JP5859937B2 - パイプライン型a/dコンバータ - Google Patents

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Description

本発明は、パイプライン型A/Dコンバータに関し、特に、電圧の増幅に係る誤差の影響を低減可能なパイプライン型A/Dコンバータに関する。
連続的な電圧値で表されるアナログ信号を離散的な2値のデジタル信号に変換するA/Dコンバータは、音声・画像処理、情報通信などの分野において広く利用されている。これまでにも多くの方式のA/Dコンバータが提案されており、要求される精度や変換速度などに応じて選択されている。このA/Dコンバータの方式の一つに、いわゆるパイプライン型と呼ばれるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−13885号公報
パイプライン型A/Dコンバータは、一般に、並列型A/Dコンバータと演算回路とをそれぞれ備える複数段のユニット回路を直列的に接続することで構成されている。各段のユニット回路において、並列型A/Dコンバータは、入力信号を所定ビットずつA/D変換してデジタルコードを生成し、演算回路は、入力信号を演算処理して次段のユニット回路に送る。
例えば、第1段目のユニット回路の並列型A/Dコンバータは、入力されるアナログ信号に基づいてMSB(Most Significant Bit)側から上位2ビット分のA/D変換を行う。また、第1段目のユニット回路の演算回路は、入力されるアナログ信号から、デジタルコードに基づいて上位2ビット分の電圧を減算し、差分電圧を算出する。その結果、差分電圧には、入力されるアナログ信号から上位2ビット分の情報を除いた下位ビットに相当する情報が含まれることになる。この差分電圧は、演算回路によって4倍に増幅された上で第2段目のユニット回路に送られる。
第2段目のユニット回路の並列型A/Dコンバータは、第1段目の演算回路から入力される信号(第1段目の差分電圧に相当)に基づいて、次の2ビット分のA/D変換を行う。また、第2段目のユニット回路の演算回路は、入力される信号から、次の2ビット分の電圧を減じて差分電圧を算出し、この差分電圧を4倍に増幅した上で第3段目のユニット回路に送る。第3段目以降のユニット回路の動作も同様である。パイプライン型A/Dコンバータが7段のユニット回路で構成される場合には、最終的に、アナログ信号は14ビット(=7段×2ビット)のデジタル信号に変換される。なお、最終段のユニット回路の演算回路は省略されても良い。
パイプライン型A/Dコンバータは、上述のように、各段のユニット回路で所定ビットずつA/D変換を行うので、ユニット回路を直列的に付加してゆくだけで分解能(ビット数)を容易に高めることができる。一方で、パイプライン型A/Dコンバータは、各段で算出される差分電圧を所定の倍率で増幅して後段に送るので、各段の増幅率に誤差が生じると、下位ビットの信頼性は著しく低下してしまう。パイプライン型A/Dコンバータでは、分解能が高くなると増幅される回数も増えるので、増幅に係る誤差の影響はより深刻になる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、電圧の増幅に係る誤差の影響を低減可能なパイプライン型A/Dコンバータを提供することを目的とする。
本発明のパイプライン型A/Dコンバータは、アナログ信号が入力される入力端と、前記入力端に接続可能に構成され、入力される信号をデジタルコードに変換する並列型A/Dコンバータ部と、前記入力端に接続可能に構成され、入力される前記信号に前記デジタルコードに対応する電圧を加えた後、所定の倍率で増幅する演算部と、前記演算部に接続可能に構成され、前記演算部の出力信号を保持すると共に前記並列型A/Dコンバータ部及び前記演算部に再入力するサンプルホールド部と、複数サイクルの繰り返し動作により前記A/Dコンバータ部が出力する複数のデジタルコードに基づいてデジタル信号を生成するデコーダと、前記デコーダで生成される複数の前記デジタル信号の平均値を算出する平均化部と、を備え、前記演算部は、前記信号に前記電圧を加えるために、前記信号及び基準電圧を印加される複数のキャパシタを有する入力容量部と、前記入力容量部に接続され、前記入力容量部からの出力信号を増幅する演算増幅器と、前記演算増幅器と並列に接続される出力容量部と、を備え、入力される前記信号に対応するデジタル信号を算出するサンプリング工程を複数回繰り返し、各サンプリング工程で得られたデジタル信号を前記平均化部で平均化するパイプライン型A/Dコンバータであって、前記複数回のサンプリング工程において前記複数のキャパシタに対する基準電圧の入力先を変えることを特徴とする。
