JP2010021918A - パイプライン型a/dコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、アンプの帰還率の低下を防ぎつつ、低消費電力を実現できるパイプライン型A/Dコンバータを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の1つの実施形態は、縦列接続された複数のステージと、複数のステージのそれぞれから出力される副デジタル信号に基づいてデジタル信号を生成するエラー補正回路とを備える、アナログ信号をデジタル信号に変換するパイプライン型A/Dコンバータである。そして、本発明の1つの実施形態に係るパイプライン型A/Dコンバータは、複数のステージのうち少なくとも1つのステージは、Nビットの副デジタル信号を出力する場合に、伝導関数のステージゲインが2N-K-1で、且つ折返し数が2N−2となり、整数Kが1≦K≦Nの関係を有している。
【選択図】図8

Description

本発明は、パイプライン型A/Dコンバータに係る発明であって、特に、マルチビットのパイプラインステージを有するパイプライン型A/Dコンバータに関するものである。
近年、システムLSI技術の発展により、大規模なシステムが1つのLSI上に搭載することが可能となった。そして、このようなシステムLSIには、アナログ信号の入出力に用いるデータコンバータが必要不可欠となる。特に、システムLSIに用いるA/Dコンバータは、センサからの信号や画像信号、無線の信号などさまざまな情報が複数入力されることが多くなってきているため、システムLSIには複数のA/Dコンバータが搭載されることも珍しくない。
システムLSIに複数のA/Dコンバータを搭載する場合、限られた面積に搭載する必要からパイプラインA/Dコンバータが近年多く用いられている。このパイプラインA/Dコンバータは、専有する面積のみならず消費電力でも優れている。そして、更に小面積化や低消費電力化が要求されており、非特許文献1に示すようにマルチビットのパイプラインステージを有するパイプライン型A/Dコンバータ(以下、マルチビット型パイプライン型A/Dコンバータともいう)が研究開発されている。
このマルチビット型パイプライン型A/Dコンバータは、従来からある1.5ビット型パイプラインの延長であり、パイプラインステージの演算を1ビットから複数ビットに拡張したものである。1ステージあたりのビット数が多いため、ステージの段数を短くすることができると共に、容量のミスマッチの影響など、パイプライン構成時に問題となるステージゲインのずれを少なくできる利点を有している。
「マルチビット型パイプライン型A/DCの検討(遠藤ら、2006年電子情報通信学会 集積回路研究専門委員会)
このマルチビット型パイプライン型A/Dコンバータは、マルチビット化を進めていくと、ステージゲインが増加するため、帰還率が低下する問題があった。帰還率が低下すると、必然的にアンプの出力ノードでのユニティゲイン周波数が高くなり、アンプに高い周波数特性が要求される。そのため、アンプの特性を向上させるために素子サイズが増加し、寄生容量が増加する。また、アンプの消費電流を減らすことができない問題があった。
そこで、本発明は、アンプの帰還率の低下を防ぎつつ、低消費電力を実現できるパイプライン型A/Dコンバータを提供することを目的とする。
本発明の1つの実施形態は、縦列接続された複数のステージと、複数のステージのそれぞれから出力される副デジタル信号に基づいてデジタル信号を生成するエラー補正回路とを備える、アナログ信号をデジタル信号に変換するパイプライン型A/Dコンバータである。そして、本発明の1つの実施形態に係るパイプライン型A/Dコンバータは、複数のステージのうち少なくとも1つのステージは、Nビットの副デジタル信号を出力する場合に、伝導関数のステージゲインが2N-K-1で、且つ折返し数が2N−2となり、整数Kが1≦K≦Nの関係を有している。
本発明の1つの実施形態に記載のパイプライン型A/Dコンバータは、伝導関数のステージゲインが2N-K-1で、且つ折返し数が2N−2となり、整数Kが1≦K≦Nの関係を有しているので、アンプの帰還率の低下を防ぎつつ、低消費電力を実現できる効果を有している。
(実施の形態1)
本実施の形態に係るマルチビット型パイプライン型A/Dコンバータ(以下、単にパイプライン型A/Dコンバータという)のブロック図を図1に示す。図1に示すパイプライン型A/Dコンバータは、縦列接続された7つのステージST1〜ST7と、エラー補正回路1とを備える。
初段のステージST1には、A/D変換すべきアナログ信号A0が入力される。そして、ステージST1は、入力されたアナログ信号A0に基づいて3ビットのデジタル信号D1(3b)を生成し、エラー補正回路1に出力する。また、ステージST1は、入力されたアナログ信号A0と、生成したデジタル信号D1とに応じたレベルのアナログ信号A1を生成し、次段のステージST2に出力する。
2段目のステージST2は、前段のステージST1から出力されたアナログ信号A1に基づいて2ビットのデジタル信号D2(2b)を生成し、エラー補正回路1に出力する。また、ステージST2は、入力されたアナログ信号A1と、生成したデジタル信号D2とに応じたレベルのアナログ信号A2を生成し、次段のステージST3に出力する。3段目から6段目のステージST3〜ST6の各々は、ステージST2と同じ構成である。
終段のステージST7は、前段のステージST6からのアナログ信号A6に基づいて3 ビットのデジタル信号D7(3b)を生成し、エラー補正回路1に出力する。エラー補正回路1は、ステージST1〜ST7から出力されたデジタル信号D1〜D7に基づいて最終デジタル信号Doutを出力する。
本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータを構成する各ステージは、図2に示すように、サブAD回路2と、MDAC(Multiplying DAC)と呼ばれるD/A回路(MDA回路3)とを備えている。図2に示すステージでは、入力されたアナログ信号Aを、サブAD回路2でデジタル化してデジタル信号Dを出力する。サブAD回路2で変換できる精度は数ビット程度であるので、変換されたデジタル信号Dは、入力されるアナログ信号Aと大きな隔たりがある。
そこで、MDA回路3では、デジタル信号Dとアナログ信号Aとに基づき、サブAD回路2で変換したデジタル分に相当するアナログ値をアナログ信号Aから引き、サブAD回路2で変換しきれなかった変換誤差分(アナログ値)を求める。さらに、MDA回路3では、得られた変換誤差分を所定のステージゲイン(2〜数倍)倍することで、後段のステージで変換し易く増幅している。
