JP5867333B2 - 車両用シートスライド装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートスライド装置に関するものである。
一般に、車両用のシートスライド装置は、上方にシートを支持するアッパレールと、そのアッパレールを相対移動可能に支持するロアレールとを備えている。そして、多くの場合、このようなシートスライド装置には、そのロアレールに対するアッパレールの相対移動を規制可能なロック機構が設けられている。
例えば、特許文献1に記載のシートスライド装置は、車両の前後方向に延びるロアレールと、その延伸方向に沿って相対移動可能なアッパレールとを備えている。また、アッパレールは、幅方向に対向する一対の側壁部を有している。そして、ロック機構は、その両側壁部に交差する回動軸を有して回動自在にアッパレールに支持されたロックレバーを備えている。
具体的には、ロックレバーには、その回動軸よりも後方側の位置に、幅方向に突出する係合突部が設けられている。また、アッパレールの側壁部には、上下動可能に係合突部が挿通される挿通孔が形成されている。そして、ロアレールには、そのロックレバーの回動に基づく上下動によって係合突部が係脱可能な上方開口部を有した複数の被係合部が設けられている。
即ち、このロック機構は、ロックレバーの回動により係合突部が下方に移動してロアレール側の被係合部と係合することにより、そのアッパレールの相対移動を規制するロック状態となる。そして、ロックレバーの係合突部が上方に移動してロアレール側の被係合部から脱離することにより、そのアッパレールの相対移動を許容するアンロック状態となるように構成されている。
尚、この従来例では、ロックレバーは、弾性部材によって、その係合突部が設けられた側の端部が下方側に移動する方向に付勢されている。そして、ロックレバーの他端側には、その付勢力(弾性力)に抗して係合突部を上方に移動させるための操作レバーが連結されている。
即ち、このシートスライド装置は、操作レバーが操作されていない通常時には、そのロアレールに対するアッパレールの相対位置(スライド位置)が固定されるようになっている。そして、操作レバーを操作してロック機構をアンロック状態とすることにより、そのスライド位置を調整することが可能となっている。
特許第4013591号公報
しかしながら、上記のようにアッパレールの側壁部に形成された挿通孔を介してロックレバーの係合突部がロアレールの被係合部に係脱する構成では、製造或いは組み付け誤差によって、その係合突部が挿通孔(の内壁面)に干渉する可能性がある。そして、これにより、その被係合部に対する係合突部の円滑な係脱が妨げられるおそれがあることから、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、厳格な公差管理を要することなく、より円滑に、ロックレバーの係合突部を被係合部に係脱させることのできる車両用シートスライド装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両の前後方向に延びるロアレールと、上方にシートを支持するとともに前記ロアレール上を相対移動可能に設けられたアッパレールと、前記アッパレールの相対移動を規制可能なロック機構とを備え、前記アッパレールは、幅方向に対向する一対の側壁部を有し、これら両側壁部の一方側に荷重支持部を有し、前記ロック機構は、前記両側壁部に交差する回動軸を有して回動自在に前記アッパレールに支持されたロックレバーを備えるとともに、前記ロックレバーには、前記回動軸よりも後方側の位置において幅方向に突出する係合突部が設けられており、前記係合突部に交差する前記側壁部には、上下動可能に前記係合突部が挿通される挿通孔が形成されているとともに、前記ロアレールには、前記ロックレバーの回動に基づく前記上下動によって前記係合突部が係脱可能な上方開口部を有した複数の被係合部が形成されている車両用シートスライド装置において、前記係合突部は、前記両側壁部の他方側のみに突出するように設けられていること、を要旨とする。
上記構成によれば、係合突部がロックレバーの幅方向両側に突出する構成との比較において、その製造或いは組み付け誤差を要因とした挿通孔との間の干渉が起こり難くなる。そして、これにより、厳格な公差管理を要することなく、より円滑に、ロックレバーの係合突部を被係合部に係脱させることができる。
また、係合突部に交差する側の側壁部のみに挿通孔を形成することで、工数の削減を図ることができる。そして、これにより、製造コストを削減することができる。更に、挿通孔の形成に伴うアッパレールの強度低下を抑えることができる。その結果、より高い安全性を確保することができるとともに、併せて、そのロックレバーの円滑な動作を担保することができる。
また、幅方向に対向する両側壁部の一方側に荷重支持部を設けることで、アッパレールには、当該アッパレールをその荷重支持部が設けられていない他方の側壁部側に傾動させる力が作用することがある。
