JP5868820B2 - 定量シリンジ型噴出器 - Google Patents

定量シリンジ型噴出器 Download PDF

Info

Publication number
JP5868820B2
JP5868820B2 JP2012218330A JP2012218330A JP5868820B2 JP 5868820 B2 JP5868820 B2 JP 5868820B2 JP 2012218330 A JP2012218330 A JP 2012218330A JP 2012218330 A JP2012218330 A JP 2012218330A JP 5868820 B2 JP5868820 B2 JP 5868820B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
syringe
arm
shaft
stopper
operation shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012218330A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014068886A (ja
Inventor
角田 義幸
義幸 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2012218330A priority Critical patent/JP5868820B2/ja
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to CN201380027240.4A priority patent/CN104470642B/zh
Priority to CA2869155A priority patent/CA2869155C/en
Priority to EP13767559.1A priority patent/EP2832452B1/en
Priority to AU2013238598A priority patent/AU2013238598B2/en
Priority to PCT/JP2013/002204 priority patent/WO2013145789A1/ja
Priority to US14/387,481 priority patent/US9878104B2/en
Priority to KR1020147029695A priority patent/KR101706837B1/ko
Publication of JP2014068886A publication Critical patent/JP2014068886A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5868820B2 publication Critical patent/JP5868820B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、指掛け部を有するシリンジと、当該シリンジ内に押し込み可能なプランジャとを備える定量シリンジ型噴出器であって、プランジャの押し込みを段階的に行うための技術に関するものである。
シリンジ型噴出器には、例えば、シリンジ内にプランジャを押し込んで薬液などの内容物を取り出すものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−213612号公報
しかしながら、従来のシリンジ型噴出器は、シリンジ内にプランジャを押し込むにすぎないため、内容物を小分けして噴出することが困難であった。
本発明の目的とするところは、内容物を小分けして噴出することができる、新規な定量シリンジ型噴出器を提供することにある。
本発明は、指掛け部を有するシリンジと、当該シリンジ内に押し込み可能なプランジャとを備える定量シリンジ型噴出器であって、
プランジャは、先端にピストンを有するピストンシャフトと、当該ピストンシャフトの後端に配置されるとともに使用者が操作する操作シャフトとを有し、
ピストンシャフトは、後方に向かって伸びる複数のアームが一体に設けられているとともに、当該アームに、シリンジの後端開口部から進入して当該シリンジの内周面を摺動可能なガイド突起と、当該ガイド突起の摺動に次いでシリンジの後端に係止されるストッパが設けられたものであるとともに、
アームと操作シャフトに、アームの自由端を押圧してシリンジとの間で拘束しつつガイド突起をシリンジの内周面で摺動させることで当該アームに撓み変形を生じさせる押圧部と、
アームの内側を操作シャフトに接触させてアームの内向きの変形を阻止するとともに、当該アームの内側から操作シャフトを引き戻して当該接触を解除して、ガイド突起を基点にアームの自由端を内向きに復元させることで、ストッパの係止を解除するストッパ解除部を設けたことを特徴とするものである。
本発明では、アームと操作シャフトにそれぞれ、互いに引き戻し可能に嵌合する凹部と凸部を設け、前記押圧部は、凹部底面と凸部端面からなり、前記ストッパ解除部は、凹部側面と凸部側面からなるものとすることができる。