この構成によれば、複数回のサンプリング工程において入力容量部を構成する複数のキャパシタに対する基準電圧の入力先を変えるので、各サンプリング工程で得られるデジタル信号を平均化することで、複数のキャパシタの容量値のばらつきの影響を緩和できる。よって、入力容量部を構成する複数のキャパシタの容量値のばらつきに起因して生じ得る、電圧の増幅に係る誤差の影響を低減できる。
本発明のパイプライン型A/Dコンバータはまた、前記複数回のサンプリング工程で取得される複数のデジタル信号を、ぞれぞれ、下記式(1)で表されるCodeerrorの値で補正することを特徴とする。ただし、下記式(1)において、kはサイクル序数を表し、nは1回のサンプリング工程のサイクル回数を表し、calstateは誤差の基準値を表し、cor(k)は各サイクルの誤差の係数を表す。
Figure 0005859937
この構成によれば、入力容量部を構成する複数のキャパシタの容量値と出力容量部の容量値とのばらつきの影響を緩和できる。よって、入力容量部を構成する複数のキャパシタの容量値と出力容量部の容量値とのばらつきに起因して生じ得る、電圧の増幅に係る誤差の影響を低減できる。
本発明のパイプライン型A/Dコンバータにおいて、前記並列型A/Dコンバータ部は、2.5ビット以上の分解能を有することが好ましい。この構成によれば、各サイクルのデジタルコードは冗長化されるので、より精度の高いA/D変換が可能になる。
本発明によれば、電圧の増幅に係る誤差の影響を低減可能なパイプライン型A/Dコンバータが提供される。
本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータの構成例を示す回路図である。 入力される電圧と生成されるデジタルコードとの関係を示すテーブルである。 演算回路に入力される電圧と演算回路から出力される電圧との関係を示すグラフである。 VinがVrefの1/8倍を超える場合のキャパシタへの基準電圧の入力パターンを説明するための模式図である。 VinがVrefの3/8倍を超える場合のキャパシタへの基準電圧の入力パターンを説明するための模式図である。 VinがVrefの5/8倍を超える場合のキャパシタへの基準電圧の入力パターンを説明するための模式図である。 理想的な増幅率が得られる場合と増幅率に誤差が存在する場合とにおいて、演算回路に入力される電圧と演算回路から出力される電圧との関係を示すグラフである。 誤差とデジタルコードとの関係を示すテーブルである。 パイプライン型A/Dコンバータからの出力と理想値との差(INL)を示すグラフである。
以下、図面を参照して、本発明の一実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータの構成について説明する。なお、以下においては、本発明を説明するために簡略化されたパイプライン型A/Dコンバータについて説明するが、通常のパイプライン型A/Dコンバータが備える構成は不足なく備えるものとする。
図1は、本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータ1の構成例を示す回路図である。パイプライン型A/Dコンバータ1は、3ビットの分解能を有する並列型A/Dコンバータ(並列型A/Dコンバータ部)11と、入力される電圧を演算処理して出力する演算回路(演算部)12と、演算回路12から出力される電圧を保持するサンプルホールド回路(サンプルホールド部)13とを備える。
パイプライン型A/Dコンバータ1において、並列型A/Dコンバータ11は、スイッチSWaを介して入力端Tinと接続されている。入力端Tinには、外部からアナログ信号である電圧が入力される。並列型A/Dコンバータ11は、8個のコンパレータ(不図示)を含んで構成されており、スイッチSWaを介して入力端Tinなどから入力される電圧Vinに応じて実効3ビットのデジタルコードを生成する。並列型A/Dコンバータ11で生成されるデジタルコードは、デコーダ14に送られる。また、並列型A/Dコンバータ11で生成されるデジタルコードは、演算回路12に送られ、後述する演算処理に用いられる。
