JPH03123708A - 水稲湛水直播の苗立を向上させる組成物およびその使用 - Google Patents
水稲湛水直播の苗立を向上させる組成物およびその使用Info
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- JPH03123708A JPH03123708A JP26008289A JP26008289A JPH03123708A JP H03123708 A JPH03123708 A JP H03123708A JP 26008289 A JP26008289 A JP 26008289A JP 26008289 A JP26008289 A JP 26008289A JP H03123708 A JPH03123708 A JP H03123708A
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Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、湛水直播用の水稲種子の浸漬処理剤に関する
ものである。
ものである。
省力、低コストをめざした水稲の栽培法のひとつに、湛
水土壌中直播があり近年普及しつつある。
水土壌中直播があり近年普及しつつある。
これは、本田に苗を移植するかわシに、本田の湛水土壌
中に直接種子を播種するもので、苗作りに要する費用と
労力を大幅に削減することができる。
中に直接種子を播種するもので、苗作りに要する費用と
労力を大幅に削減することができる。
湛水土壌中は酸素欠乏状態であシ、単に種子を播種する
だけでは順調な出芽、生育を期待することはできないた
め、酸素を供給する過酸化カルシウム剤を種子に粉衣す
る方法が、湛水土壊中直遥を行ううえで必須となってい
る。
だけでは順調な出芽、生育を期待することはできないた
め、酸素を供給する過酸化カルシウム剤を種子に粉衣す
る方法が、湛水土壊中直遥を行ううえで必須となってい
る。
従来の湛水土壊中直播においては、低温、土壌の強還元
化などの条件下で、しばしば出芽、苗立不良が生じ、こ
れが大きな問題点となっている。
化などの条件下で、しばしば出芽、苗立不良が生じ、こ
れが大きな問題点となっている。
これに対し、5−ヒドロキシ−5−メチルイソオキサゾ
ール〔量〕(−船名ヒドロキシイソキサゾール、以下ヒ
ドロキシインキサゾールという)粉剤の過酸化カルシウ
ム剤との混合粉衣、又は、ヒドロキシイソキサゾール粉
剤とメチル=N−(2−メトキシアセチル)−N−(2
,6−キシリル)−DL−アラニナ−) (1) (−
船名メタラキシル、以下メタツキシルという)粉剤の過
酸化カルシウム剤との混合粉衣が有効とされている。し
かし必ずしも、すべての環境不良条件下で満足すべき効
果は得られていない。
ール〔量〕(−船名ヒドロキシイソキサゾール、以下ヒ
ドロキシインキサゾールという)粉剤の過酸化カルシウ
ム剤との混合粉衣、又は、ヒドロキシイソキサゾール粉
剤とメチル=N−(2−メトキシアセチル)−N−(2
,6−キシリル)−DL−アラニナ−) (1) (−
船名メタラキシル、以下メタツキシルという)粉剤の過
酸化カルシウム剤との混合粉衣が有効とされている。し
かし必ずしも、すべての環境不良条件下で満足すべき効
果は得られていない。
また、ヒドロキシインキサゾール、メタラキシル液剤の
播種前15℃S日間の水浸漬時処理が有効との報告(松
澤克彦ら 北陸病害虫研究会報、第54号58−41
(1986))もあるが、種子が催芽状態に至らないこ
と、必ずしもすべての環境不良条件下で効果が現れてい
ないことなどの問題点かめる。
播種前15℃S日間の水浸漬時処理が有効との報告(松
澤克彦ら 北陸病害虫研究会報、第54号58−41
(1986))もあるが、種子が催芽状態に至らないこ
と、必ずしもすべての環境不良条件下で効果が現れてい
ないことなどの問題点かめる。
そこで、本発明者等は、環境不良条件下においても、十
分な苗立を安定して確保でき、しかも作業性の面、コス
トの面から実用化できる方法を見いだすことを目的とし
、鋭意検討した結果、この発明を完成させたものである
。
分な苗立を安定して確保でき、しかも作業性の面、コス
トの面から実用化できる方法を見いだすことを目的とし
、鋭意検討した結果、この発明を完成させたものである
。
本発明はA群(メタツキシル〔I〕、N−(2,6−ジ
メチルフエニル)−2−メトキシ−N−(2−オキソ−
3−オキサゾリジニル)アセトアミド〔■〕(−船名オ
キザジキシル、以下オキザジキシルという)、ヒドロキ
シイソキサゾール(1) )よシ少なくとも1剤とB群
(1−エチル−6,7−メチレンジオキシ−4−キノロ
ン−3−カルボン酸〔■〕(−船名オキソリニツク酸、
以下オキツリニック酸という)、カスガマイシン塩酸塩
〔V〕(以下カスガマイシンという))より少なくとも
1剤を含有する液に播種前に種子を浸漬することにより
、苗立向上効果を得ることのできる方法である。
メチルフエニル)−2−メトキシ−N−(2−オキソ−
3−オキサゾリジニル)アセトアミド〔■〕(−船名オ