以上のような動作を行うパイプライン型A/Dコンバータでは、入出力の関係を図3に示す伝達関数として表すことができる。図3に示す伝達関数は、横軸がパイプライン型A/Dコンバータに入力される信号のレベルで、縦軸がパイプライン型A/Dコンバータから出力される信号のレベルである。
具体的に、図3に示す伝達関数は、本実施の形態の前提となるパイプライン型A/Dコンバータの伝達関数であり、当該パイプライン型A/Dコンバータのステージ構成を図4に示す。図4に示すサブAD回路2は、基準電圧発生回路20、コンパレータ21〜26、およびエンコーダ27を備えている。この基準電圧発生回路20は、直列接続された16個の抵抗素子20aを含み、基準電圧+Vref,−Vrefを分圧してコンパレータ21〜26に供給する電圧を生成する。なお、16個の抵抗素子30aの抵抗値は全て等しいものとしている。
コンパレータ21〜26のそれぞれは、準電圧発生回路20で分圧された電圧と入力信号Vinとを比較し、当該結果をエンコーダ27及びMDA回路3に出力する。エンコーダ27は、コンパレータ21〜26の出力結果に基づいて3ビットのデジタル信号を生成し、エラー補正回路1に出力する。
図4に示すMDA回路3は、スイッチ30,31、容量Cs1〜Cs8、アンプ32、フィードバック容量Cf1,Cf2を備えている。スイッチ30は、コンパレータ21〜26の出力結果に基づいて制御され、基準電圧+Vref,−Vrefのいずれかに切り換える。スイッチ31は、入力信号Vinとそれぞれのスイッチ30から出力された基準電圧Vref1〜Vref8とを切り換える。
図4に示すNビットのマルチビットステージを持つパイプライン型A/Dコンバータでは、図3に示す伝達関数のように2N-1倍のステージゲインと、2N−2個の折返しを持つ。なお、図3,4では、N=3としており、ステージゲインは4倍、折返し数は6個となる。
図4に示した3ビットのマルチビットステージは、電荷伝送型と呼ばれるものである。この電荷伝送型であるNビットのマルチビットステージのMDA回路3に関する回路図を図5に示す。図5に示すMDA回路3は、アンプ32の入力側に設置した2N個の容量Cs1〜Csk(k=2N)にスイッチ31を用いて信号振幅に応じた電荷を蓄える。その後、図4に示すようなサブAD回路2内にある2N−2個のコンパレータの働きにより、入力信号Vinに応じた基準電圧+Vref,−Vrefが接続され、容量Cs1〜Cskの入力側の電位は変化する。なお、容量Cs1〜Cskのうちコンパレータに接続される2N−2個は、コンパレータの結果により接続する基準電圧が変化するが、残りの2個はそれぞれ一定の基準電圧に接続される。
容量Cs1〜Cskの電荷は、アンプ32の入出力に接続された2個のフィードバック容量Cf1,Cf2に転送される。これにより、アンプ32の出力信号Voutには、入力信号Vinを2N-1倍した電位と、容量Cs1〜Cskが接続した基準電位を組み合わせた和の電位とが発生する。具体的には、Vout=2N-1・Vin−m・Vref/2となる。なお、mは、基準電圧+Vrefに接続したスイッチ31の数から基準電圧−Vrefに接続したスイッチ31の数を引いた値である。
一方、図4に示した3ビットのマルチビットステージ以外に、図6に示すフリップアラウンド型のマルチビットステージがある。図6に示すサブAD回路2は、図4と同様に基準電圧発生回路20、コンパレータ21〜26、およびエンコーダ27を備えると共に、2個のコンパレータ21〜26に対して2ビットエンコーダ28a,28b,28cを備えている。さらに、図6に示すMDA回路3は、スイッチ30の代わりに2ビットエンコーダ28a,28b,28cの出力結果に基づき制御させるスイッチ33を備えると共に,スイッチ31、容量Cs1〜Cs3、アンプ32、フィードバック容量Cfを備えている。
このフリップアラウンド型であるNビットのマルチビットステージのMDA回路3に関する回路図を図7に示す。図7に示すMDA回路3は、アンプ32の入力側に設置した2N-1個の容量Cs1〜Csk−1,Cf(k=2N-1)にスイッチ31を用いて信号振幅に応じた電荷を蓄える。このうち、1個の容量Cfは、アンプ32の入出力に接続することでフィードバック容量として機能する。残りの容量Cs1〜Csk−1は、サブAD回路2内にある2N−2個のコンパレータ及び2ビットエンコーダの働きにより、入力信号Vinに応じた基準電圧+Vref,−Vrefが接続され、容量Cs1〜Csk−1の入力側の電位は変化する。
容量Cs1〜Csk−1の電荷は、アンプ32の入出力に接続されたフィードバック容量Cfに転送される。これにより、アンプ32の出力信号Voutには、入力信号Vinを2N-1倍した電位と、容量Cs1〜Cskが接続した基準電位を組み合わせた和の電位とが発生する。具体的には、Vout=2N-1・Vin−m・Vrefとなる。なお、mは、基準電圧+Vrefに接続したスイッチ31の数から基準電圧−Vrefに接続したスイッチ31の数を引いた値である。
以上のように、本実施の形態の前提となるパイプライン型A/Dコンバータでは、入力振幅と出力振幅を同一にするためにステージゲインを2N-1倍にする必要があり、信号の増幅する分、アンプ32の帰還率が低下し、アンプ32の出力ノードでのユニティゲイン周波数を高める必要があり、高い周波数特性が要求される。そのため、アンプ32の入力部の寄生容量の効果もあいまって、本実施の形態の前提となるパイプライン型A/Dコンバータは、アンプ32の消費電流が大きくなり、低消費電力化の実現を妨げていた。
ここで、帰還率は数1と表され、アンプ32の入力部の寄生容量Cparaにより影響を受ける。そのため、アンプ32の周波数特性を向上させると、同時に素子サイズが増加し、寄生容量Cparaも増加する。また、数1から分かるようにフィードバック容量Cfが小さくなると、寄生容量Cparaの影響が大きくなるので、帰還率が低下する。
Figure 2010021918
そこで、本実施の形態に係る電荷伝送型のパイプライン型A/DコンバータにおけるMDA回路3の回路図を図8に示す。図8に示す回路図は、図4に示すステージの破線で囲った部分38に対応し、他の部分の構成は図1や図4に示した構成と同じであるため詳細な説明は省略する。
