JP3530880B2 - 5α−リダクターゼ阻害剤 - Google Patents
5α−リダクターゼ阻害剤Info
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ゼ阻害作用を有し、前立腺ガンや前立腺肥大症、男性型
脱毛症等の予防や治療に有効な5α−リダクターゼ阻害
剤に関する。
症、尋常性アクネ、脂漏等の疾患は、男性ホルモン刺激
の増大に起因することが知られている。これら男性ホル
モンが関与する種々の疾患は、男性ホルモンの主体であ
るテストステロンが重要な役割を有している。5α−リ
ダクターゼはこのテストステロンをジヒドロテストステ
ロンに変換する酵素で、その阻害剤は上記疾患の予防や
治療のために有効である。このため、これらの疾患の徴
候は、5α−リダクターゼの活性を阻害することにより
低減あるいは防止することができると考えられ、5α−
リダクターゼを特異的に阻害する様々な阻害剤が見出さ
れ、合成されてきた。特に、前立腺肥大症は、泌尿器科
領域における老人性疾患のうちで最も重要なものの一つ
であるが、未だ本症の解明は十分にはなされていない。
その治療には外科的摘除術が最も有効であるといわれて
いるが、本症の患者は高齢者であり、手術を拒んだり、
手術すること自体が不可能な場合も多く、摘除までに至
らない初期の症状に対しては、他の治療法が望まれる。
また、排尿障害による腎障害や愁疎が除去されるなら
ば、むしろ保存的療法の方が望ましい。近年、高齢化社
会の到来に伴い、より優れた前立腺肥大症の治療および
予防剤の必要性が益々高まっている。
する薬剤としては、L−グルタミン酸、L−アラニンお
よびアミノ酢酸を配合したアミノ酸製剤、セルニチンポ
ーレンエキスを含有する花粉製剤、オオウメガサソウ等
の数種の植物エキスを含有する製剤等の経口剤が用いら
れている他、豚前立腺抽出物を含有する筋肉注射剤も汎
用されている。最近、前立腺の増殖した肥大結節がアン
ドロゲン依存性を有していることが明らかにされるに至
り、前立腺肥大を直接抑制する効果の期待できる抗アン
ドロゲン剤として、酢酸クロルマジノン等の経口剤、オ
キセドロンおよびカプロン酸ゲストノロン等の筋肉注射
剤が開発され、市販に供されている。しかしながら、従
来の阻害剤はステロイド構造又はステロイド類似構造を
有しており、ホルモン様作用等の副作用が問題となるケ
ースが多く、安全性の点から実用性に乏しく、また、筋
肉注射は患者に苦痛を与え、局所硬結の恐れもあり、治
療には比較的長期間を要するために通院という制約が生
じるという種々の問題があった。
リダクターゼ阻害活性を有することが知られている。例
えば、特許文献1には、ヒロイタケ、シュタケ、ニンギ
ョウタケ、オシロイタケキコブタケ、タモギタケ、ナメ
コ、エノキタケ、オオギタケの各子実体からなる群から
選んだ少なくとも一つの子実体抽出物が5αリダクター
ゼ阻害活性を有し、脱毛防止、養毛、育毛効果に有効で
かつ安全性に優れていることが記載されている。また、
特許文献2には、植物のユリアニア科のクアチャララー
テ等から抽出されたトリテルペン類が5α−リダクター
ゼ阻害活性を有し、養毛料、抗ニキビ用治療剤等に有効
であることが記載されている。さらに、特許文献3に
は、紅豆杉、鳥欖、幌傘、楓、窄心蓮からなる群から選
ばれた1種若しくは2種以上の植物抽出物が5α−リダ
クターゼ阻害活性を有し、前立腺肥大抑制効果を有する
ことが記載されている。
効が伝承されており、特にガンに効くキノコとして知ら
れていて、様々な生理作用を及ぼす物質が存在すること
が証明されている。例えば、霊芝の水抽出物が、コレシ
ストキニン拮抗作用やプロテアソーム活性促進作用を有
すること等(例えば、特許文献4及び5)が知られてい
るが、マンネンタケの抽出物が5α−リダクターゼ阻害
活性を有し、前立腺肥大症等の疾患の予防や治療に有効
であることは知られていない。
腺ガンや前立腺肥大症、男性型脱毛症、尋常性アクネ、
脂漏等の男性ホルモンが関与する疾患の予防や治療のた
めに有効な5α−リダクターゼ阻害剤を提供することに
ある。
を解決するため鋭意検討した結果、これらの知見に基づ
き、マンネンタケから抽出される化合物の中に、5α−
リダクターゼの作用を阻害し、前立腺ガンや前立腺肥大
症、男性型脱毛症、尋常性アクネ、脂漏等のジヒドロテ
ストステロンの産生過剰に起因する疾患の予防や治療に
有用な5α−リダクターゼ阻害剤を見出し、本発明を完
成するに至った。
[2]に記載した事項により特定される。 [1]マンネンタケ抽出物を有効成分として含有するこ
とを特徴とする5α−リダクターゼ阻害剤。 [2]マンネンタケ抽出物を有効成分として含有するこ
とを特徴とする前立腺肥大症の予防・治療剤。
本発明に用いるマンネンタケ(万年茸)(Ganoderma lu
cidum)は、ヒダナシタケ目サルノコシカケ科に属する
担子菌であり、古来中国では霊芝又は芝草と呼ばれ、日