加えて、ピストンシャフト及び操作シャフトに、当該操作シャフトを抜け止め保持する係止部を設けることができる。また、アームの自由端をテーパ面に形成することもできる。さらに本発明によれば、シリンジの先端部には、噴霧ノズルを設けることができる。
本発明では、操作シャフトを押し込むと、当該操作シャフトが、アームの自由端を押圧してシリンジとの間で拘束するとともに、当該アームのガイド突起をシリンジの内周面で摺動させることで当該アームにはガイド突起を起点とした撓み変形が生じる。このため、プランジャは、ガイド突起が邪魔になることなく押し込まれることで、当該ガイド突起に次いでアームに設けたストッパがシリンジの後端に係止されるまで、1回目の噴出が可能になる。
このとき、アームは、その内側が操作シャフトに接触することで、内向きの変形が阻止されるため、ストッパの係止が解除されることがない。一方、操作シャフトをアームの内側から引き戻すと、アームの自由端の拘束が解除されるとともに当該接触が解除される。このとき、アームが、ガイド突起を起点に斜め内向きに変形することで、アームの自由端側は内向きに変位する。このため、ストッパもアームの自由端側に追従するように斜め内向きに変位することで、当該ストッパの係止が解除される。これにより、再び操作シャフトを押し込めば、2回目の噴出が可能になる。
従って、本発明によれば、内容物を小分けして取り出すことができる。また、本発明によれば、アームの内側が操作シャフトに接触することで、アームの内向きの変形が阻止されるため、操作シャフトをアームの内側から引き戻すまで、ストッパの係止が解除されることがない。このため、1回目の噴出の途中にプランジャの押し込みを緩めたり、解除しても、アームはシリンジに対して係止した状態を維持する。従って、1回目の噴出途中にプランジャの押し込みを停止しても、1回目の定量を正確に行うことができる。
本発明の一実施形態である点鼻薬噴霧器であって、その操作前の初期状態を一部断面で示す一側面図及び、その一部拡大図である。 同実施形態に係る、ピストンシャフトを後方から模式的に示すとともに、操作シャフトを先端側から模式的に示した平面図である。 同実施形態にあって、1回目の噴出が完了した状態を一部断面で示す側面図である。 同実施形態にあって、2回目の噴出を開始するために操作シャフトを引き戻した状態を一部断面で示す側面図である。 同実施形態にあって、2回目の噴出を開始するために操作シャフトの押し込みを開始する直前の状態を一部断面で示す側面図及び、その一部拡大図である。 同実施形態にあって、2回目の噴霧が完了した状態を一部断面で示す一側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である点鼻薬噴霧器10を詳細に説明する。
図1中、符号20は、内容物としての点鼻薬Cを充填可能な合成樹脂製の定量シリンジである。シリンジ20は、中空の胴部21を有し、この胴部21には、肩部22を介して先端部23が一体に繋がる。先端部23は、胴部21よりも小径としてなる。また、胴部21には、先端部23と対向する後端部に、指掛け部24が一体に設けられている。指掛け部24には、シリンジ20内を外界に通じさせる開口部A2が形成されている。指掛け部24は、胴部21と一体に設けることができる。これにより、指掛け部24の後端は、シリンジ20の後端20eを構成する。
符号30は、シリンジ20内に収納される合成樹脂製のプランジャである。プランジャ30は、ピストンシャフト40と、このピストンシャフト40の後方に配置される操作シャフト50とを有する。
ピストンシャフト40は、ピストンPを保持する保持部本体41を備える。保持部本体41は、図2に示すように、縦長の4枚のプレート部41aと、ディスク部41bとを一体に設けてなる。ディスク部41bには、貫通孔A3が形成されている。貫通孔A3は、プレート部41aを切り欠いて形成した開放空間Sに通じる。貫通孔A3は、同図に示すように、ディスク部41bの内周面41fが先端(ピストンP)に向かって縮径するテーパ面で構成されている。
また、保持部本体41には、2つのアーム42が一体に設けられている。アーム42は、貫通孔A3を挟んで対向する位置に配置されている。アーム42はそれぞれ、同図に示すように、平板状の形状を有し、ディスク部41bから軸線Oに沿って後方に伸びる。アーム42はそれぞれ、外力を負荷することによって固定端42aを起点に径方向(軸線Oに直交する方向)内向きに変形させることができるとともに、その負荷を解除することによって初期位置に復元させることができる。これにより、アームの自由端42bは、径方向内向きに変位させることができるとともに、初期位置に復帰させることができる。本形態では、アーム42は薄肉に形成されていることで、その変形及び復元がしやすく構成されている。
