JP5857289B2 - 封緘装置 - Google Patents

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本発明は封緘装置に関するものである。
封筒の糊しろ部分であるフラップ部に粘着剤を塗布し、或いは、フラップ部に予め乾燥状態の接着剤が塗布されており、この部分に水分を供給することで湿潤させた後、フラップ部を折り曲げ封筒本体に貼着することで、フラップ部を自動的に封緘する封緘装置が知られている。例えば、特許文献1には、供給された封筒のフラップ部に粘着剤を塗布するためのキャリッジと、前記キャリッジの往路又は復路移動時に封筒のフラップ部をすくい上げる爪部と、該すくい上げられたフラップ部を折り曲げクセ付けする面を有するクセ付け部と、フラップ部を接着するプレスローラとを備えた封緘装置に関する技術が開示されている。
特開2009−51057号公報
上記特許文献1に記載の封緘装置では、封緘処理が所定時間を超えて行われなかった場合、粘着剤の接着力が低下し、フラップ部が封筒本体から剥離する恐れがある。
本発明は上記した課題を解決するものであり、封緘処理が所定時間を超えて行われなかったために封緘剤の接着力が低下した場合であっても、フラップ部が封筒本体から剥離することなく適正に封緘することが可能な封緘装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の封緘装置は未封緘状態の封筒を封緘する封緘剤を、少なくともフラップ部、または封筒本体のフラップ部を貼着する箇所のうちいずれかの塗布位置に塗布する塗布手段と、フラップ部に折目を形成する折曲げ凸部を設けてなる折目形成部と、折目形成部において形成された折目を挟持し、塗布手段によって塗布された封緘剤によりフラップ部を封筒本体に貼着して封筒を封止するプレスローラと、各部の動作を制御する制御部とを備えた封緘装置において、塗布手段は、封緘剤を保持したテープを内部に収容してなる封緘剤供給具を昇降する封緘剤昇降手段と、封緘剤昇降手段により封緘剤供給具が降下された際、テープの封緘剤保持面を封筒に当接させつつ、封緘剤供給具を封筒に対し移動する幅移動手段とを備え、制御部は、封緘処理が所定時間を超えて行われなかった後に封緘処理する場合と、所定時間以内に封緘処理する場合との間で、塗布手段による封筒への封緘剤の塗布動作を調整する調整手段を備え、調整手段は、封緘処理が所定時間を超えて行われなかった後に封緘処理する場合には、供給部に積載された封筒を塗布手段へ搬送せずに供給部に留めたままで、封緘剤昇降手段により封緘剤供給具を降下し、シリコン樹脂またはフッ素樹脂により形成された塗布板上で幅移動手段により封緘剤供給具を移動して封緘剤を保持した未使用のテープを所定長さだけ封筒に塗布することなく空送りするテープ空送り調整手段を備えたものである。
更に、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の封緘装置において、調整手段は、封緘処理の駆動源が作動状態から停止状態へと切替られた時点からの経過時間を計時するタイマと、前記タイマの計時結果により封緘処理が所定時間以内に行われたかどうかを判断する判断手段を備えたものである。
請求項1に記載の封緘装置は、調整手段は、封緘処理が所定時間を超えて行われなかった後に封緘処理する場合には、供給部に積載された封筒を塗布手段へ搬送せずに供給部に留めたままで、封緘剤昇降手段により封緘剤供給具を降下し、シリコン樹脂またはフッ素樹脂により形成された塗布板上で幅移動手段により封緘剤供給具を移動して封緘剤を保持した未使用のテープを所定長さだけ封筒に塗布することなく空送りするテープ空送り調整手段を備えたので、十分な接着力のある封緘剤を保持した箇所のテープから使用することができ、適正に封緘処理することができる。
そして、請求項に記載の封緘装置によれば、調整手段は、封緘処理の駆動源が作動状態から停止状態へと切替られた時点からの経過時間を計時するタイマと、前記タイマの計時結果により封緘処理が所定時間以内に行われたかどうかを判断する判断手段とを備えたので、封緘処理が所定時間を超えて行われたかどうかを容易に判断することが出来る。