本ではレイシ、サイワイタケと呼ばれている、マンネン
タケ目(Ganodermatales)に属するマンネンタケ科(Ga
nodermataceae)中のマンネンタケ属(Ganoderma)のキ
ノコである。
ては、メタノール、n−ヘキサン、エタノール、エーテ
ル、酢酸エチル等の有機溶媒や水が用いられ、これらに
含浸させ放置することにより抽出する有機溶媒抽出法な
らびにソックスレー抽出器を用いた加熱還流によるソッ
クスレー抽出法が適用可能であるが、これらの方法に限
定されるものではない。例えば、メタノール抽出法につ
いては、霊芝(マンネンタケ)実体5.0gを粉砕し、
メタノール60mlを加え、室温で一日放置し、抽出液
を取り出し、残渣にさらにメタノールを加えて抽出する
方法である。この操作を計3回行い、得られた抽出液を
合わせて濃縮・乾固させることにより、抽出物を調製す
る。
けるマンネンタケ抽出物の含有量は、必要に応じて適宜
選択すれば良いが、例えば単位投薬量形状あたり0.0
1mg〜150mgとすることができる。
は、製薬的に許容される担体等の添加剤を含有し得る。
具体的には、製剤素材として慣用の各種有機あるいは無
機担体物質が用いられ、固形製剤における賦形剤、滑沢
剤、結合剤、崩壊剤、増粘剤;液状製剤における溶剤、
分散剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤、無
痛化剤等として配合される。また必要に応じて、防腐
剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤等の添加物を用いること
もできる。賦形剤の好適な例としては、例えば乳糖、白
糖、D−マンニトール、デンプン、結晶セルロース、軽
質無水ケイ酸等が挙げられる。滑沢剤の好適な例として
は、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カ
ルシウム、タルク、コロイドシリカ等が挙げられる。結
合剤の好適な例としては、例えば結晶セルロース、白
糖、D−マンニトール、デキストリン、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。崩壊剤の好
適な例としては、例えばデンプン、カルボキシメチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、ク
ロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスター
チナトリウム等が挙げられる。増粘剤の好適な例として
は、例えば天然ガム類、セルロース誘導体、アクリル酸
重合体等が挙げられる。溶剤の好適な例としては、例え
ば注射用水、アルコール、プロピレングリコール、マル
クゴール、ゴマ油、トウモロコシ油等が挙げられる。分
散剤の好適な例としては、例えば、ツイーン(Tween)
80、HCO 60、ポリエチレングリコール、カルボ
キシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム等が挙げ
られる。溶解補助剤の好適な例としては、例えばポリエ
チレングリコール、プロピレングリコール、D−マンニ
トール、安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノ
メタン、コレステロール、トリエタノールアミン、炭酸
ナトリウム、クエン酸ナトリウム等が挙げられる。懸濁
化剤の好適な例としては、例えばステアリルトリエタノ
ールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノ
プロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化
ベンゼトニウム、モノステアリン酸クセリセリン等の界
面活性剤;例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メ
チルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース
等の親水性高分子等が挙げられる。等張化剤の好適な例
としては、例えば塩化ナトリウム、グリセリン、D−マ
ンニトール等が挙げられる。緩衝剤の好適な例として
は、例えばリン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩等の
緩衝液等が挙げられる。無痛化剤の好適な例としては、
例えばベンジルアルコール等が挙げられる。防腐剤の好
適な例としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル
類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェネチ
ルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸等が挙げられ
