JP5874442B2 - エレベータの保守運転装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータの保守運転装置、特に少なくとも2名の据付作業者や保守員が、かご内又は機械室と昇降路底部所謂ピットに分かれて据付・保守作業を行う場合に、安全上最適なエレベータの保守運転装置に関するものである。
エレベータのピットには、エレベータの安全な運行に必要な、安全装置その他各種の機器が設置されている。これらの装置や機器が正常に動作することを確認するために、これらの装置や機器に対して、エレベータの据付作業者による据付完了時の確認作業や、保守員による定期点検作業が行われる。
この確認作業や点検作業は特許文献1のように、通常一人作業で行われる。
ここで、特許文献1にかかる従来技術を図6および図7を用いて説明する。なお、据付作業者および保守員を保守員等として説明する。昇降路1の上部に機械室2が設けられ、この機械室2内に制御装置6が設置される。駆動機4に対してロープ5を介してかご3が接続され、駆動機4は制御装置6によって制御駆動される。なお、8は乗場床であり、9は乗場扉である。
かご3の内部およびかご3上に運転操作盤D1及びD2が設けられ、これらの運転操作盤D1、D2によりかご3の昇降操作が可能な構成となっている。制御装置6に一端が接続された伝送線12が昇降路1内を側壁に沿って昇降底部、いわゆるピット7まで導かれ、ピット7に設けられたプラグ受11にその他端が接続される。
ピット7内の保守員等14は、可搬式の操作器13をこのプラグ受11に装着して、この操作器13によってかご3を運転操作することが可能である。操作器13をプラグ受11に装着した状態で、阻止回路によって運転操作盤D1、D2の操作が阻止される。
操作器13には、図7に示すようにケーブル15が取り付けられ、このケーブル15の端部にプラグ31が固定され、このプラグ31により操作器13はプラグ受11に装着される。操作器13には、非常停止用スイッチ13aと上昇運転用ボタン13b及び下降運転用ボタン13cとが取り付けられる。
このように、特許文献1に係る発明における保守員等14は、一人作業であっても、ピット内にいながら、かご3の運転を行うことが可能である。また、第三者によってかご内やかご上の操作器D1、D2をピット7内に保守員等14がいることに気づかずに操作されたとしても、エレベータは駆動せず、保守員等14の安全は確保される。
この確認作業や点検作業は特許文献1のように、通常一人作業で行われることが一般的であるが、已むを得ず二人以上で作業を行わなければならない場合がある
特許文献1の発明にかかる保守運転装置を使用すれば、ピット内の保守員等が一人でエレベータを駆動することも可能であるが、作業内容によっては、駆動状態の各種機器を確認する必要があるにもかかわらず、保守運転装置の操作で両手が塞がれ、確認作業をし難い場合もあるため、結局二人以上での作業が必要となる。
また、基本的にピット内にこれらの保守員等がいる場合、エレベータの駆動は禁止である。しかし、据付における各種確認業務や保守におけるトラブル対応で、ピット内に保守員等がいる状態でエレベータを駆動させなければならない場合もある。
例えば、据付におけるピット内に保守員等がいる状態で、エレベータを駆動させる場合として、管制運転の確認、カーバランスの確認およびガイドシューの確認などがある。また、保守におけるピット内に保守員等がいる状態で、エレベータを駆動させる場合として、ブレーキ調整およびマシン異音確認などがある。
特開昭62−111883号公報
上述したように、エレベータを駆動しなければ、確認ができない作業の内、二人以上の作業となる場合がある。この場合、かご内あるいはかご上にいる一方の保守員等がピット内の他方の保守員等の指示に従い、エレベータの運転操作を行う。そして、エレベータを駆動させながら、他方の保守員等がピット内で確認等の作業を行う。ピット内の保守員等はエレベータが指示通りに駆動していると認識した上で、安全な場所、体勢を確保する。この場合、保守員等間の意思疎通が安全上重要である。エレベータがピット内の保守員等の指示と異なる動作をした場合、ピット内の保守員等は不意をつかれ、安全を確保することが難しいからである。また、従来技術においては、呼びかけやトランシーバーによる会話で確認作業が行われていた。そのため、現場の環境、操作ミス、指示ミス、かご内保守員等の思い込みおよびトランシーバーの故障等により、指示と逆方向に駆動したり、低速運転を指示していたにも関わらず、高速運転を行うなど、指示者が意図しない動作をエレベータが行い、危険な状況となって事故につながる場合も少なからず存在した。