図8に示すMDA回路3は、アンプ32の入力側に設置した2N個の容量Cs1〜Csk(k=2N)と、入力信号Vinと基準電圧Vref1〜Vrefkとを切り換えるスイッチ31と、アンプ32と、アンプ32の入出力に設けられた4個のフィードバック容量Cf1〜Cf4とを備えている。
そして、図8に示すMDA回路3は、アンプ32の入力側に設置した2N個の容量Cs1〜Csk(k=2N)にスイッチ31を用いて信号振幅に応じた電荷を蓄える。その後、図4に示すようなサブAD回路2内にある2N−2個のコンパレータの働きにより、入力信号Vinに応じた基準電圧+Vref,−Vrefが接続され、容量Cs1〜Cskの入力側の電位は変化する。なお、容量Cs1〜Cskのうちコンパレータに接続される2N−2個は、コンパレータの結果により接続する基準電圧が変化するが、残りの2個はそれぞれ一定の基準電圧に接続される。
容量Cs1〜Cskの電荷は、アンプ32の入出力に接続された4個のフィードバック容量Cf1〜Cf4に転送される。これにより、アンプ32の出力信号Voutには、入力信号Vinを2N-2倍した電位と、容量Cs1〜Cskが接続した基準電位を組み合わせた和の電位とが発生する。具体的には、Vout=2N-2・Vin−m・Vref/2となる。なお、mは、基準電圧+Vrefに接続したスイッチ31の数から基準電圧−Vrefに接続したスイッチ31の数を引いた値である。
なお、図8に示すMDA回路3に基づく伝達関数は、図9に示す関数になる。また、図9に示す伝達関数は、図3に示す伝達関数と同様にN=3とした場合の伝達関数である。図9に示す伝達関数は、図3に示す伝達関数に対して折返し回数は同じ6回と維持しつつ、ステージゲインを1/2に緩和している。つまり、本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータでは、折返し数を2N−2個に維持しつつ、ステージゲインを2N-1から2N-2へと緩和している。そのため、数2に示すようにアンプ32の帰還率は、数1に比べて低下することを防ぐことができ、消費電流を小さくできる。
Figure 2010021918
また、本実施の形態に係る別の電荷伝送型のパイプライン型A/DコンバータにおけるMDA回路3の回路図を図10に示す。図10に示す回路図は、図4に示すステージの破線で囲った部分38に対応し、他の部分の構成は図1や図4に示した構成と同じであるため詳細な説明は省略する。
図10に示すMDA回路3は、アンプ32の入力側に設置した2N個の容量Cs1〜Csk(k=2N)と、入力信号Vinと基準電圧Vref1〜Vrefkとを切り換えるスイッチ31と、アンプ32と、アンプ32の入出力に設けられた8個のフィードバック容量Cf1〜Cf8とを備えている。
そして、図10に示すMDA回路3は、アンプ32の入力側に設置した2N個の容量Cs1〜Csk(k=2N)にスイッチ31を用いて信号振幅に応じた電荷を蓄える。その後、図4に示すようなサブAD回路2内にある2N−2個のコンパレータの働きにより、入力信号Vinに応じた基準電圧+Vref,−Vrefが接続され、容量Cs1〜Cskの入力側の電位は変化する。なお、容量Cs1〜Cskのうちコンパレータに接続される2N−2個は、コンパレータの結果により接続する基準電圧が変化するが、残りの2個はそれぞれ一定の基準電圧に接続される。
容量Cs1〜Cskの電荷は、アンプ32の入出力に接続された8個のフィードバック容量Cf1〜Cf8に転送される。これにより、アンプ32の出力信号Voutには、入力信号Vinを2N-3倍した電位と、容量Cs1〜Cskが接続した基準電位を組み合わせた和の電位とが発生する。具体的には、Vout=2N-3・Vin−m・Vref/2となる。なお、mは、基準電圧+Vrefに接続したスイッチ31の数から基準電圧−Vrefに接続したスイッチ31の数を引いた値である。
なお、図10に示すMDA回路3に基づく伝達関数は、図11に示す関数になる。また、図11に示す伝達関数は、図3に示す伝達関数と同様にN=3とした場合の伝達関数である。図11に示す伝達関数は、図3に示す伝達関数に対して折返し回数は同じ6回と維持しつつ、ステージゲインを1/4に緩和している。つまり、本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータでは、折返し数を2N−2個に維持しつつ、ステージゲインを2N-1から2N-3へと緩和している。そのため、数3に示すようにアンプ32の帰還率は、数1に比べて低下することを防ぐことができ、消費電流を小さくできる。
Figure 2010021918
ここで、図8及び図10に示すMDA回路3に基づき、本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータの構成をより一般化すると、MDA回路3は容量を2N個、フィードバック容量を2K+1個設けることで、折返し数を2N−2に維持しつつ、伝導関数のステージゲインを2N-K-1とすることができる。なお、Kは、1≦K≦Nの関係を有する整数である。なお、図8に示すMDA回路3は、K=1とした場合で、図10に示すMDA回路3は、K=2とした場合である。
(実施の形態2)
本実施の形態に係るフリップアラウンド型のパイプライン型A/DコンバータにおけるMDA回路3の回路図を図12に示す。図12に示す回路図は、図6に示すステージの破線で囲った部分38に対応し、他の部分の構成は図1や図6に示した構成と同じであるため詳細な説明は省略する。
図12に示すMDA回路3は、アンプ32の入力側に設置した2N-1個の容量Cs1〜Csk−2(k=2N-1),Cf1,Cf2と、入力信号Vinと基準電圧Vref1〜Vrefn-1とを切り換えるスイッチ31と、アンプ32と、容量Cx1とを備えている。なお、容量Cf1,Cf2は、アンプ32の入出力に設けられフィードバック容量として機能する。また、容量Cx1は0Vに充電されている。
そして、図12に示すMDA回路3は、アンプ32の入力側に設置した2N-1個の容量Cs1〜Csk−2(k=2N-1),Cf1,Cf2にスイッチ31を用いて信号振幅に応じた電荷を蓄える。その後、図6に示すようなサブAD回路2内にある2N−2個のコンパレータ及び2ビットエンコーダの働きにより、入力信号Vinに応じた基準電圧+Vref,−Vrefが接続され、容量Cs1〜Csk−2,Cx1の入力側の電位は変化する。
容量Cs1〜Csk−2の電荷は、アンプ32の入出力に接続された2個のフィードバック容量Cf1,Cf2に転送される。これにより、アンプ32の出力信号Voutには、入力信号Vinを2N-2倍した電位と、容量Cs1〜Csk−2,Cx1が接続した基準電位を組み合わせた和の電位とが発生する。具体的には、Vout=2N-2・Vin−m・Vrefとなる。なお、mは、基準電圧+Vrefに接続したスイッチ31の数から基準電圧−Vrefに接続したスイッチ31の数を引いた値である。
