JPS6128311A - イネ種子の粉衣剤 - Google Patents
イネ種子の粉衣剤Info
- Publication number
- JPS6128311A JPS6128311A JP14689084A JP14689084A JPS6128311A JP S6128311 A JPS6128311 A JP S6128311A JP 14689084 A JP14689084 A JP 14689084A JP 14689084 A JP14689084 A JP 14689084A JP S6128311 A JPS6128311 A JP S6128311A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seeds
- soil
- powder
- paddy rice
- coating agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、湛水土中直播用のイネ種子の粉衣剤に関する
ものである。
ものである。
従来技術
近年わが国に於ては、水稲の新しい栽培方法である湛水
土中直播が急速に普及しつつある。末法は、イネの苗を
移植する代りに、直接、種子を１〜１．５ａｇの深さの
土壌中に播種するもので、イネ苗を育てる労力、時間を
大幅に削減するばかりでなく、移植時における機械的な
植傷みがないため１−２割の増収が期待される。
土中直播が急速に普及しつつある。末法は、イネの苗を
移植する代りに、直接、種子を１〜１．５ａｇの深さの
土壌中に播種するもので、イネ苗を育てる労力、時間を
大幅に削減するばかりでなく、移植時における機械的な
植傷みがないため１−２割の増収が期待される。
湛水土中直播栽培方法は、湛水した状態で土壌表面から
１〜１．５ ｔａｌｌの深さに播種するため、種子は酸
素不足となり順調な発芽生育を期待することはできない
。この問題点を克服する方法として、既に、特公昭４７
−２８７５１号公報（ｍも水稲種子発芽促進法）および
特公昭５５−２２０４５号公報（腎訃舎音脣１湛水上壌
中直播方法）が開示されている。
１〜１．５ ｔａｌｌの深さに播種するため、種子は酸
素不足となり順調な発芽生育を期待することはできない
。この問題点を克服する方法として、既に、特公昭４７
−２８７５１号公報（ｍも水稲種子発芽促進法）および
特公昭５５−２２０４５号公報（腎訃舎音脣１湛水上壌
中直播方法）が開示されている。
すなわち、過酸化カルシウムが土壌中で水と反応して徐
々に酸素を放出する性質を利用してイネ種子の発芽を助
けるものである。
々に酸素を放出する性質を利用してイネ種子の発芽を助
けるものである。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、過酸化カルシウムを粉衣処理した種子で
あっても、強還元田、あるいは播種後の低温といった環
境不良の条件下においては、出芽、苗立ちの不良をきた
すこ°とがあり、時には全く出芽しない場合があること
が開胸とされている。
あっても、強還元田、あるいは播種後の低温といった環
境不良の条件下においては、出芽、苗立ちの不良をきた
すこ°とがあり、時には全く出芽しない場合があること
が開胸とされている。
こうした問題の解決方法の一つとして、過酸化カルシウ
ムに、３−ヒドロキシ−５−メチルインキサゾール〔ヨ
共■商標名、タチガレン〕を混合して種子粉衣すること
Ｋより効果を期待することができることが報告されてい
る〔小川正巳等、農業および園芸４８．１２９７〜１５
００ （１９７５））。
ムに、３−ヒドロキシ−５−メチルインキサゾール〔ヨ
共■商標名、タチガレン〕を混合して種子粉衣すること
Ｋより効果を期待することができることが報告されてい
る〔小川正巳等、農業および園芸４８．１２９７〜１５
００ （１９７５））。
しかし、必ずしも、すべての環境不良水田で満足すべき
効果が得られるものではない。
効果が得られるものではない。
問題点を解決するための手段
本発明者らは１本問題解決のため鋭意検討を行った結果
、特定の化合物による特定の因果関係を見い出し、本発
明を完成させた。すなわち本発明は、過酸化カルシウム
および５−ブチル−２−ジメチルアミノ−６−メチルピ
リミジン−４−オーｙ （Ｉ ＣＩ社商標名、ミルカー
ブ、以下ミルカーブと言う）を含有する湛水土中直播用