例えば、車両の前方衝突時、その上方にシートを支持するアッパレールには、慣性によって、当該アッパレールを上方に持ち上げる力、詳しくは、その荷重支持部を引き上げるような力が作用する。とりわけ、その荷重支持部にシートベルトの一端(シートベルトアンカー)が固定された構成では、そのシートベルト荷重に基づいて、より大きな力が作用する。そして、このような荷重支持部を引き上げる力によって、その荷重支持部が設けられていない他方の側壁部側にアッパレールが傾動する可能性がある。
しかしながら、上記構成によれば、このような慣性に基づくシート荷重やシートベルト荷重によって、アッパレールが傾動した場合であっても、そのロックレバーの係合突部が被係合部から脱離することを防ぐことができる。即ち、係合突部が荷重支持部を有しない他方の側壁部側に突出する構成では、アッパレールと一体にロックレバーが傾動することで、その係合突部が下方側に移動することになる。そして、これにより、当該係合突部と被係合部とが強く係合することで、そのロック状態が保持される。その結果、より確実に、その慣性に基づくシート荷重及びシートベルト荷重を支持して、高い安全性を確保することができる。
請求項に記載の発明は、前記係合突部は、前記シートの幅方向内側に突出するように設けられていること、を要旨とする。
上記構成によれば、その挿通孔内を上下動する係合突部が、異物を挟み込む可能性が低くなる。そして、これにより、より円滑に、ロックレバーの係合突部を被係合部に係脱させることができる。加えて、その意匠性(見栄え)の向上を図ることもできる。
請求項に記載の発明は、前記ロックレバーは、前記幅方向に突出して前記側壁部に対向する張り出し部を備えること、を要旨とする。
上記構成によれば、慣性に基づくシート荷重やシートベルト荷重によって、アッパレールをロアレールから引き剥がすような力が作用した場合であっても、そのロックレバーに設けられた張り出し部が、その対向するアッパレールの側壁部に当接することにより支持部材として機能する。そして、これにより、その両側壁部の間隔が狭まるようなアッパレールの変形を防ぐことができる。更に、張り出し部がロックレバーの位置ずれを抑える規制部材として機能することで、当該ロックレバーの幅方向変位や、その回動軸回りの軸振れを抑えることができる。その結果、より円滑に、ロックレバーの係合突部を被係合部に係脱させることができる。
特に、ロックレバーにおける幅方向の一方側にのみ係合突部が設けられている場合、その形状の非対称性によって、ロックレバーに傾きが生じやすい。従って、このような張り出し部を設けることで、より顕著な効果を得ることができる。
請求項に記載の発明は、前記ロックレバーは、少なくとも前記係合突部が突出する方向とは反対側に突出して前記側壁部に対向する前記張り出し部を備えること、を要旨とする。
上記構成によれば、効果的に、その幅方向の一方側のみに係合突部が設けられた非対称形状を要因とするロックレバーの傾きを抑えることができる。その結果、より円滑に、ロックレバーの係合突部を被係合部に係脱させることができる。
本発明によれば、より円滑に、ロックレバーの係合突部を被係合部に係脱させることができる。
本発明にかかるシートスライド装置の概略構成図。 シートスライド装置の断面図(A−A断面)。 アッパレールの分解斜視図。 (a)は、シートスライド装置の平面図、(b)は、シートスライド装置の側面図。 (a)は、ロックレバーの平面図、(b)は、ロックレバーの側面図。 シートスライド装置の断面図(B−B断面)。 別例のロックレバーの平面図。 別例のシートスライド装置の断面図(B−B断面)。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両用のシート1は、シートクッション2と、このシートクッション2の後端部に対して傾動自在に設けられたシートバック3と、このシートバック3の上端に設けられたヘッドレスト4とを備えている。
また、車両の床部Fには、車両の前後方向に延びる一対のロアレール5が設けられるとともに、これら各ロアレール5には、当該各ロアレール5上を相対移動するアッパレール6が装着されている。そして、シート1のシートクッション2は、これら各アッパレール6上に支持されている。
即ち、本実施形態では、これらのロアレール5及びアッパレール6によってシートスライド装置10が形成されている。そして、車両の乗員は、このシートスライド装置10の機能を利用することにより、そのロアレール5及びアッパレール6が延設された車両前後方向(図1中、左右方向)におけるシート1の位置調整を行うことができるようになっている。
詳述すると、図2に示すように、ロアレール5は、車両の床部F(図1参照)との固定部となる平板状の底壁部11を備えている。また、底壁部11の幅方向(図2中、左右方向)両端には、それぞれ外壁部12が立設されるとともに、これら各外壁部12の上端(図2中、上側の端部)には、それぞれ幅方向内側に向かって延びるフランジ状の上壁部13が形成されている。そして、これら各上壁部13の先端には、それぞれ下側に向かって折り返された内壁部14が形成されている。
