JP5870115B2 - スキントリートメント方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スキントリートメント分野、特に、毛孔深部のクレンジングおよび毛孔内深部への有益剤の送達に関する。本発明は、さらに前記スキントリートメントを提供するための気水ジェット装置に関する。
当技術分野で考慮される毛孔深部のスキンクレンジングおよび装置は市場で入手可能である。
研磨剤を含むスキンクリーム(スクラブクリームとも呼ばれる。)は、主として皮膚剥離の目的で広く市場で入手可能である。しかしながら、このようなクリームは、毛孔深部のスキンクレンジングよりもむしろ、死亡皮膚細胞の除去に主として効果的である。
クラリソニック社のMia(商標)ソニックスキンクレンジングシステムなどの超音波肌洗浄装置も、一般に入手可能である。超音波装置は超音波によって汚れを放出すると言われている。超音波ベースの装置は、主としてより深い組織、および特にコラーゲン中に局部加熱を発生させることにより作動する。これは高速機械振動も発生させ、血流および血行改善を促進するマイクロマッサージのように組織上で作用する。キャビテーション(空洞化)は、もう一つの有益性であり、振動による酸素の無数の微視的な酸素液滴が処理する。しかしながら、超音波は皮膚に接して有意に湿らせるが、浄化効率は十分ではない。
同様に、Gezanne社のGEZATONE(登録商標)真空スキンクレンジング装置などの、毛孔を洗浄するための真空を利用した装置が入手可能である。真空装置は、毛孔から物理的に汚れを吸い込むように意図されている。しかしながら、単純な吸込ベースの装置は、毛孔深部の汚れを除去するのに効率的ではない。さらに、入り込んだ汚れの粒子を除去するために必要な負圧は通常大きい。
他のウォータージェット装置および気水ジェット装置が当技術分野において開示されているが、本問題の解決に有益となるには多くの液体を使用しすぎるか(JP10305078AおよびJP2004275701Aなど)、または毛孔深部のクレンジングおよびトリートメントに適切であるほど十分な効果をもたらさない噴霧化システムを使用するか(EP1116521A2など)のどちらかであることが、これらからわかる。
操作が簡単な毛孔深部のクレンジング用装置はまだ生まれていない。
従って、本発明の目的は、毛孔深部のスキンクレンジング用の装置および方法を提供することである。
さらなる目的は、有益剤を皮膚に送達するための装置および方法を提供することである。
なおさらなる目的は、使用水量を減らしたスキンクレンジングの方法を提供することである。
本発明者らの同時継属出願であるWO2009/103595に、洗浄装置が開示されており、新規の種類の気水ジェット、および織物製品などの基体の洗浄へのこの使用方法が含まれている。
驚くべきことに、空気および水がノズル外部で混合される気水ジェットを含む肌洗浄装置が、毛孔のクレンジング不足を含むスキンクレンジングの改善を低量の水で提供することが見いだされている。
特開2010−305078号公報 特開2004−275701号公報 欧州特許出願公開第1116521号明細書 国際公開第2009/103595号
従って、本発明は、第1のノズルが供給液体源と流体連通しており、第2のノズルが圧縮空気源に連結されていて、両方のノズルは中心軸に対して配置されており、第1のノズルは中心軸に対して1から60°の間の角度であり、第2のノズルは中心軸に対して1から45°の間の角度にあり、空気ノズルは水路を同軸で取り巻かず、第2のノズルの口部は、第1のノズルの口部より、中心軸の方向に沿った流れの方向に、より前方に配置されており、第1のノズルの口部と第2のノズルの口部との間のオフセット距離は前記方向で0.5から5mmであることを特徴とする、2つのノズルを含む気水ジェット装置を含む洗浄装置でケラチン基体を処置するための方法を提供する。
本発明の文脈において、皮膚は、任意のケラチン基体(表層とも呼ばれる。)を意味し、皮膚、毛髪および爪を含むが、これらに限定されない。
後に続く詳細な説明および添付の請求の範囲を読めば、これらのおよび他の態様、特徴、ならびに利点が当業者に明らかとなろう。誤解を避けるために言えば、本発明の一態様の任意の特徴を、本発明の他の任意の態様に利用してもよい。用語「comprising(含む)」は、「including(含む)」を意味するように意図されるが、必ずしも「consisting of(からなる)」または「composed of(から構成される)」を意味するように意図するものではない。言い換えると、記載されたステップまたはオプションは網羅的である必要がない。下記の説明に示す実施例は、本発明を明確にするように意図されており、本発明をこれらの実施例自体に限定するように意図するものではないことに注意されたい。同様に、特に示されていない限り、パーセンテージはすべて重量/重量パーセンテージである。操作例および比較例以外において、またははっきりと明示的に示されていなければ、物質量または反応条件、物質の物性および/または使用を示す本明細書における値はすべて、用語「about(約)」によって修飾されるものと理解されるべきである。「xからyまで」のフォーマットに表示された数値範囲は、xおよびyを含むものと理解されたい。特定の特徴に関して複数の好ましい範囲が「xからyまで」のフォーマットに記載されているとき、異なるエンドポイントを組み合わせる全範囲も考慮するものと理解されたい。
