JP5864186B2 - 発毛促進剤 - Google Patents

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Description

本発明は、温度範囲20〜150℃、圧力範囲1〜80MPaの状態にある二酸化炭素により抽出された赤霊芝抽出物及び黒霊芝抽出物を含有することを特徴とする発毛促進剤に関する。
一般に、男性型脱毛症や老人性脱毛症の原因として、毛周期の異常、男性ホルモンの活性化、毛母細胞や毛乳頭細胞の機能低下、毛包環境の悪化(血行不良)などが考えられており、これらの原因を取り除く、又は軽減する成分の研究が広く行われている。このうち、毛周期の異常を抑制する手法としては、休止期から成長期へ誘導して発毛を促進する方法や、休止期への移行を抑制して成長期を本来の長さに戻すことにより毛髪を太く長く成長させる方法などが考えられている。休止期から成長期への移行シグナルには、noggin、STAT3、WNT、β−catenin/LEF1などが関与すると考えられている。
従来、発毛促進剤に配合される成分には、毛周期の異常を抑制する成分としてミノキシジルやピラゾール誘導体(特許文献1)、男性ホルモンの作用を緩和させる成分としてエストラジオール、エチニルエストラジオールなどの女性ホルモン、細胞を賦活させる成分としてパントテン酸誘導体、プラセンタエキス、血管拡張及び血流を促進させる成分としてトウガラシチンキ、l−メントール、センブリ抽出物などが用いられている(非特許文献1)。
一方、霊芝の育毛剤又は発毛剤への利用については、霊芝のエタノール抽出物を有効成分とする脱毛防止兼育毛剤(特許文献2)、霊芝の熱水抽出物を有効成分とする育毛発毛剤(特許文献3)、マンネンタケ抽出物を有効成分とする5α−リダクターゼ阻害剤(特許文献4)が報告されている。また、超臨界二酸化炭素により抽出されたマンネンタケを含有する皮膚外用剤(特許文献5)が報告されている。
特開2011−136944 特開昭63−60915 特開平8−333223 特開2004−43440 特開2005−104873
化粧品ハンドブック、日光ケミカルズ株式会社、1996、p473−485.
しかしながら、前記のように種々の試みがなされているにもかかわらず、従来の発毛剤の効果は必ずしも充分なものではなかった。本発明は、顕著な発毛効果を有し、安全性が高く、かつ経済性の高い新規な発毛剤を提供することを課題とする。
本発明者は、この問題点を解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、温度範囲20〜150℃、圧力範囲1〜80MPaの状態にある二酸化炭素により抽出された赤霊芝抽出物及び黒霊芝抽出物を同時に配合することにより、休止期から成長期への移行シグナルであるnogginの産生が促進され、優れた発毛効果が発揮されることを発見し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、温度範囲20〜150℃、圧力範囲1〜80MPaの状態にある二酸化炭素により抽出された赤霊芝抽出物及び黒霊芝抽出物を含有することを特徴とするnogginの産生促進剤及び発毛促進剤である。
本発明の温度範囲20〜150℃、圧力範囲1〜80MPaの状態にある二酸化炭素により抽出された赤霊芝抽出物及び黒霊芝抽出物を合わせて用いることにより、相乗的に毛母細胞におけるnogginの産生を促進し、発毛効果を高めることができる。
本発明で用いる赤霊芝及び黒霊芝は、生薬「霊芝」に用いられる担子菌であり、マンネンタケ科(Ganodermataceae)、マンネンタケ属(Ganoderma)に属する。また、マンネンタケ属のキノコについては、中国の薬学古書である「本草綱目」や「神農本草経」に記載されている。本発明で用いる赤霊芝の学名は、(Ganoderma lucidum)であり、鹿角霊芝も含まれる。また、黒霊芝の学名は、(G.atrum、G.japonicum、G.sinense、G.duropora)であり、紫霊芝(紫芝)も含まれる。これらは広く中国や日本市場などで流通しているものを用いることができるし、自生品や栽培品を用いても良い。また、菌糸体の培養物も用いることができる。これらは乾燥や粉砕したものを用いることができる。
本発明における赤霊芝及び黒霊芝抽出物の抽出は、超臨界状態又はその近傍の状態にある二酸化炭素により、既知の抽出方法に従って実施することができる。
