JP5866399B2 - 履物用中敷き - Google Patents
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Description
本発明は、履物に嵌め込まれ使用者の足が載置される履物用中敷きに関するものである。
靴等の履物のクッション性を向上させたり、履物内の湿度を調節したりして履き心地を良くするために、履物の底には履物用中敷きが敷かれている(例えば、特許文献1参照)。
一方、使用者の足のサイズに比べて履物のサイズが大きい場合において、サイズ調整のために履物用中敷きが使用されることも多い。
一方、使用者の足のサイズに比べて履物のサイズが大きい場合において、サイズ調整のために履物用中敷きが使用されることも多い。
サイズ調整のための履物用中敷きには、靴底全体に敷かれる履物用中敷きや踵部のみの履物用中敷きが知られている。
しかしながら、従来のサイズ調整のための履物用中敷きには以下の問題点がある。
(1)靴底全体に敷かれる履物用中敷き
全体的に靴が小さくなるので、窮屈になりがちである。すなわち、特に日本人は足が幅広である人が多いが、このような幅広の足の人がサイズ調整のために履物用中敷きを使用すると足囲に関して窮屈になってしまう。しかも履物用中敷きでは部分的なサイズ調整が不可能であるので、幅広の足の日本人には適さないことが多い。
(1)靴底全体に敷かれる履物用中敷き
全体的に靴が小さくなるので、窮屈になりがちである。すなわち、特に日本人は足が幅広である人が多いが、このような幅広の足の人がサイズ調整のために履物用中敷きを使用すると足囲に関して窮屈になってしまう。しかも履物用中敷きでは部分的なサイズ調整が不可能であるので、幅広の足の日本人には適さないことが多い。
(2)踵部のみの履物用中敷き
靴底全体に敷かれる履物用中敷きと比べて足囲の窮屈さは無いが、歩行中に停止した場合等に足が靴の中で前方にずれる、いわゆる前滑りに対応できない。
また、使用者の甲や足首前部が履物の前面(舌部等)から離間していると、歩行中に足が履物用中敷きから浮いてしまうという問題もある。
靴底全体に敷かれる履物用中敷きと比べて足囲の窮屈さは無いが、歩行中に停止した場合等に足が靴の中で前方にずれる、いわゆる前滑りに対応できない。
また、使用者の甲や足首前部が履物の前面(舌部等)から離間していると、歩行中に足が履物用中敷きから浮いてしまうという問題もある。
そこで、本発明の目的とするところは、足囲が窮屈になり難く、しかも足の前滑りに対応可能な履物用中敷きを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の履物用中敷き(10)は、履物に嵌め込まれ使用者の足が載置される履物用中敷き(10)において、使用者の土踏まずに対応する土踏まず部(12)と、前記土踏まず部(12)の後方に位置し使用者の踵に対応する踵部(13)と、前記踵部(13)の左右側方を通り上方かつ前方に膨出湾曲して、使用者の足首前部を締着可能で使用者の踵を前記履物の腰革に押付可能な伸縮性を有する帯体(14)と、を備え、前記土踏まず部(12)、前記踵部(13)、及び前記帯体(14)のみからなることを特徴とする。
ここで、上記括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に掲載された対応要素または対応事項を示す。
本発明によれば、踵部又は土踏まず部の左右側方を通り上方かつ前方に膨出湾曲して、使用者の足首前部を締着可能な帯体を備えるので、前後方向のサイズが小さい場合の足の前滑りや、甲や足首前部が履物の前面から離間している場合の足の浮きを抑制可能である。
しかも、本発明に係る履物用中敷きを使用しても足囲が窮屈になり難い。
また、使用者の踵が履物の腰革に押し付けられるので、バランスがよい。
さらに、本発明に係る履物用中敷きを厚くする必要がないので、履き心地も変わり難い。
しかも、本発明に係る履物用中敷きを使用しても足囲が窮屈になり難い。
また、使用者の踵が履物の腰革に押し付けられるので、バランスがよい。
さらに、本発明に係る履物用中敷きを厚くする必要がないので、履き心地も変わり難い。
特に、履物用中敷きが土踏まず部、踵部、及び帯体のみからなる場合には、当該履物用中敷きの前後方向の長さが短くなるので、子供用のように極めてサイズが小さい場合を除き、大半の大人用のサイズの履物に使用可能である。
また、本発明によれば、帯体が伸縮性を有するので、足のサイズや足首の位置に使用者の個人差があっても十分に対応可能である。
