JP5858813B2 - 液体吐出ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を吐出する液体吐出ヘッドおよびその製造方法に関するものである。
液体吐出ヘッドの例としては、記録液(インク)を被記録媒体に吐出して記録を行うインクジェット方式に適用されるインクジェット記録ヘッドが挙げられる。
特許文献1には、以下のインクジェット記録ヘッドが開示されている。この記録ヘッドでは、液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子と、液体の吐出口および流路が設けられた部材とを有する吐出素子基板(チップ)が、フレキシブル配線基板と電気的に接続されている。このチップの周囲は、チップの側面をインクやゴミ等から保護するためのチップ周囲封止部材が配置されており、また電気接続部であるリードボンディング部には、電気接続部を封止する電気接続部封止部材が配置されている。これらの封止部材は、封止部材となる材料をそれぞれ所定の位置に塗布し、同時に加熱して硬化することにより形成されている。
特開2005−132102号公報
電気接続部封止部材に使用する封止材料と、チップ周囲封止部材に使用する封止材料とは、通常、望まれる特性が異なる。電気接続部封止材料(電気接続部封止部材形成用材料)は、電気接続部を封止するとともに、記録ヘッドの吐出口付近のワイピング時に生じるブレード等による電気接続部への擦れに対して耐久性を有することが望まれる。このことから、電気接続部封止材料は、塗布時すなわち硬化前は特定の領域に保持される必要があるため高粘度、高チキソ性の特性を有し、硬化後の硬度が高い材料であることが好ましい。そのため、電気接続部封止材料は、通常フィラーを含有しており、得られる電気接続部封止部材の線膨張係数(CTE)は相対的に小さくなる。一方、チップ周囲封止材料(チップ周囲封止部材形成用材料)は、配線基板を支持する支持体と、チップとの間の隙間を短時間に隈なく流れ、かつインクやゴミ等からチップを保護することが望まれる。このことから、チップ周囲封止材料は、低粘度、低チキソ性の特性を有する流れ性の良好な材料であることが好ましい。そのため、チップ周囲封止材料は、通常フィラーを含まず、得られるチップ周囲封止部材のCTEは相対的に大きくなる。
このように、各封止材料は望まれる性質が異なるため、電気接続部封止部材がチップ周囲封止部材に接触して配置される場合において、チップ周囲封止材料に電気接続部封止材料が垂れ込む現象が見られることがあった。この現象によって生じる電気接続部封止部材のチップ周囲封止部材への垂れ込み部は、CTEの異なる2種の封止部材が接触した状態で形成されているため、CTE差により発生する応力によってクラックを生じることがあった。
本発明の目的は、チップ周囲封止部材と電気接続部封止部材とが接触して配置されていてもクラックの発生が抑制され、耐ヒートサイクル性が良好な信頼性の高い液体吐出ヘッド及びその製造方法を提供することにある。
本発明は、液体を吐出する吐出口を有する吐出口部材、該吐出口から液体を吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー発生素子を有する基板、および電力を受け取るための電極端子を有するチップと、該電極端子に電気的に接続されるリード配線を有する電気配線基板と、該電気配線基板を支持し、かつ該チップを囲む開口部を有する支持体と、該チップと該支持体の開口部との間の隙間を埋めるチップ周囲封止部材と、該チップ周囲封止部材に接触して配置され、かつ該チップと該電気配線基板との電気接続部を覆う電気接続部封止部材とを含む液体吐出ヘッドであって、該電気接続部封止部材は、フィラーを含有する電気接続部封止部材形成用材料の硬化物であり、該チップ周囲封止部材は、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン、ポリエステル変性ポリジメチルシロキサン、およびアラルキル変性ポリメチルアルキルシロキサンのうちの少なくとも1種を含有するチップ周囲封止部材形成用材料の硬化物であり、該チップ周囲封止部材と該電気接続部封止部材との線膨張係数の差が50ppm/℃以上であることを特徴とする液体吐出ヘッドである。
また、本発明は、液体を吐出する吐出口を有する吐出口部材、該吐出口から液体を吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー発生素子を有する基板、および電力を受け取るための電極端子を有するチップと、該電極端子に電気的に接続されるリード配線を有する電気配線基板と、該電気配線基板を支持し、かつ該チップを囲む開口部を有する支持体と、該チップと該支持体の開口部との間の隙間を埋めるチップ周囲封止部材と、該チップ周囲封止部材に接触して配置され、かつ該チップと該電気配線基板との電気接続部を覆う電気接続部封止部材とを含み、該チップ周囲封止部材と該電気接続部封止部材との線膨張係数の差が50ppm/℃以上である液体吐出ヘッドを製造する方法であって、該チップと該支持体の開口部との間の隙間を、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン、ポリエステル変性ポリジメチルシロキサン、およびアラルキル変性ポリメチルアルキルシロキサンのうちの少なくとも1種を含有するチップ周囲封止部材形成用材料で埋める工程と、該電気接続部を、フィラーを含有する電気接続部封止部材形成用材料で被覆し、その際、該電気接続部封止部材形成用材料を該チップ周囲封止部材形成用材料に接触させる工程と、該チップ周囲封止部材形成用材料および該電気接続部封止部材形成用材料を硬化し、該チップ周囲封止部材および該電気接続部封止部材を形成する工程とを含むことを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法である。