る。抗酸化剤の好適な例としては、例えば亜流酸塩、ア
スコルビン酸等が挙げられる。
えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、ドリンク剤等の経口
投与の他、静脈内点滴もしくは注射等の全身経路による
投与、あるいは筋肉内注射等の非経口投与、経腸投与、
局所投与し得る。特に経口投与することが好ましい。以
下に医薬製剤の具体例を以下に示す。
本発明の医薬組成物に、例えば賦形剤、崩壊剤、結合剤
または滑沢剤等を添加して圧縮成型し、次いで必要によ
り、味のマスキング、腸溶性あるいは持続性の目的のた
めのコーティングを行うことにより製造することができ
る。
分散剤、保存剤、等張化剤等と共に水性注射剤として、
あるいはオリーブ油、ゴマ油、綿実油、コーン油等の植
物油、プロピレングリコール等に溶解、懸濁あるいは乳
化して油性注射剤として成型することにより製造するこ
とができる。
固状または液状の組成物とすることにより製造される。
例えば、上記固状の組成物は、該阻害剤をそのまま、あ
るいは賦形剤、増粘剤などを添加、混合して粉状とする
ことにより製造される。
んど同様で、油性あるいは水性懸濁剤とすることにより
製造される。半固状の組成物は、水性または油性のゲル
剤、あるいは軟膏状のものがよい。また、これらの組成
物は、いずれも緩衝剤、防腐剤などを含んでいてもよ
い。
水性の固状、半固状あるいは液状の組成物とすることに
より製造される。このような組成物に用いる油性基剤と
しては、例えば、高級脂肪酸のグリセリド(例えば、カ
カオ脂、ウイテプゾル類等)、中級脂肪酸(例えば、ミ
グリオール類等)、あるいは植物油(例えば、ゴマ油、
大豆油、綿実油等)等が挙げられる。水性ゲル基剤とし
ては、例えば天然ガム類、セルロース誘導体、ビニール
重合体、アクリル酸重合体等が挙げられる。
該技術分野において従来から用いられている公知の抗腫
瘍剤を含む他の治療薬と組み合わせて使用してもよい。
かかる従来から用いられている抗腫瘍剤の好適な例とし
ては、アドリアマイシン、シスプラチン、コルヒチン、
CCNU(Lomastine)、BCNU(Carmustine) 、アク
チノマイシンD、5−フルオロウラシル、チオテパ、サ
イトシンアラビノシド、シクロホスファミド、マイトマ
イシンC等の一種又は二種以上の混合物が挙げられる。
般に体重1kg当たり0.01mg〜150mgの1日
当たり投与量で、1乃至数回に分けて投与されるが、薬
学的な有効量及び投与方法又は投与手段、治療期間は対
象患者や動物の病理状態に左右される。
ダクターゼ阻害作用を有するので、哺乳動物、特にヒト
における5α−リダクターゼによるジヒドロテストステ
ロンの産生過剰に起因する疾患、例えば、前立腺ガンや
前立腺肥大症、男性型脱毛症、尋常性アクネ、脂漏等の
予防、治療に好適に用いることができる。また、その他
の医薬品、医薬外品、化粧品等への応用も可能であり、
例えば、育毛料、養毛料等にも利用できる。
明するが、これらの例は単なる実例であって本発明を限
定するものではなく、また本発明の範囲を逸脱しない範
囲で変更させてもよい。
法に従って測定した。SD系雌ラット肝臓をホモジナイ
ズしたものからミクロソーム画分を調製し、−80℃で
凍結保存しているものを5α−リダクターゼ粗酵素液と
した。全量300μlの系とした[4−14C]−テスト
ステロン(8nCi)およびコールドのテストステロン
を含む4.5mMエタノール溶液10μl(反応系の最
終濃度が0.15mM)、1mMジチオトレイトールを
含む20mMリン酸buffer(pH6.5)220
μl、サンプルのDMSO溶液10μlを添加し、37
℃、10分間インキュベートした。コントロールとして
は、DMSOのみを加えた。インキュベート後、1mM
NADPH−buffer溶液50μlと、先に調製し
た5α−リダクターゼ粗酵素液10μlを添加して反応
をスタートした。37℃、10分間インキュベート後、
3M−NaOH水溶液を10μl添加して反応を止め
た。エーテル1mlを反応系に加えてボルテックスで攪
拌することによってステロイド類を抽出し、このうち2
00μlをTLC板にアプライした。展開溶液は酢酸エ
チル:n−ヘキサン(7:3)の混合溶媒で展開し、こ
のTLC板上の放射活性をイメージングアナライザー
(BAS1500)で計測した。コントロール(阻害剤
なし)の活性を酵素活性100%として、下記式(1)
及び式(2)のように計算し、5α−リダクターゼ阻害
活性を求めた。 5α−リダクターゼ活性(%)=(ジヒドロテストステロンのスポットの放射活 性/アプライした位置から溶媒を展開させた上限までのTLC板全体の放射活性 )×100 (1) 5α−リダクターゼ阻害活性(%)={(コントロールの活性−サンプルの活性 )/コントロールの活性}×100 (2)
ゼ阻害活性試験 n−ヘキサン、エーテル、酢酸エチル、メタノール、エ