一方、アッパレール6は、幅方向に対向する一対の側壁部15(15A,15B)を備えている。また、アッパレール6は、これらの両側壁部15(15A,15B)を接続する板状の上壁部16を備えている。そして、本実施形態のアッパレール6は、これらの両側壁部15(15A,15B)及び上壁部16が形成する断面略コ字状のアッパレール本体18が、ロアレール5側の両内壁部14間に配置されるように、同ロアレール5に装着されている。
図3に示すように、本実施形態のアッパレール6は、一方の側壁部15Aを構成する平板形状を有した第1部材21と、他方側の側壁部15B及び上壁部16を構成する断面クランク形状を有した第2部材22とを組み付けてなる。
即ち、互いの上端部21a,22aを張り合わせるように第1部材21と第2部材22とを組み付けることにより、両者の下端部21b,22bは、その第2部材22の断面クランク形状に基づいて、互いに離間した位置において略平行に配置される。そして、本実施形態では、これら第1部材21の下端部21b及び第2部材22の下端部22b、並びにその上方に配置される第2部材22の中間部22cによって、上記のようなアッパレール本体18の断面略コ字形状が形成されるようになっている。
また、図2に示すように、本実施形態のアッパレール6は、各側壁部15の下端から幅方向外側に向かってフランジ状に折り返された張出し部23と、これら各張出し部23の先端から上側に向かって折り返されたフック部24とを備えている。そして、そのフック部24が、ロアレール5を構成する外壁部12、上壁部13及び内壁部14に囲まれた空間内に配置されることにより、そのロアレール5に対する上方向及び幅方向の相対移動が規制されるようになっている。
ここで、本実施形態では、上記のように第1部材21及び第2部材22の各上端部21a,22aを張り合わせることによりアッパレール本体18の上方に形成される板状部25が、そのシート1との固定部になっている。
具体的には、図4(a)に示すように、本実施形態のアッパレール6は、その板状部25がシート1の幅方向外側(シート外側、同図中、上側)に配置されるように形成されている。即ち、図3及び図4(a)(b)に示されるアッパレール6は、車載状態においてシート1の右側を支持する右アッパレールである。そして、図示しない左アッパレールの場合、その板状部25及び左右の各側壁部15A,15Bの位置関係(左右)が逆転する。
また、図4(b)に示すように、この板状部25の後端部(同図中、右側の端部)には、シートベルトSBの一端(シートベルトアンカー)が固定されるアンカーブラケット26が設けられる。そして、本実施形態のシートスライド装置10は、このアッパレール本体18の板状部25を荷重支持部として、そのシート荷重及びシートベルト荷重を支える構成となっている。
尚、本実施形態では、上記のように幅方向に対向するロアレール5の外壁部12とアッパレール6のフック部24との間には(図2参照)、複数の転動体27が介在されている。具体的には、ロアレール5とアッパレール6との間には、その延伸方向(図4中、左右方向)に離間した位置に複数のリテーナ28が設けられており、各転動体27は、これらのリテーナ28によって転動自在に保持されている。そして、本実施形態では、これらの各転動体27がロアレール5の外壁部12及びアッパレール6のフック部24に摺接して転動することにより、そのロアレール5に対するアッパレール6の円滑な相対移動が確保されている。
また、図2及び図4(a)(b)に示すように、本実施形態のシートスライド装置10は、そのロアレール5に対するアッパレール6の相対移動を規制可能なロック機構30を備えている。
詳述すると、図2、図3及び図4(a)(b)に示すように、本実施形態のロック機構30は、回動自在にアッパレール6に支持されたロックレバー31を備えている。図3及び図5(a)(b)に示すように、本実施形態のロックレバー31は、長尺板状に形成されたレバー本体32を有している。また、そのレバー本体32の両側端部32a,32bには、幅方向(図5(a)中、上下方向)に対向する一対の側板部33が立設されている。そして、これらの各側板部33には、互いに同軸となる位置において、その幅方向外側に向かって突出する一対の支持突部34が設けられている。
一方、図3及び図6に示すように、アッパレール6の両側壁部15には、これらの各支持突部34が挿入される支持孔35が形成されている。即ち、図6に示すように、本実施形態のロックレバー31は、アッパレール6の延伸方向に沿うように両側壁部15間に配置される。そして、その両支持突部34が形成する回動軸Mを中心として回動自在にアッパレール6に支持されるようになっている。
また、図3、図5(a)(b)及び図6に示すように、ロックレバー31の一端、アッパレール6に支持された状態において回動軸Mよりも車両の後方側に配置される長手方向端部(図6中、右側の端部、作用端31a)には、その幅方向に突出する複数(本実施形態では、4本)の係合突部36が設けられている。