本発明は、気水ジェット装置によって発生する気水ジェット流を用いて、毛孔深部のスキンクレンジング、および皮膚毛孔への有益剤の送達を提供する。
気水ジェット装置
気水ジェット装置は、第1のノズルが供給液体源と流体連通しており、第2のノズルが圧縮空気源に連結されている2つのノズルを含む。気水ジェット装置はスキンアプリケータに組み入れられている。
本発明による気水ジェットは、参照により本明細書に組み入れられるWO2009/103595(Unilever)にも開示されている。
液体源は任意の給水源であってもよく、水道本管から直接か、ポンプを介するか、水を保持する加圧容器を介するか、または他の手段によって、またはなお重力(つまり気水ジェットを使用する高さの上方に水タンクを設置すること)によって、気水ジェット装置に供給してもよい。
供給液は任意の液体であってもよい。通常のスキンクレンジングについては、典型的に水性組成物が好ましい。液体用ノズルを本明細書下記において水ノズルと呼ぶが、水ノズルは水、または場合により有益剤を含む水性液および他のスキントリートメント組成物を含む任意の他の液体が通ってもよいということを理解されたい。
同様に、空気源は任意の空気源であってもよく、スキンアプリケータ洗浄装置分離型または組込み型圧縮機、またはしばしば病院および歯科医院で利用可能であるような圧縮空気管を介して供給されてもよい。
第1のノズル(水ノズル)、および第2のノズル(空気ノズル)はどちらも仮想の中心軸(NOR)に対して配置されている。第1のノズルは、中心軸に対して1から60°の間、好ましくは10°から30°の間の角度(α)で配置されており、第2のノズルは、中心軸に対して1から45°の間、好ましくは15°から30°の間の角度(φ)である。
第2のノズルの口部は、第1のノズルの口部より、中心軸の方向に沿った流れの方向に、より前方に配置されており、第1のノズルの口部と第2のノズルの口部との間のオフセット(OS)距離は、前記方向で0.5から5mmの間、好ましくは1から3mmである。
第1のノズルが0.05から10mmの間、好ましくはなお少なくとも0.2mm、および7mm以下、より好ましくは5mm以下、またはなお3mm未満の開口部を有する場合に、最良の結果が得られる。同様に、第2のノズルの開口部は、0.2から3mmの間であることが好ましい。
円形開口部を備えたノズルについては、第1のノズルの直径が、好ましくは0.25から3.5mmの間、好ましくは少なくとも0.5mmであるが、好ましくは3mm以下、より好ましくは2.5mm以下、またはなお3mm未満であり、第2のノズルの直径が、好ましくは0.5から2mmの間である。
本発明の範囲は、単一の空気ノズルに向けられている2つ以上の水ノズルを含む構造をさらに含む。これにより装置の複雑さが増し、一般に好ましくないが、これにより異なる成分または不適合成分を混合または反応させる作用点についてのさらなる有益性が提供される。
ノズルの片方または両方について、円形、正方形、長方形、および楕円形の開口部を含むが、これらに限定されないさらに異なるノズル形状が考慮される。より広い表層用に、スリットタイプ(楕円形か長方形の)空気ノズルおよび同様の大きさの水ノズル、または、複数の水ノズルが好ましく、より好ましくは楕円形または長方形のスリットの横方向の最長距離と横方向の最短距離との間の比は、2:1から20:1の間、なおさらに好ましくは2:1から10:1の間である。延出部の間(つまり窪みに)に配置されている1つ以上の水ノズルを備えた十字または星形の空気ノズルも、この文脈を考慮している。
理論に束縛されるものではないが、本発明は、仮想軸に対するノズルの位置決めおよび空気ノズル(第2のノズル)に対する水ノズル(第1のノズル)のオフセットからこの性能を引き出すと考えられている。この位置決めのために、水ノズルから来る供給液は空気ノズルの周囲に被膜を形成し、このため、これは低い液体対空気比で(つまり、より少ない液体を使用して)微細な噴霧を生ずる。空気ノズルからの空気流は、ノズルがどの方向に向いているかに関係なく、液体が空気ノズル先端に沿って空気ノズルの方向に確実に押し出されるようにする局所的な圧力不足を生じると考えられている。さらに、空気ノズルの開口部と水ノズルの開口部が分離しているために液体流は空気圧の影響を受けないが、このことは内部混合ノズル設計に関する共通の問題である。
装置の操作中に、ノズルは基体の表層に接近しているのがさらに好ましく、空気ノズルの距離は表層から1cm未満、より好ましくは5mm未満、なおさらに好ましくは3mm未満、なおさらに好ましくは2mm未満、なおさらにより好ましくは1mm未満、またはなお0.5mm未満表層から離れているのが好ましい。
