JP5875856B2 - 除草剤の薬害を軽減する組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、除草剤の薬害を軽減し水稲稲籾の苗立を向上する組成物およびそれを使用し除草剤の薬害を軽減しつつ雑草を防除する方法に関する。
従来の技術
イネの湛水直播栽培では、イネ籾の苗立率の向上のため酸素供給の目的で過酸化カルシウム(カルパー粉粒剤16/商品名)が使用され、イネ籾の出芽前または出芽後に除草剤を散布するが、イネに選択性の高い除草剤以外は薬害を生じやすく、使用できる薬剤は限られている。また、イネへの選択性を高める目的で除草剤の使用時期を遅らせると、雑草の生育が進みすぎ十分な除草効果が得られない場合が多い。
現在、湛水直播栽培での鳥害(鳥による播種籾の食害)防止のため鉄粉を籾にコーティングする技術が検討、実用化されているが、鉄粉衣籾の苗立率向上のためには播種深度を浅くする必要があり、これにより除草剤による薬害危険性はさらに高まり、使用できる薬剤は極めて限られている。
さらに近年、栽培種以外のイネ(雑草イネ)が報告され、これを防除する技術や薬剤が求められているが、雑草イネも植物分類学上は栽培イネと同じOryza sativaであるものが多いことから、これを水稲用除草剤で選択的に防除することは困難であり、さらに直播栽培においては、生育速度が栽培イネと同じになることから、除草剤で防除することは実質的に不可能であった。
ダイムロン(一般名)は、尿素系化合物に属する既知の除草剤であり、カヤツリグサ科雑草に除草効果を示すことが知られている(特公昭48−35454号公報)と共に、多くの除草剤に対する薬害軽減効果が認められているが、これまでに薬害軽減を目的とした水稲直播栽培に使用される苗立向上植物成長調整剤との組成物はなく、苗立向上とその後の除草剤による薬害軽減を同時に達成しつつ、雑草イネを含む水田雑草を防除する方法は知られていない。
水稲種子に処理し薬害を軽減する方法は、例えば、下記特許文献1に開示されている活性炭などの多孔性物質、特許文献2に開示されている殺菌剤イソチアニルがあるが、これらには薬害軽減剤としてダイムロンおよびその他の尿素系化合物を使用するとの記載はなく、さらに、鉄粉とダイムロンおよびその他の尿素系化合物を有効成分として含有する組成物としての記載は全くない。
一方、ダイムロンとエテホンをイネ籾に処理し、その後の除草剤の薬害を軽減する方法は、特許文献3に開示されているが、ダイムロンと過酸化カルシウムまたは鉄粉との組成物としての記載はなく、水稲直播栽培における苗立向上と薬害軽減を同時に満たし、かつ雑草イネを含む水田雑草を防除する方法までは言及していない。
特開2004−129591号公報 特開2009−249358号公報 特開平11−60409号公報
発明が解決しようとしている課題
本発明は、水稲直播栽培場面での除草剤の薬害軽減、雑草イネ防除の現状を鑑み、本発明者らが提案した薬害軽減剤と過酸化カルシウムまたは鉄粉を有効成分として含有する組成物を水稲種子に粉衣することにより、その後に処理される除草剤の薬害を軽減し、かつ雑草イネを含む水田雑草を防除できる組成物と防除方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、薬害軽減剤と過酸化カルシウムまたは鉄粉を用いた組成物の利用について鋭意研究を続けた結果、本組成物を粉衣したイネ籾は、本来、イネに薬害が出る時期に除草剤を処理しても除草剤による薬害から選択的に保護され、雑草イネを含む水稲栽培上、雑草とみなされる植物種を除草剤により選択的に除去できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は薬害軽減剤と過酸化カルシウムまたは鉄粉を有効成分として含有する組成物と本組成物を水稲種子に粉衣後、播種し、その後の除草剤の薬害を軽減しつつ雑草を防除する方法である。
より詳しく言えば、薬害軽減剤1部に対し過酸化カルシウムまたは鉄粉が1〜50部含有する組成物と本組成物を水稲種子に粉衣後、播種し、その後の除草剤の薬害を軽減しつつ雑草を防除する方法である。
さらに詳しく言えば、ダイムロン1部に対し過酸化カルシウムまたは鉄粉が1〜50部含有する組成物と本組成物を水稲種子に粉衣後、播種し、その後の除草剤の薬害を軽減しつつ雑草を防除する方法である。