本発明が解決しようとする課題は、上述したような作業上の危険な状況を回避し、ピット内の保守員等の安全を確保することである。
本願に係る発明は、制御装置によって昇降路内を昇降制御されるかごと、このかご内及び前記かご上に設けられ、前記かごの昇降操作を行う運転操作盤と、前記制御装置に一端が接続され、他端が前記昇降路の底部に導かれる伝送線を備えたエレベータにおいて、前記伝送線の前記他端に着脱自在な可搬式の操作器を備え、前記操作器は前記かご内の運転操作盤および前記かご上の運転操作盤で操作された昇降操作を、押下することにより許可を与えるボタンを有し、前記ボタンはスローアップ確認ボタンとスローダウン確認ボタンと アップ確認ボタンとダウン確認ボタンとであって、前記かご内および前記かご上の前記運転操作盤で操作されるスローアップ、スローダウン、アップおよびダウンの各昇降操作に対して許可与えることを特徴とする。
また、前記操作器を前記伝送線の前記他端に接続するとエレベータシステムが保守運転モードとなっても良い。
また、前記かご内の運転操作盤および前記かご上の運転操作盤で昇降操作された場合、前記操作に対応した前記スローアップ確認ボタンと前記スローダウン確認ボタンと前記アップ確認ボタンと前記ダウン確認ボタンの内のいずれかが、点灯または点滅しても良い。
また、前記操作器はブザーを内蔵し、前記かご内の運転操作盤および前記かご上の運転操作盤で操作された場合、前記ブザーが鳴動しても良い。
また、前記操作器に、エレベータを緊急停止させる非常停止ボタンを有しても良い。
また、前記操作器に、前記かご内の運転操作盤および前記かご上の運転操作盤で昇降操作された操作内容を表示する運転操作内容表示部を有しても良い。
また、前記操作器に、前記かご内の運転操作盤および前記かご上の運転操作盤で昇降操作された操作内容を取り消すキャンセルボタンを有しても良い。
また、前記操作器に、前記かご内のインターホンと通話可能なヘッドセットを接続させても良い。
また、前記エレベータは、機械室が無くとも良い。
この発明によれば、ピット内の保守員等が、かご内の保守員等が操作した運転内容を確認し、許可しなければエレベータが駆動しないため、ピット内の保守員等の安全を確保することができ、安全に作業をすることができる。
本発明に係るエレベータの保守運転装置の実施例1乃至実施例4の構成を示す縦断面図 本発明に係るエレベータの保守運転装置の実施例1に使用する操作器の構成を示す正面図および側面図 本発明に係るエレベータの保守運転装置の実施例2に使用する操作器の構成を示す正面図および側面図 本発明に係るエレベータの保守運転装置の実施例3に使用する操作器の構成を示す正面図および側面図 本発明に係るエレベータの保守運転装置の実施例4に使用する操作器の構成を示す概略図 従来技術に係るエレベータの保守運転装置の実施例の構成を示す縦断面図 従来技術に係るエレベータの保守運転装置の実施例に使用する操作器の構成を示す斜視図
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1は本発明に係るエレベータの保守運転装置の実施例1乃至実施例4の構成を示す縦断面図である。また、図2は本発明に係るエレベータの保守運転装置の実施例1に使用する操作器の構成を示す正面図および側面図である。
なお、図1および図2において、従来技術の説明で行った図6および図7に記載の符号と同一の符号については同一のものを示す。
図1において、16は実施例1に係る操作器を示し、10はかご内の保守員等を示す。
少なくとも二人の保守員等によって、一方の保守員等がかご内、他方の保守員等がピットに分かれて作業を行う場合において、ピット内の保守員等14が操作器16をプラグ受11に接続すると、エレベータシステムは保守運転モードになる。前記保守運転モードとは、以下に説明する操作を行わなければ、エレベータが駆動しない運転モードのことをいう。
ここで、操作器16における17は緊急時にエレベータを非常停止するための非常停止ボタン、18はスローアップ確認ボタン、19はスローダウン確認ボタン、20はアップ確認ボタン、21はダウン確認ボタンである。スローアップとは安全のためなどにより、通常運転における速度より、ゆっくりとエレベータを上昇させる運転であり、スローダウンとは安全のためなどにより、通常運転における速度より、ゆっくりとエレベータを下降させる運転である。また、アップおよびダウンは通常速度による上昇または下降運転である。