演算回路12は、スイッチSWaを介して入力端Tinに接続されている。演算回路12は、並列な4個のキャパシタC1〜C4で構成される入力容量部121を備えている。入力容量部121を構成する各キャパシタC1〜C4の一端は、スイッチSWb1〜SWb4と接続されており、スイッチSWa及びスイッチSWb1〜SWb4を介して電圧Vinが印加される。また、各キャパシタC1〜C4の一端は、スイッチSWc1〜SWc4を介して基準電圧源(不図示)と接続されている。これにより、各キャパシタC1〜C4の一端には、並列型A/Dコンバータ11で生成されるデジタルコードに応じて基準電圧Vref、基準電圧−Vref、又は0Vのいずれかがさらに印加される。これにより、電圧Vinから上位2ビット分の情報に相当する電圧が除去される。
各キャパシタC1〜C4の他端は、いずれも演算増幅器(オペアンプ)122の反転入力端(−)に接続されている。演算増幅器122の非反転入力端(+)は接地されており、出力端はサンプルホールド回路13のスイッチSWeと接続されている。また、演算増幅器122には、キャパシタC5による出力容量部123及びスイッチSWdがそれぞれ並列に接続されている。出力容量部123及びスイッチSWdの一端は演算増幅器122の反転入力端(−)に接続され、他端は演算増幅器122の出力端に接続されている。キャパシタC5の容量値と、キャパシタC1〜C4の容量値とは略等しくなっており、入力される電圧は4倍に増幅されて演算増幅器122の出力端から出力される。
サンプルホールド回路13は、一端がスイッチSWeと接続されるキャパシタC6を備えている。キャパシタC6の他端は、演算増幅器(オペアンプ)131の反転入力端(−)に接続されている。演算増幅器131の非反転入力端(+)は接地され、出力端はスイッチSWaに接続されている。キャパシタC6の両端は、それぞれスイッチSWf,SWgを介して演算増幅器131の出力端と接続されている。スイッチSWe,SWf,SWgを制御することで、演算回路12から出力される電圧VoutをキャパシタC6に保持させることができる。電圧Voutは、演算増幅器131及びスイッチSWaを通じて、並列型A/Dコンバータ11及び演算回路12に再入力される。
演算回路12及びサンプルホールド回路13には、制御部16が接続されている。制御部16は、並列型A/Dコンバータ11から送られるデジタルコードなどに基づいて適切なA/D変換が実現されるように各スイッチ(スイッチSWb1〜SWb4、スイッチSWc1〜SWc4など)を制御する。
また、並列型A/Dコンバータ11及び演算回路12は、再入力される電圧Voutに基づき、同様の処理を繰り返し行う。具体的には、並列型A/Dコンバータ11は、再入力された電圧Voutに基づき実効3ビットのデジタルコードを生成してデコーダ14に送る。演算回路12は、並列型A/Dコンバータ11から送られるデジタルコードに基づき、再入力された電圧Voutから上位2ビット分の情報に相当する電圧を除去して4倍に増幅する。演算回路12からの出力は、サンプルホールド回路13を通じて並列型A/Dコンバータ11及び演算回路12に入力される。デコーダ14は、このように繰り返される7回のサイクルで生成された7個のデジタルコードに基づいて、14ビットのデジタル信号を生成する。
次に、パイプライン型A/Dコンバータ1の動作の概略を説明する。パイプライン型A/Dコンバータ1において、スイッチSWaが入力端Tin側に切り替えられ、入力端Tinにアナログ信号(電圧)が入力されると、並列型A/Dコンバータ11及び演算回路12には、アナログ信号に対応する電圧Vinが入力される。並列型A/Dコンバータ11は、入力される電圧Vinに基づいて、MSB(Most Significant Bit)側から上位3ビットのA/D変換を行う。