本発明による組成物を水稲種子などの種子に粉衣することにより、その後に処理される除草剤の除草効果を損なうことなく、薬害を軽減することができる。
水稲種子を水田に直接播種して栽培する直播栽培方法は、水稲の移植栽培に比べ移植までの育苗期間が不要であり、育苗に要する場所や加温のための燃料費、育苗期間の管理労力を低減できる省力的かつ低コストな栽培技術として、栽培面積は増加傾向にあるが、種子からの栽培であるため、降雨等の気候条件や水田の状態により苗立ちが一定とならず、移植栽培に比べ高い栽培管理技術を要する栽培方法であることから、栽培農家から敬遠される場合が多い。イネ籾の苗立率を向上させる技術として、田面水を落水させて出芽率を高める栽培方法である落水出芽法や苗立向上剤として過酸化カルシウムや鉄粉の粉衣技術が開発、使用されているが、その後の雑草防除を考えた場合、移植栽培に比べ、イネの生育ステージの差を利用した除草剤の選択幅を出しにくく、移植栽培よりイネの生育ステージが幼い段階で薬剤を処理しなければならず、除草剤による薬害の懸念から使用できる薬剤は限られている。
さらに防除対象となる雑草は、落水栽培であるか湛水栽培であるかといった栽培管理上の水管理の違いによる優占雑草種の違いのほか、禾本科雑草であるか広葉雑草であるかの違い、一年生、越年生、多年生等の生育様式や種子、宿根、塊茎、球根等繁殖手段の違いなど、生物学的な区分の相違、生物学的には同種であっても、繁殖力が強いものやそれ程ではないもの、駆逐容易な雑草と難防除性の雑草等の除草剤に対する感受性の違い、同一種であっても発生前、発生始期、生育初期、生育盛期、結実期、生育衰退期といった生育ステージの違い、あるいは同一種であっても特定の除草剤に抵抗性を獲得した雑草等種々雑多であり、さらに気候や土性が多種多様である等、各種地理的条件が複雑であることに加え、歴史的な経過により長い間に防除すべき雑草の種類にも変化があり、例えば、以前には強害雑草として問題視されていたものでも、その後の優れた除草剤の開発により現在では容易に駆除できるようになったもの、人為的な開発や環境破壊による草種間競合、選択圧の結果、拮抗する草種が駆除されたために繁茂して強害雑草化するようになったもの、栽培品種の切り替えにより以前栽培していた栽培種の漏生や交配により雑種となった栽培イネと同種の雑草イネ等様々であり、これらを水稲直播栽培に限られた除草剤で防除するのは極めて困難である。
除草剤をはじめとした殺虫剤、殺菌剤等の有害生物防除剤あるいは植物生長調節剤は、水稲作、畑作等の作物栽培において、有害生物を除去あるいは有害生物による悪影響から保護し、栽培農家が所望する栽培作物を効率的かつ省力的に収穫できる農業資材として極めて有益であるが、異常高温や低温、大雨、風などの気象条件、薬剤の土壌中での吸着や挙動を左右する各種土壌条件の違いといった環境変動要因、栽培様式の違いや農家の栽培嗜好性の違いといった人為的な要因並びに栽培種子の品質や苗質の違いといった植物個体間差要因により、時に想定外の薬剤反応を引き起こし、作物に薬害を生じさせる危険性を持つことから、これらの要因下においても薬害への安全マージンを確保する目的で薬害軽減剤が使用されることは少なくない。
すなわち、薬害軽減剤とは、栽培作物の播種前、播種同時若しくは播種後または定植前、定植同時若しくは定植後に使用する除草剤、殺虫剤、殺菌剤等の有害生物防除剤あるいは植物生長調節剤の薬害軽減を目的として、単独でまたは混用されて使用される物質を意味する。
本発明の薬害軽減剤を含有する組成物およびそれを用いた栽培方法は、イネの苗立率を確保しながら、多種多様な雑草種を防除するには有効でありながらも薬害面から使用が困難とされていた種々の除草剤を、イネ籾の播種前から播種同時、発芽の初期段階といったイネの生育ステージの幼い段階においても使用可能とすることができる。さらには、元来、イネに薬害が出る時期に除草剤を処理することにより、本組成物を粉衣している栽培イネのみに除草剤耐性を付与し、粉衣されていない漏生イネや雑種イネ等の雑草イネを選択的に防除することができる。
本組成物の使用により薬害が軽減され、水稲直播栽培における雑草防除に使用可能となる除草剤としては、特に限定されないが、例えばスルホニルウレア、ピラゾール、ジフェニルエーテル、トリアジン、ウレア、アミド、カーバメート系などの除草剤の1種またはそれ以上との組み合わせがあげられ、かかる除草剤の例としては以下の化合物がある。