かご内の保守員等10が、保守員等14のトランシーバー等を使用した指示に基づき、かご内の運転操作盤D1に対して運転入力する。
上記運転入力がなされると、ピット内にある操作器16の該当するボタンが点灯し、かつ、操作器16に内蔵されたブザーが鳴動する。
上述したとおり、操作器16に内蔵されたブザーが鳴動し、操作器16上にある、スローアップ確認ボタン18、スローダウン確認ボタン19、アップ確認ボタン20およびダウン確認ボタン21のいずれかが点灯したのを、保守員等14が確認し、意図していたエレベータの運転動作であれば、点灯しているボタンを押す。また、意図していない運転動作であれば、保守員等10に対し、意図する運転を再入力するように指示する。万が一、意図していない運転操作にも関わらず、スローアップ確認ボタン18等を押してしまった場合は、非常停止ボタン17を押し、エレベータを非常停止させる。
実施例1によれば、ピット内の保守員等14が、かご内の保守員等10が操作した運転内容を確認し、許可しなければエレベータが駆動しないため、ピット内の保守員等の安全を確保することができ、安全に作業をすることができる。
図1は本発明に係るエレベータの保守運転装置の実施例1乃至実施例4の構成を示す縦断面図である。また、図3は本発明に係るエレベータの保守運転装置の実施例2に使用する操作器の構成を示す正面図および側面図である。
なお、図3において、実施例1の説明で行った図2に記載の符号と同一の符号については同一のものを示す。以下実施例1と相違する点について説明する。
図1において、23は実施例2に係る操作器を示す。
実施例1と同様に、ピット内の保守員等14が操作器23をプラグ受11に接続すると、エレベータシステムは保守運転モードになる。
ここで、操作器23における22は運転操作内容表示部である。その他のボタン等は実施例1に係る操作器16と同一である。
かご内の保守員等10が、保守員等14のトランシーバー等を使用した指示に基づき、かご内の運転操作盤D1に対して運転入力する。
上記運転入力がなされると、ピット内にある操作器23の該当するボタンが点灯し、かつ、操作器23に内蔵されたブザーが鳴動すると共に、運転操作内容表示部22に保守員等10が、かご内の運転操作盤D1に対して運転入力した内容が表示される。
上述したとおり、操作器23に内蔵されたブザーが鳴動し、操作器23上にある運転操作内容表示部22の表示内容および、スローアップ確認ボタン18、スローダウン確認ボタン19、アップ確認ボタン20およびダウン確認ボタン21のいずれかが点灯したのを、保守員等14が確認し、意図していたエレベータの運転動作であれば、点灯しているボタンを押す。また、意図していない運転動作であれば、保守員等10に対し、意図する運転を再入力するように指示する。万が一、意図していない運転操作にも関わらず、スローアップ確認ボタン18等を押してしまった場合は、非常停止ボタン17を押し、エレベータを非常停止させる。
実施例2によれば、ピット内の保守員等14が、かご内の保守員等10が操作した運転内容を確認するに際し、運転操作内容表示部22に表示された文字や図形等により運転操作内容が確認できるため、運転操作内容を誤認する可能性が低くなり、よりいっそうピット内の保守員等の安全を確保することができ、安全に作業をすることができる。
図1は本発明に係るエレベータの保守運転装置の実施例1乃至実施例4の構成を示す縦断面図である。また、図4は本発明に係るエレベータの保守運転装置の実施例3に使用する操作器の構成を示す正面図および側面図である。
なお、図4において、実施例1および実施例2の説明で行った図2および図3に記載の符号と同一の符号については同一のものを示す。以下実施例2と相違する点について説明する。
図1において、24は実施例3に係る操作器を示す。
実施例2と同様に、ピット内の保守員等14が操作器24をプラグ受11に接続すると、エレベータシステムは保守運転モードになる。
ここで、操作器24における25はかご内の保守員等10の運転入力を取り消すキャンセルボタンである。その他のボタン等は実施例2に係る操作器23と同一である。
かご内の保守員等10が、保守員等14のトランシーバー等を使用した指示に基づき、かご内の運転操作盤D1に対して運転入力する。
