JP3225249U - 成人用踵安定ベルト靴 - Google Patents

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伊藤 秀樹
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Abstract

【課題】履き口と踵部の締付けを確実にして靴内部で足を安定させる成人用踵安定ベルト靴を提供する。
【解決手段】履き口押え用のベルト4を長尺とし、該ベルトの取り付け起点を踵部近くにすると共に、反対側の踵部近くに設けた支持ベルトの先端に折り返し用のベルトリングを取り付け、該リングを通してベルトを反転させて甲履き口Dの前部を押え込み、面ファスナーにてベルトの固定位置を任意に調整し、且つ、前記支持ベルトを通して押え安定化させるベルト通しを靴本体1の内側面に該支持ベルトに直交するように設けた。更に、踵部の内側に半月形状の補強部材12を固着し、該補強部材12を踵後方は固く、踵両脇部分を柔らかく形成した。更に、ベルトリングの取り付け位置を甲履き口の上側面になるよう支持ベルトを延長した。
【選択図】図1

Description

本考案は、面ファスナー付きベルトの取り付け起点と、折り返し部となるリングを取り付けた支持ベルトの起点を踵部に近い位置にすると共に、踵部内部の補強部材に強弱の部分を設けることにより履き口と踵の締付けを確実とし、靴内部で足を安定させることが容易な成人用踵安定ベルト靴に関する。
人間が歩くとき、体は前後左右・上下にバランスを取りながら歩く。人間の歩行周期は立脚期と遊脚期に分類される。更に、立脚期では、踵接地・足底接地・立脚中期・踵離地・足趾離地に細分化され、遊脚期では、加速期・遊脚中期・減速期に細分される。歩行周期の立脚期による歩行の重心移動(軌跡)を足裏から見ると、理想の重心移動は踵中央からやや外側で始まり、小趾側へ移動し、中央を通り最後は母趾で抜けていくことである。
サイズが大きいことや足の形状に合わない靴を履くことにより、立脚期において靴の中で足が大きく動いてしまう。歩行周期において、立脚期の最初である踵接地で踵が安定せず、仮に内側に倒れてしまう場合、理想の重心移動である小趾側に重心移動することは困難である。一方で、外側に踵が倒れてしまう場合、母趾への重心移動が困難となる。このように、踵が安定しないこれらの問題は歩行重心移動に大きく影響し、非効率な歩行によって足の疲労を蓄積するばかりではなく、様々な足の健康問題にもつながる。
従来のローカット形状のウォーキング靴の場合、特にアウトドア環境での下り坂を歩行した際の足の前滑りを防ぎにくく、それによる着用者の爪先部分に障害が発生してしまうことがあった。本来、このような状況で足の前滑りを防ぐことを考える場合、ハイカット形状のトレッキング靴等を着用し、足首部分をしっかり固定することが必要であった(特許文献1)。しかしながら、そこまでの本格的な活動ではない、例えば、里山歩き程度では平地の歩行や市街地を歩くことも多く、このようハイカット形状の靴では却って負担が大きくなってしまうことから、ローカット形状のウォーキング靴を着用する場合が多い。
ローカット形状のウォーキング靴の場合、靴ひもによる着脱が一般的であり、足の形状、特に踵部分の形状が靴と不一致であった場合、靴ひもの締付けだけでは足をしっかりと固定しにくく、それによって足の前滑りを起してしまう原因となった。又、靴ひもでの着脱は特に高齢者などにとっては手間のかかる作業になってしまうことから、靴の側面部に設けたジッパーを使用しての着脱ができるようにしている靴も多いが、その場合、紐の緩みなどの調製ができず、足を靴にしっかりと固定することが更に困難になってしまう。
今までにも、足首や踵をしっかり靴内に固定することで足の前滑りを予防する目的の靴は多数提案されている。例えば特許文献2のように、後甲被部の外側面又は内側面に伸縮性部材からなる切込部を設け、この切込部を架け渡す締付けバンドにて踵部をホールドしたものがある。しかし、この場合、単純に靴の踵部分と甲前面で前後から挟み込むことで足首を固定させるものであるため、踵の両脇部分は前後からの圧力によってむしろ外側へと開く恐れがある。その場合、強く拘束すればするほど両脇が開いてしまい、踵の安定が得られない恐れがある。従って、靴の踵形状と足の踵の形状の不一致による踵の横ブレと
いう根本的な問題を解消することができない。また、踵の前倒しを誘発しかねない。