そのため、液体:空気比は10:90から1:9999の間、より好ましくは5:95未満、なおさらに好ましくは4:96未満、なおさらに好ましくは3:97未満、2:98未満またはなお1:99未満であるが、一方、この比は、好ましくは3:9997より高く、より好ましくは5:9995より高いことが好ましい。
水ノズルの開口部と空気ノズルの側面との間に短距離しかないことがさらに好ましく、この距離は好ましくは2mm未満、より好ましくは1mm未満、またはなお0.5mm未満である。水ノズルの開口部が空気ノズルに接触しているのが最も好ましい。
空気ノズルが水路を同軸で取り巻いていないことが好ましい。水ノズルが空気ノズルを同軸で取り巻いていないことも好ましい。
空気源の空気圧は、1から5バールの範囲であるのが好ましい。空気は、ノズルの出口(ノズル開口部)で好ましくは80m/秒を超える速度、好ましくは120m/秒を超える速度、より好ましくは180m/秒を超える速度、および最も好ましくは250m/秒を超える速度を有する。本発明は非常に高い気流速度まで作動することになるが、構造上の理由および使用者に好都合であるため、気流速度は音速(つまり334m/秒未満)未満であることが好ましい。
ノズルの直径に応じて、空気流量は、好ましくは3から50l/分、より好ましくは5l/分より多く、またはなお10l/分より多い。空気流量は好ましくは40l/分未満、好ましくは30l/分未満、またはなお25l/分未満である。
液体流量は、典型的に2から100ml/分であり、好ましくは5ml/分より多く、またはなお10ml/分より多いが、一方、液体流量は好ましくは80ml/分未満、より好ましくは50ml/分未満、またはなお40ml/分未満である。
構造
空気および/または液体源は装置に組み入れられるか、または個別のユニットに嵌め込まれてもよい。後者の場合、圧縮機を含む個別のユニット、圧縮空気カートリッジもしくはシリンダ、または別の空気源および/もしくは場合により水道本管に連結されている液体タンクを備えている。このユニットは空気導管および/または水導管としての管類により手持ち式装置に連結されている。
アプリケータヘッド
装置はアプリケータヘッドおよびハンドルを含むのが好ましい。アプリケータヘッドは、典型的に気水ジェット装置を含む。2つ以上の気水ジェット装置の使用も考慮される。
本発明の装置はさらに、剛毛、スクラブ要素および/またはマッサージ要素などの、他の洗浄特徴を組み入れてもよい。これらの要素は、ブラシヘッドに配置されるのが好ましい。
毛髪への利用については、頭皮毛孔クレンジング、および頭皮への有益剤の付着の他に、低水位での洗髪も含んでおり、複数のノズルを含むくしの形をした装置の構造も、本発明の文脈に考慮される。代わりに、気水ジェットおよびくし要素を含むアプリケータヘッドも考慮される。
アプリケータヘッドはさらに電気で操作されてもよい。この点に関し、アプリケータヘッドは装置のハンドルに組み入れられた電動機によって駆動されてもよい。電動機はヘッドをハンドルの方向に前後に直線的に運動してもよく、前記方向に対して90°の角度で横方向に往復するか、ハンドルの方向に対して横の軸の周囲を円運動することにおいては、ハンドルの方向に軸の周囲を1から180°、好ましくは1から90°またはなお1から45°の角度で往復するか、またはハンドルの方向に対して横の軸の周囲に1から180°、好ましくは1から90°またはなお1から45°の角度で往復するか、またはこれらの組合せでもよい。上記構造のすべてにおいて、気水ジェットおよびオプションの剛毛および/またはマッサージ用要素は、装置のハンドルに対して横の方向に向いていることが好ましい。
装置は、さらに空気源として空気圧縮機を含んでもよい。圧縮機は装置のハンドルに組み入れられていてもよく、または、管により気水ジェットに連結されている個別の装置として備えられていてもよい。圧縮機は、好ましくは少なくとも1バールから5バール以下、好ましくは4バール未満の圧力を供給する。従って、典型的に0.05から1HPの範囲の非常に低い出力の圧縮機を使用して、上記仕様を達成することができる。管類および装置における圧力低下のために、空気ノズルの圧力は、1から4バールまで、好ましくは2から3バールまでの範囲であることが好ましい。圧力を設定する手段を備えた装置もまた考慮されており、この場合、使用者は、皮膚表層洗浄、または毛孔深部洗浄のどちらかを選択することができる。
液体源は水道本管(つまり、直接給水せんに連結されている。)または個別のタンクの形であってもよい。洗浄装置と共に使用するための液体源の圧力は比較的低く、好ましくは少なくとも0.05バール、より好ましくは少なくとも0.1バールであってもよいが、好ましくは3バール以下、より好ましくは2.5バール未満、なおより好ましくは2バール未満であってもよい。
個別のタンクを液体源として使用するとき、前記タンクに水のみ、洗浄組成物、有益剤を含む組成物を充填してもよい。
液体タンクは、圧力をかけるためなど、洗浄装置を使用する高さより上方に設置されてもよく、または、別々に加圧してもよい。別々に加圧する場合、圧縮空気源からの圧縮空気でタンクを加圧するのが特に好ましい。
トリートメント組成物
