JP5855439B2 - 燃料供給ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、車両の燃料タンクから内燃機関へと燃料を供給するための燃料供給ユニットに関する。
従来から、車両において燃料を燃料タンクから燃料噴射装置へと供給するための燃料供給ユニットが用いられている。このような燃料供給ユニットとしては、例えば、ハウジングと、該ハウジングに設けられ燃料を吸入・吐出可能な燃料ポンプと、前記燃料ポンプのポンプ部において発生する燃料のベーパ(気泡)を外部へと排出するベーパ排出口とを備え、前記ベーパ排出口には、例えば、ナイロン繊維製メッシュを袋状に形成した多孔材からなり、外部からの異物等の進入を防止するストレーナが装着されている(例えば、特許文献1参照)。そして、燃料供給ユニットを長期間使用して燃料を吸入する吸入口に設けられたフィルタに異物等が堆積し目詰まりを起こした場合、ストレーナによってベーパ排出口から燃料と共に異物等をハウジングの内部へ吸い込んでしまうことを防いでいる。
特開2008−274820号公報
しかしながら、上述した従来技術に係る燃料供給ユニットでは、ストレーナが燃料の吸入される燃料ポンプのポンプ室より低い位置に取り付けられているため、例えば、燃料タンク内の燃料が空状態(ポンプ室内も同様に空状態)において、前記燃料タンクへ燃料を給油した場合、ポンプ室と連通している吸入口及びベーパ排出口が共に燃料ポンプの下部において下向きに開口しているため、ポンプ室内には燃料が流入せずに気体が残存したまま、燃料タンク内における燃料の液面が上昇していくこととなる。この際、多孔材からメッシュ状に形成されたストレーナが燃料に浸されることで、複数の孔部に前記燃料が入り込んで表面張力によって前記孔部が塞がれて気体の通過しにくい状態となる。
一般的に、燃料ポンプは、そのポンプ室に燃料が供給されている状態で所定の吸入能力及び吐出能力を発揮するように設計されており、前記ポンプ室に燃料のない状態(空状態)では、前記吸入能力及び吐出能力が低下してしまう。そのため、ポンプ室に燃料がなく、しかも、ベーパ排出口のストレーナが燃料に浸っている状態にある場合、ポンプ部のインペラが回転を始めて燃料の吸い込みを開始しようとしたとしても、ポンプ室内の気体に対してストレーナの孔部に満たされた燃料の表面張力に打ち勝つだけの圧力を付与することができない。
従って、ポンプ室内の気体を外部へと排出することができず、それに伴って、吸入口から燃料を吸い込むことができないため、燃料ポンプが空転状態になってしまうという問題が生じることとなる。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、燃料タンク内の燃料がなくなった場合でも、ポンプ部の空回りを防止して前記燃料を確実に吸入することが可能な燃料供給ユニットを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、燃料タンクの開口部に装着され閉塞するベース部材と、該ベース部材に接続されるホルダに保持され、燃料を吸入・吐出する燃料ポンプと、前記燃料ポンプに形成され前記燃料中で生じたベーパを排出する排出孔と、メッシュ状に形成され前記排出孔を通じた異物の進入を防止するストレーナとを有する燃料供給ユニットにおいて、
前記ストレーナと前記排出孔とが排出通路によって連通し、重力作用方向において、前記ストレーナの下端が前記燃料の吸入される前記燃料ポンプのポンプ室の上端に対して上方に配置され
前記ホルダは、前記燃料を吸入する吸入口を有した吸入側ホルダと、前記燃料を吐出する吐出口を有し前記吸入側ホルダに接続される吐出側ホルダと、前記ストレーナの少なくとも一部を覆う遮蔽部とを備え、
前記遮蔽部は、前記吐出側ホルダの外周面に対して半径外方向に突出する上面部と、前記上面部から下方に向かって延在する外壁部と、前記遮蔽部の下方に開口した開口部とを有し、
前記吸入側ホルダと前記吐出側ホルダとを接続した際に、前記開口部から前記遮蔽部の内部へと前記ストレーナが挿入され配置されることを特徴とする。