具体的には、図6に示すように、本実施形態のロックレバー31は、車載状態において、そのレバー本体32の側端部32bがシート1の幅方向内側(シート内側、同図中、下側)を向くように配置される。そして、上記各係合突部36は、そのレバー本体32における一方の側端部32bのみに設けられている。
また、図3、図4(b)及び図6に示すように、これら各係合突部36に交差するアッパレール6の側壁部15Bには、各係合突部36が挿通される複数(本実施形態では、4つ)の挿通孔37が形成されている。尚、これらの各挿通孔37は、それぞれ、回動軸Mを中心として円弧状に湾曲する態様で上下方向に延設されている。そして、本実施形態では、これにより、そのロックレバー31の回動に基づいた各係合突部36の上下動が許容されるようになっている。
一方、図4(a)(b)及び図6に示すように、ロアレール5には、ロックレバー31の各係合突部36が係脱可能な被係合部としての複数の係合孔38が形成されている。具体的には、各係合孔38は、ロアレール5の延伸方向に沿って略均等間隔で設けられている。また、図2に示すように、各係合孔38は、アッパレール6の各側壁部15に対向する内壁部14の上端、及びこれに連接する上壁部13の一部を切り欠くかたちでロアレール5の上方に開口する上方開口部38aを有している。そして、本実施形態では、これにより、そのロックレバー31の回動により上下動する各係合突部36が、それぞれ、そのロアレール5に対するアッパレール6の相対位置(スライド位置)に応じた位置において各係合孔38に係脱することが可能となっている。
尚、本実施形態では、アッパレール6のフック部24には、上記各挿通孔37に対応する位置に、上方に開口するスリット39が形成されている。そして、各挿通孔37に挿通されることによりアッパレール6の外側に突出する各係合突部36は、その先端がスリット39内に挿入された状態でロアレール5の各係合孔38に係合するようになっている。
即ち、図2及び図6に示すように、本実施形態のロック機構30は、そのロックレバー31の回動により各係合突部36が下方に移動してロアレール5の各係合孔38に係合することにより(図2中、実線に示された係合突部36の位置)、アッパレール6の相対移動を規制するロック状態となる。そして、ロックレバー31の回動により各係合突部36が上方に移動してロアレール5の各係合孔38から脱離することにより(図2中、二点鎖線に示された係合突部36の位置)、そのアッパレール6の相対移動を許容するアンロック状態となるように構成されている。
さらに詳述すると、図4(a)(b)に示すように、本実施形態では、アッパレール6の上壁部16には、その延伸方向(同図中、左右方向)に延びる板バネ41が設けられている。そして、ロックレバー31の作用端31aは、この板バネ41の第1バネ部42に押圧されることにより、その各係合突部36が下方に移動する方向に付勢されている。
また、回動軸Mを挟んで上記作用端31aとは反対側に配置されるロックレバー31の他端(操作端31b)には、操作レバー43が接続されている。そして、本実施形態のロック機構30は、この操作レバー43に対する操作入力に基づいて、その各係合突部36が上方に移動する方向にロックレバー31を回動させることが可能となっている。
具体的には、本実施形態の操作レバー43は、シート1の幅方向に沿うように当該シート1の前方に配置される操作部44(図1参照)と、左右のアッパレール6に沿って延びる一対のレバー部45とを備えた周知の構成を有している。尚、本実施形態では、この操作レバー43は、管材(パイプ)を略コ字状に折り曲げることにより形成される。そして、操作レバー43は、そのレバー部45の先端45aが断面コ字状をなすアッパレール本体18(図2参照)内に挿入された状態で、各アッパレール6の前方開口端6aに取着されている。
また、本実施形態では、上記のようにアッパレール6の上壁部16に固定された板バネ41の第2バネ部46は、その先端46aが前方開口端6aの近傍に配置されるように、車両の前方側(同図中、左方向)に向かって延びている。そして、上記のようにアッパレール本体18内に挿入された操作レバー43のレバー部45は、その先端45aがロックレバー31の操作端31bの上方に配置された状態で、その下端部が第2バネ部46の先端46aに支持されている。
即ち、本実施形態のロック機構30は、操作レバー43に対する操作入力を行わない通常時には、板バネ41(の第1バネ部42)の弾性力に基づいて、そのロックレバー31の各係合突部36がロアレール5の各係合孔38に係合した状態、即ちロック状態となっている。
一方、操作レバー43の操作部44を上方に引き上げるように操作することで、当該操作レバー43のレバー部45は、その板バネ41(の第2バネ部46の先端46a)に支持された部分を支点として、先端45aがロックレバー31の操作端31bを押し下げるように動作する。そして、本実施形態のロック機構30は、これによりロックレバー31が板バネ41の弾性力に抗して回動し、その作用端31aに設けられた各係合突部36が上方に移動してロアレール5の各係合孔38から脱離することによって、そのロック状態が解除される、即ちアンロック状態となるように構成されている。