図12に示すMDA回路3の帰還率は、数4となり数1に比べて高くなるため、消費電流を少なくすることができる。
Figure 2010021918
次に、本実施の形態に係る別のフリップアラウンド型のパイプライン型A/DコンバータにおけるMDA回路3の回路図を図13に示す。図13に示す回路図は、図6に示すステージの破線で囲った部分38に対応し、他の部分の構成は図1や図6に示した構成と同じであるため詳細な説明は省略する。
図13に示すMDA回路3は、アンプ32の入力側に設置した2N-1個の容量Cs1〜Csk−4(k=2N-1),Cf1〜Cf4と、入力信号Vinと基準電圧Vref1〜Vrefn-4,Vrefx1〜Vrefx3とを切り換えるスイッチ31と、アンプ32と、容量Cx1〜Cx3とを備えている。なお、容量Cf1〜Cf4は、アンプ32の入出力に設けられフィードバック容量として機能する。また、容量Cx1〜Cx3は0Vに充電されている。
そして、図13に示すMDA回路3は、アンプ32の入力側に設置した2N-1個の容量Cs1〜Csk−4(k=2N-1),Cf1〜Cf4にスイッチ31を用いて信号振幅に応じた電荷を蓄える。その後、図6に示すようなサブAD回路2内にある2N−2個のコンパレータ及び2ビットエンコーダの働きにより、入力信号Vinに応じた基準電圧+Vref,−Vrefが接続され、容量Cs1〜Csk−4,Cx1〜Cx3の入力側の電位は変化する。
容量Cs1〜Csk−4の電荷は、アンプ32の入出力に接続された4個のフィードバック容量Cf1〜Cf4に転送される。これにより、アンプ32の出力信号Voutには、入力信号Vinを2N-3倍した電位と、容量Cs1〜Csk−4,Cx1〜Cx3が接続した基準電位を組み合わせた和の電位とが発生する。具体的には、Vout=2N-3・Vin−m・Vrefとなる。なお、mは、基準電圧+Vrefに接続したスイッチ31の数から基準電圧−Vrefに接続したスイッチ31の数を引いた値である。
図13に示すMDA回路3の帰還率は、数5となり数1に比べて高くなるため、消費電流を少なくすることができる。
Figure 2010021918
ここで、図12及び図13に示すMDA回路3に基づき、本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータの構成をより一般化すると、MDA回路3は容量を2N-1個のうち2K個の容量をアンプ32の入出力に繋ぎ、フィードバック容量として機能させることで、折返し数を2N−2に維持しつつ、伝導関数のステージゲインを2N-K-1とすることができる。なお、Kは、1≦K≦Nの関係を有する整数である。なお、図12に示すMDA回路3は、K=1とした場合で、図13に示すMDA回路3は、K=2とした場合である。
(実施の形態3)
本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータは、図13に示したMDA回路3を図14に示すMDA回路3に変更した以外は、実施の形態2に示したフリップアラウンド型のパイプライン型A/Dコンバータである。そのため、本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータについて、図14に示すMDA回路3以外の説明は省略する。
実施の形態2の図13に示したMDA回路3では、0Vに充電した3個の容量Cx1〜3が接続されていた。このため、アンプ32の入力ノードに接続する容量が図5に示したMDA回路3よりも増えるので、帰還率の向上を抑制していた。そこで、本実施の形態の図14に示すMDA回路3では、さらなる帰還率の向上を図るために、容量Cx1の代わりに容量Cx1a〜cを設け、容量Cx2を削除している。なお、容量Cx1aは基準電圧−Vrefに充電され、容量Cx1bは0Vに充電され、容量Cx1cは基準電圧+Vrefにそれぞれ充電されている。
具体的に、図14に示すMDA回路3の動作を説明する。まず、図13に示したMDA回路3では、入力信号Vinに接続されていない容量として容量Cx1〜3の3つがある。これらの容量Cx1〜3は、サンプリング時、GNDに接続され、電荷が0となっている。一方、容量Cx1〜3は、ホールド時、対応した基準電圧Vrefx1〜3のそれぞれに接続されることにより、電荷の移動が促されて所定の演算を行っている。
容量Cx1〜3の動作を更に詳しく説明する。図15(a)は、容量Cx1〜3の部分を取り出した図である。図15(a)では、スイッチ31の切替前後(サンプルリング時からホールド時への変化時)に3つの容量の入力部で発生する電位変化に容量値Cを乗じたものが、電荷の変化としてアンプ32に伝えられる。つまり、図15(a)では、−C・(Vrefx1+Vrefx2+Vrefx3)の電荷がアンプ32に出力される。なお、上記の演算が電位の変化のみに依存することから、図15(b)のようにホールド時GNDに接続され、サンプリング時対応した基準電圧Vrefx1〜3のそれぞれに接続される構成でも同様の結果を得ることができる。
さらに、図15(a)と図15(b)とを組み合わせて、図16(a)のような演算を行っても良い。図16(a)では、サンプリング時基準電圧−Vrefx2に、ホールド時基準電圧Vrefx1にそれぞれ接続される容量Cx1と、サンプリング時GNDに、ホールド時基準電圧Vrefx3にそれぞれ接続される容量Cx3とを備える。そのため、図16(a)では、アンプ32に接続する容量の数が3個から2個に減少させることができるため、アンプ32の入力部に接続する容量が減り、帰還率を向上することができる。
しかし、図16(a)の構成では、サンプリング時に基準電圧−Vrefx2の値が分かっている必要がある。通常、パイプライン型A/Dコンバータでは、MDA回路3のサンプリング時に、サブAD回路の容量に接続する基準電圧Vrefの値を0,±Vrefの中から決定するので、サンプリング時に基準電圧Vrefの値は分からない。
そこで、図16(b)や図16(c)の構成を採用することができる。図16(b)は、図16(a)の容量Cx1だけを抜粋した回路で、基準電圧−Vrefx2の値が決まる前に先読みして容量Cx1に0,±Vrefの電荷を充電しておく構成である。また、図16(c)は、3つの容量Cx1a〜cを用意し、サンプリング時にそれぞれ+Vref,0,−Vrefの電位を充電しておく、その後基準電圧−Vrefx2の値が決定したときにいずれかの容量Cx1a〜cを用いる。つまり、基準電圧−Vrefx2が+Vrefであったとき容量Cx1aを、基準電圧−Vrefx2が0であったとき容量Cx1bを、基準電圧−Vrefx2が−Vrefであったとき容量Cx1cを用いる。