本発明によれば、チップ周囲封止部材と電気接続部封止部材とが接触して配置されていてもクラックの発生が抑制され、耐ヒートサイクル性が良好な信頼性が高い液体吐出ヘッド及びその製造方法を提供することが可能となる。
本発明の液体吐出ヘッドの一例を説明するための模式的斜視図である。 本発明に用いることのできる吐出素子基板(チップ)の一例の模式的斜視図である。 本発明の液体吐出ヘッドの一例を説明するための、(a)模式的平面図および(b)模式的断面図である。 本発明の液体吐出ヘッドの製造方法を説明するための、(a)模式的平面図および(b)模式的断面図である。
<液体吐出ヘッド>
本発明の液体吐出ヘッドは、インクを被記録媒体に吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドや、バイオチップ作製や電子回路印刷用途の液体吐出ヘッドとして使用することができる。
以下に、本発明の液体吐出ヘッドを、図を用いて詳しく説明する。
図1は、本発明の液体吐出ヘッドの一例を示す模式的斜視図であり、図2は、本発明に用いることのできる吐出素子基板(チップ)の一例の模式的斜視図であり、図3は、本発明の液体吐出ヘッドの一例の一部に着目した図である。なお、図3(a)は、液体吐出ヘッドの一例の一部を吐出口面(吐出口部材の吐出口を有する面)の上方から見た模式的平面図であり、図3(b)は、図3(a)のA−A’断面図である。この図3(a)及び後述する図4(a)では、ヘッドの長辺方向を一部省略して記載しており、後述する液体供給口4と吐出口1との位置関係を明確化するため、液体供給口4を記載している。
図1に示すように、液体吐出ヘッド1000は、少なくとも、チップ101と、電気配線基板102と、支持部材(支持体)103と、チップ周囲封止部材104と、電気接続部封止部材105とを含む。液体吐出ヘッドは、この他にもチップ101を支持部材103に支持固定させる接着部材(図3(b)の符号106)や、支持部材103を支持する部材107を有することができる。
(チップ)
チップ101は、図1及び2に示すように、液体(例えば、インク)を吐出する吐出口1を有する吐出口部材11、この吐出口から液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子3を有する基板12、及び、電力を受け取るためのパッド(電極端子)13を有する。
吐出口部材11は、吐出口1に連通する流路2を有することができ、流路2の壁を構成する流路壁部材としても機能することができる。吐出口部材は、エポキシ樹脂の硬化物、金属、窒化シリコン等から構成されることができる。
また、吐出口は、エネルギー発生素子の種類や設置位置、個数(1つまたは複数)等に対応して設けることができ、図3(b)に示すように、複数配置されたエネルギー発生素子3のそれぞれの紙面上方に吐出口1を設けることができる。
チップに用いる基板12には、例えば結晶軸(100)のSiウエハを用いることができる。基板12の形状は、通常直方体であるが、外周部分に角を有さず、表面から見て円形、楕円形であること、即ち基板12の形状が円柱、楕円柱であることも可能である。また、基板12は、図3に示すように、吐出口部材11、より具体的には流路2を通じてエネルギー発生素子に液体を供給する液体供給口4を有することができる。吐出口1は、基板に設けられた供給口4の両側に列をなすように設けることができる。供給口4は、1つの基板12に対して1つまたは複数設けることができ、例えば、基板の結晶方位を利用して異方性エッチングにより形成することができる。
なお、エネルギー発生素子は、液体吐出ヘッドの分野で公知の素子を使用することができ、例えば、ヒーターや圧電素子等を用いることができる。
パッド13は、基板12のおもて面(基板12の対向する2つの面のうち、吐出口部材11が設けられる面)の端部に設けられており、このパッドを通じて外部から電力をチップに供給することが可能である。
(電気配線基板)
電気配線基板102は、リード配線14を有し、このリード配線をパッド13に電気的に接続することよって、チップと電気的に接続されている。また、電気配線基板は、チップ101を組み込むための貫通孔と、チップの電極端子に対応するリード端子(不図示)と、例えばプリンタ本体からの電気信号を受け取るための入力端子(不図示)とを有することができる。なお、この貫通孔の内部に、チップの少なくとも一部を配置することができ、図3(b)では、電気配線基板102は、チップ、より具体的には、吐出口部材11を囲むように配置されている。
(支持体)
支持部材103は、図3に示すように、電気配線基板102を支持(接着固定)し、かつチップを囲む開口部を有する。即ち、支持部材の開口部の内部に、チップの少なくとも一部を配置することができる。なお、この支持部材の開口部は有底、即ち凹みであることができる。また、電気配線基板の裏面を支持部材103に接着固定することにより、チップと、電気配線基板とをほぼ同一平面で電気的に接続することができる。なお、支持部材は、液体供給口4に液体を供給する液体供給流路5を有することができるが、この供給流路5はチップを囲む支持部材の開口部には含まれず、封止部材が配置されることはない。また、支持部材は、樹脂エンプラ、アルミナ、セラミック、金属等を用いて作製することができ、支持部材の形状は例えばプレート状とすることができる。