また、特許文献3のように、踵部から土踏まず部分にかけてのフィット性と安定性を図る陸上競技用シューズの緊締構造の提案がある。この文献では帯状の緊締部材を踵部から内甲側または外甲側にかけて配設し、折り返し部を介して足甲部に緊締する構造であり、踵部にカウンター部材を設けることで緊締部材を緊締したとき、踵部材の上端部前方下側に引っ張られてシューズの踵部材を足のアキレス腱の形状に沿って密着させる効果を謳っている。しかし、緊締部材が踵部上方から延出し、折り返し部から固定部まで長尺であるため緊縛効果が維持しにくい。更に、緊縛部材が踵部の上方に止着されるため、強く締め付けるときに踵上部が前倒ししてしまい、着用時に拘束した足の固定が緩んでしまい、踵の固定が得られない恐れがある。又、競技用であるため着用に手間がかかり、一般向けの靴には不向きである。
特開昭60−227701号公報 特許第5912392号公報 特開2001−211903号公報
前記したように、足の形状と靴の形状の不一致による、特に踵部分の靴内部での収まりの悪さが原因の着用後の足の健康問題が多い。従来の甲部を靴ひもや面ファスナーで固定する方法では甲前部への締付けで甲上部の終端部分からの圧力で足を固定することになり、踵部分のサイズ、形状の不一致を解消する十分な調整は難しい。その結果、足の形状、特に踵の幅が、靴の踵部分の幅よりも細い場合には、靴内での足の前滑りを起しやすくなり、足の爪先部の健康問題を引き起こす原因となる。また、靴内部で足が必要以上に動いてしまうことによって、足裏の力を靴底に伝えにくくなることで、歩行時の疲労を増加させる原因になり得る。逆に、足の踵部分が靴の踵内寸に対して大きく、太い場合は踵部分などに過度の摩擦を引き起こし、靴擦れ等の原因となる。
本考案はこのような課題を考慮してなされたものであり、履き口押え用のベルトを長尺とし、該ベルトの取り付け起点を踵部近くにすると共に、反対側の踵部近くに設けた支持ベルトの先端に折り返し用のリングを取り付け、該リングを通して前記ベルトを反転させて折り返して甲履き口を押え込み、面ファスナーにてベルトの固定位置を任意に調整する。且つ、上記のベルトの調節により踵部分が前倒しになることで履き口後方に違和感がでないよう、踵部の内側に半月形状の補強部材を固着し、該補強部材をして硬度に強弱を設けることにより、個々の様々な形状の足に対応することができる。よって、個々の足の形状に合った靴を探す手間を省き、大きさの不一致によって生じる靴の中での踵、即ち足の移動やブレを押え、特に足の前滑りによって発生するつま先部の変形、障害などを予防する効果が期待できる。
上記目的を達成するため、請求項1記載の成人用踵安定ベルト靴は、履き口押え用のベルトを長尺とし、該ベルトの取り付け起点を踵部近くにすると共に、反対側の踵部近くに設けた支持ベルトの先端に折り返し用のベルトリングを取り付け、該リングを通してベルトを反転させて甲履き口の前部を押え込み、面ファスナーにてベルトの固定位置を任意に調整し、且つ、前記支持ベルトを押え安定化させるベルト通しを靴本体の内側面に、該支持ベルトに直交するように設け、更に、踵部の内側に半月形状の補強部材を固着し、該補強部材を踵後方は固く、踵両脇部分を柔らかく形成したことを特徴とする。
請求項2記載の成人用踵安定ベルト靴は、請求項1に記載のベルト靴であって、ベルトリングの取り付け位置を甲履き口の上側面になるよう支持ベルトを延長したことを特徴とする。
請求項3記載の成人用踵安定ベルト靴は、半月形状の補強部材を、エチレン酢酸ビニルコポリマーと熱可塑性ポリウレタン及びポリエステルの合成素材で、踵後部を同素材にて二重に接着したことを特徴とする。
本考案によれば、甲前面の拘束と同時に踵両脇の拘束が為されるため、甲前面への圧力と踵両脇への圧力を同時に加えることができることから踵部の固定が確実となる。従って、個々の足の形状や大きさの不一致によって生じる靴の中での踵、即ち足の移動やブレを押え、特に足の前滑りによって発生する爪先部の変形、障害などを予防する効果が期待できる。今までローカット靴では難しかった足の前滑りを予防でき、しかも構成が簡単で着脱の容易さから高齢者などでも対応が可能である。
本考案の実施例を示す右足の成人用踵安定ベルト靴の斜視図である。 同右足の内側の成人用踵安定ベルト靴の斜視図である。 同右足の成人用踵安定ベルト靴の履き口ベルトを外した状態の説明図である。 同右足の内側の成人用踵安定ベルト靴の履き口ベルトを外した状態の説明図である。 同踵部に挿入される補強部材の説明図である。 同甲履き口ベルトの折り返し点のベルトリングとベルト通しの拡大図である。
以下、本考案を図示する実施形態により具体的に説明する。図1乃至図4は、本考案の一実施形態の成人用踵安定ベルト靴を示す斜視図で、靴本体1の踵部2の踵外側補強部3に履き口押えベルト4の起点部Aを固着し、甲履き口Dを押えて反対側の折り返し部Cとなるベルトリング5を通して折り返された前記ベルト4を、起点部A側に反転するように配設する。ベルトリング5は反対側の踵部2の近く、即ち、踵外側補強部3´を起点部Bとして固定された支持ベルト6の先端に取り付けられており、甲履き口Dの上側面に位置するように配設されている。該ベルトリング5は細長矩形状に形成され、該ベルトリング5の下側の直線部5aに、踵外側補強部3´に固定された支持ベルト6が折り返して挿通され、ベルトリング5の上側の直線部5bにて履き口押えベルト4は起点部A側に折り返される。