具体的な動作としては、基準電圧−Vrefx2の値に応じた電位を充電している容量に接続するいずれかのスイッチ31を基準電圧Vrefx1に切替え、他のスイッチ31はOPEN状態にする。例えば、基準電圧−Vrefx2の値が+Vrefである場合図16(c)は図16(d)となり、容量Cx1aに接続されるスイッチ31のみが切替わり、基準電圧Vrefx1と接続される。他の容量Cx1b,cはOPEN状態にする。この動作で、容量Cx1aのみで電荷の移動が発生し、−C・(Vrefx1−Vref)=−C・(Vrefx1+Vrefx2)の電荷が伝送される。これは、図15(a)で起こる電荷の移動と等しい。なお、容量Cx1b,cもアンプ32に接続されているが、スイッチがOPEN状態なので電荷の変化が発生せず、影響を及ぼさない。また、容量Cx1b,cの入力端がOPEN状態であるので、帰還率にも影響を及ぼさない。
図14に示すMDA回路3では、図16(c)に示す容量Cx1a〜cの構成を採用している。そのため、本実施の形態に係るMDA回路3では、実施の形態2に係るMDA回路3に比べ、アンプ32の入力部に接続する容量の総容量値が減るため、帰還率が数6に示すように上昇する。
Figure 2010021918
(実施の形態4)
本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータは、図12に示したMDA回路3を図17に示すMDA回路3に変更した以外は、実施の形態2に示したフリップアラウンド型のパイプライン型A/Dコンバータである。そのため、本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータについて、図14に示すMDA回路3以外の説明は省略する。また、実施の形態3で説明した容量の構成を、図12に示したMDA回路3に展開した構成である。
図12に示したMDA回路3では、0Vに充電した1個の容量Cx1が接続されていた。このため、アンプ32の入力ノードに接続する容量が図5に示したMDA回路3よりも増えるので、帰還率の向上を抑制していた。そこで、本実施の形態の図17に示すMDA回路3では、さらなる帰還率の向上を図るために、容量Cx1の代わりに容量Ch0〜2を設けている。なお、容量Ch0は基準電圧−Vrefに充電され、容量Ch1は0Vに充電され、容量Ch2は基準電圧+Vrefにそれぞれ充電されている。
なお、実施の形態3では、容量Cx1〜3の3つの容量を備えた図13に示したMDA回路3に対して改善を行ったが、本実施の形態では容量Cx1の1つの容量を備えた図12に示したMDA回路3に対して改善を行う点で異なっている。そこで、本実施の形態では、図17に示す容量Ch0〜2は容量Cx1の半分の容量値である。つまり、図18(a)に示す容量Cx1を図18(b)に示す容量Cha,bの2つに分割する。これらの容量Cha,bの接続により、実施の形態3で説明した演算を図18(c)(図16(b)と等価な演算)に示すように行える。
図18(c)では、図18(a)に対し、容量値が半分(例えば、容量Cx1の容量値をCとすると容量Cha等の容量値はC/2となる)になっていることにため、アンプ32に接続される容量が減り、帰還率が向上する。ただし、図18(c)でも、実施の形態3で説明したように、実現するために容量Ch0〜2を用意して、図18(d)(図16(c)と等価な演算)のように構成する。
図18(d)は、3つの容量Ch0〜2を用意し、サンプリング時にそれぞれ+Vref,0,−Vrefの電位を充電しておく、その後基準電圧−Vrefx1の値が決定したときにいずれかの容量Ch0〜2を用いる。つまり、基準電圧−Vrefx1が+Vrefであったとき容量Ch0を、基準電圧−Vrefx1が0であったとき容量Ch1を、基準電圧−Vrefx1が−Vrefであったとき容量Ch2を用いる。
具体的な動作としては、基準電圧−Vrefx1の値に応じた電位を充電している容量に接続するいずれかのスイッチ31を基準電圧Vrefx1に切替え、他のスイッチ31はOPEN状態にする。例えば、基準電圧−Vrefx1の値が+Vrefである場合図18(d)は図18(e)となり、容量Ch0に接続されるスイッチ31のみが切替わり、基準電圧Vrefx1と接続される。他の容量Ch1,2はOPEN状態にする。この動作で、容量Ch0のみで電荷の移動が発生し、−(C/2)・(Vrefx1+VrefX1)=−C・Vrefの電荷が伝送される。これは、図18(a)で起こる電荷の移動と等しい。なお、容量Ch1,2もアンプ32に接続されているが、スイッチがOPEN状態なので電荷の変化が発生せず、影響を及ぼさない。また、容量Ch1,2の入力端がOPEN状態であるので、帰還率にも影響を及ぼさない。
図17に示すMDA回路3では、図18(d)に示す容量Ch0〜2の構成を採用している。そのため、本実施の形態に係るMDA回路3では、実施の形態2に係るMDA回路3に比べ、アンプ32の入力部に接続する容量の総容量値が減るため、帰還率が数7に示すように上昇する。
Figure 2010021918
(実施の形態5)
本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータは、図14に示したMDA回路3を図19に示すMDA回路3に変更した以外は、実施の形態3に示したフリップアラウンド型のパイプライン型A/Dコンバータである。そのため、本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータについて、図19に示すMDA回路3以外の説明は省略する。また、本実施の形態の容量の構成は、図14に示したMDA回路3と図17に示したMDA回路3とを組み合わせた構成である。
図14に示したMDA回路3では、1つめの基準信号に接続する容量Cx3は常に0Vに接続されていた。しかし、図19に示すMDA回路では、容量Cx3の代わりに図17に示した容量値を半分にした容量Ch0〜2を3つ用意し、それぞれの容量Ch0〜2に予め所定の電位Vrefを充電しておく。基準電圧Vrefx3の値がサブAD回路により決定されたとき、容量Ch0〜2のうち対応する容量を基準電圧Vrefx3に接続し、他の容量の入力部のOPEN状態にする。これにより、図19に示すMDA回路では、帰還率に影響するアンプ32の入力部に接続する容量の総容量値を図14に示したMDA回路3よりも少なくすることができ、数7に示すように帰還率の向上と消費電流の低減を図ることができる。