アイオキシニル(ioxynil)、アクロニフェン(aclonifen)、アジプロトリン(aziprotryne)、アシフルオルフェン−ナトリウム塩(acifluorfen-sodium)、アジムスルフロン(azimsulfuron)、アシュラム(asulam)、アセトクロール(acetochlor)、アトラジン(atrazine)、アニロホス(anilofos)、アザフェニジン(azafenidin)、アミカルバゾン(amicarbazone)、アミドスルフロン(amidosulfuron)、アミトロール(amitrole)、アミノピラリド(aminopyralid)、アミプロホス−メチル(amiprophos-methyl)、アメトリン(ametryne)、アラクロール(alachlor)、アロキシジム(alloxydim)、イソウロン(isouron)、イソキサクロルトール(isoxachlortole)、イソキサフルトール(isoxaflutole)、イソキサベン(isoxaben)、イソプロツロン(isoproturon)、イマザキン(imazaquin)、イマザピック(imazapic)、イマザピル(imazapyr)、イマザメタベンズ−メチル(imazamethabenz-methyl)、イマザモックスアンモニウム塩(imazamox-ammonium)、イマゼタピル(imazethapyr)、イマゾスルフロン(imazosulfuron)、インダノファン(indanofan)、エグリナジン-エチル(eglinazine-ethyl)、エスプロカルブ(esprocarb)、エタルフルラリン(ethalfluralin)、エタメトスルフロン−メチル(ethametsulfuron-methyl)、エチジムロン(ethidimuron)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron)、エトキシフェン−エチル(ethoxyfen-ethyl)、エトフメセート(ethofumesate)、エトベンザニド(etobenzanid)、エンドタール二ナトリウム(endothal)、オキサジアゾン(oxadiazon)、オキサジアルギル(oxadiargyl)、オキサジクロメホン(oxaziclomefone)、オキサスルフロン(oxasulfuron)、オキシフルオルフェン(oxyfluorfen)、オリザリン(oryzalin)、オルソスルファムロン(orthosulfamuron)、オルソベンカーブ(orthobencarb)、オレイン酸(oleic 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chlorate)、2,3,6−TBA、2,4,5−T、2,4−DB、2,4−PA、DNOC、EPTC、MCPA、MCPB、MCPP、MDBA、TCA−ナトリウム塩(TCA-sodium)。
さらに薬害面で使用が困難であった殺虫剤、殺菌剤、あるいは植物生長調節剤なども使用することができる。
本組成物に使用される薬害軽減剤としては、ウレア、イソオキサゾール、ジオキシラン、ベンゾオキサジン、キノリン、アセトアミド、ナフタル酸、フェニルトリアゾール、フェニルピリミジン系などの薬害軽減剤の1種またはそれ以上との組み合わせがあげられ、かかる薬害軽減剤の例としては以下の化合物がある。
イソキサジフェン−エチル(isoxadifen-ethyl)、オキサベトリニル(oxabetrinile)、ベノキサコル(benoxacor)、クロキントセット−メキシル(cloquintocet-mexyl)、シオメトリニル(cyometrinil)、シプロスルファミド(cyprosulfamid)、ジエトレート(dietholate)、ジクロルミド(dichlormid)、ジシクロノン(dicyclonon)、ダイムロン(dymron)、ナフタル酸無水物(naphthalic-anhydride)、フェンクロラゾール−エチル(fenchlorazole-ethyl)、フェンクロリム(fenclorim)、フリラゾール(furilazole)、フルキソフェニム(fluxofenim)、フルラゾール(flurazole)、メフェネート(mephenate)、メフェンピル−ジエチル(mefenpyr-diethyl)、AD67(化合物名;4-(dichloroacetyl)-1-oxa-4-azaspiro[4.5]decan)、TI-35(化合物名;1-dichloroacetylazepane)。
