JP5861927B2 - 熱硬化性樹脂組成物及び摩擦材 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物及び摩擦材 Download PDF

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Description

本発明は、自動車、産業機械等に使用されるブレーキやクラッチ用摩擦材、自動変速機などで油中に浸漬した状態で使用される湿式クラッチなどの摩擦材用樹脂組成物に好適な熱硬化性樹脂組成物及びこれを繊維状基材に含浸、硬化した摩擦材に関する。
フェノール樹脂は、耐熱性、機械的強度、成型加工性などの優れた特性を有しており、従来、成型材料を初めとして接着、含浸等の加工手段を用いて各種工業材料用として使用されてきた。近年、耐熱性や耐久性への要求は高温で使用する材料、例えば自動車用摩擦材などで更に高まり、使用される基材も従来のガラスの様な無機繊維から耐熱性の高いアラミド繊維、カーボン繊維などが普及してきており、結合剤として使用されるフェノール樹脂に対してもこれらの耐熱性の高い繊維に適合出来るものとして耐熱性や耐久性に優れるフェノール樹脂が要求されて来た。これらの要求に応える為、フェノール樹脂を改質(変性)し、耐熱性を改善する技術が種々開発されて来ている。
特に耐熱性や耐久性と共に、高温で長期に安定した摩擦係数を保持するという摩擦特性が重要とされるブレーキやクラッチ等の自動車用摩擦材料の分野には、これらの物性に加えて樹脂に対して柔軟性が大きいことが要求される。同様に油中で使用される、いわゆる湿式摩擦材は、パルプ、アラミド等の繊維状基材、摩擦調整剤としての添加剤の混合物等を抄造工程により抄造体とした後、フェノール系樹脂を結合剤として含浸、熱硬化して製造されている。この様な摩擦材は環境負荷軽減の為、自動車の軽量化を目指し、摩擦材枚数の減少、摩擦面積の減少等が要求されて来た。この為、基材として使用される繊維状物を耐熱性や機械的強度の高いものへ変更すること、更に摩擦調整用充填材や繊維状基材の形状を変更することや、その材質の検討がなされてきている。
特に繊維状基材としてアラミド繊維を他の繊維状基材と併用して使用するか或いは単独で使用した摩擦材が精力的に検討されており、例えば、フェノール樹脂としてフェノールモノマーを用いて得られるトリアジン変性レゾール型フェノール樹脂を含有する熱硬化性樹脂組成物が開示されている。(例えば、特許文献1参照。)。前記特許文献1では、該熱硬化性樹脂組成物を用いた摩擦材は高温化においても強度が強く、柔軟性と耐摩耗性にも優れると開示されている。しかしながら、該熱硬化性樹脂組成物を用いた摩擦材は、耐摩耗性に関して近年の要望を満たせないでいる。
特開2006−152052号広報
本発明の課題は、耐熱性と共に柔軟性にも優れ、長期にわたり摩擦特性が安定し、耐磨耗性に優れ耐久性の優れた摩擦材を製造するのに好適な熱硬化性樹脂組成物と、これを用いた摩擦材を提供することである。
本発明者らは、前記の課題を解決するため鋭意検討した結果、前記特許文献1においてフェノールとビスフェノールとを併用し、しかも、該フェノールとビスフェノールとを特定の範囲の比率で用いて得られるトリアジン変性レゾール型フェノール樹脂を含有する熱硬化性樹脂組成物が特に耐摩耗性が、前記特許文献1に開示された摩擦材よりも3倍以上耐摩耗性に優れる摩擦材が得られること等を見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、ビスフェノール(a)と、トリアジン(b)と、アルデヒド類(c)と、フェノール(d)を必須の構成成分として得られたノボラック型フェノール樹脂(e1)とを反応して得られるトリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(1)、または、
フェノール(d)と、トリアジン(b)と、アルデヒド類(c)と、ビスフェノール(a)を必須の構成成分として得られたノボラック型フェノール樹脂(e2)とを反応して得られるトリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(2)