Figure 2010021918
(実施の形態6)
図14に示したMDA回路3では、4つの容量Cx1a〜c,Cx3の一方の端は必ずアンプ32の入力端子に接続していた。しかし、本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータに採用するMDA回路3は、図20に示すように容量Cx1a〜c,Cx3の一方の端とアンプ32の入力端子との間にスイッチ34を設ける。これにより、アンプ32の入力ノードにある寄生容量を減らすことができ、帰還率を上げることができると共に、図14に示したMDA回路3にあった大面積のフローティングノードがなくなるため、ノイズ耐性が向上する。
同様に、図17に示したMDA回路3に対して上記の構成を採用すると、図21に示すMDA回路3となり、容量Ch0〜2の一方の端とアンプ32の入力端子との間にスイッチ34を設ける。
さらに、図19に示したMDA回路3に対して上記の構成を採用すると、図22に示すMDA回路3となり、容量Ch0〜2,容量Cx1a〜cの一方の端とアンプ32の入力端子との間にスイッチ34を設ける。
(実施の形態7)
本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータでは、図20に示したMDA回路3を採用する代わりに、当該図20に示したMDA回路3を差動構成した図23に示すMDA回路3を採用する。
図23に示すMDA回路3は、図20に示したMDA回路3を正負の2つ用意して組み合わせることで、容量Cx1aと容量Cx1cとを差動間で共有でき、容量(容量Cx1c)を減らすことができる。これにより、容量を形成する回路の面積を減らすことができる。
具体的には、図23に示すMDA回路3を図24(a),(b)を使って動作を説明する。なお、図24(a),(b)は、MDA回路3の一部の容量のみ記載し、他の構成については省略している。まず、図20に示したMDA回路3を差動構成と採るように並べると、図24(a)のように、容量Cx1a,Cx1b,Cx1cが2組並ぶ。そして、それぞれの差動を区別するために、正相側の容量をそれぞれ容量Cx1a+,Cx1b+,Cx1c+、逆相側の容量をそれぞれ容量Cx1a−,Cx1b−,Cx1c−とする。さらに、図18(d)で説明したときと同じように、正相側及び逆相側のそれぞれの容量には、基準電圧−Vrefx2に対応した電荷を蓄えられるようにスイッチ31で接続され、他のスイッチ31はOPEN状態となり全く使用されない。
今、基準電圧−Vrefx2が+Vrefであった場合、図24(b)に示すような接続となり、容量Cx1a+と容量Cx1a−とが使用され、他の容量Cx1b+、Cx1b−,Cx1c+,Cx1c−は使用されない。このとき、使用されていない容量Cx1c−に着目すると、当該容量Cx1c−がサンプリング時に+Vrefの電位に充電されており、容量Cx1a+と同電位である。次に、使用されていない容量Cx1c+に着目すると、当該容量Cx1c+がサンプリング時に−Vrefの電位に充電されており、容量Cx1a−と同電位である。
逆に、基準電圧−Vrefx2が−Vrefであった場合、図24(a)では容量Cx1c+,Cx1c−のみが使用され、残りの容量Cx1a+、Cx1a−,Cx1b+,Cx1b−が使用されない。このとき、使用されていない容量Cx1a+に着目すると、当該容量Cx1a+はサンプリング時に+Vrefの電位に充電されており、容量Cx1c−と同電位である。次に、使用されていない容量Cx1a−に着目すると、当該容量Cx1a−がサンプリング時に−Vrefの電位に充電されており、容量Cx1c+と同電位である。
つまり、容量Cx1a+、Cx1a−もしくは、容量Cx1c+、Cx1c−のペアのいずれかが利用されているときは他方は利用されない関係であり、両ペアは同じ電位が充電されている。従って、両ペアを制御することで容量Cx1a+、Cx1a−と、容量Cx1c+、Cx1c−とを共有化することが可能となる。従って、図23に示すMDA回路3のように、容量Cx1a+、Cx1a−に接続するスイッチ31,34を用いて+Vrefの電位及び−Vrefの電位のいずれにも接続できるように構成することで、容量Cx1c+、Cx1c−を容量Cx1a+、Cx1a−と共有化している。これにより、本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータは、単純に差動化する回路構成に比べて、回路面積を小面積化できる。
(実施の形態8)
本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータでは、図23のMDA回路3で採用した差動構成を図21のMDA回路3に適用した図25に示すMDA回路3を採用している。
つまり、図25に示すMDA回路3では、容量Ch0,Ch1,Ch2を正相側の容量Ch0+,Ch1+,Ch2+、逆相側の容量Ch0−,Ch1−,Ch2−とし、同じ電位で充電され、且つ互い排他的にしか使用されない容量Ch0+,Ch0−と容量Ch2+,Ch2−とを共有化している。
具体的には、図25に示すMDA回路3のように、容量Ch0+、Ch0−に接続するスイッチ31,34を用いて+Vrefの電位及び−Vrefの電位のいずれにも接続できるように構成することで、容量Ch0+、Ch0−を容量Ch2+、Ch2−と共有化している。これにより、本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータは、単純に差動化する回路構成に比べて、回路面積を小面積化できる。
(実施の形態9)
上記の実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータでは、所定の値より大きい入力信号が入力されると適切にAD変換できない。そこで、本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータでは、上記の実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータにオーバーフロー対策回路を付加する。