本発明の組成物をイネ籾に粉衣する方法としては、あらかじめ混合した薬害軽減剤と過酸化カルシウム製剤(商品名カルパー粉粒剤16)あるいは、あらかじめ混合した薬害軽減剤と鉄粉および焼石膏の粉体でイネ種子に粉衣する方法、過酸化カルシウム製剤(商品名カルパー粉粒剤16)または鉄粉と焼石膏を種子に粉衣する際に使用する結合水中に薬害軽減剤を懸濁し噴霧する方法があげられる。
粉体組成物としてイネ種子に粉衣する場合、混合する薬害軽減剤は有効成分をそのまま、あるいは農薬製剤で汎用されている固体担体に必要に応じて、界面活性剤、分散剤、または補助剤などを配合し、水和剤、粉剤等の各種剤型に調製して使用することができる。薬害軽減剤と過酸化カルシウム製剤(商品名カルパー粉粒剤16)の粉体組成物をイネ種子に粉衣する場合は、通常、イネ乾籾100重量部あたり50重量部〜300重量部、好ましくは100重量部〜200重量部の過酸化カルシウム製剤(商品名カルパー粉粒剤16)、1重量部〜10重量部、好ましくは2.5〜5重量部の薬害軽減剤原体を粉衣する。粉衣の際には、結合水として適量の水または、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリビニルアルコール、デンプンなどの水溶性高分子を含む水溶液を噴霧して粉衣しても良い。薬害軽減剤と鉄粉の粉体組成物をイネ種子に粉衣する場合は、通常、イネ乾籾100重量部あたり20重量部〜100重量部、好ましくは40重量部〜60重量部の鉄粉、2〜10重量部、好ましくは4重量部〜6重量部の焼石膏、1重量部〜10重量部、好ましくは2.5〜5重量部の薬害軽減剤原体を粉衣する。
液体状の薬害軽減剤を噴霧しイネ種子に粉衣する場合、噴霧する薬害軽減剤溶液あるいは懸濁液は有効成分を単に水で希釈するだけでも使用可能であるが、農薬製剤で汎用されている液体担体に必要に応じて、界面活性剤、分散剤、または補助剤などを配合し、乳剤、懸濁剤、フロアブル剤等の各種剤型に調製して使用することができる。過酸化カルシウム製剤(商品名カルパー粉粒剤16)をイネ種子に粉衣する場合は、通常、イネ乾籾100重量部あたり50重量部〜300重量部、好ましくは100重量部〜200重量部の過酸化カルシウム製剤(商品名カルパー粉粒剤16)に10〜60重量%に調製した薬害軽減剤のフロアブル剤等の液体製剤を噴霧し粉衣する。薬害軽減剤を含む噴霧水には適量の水または、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリビニルアルコール、デンプンなどの水溶性高分子を添加しても良い。
好適な固体担体としては、タルク、クレー、ベントナイト、カオリナイト、パイロフェライト、酸性白土、珪藻土、ホワイトカーボン、バーミキュライト、りん灰石、石膏、雲母、珪砂、炭酸カルシウム、軽石粉などの鉱石粉末、結晶性セルロース、デンプン、木片、コルク片、おがくずなどの植物性粉末・固形物、ポリ塩化ビニル、石油樹脂などの高分子化合物などを挙げることができる。
液体担体としては、メタノール、エタノール、シクロヘキサノール、アミルアルコール、エチレングリコール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレン、メチルナフタレンなどの芳香族炭化水素類、クロロベンゼン、トリクロロエチレンなどのハロゲン化炭化水素類、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、ジオキサンなどのエーテル類、酢酸イソプロピル、酢酸ベンジルなどのエステル類、ジメチルスルホキシドなどの極性溶媒類、ケロシン、鉱油、水などが挙げられる。
界面活性剤及び分散剤としては、例えば、アルコール硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、ポリオキシエチレングリコールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノアルキレートなどが挙げられる。これらの界面活性剤は、1種だけを単独で、あるいは2種以上を配合してもよく、混合する場合の混合比も任意に選択できる。
補助剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリビニルアルコール、アラビアゴム、コーンスターチ、着色剤などを挙げることができる。