図1及び図2を参照して、本発明の実施形態に係る履物用中敷き10を説明する。
この履物用中敷き10は、中敷き本体11と帯体14のみからなる。
この履物用中敷き10は、中敷き本体11と帯体14のみからなる。
中敷き本体11は、前方に位置する土踏まず部12と、土踏まず部12の後方に位置する踵部13とからなる一枚のシート状であり、平面視略楕円形となっている。
履物用中敷き10の使用時には土踏まず部12は使用者の土踏まずに対応するとともに、踵部13は使用者の踵に対応する。
履物用中敷き10の使用時には土踏まず部12は使用者の土踏まずに対応するとともに、踵部13は使用者の踵に対応する。
帯体14は、ゴムバンドであり伸縮性を有している。
また、帯体14は踵部13の左右側方を通り上方かつ前方に膨出湾曲して、使用者の足首前部を締着可能となっている。
そして、本実施形態においては、帯体14は環状であり、中敷き本体11(踵部13)の下面にその環の内方側が貼着(縫合でもよい)されることで、中敷き本体11に対して固定されている。したがって、中敷き本体11から帯体14を容易には取り外すことができない。
また、帯体14は踵部13の左右側方を通り上方かつ前方に膨出湾曲して、使用者の足首前部を締着可能となっている。
そして、本実施形態においては、帯体14は環状であり、中敷き本体11(踵部13)の下面にその環の内方側が貼着(縫合でもよい)されることで、中敷き本体11に対して固定されている。したがって、中敷き本体11から帯体14を容易には取り外すことができない。
次に、この履物用中敷き10の使用方法について説明する。
この履物用中敷き10は、使用者が例えば靴を購入したものの、前後方向のサイズが合っていない場合や、使用者の甲や足首前部が靴の前面(舌部等)から離間している場合に使用される。特に、紐や面ファスナー付きベルトでサイズ調整できない、例えばムートンブーツのような靴に好適である。
この履物用中敷き10は、使用者が例えば靴を購入したものの、前後方向のサイズが合っていない場合や、使用者の甲や足首前部が靴の前面(舌部等)から離間している場合に使用される。特に、紐や面ファスナー付きベルトでサイズ調整できない、例えばムートンブーツのような靴に好適である。
まず、靴内部にこの履物用中敷き10を嵌め込む。
次に履物用中敷き10を最も後方に配置して、踵部13に使用者の踵が載る位置とする。
次に履物用中敷き10を最も後方に配置して、踵部13に使用者の踵が載る位置とする。
そして、中敷き本体11と帯体14との間につま先側から足を挿入し、図2に示すように帯体14を使用者の足首前部に当接させる。
以上のように構成及び使用される履物用中敷き10によれば、踵部13の左右側方を通り上方かつ前方に膨出湾曲して、使用者の足首前部を締着可能な帯体14を備えるので、前後方向のサイズが小さい場合の足の前滑りや、甲や足首前部が履物の前面から離間している場合の足の浮きを抑制可能である。
しかも、本実施形態に係る履物用中敷き10を使用しても足囲が窮屈になり難い。
また、使用者の踵が履物の腰革に押し付けられるので、バランスがよい。
さらに、中敷き本体11を厚くする必要がないので、履き心地も変わり難い。
しかも、本実施形態に係る履物用中敷き10を使用しても足囲が窮屈になり難い。
また、使用者の踵が履物の腰革に押し付けられるので、バランスがよい。
さらに、中敷き本体11を厚くする必要がないので、履き心地も変わり難い。
また、履物用中敷き10が土踏まず部12、踵部13、及び帯体14のみからなるので、当該履物用中敷き10の前後方向の長さが短くなり、子供用のように極めてサイズが小さい場合を除き、大半の大人用のサイズの履物に使用可能である。
また、帯体14が伸縮性を有するので、足のサイズや足首の位置に使用者の個人差があっても十分に対応可能である。
なお、本実施形態において、帯体14は踵部13の左右側方を通り上方かつ前方に膨出湾曲するとしたが、これに限られるものではなく、それよりも前方、すなわち、土踏まず部12の左右側方を通り上方かつ前方に膨出湾曲するものであってもよい。
また、土踏まず部12、踵部13、及び帯体14のみからなるとしたが、中敷き本体11が前方に延びていてもよい。つまり、使用者のつま先に対応する部分まであってもよい。
さらには、帯体14を中敷き本体11に対して着脱可能としてもよい。こうすることで、使用者が帯体14の着脱位置を調整して、さらに高いフィット感を得ることができる。
また、帯体14は伸縮性を有するとしたが、これに限られるものではない。使用される履物の種類やデザインによって適宜変更可能である。