キザジキシル、以下オキザジキシルという)、ヒドロキ
シイソキサゾール(1) )よシ少なくとも1剤とB群
(1−エチル−6,7−メチレンジオキシ−4−キノロ
ン−3−カルボン酸〔■〕(−船名オキソリニツク酸、
以下オキツリニック酸という)、カスガマイシン塩酸塩
〔V〕(以下カスガマイシンという))より少なくとも
1剤を含有する液に播種前に種子を浸漬することにより
、苗立向上効果を得ることのできる方法である。
メタツキシル(1)およびオキザジキシル〔■〕は、疫
病、ぺと病用の殺菌剤、ヒドロキシイソキサゾール(1
)は苗立枯病、生育促進用の殺菌、植物成長調整剤、オ
キソIJ ニック酸(IT)は籾枯細菌病菌による種苗
腐敗病用の殺菌剤、カスガマイシン〔V〕はいもち病、
各種細菌病用の殺菌剤として夏用されているものである
。
病、ぺと病用の殺菌剤、ヒドロキシイソキサゾール(1
)は苗立枯病、生育促進用の殺菌、植物成長調整剤、オ
キソIJ ニック酸(IT)は籾枯細菌病菌による種苗
腐敗病用の殺菌剤、カスガマイシン〔V〕はいもち病、
各種細菌病用の殺菌剤として夏用されているものである
。
これらの薬剤は、単独で夏用しても若干効果のでる場合
もあるが、実用的な効果とはいえない。
もあるが、実用的な効果とはいえない。
しかし、上記組み合わせで薬剤を混合することによって
、安定的にしかも飛躍的な直立の向上が認められる。
、安定的にしかも飛躍的な直立の向上が認められる。
またこれら薬剤を過酸化カルシウム剤と混合して粉衣し
た場合も、若干の効果があるものの、浸漬処理に比べる
と、効果の低下が認められる。
た場合も、若干の効果があるものの、浸漬処理に比べる
と、効果の低下が認められる。
またこれら薬剤を水田の土壌tたは水に施用しても高い
効果が得られるが、極めて多量の薬剤を要し、多額の費
用がかかるため、実用化することはできない。それに対
し、?1種前の浸漬処理は、単位水田面積当たりの薬櫨
は極めて少量ですみ、かつ労力的にも簡便な方法といえ
る。
効果が得られるが、極めて多量の薬剤を要し、多額の費
用がかかるため、実用化することはできない。それに対
し、?1種前の浸漬処理は、単位水田面積当たりの薬櫨
は極めて少量ですみ、かつ労力的にも簡便な方法といえ
る。
浸漬処理は、遥櫨餌の水浸漬時に行うことができる。通
常、水稲では、10〜15℃の冷水に時々水を敢シ替え
ながら4〜8日間浸漬し、引き続′!25〜32℃の温
水に12〜24時間浸漬して催芽を行う。薬剤処理は、
催芽時の温水で行うのが最も効果が高いが、低温水浸漬
時でも最初の24時間または連続の処理においても十分
な効果を得ることができる。また温水での催芽を行わな
い場合には、水浸漬の最後の24時間の処理でも溝わな
い。水浸漬時の連続処理の場合、シャワーなどにより酸
素供給を行えば、液を取り替える必!!杜ない。
常、水稲では、10〜15℃の冷水に時々水を敢シ替え
ながら4〜8日間浸漬し、引き続′!25〜32℃の温
水に12〜24時間浸漬して催芽を行う。薬剤処理は、
催芽時の温水で行うのが最も効果が高いが、低温水浸漬
時でも最初の24時間または連続の処理においても十分
な効果を得ることができる。また温水での催芽を行わな
い場合には、水浸漬の最後の24時間の処理でも溝わな
い。水浸漬時の連続処理の場合、シャワーなどにより酸
素供給を行えば、液を取り替える必!!杜ない。
処理液の各薬剤の濃度は、メタツキシル〔I〕、オ中ザ
ジキシル〔I〕、ヒドロキシイソキサゾール〔層〕は5
0〜500ppm、オキツリニック酸(ff)は500
〜2000ppm、カスガマイシン〔V〕は20〜20
0 ppmであるが、望ましくは、メタツキシル、オキ
ザジキシル、ヒドロキシイソキサゾールは100〜20
0 ppm、オキツリニック酸は1000〜1500p
pm、カスガマイシンは50〜100 ppmである。
ジキシル〔I〕、ヒドロキシイソキサゾール〔層〕は5
0〜500ppm、オキツリニック酸(ff)は500
〜2000ppm、カスガマイシン〔V〕は20〜20
0 ppmであるが、望ましくは、メタツキシル、オキ
ザジキシル、ヒドロキシイソキサゾールは100〜20
0 ppm、オキツリニック酸は1000〜1500p
pm、カスガマイシンは50〜100 ppmである。
出芽、苗立に好ましくない影響をもたらす多様な微生物
は過酸化カルシウムから生成する酸素を奪う、生育抑制
物質を生産する、環境不良条件下で生育した脆弱な苗に
寄生し病害を起こす等の働きをしていると考えられてい
る。上述した組成物を含有する液への種子浸漬が出芽、
直立に寄与するのは、これらの好ましくない微生物の生
育を阻止するためであると考えられる。
は過酸化カルシウムから生成する酸素を奪う、生育抑制
物質を生産する、環境不良条件下で生育した脆弱な苗に
寄生し病害を起こす等の働きをしていると考えられてい
る。上述した組成物を含有する液への種子浸漬が出芽、
直立に寄与するのは、これらの好ましくない微生物の生
育を阻止するためであると考えられる。
以下に、本発明の有用性を実権例を示して説明する。
(実施例1)人工気東器における試験