本発明の一実施形態に係る封緘装置の外観斜視図である。 前記封緘装置の筐体を外した状態の斜視図である。 前記封緘装置の構成を示す断面図である。 前記封緘装置の封緘剤塗布部及び折目形成部の部分拡大図である。 前記封緘装置の封緘剤供給具の内部構造を示す図である。 前記封緘装置の制御部のブロック図である。 前記封緘装置の使用態様を示す拡大図である。 前記封緘装置の使用態様を示す拡大図である。 前記封緘装置の使用態様を示す拡大図である。
本発明に係る封緘装置の一実施形態について以下に説明する。図1は封緘装置の外観斜視図、図2は前記封緘装置の筐体を外した状態の斜視図、図3は前記封緘装置の構成を示す断面図、図4は前記封緘装置の封緘剤塗布部及び折目形成部の部分拡大図である。ここで、説明の都合上、封緘処理を行う対象である封筒10の供給台16の設けられた図1,2における右側を封緘装置1の前側、封緘剤塗布部3の設けられた同図における左側を後側、後側から見た左側を封緘装置1における左側、右側を封緘装置1における右側として説明する。
図1に示すように、封緘装置1によって封緘処理がなされる封筒10は、内容物を収納する封筒本体11の一端側にのりしろ部分であるフラップ部12を有し、このフラップ部12に封緘剤を塗布し、封筒本体11の裏面11aにフラップ部12を貼着して封緘する。
図3において、封緘装置1は、未封緘状態の封筒10を、裏面11aを上側にして複数積載し、最下位より一通ずつ後方の処理部分に供給する供給部2と、未封緘状態の封筒10のフラップ部12上面に封緘剤を塗布する封緘剤塗布部3と、フラップ部12に折目を形成する折目形成部4と、折目が形成された封筒10を折り畳んでプレスし、フラップ部12を封止する封止部5と、封止済みの封筒10を積載する排出積載部6と、各部の動作を制御する制御部7とを備えている。図1に示すように、供給部2の後部分、封緘剤塗布部3、折目形成部4、封止部5及び制御部7は、筐体9内に収容されている。
図3に示すように、供給部2は、供給台16、サイド規制板17、供給搬送手段18、捌き部19を備えている。供給台16は、封緘装置1の前側の所定高さ位置に設けられ、該供給台16の前側は高く後側は低くなるよう傾斜配置される。サイド規制板17は、図2に示すように、供給台16上に左右の幅方向に摺動自在に設けられ、供給台16における封筒10の載置位置を幅方向略中央部に合わせるものである。
供給搬送手段18は、供給台16の封筒載置面に一部が露出して設けられた複数のゴムローラ22と、前記ゴムローラ22の後方に設置される図3に示す搬送ローラ23からなる。供給搬送手段18は、ギア、プーリ、ベルトからなる伝動機構(図示省略)を介して供給モータ15に連動連結している。
捌き部19は、供給台16の後方に配置され、供給台16上の複数の封筒10から最下位の封筒10aを分離し、順次後方へ搬送する。捌き部19は、後端規制板25、捌きローラ24及び従動ローラ26を備えている。後端規制板25は、供給台16の後部に縦設され、複数の封筒10の後端縁が当接し、最下位に位置する封筒10aのみが後方へ搬送されるよう上部の封筒10を規制する。後端規制板25の下方には、供給台16の上面との間に、封筒10を1通ずつ通過させるための開口部27が形成されている。
捌きローラ24は、後端規制板25の後方に配置され、封筒10の搬送方向とは逆方向にのみ回転するようになっており、搬送ローラ23との間に0.1mm程度の隙間が形成されている。また、捌きローラ24と該捌きローラ24に対向する搬送ローラ23との間に封筒10が搬送されてきたときに所定圧力で該封筒10を挟持するようバネにより付勢されている。
従動ローラ26は、捌きローラ24の後方に配置され、該捌きローラ24とは異なり、正逆回転自在であり、下方の搬送ローラ23に所定の圧力で転接するようバネにより付勢されている。