を含有する熱硬化型樹脂組成物であり、ビスフェノール(a)とフェノール(d)の使用量〔ビスフェノール(a)/フェノール(d)〕がモル換算で0.4〜1.0であることを特徴とする熱硬化型樹脂組成物を提供するものである。
また、本発明は、前記熱硬化型樹脂組成物を繊維状基材に含浸、硬化してなる事を特徴とする摩擦材を提供するものである。
本発明によれば、耐熱性、柔軟性、繊維状基材への密着性に優れた熱硬化性樹脂組成物を提供し、これを繊維状物質、摩擦調整剤等を配合した基材に含浸、硬化した耐久性の高い湿式摩擦材を提供することが出来る。
以下本発明について更に具体的に説明する。
本発明の熱硬化性樹脂組成物は、トリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(1)又はトリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(2)を含有する。トリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(1)は、ビスフェノール(a)と、トリアジン(b)と、アルデヒド類(c)と、フェノール(d)を必須の構成成分として得られたノボラック型フェノール樹脂(e1)とを反応して得られる。トリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(2)はフェノール(d)と、トリアジン(b)と、アルデヒド類(c)と、ビスフェノール(a)を必須の構成成分として得られたノボラック型フェノール樹脂(e2)とを反応して得られる。
そして、前記ビスフェノール(a)とフェノール(d)の使用量の比〔ビスフェノール(a)/フェノール(d)〕がモル換算で0.4〜1.0である。使用量の比がこの範囲となるようにビスフェノール(a)とフェノール(d)を使用することにより、耐熱性、柔軟性、繊維状基材への密着性に優れた硬化物が得られる熱硬化性樹脂組成物を提供できる。ビスフェノール(a)とフェノール(d)の使用量の比〔ビスフェノール(a)/フェノール(d)〕はモル換算で0.5〜0.8がよりこのましい。
本発明で用いるビスフェノール(a)としては、例えば、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、ビスフェノールE、チオビスフェノール、ビス(ヒドロキシフェニル)エーテル、ジヒドロキシベンゾフェノン、ビスフェノールフルオレン等が挙げられる。ビスフェノール類(a)はその使用に当たっては1種類に限定されるものではなく、2種以上の併用も可能である。中でも、入手しやすくホルムアルデヒド類との反応性も良好なことからビスフェノールAが好ましい。
本発明で用いるトリアジン類(b)としては、例えば、次の一般式(I)で表される化合物を好ましく例示することができる。
Figure 0005861927
前記式中、R1、R2、R3はそれぞれ独立に、アミノ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、フェニル基、ヒドロキシル基、ヒドロキシルアルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、カルボキシル基、シアノ基、又はハロゲン元素を表す。
前記一般式(I)で示される化合物としては、具体的にはメラミン、あるいはアセトグアナミン、ベンゾグアナミンなどのグアナミン誘導体、シアヌル酸、あるいはメチルシアヌレート、エチルシアヌレート、アセチルシアヌレート、塩化シアヌル等が挙げられる。これらのトリアジン環を含む化合物を使用するに当たっては、1種類に限定されるものではなく、2種以上を併用することも可能である。
本発明で用いるアルデヒド類(c)としては、特に限定されるものではないが、取り扱いの容易さの点からホルムアルデヒドが好ましい。ホルムアルデヒドとしては、限定されるものではないが、代表的な供給源としてはホルムアルデヒドの水溶液であるホルマリン、パラホルムアルデヒド、ウロトロピンが挙げられる。