このようにして薬害軽減剤と過酸化カルシウムまたは鉄粉を粉衣したイネ籾をあらかじめ除草剤を散布した水田に播種、あるいは播種と同時に除草剤を散布、または、播種後に除草剤を散布しても、除草剤による薬害を軽減することができ、さらに苗立率の向上、雑草イネを含む雑草の防除が可能となる。
次に本発明組成物の効果を、種子粉衣、薬害軽減および雑草防除についての実施例によって具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
粉衣種子の作製例1:
あらかじめ浸種、加温して催芽させたイネ籾(品種コシヒカリ)の乾籾重100重量部に対し、過酸化カルシウム粉粒剤(商品名カルパー粉粒剤16)100重量部と80%水和剤に調製したダイムロン6.25重量部を混合した粉体を、回転式粉衣機を用いて粉体を徐々に添加、結合水として水20重量部を徐々に噴霧しながらイネ籾表面に粉衣して、カルパーダイムロン粉衣種子を得た。ダイムロンを含まない対照としては、あらかじめ浸種、加温して催芽させたイネ籾の乾籾重100重量部に対し、過酸化カルシウム粉粒剤100重量部を同様の方法で粉衣した。
粉衣種子の作製例2:
あらかじめ浸種したイネ籾(品種日本晴)の乾籾重100重量部に対し、鉄粉50重量部と焼石膏5重量部、ダイムロン原体5重量部を混合した粉体を、回転式粉衣機内に入れ、結合水として水10重量部を徐々に噴霧しながらイネ籾表面に付着させた。これに焼石膏2.5重量部を造粒した粉衣種子の表面にふりかけた。翌日、さらに少量の水を粉衣種子表面に噴霧し、鉄の錆反応を進行させ、1週間風乾しながら保管して鉄ダイムロン粉衣種子を得た。ダイムロンを含まない対照としては、あらかじめ浸種したイネ籾の乾籾重100重量部に対し、鉄粉50重量部と焼石膏5重量部を同様の方法で粉衣した。
粉衣種子の作製例3:
あらかじめ浸種、加温して催芽させたイネ籾(品種日本晴)の乾籾重100重量部に対し、過酸化カルシウム粉粒剤(商品名カルパー粉粒剤16)200重量部を回転式粉衣機内に入れ、結合水として50重量%に調製したダイムロンフロアブル剤10mlを徐々に噴霧しながらイネ籾表面に粉衣して、カルパーダイムロン粉衣種子を得た。ダイムロンを含まない対照としては、あらかじめ浸種、加温して催芽させたイネ籾の乾籾重100重量部に対し、過酸化カルシウム粉粒剤200重量部を水で粉衣した。
試験例1:粉衣種子による除草剤の薬害軽減と除草効果(除草剤処理後播種)
1/2000アールのワグネルポットに水田土壌(埴壌土)を充填、水田状態とした後、雑草イネ、ノビエ、コナギを播種した。湛水深を1cmとした後、水稲用除草剤(A)カフェンストロール4.2重量%フロアブル、(B)テニルクロール4重量%フロアブル(商品名/アルハーブフロアブル)、(C)ブタクロール32重量%乳剤(商品名/マーシェット乳剤)、(D)プレチラクロール12重量%乳剤(商品名/エリジャン乳剤)を所定量土壌混和処理し、湛水深を4cmとなるように入水した。入水後4日間は湛水深を4cmで維持し、その後3日間で田面水を落水した。落水後(除草剤処理後7日目に)、粉衣種子の作製例1に準じて粉衣したイネ籾10粒を土壌表面から1cmの深さにピンセットを用いて播種した。なお、試験は18〜30℃の紫外線透過フィルム温室内で実施し、播種した栽培種イネ籾が1葉期になるまで落水管理し、その後入水して湛水深3〜4cmで管理した。調査は播種後2週間目に苗立率および雑草に対する除草効果を観察評価した。苗立率は除草剤を処理していない無処理区における苗立数に対する各薬剤処理区の苗立数の割合を100分率で表し、除草効果は表1に示す基準に従って評価した。結果を表2に示す。
Figure 0005875856
Figure 0005875856
試験例2:粉衣種子による除草剤の薬害軽減と除草効果(播種同時除草剤処理)
1/2000アールのワグネルポットに水田土壌(砂壌土)を充填、水田状態とした後、湛水深を3cmとなるように入水し、ここに雑草イネ、ノビエ、コナギを播種し、粉衣種子の作製例2に準じて粉衣したイネ籾10粒を土壌表面にピンセットを用いて播種した。播種当日に水稲用除草剤(A)カフェンストロール4.2重量%フロアブル、(B)テニルクロール4重量%フロアブル(商品名/アルハーブフロアブル)、(C)ブタクロール32重量%乳剤(商品名/マーシェット乳剤)、(D)プレチラクロール12重量%乳剤(商品名/エリジャン乳剤)を所定量滴下処理した。なお、試験は18〜30℃の紫外線透過フィルム温室内で実施し、試験期間中は湛水深が3〜4cmとなるように適宜入水して管理した。調査は播種後2週間目に苗立率および雑草に対する除草効果を観察評価した。苗立率は除草剤を処理していない無処理区における苗立数に対する各薬剤処理区の苗立数の割合を100分率で表し、除草効果は表1に示す基準に従って評価した。結果を表3に示す。