さらに、支持部材の開口部(凹み)は、2つの部材(第1の支持体及び第2の支持体)から構成することもできる。例えば、貫通孔を有する板状の第1の支持体を、板状の第2の支持体のおもて面(チップを固定する側の面)に固定することで、2つの部材からなる凹みを形成することもできる。なお、これら2つの部材は、異なる材料で形成されていても良いし、同じ材料で形成されていても良い。
また、上述した支持部材103を支持する部材107と、支持部材103とは一体化していても良く、例えば部材107はインクタンクであることができる。
(チップ周囲封止部材)
チップ周囲封止部材104は、支持部材103の少なくとも一部に接触させた状態で配置することができ、図3(b)では、支持部材の開口部(凹み)の底面及び側面に接触させた状態で配置されている。また、封止部材104は、基板12の外周に設けることができ、基板の外周面を構成する各側面(端面)12aの少なくとも一部に接触させた状態で配置されていても良く、基板12の外周面全体に接触させた状態で配置されていても良い。さらに、チップ周囲封止部材は、吐出口部材(特に図2に示す吐出口部材の外側面11a)や、電気配線基板102の一部や、接着部材(特に接着部材の外側面)や、リード配線14に接触させた状態で配置することもできる。
図3では、チップ周囲封止部材104は、チップの周囲に設けられ、チップと支持部材103の開口部との間の隙間(図4に示す符号15)を埋めている。即ち、封止部材104は、チップの側面(例えば、基板の側面12a)と支持部材103との双方に接するように設けられている。これにより液体などがチップ(特に基板12)の側面に接することを防ぐことができる。
また、チップ周囲封止部材は、以下のチップ周囲封止材料の硬化物であることができる。
・チップ周囲封止部材形成用材料
チップ周囲封止材料は、チップ及び配線基板を支持する支持体と、チップとの間の隙間15を短時間で充填し、かつインク等の液体やその他の要因からチップ(特に基板)を保護することが望まれる。なお、この隙間15は、通常、幅が1mm以下であるため、チップ周囲封止材料は流動性があることが望まれる。
この機能を満たすために、チップ周囲封止材料として、低粘度で流れ性が良好であり、かつ幅広い環境温度域において柔軟性を有する低チキソ性の材料を使用することが望ましい。
同時に、チップ周囲封止材料は、後述する主材、硬化材および各種添加剤を含むことができるが、本発明では、チップ周囲封止材料の表面張力を低下させ、本発明の効果を得る目的で、以下の表面調整剤を含む。即ち、チップ周囲封止材料は、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン、ポリエステル変性ポリジメチルシロキサン、及びアラルキル変性ポリメチルアルキルシロキサンのうちの少なくとも1種を用いる。また、2種以上を併用してもよい。
これらのシロキサンは、シロキサン結合を2つ以上有するポリシロキサン骨格を主骨格とした化合物であり、そのポリシロキサン骨格の一部に有機基が導入された化合物である。
なお、これらのシロキサンに導入される有機基(ポリエーテル基やポリエステル基やアラルキル基)の導入位置(例えば、側鎖、末端)や導入数(1つまたは複数)は、本発明の効果が得られる範囲で適宜選択することができる。なお、アラルキル変性ポリメチルアルキルシロキサンにおけるアラルキル基としては、例えば、炭素数7〜15のアラルキル基が挙げられ、具体的には、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基、ナフチルエチル基などが挙げられる。後述する化学式4では、アラルキル基として炭素数9のフェニルイソプロピル基が記載されている。また、これらのシロキサンは、分子構造中に水酸基を含有していても良いし、含有していなくても良い。
チップ周囲封止材料における上記シロキサンの合計配合量は、表面張力低下効果を得る観点から、チップ周囲封止材料全量中で0.01質量%以上とすることが好ましく、0.1質量%以上とすることがより好ましい。また、上記シロキサンの合計配合量は、硬化過程で発生するシロキサン由来のアウトガスがチップ表面を汚染するのを防ぐ観点から、チップ周囲封止材料全量中で15質量%以下とすることが好ましく、10質量%以下とすることがより好ましい。
これらの表面張力低下能を有する化合物をチップ周囲封止材料に配合することにより、電気接続部封止部材によるチップ周囲封止部材への垂れ込み部の形成を抑制することができる。なお、垂れ込み部が形成されているか否かは、光学顕微鏡などを用いて確認することができる。さらに、これらのシロキサンと、他の表面張力低下能を有する化合物(例えば、変性シリコーンオイルなど)とを併用することもできる。
以下の化学式1〜4に、これらシロキサンの構造の例を挙げる。具体的には、化学式1及び2に、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサンの構造の例を挙げる。また、化学式3及び4それぞれに、ポリエステル変性ポリジメチルシロキサン及びアラルキル変性ポリメチルアルキルシロキサンの構造例を挙げる。
なお、上記シロキサンにおけるポリジメチルシロキサンとは、分子構造中にジメチルシロキサン結合を1つ以上有する、ポリシロキサン骨格を主骨格とした化合物を意味する。
Figure 0005858813
なお、この化学式1中、R及びRは各々独立して、水素原子、または炭素数1以上5以下のアルキル基を表し、X1及びY1は各々独立して0以上、1000以下の整数を表し、l1、n1及びm1は各々独立して2以上、1500以下の整数を表す。
Figure 0005858813
なお、この化学式2中、X2は1以上、1500以下の整数を表す。また、l2、n2及びm2は各々独立して0以上、1000以下の整数を表し、ただし、l2とm2との合計は2以上の整数とする。