本発明における抽出条件は、温度約20〜150℃及び圧力約1〜80MPa、好ましくは温度約30〜60℃及び圧力約10〜50MPaの範囲内で、目的に応じた温度及び圧力を採用することができる。抽出時間や二酸化炭素の供給量は、目的に応じて適宜選択できる。
さらに、本発明において共溶媒(エントレーナー)として有機溶媒を用いることもできる。共溶媒としては、エタノール、アセトンなどがあげられる。中でも、安全性の面からエタノールが好ましい。
抽出は、例えば、上記抽出条件の二酸化炭素を連続的に吹き込むことによって行うことができる。次いで、マンネンタケの抽出物を含有する二酸化炭素流体を分離槽に導き、常用されている方法、例えば、圧力を下げる方法、温度を変化させる方法などで分離する。この際、分離槽には抽出された溶質を吸着できる吸着剤や、溶解や分散させることができる媒体(溶剤、基剤)などを充填しておくこともでき、抽出条件に応じた適当な分離手段を採用できる。分離された二酸化炭素は液化槽に輸送して再利用することができる。
上記抽出物は、抽出物のまま用いても良く、必要に応じて、濃縮、希釈、濾過、脱臭、乾燥などの処理をして用いても良い。更には、カラム精製などを行って有効成分を濃縮や単離しても良い。
本発明の抽出法によれば、赤霊芝などに含有されるガノデリン酸などのトリテルペン類も効果的に抽出できる。特に、エントレーナーを用いればこの効果は顕著である。
本発明の温度範囲20〜150℃、圧力範囲1〜80MPaの状態にある二酸化炭素により抽出された赤霊芝抽出物及び黒霊芝抽出物を含有することを特徴とするnogginの産生促進剤及び発毛促進剤は、化粧品、医薬部外品及び医薬品のいずれにも用いることができ、その剤型としては、例えば、ローション、トニック、ゲル剤、エアゾール剤、軟膏、ペースト剤、クリーム、シャンプー、リンス等の頭皮に適用されるものがあげられる。二酸化炭素により抽出された赤霊芝抽出物及び黒霊芝抽出物をそのまま使用しても良く、抽出物の効果を損なわない範囲内で、外用剤に用いられる成分である油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、界面活性剤、金属石鹸、pH調整剤、防腐剤、香料、保湿剤、増粘剤、色素、酸化防止剤、キレート剤等の成分を配合することができる。
本発明で用いる温度範囲20〜150℃、圧力範囲1〜80MPaの状態にある二酸化炭素により抽出された赤霊芝抽出物及び黒霊芝抽出物の配合量は、配合するnogginの産生促進剤又は発毛促進剤に対し、赤霊芝抽出物及び黒霊芝抽出物の合計量として、固形物に換算して0.0001重量%以上、好ましくは0.001〜5重量%の配合が良い。赤霊芝抽出物と黒霊芝抽出物の配合量の比率は、特に限定されないが、赤霊芝抽出物1に対して、黒霊芝抽出物が重量比0.25〜9であると、nogginの産生及び発毛作用が相乗的に促進されるので、好ましい。さらに好ましくは、赤霊芝抽出物1に対して、黒霊芝抽出物が重量比4である。添加の方法については、予め加えておいても、製造途中で添加しても良く、作業性を考えて適宜選択すれば良い。
本発明を詳細に説明するため、実施例として本発明に用いる抽出物の製造例、処方例及び実験例をあげるが、本発明はこれに限定されるものではない。
製造例1 赤霊芝の超臨界抽出物
内容積5Lの抽出槽に霊芝(赤霊芝)の粉砕物1kgを仕込み、これに超臨界二酸化炭素(圧力25MPa、温度60℃、二酸化炭素供給量15m)を約4.5時間供給し、抽出槽に接続した分離槽(温度40℃、圧力4MPa)に導いて炭酸ガスと抽出物を分離し、抽出物を10.1g得た。
製造例2 黒霊芝の超臨界抽出物
製造例1において赤霊芝を黒霊芝に変え、製造例1と同様に処理して抽出物を11.0g得た。
比較製造例1 赤霊芝のエタノール抽出物
製造例1で使用したものと同じ赤霊芝の粉砕物500gにエタノール5Lを加えて、5時間還流抽出した。抽出終了後、濾過し、その濾液を濃縮して赤霊芝のエタノール抽出物を8.3g得た。
比較製造例2 黒霊芝のエタノール抽出物
製造例2で使用したものと同じ黒霊芝の粉砕物500gにエタノール5Lを加えて、5時間還流抽出した。抽出終了後、濾過し、その濾液を濃縮して黒霊芝のエタノール抽出物を6.5g得た。
比較製造例3 赤霊芝の熱水抽出物