本発明で用いるフェノール(d)は、例えば、フェノール、クレゾール、キシレノール、エチルフェノール、ブチルフェノール、オクチルフェノールなどのアルキルフェノール類;レゾルシン、カテコール等の多価フェノール類;ハロゲン化フェノール;フェニルフェノール;アミノフェノール等が挙げられる。中でも入手が容易なことからフェノールが好ましい。フェノール(d)は単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明で用いるトリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(1)は、例えば、ビスフェノール(a)と、トリアジン(b)と、アルデヒド類(c)と、ノボラック型フェノール樹脂(e1)との混合物をpHが4.0〜10.0とした後、後述するレゾール型フェノール樹脂を製造する条件化で前記混合物を反応させる工程、反応系内の縮合水を除去する工程、及びメタノール等の溶剤に溶解する工程によりなる方法で得られる。
前記トリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(1)の製造方法としては、具体的には、ビスフェノール(a)と、トリアジン(b)と、アルデヒド類(c)と、ノボラック型フェノール樹脂(e1)の溶剤溶液或いは水溶液と触媒とを、50〜100℃で1〜6時間反応させる。この結果、ビスフェノール(a)とトリアジン(b)と、ノボラック型フェノール樹脂(e1)とが共縮合し、レゾール型フェノール樹脂(1)の溶液が得られる。
前記触媒としては、特に限定されないが、例えば、酢酸亜鉛、硼酸亜鉛等の金属塩、トリエチルアミン等の3級アミン類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム等の金属酸化物、及びアンモニアなどが挙げられる。
また、本発明で用いるトリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(2)は、フェノール(d)と、トリアジン(b)と、アルデヒド類(c)と、ノボラック型フェノール樹脂(e2)との混合物をpHが4.0〜10.0とした後、後述するレゾール型フェノール樹脂を製造する条件化で前記混合物を反応させる工程、反応系内の縮合水を除去する工程、及びメタノール等の溶剤に溶解する工程によりなる方法で得られる。
前記トリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(2)の製造方法としては、具体的には、フェノール(d)と、トリアジン(b)と、アルデヒド類(c)と、ノボラック型フェノール樹脂(e2)の溶剤溶液或いは水溶液と触媒とを、50〜100℃で1〜6時間反応させる。この結果、フェノール(d)とトリアジン(b)と、ノボラック型フェノール樹脂(e2)とが共縮合し、レゾール型フェノール樹脂(1)の溶液が得られる。
ここで、用いる触媒としては、前記トリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(1)で用いる触媒を用いることができる。
前記ノボラック型フェノール樹脂(e1)は次の様な方法で製造することが出来る。例えば、フェノール(d)とアルデヒド類(c)とを、ノボラック型フェノール樹脂の製造の際に一般的に用いられる触媒、例えば、蓚酸、塩酸、リン酸、硫酸、パラトルエンスルホン酸、フェノールスルホン酸等の酸類、或いは酢酸亜鉛、オクチル酸亜鉛等のハイオルソ樹脂合成用触媒類存在下、還流下1〜5時間反応させた後、必要により水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化カルシウム等によりpHを4〜7に中和した後、ホルマリン中の溶剤、水及び縮合水を常圧化で脱水、更に180〜200℃の温度で脱モノマーする工程をへて取り出す。ここで脱モノマーを完全に行うと、本発明で用いるトリアジン変性レゾール型フェノール樹脂を製造する際、ノボラック型フェノール樹脂を多くした場合であっても、得られるトリアジン変性レゾール型フェノール樹脂のフリーモノマー量を低減することが出来る。
また、ノボラック型フェノール樹脂(e2)も、上記ノボラック型フェノール樹脂(e1)の製法においてフェノール(d)をビスフェノール(a)に変えることにより製造することができる。