Figure 0005858813
なお、この化学式3中、R及びRは各々独立して、水素原子、または炭素数1以上5以下のアルキル基を表し、X3及びY2は各々独立して1以上、1000以下の整数を表し、n3は0以上、1000以下の整数を表し、m3は2以上、1500以下の整数を表す。
Figure 0005858813
なお、この化学式4中、X4及びY3は各々独立して、1以上、1500以下の整数を表し、n4は0以上、20以下の整数を表す。
これらシロキサンの上市品としては、例えば以下のものを挙げることができる。
ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン:BYK−333、BYK−306、BYK−331、BYK−349(いずれも商品名、ビックケミー・ジャパン社製)。
ポリエーテル変性水酸基含有ポリジメチルシロキサン:BYK−377(商品名、ビックケミー・ジャパン社製)。
アラルキル変性ポリメチルアルキルシロキサン:BYK−322、BYK−323(いずれも商品名、ビックケミー・ジャパン社製)。
ポリエステル変性水酸基含有ポリジメチルシロキサン:BYK−370(商品名、ビックケミー・ジャパン社製)。
チップ周囲封止材料の主材としては、ビスフェノール型エポキシ樹脂、含ブロムエポキシ樹脂、フェノールおよびクレゾール型エポキシ樹脂、環状脂肪族エポキシ樹脂、グルシジルエステル系樹脂、グリシジルアミン系樹脂、複素環式エポキシ樹脂、およびこれらのシリコーン変性、ポリブタジエン変性、ウレタン変性したものや、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、グリセリン等を使って多官能化したものを挙げることができる。また、アクリル樹脂、スチレン樹脂、これらの変性体などを用いることもできる。これらの中でも、分子構造中にエポキシ基を有する樹脂は、耐薬品性に優れるため好ましい。
また、主材としては、チップと支持部材との間の細い隙間を流れやすく、ヘッドの保存温度差で生じる封止材とチップ間の線膨張係数の違いにより発生する応力を緩和しやすい、流れ性の良好な低粘度の化合物を用いることが好ましい。このことから、ポリブタジエン骨格またはシリコーン骨格、あるいはシリコーン骨格とポリブタジエン骨格とを同時にもつエポキシ樹脂がより好ましく、この中でもポリブタジエン骨格を少なくとも有するエポキシ樹脂を用いることが更に好ましい。このエポキシ樹脂は、その分子構造中に1,3−ブタジエン由来の構造(1,3−ブタジエンユニット)を2つ以上含むポリブタジエン骨格を有する。このポリブタジエン骨格の構造は、このユニットを含む以外は特に限定されず、例えば1,3−ブタジエンを重合することで形成することができる。なお、1,3−ブタジエンユニットは、1,3−ブタジエンが1,2結合した1,2−結合型、または1,3−ブタジエンが1,4結合した1,4結合型として、このエポキシ樹脂中に存在することができる。
なお、ポリブタジエン骨格を少なくとも有するエポキシ樹脂は、ポリブタジエン骨格を有していれば良く、その他の構造は特に限定されるものではない。ポリブタジエン骨格を有するエポキシ樹脂で上市されているものとしては、例えば以下のものを挙げることができる。
JP200(商品名、日本曹達社製)、R45EPT(商品名、ナガセケムテックス社製)、PB1000(商品名、ダイセル化学社製)。
また、これらのエポキシ樹脂の中でもエポキシ当量の大きなものが特に好ましい。具体的には、エポキシ当量が200以上であることが好ましい。エポキシ当量が200以上であれば、硬化物(チップ周囲封止部材)が非常に硬くなることを容易に防ぐことができ、低温環境下で硬化物自身及びチップが割れることを容易に防ぐことができる。また、流れ性の観点から低粘度のものの方が良いため、エポキシ当量は3000以下であることが好ましく、エポキシ当量が220以上、1500以下のエポキシ樹脂がより好ましい。エポキシ当量は、JISK7232−1986に準じた値である。
硬化材としては、以下のアミン系硬化剤、酸無水物系硬化剤等を用いることが好ましい。
アミン系硬化剤としては、例えば、以下の脂肪族アミン、脂環式アミン、芳香族アミン及びその他のポリアミノアミドを挙げることができる。
具体的に、脂肪族アミンとしては、例えば、エチレンジアミン(EDA)、ジエチレントリアミン(DETA)、トリエチレンテトラミン(TETA)、テトラエチレンペンタミン(TEPA)、ジプロピレンジアミン(DPDA)、ジエチルアミノプロピルアミン(DEAPA)、ヘキサメチレンジアミン(HMDA)を挙げることができる。
環状脂肪族(脂環式)アミンとしては、例えば、メンセンジアミン(MDA)、インフォロンジアミン(IPDA)、ビス(4−アミノー3−メチルジンクロヘキシル)メタン、ジアミノジンクロヘキシルメタン、ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、N−アミノエチルピペラジン、3,9ビス(3−アミノプロピル)2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカンを挙げることができる。
芳香族アミンとしては、例えば、m−キシレンジアミン、メタフェニレンジアミン(MPDA)、ジアミノジフェニルメタン(DDM)、ジアミノジフェニルスルフォン(DDS)、ジアミノジエチルジフェニルメタンを挙げることができる。
酸無水物系硬化剤としては、例えば、以下の脂肪族酸無水物、脂環式酸無水物、芳香族酸無水物、及びハロゲン系酸無水物を挙げることができる。