封緘剤塗布部3は、封緘剤供給具31と、塗布手段36と、塗布板35とを備えている。封緘剤供給具31は、封筒10を封緘するための封緘剤を保持したテープ30を内部に収容してなるものであり、本実施形態では、図5に示すように、片面に封緘剤を保持する帯状のテープ30、及び該テープ30の供給リール71、巻取リール72、及び、テープ30に保持された封緘剤をフラップ部12に当接し、封筒10に押し当て転写させる転写ローラ73、供給リール71に取り付けられ、供給リール71の回転に連動して回転する歯車74及び該歯車74に噛合し、供給リール71の回転により歯車74を介して巻取リール72を回転させる歯車75からなる連動手段76をケース77の内部に収容してなる。封緘剤は、図示しないが、所定厚さの粘着剤層により形成され、該粘着剤層が所定幅を有するテープ30に保持されてなる。
図2,3に示すように、塗布手段36は、封緘剤昇降手段32及び幅移動手段33を備えている。封緘剤昇降手段32は、封緘剤供給具31を昇降する。図4において、封緘剤昇降手段32によって封緘剤供給具31を降下した状態を二点鎖線で示す。封緘剤昇降手段32は図2,3に示す昇降モータ38により駆動される。
幅移動手段33は、テープ30の封緘剤保持面を封筒10に当接させつつ、封緘剤供給具31を封筒10に対し相対的に移動する移動手段を構成する。該幅移動手段33は、封緘剤供給具31が封緘剤昇降手段32により降下された際、該封緘剤供給具31を左端から右方へ幅方向に移動させ、これによりテープ30に保持された封緘剤をフラップ部12に転写する。幅移動手段33は、幅移動モータ39により駆動される。
塗布板35は、封緘剤供給具31の下方において、左右幅方向に延び、略水平に設置され、封筒10の封緘剤塗布位置を介してテープ30の封緘剤保持面に対向配置される。塗布板35の材質は特に限定されないが、少なくとも表面がシリコン樹脂、フッ素樹脂等の封緘剤が付着した場合にも容易に剥離可能なものが好ましい。塗布板35の少なくとも表面が、封緘剤が付着した場合に容易に剥離可能な材質により形成されることで、仮にテープ30がフラップ部12から一部はみ出して塗布板35上に当接した場合であっても、封緘剤が塗布板35に付着することなく、テープ30に保持されたまま巻取りリール72に巻き取られる。これにより各部を封緘剤により汚すことがない。
折目形成部4は、封筒10の搬送方向にほぼ直交する向きに横設された凸部材44及び凹部材45と、凸部材44を昇降する凸部材昇降手段46とを備え、図4に拡大して示すように、凸部材44は、略直角に屈曲して形成され、フラップ部12に折目を形成する折曲げ凸部48を下部に有する。
凹部材45は上面に折曲げ凸部48が挿通する凹溝49を有する。凸部材44がフラップ部12を介在させた状態で凸部材昇降手段46により凹溝49に挿通することによって、封筒10の搬送方向と略直交する向きに折目を形成するようになっている。凸部材昇降手段46は、図3に示す折目形成モータ50により駆動し、図4において二点鎖線で示すように、凸部材44を降下する。
図3に示すように、封緘剤塗布部3及び折目形成部4の後方には、後方搬送手段51が設置されている。後方搬送手段51は、上下一対の搬送ローラ52が前後に複数並設され、未封緘状態の封筒10の封筒本体11を挟持し、搬送ローラ52の正逆回転により封筒10を後方及び前方の両方向へ搬送可能に構成される。
封止部5は、前方の供給部2と後方の封緘剤塗布部3との中間に位置し、折目の形成された封筒10のフラップ部12を折り返し、封緘剤塗布部3において塗布された封緘剤により封筒本体11の裏面11aにフラップ部12を圧接して貼着するためのものである。封止部5は、封筒10を後方及び前方の両方向に搬送する正逆回転可能な搬送ローラ55と、バネの付勢により所定の押圧力で搬送ローラ55に転接するプレスローラ56とを備えている。
後方搬送手段51と、封止部5の搬送ローラ55とは図示しないベルトにより連結され、ともに図3に示す後方搬送モータ58により駆動される。
また、封止部5には、前後に2列並設された搬送ローラ55及びプレスローラ56の間に、封筒10の搬送面を跨いで発光素子と受光素子からなる先端検知センサ29を設けている。先端検知センサ29は、供給部2から送られた封筒10のフラップ部12の先端縁12aが先端検知センサ29の設置位置を通過したことを検出する。図2に示すように、先端検知センサ29は幅方向中央部からの距離が同じ位置に各々1個ずつ設置されている。