本発明によれば、燃料を吸入・吐出する燃料ポンプがホルダに保持され、該燃料ポンプには、前記燃料中で生じたベーパを排出する排出孔が形成される。また、排出孔を通じた異物の進入を防止可能なメッシュ状に形成されたストレーナを備え、前記ストレーナの下端が前記燃料の吸入される前記燃料ポンプのポンプ室の上端に対して重力作用方向において上方となるように配置している。
そして、例えば、燃料タンク内の燃料がなくなり、且つ、燃料ポンプのポンプ室内にも前記燃料がなくなった状態から前記燃料タンクへ燃料を給油した場合に、ストレーナが燃料タンク内の前記燃料に浸るより先に、燃料ポンプのポンプ室が前記燃料で満たされることとなるため、前記ポンプ室に前記燃料が供給されていない状態と、前記ストレーナが前記燃料に浸る状態とが同時に起こることがない。その結果、ポンプ室内に燃料が残存していない状態で発生する燃料ポンプの空転を確実に防止することができ、前記燃料ポンプによる燃料の吸い込み不能を防いで、該燃料を確実に吸入することができる。また、ポンプ室内の気体は、燃料が満たされていくことで、排出孔からまだ燃料に浸っていないストレーナを通じて確実に外部へと排出することが可能となる。
また、開口部を、燃料タンクの上面部に設けると共に、ストレーナをベース部材近傍に設けることにより、前記開口部から燃料タンク内に挿入され配置される構造体において、前記ストレーナの最下端と燃料ポンプにおけるポンプ室の最上端との間の高低差をより大きく確保することができる。そのため、例えば、燃料を燃料タンクへと給油する際に、液面より高く飛散した燃料の飛沫等がストレーナに付着してしまうことを軽減することができ、前記燃料の付着に起因したポンプ室内の気体の排出を妨げることを防止できる。
さらに、開口部を、燃料タンクの下面部に設けると共に、ストレーナをホルダの上端部近傍に設けることにより、前記ストレーナの最下端と燃料ポンプにおけるポンプ室の最上端との間の高低差をより大きく確保することができる。そのため、例えば、燃料を燃料タンクへと給油する際に、液面より高く飛散した燃料の飛沫等がストレーナに付着してしまうことを軽減することができ、前記燃料の付着に起因したポンプ室内の気体の排出を妨げることを防止できる。
さらにまた、排出通路をホルダに形成し、前記ホルダと燃料ポンプとの組み付け時に前記排出通路と排出孔とを接続して連通させるとよい。これにより、燃料ポンプをホルダに組み付けることで、同時に排出孔と排出通路との接続を行うことができるため、部品点数の削減によって構造の単純化を図ることができると共に組付工数の削減を図ることが可能となる。
またさらに、ストレーナの少なくとも一部を覆う遮蔽部を、ホルダに設けることで、例えば、燃料を燃料タンクへと給油する際に液面より高く飛散した飛沫等が、前記ストレーナに付着することを遮蔽部で好適に遮ることができるため、前記燃料の付着を効果的に軽減することができ、前記燃料の付着に起因したポンプ室内の気体の排出を妨げることを防止できる。また、遮蔽部をホルダに設けることにより、遮蔽手段を別部材で設ける必要がなく、部品点数の削減によって構造の単純化を図ることができると共に組付工数の削減を図ることができる。
また、ストレーナの少なくとも一部を覆う遮蔽部を、ベース部材に設けることで、ベース部材を上部に備える上付けタイプの燃料供給ユニットの場合に、ベース部材を効果的に利用して遮蔽部を形成することができるため、さらなる構造の単純化を図ることができると共に、組付工数の削減を図ることができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、燃料供給ユニットにおいて、燃料ポンプには燃料中で生じたベーパを排出する排出孔が形成されると共に、前記排出孔を通じた異物の進入を防止可能なメッシュ状に形成されたストレーナを備え、前記ストレーナの下端が、前記燃料ポンプのポンプ室の上端に対して重力作用方向において上方となるように配置することにより、例えば、燃料タンク内の燃料がなくなり、且つ、燃料ポンプのポンプ室内にも前記燃料がなくなった状態から前記燃料タンクへ燃料を給油した場合でも、前記ストレーナが燃料タンク内の前記燃料に浸るより先に、燃料ポンプのポンプ室が前記燃料で満たされることとなるため、前記ポンプ室に前記燃料が供給されていない状態と、前記ストレーナが前記燃料に浸る状態とが同時に発生することを防止できる。