具体的に、脂肪族酸無水物としては、例えば、ドデセニル無水コハク酸(DDSA)、ポリアジピン酸無水物(PADA)、ポリアゼライン酸無水物(PAPA)、ポリセバシン酸無水物(PSPA)、ポリ(エチルオクタデカンニ酸)無水物(SB−20AH)、ポリ(フェニルヘキサデカンニ酸)無水物(ST−2PAH)を挙げることができる。
脂環式酸無水物としては、例えば、メチルテトラヒドロ無水フタル酸(Me−THPA)、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸(Me−HHPA)、無水メチルハイミック酸(MHAC)、ヘキサヒドロ無水フタル酸(HHPA)、テトラヒドロ無水フタル酸(THPA)、トリアルキルテトラヒドロ無水フタル酸(TATHPA)、メチルシクロヘキセンカルボン酸(MCTC)を挙げることができる。
芳香族酸無水物としては、例えば、無水フタル酸(PA)、無水トリメリット酸(TMA)、無水ピロメリット酸(PMDA)、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物(BTDA)、エチレングリコールビストリメリテート(TMEG)を挙げることができる。
ハロゲン系酸無水物としては、例えば、無水ヘット酸(HET)、テトラブロモ無水フタル酸(TBPA)を挙げることができる。
これらの酸無水物の中でも、ポリブタジエン骨格を有する酸無水物は、上記主材同様の理由で特に好ましい。ポリブタジエン骨格を有する酸無水物で上市されているものとしては、例えば以下のものを挙げることができる。
BN−1015(商品名、日本曹達社製)、R131MA8(商品名、サートマー社製)、R131MA5(商品名、サートマー社製)。
これらの他にも、硬化材として、エポキシ樹脂中の水酸基を架橋点とするレゾール型フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、イソシアネート、ブロックイソシアネート系等を挙げることができる。また、エポキシ樹脂の硬化材として使用されているものであれば、上述した硬化材以外であっても使用可能である。
さらに、硬化材が主材もしくは同種の樹脂に包まれている、もしくは主材が硬化材に包まれていて、硬化時の熱により包材が溶けて硬化材と主材の硬化が始まるアミンアダクト、エポキシアダクトタイプ等を用いることも可能である。
また、上述した主材、硬化材及び表面調整剤の他に以下の添加剤を適宜チップ周囲封止材料に添加することもできる。硬化を促進するために、アミン、反応性モノマー、硬化触媒等;接着性向上、粘度の低下、反応性調整の目的で、エポキシ単官能類やアルコール類、フェノール類やシランカップリング剤やオキセタン、ビニルエーテル等。
また、ブタジエン骨格を有する主材及び硬化材を用いる場合、一般的に使われている老化防止剤等をチップ周囲封止材料に加えると、酸化劣化を抑える上で非常に有効に働き、ヘッドの長期間での信頼性を更に向上させることができる。老化防止剤としては、例えば「ノクラックTNP」や「ノクラックNS−6」(いずれも商品名、大内新興化学工業社製)などが挙げられる。
なお、硬化触媒としては、例えば、イミダゾール類として、2−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダゾール、2−メチル−4−メチルイミダゾールを挙げることができる。また、カチオン重合触媒として、三フッ化ホウ素アミン錯体、トリフェニルスルホニウム塩を用いることができる。その他の添加剤として、トリフェニルスルフォンなどが挙げられる。また、熱カチオン重合開始剤を用いることも可能である。必要に応じ光カチオン重合開始剤を使用する事も出来る。光カチオン重合開始剤としては、芳香族オニウム塩等が挙げられる。
以上より、本発明に用いるチップ周囲封止材料は、上記シロキサンの他に、ポリブタジエン骨格を有するエポキシ樹脂と、ポリブタジエン骨格を有する酸無水物と、硬化触媒とを含むことが好ましい。これによって、主材および硬化材にポリブタジエン骨格化合物を用いた場合の上記利点を得ることができ、また、硬化触媒によって、硬化条件を容易に調整することができる。なお、チップ周囲封止材料中の主材のエポキシ樹脂及び硬化材の配合量は、エポキシ当量と、酸無水物当量又は活性水素当量が当量配合になる量が好ましい。これにより、硬化不良や硬化材のブリードの発生をより確実に抑制することができる。しかし、チップ周囲封止材料に硬化促進剤を用いる場合などは、硬化材の配合量をこの当量配合の場合の配合量から一割程度減らすと耐インク性の優れた材料が容易に得られる。
(電気接続部封止部材)
電気接続部封止部材105は、チップ周囲封止部材に接触して配置され、かつチップと電気配線基板との電気接続部を被覆しており、この電気接続部封止部材によって電気接続部が封止されている。この電気接続部は、チップ101と電気配線部材102とを電気的に接続するリード配線14、リード配線とチップとの接続部(パッド13)、及びリード線と電気配線基板との接続部(不図示)を含むことができる。
また、電気接続部封止部材は、以下の電気接続部封止材料の硬化物であることができる。
・電気接続部封止部材形成用材料
電気接続部封止部材105は、電気接続部分の封止を確実に行うことはもちろんのこと、プリンタ等に設置され、吐出口配設面を清掃するブレードやワイパー等によるこすりや、紙ジャムによる紙等との接触によっても剥れないことが求められる。よって、電気接続部封止材料は、硬化後の硬度が高く、高粘度、高チキソ性の形状が保持しやすい材料であることが好ましく、この観点からフィラーを含有する。