並列型A/Dコンバータ11の8個のコンパレータは、それぞれ基準電圧Vrefの−7/8倍、−5/8倍、−3/8倍、−1/8倍、+1/8倍、+3/8倍、+5/8倍、+7/8倍の閾値を有している。この8個のコンパレータにより、電圧Vinが基準電圧Vrefの−1倍、−3/4倍、−1/2倍、−1/4倍、0倍、+1/4倍、+1/2倍、+3/4倍、+1倍のいずれに相当するか判定され、3ビット(実効値)のデジタルコードが生成される。
図2は、入力される電圧Vinと生成されるデジタルコードとの関係を示すテーブルである。図2において、電圧Vinは、基準電圧Vrefの倍率で示されている。例えば、基準電圧Vrefの1/2倍の電圧Vinが入力される場合、生成されるデジタルコードは0110となり、基準電圧Vrefの1/4倍の電圧Vinが入力される場合、生成されるデジタルコードは0101となる。なお、最上位ビットは、実質的には1ビットとして機能しない。
電圧Vinが入力されると、演算回路12は、スイッチSWb1〜SWb4をオンして各キャパシタC1〜C4に電圧Vinを印加する。また、並列型A/Dコンバータ11で生成される3ビットのデジタルコードに基づいてスイッチSWc1〜SWc4を制御し、各キャパシタC1〜C4にそれぞれ基準電圧Vref、基準電圧−Vref、又は0Vのいずれかを印加する。この処理は、電圧Vinから上位2ビット分の情報を除去する操作に相当し、4倍の増幅で得られる電圧Voutがオーバーフローしないように行われる。
図3は、演算回路12に入力される電圧Vinと演算回路12から出力される電圧Voutとの関係を示すグラフである。図3において、横軸の電圧Vin及び縦軸の電圧Voutは、共に基準電圧Vrefの倍率で示されている。図3に示すように、例えば、VinがVrefの1/8(0.125)倍を超える場合、キャパシタC1〜C4のいずれか1個にスイッチSWc1〜SWc4を介して−Vrefが印加され、Voutはオーバーフローしないように調整される。この場合、キャパシタC1〜C4のうちの残りの3個に印加される電圧は0Vである(つまり、基準電圧源から電圧は印加されない)。
VinがVrefの3/8(0.375)倍を超える場合、キャパシタC1〜C4のいずれか2個に−Vrefが印加されてVoutは調整される。この場合、キャパシタC1〜C4のうちの残りの2個に印加される電圧は0Vである。VinがVrefの5/8(0.625)倍を超える場合、キャパシタC1〜C4のいずれか3個に−Vrefが印加されてVoutは調整される。この場合、キャパシタC1〜C4のうちの残りの1個に印加される電圧は0Vである。
同様に、VinがVrefの−1/8(−0.125)倍を下回る場合、キャパシタC1〜C4のいずれか1個に+Vrefが印加されてVoutは調整される。この場合、キャパシタC1〜C4のうちの残りの3個に印加される電圧は0Vである。VinがVrefの−3/8(−0.375)倍を下回る場合、キャパシタC1〜C4のいずれか2個に+Vrefが印加されてVoutは調整される。この場合、キャパシタC1〜C4のうちの残りの2個に印加される電圧は0Vである。VinがVrefの−5/8(−0.625)倍を下回る場合、キャパシタC1〜C4のいずれか3個に+Vrefが印加されてVoutは調整される。この場合、キャパシタC1〜C4のうちの残りの1個に印加される電圧は0Vである。
演算回路12から出力される電圧Voutは、サンプルホールド回路13のキャパシタC6で保持され、所定時間の後にスイッチSWaを通じて並列型A/Dコンバータ11及び演算回路12に入力される。並列型A/Dコンバータ11は、入力される電圧に基づいて、再び3ビット(実効値)のデジタルコードを生成する。このとき入力される電圧は、上位2ビットに相当する情報を除去されているので、ここでは、2ビット分だけ桁が下がった3ビットのデジタルコードが生成される。演算回路12は、入力された電圧から上位2ビットに相当する情報をさらに除去して4倍に増幅する。サンプルホールド回路13は、演算回路12の出力を保持して並列型A/Dコンバータ11及び演算回路12に再び入力する。その後の処理も同様である。なお、本実施の形態では、演算回路12に入力された電圧から上位2ビットに相当する情報を除去して4倍に増幅する態様を例示しているが、演算回路12の増幅率は変更可能である。具体的には、演算回路12の増幅率は、1回のサイクルで得られるデジタルコードの有効ビット数に応じて設定される。
