JP5867333B2 - 車両用シートスライド装置 - Google Patents
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Description
上記構成によれば、その挿通孔内を上下動する係合突部が、異物を挟み込む可能性が低くなる。そして、これにより、より円滑に、ロックレバーの係合突部を被係合部に係脱させることができる。加えて、その意匠性(見栄え)の向上を図ることもできる。
上記構成によれば、慣性に基づくシート荷重やシートベルト荷重によって、アッパレールをロアレールから引き剥がすような力が作用した場合であっても、そのロックレバーに設けられた張り出し部が、その対向するアッパレールの側壁部に当接することにより支持部材として機能する。そして、これにより、その両側壁部の間隔が狭まるようなアッパレールの変形を防ぐことができる。更に、張り出し部がロックレバーの位置ずれを抑える規制部材として機能することで、当該ロックレバーの幅方向変位や、その回動軸回りの軸振れを抑えることができる。その結果、より円滑に、ロックレバーの係合突部を被係合部に係脱させることができる。
図1に示すように、車両用のシート1は、シートクッション2と、このシートクッション2の後端部に対して傾動自在に設けられたシートバック3と、このシートバック3の上端に設けられたヘッドレスト4とを備えている。
上述のように、例えば、車両の前方衝突等、慣性によりシート1が移動しようとする場合において、そのシートスライド装置10が支えるシート荷重及びシートベルト荷重は、アッパレール6を後端側から上方に持ち上げる力、ひいては当該アッパレール6をロアレール5から引き剥がす力として作用する。そして、これにより、そのロアレール5の両内壁部14との位置関係に基づいて、アッパレール6に変形が生ずる可能性がある。具体的には、その幅方向に所定の間隔W0を空けて対向する両側壁部15の下端側が狭められる態様で、アッパレール本体18の断面コ字形状が変形する可能性がある。
(1)ロックレバー31は、車載状態において、そのレバー本体32の側端部32bがシート1の幅方向内側を向くように配置される。そして、各係合突部36は、そのレバー本体32における一方の側端部32bのみに設けられる。
上記構成によれば、慣性に基づくシート荷重やシートベルト荷重によって、アッパレール6をロアレール5から引き剥がすような力が作用した場合であっても、ロックレバー31に設けられた張り出し部51(の両端部51a,51b)及び各張り出し部52が、その対向するアッパレール6の各側壁部15に当接することにより支持部材として機能する。そして、これにより、その両側壁部15の間隔W0が狭まるようなアッパレール6の変形を防ぐことができる。更に、各張り出し部51,52がロックレバーの位置ずれを抑える規制部材として機能することで、ロックレバー31の幅方向変位や、その回動軸M回りの軸振れを抑えることができる。その結果、より円滑に、ロックレバー31の各係合突部36をロアレール5の各係合孔38に係脱させることができる。
即ち、このように各係合突部36よりも回動軸Mから離れた位置に張り出し部51を設けることで、当該張り出し部51は、アッパレール6の両側壁部15に沿って車両の前後方向に延びるロックレバー31の延伸方向において、各係合突部36とは異なる位置、当該各係合突部36よりも後方側に配置される。そして、これにより、当該張り出し部51が各係合突部36の係脱を阻害することを回避することができる。また、慣性に基づくシート荷重やシートベルト荷重により生ずるアッパレール6の変形は、その後端側から進むことになる。従って、上記構成によれば、当該アッパレール6の変形時、より速やかに、その張り出し部51を各側壁部15に当接させることができる。そして、これにより、効果的に、そのアッパレール6の変形を防ぐことができる。その結果、より円滑に、ロックレバー31の各係合突部36をロアレール5の各係合孔38に係脱させることができる。
即ち、これらの張り出し部52は、アッパレール6の両側壁部15に沿って車両の前後方向に延びるロックレバー31の延伸方向において、各係合突部36とは異なる位置、当該各係合突部36よりも前方側に配置される。そして、これにより、当該各張り出し部52が各係合突部36の係脱を阻害することを回避することができる。
・上記実施形態では、ロックレバー31には、その先端部分の両側端部に、それぞれ、4本の係合突部36が設けられることとした。しかし、これに限らず、係合突部36の数は、任意に変更してもよい。そして、その位置についてもまた、回動軸Mよりも後方側であれば、必ずしも先端部分でなくともよい。
・上記実施形態では、ロックレバー31は、各係合突部36よりも回動軸Mから離れた位置に設けられた張り出し部51と、各係合突部36よりも回動軸Mに近い位置に設けられた張り出し部52とを備えることとした。しかし、これに限らず、これらの張り出し部51,52の何れか一方のみを備える構成としてもよい。
(イ)前記ロックレバーは、前記係合突部よりも前記回動軸から離れた位置に設けられた前記張り出し部を備えること、を特徴とする。
(ハ)前記ロックレバーは、該ロックレバーの延伸方向における前記係合突部に対応する位置から該係合突部が突出する方向とは反対側に突出する前記張り出し部を備えること、を特徴とする。このような構成とすることで、効果的に、その幅方向の一方側のみに係合突部が設けられた非対称形状を要因とするロックレバーの傾きを抑えることができる。その結果、より円滑に、ロックレバーの係合突部を被係合部に係脱させることができる。
Claims (4)
- 車両の前後方向に延びるロアレールと、上方にシートを支持するとともに前記ロアレール上を相対移動可能に設けられたアッパレールと、前記アッパレールの相対移動を規制可能なロック機構とを備え、
前記アッパレールは、幅方向に対向する一対の側壁部を有し、これら両側壁部の一方側に荷重支持部を有し、前記ロック機構は、前記両側壁部に交差する回動軸を有して回動自在に前記アッパレールに支持されたロックレバーを備えるとともに、
前記ロックレバーには、前記回動軸よりも後方側の位置において幅方向に突出する係合突部が設けられており、前記係合突部に交差する前記側壁部には、上下動可能に前記係合突部が挿通される挿通孔が形成されているとともに、前記ロアレールには、前記ロックレバーの回動に基づく前記上下動によって前記係合突部が係脱可能な上方開口部を有した複数の被係合部が形成されている車両用シートスライド装置において、
前記係合突部は、前記両側壁部の他方側のみに突出するように設けられていること、
を特徴とする車両用シートスライド装置。 - 請求項1に記載の車両用シートスライド装置において、
前記係合突部は、前記シートの幅方向内側に突出するように設けられていること、
を特徴とする車両用シートスライド装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の車両用シートスライド装置において、
前記ロックレバーは、前記幅方向に突出して前記側壁部に対向する張り出し部を備えること、を特徴とする車両用シートスライド装置。 - 請求項3に記載の車両用シートスライド装置において、
前記ロックレバーは、少なくとも前記係合突部が突出する方向とは反対側に突出して前記側壁部に対向する前記張り出し部を備えること、
を特徴とする車両用シートスライド装置。
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