フィラーとしては、液体吐出ヘッドの分野で公知のフィラーを用いることができ、例えば、シリカ、カーボンブラック、酸化チタン、カオリン、クレー、炭酸カルシウム等を用いることができる。フィラーは1種または複数種を用いることができる。
電気接続部封止材料中のフィラーの含有量は、60質量%以上、80質量%以下とすることが好ましい。また、電気接続部封止材料は、上記フィラーの他に、以下の主材及び硬化材を含むことができる。この主材及び硬化材としては、上記チップ周囲封止材料の主材及び硬化材として挙げたものと同様の材料を用いることができる。
また、この他にも硬化促進剤、反応性希釈剤やシランカップリング剤などを含むことができる。
なお、主材及び硬化材にブタジエン骨格を有する化合物を用いる場合には、チップ周囲封止材料と同様に、例えば上述した老化防止剤等を加えると、酸化劣化を抑える上で非常に有効に働きヘッドの長期間での信頼性を更に向上させることができる。また、電気接続部封止材料においても、主材のエポキシ樹脂と、硬化材との配合量は、エポキシ当量と、酸無水物当量又は活性水素当量が当量配合になる量が好ましい。これにより、硬化不良や硬化材のブリードの発生をより確実に抑制することができる。また、硬化促進剤を用いる場合などは、この配合量から硬化材を一割程度減らすと耐インク性の優れた材料が容易に得られる。
なお、電気接続部封止材料には、ヘッドフェイス面の汚染を抑制する観点から、弗化アルキル化合物や低分子環状シロキサン等のヘッドフェイス面の汚染が懸念される成分を含まないことが好ましい。
(その他の部材)
接着部材106は、例えば熱硬化型エポキシ樹脂等の接着剤からなることができ、基板12と支持部材103とは、この接着部材を介して接合されることができる。
(線膨張係数)
通常、望まれる特性の違いから、チップ周囲封止部材の線膨張係数は、電気接続部封止部材の線膨張係数より大きくなる。チップ周囲封止部材の線膨張係数は、例えば80ppm/℃以上200ppm/℃以下とすることができる。しかしながら、収縮応力等がチップに対して与える影響をできるだけ小さくする観点から、チップ周囲封止部材の線膨張係数は、85ppm/℃以上180ppm/℃以下とすることが好ましく、90ppm/℃以上150ppm/℃以下とすることがより好ましい。一方、電気接続部封止部材の線膨張係数は、例えば8ppm/℃以上30ppm/℃以下のものを用いることができる。
上記理由により、本発明では、チップ周囲封止部材と電気接続部封止部材との線膨張係数の差は50ppm/℃以上とする。上述したように、従来の液体吐出ヘッドでは、上記線膨張係数の差を大きくする(50ppm/℃以上とする)と、CTE差により発生する応力によってクラックが生じることがあった。しかし、本発明の液体吐出ヘッドでは、このような大きい線膨張係数差を有していても、クラックの発生を抑制することができ、良好な耐ヒートサイクル性を有することができる。
<液体吐出ヘッドの製造方法>
次いで、本発明の製造方法を、図3及び4を用いて詳しく述べる。図4(a)は、後述するチップ周囲封止材料塗布工程(充填工程)前のヘッドにおける一部(封止部)の上面図である。また図4(b)は、図4(a)のB‐B’断面図である。
まず、図4に示すように、チップ101と、電気配線基板102と、支持体103とを有するヘッドを用意する。このヘッドでは、基板12が、支持体103の開口部の底面に、接着部材を介して固定されている。なお、このヘッドは、液体吐出ヘッドの分野で公知の方法を用いて製造することができ、例えば、以下の手順で製造することができる。
まず、シリコン基板にエネルギー発生素子(例えば、吐出圧発生素子)、及びこの素子に電力を供給するための電極端子(パッド)を設け、その端子を保護した後、流路及び吐出口となるレジストパターンを作製する。次に、このレジストパターンに、吐出口部材11を形成するための材料(例えば、エポキシ樹脂)を塗布及び硬化した後、シリコン基板の裏面側から、液体供給口4を形成し、この供給口からレジストを除去して、流路2及び吐出口1を形成する。そして、このシリコン基板を切断して複数のチップ101を作製する。
続いて、このチップ101を、供給流路5を有するアルミナ等の支持部材103の開口部(凹み)の底面に、接着部材となる接着剤で張り付ける。そして、ヘッド外部からエネルギー発生素子等へ電力を供給する電気配線基板102をチップ101にリード配線14を用いて電気的に接続する。その際、パッド上にめっきやボールバンプを形成することができる。さらに、電気配線基板102を支持部材103に固定する。以上より、図4に示すヘッドを得ることができる。
次に、チップと支持体の開口部との間の隙間15であるチップ周囲封止材料塗布部に、チップの側面(例えば、吐出口部材11の側面や基板12の側面)をインクやゴミ等から保護するためのチップ周囲封止部材となる材料(第1の組成物)を塗布する(チップ周囲封止材料塗布工程)。この際、第1の組成物は、例えばリード配線14の上部から塗布され、リード配線の裏面に回り込みながら、隙間15を埋める。この第1の組成物は、上述したように、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン、ポリエステル変性ポリジメチルシロキサン、およびアラルキル変性ポリメチルアルキルシロキサンのうちの少なくとも1種を含有する。
その後、第1の組成物の上から、チップと電気配線基板との電気接続部に、フィラーを含有する、電気接続部封止部材12となる材料(第2の組成物)を塗布することによって、この電気接続部を第2の組成物で封止する(電気接続部封止材料塗布工程(被覆工程))。このとき、電気接続部封止材料は、基板12からリード配線14を含む電気接続部、塗布したチップ周囲封止材料、そして電気配線基板102に亘って塗布される。このため、チップ周囲封止材料と、電気接続部封止材料とは、接触した状態にある。また、この際、塗布されたチップ周囲封止材料と電気接続部封止材料との間には、隙間が生じないようにする。なお、電気接続部封止材料は、電気接続部を封止する際に、吐出口部材11や支持部材103に塗布することもできる。