本実施の形態のパイプライン型A/Dコンバータ1は、並列型A/Dコンバータ11におけるA/D変換、演算回路12における演算処理、及びサンプルホールド回路13による再入力を合計7サイクル繰り返すことで、1個のデジタル信号を生成する。各サイクルでは、2ビットずつ桁のずれた実効3ビットのデジタルコードが生成されるので、デコーダ14は、各サイクルで生成される7個のデジタルコードに基づいて14ビットのデジタル信号を生成できる。なお、7サイクル目においては、演算回路12における演算処理、及びサンプルホールド回路13による再入力は不要である。
本実施の形態では、7サイクルの繰り返しで1個のデジタル信号を生成しているが、繰り返しに係るサイクルの数は、必要とされるデジタル信号のビット数に応じて任意に設定できる。一般に、n回のサイクルでアナログ信号をデジタル信号に変換する場合、第k回目(kは正整数)のサイクルで得られるデジタルコードa(a,b,c,dはいずれも0又は1)、及び下記式(2)に基づいて、2nビットのデジタル信号を生成できる。
Figure 0005859937
本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータ1では、各サイクルにおいて実効3ビットのデジタルコードを得ているが、通常は2ビットのデジタルコードで足りる。つまり、本実施の形態で得られるデジタルコードは冗長化されている。このように、2.5ビット以上の分解能を有する並列型A/Dコンバータ11を用いて冗長化された複数のデジタルコードを得ることで、各デジタルコードに僅かな誤りがあってもデコード時に訂正可能になり、変換精度を高めることができる。パイプライン型A/Dコンバータ1は、上述のように7サイクルの繰り返しで1個のデジタル信号を生成するサンプリング工程を8回行い、得られる8個のデジタル信号を平均化部15で平均化して、最終的なデジタル信号を出力する。
ところで、上述のパイプライン型A/Dコンバータ1は、演算回路12の入力容量部121に4個のキャパシタC1〜C4を備えており、出力容量部123に1個のキャパシタC5を備えている。演算回路12における増幅率は、キャパシタC1〜C5の容量値で決定されるので、キャパシタC1〜C5の容量値がばらついてしまうと、所望の増幅率を実現できない。本実施の形態のパイプライン型A/Dコンバータ1では、入力される信号は再巡回されて6回増幅されるので、僅かな誤差で下位ビットの信頼性は大きく低下されてしまう。
そこで、本実施の形態のパイプライン型A/Dコンバータ1では、複数回行われるサンプリング工程において、キャパシタC1〜C4への基準電圧の入力パターンを異ならせる。図4は、キャパシタC1〜C4への基準電圧の入力パターンを説明するための模式図である。図4では、一例として、VinがVrefの1/8倍を超える場合(1/8倍〜3/8倍)を例示している。この場合、キャパシタC1〜C4のいずれか1個に基準電圧源から−Vrefが印加され、残りの3個には0Vが印加される。
図4Aに示すように、1回目及び5回目のサンプリング工程でVinがVrefの1/8倍を超える場合、キャパシタC4に−Vrefが印加され、残りの3個には0Vが印加される。これに対し、2回目及び6回目のサンプリング工程では、図4Bに示すように、キャパシタC3に−Vrefが印加され、残りの3個には0Vが印加される。同様に、3回目及び7回目のサンプリング工程では、図4Cに示すように、キャパシタC2に−Vrefが印加され、4回目及び8回目のサンプリング工程では、図4Dに示すように、キャパシタC1に−Vrefが印加される。
図5は、VinがVrefの3/8倍を超える場合(3/8倍〜5/8倍)のキャパシタC1〜C4への基準電圧の入力パターンを説明するための模式図である。この場合、キャパシタC1〜C4のいずれか2個に基準電圧源から−Vrefが印加され、残りの2個には0Vが印加される。
図5Aに示すように、1回目及び5回目のサンプリング工程では、キャパシタC3,C4に−Vrefが印加され、残りの2個には0Vが印加される。これに対し、2回目及び6回目のサンプリング工程では、図5Bに示すように、キャパシタC2,C3に−Vrefが印加され、残りの2個には0Vが印加される。同様に、3回目及び7回目のサンプリング工程では、図5Cに示すように、キャパシタC1,C2に−Vrefが印加され、4回目及び8回目のサンプリング工程では、図5Dに示すように、キャパシタC1,C4に−Vrefが印加される。