上記運転入力がなされると、ピット内にある操作器24の該当するボタンが点灯し、かつ、操作器24に内蔵されたブザーが鳴動すると共に、運転操作内容表示部22に保守員等10が、かご内の運転操作盤D1に対して運転入力した内容が表示される。
上記点灯したボタンおよび運転操作内容表示部22に表示された内容が、保守員等14の意図した操作内容と異なる場合は、キャンセルボタン25を押し、一旦、保守員等10の運転入力を取り消した上で、保守員等10に対し、意図する運転を再入力するように指示する。
保守員等10は、キャンセルボタン25によって、運転入力をキャンセルされた後は、再度運転入力を最初から行わなければならない。
なお、保守員等14は意図していたエレベータの運転動作であれば、点灯しているボタンを押し、エレベータを駆動させる。
実施例3によれば、ピット内の保守員等14が、かご内の保守員等10が操作した運転入力を取り消せるため、ピット内の保守員等14が誤って、許可を与える可能性が低くなり、よりいっそうピット内の保守員等の安全を確保することができ、安全に作業をすることができる。
図1は本発明に係るエレベータの保守運転装置の実施例1乃至実施例4の構成を示す縦断面図である。また、図5は本発明に係るエレベータの保守運転装置の実施例4に使用する操作器の構成を示す概略図である。
なお、図5において、実施例1乃至実施例3の説明で行った図2、図3および図4に記載の符号と同一の符号については同一のものを示す。以下実施例3と相違する点について説明する。
図1において、30は実施例4に係る操作器を示す。
実施例3と同様に、ピット内の保守員等14が操作器30をプラグ受11に接続すると、エレベータシステムは保守運転モードになる。
図5における26はかご内のインターホンと通話が可能なヘッドセットである。ヘッドセット26はスピーカー27、マイク28およびプラグ29等で構成される。また、図示しないが、操作器30には、ヘッドセット26のプラグ29を接続するジャックが設けられている。その他のボタン等は実施例3に係る操作器24と同一である。
かご内の保守員等10が、保守員等14のヘッドセットを使用した指示に基づき、かご内の運転操作盤D1に対して運転入力する。
上記運転入力がなされると、ピット内にある操作器30の該当するボタンが点灯し、かつ、操作器30に内蔵されたブザーが鳴動すると共に、運転操作内容表示部22に保守員等10が、かご内の運転操作盤D1に対して運転入力した内容が表示される。
上記点灯したボタンおよび運転操作内容表示部22に表示された内容が、保守員等14の意図した操作内容と異なる場合は、キャンセルボタン25を押し、一旦、保守員等10の運転入力をキャンセルした上で、保守員等10に対し、意図する運転を再入力するように指示する。
なお、意図していたエレベータの運転動作であれば、点灯しているボタンを押し、エレベータを駆動させる。
実施例4によれば、ピット内の保守員等14が、かご内の保守員等10と容易に意思疎通が可能であり、また、トランシーバー等を持つ必要がなく、両手を自由に使うことができるため、よりいっそうピット内の保守員等の安全を確保することができ、安全に作業をすることができる。
実施例1乃至実施例4は、かご3内の保守員等10が運転入力を行い、ピット内の保守員等14が当該運転入力に対し許可を与える構成であるが、逆に、ピット内の保守員等14が、前記操作器上の意図する運転のためのボタンを押し続けるなどによって許可を与える間のみ、かご3内の保守員等10が運転入力を行うことが可能になるとしても、同様の効果を得ることができる。
実施例1乃至実施例4において、各操作器上にあるスローアップ確認ボタン18、スローダウン確認ボタン19、アップ確認ボタン20およびダウン確認ボタン21が点灯する場合について説明したが、点滅でも同様の効果を得ることができる。
実施例1乃至実施例4において、機械室有りのエレベータについて説明したが、昇降路内に各種機器が多い機械室無しのエレベータにおいては、よりいっそうの効果が得ることができる。
実施例1乃至実施例4において、かご3内の保守員等10が運転操作盤D1について操作する場合を説明したが、かご上の保守員等(図示せず)が運転操作盤D2を操作する場合においても同様の効果が得ることができる。
実施例1乃至実施例4において、各操作器に携帯用ストラップやカラビナなどの係止具を設け、首やベルトに係止することも可能である。このように係止すれば、両手が自由に使え、よりいっそう安全に作業を行うことが可能である。