続いて、チップ周囲封止材料及び電気接続部封止材料を例えば同時に加熱して硬化させる(硬化工程)。即ち、これらの材料は、いずれも熱により硬化反応が促進する材料であることができる。なお、硬化させる際、硬化反応が進行しなくなる時間が双方で異なることがある。この場合、両材料が十分な硬度となるように、一方の硬化反応が終了しても加熱を続けることができる。硬化条件は、使用した封止材料に応じて適宜選択することができるが、例えば、120℃、1時間とすることができる。
以上より、互いに接触配置されるチップ周囲封止部材及び電気接続部封止部材を得ることができ、図3に示す液体吐出ヘッドを得ることができる。
以下に実施例を示し、本発明をさらに具体的に説明する。
(実施例1〜9、比較例1〜5)
図4に示す、チップ101と、チップに電気的に接続された電気配線基板102と、チップ及び配線基板102を固定した支持部材103とを有するヘッドに、チップ周囲封止材料及び電気接続部封止材料をそれぞれ塗布し、これらの材料を同時に加熱した。
各例では、チップ周囲封止材料として、表1に示す組成物を使用し、電気接続部封止材料として、以下に示す組成物を使用した。加熱条件としては、120℃、1時間とした。
また、各例について以下に示す評価を行った。尚、表1中のチップ周囲封止材料組成に記載の数字は質量部を示す。
(電気接続部封止材料組成)
・主材
EP−4100E(商品名):ADEKA社製、ビスA型エポキシ樹脂 100質量部
・硬化材
ヘキサヒドロフタル酸無水物 80質量部
・硬化触媒
2E4MZ(商品名):四国化成社製、イミダゾール系硬化触媒 1質量部
・フィラー
FB−940(商品名):DENKA社製、シリカフィラー 600質量部
・シランカップリング剤
A−187(商品名):日本ユニカー社製 5質量部
(流れ性評価)
流れ性と粘度には相関があるため、硬化前の液状樹脂組成物(チップ周囲封止材料)の25℃での粘度(回転数2.5rpm(min−1))を、TVE−22H型粘度計(商品名、東機産業社製)を用いて測定し、以下の基準に基づき評価を行った。
○:粘度が20Pa・s未満で流れ性が良好、
△:粘度が20Pa・s以上で使用に問題はないが改良の余地あり。
(線膨張係数(CTE)差)
各例について、上記組成の電気接続部封止材料を用いて作製した電気接続部封止部材と、表1に示す各チップ周囲封止材料を用いて作製したチップ周囲封止部材とのCTE差を、以下の基準に基づき評価した。なお、この電気接続部封止部材の線膨張係数は、20ppm/℃であった。CTEの測定には、EXSTAR TMA/SS6100(商品名、エスアイアイ・ナノテクノロジー社製)を用いた。
大:CTE差が50ppm/℃以上、
小:CTE差が50ppm/℃未満。
(ヒートサイクル試験)
各例において、作製した液体吐出ヘッドを、−30℃に30min置いた後、100℃に30min置く操作を1セットとして、連続して100セット行うヒートサイクル試験を行い、以下の基準に基づき評価した。ヒートサイクル装置はTSE−11−A(商品名、エスペック社製)を用いた。
○:特に変化なし(封止部材にクラックが発生しない)。
×:封止部材にクラックが発生した。
Figure 0005858813
・主材
1)R45EPT(商品名):ナガセケムテックス社製、ポリブタジエン骨格エポキシ樹脂
2)EP−4100E(商品名):ADEKA社製、ビスA型エポキシ樹脂
・硬化材
3)BN−1015(商品名):日本曹達社製、ポリブタジエン骨格酸無水物
・硬化触媒
4)PN−23(商品名):味の素ファインテクノ社製、イミダゾール系アミンアダクト硬化触媒
・フィラー
5)FB−940(商品名):DENKA社製、シリカフィラー
・表面調整剤
6)BYK−333(商品名):ビックケミー・ジャパン社製、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン
7)BYK−306(商品名):ビックケミー・ジャパン社製、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン
8)BYK−349(商品名):ビックケミー・ジャパン社製、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン(ポリエーテル変性シロキサン)
9)BYK−322(商品名):ビックケミー・ジャパン社製、アラルキル変性ポリメチルアルキルシロキサン
10)BYK−323(商品名):ビックケミー・ジャパン社製、アラルキル変性ポリメチルアルキルシロキサン
11)BYK−370(商品名):ビックケミー・ジャパン社製、ポリエステル変性水酸基含有ポリジメチルシロキサン。
12)BYK−381(商品名):ビックケミー・ジャパン社製、アクリル系共重合物。
比較例1は、チップ周囲封止材料に表面調整材の一種であるアクリル系共重合物を含むが、このアクリル系共重合物が十分な表面張力低下能を有していないため、垂れ込み部が形成された。また、比較例2及び3は、チップ周囲封止材料に表面張力低下能を有する化合物であるポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン、ポリエステル変性ポリジメチルシロキサン及びアラルキル変性ポリメチルアルキルシロキサンをいずれも含まないため、垂れ込み部が形成された。垂れ込み部形成の有無は、硬化後のチップ周囲封止部材と電気接続部封止部材との境界を、光学顕微鏡を用いて確認を行った。