図6は、VinがVrefの5/8倍を超える場合(5/8倍〜7/8倍)のキャパシタC1〜C4への基準電圧の入力パターンを説明するための模式図である。この場合、キャパシタC1〜C4のいずれか3個に基準電圧源から−Vrefが印加され、残りの1個には0Vが印加される。
図6Aに示すように、1回目及び5回目のサンプリング工程では、キャパシタC2,C3,C4に−Vrefが印加され、残りのC1には0Vが印加される。これに対し、2回目及び6回目のサンプリング工程では、図6Bに示すように、キャパシタC1,C2,C3に−Vrefが印加され、残りのC4には0Vが印加される。同様に、3回目及び7回目のサンプリング工程では、図6Cに示すように、キャパシタC1,C2,C4に−Vrefが印加され、4回目及び8回目のサンプリング工程では、図6Dに示すように、キャパシタC1,C3,C4に−Vrefが印加される。
なお、VinがVrefの7/8倍を超える場合には、全てのサンプリング工程において、C1〜C4の全てに−Vrefを印加する。VinがVrefの−1/8倍〜1/8倍の場合には、全てのサンプリング工程において、C1〜C4の全てに0Vを印加する。
VinがVrefの−1/8倍を下回る場合(−3/8倍〜−1/8倍)には、VinがVrefの1/8倍を超える場合(1/8倍〜3/8倍)の基準電圧の正負を反転させた入力パターンとする。つまり、キャパシタC1〜C4のいずれか1個に基準電圧源からVrefが印加され、残りの3個には0Vが印加される。
VinがVrefの−3/8倍を下回る場合(−5/8倍〜−3/8倍)には、VinがVrefの3/8倍を超える場合(3/8倍〜5/8倍)の基準電圧の正負を反転させた入力パターンとする。つまり、キャパシタC1〜C4のいずれか2個に基準電圧源からVrefが印加され、残りの2個には0Vが印加される。
VinがVrefの−5/8倍を下回る場合(−7/8倍〜−5/8倍)には、VinがVrefの5/8倍を超える場合(5/8倍〜7/8倍)の基準電圧の正負を反転させた入力パターンとする。つまり、キャパシタC1〜C4のいずれか3個に基準電圧源からVrefが印加され、残りの1個には0Vが印加される。
そして、VinがVrefの−7/8倍を下回る場合には、全てのサンプリング工程において、C1〜C4の全てにVrefを印加する。
上述のように、複数回行われるサンプリング工程において、キャパシタC1〜C4への基準電圧の入力パターンを異ならせた上で、得られるデジタル信号を平均化すれば、キャパシタC1〜C4の容量値のばらつきの影響を緩和できる。キャパシタC1〜C4への基準電圧の入力先を変えることができる状況において、基準電圧の入力先を固定すると、キャパシタC1〜C4の容量値のばらつきの影響が表れてしまうが、複数回のサンプリング工程で基準電圧の入力先を変えてやれば、このばらつきを平均化できるのである。これにより、キャパシタC1〜C4の容量値のばらつきに起因して生じ得る、電圧の増幅に係る誤差の影響を低減できる。
なお、図4〜図6では、基準電圧の入力パターンの一例を示しているが、入力パターンは任意に変更できる。少なくとも、後の平均化によりキャパシタC1〜C4の容量値のばらつきの影響を緩和できるような入力パターンとすれば良い。また、複数回のサンプリング工程で入力パターンを変更できない状況(例えば、VinがVrefの7/8倍を超える場合、VinがVrefの−1/8倍〜1/8倍の場合、VinがVrefの−7/8倍を下回る場合など)では、入力パターンは異ならせなくて良い。この場合、全てのキャパシタC1〜C4に同じ電圧が入力されるので、容量値のばらつきは平均化される。
上述のように、複数回行われるサンプリング工程において、キャパシタC1〜C4への基準電圧の入力パターンを異ならせることで、キャパシタC1〜C4間の容量値のばらつきは緩和される。しかしながら、上述の方法では、キャパシタC1〜C4とキャパシタC5との間の容量値のばらつきを緩和することはできない。そこで、本実施の形態のパイプライン型A/Dコンバータ1では、さらに補正関数を導入し、キャパシタC1〜C4とキャパシタC5との間の容量値のばらつきの影響を緩和する。