アーム42には、ガイド突起43が設けられている。ガイド突起43は、先端に向かって先細りに傾斜する傾斜面43fを有する。これにより、ガイド突起43は、シリンジ20の後端開口部A2から進入して、シリンジ20の内周面20fを摺動するため、プランジャ30の押し込みを許容する。また、図1に示すように、軸線Oを挟んで向い合う2つのガイド突起43は、その間の径方向長さがシリンジ20の内径(本形態では、シリンジの後端開口部A2と同径)よりも大きく設定されている。これにより、ガイド突起43は、シリンジ20の後端開口部A2に接触すると、アーム42が固定端42aを起点に撓み変形することで、シリンジ20に進入する。本形態では、ガイド突起43は、その傾斜面43fが先端に向かって先細りに傾斜していることから、シリンジの後端開口部A2からシリンジ20内に容易に進入させることができる。また、ガイド突起43は、アーム42が固定端42aを起点に撓み変形することで、シリンジの内周面20fを摺動することができる。
さらに、アーム42には、ストッパ44が一体に設けられている。2つのストッパ44も、その間の径方向長さがシリンジ20の内径よりも大きく設定されている。これにより、ストッパ44は、シリンジ20の後端開口部A2に接触することで、ピストンシャフト40がシリンジ20に進入することを阻止する。
本形態では、ストッパ44は、アーム42の自由端部分に一体に形成されている。これにより、本形態では、ストッパ44の後端面は、アーム42の自由端42bとして構成される。なお、本形態では、図1の拡大図に示すように、アームの自由端42bは、軸線Oに直交する水平線に対して外向きに角度θで減少するテーパをつけて形成されているが、この水平線に対して平行な平坦面を形成することも可能である。θの値は、点鼻薬噴出器の大きさ等に応じて、適宜変更することができる。例えば、θは、アーム42が内側に傾いたときに、軸線Oに直交する水平線と平行になるように設定する。
また、本形態では、ストッパ44に段差としてなる凹部45が設けられている。凹部45は、アーム42の内側に形成されている。本形態では、図1の拡大図に示すように、凹部45(図面では、例示的に、アームの一方のみ付記)は、平坦な凹部底面45aと、この凹部底面45aに繋がる凹部側面45bで形作られる。
さらに、図2に示すように、保持部本体41には、アーム42よりも厚肉に形成された2つの支持部46が一体に設けられている。支持部46は、貫通孔A3を挟んで対向する位置に配置されている。支持部上端面46aはそれぞれ、ディスク部41bからの長さがアーム42に設けた凹部底面45aと同一の平坦な面を構成する。
一方、操作シャフト50は、操作部本体51を有し、その後端には、使用者がプランジャ30を押し込むための操作部52が一体に設けられている。操作部本体51は、図2に示すように、円筒形状をなしている。操作部本体51は、その先端部が凸部53として構成されている。凸部53は、円柱形状をなし、平坦な凸部端面53aと、この凸部端面53aに繋がる凸部側面53bで形作られる。凸部端面53aは、図1の拡大図に示すように、ピストンシャフト40の凹部底面45a及び支持部上端面46aに接触する。これにより、凸部端面53aは、操作シャフト50を押し込むことで、ピストンシャフト40の凹部底面45a及び支持部上端面46aを押圧し、プランジャ40全体としての押し込みを生じさせる。すなわち、凹部底面45a及び凸部端面53aは、アーム42を拘束するとともにピストンシャフト40を押圧する押圧部を構成する。これに対し、凸部側面53bは、ピストンシャフト40の凹部側面45bに摺動可能に接触する。これにより、凸部側面53bは、同図に示すように、凹部側面45bに沿って差し込まれた状態では、アーム46の内向きの変形を阻止し、操作シャフト50の引き戻しにより互いの接触を解除することができる。すなわち、凹部側面45b及び凸部側面53bは、ストッパ44の解除を可能にするストッパ解除部を構成する。
また、操作部本体51には、シャフト54が一体に設けられている。シャフト54は、凸部端面53aよりも小径のシャフト本体54aを有する。シャフト本体54aは、凸部端面53aから軸線Oに沿って先端方向に伸びる。シャフト本体54aの先端には、シャフト本体54aよりも大径のヘッド54bが一体に設けられている。ヘッド54bは、図2に示すように、先端に向かって先細りする傾斜面54fを有する。シャフト54は、ピストンシャフト40に形成された貫通孔A3に嵌合保持される。貫通孔A3は、シャフト本体54aよりも大きくヘッド54bよりも小さい内径を有し、図1に示すように、シャフト本体54aを貫通させるとともに、ヘッド54bを抜け止め保持する。ヘッド54bとディスク部41bの内周面41fとは、ピストンシャフト40を操作シャフト50に抜け止め保持する係止部として機能する。特に、本形態では、内周面41fが後方に向かって縮径するテーパ面で構成されている。これにより、ヘッド54bをディスク部41bの下端面(ピストンPに近い端面)に容易に組み付けることができる。また、プレート部41aを切り欠いて形成した開放空間Sは、ヘッド54bを軸線Oに沿って前後に移動させることができる遊び空間を形成する。これにより、ピストンシャフト40と操作シャフト50を、互いに軸線Oに沿って移動可能に連結することができる。