更に、後側のプレスローラ56の後方の所定高さ位置には、フラップ当接板81が縦設されており、折目が形成されることで、上方に跳ね上がったフラップ部12の先端部分が該フラップ当接板81に当接しつつ前方へ搬送されることで、フラップ部12を折り畳むようになっている。
図3に示すように、排出積載部6は、供給部2の下方に設けられる。供給部2の後部に配設された搬送ローラ23と、封止部5の搬送ローラ55とは前後方向に所定長さ離間して配置されている。この両搬送ローラ23、55の間に形成された空間部60から封緘済みの封筒10が下方に排出され排出積載部6に積載される。
図6は、制御部7のブロック図を示す。制御部7は、封緘装置1の全体を制御し、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリ等により構成される。制御部7には、封筒10の大きさを入力し、設定する設定手段65からの信号、及び先端検知センサ29からの信号が供給される。図1示すように、設定手段65は操作パネル64等により構成され、封緘処理すべき角2、長3、長4等の封筒の大きさを使用者が操作パネル64より入力し設定する。
そして、図6に示すように、制御部7からの出力により、供給モータ15、後方搬送モータ58、昇降モータ38、幅移動モータ39及び折目形成モータ50の駆動状態が適宜制御される。
更に、制御部7は、封緘処理が所定時間を越えて行われなかった後に封緘処理する場合と、所定時間内に封緘処理する場合との間で、塗布手段36による封筒10への封緘剤の塗布動作を調整する調整手段80を備えている。また、調整手段80は、封緘処理が所定時間を越えて行われなかった後に封緘処理する場合には、封緘剤を保持した未使用のテープ30を所定長さだけ封筒に塗布することなく空送りするテープ空送り調整手段87を備えてなる。
また、調整手段80は、封緘処理の駆動源が作動状態から停止状態へと切替られた時点からの経過時間を計時するタイマ手段82と、タイマ手段82の計時結果により封緘処理が所定時間以内に行われたかどうかを判断する判断手段83とを備える。
(作用)
封緘装置1により未封緘状態の封筒10を封緘する作業について説明する。まず封緘作業の概略について、図3に示すように、未封緘状態の多数の封筒10は、フラップ部12を前側に、宛先が記載された封筒10の表面を下側にして供給台16上に積載され、供給搬送手段18及び捌き部19の作用により最下位の封筒10aから順次1通ずつ後方へ搬送される。供給部2から搬送された封筒10は、未封緘のままで一旦封止部5を通過し、封緘剤塗布部3に至り、封緘剤が塗布された後、折目形成部4において折目が形成され、後方搬送手段51により供給の際とは逆方向となる前方へ搬送され、封止部5においてフラップ部12が封止され、排出積載部6に排出される。以下に詳細に説明する。
供給台16上に複数の未封緘状態の封筒10を積載し、供給搬送手段18の駆動により最下位から順次後方に送り出す。この際、後端規制板25に上層の封筒10の後端が当接して、後方への搬送が規制され、開口部27を通過した封筒10のみが後方へ搬送される。そして、捌きローラ24により更に封筒10を分離し、封筒10を後方の封止部5へと搬送する。
封止部5においては、未封緘状態のままの封筒10が搬送ローラ55およびプレスローラ56により挟持搬送され、後方の封緘剤塗布部3に供給される。先端検知センサ29は、フラップ部12の先端縁12aが該先端検知センサ29の設置箇所を通過したことを検出し、制御部7に供給する。
封緘剤塗布部3に至った封筒10は、図3に示す後方搬送手段51により封筒本体11が挟持され後方へ搬送される。そして、封筒10のフラップ部12の先端縁12aが塗布板35上の封緘剤供給具31の前端部のほぼ真下に位置するところで、後方搬送手段51の駆動を停止する。これは、制御部7が、設定手段65により設定された封筒10の大きさに対応したフラップ部12の長さに基づいて、先端検知センサ29によるフラップ部12の先端縁12aの検出後、封筒10を所定量搬送した後、所定位置で後方搬送モータ58を停止することにより行う。
