JP5865781B2 - 吐出容器 - Google Patents
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本発明に係る吐出容器は、内容物が収容されるとともに内容物の減少に伴いしぼみ変形する可撓性に富む内容器、および該内容器が内装された外容器を備える容器本体と、該容器本体の口部に装着され、内容物を吐出する吐出口が形成された吐出キャップと、を備え、前記外容器には、前記内容器との間に外気を吸入する吸気孔が形成され、該吸気孔は、空気弁部によって外部との連通および遮断が切り替えられ、前記吐出キャップには、前記口部を閉塞する中栓部材と、該中栓部材に容器軸方向に貫設され、前記吐出口と前記内容器の内部とを連通する連通口と、前記中栓部材に、容器軸方向に沿った吐出口側から着座して前記連通口を閉塞するとともに、前記吐出口側に弾性変位することで前記連通口を開放する開閉弁部と、が設けられ、該開閉弁部には、容器軸方向に延在するとともに前記吐出口に連通し、かつ摺動体が容器軸方向に摺動自在に収容された収容筒部が備えられ、前記摺動体および前記収容筒部は、前記摺動体が前記収容筒部内を摺動するときに、前記収容筒部内を通した前記内容器の内部と前記吐出口との連通が実質的に遮断されるように構成されていることを特徴とする。
その後、吐出容器を元の正立姿勢に戻したり、容器本体の押し込みを停止、解除したりすることで、内容器内の内容物による開閉弁部への押圧力を弱め、開閉弁部を、前記内容器の内部側に復元変位させて連通口を閉塞し、内容器を密閉して内容物の吐出を停止する。このとき摺動体が、当該摺動体の自重や内容器内の圧力低下により収容筒部内を容器軸方向に沿った内容器の内部側に摺動し、収容筒部の内部において、摺動体よりも前記吐出口側に位置する部分が拡大する。これにより、開閉弁部が前記内容器の内部側に復元変位することと相俟って、吐出口内の内容物が吐出キャップの内側に引き込まれることとなる。
また内容物の吐出後、開閉弁部が復元変位することで連通口が閉塞されるので、内容物を吐出していない状態において内容器の密閉性を確保することができる。
以下、図面を参照し、本発明の第1実施形態に係る吐出容器について説明する。
図1に示すように、吐出容器10は、内容物が収容されるとともに内容物の減少に伴いしぼみ変形する可撓性に富む内容器11、および内容器11が内装されるとともに弾性変形可能な外容器12を備える容器本体13と、容器本体13の口部13aに装着され、内容物を吐出する吐出口14が形成された吐出キャップ15と、吐出キャップ15に着脱自在に装着され吐出口14を覆うオーバーキャップ16と、を備えている。
上筒部17のうち、外容器12で構成された部分(以下、外上筒部という)17aの外周面には雄ねじ部が形成されている。前記雄ねじ部には、容器軸O方向に延在する連通溝が形成されている。外上筒部17aにおいて前記雄ねじ部より下側に位置する部分には、内容器11との間に外気を吸入する吸気孔19が形成されている。外上筒部17aの内周面には、上筒部17のうち、内容器11で構成された部分(以下、内上筒部という)17bが積層されている。内上筒部17bの上端部は、径方向の外側に折り返されて外上筒部17aの開口端上に配置されている。
中栓部材20は、外周縁部が容器本体13の口部13aの開口端上に配置された環状の底壁部23と、底壁部23から下方に向けて突設され容器本体13の口部13a内に嵌合されたシール筒部24と、底壁部23の外周縁部から立設された外筒部25と、底壁部23の内周縁部から立設された有頂筒状の内筒部26と、底壁部23に立設され、内筒部26を径方向の外側から囲繞するとともに外筒部25に径方向の外側から囲繞される中筒部27と、を備えている。これらの底壁部23、シール筒部24、外筒部25、内筒部26および中筒部27は、容器軸Oと同軸に配置されるとともに一体に形成されている。
また外筒部25の下端部には、径方向に貫通し、かつ下方に向けて開口する外気流通孔28が形成されている。外気流通孔28は、吸気孔19に連通している。
また、本体筒部材21の天壁部において吐出筒部30を回避する部分には、本体筒部材21内と外部とを連通する外気導入孔31が形成されている。
基筒部36は、中栓部材20の前記連通口29内に位置するとともに連通口29よりも小径となっており、連通口29のうち、連通口29の内周面と収容筒部35の外周面との間には、容器軸Oと同軸に配置された環状の連通隙間39が設けられている。
なお前記区画筒部33、空気弁部34、開閉弁部40および弾性連結片41は一体に形成されている。
すると内容器11内の圧力が上昇し、開閉弁部40が、内容器11内の内容物により押圧されて、弾性連結片41を弾性変形させながら容器軸O方向に沿った吐出口14側に弾性変位する。これにより、開閉弁部40のフランジ部35aが中栓部材20から前記吐出口14側に離反し、連通口29の前記連通隙間39が開放されることとなり、内容器11内の内容物が連通隙間39および吐出口14を通して外部に吐出される。このとき摺動体43は、当該摺動体43の自重と、収容筒部35の補助筒部37を通して及ぼされる内容器11内の圧力と、により収容筒部35の基筒部36内を前記吐出口14側に摺動する。