タノール、水の6種類の溶媒を用いてα−リダクターゼ
阻害活性を調べた。マンネンタケ子実体(大口市曽木の
滝産)2gを50mlの溶媒に浸し、室温下一晩抽出を
2回行った。図1に各溶媒の抽出効率を示す。得られた
抽出物を100ppm、200ppmの濃度で定法にし
たがって5α−リダクターゼ阻害活性試験に供した。そ
の結果を図2に示す。図2より、いずれの濃度において
も、n−ヘキサン抽出物次いでエタノール抽出物が高い
活性を示した。エーテル、酢酸エチル、メタノール、水
抽出物については、同程度の活性を示した。大量にエタ
ノール抽出物を得るために、マンネンタケ子実体300
gをエタノール5Lで室温、一昼夜抽出した。抽出液は
ろ過し、濃縮・乾燥させた。子実体残渣にさらに新しい
溶媒4Lを加え抽出を繰り返した。抽出操作は全部で3
回繰り返した。乾燥させた抽出物を動物試験用サンプル
とした。エタノールの抽出効率は3%であった。
粉末投与による抑制効果 in vitro実験において5α−リダクターゼ阻害
活性が見いだされた霊芝(マンネンタケ子実体)および
その抽出物が、in vivoで前立腺肥大を抑制する
かを検証するために、前立腺肥大モデルラットを用い実
験を行った。3週齢SDラット雄(日本チャールズリバ
ー(株))を1週間予備飼育した後、精巣を除去しその
4日後より連日7日間テストステロンを100ug/a
/0.2ml皮下投与した(前立腺肥大コントロール
群)。実験群はテストステロン投与と同時に、霊芝粉末
添加飼料を自由摂食させた。また霊芝抽出物およびフル
タミドは0.5%メチルセルロース溶液に懸濁させゾン
デにて強制経口投与を行った。ここで、ラットは室温2
3.0+0.5℃、湿度55+5%で午前7時より午後
7時までの12時間を明期とした明暗サイクル下で飼
育、餌および水は自由に与えた。18時間絶食後、ペン
トバルビタール麻酔下で採血後、前立腺を摘出した。前
立腺重量を測定し、体重比で表した。去勢により低下し
た前立腺はテストステロンの投与により明らかに肥大
し、前立腺肥大モデル動物として実験可能であることが
示された。その結果を表1(表1)に示す。
確認されている霊芝粉末0.3〜3%添加CL−2飼料
を与えることにより前立腺肥大の抑制傾向がみられ、特
に最も低濃度である0.3%投与群では有意な抑制効果
が得られた。テストステロン受容体の阻害することで知
られているフルタミドは前立腺肥大を強く抑制した。
ことより、再現性や別ロット(A2)で0.3%以下の
濃度での効果を調べた。その結果を表2(表2)に示
す。
実施例2と同じ様な効果を示し再現性が得られた。0.
3%濃度で最も効果が強くあらわれたが、0.03%濃
度でも有意な効果がみられた。
制効果 in vitro実験で5α−リダクターゼ阻害活性の
強い霊芝(マンネンタケ子実体)エタノール抽出物につ
いて調べた。投与量は霊芝粉末0.3%に相当する量
(15mg/kg/d)を中心に強制経口投与した。そ
の結果を表3(表3)に示す。
び15mg/kg投与で有意に抑制されたが、150m
g/kg投与では有意な差はなかった。また、1.5と
15mg/kgの間には有意差はないが低濃度の方が抑
制傾向がみられた。粗抽出物であるため阻害物質の存在
の可能性が考えられる。実施例1及び4より、霊芝(マ
ンネンタケ子実体)抽出物はin vitroでの5α
−リダクターゼ阻害活性を示し、かつin vivoで
の前立腺肥大抑制活性を示すことが判明した。
れば、前立腺ガンや前立腺肥大症、男性型脱毛症、尋常
性アクネ、脂漏等の男性ホルモンが関与する疾患の予防
や治療のために有効であるとともに、非ステロイド系で
あるため安全性に優れる。
を示すグラフ
Claims (2)
- 【請求項1】 マンネンタケ抽出物を有効成分として含
有することを特徴とする5α−リダクターゼ阻害剤。 - 【請求項2】 マンネンタケ抽出物を有効成分として含
有することを特徴とする前立腺肥大症の予防・治療剤。
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-
2003
- 2003-05-09 JP JP2003131181A patent/JP3530880B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (3)
Title |
---|
菊池 徹,霊芝の生理活性成分の研究,Phrama Medica,1988年,Vol.6,増刊号,pp.110−125 |
藤田 端美 他,マンネンタケの抗男性ホルモン効果,日本薬学会年会講演要旨集,2003年 3月 5日,Vol.123rd,No.2,pp.112,I−187 |
近藤 隆一郎 他,食用・薬用キノコの抗男性ホルモン効果,日本農芸化学会大会講演要旨集,2003年 3月 5日,Vol.2003,p.58 |
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