具体的に、図26に、図6に示したパイプライン型A/Dコンバータにオーバーフロー対策回路を追加した回路図を示す。図26に示すパイプライン型A/Dコンバータは、フリップアラウンド型である。そして、図26に示すパイプライン型A/Dコンバータには、オーバーフロー対策回路として、コンパレータ21a,22a,25a,26aと、2ビットエンコーダ28dと、容量Cy1と、OR回路29a,29bとを備えている。
2ビットエンコーダ28dは、コンパレータ21a,22aの出力結果をエンコードする。容量Cy1は、2ビットエンコーダ28dの出力に基づき選択された電位を蓄積する。容量Cy1には、基準電位Vrefy1とGNDとを切替えるスイッチ31aも増設されている。コンパレータ25a,26aは、入力信号Vinとオーバーフロー用のVREF信号とを比較している。OR回路29a,29bは、コンパレータ25a,26aの出力結果の論理和を演算し、容量Cs1等とGNDとを接続するスイッチを制御している。
さらに、図26に示すステージの破線で囲った部分38について、図14に示すMDA回路3と実施の形態4で説明した手法を用いて、図14に示す容量Cx3と図26に示す容量Cy1とを共有化して図27に示すMDA回路3の回路構成としている。図27に示すMDA回路3では、容量Cx3を容量Cx3a,Cx3b,Cx3cとすることで、容量Cy1を共有化し、容量Cx3a,Cx3b,Cx3cをオーバーフロー用のコンパレータ25a,26aの出力に基づいていずれか1つがアンプ32に接続される。なお、容量Cx1a,Cx1b,Cx1cは、基準電位Vrefn-1に応じていずれか1つがアンプ32に接続される。図27では接続手段として、スイッチ31,34を用いている。
図27に示すMDA回路3を用いることで、伝導関数は図28に示す実線の関数となる。なお、図28に示す破線の関数は、図27に示すMDA回路3の回路構成においてオーバーフロー対策回路を利用しない場合の関数であり、折返し回数が増加している。つまり、伝導関数の折返し回数は2N−2から2Nとなっており、図28では、N=3として6回から8回に増加している。
また、図26に示すステージの破線で囲った部分38について、図12に示すMDA回路3と実施の形態4で説明した手法を用いて、図12に示す容量Cx1と図26に示す容量Cy1とを共有化して図29に示すMDA回路3の回路構成としている。図29に示すMDA回路3では、容量Cx1を容量Cx1a,Cx1b,Cx1cとすることで、容量Cy1を共有化している。
図29に示すMDA回路3を用いることで、伝導関数は図30に示す実線の関数となる。なお、図30に示す破線の関数は、図29に示すMDA回路3の回路構成においてオーバーフロー対策回路を利用しない場合の関数であり、折返し回数が増加している。つまり、伝導関数の折返し回数は2N−2から2Nとなっており、図28では、N=3として6回から8回に増加している。また、図30の伝導関数では、図28の伝導関数に比べてステージゲインが2倍になっている。
なお、本実施の形態で説明したオーバーフロー対策回路については、特願2006-151603に記載されている電荷転送型をフリップアラウンド型に変換して利用している。
以上のように、本実施の形態に係るパイプライン型A/Dコンバータでは、容量の追加の追加をすることなく、オーバーフロー回路を導入することができるため、回路構成の面積を小面積化することができる。
なお、以上の実施の形態で説明してきたパイプライン型A/Dコンバータは、半導体基板上に形成される回路である。
本発明の実施の形態1に係るパイプライン型A/Dコンバータのブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るパイプライン型A/Dコンバータの前提となるステージのブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るパイプライン型A/Dコンバータの前提となる伝導関数を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るパイプライン型A/Dコンバータの前提となるステージの回路図である。 本発明の実施の形態1に係るパイプライン型A/Dコンバータの前提となるMDA回路の回路図である。 本発明の実施の形態1に係るパイプライン型A/Dコンバータの前提となる別のステージの回路図である。 本発明の実施の形態1に係るパイプライン型A/Dコンバータの前提となる別のMDA回路の回路図である。 本発明の実施の形態1に係るパイプライン型A/DコンバータのMDA回路の回路図である。 本発明の実施の形態1に係るパイプライン型A/Dコンバータの伝導関数を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るパイプライン型A/Dコンバータの別のMDA回路の回路図である。 本発明の実施の形態1に係るパイプライン型A/Dコンバータの別の伝導関数を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るパイプライン型A/DコンバータのMDA回路の回路図である。 本発明の実施の形態2に係るパイプライン型A/Dコンバータの別のMDA回路の回路図である。 本発明の実施の形態3に係るパイプライン型A/DコンバータのMDA回路の回路図である。 本発明の実施の形態3に係るパイプライン型A/DコンバータのMDA回路の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態3に係るパイプライン型A/DコンバータのMDA回路の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態4に係るパイプライン型A/DコンバータのMDA回路の回路図である。 本発明の実施の形態4に係るパイプライン型A/DコンバータのMDA回路の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態5に係るパイプライン型A/DコンバータのMDA回路の回路図である。 本発明の実施の形態6に係るパイプライン型A/DコンバータのMDA回路の回路図である。 本発明の実施の形態6に係るパイプライン型A/Dコンバータの別のMDA回路の回路図である。 本発明の実施の形態6に係るパイプライン型A/Dコンバータの別のMDA回路の回路図である。 本発明の実施の形態7に係るパイプライン型A/DコンバータのMDA回路の回路図である。 本発明の実施の形態7に係るパイプライン型A/DコンバータのMDA回路の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態8に係るパイプライン型A/DコンバータのMDA回路の回路図である。 本発明の実施の形態9に係るパイプライン型A/Dコンバータのステージの回路図である。 本発明の実施の形態9に係るパイプライン型A/DコンバータのMDA回路の回路図である。 本発明の実施の形態9に係るパイプライン型A/Dコンバータの伝導関数を示す図である。 本発明の実施の形態9に係るパイプライン型A/Dコンバータの別のMDA回路の回路図である。 本発明の実施の形態9に係るパイプライン型A/Dコンバータの別の伝導関数を示す図である。