本発明で用いるトリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(1)またはトリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(2)を製造する際に、取り扱いを容易にする為、使用するノボラック型フェノール樹脂(e1)やノボラック型フェノール樹脂(e2)をメタノール、エタノール或いはメチルエチルケトン等の有機溶剤に溶解することが好ましい。有機溶剤への溶解は脱モノマー化終了後、釜内に溶剤を徐々に添加することによっても可能である。
また、前記ノボラック型フェノール樹脂(e1)としては、フェノール(d)とキシレン樹脂とを強酸(例えば、硫酸)の存在下、100〜150℃の温度で反応さて得られるキシレン変性ノボラック樹脂も使用出来る。得られたキシレン変性ノボラック樹脂は上記と同様にメタノールや、エタノール、メチルエチルケトン等のノボラック樹脂の可溶な溶剤に適度な濃度、例えば80〜90重量%の濃度で溶解して使用するのが好ましい。
また、前記ノボラック型フェノール樹脂(e2)としては、ビスフェノール(a)とキシレン樹脂とを強酸(例えば、硫酸)の存在下、100〜150℃の温度で反応さて得られるキシレン変性ノボラック樹脂も使用出来る。得られたキシレン変性ノボラック樹脂は上記と同様にメタノールや、エタノール、メチルエチルケトン等のノボラック樹脂の可溶な溶剤に適度な濃度、例えば80〜90重量%の濃度で溶解して使用するのが好ましい。
前記ノボラック型フェノール樹脂(e1)を製造する際のアルデヒド(c)とフェノール(d)の比[(アルデヒド)/(フェノール)](モル比)は、得られるノボラック型フェノール樹脂(e1)の収率が良好なことから0.3以上が好ましく、得られる樹脂の粘度が上昇せずに、基材に含浸加工する際に含浸率を一定しやすく、樹脂が基材の表面に分布してしまうマイグレーションの原因となりにくいことから0.8以下の範囲であることが好ましい。
また、前記ノボラック型フェノール樹脂(e2)を製造する際のアルデヒド(c)とビスフェノール(a)の比[(アルデヒド)/(ビスフェノール)](モル比)は、得られるノボラック型フェノール樹脂(e2)の収率が良好なことから0.3以上が好ましく、得られる樹脂の粘度が上昇せずに、基材に含浸加工する際に含浸率を一定しやすく、樹脂が基材の表面に分布してしまうマイグレーションの原因となりにくいことから0.8以下の範囲であることが好ましい。
前記ノボラック型フェノール樹脂(e1)やノボラック型フェノール樹脂(e2)の数平均分子量はGPCにより容易に測定することが出来る。前記ノボラック型フェノール樹脂(e1)やノボラック型フェノール樹脂(e2)の数平均分子量は、柔軟性の高い組成物を得ることができることから300以上であることが好ましく、得られた樹脂液の粘度が高くなりすぎず、含浸工程で良好な含浸状態が得られことから1000以下の範囲にあることが好ましい。これらの中でも、特に好ましくは300〜800の範囲である。
本発明において、ノボラック型フェノール樹脂(e1)の原料にビスフェノール(a)を用いた場合、ここで用いたビスフェノール(a)の使用量を考慮に入れてビスフェノール(a)とフェノール(d)の使用量〔ビスフェノール(a)/フェノール(d)〕がモル換算で0.4〜1.0となるようにする。また、ノボラック型フェノール樹脂(e2)の原料にフェノール(d)を用いた場合、ここで用いたフェノール(d)の使用量を考慮に入れてビスフェノール(a)とフェノール(d)の使用量〔ビスフェノール(a)/フェノール(d)〕がモル換算で0.4〜1.0となるようにする。
本発明において、数平均分子量、重量平均分子量は以下の条件に従って測定した
[GPC測定条件]
測定装置:東ソー株式会社製「HLC−8220 GPC」、
カラム:東ソー株式会社製ガードカラム「HHR−H」(6.0mmI.D.×4cm)+東ソー株式会社製「TSK−GEL GMHHR−N」(7.8mmI.D.×30cm)+東ソー株式会社製「TSK−GEL GMHHR−N」(7.8mmI.D.×30cm)+東ソー株式会社製「TSK−GEL GMHHR−N」(7.8mmI.D.×30cm)+東ソー株式会社製「TSK−GEL GMHHR−N」(7.8mmI.D.×30cm)
検出器:ELSD(オルテック製「ELSD2000」)