その結果、ポンプ室内に燃料が残存していない状態で発生する燃料ポンプの空転を確実に防止することができ、前記燃料ポンプによる燃料の吸い込み不能を防いで、該燃料を確実に吸入することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る燃料供給ユニットが燃料タンクに装着された状態を示す全体構成図である。 本発明の第2の実施の形態に係る燃料供給ユニットのベース部材近傍を示す拡大構成図である。 本発明の第3の実施の形態に係る燃料供給ユニットのベース部材近傍を示す拡大構成図である。 本発明の第4の実施の形態に係る燃料供給ユニットが燃料タンクに装着された状態を示す全体構成図である。
本発明に係る燃料供給ユニットについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1において、参照符号10は、本発明の第1の実施の形態に係る燃料供給ユニットを示す。
この燃料供給ユニット10は、図1に示されるように、燃料タンク12の上壁(上面部)12aに固定されるベース部材14と、該ベース部材14に接続される有底筒状のホルダ16と、前記ホルダ16の内部に設けられる燃料ポンプ18と、前記ホルダ16に接続され前記燃料タンク12側からの異物等の進入を防止するストレーナ20とを含む。なお、この燃料供給ユニット10は、上部に開口部22を有した燃料タンク12に用いられる上付けタイプである。
ベース部材14は、燃料タンク12の上壁12aに開口した開口部22に装着され、前記開口部22を覆う円盤状の本体部24と、該本体部24に対して直立して前記開口部22に挿入される円筒状の筒部26とを有し、前記筒部26が前記燃料タンク12の外側から内部へと挿入されると共に、前記開口部22が本体部24で覆われた状態で該本体部24の外縁部が前記燃料タンク12の上壁12aに対して複数のボルト28で固定される。
また、ベース部材14には、燃料ポンプ18に対して電気的に接続され、図示しないコントローラから制御信号が入力される接続コネクタ30が設けられる。
ホルダ16は、有底筒状に形成され燃料タンク12内の燃料を吸入する吸入口32を有した吸入側ホルダ34と、前記吸入側ホルダ34の内部に装着され、ベース部材14の筒部26に対して接続される吐出側ホルダ36とを備える。なお、吐出側ホルダ36には、燃料ポンプ18によって吸入された燃料を外部へと吐出する吐出口(図示せず)が形成される。
この吸入側ホルダ34には、燃料ポンプ18のポンプ室38に連通したベーパ排出孔(排出孔)40と接続され、前記ベーパ排出孔40を通じて燃料中のベーパ(気泡)が排出されるベーパ排出通路(排出通路)42を有する。
ベーパ排出通路42は、その一端部が吸入側ホルダ34の下部に形成され、鉛直下方向(矢印A方向)に向かって延在する第1通路部44と、該第1通路部44の下端部に接続され該吸入側ホルダ34の軸線と直交した水平方向に延在する第2通路部46と、前記第2通路部46の端部に略直交するように接続され、吐出側ホルダ36の外周面に沿って上方(矢印B方向)へと延在する第3通路部48とからなる。
ベーパ排出通路42の第3通路部48は、その端部がベース部材14の近傍まで延在して上方(矢印B方向)に向かって開口し、その端部にメッシュ状に形成されたストレーナ20が装着されると共に、前記ストレーナ20及び第3通路部48の端部が、吐出側ホルダ36の上部に形成されたカバー部52の内部に収納される。
ストレーナ20は、例えば、網状の樹脂製材料から円柱状に形成され、燃料タンク12内の燃料に含まれる異物等を捕捉することで、該異物等がベーパ排出通路42を通じて燃料ポンプ18へと吸い込まれることを防止する。
また、ストレーナ20は、その下端20aが燃料ポンプ18におけるポンプ室38の上端38aに対して上方(矢印B方向)、すなわち、ベース部材14側となる位置に配置される。詳細には、ストレーナ20の下端20aが、重力作用方向(矢印A方向)である鉛直下方向においてポンプ室38の上端38aより上方(矢印B方向)となる位置に配置される。
カバー部52は、吐出側ホルダ36の外周面に対して半径外方向に突出し、且つ、下方に向かって開口した断面L字状に形成される。