実施例3又は実施例4において、キャンセルボタンにより保守員等10の運転入力が取り消された場合、保守員等10に運転入力が取り消されたことを案内するために、かご3内のランプ又はボタンを点灯・点滅させ、若しくはかご3内のインジケータにその旨を表示し、若しくはその旨を音声で案内し、あるいはそれらの組み合わせを行っても良い。
実施例3又は実施例4においてキャンセルボタンを設けず、前記操作器上の点灯等したボタン以外の非常停止ボタン、スローアップ確認ボタン、スローダウン確認ボタン、アップ確認ボタンまたはダウン確認ボタンのいずれかを押すことで、保守員10の運転入力を取り消すこととしても、同様の効果を得ることができる。
1 昇降路
2 機械室
3 かご
4 駆動機
5 ロープ
6 制御装置
7 ピット
8 乗場床
9 乗場扉
11 プラグ受
12 伝送線
13、16、23、
24、30 操作器
10、14 保守員等
15 ケーブル
17 非常停止ボタン
18 スローアップ確認ボタン
19 スローダウン確認ボタン
20 アップ確認ボタン
21 ダウン確認ボタン
22 運転操作内容表示部
25 キャンセルボタン
26 ヘッドセット
27 スピーカー
28 マイク
29、31 プラグ
D1、D2 運転操作盤

Claims (9)

  1. 制御装置によって昇降路内を昇降制御されるかごと、
    このかご内及び前記かご上に設けられ、前記かごの昇降操作を行う運転操作盤と、
    前記制御装置に一端が接続され、他端が前記昇降路の底部に導かれる伝送線を備えたエレベータにおいて、
    前記伝送線の前記他端に着脱自在な可搬式の操作器を備え、
    前記操作器は前記かご内の運転操作盤および前記かご上の運転操作盤で操作された昇降操作を、押下することにより許可を与えるボタンを有し、
    前記ボタンはスローアップ確認ボタンとスローダウン確認ボタンと アップ確認ボタンとダウン確認ボタンとであって、前記かご内および前記かご上の前記運転操作盤で操作されるスローアップ、スローダウン、アップおよびダウンの各昇降操作に対して許可与えること
    を特徴とするエレベータの保守運転装置。
  2. 前記操作器を前記伝送線の前記他端に接続するとエレベータシステムが保守運転モードとなることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの保守運転装置。
  3. 前記かご内の運転操作盤および前記かご上の運転操作盤で昇降操作された場合、前記操作に対応した前記スローアップ確認ボタンと前記スローダウン確認ボタンと前記アップ確認ボタンと前記ダウン確認ボタンの内のいずれかが、点灯または点滅することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの保守運転装置。
  4. 前記操作器はブザーを内蔵し、前記かご内の運転操作盤および前記かご上の運転操作盤で操作された場合、前記ブザーが鳴動することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載のエレベータの保守運転装置。
  5. 前記操作器に、エレベータを緊急停止させる非常停止ボタンを有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載のエレベータの保守運転装置。
  6. 前記操作器に、前記かご内の運転操作盤および前記かご上の運転操作盤で昇降操作された操作内容を表示する運転操作内容表示部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載のエレベータの保守運転装置
  7. 前記操作器に、前記かご内の運転操作盤および前記かご上の運転操作盤で昇降操作された操作内容を取り消すキャンセルボタンを有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載のエレベータの保守運転装置。
  8. 前記操作器に、前記かご内のインターホンと通話可能なヘッドセットを接続されたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載のエレベータの保守運転装置。
  9. 前記エレベータは、機械室が無いことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記載のエレベータの保守運転装置。
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