また、図5(a)(b)及び図6に示すように、本実施形態のロックレバー31は、その幅方向(図6中、上下方向)に突出してアッパレール6の各側壁部15に対向する張り出し部(51,52)を備えている。
詳述すると、本実施形態では、上記各係合突部36が設けられたロックレバー31の作用端31aには、レバー本体32よりも幅狭の接続部53が設けられている。そして、本実施形態のロックレバー31は、この接続部53の先端に設けられた張り出し部51を備えている。
具体的には、張り出し部51は、その両端部51a,51bが各側壁部15に対向する態様で、アッパレール6の幅方向、詳しくはその両側壁部15に略直交する方向に向かって左右略均等に延設されている。また、この張り出し部51の幅方向長さW2は、レバー本体32の幅方向長さW1よりも広く、且つアッパレール6の両側壁部15の間隔W0よりも狭く設定されている。尚、レバー本体32の幅方向長さW1は、アッパレール6の両側壁部15の間隔W0よりも狭く設定されている。そして、本実施形態では、これにより、その張り出し部51の両端部51a,51bが、それぞれ、レバー本体32の両側端部32a,32bよりも幅方向外側に突出して、アッパレール6の両側壁部15に対向するように構成されている。
また、本実施形態のロックレバー31は、そのレバー本体32の両側端部32a,32bから、それぞれ、幅方向外側に突出してアッパレール6の各側壁部15に対向する張り出し部52を備えている。具体的には、これらの張り出し部52は、各係合突部36よりも回動軸Mに近い位置、詳しくは各係合突部36の近傍において左右対称となるように設けられている。そして、これらの張り出し部52が設けられた部分の幅方向長さW3は、上記張り出し部51の幅方向長さW2と同様に、レバー本体32の幅方向長さW1よりも広く、且つアッパレール6の両側壁部15の間隔W0よりも狭く設定されている。
次に、上記のように構成された各張り出し部51,52の作用について説明する。
上述のように、例えば、車両の前方衝突等、慣性によりシート1が移動しようとする場合において、そのシートスライド装置10が支えるシート荷重及びシートベルト荷重は、アッパレール6を後端側から上方に持ち上げる力、ひいては当該アッパレール6をロアレール5から引き剥がす力として作用する。そして、これにより、そのロアレール5の両内壁部14との位置関係に基づいて、アッパレール6に変形が生ずる可能性がある。具体的には、その幅方向に所定の間隔W0を空けて対向する両側壁部15の下端側が狭められる態様で、アッパレール本体18の断面コ字形状が変形する可能性がある。
しかしながら、上記のように、その両側壁部15間に配置されるロックレバー31に張り出し部51,52を設けることで、このようなアッパレール6の変形を抑制することが可能になる。即ち、幅方向外側に突出して各側壁部15に対向する張り出し部51の両端部51a,51b、及びレバー本体32の両側端部32a,32bから幅方向外側に突出する各張り出し部52が、それぞれ、その対向する各側壁部15に当接することにより支持部材として機能する。そして、これにより、その間隔W0が狭まる方向に向かう各側壁部15の移動が規制されることで、アッパレール本体18の断面コ字形状が保持される。その結果、このようなアッパレール6を変形させるような力が作用した後においても、ロックレバー31の円滑な係脱、つまり、その各係合突部36が被係合部としてのロアレール5の各係合孔38に対して円滑に係脱することできる状態が維持される。
更に、各張り出し部51,52がロックレバー31の位置ずれを抑える規制部材として機能することで、当該ロックレバー31の幅方向変位や、その回動軸M回りの軸振れが抑えられる。そして、本実施形態では、これにより、より円滑に、ロックレバー31の各係合突部36をロアレール5の各係合孔38に係脱させることが可能となっている。
特に、張り出し部51は、その延設方向(幅方向)に直交する断面形状が略円弧状に湾曲した曲がり形状を有している。そして、本実施形態では、この曲がり形状によって、その幅方向における高い剛性(支持剛性)が確保されている。
尚、本実施形態のロックレバー31は、上記張り出し部51の曲がり形状を含め、板材を折り曲げ加工することにより形成されている。そして、その張り出し部51とレバー本体32との接続部53を下方側(図5(b)参照、同図中、下側)に折り曲げることによって、ロックレバー31の回動時、その張り出し部51がアッパレール6の上壁部16に干渉しないように構成されている。
以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ロックレバー31は、車載状態において、そのレバー本体32の側端部32bがシート1の幅方向内側を向くように配置される。そして、各係合突部36は、そのレバー本体32における一方の側端部32bのみに設けられる。