種類の異なるトリートメント組成物が本発明の範囲内に想定される。気水ジェットを介して塗布される組成物の濃度が規制条件によって規定されてもよいが、操作の効果のためには、濃度がこのような濃度を上回る濃度であってもよい。
毛孔深部のクレンジング
毛孔深部のクレンジング組成物は、典型的に皮膚および/または頭皮毛孔のクレンジングに使用される。
毛孔深部のクレンジング組成物は、界面活性剤、石鹸、溶剤、クレーのような吸着粒子、およびポリマーから構成されていてもよい。
皮膚表層クレンジング
本発明の装置および方法によって、使用者は低量の水で自分の皮膚を洗うことができる。
皮膚洗浄組成物は、典型的に液体連続相および1種類以上の有益剤を含む。最も典型的には、液体連続相は通常主要成分として水を含み、供給液の50重量%より多く、またはさらに90重量%より多くを占める。
本発明で使用する皮膚洗浄組成物は、典型的に水性であるが、溶剤系であってもよい。
組成物は、さらに界面活性剤を含んでもいてもよい。洗顔組成物に典型的に使用される界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、セチルベタイン、脂肪酸(ミリスチン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸などのような)アルカリ金属(カリウムなどの)石鹸、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、二ナトリウム、ラウレススルホサクシネート、エチルヘキシルステアラート、ステアリン酸グリセリル、パルミチン酸セチル、デシルオレアート、SLES(例えばSLES−3EO)である。
組成物はさらに天然抽出物、溶剤、湿潤剤、セルロース誘導体、構造化ポリマー、防腐剤などを含んでいてもよい。
消費者によって好ましいと評価される天然抽出物は、アザディラクタ属インディカ、アヤメグサ、カンゾウ、Emblica officinalis(インドスグリ)、および緑茶抽出液を含む。
本発明に使用するのに適切である好ましい皮膚有益剤は、抗アクネ活性物質(例えばサリチル酸)および抗老化活性物質(例えばビタミンC、ビタミンE、ビタミンA、アルファヒドロキシ酸、グリコール酸、N−6フルフリルアデニン)および皮膚美白剤(例えば、エチルレソルシノール、ナイアシンアミド)を含む。
好ましいスキンクレンジング組成物は、完全にまたは部分的に溶剤系である。このような組成物に使用される典型的な溶剤は、アルコール、シリコーンオイル、炭化水素オイルならびに脂肪酸および/または脂肪酸のトリグリセリドから構成されるオイルを含み、天然由来のオイル(例えばオリーブオイル)を含む。
洗髪(シャンプー)およびトリートメント
洗髪およびトリートメントは両方とも毛髪のクレンジング、特に低水量での洗髪、および抗フケ剤などの有益剤を頭皮に付着させることを意味する。
洗髪用組成物は、石鹸、界面活性剤、ポリマーおよびZPT(ジンクピリチオン)、硫化セレン、オクトピロックス、ケトコナゾール、クリンバゾールおよびサリチル酸のような活性物質を含んでいてもよい。
本発明の文脈において頭皮トリートメントと考慮される他のトリートメント剤は、局所投与用ミノキシジル、フィナステリド、脱毛と関連のあるプロテアーゼ阻害剤(発毛剤など)、クリンバゾールおよびグルコン酸亜鉛である。
一実施形態では、毛髪および頭皮トリートメント組成物は、抗フケ剤を含んでいてもよい。フケ(粃糠疹シンプレックスcapillitii)は、皮膚微生物(特にMalassezia(マラセチア属)酵母)によって一般に引き起こされる。典型的な抗フケ剤は、サリチル酸、硫黄系組成物、ケラチン制御因子(例えばジンクピリチオン(ZPT))、タール系組成物、ステロイド(例えばコルチコイド)、硫化セレンイミダゾール抗真菌剤(例えばケトコナゾール)、ヒドロキシピリドンおよび自然療法剤である。
操作
装置を使用している間、気水ジェットは連続的にまたは不連続的に使用されてもよい。考慮される1つの操作方法は、操作の一部の間に気水ジェットを使用することである。また別の実施形態では、気水ジェットは、洗浄のための洗浄工程の最初の部分で使用し、液体流のみまたは液体流および少量の空気流を用いて動作させ皮膚または頭皮に有益剤を付着させる。
好ましい有益剤は、ZPT、硫化セレン、オクトピロックス、ケトコナゾール、クリンバゾールおよびサリチル酸、局所投与用ミノキシジル;フィナステリドおよび脱毛と関連のあるプロテアーゼ阻害剤(例えば発毛剤);クリンバゾールおよびグルコン酸亜鉛。
別の実施形態において、気水ジェットはパルスモードで操作される。つまり、気流は、オン・オフ方式で経時的に制御される。さらに別の実施形態において、手持ち式装置に、押しボタンが取り付けられており、皮膚(本明細書上記に定義される毛髪、頭皮および他のケラチン表層も含む。)のクレンジングおよびトリートメントの間、気水ジェットのスイッチをオンまたはオフに切り換える。
任意の不連続操作において、適切な電磁弁を用いて空気管および/または液体管を開閉することが好ましい。
弁機構を使用して、装置の操作中に液体管および/または空気管を開くが、一方、装置を使用していないときには液体管および/または空気管を閉じてもよい。