符号の説明
1 エラー補正回路、2 サブAD回路、3 MDA回路、20 基準電圧発生回路、21〜26 コンパレータ、27 エンコーダ、28a,28b,28c,28d 2ビットエンコーダ、30,31,33,34 スイッチ、32 アンプ。

Claims (12)

  1. アナログ信号をデジタル信号に変換するパイプライン型A/Dコンバータであって、
    縦列接続された複数のステージと、前記複数のステージのそれぞれから出力される副デジタル信号に基づいて前記デジタル信号を生成するエラー補正回路とを備え、
    前記複数のステージのうち少なくとも1つのステージは、Nビットの前記副デジタル信号を出力する場合に、伝導関数のステージゲインが2N-K-1で、且つ折返し数が2N−2となり、整数Kが1≦K≦Nの関係を有していることを特徴とするパイプライン型A/Dコンバータ。
  2. アナログ信号をデジタル信号に変換するパイプライン型A/Dコンバータであって、
    縦列接続された複数のステージと、前記複数のステージのそれぞれから出力される副デジタル信号に基づいて前記デジタル信号を生成するエラー補正回路とを備え、
    前記複数のステージのうち少なくとも1つのステージは、同じ伝導関数の折返し回数で、ステージゲインのみ緩和させることを特徴とするパイプライン型A/Dコンバータ。
  3. 請求項1に記載のパイプライン型A/Dコンバータであって、
    前記ステージは、前記アナログ信号を前記副デジタル信号に変換して前記エラー補正回路に出力するサブAD回路と、
    前記アナログ信号及び前記サブAD回路で生成された前記副デジタル信号に応じたレベルの副アナログ信号を生成し、次段の前記ステージに出力するDA回路とを備え、
    前記DA回路は、
    前記サブAD回路で生成された前記副デジタル信号により前記アナログ信号に応じた基準電圧に接続する複数の容量と、
    前記複数の容量の出力を増幅する増幅器と、
    前記増幅器の入出力に接続するフィードバック容量とを備え、
    前記複数の容量は2N個設けられ、前記フィードバック容量は2K+1個設けられることを特徴とするパイプライン型A/Dコンバータ。
  4. 請求項1に記載のパイプライン型A/Dコンバータであって、
    前記整数Kは1であることを特徴とするパイプライン型A/Dコンバータ。
  5. 請求項4に記載のパイプライン型A/Dコンバータであって、
    前記ステージは、前記アナログ信号を前記副デジタル信号に変換して前記エラー補正回路に出力するサブAD回路と、
    前記アナログ信号及び前記サブAD回路で生成された前記副デジタル信号に応じたレベルの副アナログ信号を生成し、次段の前記ステージに出力するDA回路とを備え、
    前記DA回路は、
    前記サブAD回路で生成された前記副デジタル信号により前記アナログ信号に応じた基準電圧に接続する複数の第1容量と、
    前記第1容量の出力を増幅する増幅器と、
    前記増幅器の入出力に接続するフィードバック容量とを備え、
    前記複数の第1容量は2N-1個設けられ、前記複数の第1容量のうち2個を前記フィードバック容量として利用することを特徴とするパイプライン型A/Dコンバータ。
  6. 請求項5に記載のパイプライン型A/Dコンバータであって、
    0Vで充電され、前記複数の第1容量と共に前記基準電圧に接続する第2容量をさらに1個備えることを特徴とするパイプライン型A/Dコンバータ。
  7. 請求項5に記載のパイプライン型A/Dコンバータであって、
    前記第1容量の半分の容量を有し、予め所定の電圧で充電される第2容量をさらに3個備え、3個の前記第2容量は、いずれか1つが前記複数の第1容量と共に前記基準電圧に接続することを特徴とするパイプライン型A/Dコンバータ。
  8. 請求項5に記載のパイプライン型A/Dコンバータであって、
    前記複数のステージのうち1段目の前記ステージは、前記アナログ信号のレベルが所定の入力電圧範囲を越えたことに応じてオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出信号回路をさらに備えることを特徴とするパイプライン型A/Dコンバータ。
  9. 請求項1に記載のパイプライン型A/Dコンバータであって、
    前記整数Kは2であることを特徴とするパイプライン型A/Dコンバータ。
  10. 請求項9に記載のパイプライン型A/Dコンバータであって、
    前記ステージは、前記アナログ信号を前記副デジタル信号に変換して前記エラー補正回路に出力するサブAD回路と、
    前記アナログ信号及び前記サブAD回路で生成された前記副デジタル信号に応じたレベルの副アナログ信号を生成し、次段の前記ステージに出力するDA回路とを備え、
    前記DA回路は、
    前記サブAD回路で生成された前記副デジタル信号により前記アナログ信号に応じた基準電圧に接続する複数の第1容量と、
    前記第1容量の出力を増幅する増幅器と、
    前記増幅器の入出力に接続するフィードバック容量とを備え、
    前記複数の第1容量は2N-1個設けられ、前記複数の第1容量のうち4個を前記フィードバック容量として利用することを特徴とするパイプライン型A/Dコンバータ。
  11. 請求項10に記載のパイプライン型A/Dコンバータであって、
    0Vで充電され、前記複数の第1容量と共に前記基準電圧に接続する第2容量をさらに3個備えることを特徴とするパイプライン型A/Dコンバータ。
  12. 請求項10に記載のパイプライン型A/Dコンバータであって、
    予め所定の電圧で充電される複数の第2容量をさらに備え、前記複数の第2容量のうちいずれか1つ又は組合せて前記複数の第1容量と共に前記基準電圧に接続することを特徴とするパイプライン型A/Dコンバータ。
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