ピストンPは、保持部本体41の先端部に設けられており、シリンジ20内に収納される。ピストンPは、例えば、ゴムなどの弾性材料からなり、シリンジ胴部21の内周面20fに摺動可能に保持されている。
シリンジ20とピストンPとの間には空間Rが形成されている。空間Rには、点鼻薬Cが充填される。空間Rに充填された点鼻薬Cは、ピストンPの押し込みによって、先端部23に形成した貫通孔A1に圧送される。
図1中、符号60は、シリンジ先端部23に装着されるノズルである。ノズル60は、噴霧チップ61を内蔵し、貫通孔A1を通って圧送された点鼻薬Cを噴出孔A4より噴出させることができる。
ここで、本実施形態の使用方法を説明する。
使用者は先ず、図1に示す状態で、人差し指と中指を指掛け部24に掛けて操作部52を親指で押さえてノズル60を一方の鼻の穴に挿入した後、操作シャフト50を押し込む。すると、図1の拡大図に示すように、操作シャフト50の凸部53のうち、凸部端面53a(以下、「押圧部53a」)がピストンシャフト40の凹部底面45a(以下、「押圧部45a」)及び支持部上端面46aを押圧するため、ピストンシャフト40も操作シャフト50とともに押し込まれる。このとき、ピストンシャフト40のガイド突起43は、後端側に向かうに従って径方向外向きに傾斜するため、シリンジ後端開口部A2からシリンジ20内に進入することができる。
また、ピストンシャフト40は、操作シャフト50の押圧部53aがアーム42の押圧部45aに接触してアーム42の自由端42bを押圧してシリンジ20との間で拘束するとともに、ガイド突起43をシリンジの内周面20fで摺動させることで、図3に示すように、アーム42には、固定端42aと自由端42bとの間に、ガイド突起43を起点にした撓み変形が生じる。このため、ガイド突起43は、シリンジの内周面20fを摺動することができる。これにより、同図に示すように、プランジャ30は、ガイド突起43が邪魔になることなく押し込まれることで、当該ガイド突起43に次いでストッパ44がシリンジの後端20eに接触するまで、噴出孔A4から点鼻薬Cを鼻の穴に一定量噴出させることができる。
ストッパ44がシリンジの後端20eに接触すると、プランジャ30を押し込むことができなくなるので、空間Rに点鼻薬Cを残した状態で1回目の噴出は終了する。この時点での空間Rの容量は、使用目的に応じて適宜選択できるが、例えば、噴出開始前の空間Rの容量の半分とする。
このとき、アーム42は、その凹部側面45b(以下、「ストッパ解除部45b」)が操作シャフト50の凸部側面53b(以下、「ストッパ解除部53b」)に接触することで、アーム42の内向きの変形が阻止されるため、ストッパ44の係止が解除されることがない。一方、操作シャフト50をアーム42から引き戻すと、図4に示すように、アームの自由端42bの拘束が解除されるとともに、ストッパ解除部45bとストッパ解除部53bとの接触が解除される。このとき、アーム42は、同図に示すように、ガイド突起43を起点に斜め内向きに変形することで、アームの自由端42b側も内向きに変位する。このため、同図に示すように、ストッパ44もアームの自由端42b側に追従するように斜め内向きに変位することで、当該ストッパ44の係止状態が解除される。
本形態では、操作シャフト50を引き戻した後、図5に示すように、再度操作シャフト50を押し込めば、同図の拡大図に示すように、ピストンシャフトの押圧部53aをアームの自由端42bに接触させることができる。これにより、操作シャフト50を引き戻した後、再び操作シャフト50を押し込めば、2回目の噴出が可能になる。なお、本実施形態では、アームの自由端42bに角度θのテーパをつけたことで、図5の拡大図に示すように、押圧部53aをアームの自由端42bに対して垂直に接触させることができる。
従って、操作シャフト50を引き戻した後、他方の鼻の穴にノズル60を挿入して、操作シャフト50を再度押し込めば、図6に示すように、噴出孔A5から空間R内に残った点鼻薬Cを鼻の穴に噴出することができる。
上述のように、本実施形態によれば、点鼻薬Cを小分けして噴出することができる。また、本形態によれば、アーム42の内側が操作シャフト50に接触することで、アーム42の内向きの変形が阻止されるため、操作シャフト50をアーム42の内側から引き戻すまで、ストッパ44の係止が解除されることがない。このため、1回目の噴出の途中にプランジャ30の押し込みを緩めたり、解除しても、アーム42はシリンジ20に対して係止可能な状態を維持する。従って、1回目の噴出途中にプランジャ30の押し込みを停止しても、1回目の定量を正確に行うことができる。
また、本実施形態のように、アーム42と操作シャフト50にそれぞれ、互いに引き戻し可能に嵌合する凹部45と凸部53を設け、凹部底面45aと凸部端面53aを押圧部として構成するとともに、凹部側面45bと凸部側面53bをストッパ解除部として構成すれば、1回目の使用が行われた後のプランジャ30の位置決めを、簡易かつ容易な構成で実現することができる。