また、中敷き本体11の上面に、足の裏の形状に合わせた凸部を適宜形成していてもよい。
また、履物用中敷き10を左右対称としても左右非対称としてもよい。
また、履物用中敷き10を左右対称としても左右非対称としてもよい。
また、帯体14は環状であるとしたが、これに限られるものではなく、平面視が横長の矩形状であってもよい。
また、帯体14は、帯よりも幅の狭い紐状であってもよい。このとき、帯体14が踵部13や土踏まず部12の左右側方のそれぞれから延び、靴紐のように使用者の足首前部で結ぶようにしてもよい。
また、帯体14は、帯よりも幅の狭い紐状であってもよい。このとき、帯体14が踵部13や土踏まず部12の左右側方のそれぞれから延び、靴紐のように使用者の足首前部で結ぶようにしてもよい。
さらに、帯体14は第一帯体及び第二帯体の二つからなるとしてもよい。
詳細には、第一帯体は踵部の左右側方を通り上方かつ前方に膨出湾曲させ、使用者の足首前部を締着可能とする。
そして、第二帯体は第一帯体よりも前方かつ第一帯体に並列に配置し、土踏まず部の左右側方を通り上方に膨出湾曲して使用者の甲を締着可能とする。
また、第一帯体の膨出量を第二帯体の膨出量よりも大きくすることで、使用者が足首に窮屈さを感じ難くなり、快適である。
このように、帯体14が第一帯体及び第二帯体の二つからなることで、よりフィット感が高くなる。
詳細には、第一帯体は踵部の左右側方を通り上方かつ前方に膨出湾曲させ、使用者の足首前部を締着可能とする。
そして、第二帯体は第一帯体よりも前方かつ第一帯体に並列に配置し、土踏まず部の左右側方を通り上方に膨出湾曲して使用者の甲を締着可能とする。
また、第一帯体の膨出量を第二帯体の膨出量よりも大きくすることで、使用者が足首に窮屈さを感じ難くなり、快適である。
このように、帯体14が第一帯体及び第二帯体の二つからなることで、よりフィット感が高くなる。
10 履物用中敷き
11 中敷き本体
12 土踏まず部
13 踵部
14 帯体
11 中敷き本体
12 土踏まず部
13 踵部
14 帯体
Claims (1)
- 履物に嵌め込まれ使用者の足が載置される履物用中敷きにおいて、
使用者の土踏まずに対応する土踏まず部と、
前記土踏まず部の後方に位置し使用者の踵に対応する踵部と、
前記踵部の左右側方を通り上方かつ前方に膨出湾曲して使用者の足首前部を締着可能で使用者の踵を前記履物の腰革に押付可能な伸縮性を有する帯体と、を備え、
前記土踏まず部、前記踵部、及び前記帯体のみからなることを特徴とする履物用中敷き。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014083964A JP5866399B2 (ja) | 2014-03-29 | 2014-03-29 | 履物用中敷き |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014083964A JP5866399B2 (ja) | 2014-03-29 | 2014-03-29 | 履物用中敷き |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2015188748A JP2015188748A (ja) | 2015-11-02 |
JP5866399B2 true JP5866399B2 (ja) | 2016-02-17 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014083964A Active JP5866399B2 (ja) | 2014-03-29 | 2014-03-29 | 履物用中敷き |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5866399B2 (ja) |
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JP2004357791A (ja) * | 2003-06-02 | 2004-12-24 | Sea Shell:Kk | 履物 |
JP3107850U (ja) * | 2004-09-22 | 2005-02-17 | 株式会社 日元倶楽部 | 足底板 |
-
2014
- 2014-03-29 JP JP2014083964A patent/JP5866399B2/ja active Active
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