データ処理:東ソー株式会社製「GPC−8020モデルIIデータ解析バージョン4.30」
測定条件:カラム温度 40℃
展開溶媒 テトラヒドロフラン(THF)
流速 1.0ml/分
試料:樹脂固形分換算で1.0質量%のテトラヒドロフラン溶液をマイクロフィルターでろ過したもの(5μl)。
標準試料:前記「GPC−8020モデルIIデータ解析バージョン4.30」の測定マニュアルに準拠して、分子量が既知の下記の単分散ポリスチレンを用いた。
(単分散ポリスチレン)
東ソー株式会社製「A−500」
東ソー株式会社製「A−1000」
東ソー株式会社製「A−2500」
東ソー株式会社製「A−5000」
東ソー株式会社製「F−1」
東ソー株式会社製「F−2」
東ソー株式会社製「F−4」
東ソー株式会社製「F−10」
東ソー株式会社製「F−20」
東ソー株式会社製「F−40」
東ソー株式会社製「F−80」
東ソー株式会社製「F−128」
東ソー株式会社製「F−288」
東ソー株式会社製「F−550」
前記ビスフェノール類(a)とノボラック型フェノール樹脂(e1)との反応比率〔(a)/(e1)〕は5/95〜95/5(固形分重量比)が好ましい。より柔軟性の高い樹脂組成物を得る場合はノボラック樹脂を多く使用し、又弾性率の高い樹脂組成物を得る場合はフェノールモノマー類を多く用いると良い。柔軟性と弾性のバランスが良好な樹脂組成物を得る為には〔(a)/(e1)〕が30/100〜100/30(固形分重量比)の間が良い。
前記フェノール類(d)とノボラック型フェノール樹脂(e2)との反応比率〔(d)/(e2)〕は5/95〜95/5(固形分重量比)が好ましい。より柔軟性の高い樹脂組成物を得る場合はノボラック樹脂を多く使用し、又弾性率の高い樹脂組成物を得る場合はフェノールモノマー類を多く用いると良い。柔軟性と弾性のバランスが良好な樹脂組成物を得る為には〔(d)/(e2)〕が30/100〜100/30(固形分重量比)の間が良い。
前記ビスフェノール(a)とノボラック型フェノール樹脂(e1)の合計とトリアジン(b)の比率〔(b)/[(a)+(e1)]〕(重量比)は、耐磨耗性、耐久性の優れた樹脂組成物を得やすいことから、0.05〜1.00であることが好ましい。またこの範囲の中でも、前記比率は0.1〜0.50(重量比)の範囲にあることが特に好ましい。
前記フェノール(d)とノボラック型フェノール樹脂(e2)の合計とトリアジン(b)の比率〔(b)/[(d)+(e2)]〕(重量比)は、耐磨耗性、耐久性の優れた樹脂組成物を得やすいことから、0.05〜1.00であることが好ましい。またこの範囲の中でも、前記比率は0.1〜0.50(重量比)の範囲にあることが特に好ましい。
前記ビスフェノール(a)とトリアジン類(b)との合計モル数とアルデヒド類(c)の比(モル比)〔(c)/[(a)+(b)]〕は、硬化時の架橋密度が高くなることから1.0〜2.0が好ましく、1.2〜1.8がより好ましい。また、前記フェノール(d)とトリアジン類(b)との合計モル数とアルデヒド類(c)の比(モル比)〔(c)/[(d)+(b)]〕も1.0〜2.0が好ましく、1.2〜1.8がより好ましい。
前記トリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(1)およびトリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(2)は有機溶剤溶液で使用することが好ましく、この場合の濃度としては固形分濃度として30〜70重量%が好ましい。また、用いる有機溶媒としてはメタノール、エタノール等のアルコール類やアセトン、メチルエチルケトン等のケトン類が好ましい。前記溶剤類は混合して使用しても問題はない。
本発明の熱硬化性樹脂組成物はトリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(1)またはトリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(2)を必須成分として含む。更に必要に応じて界面活性剤、難燃剤、酸化防止剤、着色剤、シランカップリング剤等の添加剤を加えて用いても良い。