上述したところは、本発明の様々な実施形態であるが、本発明に従えば、様々な変更が可能となる。例えば、本実施形態において、押圧部53a及び45aは、軸線Oに対して直交するように平坦に構成されているが、本発明に従えば、押圧部53a及び45aは、少なくともピストンシャフト40の押し込みを生起させるように構成されていればよい。このため、押圧部53a及び45aは、平坦面に限定されることなく、傾斜面などで構成することもできる。アーム42は、2以上設けることができる。特に、本実施形態のように、偶数個で配置すれば、軸線O周りのバランスが安定するため、良好な操作が実現できる。上述の実施形態では、シリンジ型噴出器を噴霧器として説明したが、本発明に従えば、泡として噴出させ、または、通常の液体として噴出させるなど、内容物を様々な形態で噴出させることができる。このため、内容物も、点鼻薬に限定されることなく、様々なものを採用することができる。
本発明は、フランジ部を有するシリンジと、当該シリンジ内に押し込み可能なプランジャとを備えるシリンジ型噴出器であれば、様々な形態のものに採用することができる。内容物も、点鼻薬に限定されることなく、様々なものを採用することができる。
10 点鼻薬噴霧器(シリンジ型噴出器)
20 シリンジ
21 胴部
22 肩部
23 先端部
24 指掛け部
30 プランジャ
40 ピストンシャフト
41 保持部本体
42 アーム
42a アーム固定端
42b アーム自由端
43 ガイド突起
43a 弾性舌片固定端
43e 弾性舌片末端
44 ストッパ
45 凹部(段差)
45a 凹部底面(押圧部)
45b 凹部側面(ストッパ解除部)
46 支持部
45a 支持部上端面
50 操作シャフト
51 操作部本体
52 操作部
53 凸部
53a 凸部端面(押圧部)
53b 凸部側面(ストッパ解除部)
54 シャフト
54a シャフト本体
54b ヘッド
60 ノズル
61 噴霧チップ
A1 貫通孔
A2 シリンジ後端開口部
A3 貫通孔
A4 ノズル噴出孔
C 点鼻薬(内容物)
R 充填空間
S 開放空間

Claims (5)

  1. 指掛け部を有するシリンジと、当該シリンジ内に押し込み可能なプランジャとを備える定量シリンジ型噴出器であって、
    プランジャは、先端にピストンを有するピストンシャフトと、当該ピストンシャフトの後端に配置されるとともに使用者が操作する操作シャフトとを有し、
    ピストンシャフトは、後方に向かって伸びる複数のアームが一体に設けられているとともに、当該アームに、シリンジの後端開口部から進入して当該シリンジの内周面を摺動可能なガイド突起と、当該ガイド突起の摺動に次いでシリンジの後端に係止されるストッパが設けられたものであるとともに、
    アームと操作シャフトに、アームの自由端を押圧してシリンジとの間で拘束しつつガイド突起をシリンジの内周面で摺動させることで当該アームに撓み変形を生じさせる押圧部と、
    アームの内側を操作シャフトに接触させてアームの内向きの変形を阻止するとともに、当該アームの内側から操作シャフトを引き戻して当該接触を解除して、ガイド突起を基点にアームの自由端を内向きに復元させることで、ストッパの係止を解除するストッパ解除部を設けたことを特徴とする定量シリンジ型噴出器。
  2. 請求項1において、アームと操作シャフトにそれぞれ、互いに引き戻し可能に嵌合する凹部と凸部を設け、前記押圧部は、凹部底面と凸部端面からなり、前記ストッパ解除部は、凹部側面と凸部側面からなることを特徴とする定量シリンジ型噴出器。
  3. 請求項1又は2において、ピストンシャフト及び操作シャフトに、当該操作シャフトを抜け止め保持する係止部を設けたことを特徴とする定量シリンジ型噴出器。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、アームの自由端をテーパ面に形成したことを特徴とする定量シリンジ型噴出器。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、シリンジの先端部に噴霧ノズルを設けたことを特徴とする定量シリンジ型噴出器。
JP2012218330A 2012-03-30 2012-09-28 定量シリンジ型噴出器 Active JP5868820B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012218330A JP5868820B2 (ja) 2012-09-28 2012-09-28 定量シリンジ型噴出器
CA2869155A CA2869155C (en) 2012-03-30 2013-03-29 Metered quantity syringe-type dispenser
EP13767559.1A EP2832452B1 (en) 2012-03-30 2013-03-29 Metered-dose syringe type spray device
AU2013238598A AU2013238598B2 (en) 2012-03-30 2013-03-29 Metered Quantity Syringe-Type Dispenser