上記構成によれば、係合突部がロックレバーの幅方向両側に突出する構成との比較において、その製造或いは組み付け誤差を要因とした挿通孔37との間の干渉が起こり難くなる。そして、これにより、厳格な公差管理を要することなく、より円滑に、ロックレバー31の各係合突部36を被係合部としての係合孔38に係脱させることができる。
また、各係合突部36に交差する側壁部15Bのみに挿通孔37を形成することで、工数の削減を図ることができる。そして、これにより、製造コストを削減することができる。また、挿通孔37の形成に伴うアッパレール6の強度低下を抑えることができる。その結果、高い安全性を確保することができるとともに、併せて、そのロックレバー31の円滑な動作を担保することができる。
(2)さらに、アッパレール6は、そのシート1の幅方向外側に配置される側壁部15Aの上方に、荷重支持部としてシート荷重及びシートベルト荷重を支える板状部25を有する。そして、各係合突部36は、シート1の幅方向内側に突出するように設けられる。
即ち、例えば、車両の前方衝突時、アッパレール6には、慣性により、当該アッパレール6を上方に持ち上げる力、詳しくは、その荷重支持部としての板状部25を引き上げるような力が作用する。ここで、板状部25は、シート1の幅方向外側に配置される側壁部15Aの上方に形成されている。このため、当該板状部25を引き上げる力は、アッパレール6をシート1の幅方向内側に傾動させる力としても作用することになる。
しかしながら、上記のようにシート1の幅方向内側に突出するように各係合突部36を設ける。つまり、上方に荷重支持部を有しない他方の側壁部15B側に向かって突出するように各係合突部36を設けることで、そのシート荷重及びシートベルト荷重によってアッパレール6と一体にロックレバー31が傾動した場合であっても、ロアレール5の係合孔38から各係合突部36が脱離することを防ぐことができる。
即ち、ロックレバー31がシート1の幅方向内側に傾動することで、各係合突部36は、その係合孔38内を下方側に移動する。そして、これにより、各係合突部36と係合孔38とが強く係合することで、そのロック状態が保持される。従って、上記構成によれば、前方衝突時においても、確実に、その慣性に基づくシート荷重及びシートベルト荷重を支持することができる。その結果、より高い安全性を確保することができる。
(3)また、シート1の幅方向外側に配置される側壁部15Aには、挿通孔37が形成されないため、当該挿通孔37内を上下動する各係合突部36が異物を挟み込み難い。そして、これにより、より円滑に、ロックレバー31の各係合突部36をロアレール5の係合孔38に係脱させることができる。加えて、その意匠性(見栄え)の向上を図ることもできる。
(4)ロックレバー31は、その幅方向に突出してアッパレール6の各側壁部15に対向する張り出し部51,52を備える。
上記構成によれば、慣性に基づくシート荷重やシートベルト荷重によって、アッパレール6をロアレール5から引き剥がすような力が作用した場合であっても、ロックレバー31に設けられた張り出し部51(の両端部51a,51b)及び各張り出し部52が、その対向するアッパレール6の各側壁部15に当接することにより支持部材として機能する。そして、これにより、その両側壁部15の間隔W0が狭まるようなアッパレール6の変形を防ぐことができる。更に、各張り出し部51,52がロックレバーの位置ずれを抑える規制部材として機能することで、ロックレバー31の幅方向変位や、その回動軸M回りの軸振れを抑えることができる。その結果、より円滑に、ロックレバー31の各係合突部36をロアレール5の各係合孔38に係脱させることができる。
特に、上記のように幅方向の一方側にのみ各係合突部36が設けられている場合、その形状の非対称性によって、ロックレバー31に傾きが生じやすい。従って、このような張り出し部51,52を設けることで、より顕著な効果を得ることができる。
(5)ロックレバー31は、接続部53を介して作用端31aの先端に設けられた張り出し部51を備える。
即ち、このように各係合突部36よりも回動軸Mから離れた位置に張り出し部51を設けることで、当該張り出し部51は、アッパレール6の両側壁部15に沿って車両の前後方向に延びるロックレバー31の延伸方向において、各係合突部36とは異なる位置、当該各係合突部36よりも後方側に配置される。そして、これにより、当該張り出し部51が各係合突部36の係脱を阻害することを回避することができる。また、慣性に基づくシート荷重やシートベルト荷重により生ずるアッパレール6の変形は、その後端側から進むことになる。従って、上記構成によれば、当該アッパレール6の変形時、より速やかに、その張り出し部51を各側壁部15に当接させることができる。そして、これにより、効果的に、そのアッパレール6の変形を防ぐことができる。その結果、より円滑に、ロックレバー31の各係合突部36をロアレール5の各係合孔38に係脱させることができる。
(6)ロックレバー31は、各係合突部36よりも回動軸Mに近い位置に設けられた張り出し部52を備える。