まず、理想的な4倍の増幅率が、キャパシタC1〜C4とキャパシタC5との間の容量値のばらつきにより、4(1+A)倍になっている状況を想定する。図7は、理想的な増幅率が得られる場合と増幅率に誤差が存在する場合とにおいて、演算回路12に入力される電圧Vinと演算回路12から出力される電圧Voutとの関係を示すグラフである。図7には、単純に4倍及び4(1+A)倍で増幅させた場合の電圧Vinと電圧Voutとの関係を、一点鎖線及び二点鎖線で併せて示している。図7から分かるように、増幅率の誤差の影響は、入力される電圧Vinが0Vから離れるにつれて大きくなる。
図8は、kサイクル目で生じる誤差と、デジタルコードとの関係を示すテーブルである。図8では、各デジタルコードが得られる場合に生じる誤差を、デジタルコードが0101の場合の誤差を基準として表している。例えば、デジタルコードが0111となる場合に生じる誤差は、デジタルコードが0101の場合の3倍となる。つまり、kサイクル目において各デジタルコードが得られる場合の誤差は、誤差の基準値と係数cor(k)との積で表すことができる。
増幅率が4(1+A)倍であることを考慮すると、kサイクル目の電圧は4k−1(1+A)k−1倍となる。一方で、kサイクル目の電圧は、理想的には4k−1倍である。つまり、kサイクル目の入力電圧の誤差は、4k−1{(1+A)k−1−1}となる。(1+A)k−1−1においてAの値は十分に小さいので、Aの一次の項のみを取り出すと(k−1)・Aである。増幅回数に応じて最終的なデジタル信号への影響が緩和されることを考慮すれば、補正関数は下記式(1)のようになる。ただし、下記式(1)において、kはサイクル数(序数)を表し、nは1回のサンプリング工程の合計サイクル数(サイクル回数)を表し、calstateは誤差の基準値(基準補正値)を表し、cor(k)は各サイクルの誤差の係数を表す。
Figure 0005859937
上記式(1)は、各サイクルで生成されるデジタルコードに対応する誤差の係数cor(k)と、誤差の基準値calstateとの積を、重み付けした上で足し合わせることを意味している。ここで、calstateは、実測される誤差に基づいてあらかじめ設定される値である。式(1)から得られるCodeerrorの値は、各サンプリング工程で取得されるデジタル信号に加えられる。これにより、キャパシタC1〜C4とキャパシタC5との間の容量値のばらつきの影響は緩和される。
図9は、本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータ1からの出力(出力コード)と理想値との差(INL)を示すグラフである。図9Aの太線は、補正関数をゼロとした場合(補正を行わない場合)の理想値との差を示し、図9Bの太線は、補正関数を適切に設定した場合の理想値との差を示す。また、図9A及び図9Bにおいて、細線は、極端に大きい補正関数を適用した場合の理想値との差を示す。SPUSは補正係数であり、calstateに相当する。図9Aの太線と図9Bの太線との比較から、適切な補正関数を用いることで出力の線形性を改善できるのが分かる。
以上のように、本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータ1は、複数回行われるサンプリング工程において入力容量部121を構成する複数のキャパシタC1〜C4に対する基準電圧の入力先を変えるので、各サンプリング工程で得られるデジタル信号を平均化することで、複数のキャパシタC1〜C4の容量値のばらつきの影響を緩和できる。よって、入力容量部121を構成する複数のキャパシタC1〜C4の容量値のばらつきに起因して生じ得る、電圧の増幅に係る誤差の影響を低減できる。
また、本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータ1は、複数回のサンプリング工程で取得される各サイクルのデジタル信号に、ぞれぞれ、上記式(1)で表されるCodeerrorの値を加えるので、入力容量部121を構成する複数のキャパシタC1〜C4の容量値と出力容量部123のキャパシタC5の容量値とのばらつきの影響を緩和できる。よって、入力容量部121を構成する複数のキャパシタC1〜C4の容量値と出力容量部123のキャパシタC5の容量値とのばらつきに起因して生じ得る、電圧の増幅に係る誤差の影響を低減できる。