のイネ種子の粉衣剤である。
、特定の化合物による特定の因果関係を見い出し、本発
明を完成させた。すなわち本発明は、過酸化カルシウム
および５−ブチル−２−ジメチルアミノ−６−メチルピ
リミジン−４−オーｙ （Ｉ ＣＩ社商標名、ミルカー
ブ、以下ミルカーブと言う）を含有する湛水土中直播用
のイネ種子の粉衣剤である。
ミルカーブは、キュウリ、メロン等のうどん粉病防除に
のみ使用される殺菌剤であり、水稲には適用されていな
い。
のみ使用される殺菌剤であり、水稲には適用されていな
い。
本発明を実施するにあたっては、粉衣剤として過酸化カ
ルシウムとミルカーブをあらかじめ混合しズから粉衣す
る方法、粉衣前に種子をミルカーブ液剤の希釈液に浸漬
した後、過酸化カルシウムを粉衣する方法、あるいは、
過酸化カルシウムを粉衣する時に使用する水の代りにミ
ルカーブ液剤の希釈液を使用する等の方法が利用できる
。
ルシウムとミルカーブをあらかじめ混合しズから粉衣す
る方法、粉衣前に種子をミルカーブ液剤の希釈液に浸漬
した後、過酸化カルシウムを粉衣する方法、あるいは、
過酸化カルシウムを粉衣する時に使用する水の代りにミ
ルカーブ液剤の希釈液を使用する等の方法が利用できる
。
さらに、必要に応じて、過酸化カルシウムの効果を減殺
防止する作用が認められている既知の薬剤との併用、あ
るいは、目的に応じて、生育促進作用を有する植物生育
調節剤と混合して使用することもできる。
防止する作用が認められている既知の薬剤との併用、あ
るいは、目的に応じて、生育促進作用を有する植物生育
調節剤と混合して使用することもできる。
過酸化カルシウムとミルカーブの混合比率は、本粉衣剤
を播種する水田の条件、たとえば、著しい強還元田では
過酸化カルシウム製剤（過酸化カルシウム ３５％を含
有する粉衣用製剤、保土谷化学工業■商標名 カルパー
粉剤、以下カルパー粉剤と言う）Ｋ対し、ミルカーブ製
剤（有効成分１２−５％を含有する液剤）の８％程度を
添加するが、通常はｃＬ２％ないし８％、さら忙望まし
くは０．５％ないし３％のミルカーブを添加することが
有用である。カルパー粉剤の１０アールあたりの使用量
は約３〜４にであるから、カルパー粉剤に対し２％のミ
ルカーブ添加は、１０アールあたり有効成分としてわず
か１０ｆ程度と計算される。
を播種する水田の条件、たとえば、著しい強還元田では
過酸化カルシウム製剤（過酸化カルシウム ３５％を含
有する粉衣用製剤、保土谷化学工業■商標名 カルパー
粉剤、以下カルパー粉剤と言う）Ｋ対し、ミルカーブ製
剤（有効成分１２−５％を含有する液剤）の８％程度を
添加するが、通常はｃＬ２％ないし８％、さら忙望まし
くは０．５％ないし３％のミルカーブを添加することが
有用である。カルパー粉剤の１０アールあたりの使用量
は約３〜４にであるから、カルパー粉剤に対し２％のミ
ルカーブ添加は、１０アールあたり有効成分としてわず
か１０ｆ程度と計算される。
本発明の効果
このようＫごく微量のミルカーブが環境不良水田で、き
わめて顕著な出芽、苗立ち歩合の向上をもたらすことは
驚くべきことである。一方、本則が良好な生育に寄与す
る理由は現在のところ不明である。たとえばミルカーブ
もしくはその代謝物が微生物による過酸化カルシウムの
効果を減殺することを防止する。過酸化カルシウム存在
下の湛水条件下で生育する微生物で、環境不良条件にお
いて、イネの出芽、苗立忙障害を与えるものをミルカー
ブもしくはその代謝物が駆逐するか、障害を与えない程
度に生育を阻止する。水稲種子もしくは出芽後の幼苗に
吸収されたミルカーブ、その代謝物が、環境不良条件下
の水稲苗に対して、外部からの生育阻害因子抵抗性を付
与することなどが考えられる。
わめて顕著な出芽、苗立ち歩合の向上をもたらすことは
驚くべきことである。一方、本則が良好な生育に寄与す
る理由は現在のところ不明である。たとえばミルカーブ
もしくはその代謝物が微生物による過酸化カルシウムの
効果を減殺することを防止する。過酸化カルシウム存在
下の湛水条件下で生育する微生物で、環境不良条件にお
いて、イネの出芽、苗立忙障害を与えるものをミルカー
ブもしくはその代謝物が駆逐するか、障害を与えない程
度に生育を阻止する。水稲種子もしくは出芽後の幼苗に
吸収されたミルカーブ、その代謝物が、環境不良条件下
の水稲苗に対して、外部からの生育阻害因子抵抗性を付