このカバー部52は、ストレーナ20の上部に設けられる平坦部52aが、ベーパ排出通路42に対する前記ストレーナ20の脱落を防止する脱落防止部として機能し、前記平坦部52aの端部から下方(矢印A方向)に向かって延在する外壁部52bが、前記ストレーナ20に対して飛散した燃料の飛沫等が付着するのを防止する遮蔽部として機能する。
また、外壁部52bの高さは、ストレーナ20の全体を覆うように平坦部52aから下方(矢印A方向)に向かって所定高さで形成される。
燃料ポンプ18は、図示しないコントローラからの制御信号に基づいて回転駆動する電動モータ54と、前記電動モータ54の回転作用下に燃料を吸入・吐出するポンプ部56とを備え、前記ポンプ部56は、前記電動モータ54の駆動軸58に連結されるインペラ60と、前記インペラ60が回転することで燃料が吸入されるポンプ室38とからなる。
このポンプ室38は、吸入口32及び下方に向かって延在したベーパ排出孔40とそれぞれ連通し、ポンプ部56において発生したベーパが前記ポンプ室38からベーパ排出孔40へと排出され、該ベーパ排出孔40の下方で接続されたベーパ排出通路42を経て外部へと排出される。
そして、電動モータ54の駆動作用下に複数の羽根を有したインペラ60が回転することで、吸入口32から吸入された燃料がポンプ室38へと導入され、図示しない吐出口へと吐出される。
本発明の第1の実施の形態に係る燃料供給ユニット10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
先ず、燃料供給ユニット10の燃料ポンプ18において、図示しないコントローラからの制御信号が接続コネクタ30を通じて入力され、前記制御信号に基づいて電動モータ54が駆動することによって前記燃料ポンプ18のインペラ60が回転し、燃料タンク12内の燃料が吸入口32を通じてポンプ室38に吸入された後、吐出口(図示しない)へと吐出される。
また、燃料ポンプ18が回転駆動する際に発生したベーパは、ポンプ室38からベーパ排出孔40を通じてベーパ排出通路42へと排出され、第1〜第3通路部44、46、48へと順に移動した後、ストレーナ20を通過して燃料タンク12内へと排出される。
次に、上述した燃料供給ユニット10において、燃料タンク12内の燃料がなくなり、且つ、該燃料供給ユニット10のポンプ室38内にも前記燃料がなくなった状態(空状態)から前記燃料タンク12へ燃料を給油する場合について説明する。
先ず、燃料が燃料タンク12へと給油されると、前記燃料は燃料タンク12内においてその液面を上昇させながら底壁側から徐々に上方(矢印B方向)に向かって満たされていく。また、燃料は、吸入口32からポンプ室38へと流入し、該ポンプ室38に徐々に満たされていく。
この際、ストレーナ20の下端20aがポンプ室38の上端38aに対して重力作用方向において上方(矢印B方向)となるように配置されているため、前記ポンプ室38が燃料で完全に満たされた後に、該燃料が初めて前記ストレーナ20に触れることとなる。
換言すれば、ストレーナ20は、ポンプ室38が燃料で完全に満たされる前では、まだ前記燃料に浸っていないため該燃料が付着しておらずメッシュ状に形成された複数の孔部が前記燃料の表面張力によって塞がれていない状態にある。
そのため、燃料が徐々にポンプ室38へと流入し始めることで、該ポンプ室38に残存している気体(空気)がベーパ排出孔40及びベーパ排出通路42を通じてストレーナ20側へと移動し、該ストレーナ20を通過して燃料タンク12内へと排出される。
その結果、燃料が徐々にポンプ室38へと流入し始めるのと同時に、該ポンプ室38内の気体がベーパ排出通路42を通じて好適に排出されるため、前記ポンプ室38に燃料の満たされた状態で燃料ポンプ18を作動させることができ、該燃料ポンプ18によって前記燃料を確実に吸い込むことが可能となる。そして、燃料ポンプ18によって吸入された燃料が吐出口(図示せず)を通じて図示しない内燃機関の燃料噴射装置へと供給される。