本発明の熱硬化性樹脂組成物を熱硬化させる温度としては、100〜300℃が好ましい。特に好ましくは150〜250℃の範囲が良い。また、いわゆる後焼成工程で樹脂を更に、完全硬化することも有効である。
本発明の摩擦材は、前記熱硬化性樹脂組成物を繊維状基材或いは、繊維状基材と摩擦調整剤とを抄造した基材に対して含浸、硬化させて得られる。繊維状基材としてはアラミド繊維単独でも良いし、木材パルプ、リンターパルプ、ガラス繊維、セラミック繊維、炭素繊維、チタン酸カリウム繊維の様な無機繊維、綿、麻の様な天然繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維の様な合成有機繊維等とアラミド繊維を2種類以上混合したものでも良い。また繊維の形状に関しては有機繊維をフィブリル化して用いても良い。また摩擦調整剤としてはウオラストナイト、珪藻土、シリカ、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化珪素などの無機物やカシューダスト、グラファイト等が用いられる。これらの摩擦調整剤は2種以上混合使用しても良い。繊維基材としては経済性、耐久性向上の点から特にアラミド繊維と他の繊維を混合使用したものが好ましい。繊維状基材と摩擦調整剤の比率は40〜60/60〜40が良い。
以下、本発明を実施例に基づき更に具体的に説明する。但し、本発明は以下の実施例だけに限定されるものではない。なお例中の部及び%は断りがない限り質量基準とする。
合成例1〔ノボラック型フェノール樹脂(e1)の合成〕
攪拌機、コンデンサー、温度計を備えた4つ口2Lフラスコにフェノール941gと50%ホルマリン360gとを仕込み攪拌を開始し、次いで蓚酸1.88gを添加し100℃に昇温した。100℃で3時間反応した後150℃になるまで常圧で脱水を行った。次いで−0.094MPaにて脱フェノールを2時間行った。その後メタノール190gを突沸に注意しながら徐々に滴下し固形分80%、粘度18000mPa・s/25℃のノボラック型フェノール樹脂(e1−1)を855g得た。得られた樹脂のGPCで測定した数平均分子量は450であった。
合成例2(同上)
攪拌機、コンデンサー、温度計を備えた4つ口2Lフラスコにフェノール941部キシレン樹脂(ニカノールG、三菱ガス化学製)400gを仕込み攪拌を開始した。次いで65%フェノールスルホン酸0.40gを水100部に溶解し添加後100℃に昇温した。100℃で3時間反応した後、50%ホルムアルデヒド水溶液120gを加え、100℃で1時間反応した。その後、水酸化バリウムを0.4g加えてpHを4.5とした。次いで常圧でフラスコ内温度が190℃になる迄脱水を行った。次に減圧度−0.094MPaにて脱フェノールを1時間行った。その後エタノール180gを突沸に注意しながら徐々に滴下し樹脂を完全に溶解した後、冷却した。樹脂の固形分80%、粘度5600mPa・s/25℃のノボラック型フェノール樹脂(e1−2)を850g得た。得られた樹脂のGPCにて測定した数平均分子量は650であった。
合成例3〔トリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(1)の合成〕
攪拌機、コンデンサー、温度計を備えた4つ口3LフラスコにビスフェノールA 600g(2.63モル)、ノボラック型フェノール樹脂(e1−1)500g、メラミン200g、50%ホルマリン765.6gを仕込み攪拌を開始した。次いでトリエチルアミン24gを添加し80℃に昇温した。80℃で3時間反応した後、−0.094MPaで温度が90℃になる迄減圧蒸留を行った。突沸に注意しながらメタノール1300部を加え溶解させた後常温まで冷却した。得られた樹脂組成物の135℃で測定した時の不揮発分49%、25℃で測定した粘度39mPa・sのトリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(1−1)の溶液を得た。〔ビスフェノール(a)/フェノール(d)〕は、モル比で0.69であった。
合成例4(同上)