気水ジェット装置を使用して、水だけで、または市販のスキンクレンジング組成物と共に操作して皮膚を洗浄してもよい。
本発明の気水ジェット装置でクレンジングする前に従来のスキンクレンジング組成物を皮膚に塗ると、さらに良好な結果が得られる。
従って、本発明は、第1のノズルが供給液源と流体連通しており、第2のノズルが圧縮空気源に連結される2つのノズルを含む気水ジェット装置を含む洗浄装置でケラチン基体を処置する方法を提供する。
必ずしも両方のノズルが中心軸に対して配置されている必要はないが、第1のノズルが中心軸に対して1から60°の間の角度で、第2のノズルが中心軸に対して1から45°の間の角度であるのが理想的である。好ましくは、空気ノズルが水路を同軸で取り巻かず、第2のノズルの口部が、第1ノズルの口部より、中心軸の方向に沿った流れの方向に、より前方に配置されており、第1のノズルの口部と第2のノズルの口部との間のオフセット距離は、前記方向で0.5と5mmの間である。
液体通路にクレンジング組成物または有益剤を充填してもよい。本発明の方法は、第1のノズル(液体源に連結されている。)を介して、皮膚の毛孔の中の深部、および毛髪または頭皮上に洗浄組成物または有益剤を付着させることを可能にする。理論に束縛されるものではないが、毛孔深部の洗浄によって、皮膚が再び脂ぎってきたと感じる時間を遅らせると考えられている。表層クレンジングは、典型的に皮膚の外側の脂肪性の脂ぎった物質を除去するのみである。洗った後、皮膚は、次いで皮膚毛孔からの脂肪性物質によって表層が再び脂ぎっていると感じさせられるまで清潔に感じる。脂肪物質が毛孔内の深部からも除去される場合、このことは皮膚が再び脂ぎっているように感じる時間を遅らせると考えられている。
同様に、場合により、本方法を使用して抗アクネ活性物質、抗老化活性物質、皮膚美白剤またはこれらの組合せから選択される有益剤を皮膚上に付着させてもよい。
同様に、場合により、本方法を使用して毛髪または頭皮上にミノキシジル、フィナステリドおよびプロテアーゼ阻害剤、またはこれらの組合せから選択される有益剤を付着させてもよい。
同様に、場合により、本方法を使用して毛髪または頭皮上にサリチル酸、硫黄系組成物、ケラチン制御因子、タール系組成物、ステロイド、硫化セレンイミダゾール抗真菌剤、ヒドロキシピリドンおよび自然療法剤、またはこれらの組合せから選択される抗フケ剤を付着させてもよい。
ここでは、以下の非限定的実施例を用いて本発明を証明する。
実施例1
毛孔深部のクレンジングのためのインビトロ試験
1.皮膚毛細血管モデル(調整可能な毛細血管)の作製
直径100μmの銅線を、取付具を用いて垂直に吊した。ワイヤの垂れ下がった端をトラフの中に配置した。トラフのもう1方の端には移動可能なピストンを取り付けた。溶けたパラフィンワックスをトラフの中に注ぎ、続いて凝固させておいた。銅線をワックススラブから引き抜き、これによってワックススラブの中に毛細血管の形成を生じた。トラフピストンを押し出してワックススラブを取り出した。ライカミクロトームを使用して、高さ3mmまでスラブをさらに切り詰めた。
液体が毛細血管中を上昇するように皮脂モデルの液体プールの中にスラブを配置した。使用した皮脂モデルはオリーブオイルであった。色素指示薬としてナイルレッド16μmを用いて皮脂モデルをタグ付けした。スラブをプールから取り出し、溶けたワックスの薄膜中に軽く浸し、スラブの片方の端を密閉した。このように、液体の皮脂で満たされたマイクロウェルを作製し、皮膚毛細血管モデルとして使用した。
2.気水ジェット装置(本発明による)を用いた洗浄
水中1%のSLES−3EO(1モルにつき3モルのエチレンオキシドでエトキシル化したラウリルエーテル硫酸ナトリウム)をゲージ空気圧3barおよび液体流量25mL/分で10秒間、空気ジェット装置を介して噴霧した。ノズル直径は0.5mmである。
3.マニュアル洗浄(比較例)
1%SLES 3EOを、流量25ml/分で10秒間圧縮機なしで塗った。右回りに5回、左回りに5回こすることにより洗浄を実施した。
4.クレンジングの評価
TCS SP2 スキャナーヘッドが取り付けられたライカ社製(モデルDMR)レーザー走査式共焦点顕微鏡を使用して皮脂モデル除却を評価した。アルゴンイオンレーザーを使用して発生させた励起波長は514nmであった。530nmから625nmの間になるように放射波長領域を設定した。180μmになるようにエアリーディスクを設定した。10ミクロンごとに光学的切断によってイメージングを行った。
下記の表1により、手作業のトリートメント(比較として)および気水ジェット塗布(本発明による実施例)の強度対深さ特性が証明される。強度が大きいほど清潔でないことを意味する。完全に清潔になった表層については、強度値はゼロである。
Figure 0005870115
実施例2
ファンデーション除却を評価するためのトランスポアテープ上への空気ジェット