これらの比較例では、電気接続部封止部材とのCTE差が50ppm/℃以上と大きく、ヒートサイクル試験で封止部材にこのCTE差によるクラックが生じた。
比較例3のチップ周囲封止材料に、材料全体の50質量%になるようフィラーを加えた比較例4は、CTEが35ppm/℃であり、電気接続部封止部材とのCTE差が50ppm/℃未満と小さいため、垂れ込み部は形成されるものの、耐ヒートサイクル性には問題がなかった。しかし、チップ周囲封止材料の流れ性が良好でないため液体吐出ヘッドの製造に余分な時間がかかった。
また、実施例2のチップ周囲封止材料に、材料全体の49質量%になるようフィラーを加えた比較例5は、チップ周囲封止材の表面張力が十分に低下しているため、垂れ込み部が形成されなかった。さらに、電気接続部封止部材とのCTE差が50ppm/℃未満と小さいため耐ヒートサイクル性には問題がなかった。しかし、チップ周囲封止材料の流れ性が良好でないため液体吐出ヘッドの製造に余分な時間がかかった。
これに対して、実施例1から9は、チップ周囲封止材料に表面張力低下能を有する特定の化合物を配合することによって、チップ周囲封止材の表面張力が十分に低下しているため、垂れ込み部が形成されなかった。これにより、チップ周囲封止部材と電気接続部封止部材とのCTE差が50ppm/℃以上であるにもかかわらず耐ヒートサイクル性に優れていた。例えば、実施例1のCTEは150ppm/℃、実施例2のCTEは80ppm/℃であった。また、これらの実施例では流れ性についても優れており、効率的に液体吐出ヘッドを製造することができた。
1 吐出口
2 流路
3 エネルギー発生素子
4 供給口
5 供給流路
11 吐出口部材
11a 吐出口部材の側面
12 基板
12a 基板の側面
13 パッド(電極端子)
14 リード配線
15 チップと支持部材の開口部との隙間
101 吐出素子基板(チップ)
102 配線基板
103 支持部材
104 チップ周囲封止部材
105 電気接続部封止部材
106 接着部材
107 部材
1000 液体吐出ヘッド

Claims (3)

  1. 液体を吐出する吐出口を有する吐出口部材、該吐出口から液体を吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー発生素子を有する基板、および電力を受け取るための電極端子を有するチップと、
    該電極端子に電気的に接続されるリード配線を有する電気配線基板と、
    該電気配線基板を支持し、かつ該チップを囲む開口部を有する支持体と、
    該チップと該支持体の開口部との間の隙間を埋めるチップ周囲封止部材と、
    該チップ周囲封止部材に接触して配置され、かつ該チップと該電気配線基板との電気接続部を覆う電気接続部封止部材と
    を含む液体吐出ヘッドであって、
    該電気接続部封止部材は、フィラーを含有する電気接続部封止部材形成用材料の硬化物であり、
    該チップ周囲封止部材は、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン、ポリエステル変性ポリジメチルシロキサン、およびアラルキル変性ポリメチルアルキルシロキサンのうちの少なくとも1種を含有するチップ周囲封止部材形成用材料の硬化物であり、
    該チップ周囲封止部材と該電気接続部封止部材との線膨張係数の差が50ppm/℃以上であることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記チップ周囲封止部材形成用材料が、ポリブタジエン骨格を有するエポキシ樹脂と、ポリブタジエン骨格を有する酸無水物と、硬化触媒とを含むことを特徴とする請求項1記載の液体吐出ヘッド。
  3. 液体を吐出する吐出口を有する吐出口部材、該吐出口から液体を吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー発生素子を有する基板、および電力を受け取るための電極端子を有するチップと、
    該電極端子に電気的に接続されるリード配線を有する電気配線基板と、
    該電気配線基板を支持し、かつ該チップを囲む開口部を有する支持体と、
    該チップと該支持体の開口部との間の隙間を埋めるチップ周囲封止部材と、
    該チップ周囲封止部材に接触して配置され、かつ該チップと該電気配線基板との電気接続部を覆う電気接続部封止部材と
    を含み、該チップ周囲封止部材と該電気接続部封止部材との線膨張係数の差が50ppm/℃以上である液体吐出ヘッドを製造する方法であって、
    該チップと該支持体の開口部との間の隙間を、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン、ポリエステル変性ポリジメチルシロキサン、およびアラルキル変性ポリメチルアルキルシロキサンのうちの少なくとも1種を含有するチップ周囲封止部材形成用材料で埋める工程と、
    該電気接続部を、フィラーを含有する電気接続部封止部材形成用材料で被覆し、その際、該電気接続部封止部材形成用材料を該チップ周囲封止部材形成用材料に接触させる工程と、
    該チップ周囲封止部材形成用材料および該電気接続部封止部材形成用材料を硬化し、該チップ周囲封止部材および該電気接続部封止部材を形成する工程と
    を含むことを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
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