攪拌機、コンデンサー、温度計を備えた4つ口3LフラスコにビスフェノールA 400(1.75モル)g、フェノール100(1.07モル)g、ノボラック型フェノール樹脂(e1−2)400g、ベンゾグアナミン300g、50%ホルマリン669gを仕込み攪拌を開始した。次いで48%苛性ソーダ20gを添加し70℃に昇温した。70℃で3時間反応した後、−0.094MPaで温度が90℃になる迄減圧蒸留を行った。突沸に注意しながらエタノール1400gを加え溶解させた後常温まで冷却した。得られた樹脂組成物の135℃で測定した時の不揮発分51%、25℃で測定した粘度60mPa・sのベンゾグアナミン変性レゾール型フェノール樹脂(1−2)の溶液を得た。〔ビスフェノール(a)/フェノール(d)〕は、モル比で0.54であった。
合成例5(同上)
攪拌機、コンデンサー、温度計を備えた4つ口3LフラスコにビスフェノールA 500g(2.2モル)、ベンゾグアナミン200g、50%ホルマリン592.8gを仕込み攪拌を開始し、トリエチルアミン20gを添加し70℃に昇温した。70℃で2時間反応した後、ノボラック型フェノール樹脂(e1−2)625g48%苛性ソーダ20gを添加し、80℃に昇温後2時間反応した、次いで−0.094MPaで温度が90℃になる迄減圧蒸留を行った。突沸に注意しながらメタノール1290gを加え溶解させた後常温まで冷却した。得られた樹脂組成物の135℃で測定した時の不揮発分50%、25℃で測定した粘度35mPa・sのベンゾグアナミン変性レゾール型フェノール樹脂(1−3)の溶液を得た。〔ビスフェノール(a)/フェノール(d)〕は、モル比で0.65であった。
合成例6(比較対照用トリアジン変性レゾール型フェノール樹脂の合成)
攪拌機、コンデンサー、温度計を備えた4つ口3Lフラスコにフェノール600g(6.38モル)、ノボラック型フェノール樹脂(e1−1)500g、メラミン200g、50%ホルマリン765.6gを仕込み攪拌を開始した。次いでトリエチルアミン24gを添加し80℃に昇温した。80℃で3時間反応した後、−0.094MPaで温度が90℃になる迄減圧蒸留を行った。突沸に注意しながらメタノール1300gを加え溶解させた後常温まで冷却した。得られた樹脂組成物の135℃で測定した時の不揮発分49%、25℃で測定した粘度39mPa・sの比較対照用ベンゾグアナミン変性レゾール型フェノール樹脂(1´)の溶液を得た。
合成例7(同上)
攪拌機、コンデンサー、温度計を備えた4つ口3Lフラスコにフェノール400g、ノボラック型フェノール樹脂(e1−2)750g、ベンゾグアナミン300g、50%ホルマリン669g、を仕込み攪拌を開始した。次いで48%苛性ソーダ20gを添加し70℃に昇温した。70℃で3時間反応した後、−0.094MPaで温度が90℃になる迄減圧蒸留を行った。突沸に注意しながらエタノール1400gを加え溶解させた後常温まで冷却した。得られた樹脂組成物の135℃で測定した時の不揮発分51%、25℃で測定した粘度52mPa・sの比較対照用ベンゾグアナミン変性レゾール型フェノール樹脂(2´)の溶液を得た。
実施例1〜3及び比較例1、2
樹脂(1−1)の溶液〜(1−3)の溶液及び樹脂(1´)の溶液、樹脂(2´)の溶液を、200℃で測定した不揮発分が40%になる様にメタノールで希釈し、P−アラミド繊維の不織布に〔(樹脂固形分/(樹脂固形分+繊維分))×100=75(%)になるように含浸し、1時間風乾後200℃で10分間硬化させ。得られた硬化物を幅10mm、長さ130mmに切り出し、チャック間距離80mm、テストスピード2mm/分で引っ張り強度を測定した。引っ張り強度の測定は25℃、及び200℃熱間で測定した。結果は次の通りであった。なお、表中の強度(ア)と強度(イ)は、それぞれ25℃と200℃における強度を表し、また、〔(イ)/(ア)〕×100は、強度(ア)と強度(イ)の比を%で表したものである。また25℃で強度を測定した時の伸びを測定した。測定結果を第1表に示す。
Figure 0005861927
次いで、樹脂溶液(1)〜(3)及び樹脂溶液(1´)、(2´)を下記表2で示す構成の抄紙体基材にディッピング法にて含浸し、常温で溶剤を揮発させ、更に200℃で15分間硬化させペーパー摩擦材を得た。なお、抄紙基材と樹脂固形分の比率は70/30(重量比)になるように調整した。
Figure 0005861927