なお、収容筒部35の基筒部36内を摺動体43が容器軸O方向に摺動するとき、摺動体43の外面と基筒部36との内周面との間に隙間がない状態で摺動してもよく、前記引き込み作用が生じる程度の微小な隙間があいた状態で摺動してもよい。つまり、摺動体43の外面と基筒部36の内周面との間には、実質的に内容物が通過できない程度の隙間が設けられていてもよい。
その後、再び容器本体13の外容器12をスクイズ変形させると、空気弁部34は閉状態とされていることから外容器12と内容器11との間の内圧が正圧となり、この正圧によって内容器11が減容変形され、前述の作用により内容物が吐出される。
また内容物の吐出後、開閉弁部40が、復元変位することで連通口29が閉塞されるので、内容物を吐出していない状態において内容器11の密閉性を確保することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る吐出容器を説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
次に、本発明の第3実施形態に係る吐出容器を説明する。
なお、この第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
そして本実施形態では、中栓部材20には、収容筒部35を径方向の外側から囲繞する保護筒部62が、下方に向けて突設されている。保護筒部62は、容器軸Oと同軸に配置されるとともに収容筒部35よりも大径とされ、保護筒部62の内周面と収容筒部35の外周面との間には、周方向の全周にわたって延在し連通口29の前記連通隙間39に連通する環状隙間63が設けられている。なお図示の例では、保護筒部62の下端は、収容筒部35の下端よりも下方に位置している。
ここで前記連結部は、周方向に隣り合う保護壁片同士を連結してもよい。この場合、連結部が、スリット部62aに1つ、またはスリット部62aに容器軸O方向に間隔をあけて複数配置され、保護壁片同士のうち、周方向に対向し合う端面同士を互いに連結していてもよい。また前記連結部は、径方向に対向し合う保護壁片同士を連結してもよい。この場合、連結部が、保護壁片同士のうち、収容筒部35の下端よりも下側に位置する下端部同士を連結してもよい。
例えば、前記各実施形態では、摺動体43が、球状に形成されているものとしたが、これに限られるものではなく、容器軸方向に延在し、外周面が収容筒部の内周面上を容器軸方向に摺動可能な円柱状であってもよい。さらに例えば、摺動体は、容器軸方向に延在する棒状の基部と、基部における容器軸方向の両端部に基部より外径が大きい一対の摺動部と、を備え、摺動部が収容筒部内を摺動可能ないわゆるダンベル状であってもよい。その他、摺動体の少なくとも一部が、収容筒部の内周面上をその全周にわたって摺動可能であれば種々の形状を採用することができる。
さらに前記各実施形態では、連通口29は容器軸Oと同軸に配置されているものとしたが、これに限られるものではなく、例えば連通口が、容器軸に対して径方向にずらされていてもよい。また連通口の軸線が、容器軸方向に対して傾斜して延在していてもよい。
11 内容器
12 外容器
13 容器本体
13a 口部
14 吐出口
15 吐出キャップ
19 吸気孔
20 中栓部材
29 連通口
34 空気弁部
35 収容筒部
36 基筒部(収容筒部のうち、摺動体が摺動する部分)
40 開閉弁部
42 台座部
43 摺動体
51 縦溝
62 保護筒部
Claims (4)
- 内容物が収容されるとともに内容物の減少に伴いしぼみ変形する可撓性に富む内容器、および該内容器が内装された外容器を備える容器本体と、
該容器本体の口部に装着され、内容物を吐出する吐出口が形成された吐出キャップと、を備え、
前記外容器には、前記内容器との間に外気を吸入する吸気孔が形成され、
該吸気孔は、空気弁部によって外部との連通および遮断が切り替えられ、
前記吐出キャップには、前記口部を閉塞する中栓部材と、該中栓部材に容器軸方向に貫設され、前記吐出口と前記内容器の内部とを連通する連通口と、前記中栓部材に、容器軸方向に沿った吐出口側から着座して前記連通口を閉塞するとともに、前記吐出口側に弾性変位することで前記連通口を開放する開閉弁部と、が設けられ、
該開閉弁部には、容器軸方向に延在するとともに前記吐出口に連通し、かつ摺動体が容器軸方向に摺動自在に収容された収容筒部が備えられ、
前記摺動体および前記収容筒部は、前記摺動体が前記収容筒部内を摺動するときに、前記収容筒部内を通した前記内容器の内部と前記吐出口との連通が実質的に遮断されるように構成されていることを特徴とする吐出容器。 - 請求項1に記載の吐出容器であって、
前記収容筒部は、前記連通口内に挿通されていることを特徴とする吐出容器。 - 請求項2記載の吐出容器であって、
前記中栓部材には、前記収容筒部を径方向の外側から囲繞する保護筒部が、容器軸方向に沿った内容器の内部側に向けて突設されていることを特徴とする吐出容器。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の吐出容器であって、
前記収容筒部のうち、前記摺動体が摺動する部分の内周面には、容器軸方向に延在する縦溝または縦突条が形成されていることを特徴とする吐出容器。
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