即ち、これらの張り出し部52は、アッパレール6の両側壁部15に沿って車両の前後方向に延びるロックレバー31の延伸方向において、各係合突部36とは異なる位置、当該各係合突部36よりも前方側に配置される。そして、これにより、当該各張り出し部52が各係合突部36の係脱を阻害することを回避することができる。
(7)張り出し部51は、延設方向に直交する断面形状が略円弧状に湾曲した曲がり形状を有する。このような構成とすることで、その幅方向の剛性を強化することができる。その結果、より効果的に、アッパレール6の変形を防ぐことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、ロックレバー31には、その先端部分の両側端部に、それぞれ、4本の係合突部36が設けられることとした。しかし、これに限らず、係合突部36の数は、任意に変更してもよい。そして、その位置についてもまた、回動軸Mよりも後方側であれば、必ずしも先端部分でなくともよい。
・また、上記実施形態では、各側壁部15には、ロックレバー31の各係合突部に対応する複数(4つ)の挿通孔37が形成されることとした。しかし、これに限らず、一の挿通孔37に対して複数の係合突部36が挿入される構成であってもよい。
・上記実施形態では、各係合突部36は、レバー本体32の側端部32bに設けられることにより、車載状態においてシート1の幅方向内側に突出することした。しかし、これに限らず、係合突部36がロックレバー31における幅方向の一方側のみに設けられる構成であればよく、各係合突部36がシート1の幅方向外側に突出する構成についても、これを排除しない。
例えば、車両衝突時等、慣性に基づくシート荷重及びシートベルト荷重によってアッパレール6がシート1の幅方向外側に傾動するような構成(荷重支持部となる板状部25が幅方向内側に配置される構成等)では、その傾動に伴う各係合突部36の脱離を防止する観点から、各係合突部36がシート1の幅方向外側に突出するものである方が好ましい。そして、幅方向外側の側壁部15Aに挿通孔37を形成しないことによる異物挟み込みの低減や、その意匠性(見栄え)を重視するならば、このようなアッパレール6の傾動方向とは関係なく、その各係合突部36がシート1の幅方向外側に突出する構成とする方が好ましい。
・また、上記実施形態では、荷重支持部となる板状部25を平板形状としたが、その形状については任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、ロックレバー31は、各係合突部36よりも回動軸Mから離れた位置に設けられた張り出し部51と、各係合突部36よりも回動軸Mに近い位置に設けられた張り出し部52とを備えることとした。しかし、これに限らず、これらの張り出し部51,52の何れか一方のみを備える構成としてもよい。
特に、より回動軸Mに近い位置に設けられた張り出し部52のみとすることで、そのロックレバー31に所謂「あそび」を設定することができる。即ち、若干の幅方向移動や傾動が許容される。その結果、より円滑に、ロックレバー31の各係合突部36をロアレール5の各係合孔38に係脱させることができる。また、あえて各係合突部36よりも後方側に配置される張り出し部51を設けないことで、車両の前方衝突時には、上記のようなアッパレール6の変形を利用して、各係合突部36を拘束することができる。そして、これにより、ロック機構30をロック状態で保持することで、高い安全性を確保することができる。
・また、各係合突部36が設けられた作用端31a側のみならず、回動軸Mを挟んで反対側となる操作端31b側に張り出し部を形成する構成についても、これを排除しない。但し、ロックレバー31の円滑な係脱を確保する観点では、各係合突部36が設けられた作用端31a側に張り出し部を形成することが望ましい。
・さらに、上記実施形態では、張り出し部51(の両端部51a,51b)及び各張り出し部52は、それぞれ、レバー本体32の両側端部32a,32bよりも幅方向外側に突出して、アッパレール6の両側壁部15に対向することとした。しかし、これに限らず、各係合突部36が突出する方向とは反対側に突出して側壁部15に対向する張り出し部をロックレバー31に設ける構成としてもよい。
例えば、図7及び図8に示すように、各係合突部36が設けられた側端部32bとは反対側の側端部32aに、当該側端部32aから幅方向外側に突出してアッパレール6の側壁部15Aに対向する張り出し部55を設ける。そして、この例において、張り出し部55は、ロックレバー31の延伸方向において、各係合突部36に対応する位置に設けられている。
このような構成としても、その幅方向の一方側のみに各係合突部36が設けられた非対称形状を要因とするロックレバー31の傾きを抑えることができる。また、張り出し部55がロックレバー31における各係合突部36の裏側に設けられることで、同張り出し部55が各係合突部36の係脱を阻害することを回避することができる。その結果、より円滑に、ロックレバー31の各係合突部36をロアレール5の各係合孔38に係脱させることができる。
・また、ロックレバー31が上記のような張り出し部を有しない構成についても、これを排除しない。但し、より円滑に、ロックレバー31の各係合突部36をロアレール5の各係合孔38に係脱させることを望むならば、上記のような張り出し部を設ける方が好ましいことは言うまでもない。