CN201380027240.4A CN104470642B (zh) 2012-03-30 2013-03-29 计量注射器型喷射器
PCT/JP2013/002204 WO2013145789A1 (ja) 2012-03-30 2013-03-29 定量シリンジ型噴出器
US14/387,481 US9878104B2 (en) 2012-03-30 2013-03-29 Metered quantity syringe-type dispenser
KR1020147029695A KR101706837B1 (ko) 2012-03-30 2013-03-29 주사기형 정량 디스펜서

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012218330A JP5868820B2 (ja) 2012-09-28 2012-09-28 定量シリンジ型噴出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014068886A JP2014068886A (ja) 2014-04-21
JP5868820B2 true JP5868820B2 (ja) 2016-02-24

Family

ID=50744683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012218330A Active JP5868820B2 (ja) 2012-03-30 2012-09-28 定量シリンジ型噴出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5868820B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6757614B2 (ja) * 2016-07-28 2020-09-23 株式会社吉野工業所 吐出容器
JP6821251B2 (ja) * 2016-12-28 2021-01-27 株式会社吉野工業所 シリンジ型噴出器
JP6730180B2 (ja) * 2016-12-28 2020-07-29 株式会社吉野工業所 シリンジ型噴出器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH620126A5 (ja) * 1978-03-10 1980-11-14 Tulcea Sa
CA2329707A1 (en) * 1998-04-30 1999-11-04 Abbott Laboratories Syringe assembly
JP2008200316A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Kr Business:Kk 分割排出用シリンジ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014068886A (ja) 2014-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2832452B1 (en) Metered-dose syringe type spray device
JP5819781B2 (ja) 定量シリンジ型噴出器
WO2014083849A1 (ja) 定量シリンジ型噴出器
JP5855531B2 (ja) 定量シリンジ型噴出器
JP5868820B2 (ja) 定量シリンジ型噴出器
JP5855522B2 (ja) 定量シリンジ型噴出器
JP5882106B2 (ja) 定量シリンジ型噴出器
JP5847662B2 (ja) 定量シリンジ型噴出器
JP6579918B2 (ja) シリンジ型噴出器
JP5868822B2 (ja) 定量シリンジ型噴出器
JP5868807B2 (ja) シリンジ型二剤混合噴出器
JP5960039B2 (ja) 定量シリンジ型噴出器
JP5864337B2 (ja) 定量シリンジ型噴出器
JP5868782B2 (ja) 定量シリンジ型噴出器
JP6306245B2 (ja) 定量シリンジ型噴出容器
JP6305793B2 (ja) 定量シリンジ型噴出器
JP6284755B2 (ja) 定量シリンジ型噴出器
JP6147117B2 (ja) 定量シリンジ型噴出容器
JP6284790B2 (ja) 定量シリンジ型噴出器
JP6165655B2 (ja) 定量シリンジ型噴出器
JP5940438B2 (ja) 定量シリンジ型噴出器
JP6305792B2 (ja) 定量シリンジ型噴出器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150330

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5868820

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150