製造例1で使用したものと同じ赤霊芝の粉砕物20gに蒸留水1Lを加えて、100℃で1時間抽出し、得られた抽出液を濾過し、その濾液を濃縮して赤霊芝の熱水抽出物を1.4g得た。
比較製造例4 黒霊芝の熱水抽出物
製造例2で使用したものと同じ黒霊芝の粉砕物20gに蒸留水1Lを加えて、100℃で1時間抽出し、得られた抽出液を濾過し、その濾液を濃縮して黒霊芝の熱水抽出物を1.6g得た。
本発明の温度範囲20〜150℃、圧力範囲1〜80MPaの状態にある二酸化炭素により抽出された赤霊芝抽出物及び黒霊芝抽出物は、処方例として下記の製剤化を行うことができる。
処方例 ヘアトニック
[製造方法]表1に記載の配合成分を用いて、成分1〜3を成分4に溶解し、成分5、6を加え、十分撹拌混合し、製品とする。
Figure 0005864186
処方例3 ヘアローション
成分 配合量(重量%)
1.赤霊芝の超臨界抽出物(製造例1) 0.4
2.黒霊芝の超臨界抽出物(製造例2) 1.6
3.1,3−ブチレングリコール 8.0
4.グリセリン 2.0
5.キサンタンガム 0.02
6.クエン酸 0.01
7.クエン酸ナトリウム 0.1
8.エタノール 5.0
9.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
10.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.O.) 0.1
11.香料 0.1
12.精製水 82.57
[製造方法]成分1〜7及び12と、成分8〜11とをそれぞれ均一に溶解し、両者を混合し濾過して製品とする。
処方例4 シャンプー
成分 配合量(重量%)
1.赤霊芝の超臨界抽出物(製造例1) 0.1
2.黒霊芝の超臨界抽出物(製造例2) 0.1
3.アルキル硫酸トリエタノールアミン 18.0
4.ラウリン酸ジエタノールアミド 3.0
5.メチルセルロース 0.5
6.香料 適量
7.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分7に成分5を均一に溶解した後、成分1〜3を加え、70〜75℃で加熱溶解した後、成分4を加え、冷却途中に成分6を加え30℃まで冷却し製品とする。
処方例5 リンス
成分 配合量(重量%)
1.赤霊芝の超臨界抽出物(製造例1) 0.1
2.黒霊芝の超臨界抽出物(製造例2) 0.4
3.ホホバ油 0.01
4.ベヘニルアルコール 3.0
5.1,3−ブチレングリコール 5.0
6.塩化ジステアリルジメチルアンモニウム(75%) 8.0
7.クエン酸 0.05
8.香料 適量
9.精製水にて全量を100とする
[製造方法]成分1〜9を60℃で溶解し、撹拌して30℃まで冷却し製品とする。
以下、本発明を効果的に説明するために、実験例をあげる。なお、本発明はこれにより限定されるものではない。
実験例1 上皮系細胞におけるnogginの産生促進試験
上皮系細胞である角化細胞におけるnogginの産生促進効果を下記の条件にて測定した。
ヒト角化細胞HaCaTを60mm dishに1×10個播種し、コンフルエントになった時点で、各濃度の試料を添加した。コントロールには、試料を希釈した溶媒を添加した。6時間培養後、総RNAの抽出を行った。細胞からの総RNAの抽出はTRIZOL Reagent(Invitrogen)を用いて行い、総RNA量は分光光度計(NanoDrop)を用いて260nmにおける吸光度により求めた。mRNA発現量の測定は、細胞から抽出した総RNAを基にしてリアルタイムRT−PCR法により行った。リアルタイムRT−PCR法には、SuperScript3 Platinum Two−Step qRT−PCR Kit with SYBR Green(Invitrogen)を用いた。すなわち、500ngの総RNAを逆転写反応後、PCR反応(95℃:15秒間、60℃:30秒間、40cycles)を行った。その他の操作は定められた方法に従い、noggin mRNAの発現量を、内部標準である18S ribosomal RNAの発現量に対する割合として求めた。nogginの産生促進効果は、コントロールのnoggin mRNAの発現量に対する試料添加群のnoggin mRNAの発現量の比率として算出した。尚、各遺伝子の発現量の測定に使用したプライマーは次の通りである。
nogginのプライマーセット
CCTGGTGGACCTCATCG(配列番号1)