スライドガラス(Blue Starマイクロスライド、Polar Industrial Corporation)を利用し、Dl水ですすぎ、ティッシュペーパーを使用して水分を拭いた。幅1インチ(=2.54cm)のトランスポア(3M社製)テープをスライドガラスに貼り付け、この上の3cmの部位に汚染用の印を付けた。汚染は、化粧用ファンデーション(Revlon New Complexion−02 Creamy Peach Beige)を使用して行った。このファンデーション5μLを水平に塗布し、パラフィルムを使用して伸ばし、続いて5μLを垂直に塗布して均一な被覆を達成した。このスライドを1時間乾かしておいた。
気水ジェットを用いた洗浄を、空気圧3バール、および液体流量25ml/分で行った。ノズル直径は0.5mmである。
使用した洗浄液は、Dl水中1g/LのSLES−3EO溶液であった。種々の時間(15秒、30秒、1分、2分、5分、10分)の間洗浄を行った。上記の所与の時間の間、手作業での洗浄を指でこすることにより行った。使用した溶液は、Dl水中11.4g/LのSLES−3EO溶液であった。また、表2に示すように、界面活性剤濃度はそれぞれの空気ジェット実験と一致していた。実験をもう2回繰り返して各セットに関し3データポイントを得た。
各50mlのDl水を注いでスライドをすすぎ、次いで熱風炉(PSM/HAO/06,P.S.M.Scientific Instruments(P)Ltd.)で40℃で3時間乾かし続けた。最終的に、表2に示すように、反射率計(Gretag Macbeth(商標)Color−Eye 7000 A)を使用して反射率データ(R460*)を収集した。スライドの透明度によるエラーを最小限にするためにスライドの後ろに白色紙を置いておいた。
Figure 0005870115
上の表によって、より高濃度の界面活性剤を用いて手で洗ったとしても、本発明による気水ジェット装置を用いた洗浄性能は手で洗うより優れていることがわかる。
実施例3
ファンデーション除却を評価するためのブタ皮膚上への空気ジェット
ブタの皮膚を5cm×5cmの部位に切り、皮膚上の毛を切り詰める。この皮膚上の3.5cm×2.5cmの部位に印を付ける。0.02mLのファンデーション(Revlon New Complexion−02 Creamy Peach Beige)をこの部位上に分配し、一様に伸ばす。次いで、これを−4℃で1時間の間冷蔵庫で保持した。これに続いて空気ジェットおよび洗顔料(Ponds Perfect Matte)を使用して汚染部位の洗浄を行った。空気ジェットで洗浄を15秒間行った。圧力3バールおよび、液体流量25mL/分であった。使用した清浄液はDl水中5g/LのSLES−3EO溶液であった。手作業の洗浄を指で右回りに5回、および左回りに5回こすることによって行った。洗浄は洗顔料0.15gを用いて行った。次いで、洗浄した皮膚片を50mLのDl水を注いですすいだ。手持ち式反射率計(Minolta 2600D)を使用して反射率測定を行った。反射率計(CIE−L値にセット)と皮膚との間に、幅0.6cm、直径1cmの黒い円形の紙を置いておき、ブタの皮膚と装置との接触を回避した。以下の表3に結果を示す。
Figure 0005870115
上記の表によって、本発明による気水ジェット装置を用いた洗浄性能は、手で洗うより優れていることがわかる。
実施例4
インビボ証明
直接塗布と比較した、毛孔深部のクレンジングに関する気水ジェット装置のインビボ有効性を証明する。
気水ジェット装置はケラチン基体の毛孔深部の洗浄に効果的であると予想され、アクネの発生を減少させることに有益である場合がある。この装置のクレンジング有効性を試験するために、クレンジング後に額が皮脂で再び脂ぎるのを測定することは、アクネ形成の可能性を推測するのに非常に有益な測定となろう。
目的
この実施例の臨床調査の目的は、クレンジング組成物だけと比較して、気水ジェットおよびクレンジング組成物が、毛孔深部のクレンジングの有益性をさらに有するかどうかを測定することであった。額が皮脂で再び脂ぎる比率を測定することによりクレンジング有効性を評価する。気水ジェットおよびクレンジング組成物が毛孔の中をより深くクレンジングする場合、皮脂腺から分泌される皮脂が皮膚表層に到達するのにより長い時間がかかると仮定する。Sebumeter(Courage−Khazaka社製,中国)で皮膚表層の皮脂を測定することにより、気水ジェット+クレンジング組成物で処置された部位は、クレンジング組成物のみで処置された部位と比較すると、皮脂がより少ないと予想される。
プロトコル
本調査は、額の半分が皮脂で再び脂ぎるのを調査する二重盲検試験として20人の男性被験者で実施する。男性被験者に2日間測定を繰り返した。このようにして得られた結果は平均値40データポイントである。被験者は、各2日の来院日の臨床センターに来る3時間前に、市販の棒状の石鹸で額および顔をクレンジングするように依頼された。被験者は調査継続期間中、額に関して他の製品の使用を許されなかった。志願者の額に、額の両側に各1つ、およそ1cm隔てて処理部位の印を2つ付けた。各正方形の部位を3×3cmとし、さらに1.5×1.5cmの4サブ部位に分割した。これらのサブ部位をクレンジング後の種々の時点(0.5時間、1時間、1.5時間および2時間)で皮脂測定を行うために使用する。部位に対する時点は1クレンジング部位以内で無作為化され、左右対称に他のクレンジング部位と合致する。20分間志願者を順化した後、各8サブ部位でSebumeter(Courage−Khazaka社製)値を測定し、参照皮脂濃度として記録した。次いで、患者の額の1側面をクレンジング組成物のみで洗い、他の側面を下記に述べる手順に従ってクレンジング組成物+気水ジェットで洗浄した。クレンジング組成物のみ、およびクレンジング組成物+気水ジェットトリートメントは、被験者間に額の左側と右側との間で均一に割り当てる。1日目に完了した全手順を、額の左側と右側との間で2つのトリートメントを入れ替えて2日目に繰り返す。