・上記実施形態では、張り出し部51は、その延設方向(幅方向)に直交する断面形状が略円弧状に湾曲した曲がり形状を有することとした。しかし、これに限らず、他方の張り出し部52も含め、その形状は任意に変更してもよい。但し、変形しようとする各側壁部15を支える支持部材としての機能を考慮するならば、その支持する方向となる幅方向の剛性を強化可能な曲がり形状を有することが望ましい。そして、その曲がり形状についても、上記のような湾曲形状のみならず、例えば、鋭角的な折曲形状等であってもよい。
・また、上記実施形態では、ロックレバー31は、板材を折り曲げ加工することにより形成されることとした。しかし、これに限らず、例えば、鋳造や鍛造、或いは切削や射出成形等、その他の加工方法で形成されるものであってもよい。尚、軽量化や製造コスト等を考慮した場合、上記実施形態のような折り曲げ加工が有利である。そして、その場合、上下方向の曲がり形状を形成することで、容易に、その幅方向における剛性を強化することができる。
次に、以上の実施形態から把握することのできる技術的思想を効果とともに記載する。
(イ)前記ロックレバーは、前記係合突部よりも前記回動軸から離れた位置に設けられた前記張り出し部を備えること、を特徴とする。
(ロ)前記ロックレバーは、前記係合突部よりも前記回動軸に近い位置に設けられた前記張り出し部を備えること、を特徴とする。
(ハ)前記ロックレバーは、該ロックレバーの延伸方向における前記係合突部に対応する位置から該係合突部が突出する方向とは反対側に突出する前記張り出し部を備えること、を特徴とする。このような構成とすることで、効果的に、その幅方向の一方側のみに係合突部が設けられた非対称形状を要因とするロックレバーの傾きを抑えることができる。その結果、より円滑に、ロックレバーの係合突部を被係合部に係脱させることができる。
(ニ)前記荷重支持部には、シートベルトの一端が固定されること、を特徴とする。このような構成では、例えば、車両の前方衝突時、アッパレールには、そのシートベルト荷重に基づいて、荷重支持部を引き上げるような力が作用する。そして、これにより、その荷重支持部が設けられていない他方の側壁部側にアッパレールが傾動する可能性がある。従って、このような構成に請求項2の発明を適用することで、より顕著な効果を得ることができる。
1…シート、5…ロアレール、6…アッパレール、10…シートスライド装置、15(15A,15B)…側壁部、25…板状部(荷重支持部)、SB…シートベルト、26…アンカーブラケット、30…ロック機構、31…ロックレバー、31a…作用端、31b…操作端、32…レバー本体、32a,32b…側端部、36…係合突部、37…挿通孔、38…係合孔(被係合部)、38a…上方開口部、51,52…張り出し部、51a,51b…端部、53…接続部、55…張り出し部、M…回動軸、W0…間隔、W1,W2,W3…幅方向長さ。

Claims (4)

  1. 車両の前後方向に延びるロアレールと、上方にシートを支持するとともに前記ロアレール上を相対移動可能に設けられたアッパレールと、前記アッパレールの相対移動を規制可能なロック機構とを備え、
    前記アッパレールは、幅方向に対向する一対の側壁部を有し、これら両側壁部の一方側に荷重支持部を有し、前記ロック機構は、前記両側壁部に交差する回動軸を有して回動自在に前記アッパレールに支持されたロックレバーを備えるとともに、
    前記ロックレバーには、前記回動軸よりも後方側の位置において幅方向に突出する係合突部が設けられており、前記係合突部に交差する前記側壁部には、上下動可能に前記係合突部が挿通される挿通孔が形成されているとともに、前記ロアレールには、前記ロックレバーの回動に基づく前記上下動によって前記係合突部が係脱可能な上方開口部を有した複数の被係合部が形成されている車両用シートスライド装置において、
    前記係合突部は、前記両側壁部の他方側のみに突出するように設けられていること、
    を特徴とする車両用シートスライド装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シートスライド装置において、
    前記係合突部は、前記シートの幅方向内側に突出するように設けられていること、
    を特徴とする車両用シートスライド装置。
  3. 請求項1又は請求項に記載の車両用シートスライド装置において、
    前記ロックレバーは、前記幅方向に突出して前記側壁部に対向する張り出し部を備えること、を特徴とする車両用シートスライド装置。
  4. 請求項に記載の車両用シートスライド装置において、
    前記ロックレバーは、少なくとも前記係合突部が突出する方向とは反対側に突出して前記側壁部に対向する前記張り出し部を備えること、
    を特徴とする車両用シートスライド装置。
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