与することなどが考えられる。
以下に本発明の有用性を試験例を示して説明する。
試験例１ 富栄養土壌における試験
乾籾重量と等量のカルパー粉剤に、第−表に示すように
、カルパー粉剤に対し、それぞれタチガレン４％粉剤を
３％、ミルカーブ１２．５％液剤を１％、２％、４％に
なるよ５忙混合し、水稲種子（品種 日本晴）ｋ常法に
より粉衣した。
、カルパー粉剤に対し、それぞれタチガレン４％粉剤を
３％、ミルカーブ１２．５％液剤を１％、２％、４％に
なるよ５忙混合し、水稲種子（品種 日本晴）ｋ常法に
より粉衣した。
との粉衣種子２０粒を、湛水下においた水田土＠５００
ＰＫ化成肥料１ｒ（Ｎ、Ｐ、Ｋ 各８％含有）を混和
し富栄養条件とした後、土壌表層下１、５６１＋の位置
に播種した。播種後、５０ｍの湛水とし、昼間２５℃、
夜間２０℃（各１２時間）のバイオトロン内に置き、経
時的に出芽数を調査した。
ＰＫ化成肥料１ｒ（Ｎ、Ｐ、Ｋ 各８％含有）を混和
し富栄養条件とした後、土壌表層下１、５６１＋の位置
に播種した。播種後、５０ｍの湛水とし、昼間２５℃、
夜間２０℃（各１２時間）のバイオトロン内に置き、経
時的に出芽数を調査した。
試験は二反復で実施し、その結果を平均値で下表に示し
た。
た。
第−表
試験例２ 還元土壌における試験
水田風乾土壌２５０ｆＫ、グルコース１ｆおよび土筆の
２倍量の水を加え、十分混和し、平均気温２３℃に２週
間保ち、還元土壌を調整した。
２倍量の水を加え、十分混和し、平均気温２３℃に２週
間保ち、還元土壌を調整した。
この土壌に、試験例１と同様にカルパー粉剤に対してタ
チガレン４％粉剤を３％、ミルカーブ１２．５％液剤を
２％および４％になるようにあらかじめ混合し粉衣した
水稲種子（品種 コシヒカリ）各２０粒を、表層下１．
５（至）の部分に播種し、湛水深度３（至）、昼間２５
℃、夜間２５℃（各１２時間）のバイオトロン内で管理
した。平均出芽数を下表に示す。
チガレン４％粉剤を３％、ミルカーブ１２．５％液剤を
２％および４％になるようにあらかじめ混合し粉衣した
水稲種子（品種 コシヒカリ）各２０粒を、表層下１．
５（至）の部分に播種し、湛水深度３（至）、昼間２５
℃、夜間２５℃（各１２時間）のバイオトロン内で管理
した。平均出芽数を下表に示す。
第２表
上記試験例に明らかなように、ミルカーブをカルパー粉
剤に添加して粉衣した種子では、いずれも、有意な出芽
数の増加が認められる。すなわち、人工的に富栄養にし
た土壌、さらにグルコースを土壌に混入して調整した強
還元としたいずれの条件下にも、本発明薬剤がカルパー
粉剤の効果の減殺を防いでいることは明らかである。
剤に添加して粉衣した種子では、いずれも、有意な出芽
数の増加が認められる。すなわち、人工的に富栄養にし
た土壌、さらにグルコースを土壌に混入して調整した強
還元としたいずれの条件下にも、本発明薬剤がカルパー
粉剤の効果の減殺を防いでいることは明らかである。
試験例３ 宮城県鹿島台町内圃場における試験水稲種子
（品種 ササニシキ）にそれぞれタチガレン４％粉剤、
ミルカーブ１２．５％液剤の所定量を混合したカルパー
粉剤を、乾籾重量と等量使用し、常法により粉衣した。
（品種 ササニシキ）にそれぞれタチガレン４％粉剤、
ミルカーブ１２．５％液剤の所定量を混合したカルパー
粉剤を、乾籾重量と等量使用し、常法により粉衣した。
５月７日に落水した水田の土壌表層下約１ｃｓの部分に
、上記によって粉衣した種子を１０アールあたり７にの
割合で播種した後、水深約３鋤に湛水した。
、上記によって粉衣した種子を１０アールあたり７にの
割合で播種した後、水深約３鋤に湛水した。
播種後４遍間目に、苗立率、草丈を調査した。
試験は６ｒｒ？／区、三反復で実施し、この間の平均地
温は１１〜１７℃であった。その結果の平均値を第３表
に示す。
温は１１〜１７℃であった。その結果の平均値を第３表
に示す。
第３表 宮城県鹿島台町における試験結果添加薬剤
含有率 苗立率 草丈試験例４ 栃本県高根沢
町内圃場における試験試験例３と同様に、カルパー粉剤
に、それぞれタチガレン４％粉剤、ミルカーブ１２．５
％液剤の所定ｉを混合し、水稲種子（品種 −ツボシ）
Ｖｃ粉衣した。粉衣種子を１０アールあたり７にの割合
で、５月１５日忙試験例５に準じて播種、生育管理し、
４週間後に苗立率、草丈を調査した。この間の平均気温