以上のように、第1の実施の形態では、ベーパを排出するためのベーパ排出通路42の上端部にストレーナ20を設けると共に、該ストレーナ20の下端20aを燃料ポンプ18におけるポンプ室38の上端38aに対して重力作用方向において上方(矢印B方向)となるように配置することで、燃料タンク12及びポンプ室38内の燃料が完全になくなった状態から前記燃料タンク12へ燃料を給油した場合、前記燃料が前記ストレーナ20まで達する前に、前記燃料を前記ポンプ室38に対して完全に満たすことができる。そのため、ポンプ室38に燃料が供給されていない状態と、ストレーナ20が前記燃料に浸る状態とが同時に発生することがなく、前記ストレーナ20を通じてポンプ室38内に残存している気体を確実に外部へと排出することができる。
その結果、ポンプ室38内に燃料が残存していない状態で発生する燃料ポンプ18の空転を確実に防止することができ、前記燃料ポンプ18による燃料の吸い込み不能を防いで該燃料を確実に吸入することが可能となる。
また、ホルダ16を構成する吸入側ホルダ34にベーパ排出通路42を設けることで、前記ホルダ16に燃料ポンプ18を装着するだけで、前記燃料ポンプ18のベーパ排出孔40と前記ベーパ排出通路42とを簡便に接続することができるため、燃料供給ユニット10の組付性を向上させることが可能となる。
さらに、吸入側ホルダ34には、ストレーナ20の外側を覆うようにカバー部52が設けられ、その平坦部52aによって軸方向(矢印B方向)への変位が規制されているため、例えば、燃料供給ユニット10を搭載した車両の走行振動等によってストレーナ20とベーパ排出通路42との接続が外れて脱落してしまうことを確実に防止できる。
さらにまた、ベース部材14の近傍となる吸入側ホルダ34の上部にストレーナ20を配置することにより、前記ストレーナ20の下端20aと燃料ポンプ18におけるポンプ室38の上端38aとの間の高低差をより大きく確保することができる。そのため、例えば、燃料を燃料タンク12へと給油する際に、液面より高く飛散した燃料の飛沫等が、ストレーナ20に付着してしまうことを軽減することができ、前記燃料の付着に起因したポンプ室38内の気体の排出を妨げることが防止される。
またさらに、ベーパ排出通路42を、吸入側ホルダ34に形成し、該吸入側ホルダ34と燃料ポンプ18とを組み付けることで、前記ベーパ排出通路42と前記燃料ポンプ18のベーパ排出孔40とを同時に接続して連通させることができるため、燃料供給ユニット10における部品点数を削減して構造の簡素化を図ることができると共に、組付工数の削減を図ることが可能となる。
また、ストレーナ20の少なくとも一部を覆うカバー部52を、吐出側ホルダ36に設け、その外周側に前記カバー部52の外壁部52bを設けることで、例えば、燃料を燃料タンク12へと給油する際に液面より高く飛散した飛沫等が、前記ストレーナ20に付着することを前記外壁部52bによって好適に遮ることができる。また、カバー部52を吐出側ホルダ36に設けることにより、燃料の付着を防止するための遮蔽手段を別部材で設ける必要がなく、部品点数の削減によって構造の単純化を図ることができると共に、組付工数の削減を図ることが可能となる。
さらに、吸入側ホルダ34と吐出側ホルダ36とを組み付けるだけで、カバー部52の平坦部52aをストレーナ20の移動を阻止可能な位置に配置できるため、前記カバー部52とストレーナ20の位置決め等が不要であり、組付性の向上を図ることができる。
なお、上述した実施の形態においては、ベース部材14とホルダ16とが別体から構成される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、前記ベース部材14とホルダ16とを一体的に形成するようにしてもよい。
次に、第2の実施の形態に係る燃料供給ユニット100を図2に示す。なお、上述した第1実施の形態に係る燃料供給ユニット10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この第2の実施の形態に係る燃料供給ユニット100では、図2に示されるように、ストレーナ20を覆うカバー部102がベース部材104の下部に設けられている点で、第1の実施の形態に係る燃料供給ユニット10と相違している。
このベース部材104は、外周面に対して半径外方向に突出し、且つ、下方に向かって開口したカバー部102を備える。カバー部102は、吸入側ホルダ34のベーパ排出通路42の他端部に臨むように形成され、前記ベーパ排出通路42に装着されたストレーナ20の上方に臨む平坦部(脱落防止部)102aと、該平坦部102aの端部から下方(矢印A方向)に向かって延在する外壁部(遮蔽部)102bとを備える。