なお、パイプライン型A/Dコンバータ1では、上述のように、キャパシタC1〜C4に対する基準電圧の入力先を変えて平均化することで、キャパシタC1〜C4の容量値のばらつきの影響を緩和している。このため、上記式(1)に示す1個の補正関数に基づいて最終的なデジタル信号を生成できる。つまり、補正関数においてキャパシタC1〜C4の容量値のばらつきを考慮する必要はないので、複数の補正関数が不要となり、演算処理を簡略化できる。
また、本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータ1は、2.5ビット以上の分解能を有する並列型A/Dコンバータ11を用いているので、各サイクルで得られるデジタルコードは冗長化されて、精度の高いA/D変換が可能になる。
なお、本発明は上記実施の形態の記載に限定されず、その効果が発揮される態様で適宜変更して実施できる。例えば、上記実施の形態においては、2.5ビット以上(実効3ビット)の分解能を有する並列型A/Dコンバータ11を用いているが、並列型A/Dコンバータの分解能はこれに限られない。例えば、1ビット、1.5ビット等の低分解能の並列型A/Dコンバータを用いても良い。
また、上記実施の形態においては、8回のサンプリング工程で得られる8個のデジタル信号を平均化する構成を例示しているが、サンプリング工程の回数は、複数回であれば任意である。同様に、各サンプリング工程のサイクル数も、必要とされるデジタル信号のビット数に応じて任意に設定できる。
本発明のパイプライン型A/Dコンバータは、音声・画像処理、情報通信などの分野においてアナログ信号をデジタル信号に変換する際に有用である。
1 パイプライン型A/Dコンバータ
11 並列型A/Dコンバータ(並列型A/Dコンバータ部)
12 演算回路(演算部)
13 サンプルホールド回路(サンプルホールド部)
14 デコーダ
15 平均化部
16 制御部
121 入力容量部
122 演算増幅器
123 出力容量部
131 演算増幅器
C1,C2,C3,C4,C5,C6 キャパシタ

Claims (2)

  1. アナログ信号が入力される入力端と、
    前記入力端に接続可能に構成され、入力される信号をデジタルコードに変換する並列型A/Dコンバータ部と、
    前記入力端に接続可能に構成され、入力される前記信号に前記デジタルコードに対応する電圧を加えた後、所定の倍率で増幅する演算部と、
    前記演算部に接続可能に構成され、前記演算部の出力信号を保持すると共に前記並列型A/Dコンバータ部及び前記演算部に再入力するサンプルホールド部と、
    複数サイクルの繰り返し動作により前記A/Dコンバータ部が出力する複数のデジタルコードに基づいてデジタル信号を生成するデコーダと、
    前記デコーダで生成される複数の前記デジタル信号の平均値を算出する平均化部と、を備え、
    前記演算部は、
    前記信号に前記電圧を加えるために、前記信号及び基準電圧を印加される複数のキャパシタを有する入力容量部と、
    前記入力容量部に接続され、前記入力容量部からの出力信号を増幅する演算増幅器と、
    前記演算増幅器と並列に接続される出力容量部と、を備え、
    入力される前記信号に対応するデジタル信号を算出するサンプリング工程を複数回繰り返し、各サンプリング工程で得られたデジタル信号を前記平均化部で平均化するパイプライン型A/Dコンバータであって、
    前記複数回のサンプリング工程において前記複数のキャパシタに対する基準電圧の入力先を変え
    前記複数回のサンプリング工程で取得される複数のデジタル信号を、ぞれぞれ、下記式(1)で表されるCodeerrorの値で補正することを特徴とするパイプライン型A/Dコンバータ。ただし、下記式(1)において、kはサイクル序数を表し、nは1回のサンプリング工程のサイクル回数を表し、calstateは誤差の基準値を表し、cor(k)は各サイクルの誤差の係数を表す。
    Figure 0005859937
  2. 前記並列型A/Dコンバータ部は、2.5ビット以上の分解能を有することを特徴とする請求項1記載のパイプライン型A/Dコンバータ。
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