得られたペーパー摩擦材を所定のサイズに加工した物を金属コア板に接着して試験片を作成した。これを用いてSAE(アメリカ自動車技術協会)#2摩擦試験機で試験を実施した。試験項目は次の通りである。
試験サイクル数:(1)500サイクル耐久試験、(2)5000サイクル耐久試験
試験条件は次の通りである。イナーシャ;0.035kgm・sec、面圧8kg/cm、ダイナミック回転数3600rpm、スタティック回転数0.7rpm、油温100℃、使用潤滑油トヨタオートフルードD−II(トヨタ自動車I(株)の純正オートマチックオイル)とした。
測定項目;μ1800(1800rpmの動摩擦係数)、μ(止まり際の動摩擦係数)、μ(0.7rpmの静摩擦係数)、μ/μ1800、摩耗量(μm)
Figure 0005861927
アラミド密着性の比較、摩擦特性の安定性比較から本発明のノボラック樹脂を含むトリアジン変性フェノール樹脂は従来の無変性フェノール樹脂や変性フェノール樹脂に比較してアラミド繊維密着性や伸び、摩擦特性の安定性、熱に対する抵抗性が優れていることは明らかである。

Claims (11)

  1. ビスフェノール(a)と、トリアジン(b)と、アルデヒド類(c)と、フェノール(d)を必須の構成成分として得られたノボラック型フェノール樹脂(e1)とを反応して得られるトリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(1)、または、
    フェノール(d)と、トリアジン(b)と、アルデヒド類(c)と、ビスフェノール(a)を必須の構成成分として得られたノボラック型フェノール樹脂(e2)とを反応して得られるトリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(2)
    を含有する熱硬化型樹脂組成物であり、ビスフェノール(a)とフェノール(d)の使用量〔ビスフェノール(a)/フェノール(d)〕がモル換算で0.4〜1.0であることを特徴とする熱硬化型樹脂組成物。
  2. ビスフェノール(a)とフェノール(d)の使用量の比〔ビスフェノール(a)/フェノール(d)〕がモル換算で0.5〜0.8である請求項1記載の熱硬化型樹脂組成物。
  3. 前記ビスフェノール(a)が、ビスフェノールAである請求項1記載の熱硬化型樹脂組成物。
  4. 前記ノボラック型フェノール樹脂(e1)またはノボラック型フェノール樹脂(e2)の数平均分子量が300〜1000である請求項1記載の熱硬化型樹脂組成物。
  5. 前記トリアジン類(b)が、メラミン、アセトグアナミン及びベンゾグアナミンからなる群から選ばれる1種以上の化合物である請求項1記載の熱硬化性樹脂組成物。
  6. 前記トリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(1)が、ビスフェノール(a)とノボラック型フェノール樹脂(e1)の合計とトリアジン類(b)の比率〔(b)/[(a)+(e1)]〕が0.1〜0.5(重量比)となるように(a)、(b)および(e1)を用いて得られたものである請求項1記載の熱硬化性樹脂組成物。
  7. 前記トリアジン変性レゾール型フェノール樹脂(2)が、フェノール(d)とノボラック型フェノール樹脂(e2)の合計とトリアジン類(b)の比率〔(b)/[(d)+(e2)]〕が0.1〜0.5(重量比)となるように(a)、(b)および(e1)を用いて得られたものである請求項1記載の熱硬化性樹脂組成物。
  8. 前記ビスフェノール(a)とトリアジン類(b)との合計モル数とアルデヒド類(c)の比(モル比)〔(c)/[(a)+(b)]〕が1.0〜2.0である請求項1記載の熱硬化性樹脂組成物。
  9. 前記フェノール(d)とトリアジン類(b)との合計モル数とアルデヒド類(c)の比(モル比)〔(c)/[(d)+(b)]〕が1.0〜2.0である請求項1記載の熱硬化性樹脂組成物。
  10. 請求項1〜9の何れか1つに記載の熱硬化性樹脂組成物を繊維状基材に含浸、硬化してなる事を特徴とする摩擦材。
  11. 繊維状基材がアラミド繊維を含有するものである請求項10記載の摩擦材。
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