GCAGCAGCGTCTCGTTCAG(配列番号2)
18S ribosomal RNA用のプライマーセット
CCGAGCCGCCTGGATAC(配列番号3)
CAGTTCCGAAAACCAACAAAATAGA(配列番号4)
これらの試験結果を表2に示した。その結果、赤霊芝及び黒霊芝の超臨界抽出物は、単独ではnogginの産生促進作用はないものの、組み合わせて添加することにより顕著にnogginの産生が促進された。特に、赤霊芝抽出物1に対して、黒霊芝抽出物が重量比0.25〜9であると、nogginの産生が相乗的に促進された。さらに、赤霊芝抽出物1に対して、黒霊芝抽出物が重量比4であるとき、もっともnogginの産生が促進された。赤霊芝のエタノール抽出物には、nogginの産生促進作用が認められたが、赤霊芝及び黒霊芝の超臨界抽出物を同時に添加したときほど高いnogginの産生促進作用は認められなかった。黒霊芝のエタノール抽出物、並びに赤霊芝及び黒霊芝熱水抽出物には、nogginの産生促進作用は認められなかった。また、赤霊芝及び黒霊芝の超臨界抽出物がそれぞれ1μg/ml添加したときでも、赤霊芝のエタノール抽出物10μg/ml添加したときよりも高いnogginの産生促進作用があり、少ない配合量でも効果が認められることから、経済性も高いことが示された。
Figure 0005864186
実験例2 使用試験
ヘアトニックの処方例1、2及び比較例1〜3を用いて、男性型脱毛症の30代〜40代の男性50名を対象に3ヶ月間の使用試験を行った。被験者を10名ずつ5群に分け、それぞれ、処方例1、2及び比較例1〜3のヘアトニックを連日朝晩の2回使用させた。試験開始前及び試験終了後に、成長期毛率を測定して、発毛促進効果を評価した。成長期毛率の測定では、マイクロスコープを用いて、頭頂部毛髪の状態を観察し、7mm×7mmの部位について、毛髪を根元からハサミを用いて刈毛した。3日後に刈毛部位をマイクロスコープにて撮影し、刈毛後に毛髪の伸長がみられたものを成長期毛と判定し、全毛髪数に対する成長期毛数を成長期毛率として算出した。
これらの試験結果を表3に示した。赤霊芝及び黒霊芝の超臨界抽出物を配合した処方例1及び2のヘアトニックの使用により、3ヶ月後の成長期毛率は顕著に増大した。赤霊芝又は黒霊芝の超臨界抽出物のどちらか片方を配合した比較例1及び2のヘアトニックの使用では、3ヶ月後の成長期毛率はほとんど変化しなかった。赤霊芝抽出物1に対して、黒霊芝抽出物の配合量が重量比4である処方例2の使用群では、赤霊芝抽出物1に対して、黒霊芝抽出物の配合量が重量比1である処方例1の使用群よりも、成長期毛率の変化量が多かった。赤霊芝エタノール抽出物を配合した比較例3のヘアトニックの使用により、3ヶ月後の成長期毛率は増大したが、その変化量は赤霊芝及び黒霊芝の超臨界抽出物を配合した処方例1及び2よりも少なかった。試験期間中、トラブルはひとりもなく、安全性においても問題はなかった。また、処方例3〜5についても優れた発毛促進作用が認められ、安全性においても問題はなかった。
Figure 0005864186
以上の結果より、温度範囲20〜150℃、圧力範囲1〜80MPaの状態にある二酸化炭素により抽出された赤霊芝抽出物及び黒霊芝抽出物を合わせて用いることにより、相乗的に上皮系細胞におけるnogginの産生が促進し、高い発毛促進作用を示すことが明らかとなった。
温度範囲20〜150℃、圧力範囲1〜80MPaの状態にある二酸化炭素により抽出された赤霊芝抽出物及び黒霊芝抽出物を合わせて用いることにより、相乗的に毛母細胞におけるnogginの産生を促進し、発毛効果を高めることができる。本発明により、顕著な発毛効果を有し、安全性が高く、かつ経済性の高い新規な発毛剤を提供することが可能となる。

Claims (3)

  1. 温度範囲20〜150℃、圧力範囲1〜80MPaの状態にある二酸化炭素により抽出された抽出物である、赤霊芝抽出物及び黒霊芝抽出物を含有することを特徴とするnoggin産生促進剤。
  2. 黒霊芝抽出物の含有量が、赤霊芝抽出物1に対して重量比0.25〜9である請求項1記載のnoggin産生促進剤。
  3. 請求項1又は2記載のnoggin産生促進剤を含有することを特徴とする発毛促進剤。
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