は、１１〜１６℃、平均地温は１５〜２２℃であった。
含有率 苗立率 草丈試験例４ 栃本県高根沢
町内圃場における試験試験例３と同様に、カルパー粉剤
に、それぞれタチガレン４％粉剤、ミルカーブ１２．５
％液剤の所定ｉを混合し、水稲種子（品種 −ツボシ）
Ｖｃ粉衣した。粉衣種子を１０アールあたり７にの割合
で、５月１５日忙試験例５に準じて播種、生育管理し、
４週間後に苗立率、草丈を調査した。この間の平均気温
は、１１〜１６℃、平均地温は１５〜２２℃であった。
結果の平均値を第４衷に示す。
第４表 栃木県高根沢町におｌする試験添加薬剤 含
有率 苗立率 草丈第３表、第４表に明らかなとお
り、本発明剤はＩｎｓ条件においても、有意な苗立率、
草丈の向上を示した。
有率 苗立率 草丈第３表、第４表に明らかなとお
り、本発明剤はＩｎｓ条件においても、有意な苗立率、
草丈の向上を示した。
実施例
以下に実施例を示す。
実施例１
カルバ−粉剤 ９８重量部ミルカ
ーブ１２．５％液剤 ２重量部以上を十分
混合したもの５０重量部を、乾粉重量当り等量の比重１
．１３の塩水選別した水稲種子に、水を用いて粉衣した
。
ーブ１２．５％液剤 ２重量部以上を十分
混合したもの５０重量部を、乾粉重量当り等量の比重１
．１３の塩水選別した水稲種子に、水を用いて粉衣した
。
保土谷化学工業株式会社
Claims (1)
- 過酸化カルシウムおよび５−ブチル−２−ジメチルアミ
ノ−６−メチルピリミジン−４−オールを含有する湛水
土中直播用のイネ種子の粉衣剤
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14689084A JPS6128311A (ja) | 1984-07-17 | 1984-07-17 | イネ種子の粉衣剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14689084A JPS6128311A (ja) | 1984-07-17 | 1984-07-17 | イネ種子の粉衣剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6128311A true JPS6128311A (ja) | 1986-02-08 |
| JPH0445123B2 JPH0445123B2 (ja) | 1992-07-23 |
Family
ID=15417887
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14689084A Granted JPS6128311A (ja) | 1984-07-17 | 1984-07-17 | イネ種子の粉衣剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6128311A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6434203A (en) * | 1987-10-28 | 1989-02-03 | Hidekazu Nishioka | Direct sowing culture of flooding channel sowing for paddy-rice plant without soil covering and direct sowing machine |
-
1984
- 1984-07-17 JP JP14689084A patent/JPS6128311A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6434203A (en) * | 1987-10-28 | 1989-02-03 | Hidekazu Nishioka | Direct sowing culture of flooding channel sowing for paddy-rice plant without soil covering and direct sowing machine |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0445123B2 (ja) | 1992-07-23 |
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