水稲種子を12℃の水に7日間浸漬したのち、各薬剤を
添加した32℃の液に15時間浸漬処理した。その後、
過酸化カルシウム粉剤を粉衣し、ポットに詰めた水田土
壌にjcsの深さに50粒ずつ1檀した。播種後、5国
の湛水とし、昼18℃、夜10℃にコントロールした人
工気鷹器内に置き、苗立率を調査した。試験は4反復で
実施し、その結果を平均値で第1Rに示した。
添加した32℃の液に15時間浸漬処理した。その後、
過酸化カルシウム粉剤を粉衣し、ポットに詰めた水田土
壌にjcsの深さに50粒ずつ1檀した。播種後、5国
の湛水とし、昼18℃、夜10℃にコントロールした人
工気鷹器内に置き、苗立率を調査した。試験は4反復で
実施し、その結果を平均値で第1Rに示した。
第1R
(実施例2)茨城系下妻市内圃場における試験水S種子
を12℃の水に7日間浸漬したのち、各薬剤を添加した
32℃の液に15時間浸漬処理した。その後、過酸化カ
ルシウム粉剤を粉衣し、4月26日に代掻後落水した水
田の土壌表層下1−に1m50粒ずつ播種した。試験は
1条1区1mとし、6反復で実施した。
を12℃の水に7日間浸漬したのち、各薬剤を添加した
32℃の液に15時間浸漬処理した。その後、過酸化カ
ルシウム粉剤を粉衣し、4月26日に代掻後落水した水
田の土壌表層下1−に1m50粒ずつ播種した。試験は
1条1区1mとし、6反復で実施した。
播種後1カ月目に、苗立率を調査した。その結果の平均
値を第2表に示す。
値を第2表に示す。
第2表
上記試験例に明らかなように、上記薬剤の混合液に水稲
種子を浸漬処理することによって、顕著な苗立率の向上
が認められる。
種子を浸漬処理することによって、顕著な苗立率の向上
が認められる。
保土谷化学工業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、下記A群より少なくとも1剤と下記B群より少なく
とも1剤を含有する、水稲湛水直播の苗立を向上させる
組成物。 A群:メチル=N−(2−メトキシアセチル)−N−(
2,6−キシリル)−DL−アラニナート〔 I 〕、N
−(2,6−ジメチルフエニル)−2−メトキシ−N−
(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)アセトアミド〔
II〕、3−ヒドロキシ−5−メチルイソオキサゾール〔
III〕 B群:1−エチル−6,7−メチレンジオキシ−4−キ
ノロン−3−カルボン酸〔IV〕、カスガマイシン塩酸塩
〔V〕 2、請求項1記載の組成物を含有する液に播種前浸漬処
理することを特徴とする水稲湛水直播の苗立を向上させ
る方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26008289A JPH03123708A (ja) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | 水稲湛水直播の苗立を向上させる組成物およびその使用 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26008289A JPH03123708A (ja) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | 水稲湛水直播の苗立を向上させる組成物およびその使用 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03123708A true JPH03123708A (ja) | 1991-05-27 |
Family
ID=17343052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26008289A Pending JPH03123708A (ja) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | 水稲湛水直播の苗立を向上させる組成物およびその使用 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03123708A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013133285A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Sds Biotech Corp | 除草剤の薬害を軽減する組成物 |
-
1989
- 1989-10-06 JP JP26008289A patent/JPH03123708A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013133285A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Sds Biotech Corp | 除草剤の薬害を軽減する組成物 |
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