洗浄手順
クレンジング組成物だけを用いた調査中に、手袋をはめた手におよそ0.2mlの試験クレンジング組成物を分配された調査人員は、15秒間頭の半分を洗い、15秒間この片側をすすぎ、紙タオルで軽く叩いて乾燥させた。クレンジング組成物+気水ジェット調査については、調査人員は3×3cm部位に対して次のパラメータ、即ち圧力(ゲージ圧3バール)、流量25ml/分および操作時間15秒で気水ジェット装置を操作する。気水ジェット装置の吹出し回数はおよそ10回だった。その後、部位を15秒間すすぎ、紙タオルで軽く叩いて乾燥させた。両調査に関して、使用するクレンジング組成物の濃度は、水中1%のSLES−3EO溶液であった。
結果
様々な時点での皮脂測定を下記の表に示す。値はトリートメント間の比較を示し、対応のあるt検定を使用して各時点でのベースライン皮脂測定からの変化として記録する。星印は95%の信頼限界で有意な差を示す。直接塗布と比較して、気水ジェット+クレンジング組成物は、2時間後の皮脂再生成減少および多くの効果的クレンジング組成物において有意に良好であることがこの結果によって示される。
Figure 0005870115
上記の表の結果によって、気水ジェット装置はより高い有効性を有し、通常の洗浄方法より良好な毛孔深部のクレンジングを示していることがわかる。
実施例5
表層クレンジング有効性
この実施例を無作為化単純盲検洗浄調査により20人の被験者で行った。被験者は、登録の3日前までにテスト部位へのクリーム、ローション剤、モイスチャライザー、日焼け止めおよび洗う器具(washing appliance)の使用を一切やめていた。これは8テスト部位(腕1本当たり4部位)を評価する一度だけの洗う調査(wash study)であった。安全な皮膚マーカーを使用して腕に3.5cm×2.5cm(1.5in×1in)の測定部位の境界を画定した。アルコールで拭いて前クレンジングし、2分待った後、続いて調査人員はベースライン色彩色差計CR−10(商標 コニカミノルタ社製)で被験者のテスト部位を測定した。この後、市販のメイクアップ製品(茶色のファンデーション)をテスト部位に塗布した。試験したメイクアップは市販のファンデーションだった。完全無作為化方式で試験を行った。メイクアップ塗布および10分間の乾燥時間の後に、デジタル写真を撮り、テスト部位(皮膚上にメイクアップを施した。)の色彩色差計測定をした。メイクアップは指定の製品を塗布して除去した。製品塗布の後で、10分間皮膚を乾燥させ、その後部位のデジタル写真を撮り、最終色彩色差計測定をした。
3試験を比較した。
実施例A:水中0.6%のSLES−3EO界面活性剤を使用する気水ジェットクレンジングのみ。
実施例B:市販の洗顔組成物(Ponds Perfect Matte Oil Control Cleansing Foam)を用いたクレンジングのみ
実施例C:最初に洗顔組成物での前トリートメント、続いて水中0.6%のSLES−3EO界面活性剤を使用する気水ジェットクレンジングでのトリートメント。
ΔE(デルタE)として測定した洗浄性能を従来通り公知のCIE−L方法によって算出した。
各2メイクアップ製品に対して、データを単独で解析した。複合測定を比較してメイクアップ種類の全範囲で平均効果の指標を得た。各メイクアップ種類および複合測定に対して、対応のある両側検定(95%信頼レベルで)を使用してメイクアップ除去パーセントに関する比較をトリートメント間で行った。
Figure 0005870115
上記の表によって証明されるように、洗顔料だけ、または気水ジェットトリートメントだけでは十分な洗浄をもたらさないが、併用効果は両方より優れている。
実施例6
剥離有効性評価
この実施例を無作為化単純盲検クレンジング調査により20人の被験者で行った。被験者は、登録の3日前までにテスト部位へのクリーム、ローション剤、モイスチャライザー、日焼け止めおよび洗う器具の使用を一切やめていた。これは8テスト部位(腕1本当たり4部位)を評価する一度だけの洗う調査であった。安全な皮膚マーカーを使用して腕に3.5cm×2.5cm(1.5in×1in)の測定部位の境界を画定した。
ゲル化水対照および非処理対照の2セットの対照が含まれていた。ゲンチアナ紫色素を含有している安全な皮膚マーカーを使用して腕に5セント貨大の円(約3.46cm)を8つ描いた。10分間の乾燥に続いて、部位をすすいで過剰色素を除去した。製品塗布により色素を除去した。10分間の乾燥時間に続いて、角質採取テープを部位に貼り、剥がして角質採取カード上に置いた。対照、非処理、およびトリートメント後に対して、カード上の採取角質の色彩色差計CR−10測定を3回まで行った。