Figure 0005875856
試験例3:粉衣種子による除草剤の薬害軽減と除草効果(イネ出芽始期除草剤処理)
1/2000アールのワグネルポットに水田土壌(砂壌土)を充填、水田状態とした後、雑草イネ、ノビエ、コナギを播種した。田面水を落水後、粉衣種子の作製例3に準じて粉衣したイネ籾10粒を土壌表面から1cmの深さにピンセットを用いて播種した。播種した栽培種イネ籾が出芽始期になるまで落水管理し、その後入水して湛水深3〜4cmで水稲用除草剤(A)カフェンストロール4.2重量%フロアブル、(B)テニルクロール4重量%フロアブル(商品名/アルハーブフロアブル)、(C)ブタクロール32重量%乳剤(商品名/マーシェット乳剤)、(D)プレチラクロール12重量%乳剤(商品名/エリジャン乳剤)を所定量滴下処理した。なお、試験は18〜30℃の紫外線透過フィルム温室内で実施し、試験期間中は湛水深が3〜4cmとなるように適宜入水して管理した。調査は除草剤処理後2週間目に苗立率および雑草に対する除草効果を観察評価した。苗立率は除草剤を処理していない無処理区における苗立数に対する各薬剤処理区の苗立数の割合を100分率で表し、除草効果は表1に示す基準に従って評価した。結果を表4に示す。
Figure 0005875856
表2〜4に示されるように、本発明による除草剤の薬害軽減用組成物は、イネ籾に粉衣することにより、イネ籾の苗立率を損なうことなく、かつ、その後に処理される除草剤の除草効果を損なうことなく、薬害を軽減することができる。特に、本来、イネに薬害が出る時期に除草剤を処理しても除草剤による薬害を回避できる薬害軽減特性は、雑草イネとの選択性を付与し、雑草イネを選択的に防除する方法を可能とすることを示しており、実用性の極めて高いものである。

Claims (12)

  1. ダイムロンと、過酸化カルシウムまたは鉄粉を有効成分として含有する除草剤の薬害軽減用組成物。
  2. ダイムロン1部に対し過酸化カルシウムまたは鉄粉を1〜50部含有することを特徴とする請求項1に記載の除草剤の薬害軽減用組成物。
  3. 草を防除する方法であって、請求項1または請求項2に記載の薬害軽減用組成物を水稲種子に粉衣後、播種する工程、および除草剤を処理する工程を含む前記方法。
  4. 前記播種する工程の前、前記播種する工程と同時、または前記播種する工程の後に、除草剤を処理する工程を含む請求項に記載の雑草を防除する方法。
  5. 前記除草剤がカフェンストロール、テニルクロール、ブタクロール、プレチラクロールから選ばれる除草剤有効成分を一種類以上含有する水稲用除草剤である請求項または請求項に記載の雑草を防除する方法。
  6. 防除対象雑草が雑草イネである請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の雑草を防除する方法。
  7. 除草剤の薬害を軽減する方法であって、ダイムロンと、過酸化カルシウムまたは鉄粉とを使用する工程を含む前記方法。
  8. ダイムロン1部に対し過酸化カルシウムまたは鉄粉を1〜50部を使用することを特徴とする請求項7に記載の除草剤の薬害を軽減する方法。
  9. 雑草を防除する方法であって、ダイムロンと、過酸化カルシウムまたは鉄粉とを水稲種子に粉衣後、播種する工程、および除草剤を処理する工程を含む前記方法。
  10. 前記播種する工程の前、前記播種する工程と同時、または前記播種する工程の後に、除草剤を処理する工程を含む請求項9に記載の雑草を防除する方法。
  11. 前記除草剤がカフェンストロール、テニルクロール、ブタクロール、プレチラクロールから選ばれる除草剤有効成分を一種類以上含有する水稲用除草剤である請求項9または請求項10に記載の雑草を防除する方法。
  12. 防除対象雑草が雑草イネである請求項9乃至請求項11のいずれか1項に記載の雑草を防除する方法。
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