そして、封緘剤塗布部3では、設定手段65により設定された封筒10の幅に対応した所定位置まで幅移動手段33により封緘剤供給具31が予め左端から所定量右方へと予め移動されている。この状態において、図7に示すように、封緘剤昇降手段32により封緘剤供給具31が降下され、塗布板35上のフラップ部12に接触する。そして、幅移動手段33により封緘剤供給具31が右方へと移動され、フラップ部12にテープ30の封緘剤としての粘着剤層が転写される。
封緘剤供給具31は、フラップ部12への封緘剤の転写に伴って転写ローラ73が回転し、供給リール71から順次テープ30が繰り出され、巻取リール72にテープ30が巻き取られる。
フラップ部12への封緘剤の塗布終了後、封緘剤供給具31は封緘剤昇降手段32により上昇され、幅移動手段33により元の位置に移動され、次に送られてくる封筒10のため所定位置で待機する。
そして、図8に示すように、折曲げ凸部48が待機位置から凸部材昇降手段46により折目形成位置まで降下され、フラップ部12とともに凹溝49内に挿通し、フラップ部12に折目が形成される。
折目形成後、後方搬送モータ58を、封緘剤塗布及び折目形成前とは逆方向に回転し、後方搬送手段51によって封筒10を前方の封止部5へ搬送する。封筒10が封止部5に至ると、図9に示すように、フラップ部12がフラップ当接板81に当接してフラップ部12が折り畳まれ、プレスローラ56と搬送ローラ55との間に折目形成部4において形成された折目を挟持し、フラップ部12を折り畳んで封筒10を前方へ搬送する。封筒10は、封緘剤塗布部3において塗布された封緘剤によりフラップ部12が封筒本体11に貼着され、封止される。封筒10は、図3に示す空間部60から下方へ向けて放出され、排出積載部6に積載される。
封緘装置1を用いた封緘処理を、前回の使用時から所定時間を超えて行わなかった後に封緘処理する場合には、テープ30に保持された封緘剤の接着力が低下しやすい。そこで、このような場合には、調整手段80によって、塗布手段36による封緘剤の塗布動作を調整し、封緘剤の接着力が低下した場合であっても封止部5によって封止した後にフラップ部12が封筒本体11から剥離することなく適正に封緘できるようにする。
具体的には、タイマ手段82が封緘処理の駆動源である少なくとも一のモータ、例えば後方搬送モータ58が作動状態から停止状態へと切替られた時点からの経過時間を計時する。その後、封緘処理を再開した際、判断手段83はタイマ手段82の計時結果に基づいて、封緘処理が所定時間以内に行われたかどうかを判断する。タイマ手段82の計時結果が予め設定した所定時間以内である場合には、タイマ手段82による計時時間がリセットされ、調整手段80による塗布動作の調整を行うことなく、通常の塗布動作を行う。一方、タイマ手段82の計時結果が予め設定した所定時間を超えている場合には、計時時間がリセットされるとともに、調整手段80によって塗布手段36による封緘剤の塗布動作を調整する。
ここで、調整手段80により封緘剤の塗布動作の調整を行うかどうか判断の基準となる所定時間とは、封緘処理を連続して行った場合に比較して封緘剤の接着力が低下し始める時間であり、予め任意に設定される。
ープ空送り調整手段87は、接着力が低下した未使用の封緘剤を保持するテープ30を所定長さだけ封筒10に塗布することなく空送りし、巻取リール72に巻き取らせ、接着力が回復した箇所からフラップ部12に塗布するよう制御する。これには、供給部2に積載された封筒10を封緘剤塗布部3へ搬送することなく、封緘剤昇降手段32を降下し、幅移動手段33により左端から右方へ封緘剤供給具31を移動して塗布板35上で供給リール71からテープ30を引き出し、巻取リール72に巻き取らせてテープ30を所定長さ空回りさせるようにする。これにより、テープ30のうち、接着力の低下した封緘剤を保持した部分を使用せず、接着力が回復した箇所から封緘処理に用いることができる。