3試験の構成を比較した
実施例D:水中0.6%のSLES−3EO界面活性剤を使用する気水ジェットクレンジングのみ。
実施例E:市販の洗顔組成物でのクレンジングのみ
実施例F:最初に洗顔組成物での前トリートメント、続いて水中0.6%のSLES−3EO界面活性剤を使用する気水ジェットクレンジングでのトリートメント。
ΔE(デルタE)として測定した洗浄性能を従来通り公知のCIE−L方法によって算出した。除却/剥離パーセンテージを以下のように算出する。
即ち、
前=非処理、
対照=ゲル化水で洗い乾燥する
後=製品塗布および乾燥後
Figure 0005870115
式中、
L=平均L
a=平均a
b=平均b
除去したパーセントに関し、対応のあるt検定および分散分析を使用して製品比較をした。一般に有意性は、0.05以下のp値群で測定された。
Figure 0005870115
上記の表によって証明されるように、洗顔料だけ、または気水ジェットトリートメントだけでは十分に剥離されないが、併用効果は両方より優れている。
[実施例7]
毛孔深部のクレンジング
この実施例は実施例4と同一の方法で行われる。
2試験の構成を比較する
実施例G:水中0.25%のSLES−3EO界面活性剤を使用する気水ジェットクレンジングのみ。
実施例H:最初にポンズ(Ponds)洗顔組成物で前トリートメント、続いて水中0.25%のSLES−3EO界面活性剤を使用する気水ジェットクレンジングでトリートメント。
結果を以下に示す。
Figure 0005870115
上の表の結果によって、洗顔前トリートメントおよび気水ジェット装置の併用作業はより高い有効性を有し、気水ジェットだけより良好な毛孔深部のクレンジングを示していることがわかる。

Claims (11)

  1. 洗浄装置でケラチン基体を処置する方法であって、
    a.2つのノズルを含む気水ジェット装置を含んでおり、
    i.第1のノズルが液体源と流体連通しており、
    ii.第2のノズルが圧縮空気源に連結されている方法において、
    両方のノズルは中心軸に対して配置されており、
    b.第1のノズルが中心軸に対して1から60°の間の角度であり、
    c.第2のノズルが中心軸に対して1から45°の間の角度であり、
    第2のノズル第1のノズルを同軸で取り巻かず、および第2のノズルの口部が、第1のノズルの口部より、中心軸の方向に沿った流れの方向に、より前方に配置されており、第1のノズルの口部と第2のノズルの口部との間のオフセット距離は、前記方向で0.5から5mmである、方法。
  2. 有益剤を第1のノズルを介して皮膚、毛髪または頭皮に付着させる、請求項1記載の方法。
  3. 皮膚上に付着させられる有益剤が、抗アクネ活性物質、抗老化活性物質、皮膚美白剤またはこれらの組合せから選択される、請求項に記載の方法。
  4. 毛髪または頭皮上に付着させられる有益剤が、ミノキシジル、フィナステリドおよびプロテアーゼ阻害剤、またはこれらの組合せから選択される、請求項3に記載の方法。
  5. 有益剤がサリチル酸、硫黄系組成物、ケラチン制御因子、タール系組成物、ステロイド、硫化セレンイミダゾール抗真菌剤、ヒドロキシピリドンおよび自然療法剤、またはこれらの組合せから選択される抗フケ剤である、請求項3に記載の方法。
  6. a.本装置の第1のノズルの口部が0.2から3.5mmの開口部を有し、
    b.本装置の第1のノズルの口部が第2のノズルの壁から1mm未満離れたところにある、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 装置がさらにアプリケータヘッドを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. アプリケータヘッドが剛毛、くし要素、スクラブ要素、および/またはマッサージ要素から選択される要素を含む、請求項に記載の方法。
  9. 装置は手持ち式であり、ならびに圧縮機および液体を保持するためのタンクを含む個別のユニットに連結されており、前記圧縮機は圧縮空気源であり、前記液体を保持する前記タンクは液体源である、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 液体源がミノキシジル、フィナステリドおよびプロテアーゼ阻害剤、またはこれらの組合せから選択される毛髪または頭皮のトリートメント剤を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 液体源が、サリチル酸、硫黄系組成物、ケラチン制御因子、タール系組成物、ステロイド、硫化セレンイミダゾール抗真菌剤、ヒドロキシピリドン、および自然療法剤、またはこれらの組合せから選択される抗フケ剤を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
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