また、外壁部102bの高さは、ストレーナ20の全体を覆うように平坦部102aの端面から下方(矢印A方向)に向かって所定高さで形成される。
このように、第2の実施の形態では、ベース部材104の外周側に、ベーパ排出通路42の上端部に装着されたストレーナ20の上方及び外周側を覆うカバー部102を設けることで、前記ストレーナ20が前記ベーパ排出通路42から離脱する方向(上方)への変位が平坦部102aによって確実に規制される。その結果、ベース部材104に対してストレーナ20の装着されたホルダ16を組み付けることで、例えば、燃料供給ユニット100を搭載した車両の走行振動等によってストレーナ20とベーパ排出通路42との接続が外れて脱落してしまうことを簡便且つ確実に防止できる。
また、ストレーナ20の脱落防止部として機能する外壁部102bを含むカバー部102をベース部材104に形成することで、該ベース部材104を効果的に利用して脱落防止部を形成することができるため、燃料供給ユニット100における構造の簡素化と組付工数の削減を図ることができる。
さらに、ベース部材104の近傍にストレーナ20を配置することにより、該ストレーナ20の下端20aと燃料ポンプ18におけるポンプ室38の上端38aとの間の高低差をより大きく確保することができる。そのため、例えば、燃料を燃料タンク12へと給油する際に液面より高く飛散した燃料の飛沫等が、前記ストレーナ20に付着してしまうことを軽減することができ、それに伴って、前記燃料の付着に起因したポンプ室38内の気体の排出を妨げることが防止される。
次に、第3の実施の形態に係る燃料供給ユニット120を図3に示す。なお、上述した第1の実施の形態に係る燃料供給ユニット10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この第3の実施の形態に係る燃料供給ユニット120では、図3に示されるように、ホルダ122を構成する吸入側ホルダ34に装着されたストレーナ20に臨むように、吐出側ホルダ124の外周面から突出した押え部(脱落防止部)126を備える点で、第1の実施の形態に係る燃料供給ユニット10と相違している。
この吐出側ホルダ124の外周面には、吸入側ホルダ34のベーパ排出通路42側となる位置に半径外方向に突出した押え部126が形成され、前記押え部126は、前記ベーパ排出通路42に装着されたストレーナ20に臨むと共に、その上端部から所定間隔離間した平面状に形成される。また、押え部126は、例えば、ストレーナ20の略中央部まで覆うように形成される。
このように、第3の実施の形態では、ホルダ16を構成する吐出側ホルダ124の外周面に、ベーパ排出通路42の上端部に装着されたストレーナ20の上側を覆う押え部126を設けることで、前記ストレーナ20が前記ベーパ排出通路42から離脱する上方(矢印B方向)への変位が確実に規制される。その結果、ベース部材14に対してストレーナ20の装着されたホルダ122を組み付けることで、例えば、燃料供給ユニット120を搭載した車両の走行振動等によってストレーナ20とベーパ排出通路42との接続が外れて脱落してしまうことを簡便且つ確実に防止できる。
次に、第4の実施の形態に係る燃料供給ユニット130を図4に示す。なお、上述した第1〜3の実施の形態に係る燃料供給ユニット10、100、120と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この第4の実施の形態に係る燃料供給ユニット130は、底壁(下面部)134aに開口部132を有した燃料タンク134に用いられる下付けタイプであり、ベース部材136の筒部138が燃料ポンプ152を保持可能なホルダ139の一部として機能すると共に、前記ホルダ139の吐出側ホルダ140にストレーナ20を覆うカバー部142が設けられている点で、第1〜第3の実施の形態に係る燃料供給ユニット10、100、120と相違している。
