)が形成され、
    前記空冷式オイルクーラ(71)は、前記カバー側壁(51)の前記膨出壁(52)より前方の前記角部(57)に配置され、
    前記膨出壁(52)の前面(52s)または前記カバー側壁(51)の前側外側面(51s)に取付ボス部(55,56)が、前記オイル上流側通路(58)と前記オイル下流側通路(59)を備えて突出形成され、
    前記膨出壁(52)の取付ボス部(55,56)に固着されるユニット取付部(75a,76a)が、前記オイル導入通路(75i)と前記オイル導出通路(76e)を備えて前記オイルクーラユニット(70)に一体に構成され、
    前記クランクケースカバー(50)の前記取付ボス部に前記オイルクーラユニット(70)の前記ユニット取付部(75a,76a)を固着することで、前記オイル上流側通路(58)と前記オイル下流側通路(59)に前記オイル導入通路(75i)と前記オイル導出通路(76e)をそれぞれ連通して、前記クランクケースカバー(50)に前記オイルクーラユニット(70)が取り付けられることを特徴とする内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造。
  2. 前記空冷式オイルクーラ(71)に備え付けられた冷却フィン(73)が車体前方に向く姿勢で、前記オイルクーラユニット(70)が、前記クランクケースカバー(50)の前部に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造。
  3. 前記膨出壁(52)の前面(52s)は斜め上方に向いて傾斜していることを特徴とする請求項1または請求項2記載の内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造。
  4. 前記オイルクーラユニット(70)は、前記空冷式オイルクーラ(71)を車幅方向外側に位置させ、前記ユニット取付部(75a,76a)を車幅方向内側にして前記ユニット取付部(75a,76a)を前記カバー側壁(51)の前側外側面(51s)に沿って位置させて、前記クランクケースカバー(50)の前記取付ボス部(55,56)に固着されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造。
  5. 前記空冷式オイルクーラ(71)の少なくとも前方と車幅方向外方は、通気性を有するプロテクタ(80)により覆われることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造。
  6. 前記プロテクタ(80)は、前記オイルクーラユニット(70)とともに前記クランクケースカバー(50)に共締めされて取り付けられることを特徴とする請求項5記載の内燃機関の空冷式オイルクーラ取付構造。
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