このとき、塗布板35がシリコン樹脂等の封緘剤が付着しても容易に剥離可能な材質により形成されている場合には、塗布板35上に封緘剤を残存させることなく、テープ30に保持させたまま巻取リール72に巻き取らせることができるので、テープ30を空送りする場合であっても塗布板35や封筒10を汚さないので好ましい。
尚、上記実施形態では、供給部2において、未封緘状態の封筒10を最下位より一通ずつ供給したが、本発明に係る封緘装置は、これに限定されず、最上位の封筒から順次供給する構成としてもよい。また、封緘剤昇降手段32により封緘剤供給具31を昇降し、封緘剤を塗布したが、封緘剤供給具を固定し封筒を封緘剤供給具に当接するよう移動し、封緘剤を塗布する構成としてもよい。
また、封緘剤を塗布する位置は、封筒10のフラップ部12としたが、これに限定されず、封筒本体のフラップ部を貼着する箇所を封緘剤の塗布位置とし、この塗布位置に合わせて後方搬送手段による搬送量を制御してもよい。
た、調整手段80は、封緘処理の駆動源が作動状態から停止状態へと切替られた時点からの経過時間を計時するタイマ手段82の計時結果に基づいて、封緘処理が所定時間以内に行われたかどうかを判断する判断手段83を備えたが、これに限定されず、他の方法により封緘処理が所定時間以内に行われたかどうかを判断してもよい。例えば、封緘処理の駆動源としての少なくとも一のモータが作動状態から停止状態へ切り替えられた後、封緘装置の主電源が切られ、その後、該主電源が入れられた場合には、封緘処理が所定時間を超えて行われなかったものとみなして調整手段80により塗布動作の調整を行ってもよい。また、複数枚の封筒を連続して封緘処理し、その後、封緘処理を一時的に中断し、更に複数枚の封筒を連続して封緘処理するような場合にも、主電源が切られた場合と同様に、封緘処理が所定時間を超えて行われなかったとみなして調整手段80により塗布動作の調整を行うこととしてもよい。
1 封緘装置
4 折目形成部
5 封止部
7 制御部
10 封筒
11 封筒本体
12 フラップ部
30 テープ
34 移動手段
35 塗布板
36 塗布手段
56 プレスローラ
80 調整手段
82 タイマ手段
83 判断手
8 テープ空送り調整手段

Claims (2)

  1. 未封緘状態の封筒を封緘する封緘剤を、少なくともフラップ部、または封筒本体のフラップ部を貼着する箇所のうちいずれかの塗布位置に塗布する塗布手段と、
    フラップ部に折目を形成する折曲げ凸部を設けてなる折目形成部と、
    折目形成部において形成された折目を挟持し、塗布手段によって塗布された封緘剤によりフラップ部を封筒本体に貼着して封筒を封止するプレスローラと、
    各部の動作を制御する制御部とを備えた封緘装置において、
    塗布手段は、封緘剤を保持したテープを内部に収容してなる封緘剤供給具を昇降する封緘剤昇降手段と、封緘剤昇降手段により封緘剤供給具が降下された際、テープの封緘剤保持面を封筒に当接させつつ、封緘剤供給具を封筒に対し移動する幅移動手段とを備え、
    制御部は、封緘処理が所定時間を超えて行われなかった後に封緘処理する場合と、所定時間以内に封緘処理する場合との間で、塗布手段による封筒への封緘剤の塗布動作を調整する調整手段を備え、
    調整手段は、封緘処理が所定時間を超えて行われなかった後に封緘処理する場合には、供給部に積載された封筒を塗布手段へ搬送せずに供給部に留めたままで、封緘剤昇降手段により封緘剤供給具を降下し、シリコン樹脂またはフッ素樹脂により形成された塗布板上で幅移動手段により封緘剤供給具を移動して封緘剤を保持した未使用のテープを所定長さだけ封筒に塗布することなく空送りするテープ空送り調整手段を備えた封緘装置。
  2. 調整手段は、封緘処理の駆動源が作動状態から停止状態へと切替られた時点からの経過時間を計時するタイマ手段の計時結果に基づいて、封緘処理が所定時間以内に行われたかどうかを判断する判断手段を備えた請求項に記載の封緘装置。
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