7は前記支持ベルト6を挿通して外側から押え込むベルト通しであり、履き口押えベルト4を図4の矢印方向に引っ張ったときに該ベルト4と支持ベルト6の位置が甲前面又は甲後方にぶれないようにしている。ベルト通し7は支持ベルト6に対し直交するように靴本体1の内側面8に両端が固着されている。
更に、履き口押えベルト4は、図3に示すようにベルト4の先端部の下面4aに面ファスナー9が固着され、対応する面ファスナー10が甲履き口Dの上部に当たる位置のベルト4の上面4bに固着されている。
12は靴本体1の踵部2に内装される補強部材で、踵形状に対応した半月形状を呈し、踵の後部に当接する部分12aの硬度を固く、踵の左右両脇11、11´に当接する部分12bの硬度を柔らかくした。具体的には、半月形状の補強部材12はエチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)と熱可塑性ポリウレタン(TPU)及びポリエステルの合成素材であり、厚みは1.2mm厚の材料で構成され、踵の後部に当接する部分12aは同材料を重ねて接着して硬度を加えている。これにより、ベルト4を引っ張り、甲履き口Dを絞り込む調整時に、硬度を固くした踵の後部に当接する部分12aにて踵部2が前に倒れるのを防ぎ、踵の両脇部に当接する部分12bが足を包み込むように絞り込まれてフィットする。こうして踵は踵部2にしっかり固定される。
次に、本考案の使用方法を説明する。
靴本体1の甲履き口Dに足を入れ、側面の履き口押えベルト4を、ベルトリング5を通して折り返し、ベルトの起点部A側に向けて引き絞ることで足の甲部は甲履き口Dに固定される。履き口押えベルト4を引き絞ったとき、支持ベルト6の位置がベルト通し7によりぶれないよう規制されているため、該ベルト4の引っ張る力が確実に起点部A、Bに伝わり、踵が確実に固定される。
このとき、履き口押えベルト4の引き絞りにより踵部2は靴本体1の前方向に引かれる動きをするが、踵部2内に装着されている補強部材12にてその動きは規制される。即ち、補強部材12は踵の後部に当接する部分12aの硬度を固くしているので踵部が前に倒れるのを防ぎ、踵の両脇に当接する部分12bの硬度を柔らかく形成しているため踵の両脇部に当接する部分12bが足を包み込むように絞られる。これにより、踵のぶれを押え、靴内部で足を安定させ、足の前滑りを押えることができる。
ベルト折り返し部Cとなるベルトリング5は踵部2近くを起点部Bとする支持ベルト6の先端に取り付けられ、靴本体1に対してはフリーな状態であるため、履き口押えベルト4を引き絞ると甲履き口Dの前部をきつく絞り込むことができる。これはベルトリング5が甲履き口Dの上側部に位置するため履き口の絞り込みがより強固にできることによる。
また、履き口押えベルト4を緩めたときにベルトリング5を先端に取り付けた支持ベルト6が靴の内側に倒れ込み、もう一方の足で踏み付けないように支持ベルト6はベルト通し7に挿通されて押え込まれている。
1 靴本体
2 踵部
3、3´ 踵外側補強部
4 履き口押えベルト
5 ベルトリング
6 支持ベルト
7 ベルト通し
8 靴の内側面
9、10 面ファスナー
11、11´ 踵の内脇部
12 補強部材
12a 踵の後部に当接する部分
12b 踵の両脇に当接する部分

Claims (3)

  1. 履き口押え用のベルトを長尺とし、該ベルトの取り付け起点を踵外側補強部にすると共に、反対側の対向する踵外側補強部に設けた支持ベルトの先端に折り返し用のベルトリングを取り付け、該リングを通してベルトを反転させて甲履き口の前部を押え込み、面ファスナーにてベルトの固定位置を任意に調整し、且つ、前記支持ベルトを押え安定化させるベルト通しを靴本体の内側面に該支持ベルトに直交するように設け、更に、踵部の内側に半月形状の補強部材を固着し、該補強部材を踵後方は固く、踵両脇部分を柔らかく形成したことを特徴とする成人用踵安定ベルト靴。
  2. 前記ベルトリングの取り付け位置を甲履き口の上側面になるよう支持ベルトを延長したことを特徴とする請求項1に記載の成人用踵安定ベルト靴。
  3. 前記半月形状の補強部材は、エチレン酢酸ビニルコポリマーと熱可塑性ポリウレタン及びポリエステルの合成素材で、踵後部を同素材にて二重に接着したことを特徴とする請求項1に記載の成人用踵安定ベルト靴。
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