このベース部材136は、燃料タンク134の底壁134aに開口した開口部132に装着され、前記開口部132を覆う円盤状の本体部144と、該本体部144に対して直立して前記開口部132に挿入される円筒状の筒部138とを有し、前記筒部138が前記燃料タンク134の外側から内部へと挿入されると共に、前記開口部132が本体部144で覆われた状態で該本体部144の外縁部が前記燃料タンク134の底壁134aに対して複数のボルト28で固定される。
筒部138の中央部には、燃料ポンプ152の収容される収容室146が形成され、該収容室146と隣接して燃料の吸入される吸入口148と、前記収容室146と略平行に延在するベーパ排出通路150とを有する。ベーパ排出通路150の開口した上端部には、ストレーナ20が装着される。
ホルダ139は、筒部138及び該筒部138に収容された燃料ポンプ152の上部を覆うように設けられ、外周側に設けられ下方に向かって開口したカバー部142がストレーナ20を覆うように形成される。このカバー部142は、ストレーナ20の上部に臨む平坦部(脱落防止部)142aと、前記平坦部142aの端部から下方(矢印A方向)に向かって延在した外壁部(遮蔽部)142bとを備える。そして、ストレーナ20は、その上部が平坦部142aによって覆われ、外周面が外壁部142bによって覆われている。
なお、吸入口148には、燃料ポンプ152の吸入接続部153に接続されるチューブ154に対してフィルタ156が接続され、前記吸入接続部153に吸入される燃料に含まれる異物等を捕捉する。
このように、第4の実施の形態では、ホルダ139の外周側に、ベーパ排出通路150の上端部に装着されたストレーナ20の上方及び外周側を覆うカバー部142を設けることで、その平坦部142aによって前記ストレーナ20が前記ベーパ排出通路150から離脱する方向(矢印B方向)への変位が確実に規制される。その結果、ストレーナ20の装着されたベース部材136に対してホルダ139を組み付けることで、例えば、燃料供給ユニット130を搭載した車両の走行振動等によってストレーナ20とベーパ排出通路150との接続が外れて脱落してしまうことを簡便且つ確実に防止することが可能となる。
また、吐出側ホルダ140の上端部近傍にストレーナ20を配置することにより、前記ストレーナ20の下端20aと燃料ポンプ152におけるポンプ室(図示せず)の上端との間の高低差をより大きく確保することができる。そのため、例えば、燃料を燃料タンク134へと給油する際に液面より高く飛散した燃料の飛沫等が、カバー部142を構成する外壁部142bによってストレーナ20に付着してしまうことを軽減することができる。
なお、上述した第1〜第4の実施の形態に係る燃料供給ユニット10、100、120、130は、いずれも燃料ポンプ18、152の軸線方向(矢印A、B方向)が重力作用方向(鉛直下方向)と一致する場合について説明したが、例えば、前記燃料ポンプ18、152の軸線方向が前記重力作用方向に対して傾斜して配置される場合でも、前記重力作用方向におけるストレーナ20の下端20aが、ポンプ室38の上端38aに対して上方となるように配置されていれば、特にその配置方向には関係ない。
また、ストレーナ20の脱落防止部として機能するカバー部52、102、142は、前記ストレーナ20が脱落方向(矢印B方向)へ移動した際に係止可能な凸部を有していれば、特にその形状に限定されるものではない。
さらに、本発明に係る燃料供給ユニットは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10、110、120、130…燃料供給ユニット
12、134…燃料タンク 14、104、136…ベース部材
16、122、139…ホルダ 18、152…燃料ポンプ
20…ストレーナ 26、138…筒部
32、148…吸入口 34…吸入側ホルダ
36、124、140…吐出側ホルダ 38…ポンプ室
40…ベーパ排出孔 42、150…ベーパ排出通路
52、102、142…カバー部 56…ポンプ部
126…押え部

Claims (5)

  1. 燃料タンクの開口部に装着され閉塞するベース部材と、該ベース部材に接続されるホルダに保持され、燃料を吸入・吐出する燃料ポンプと、前記燃料ポンプに形成され前記燃料中で生じたベーパを排出する排出孔と、メッシュ状に形成され前記排出孔を通じた異物の進入を防止するストレーナとを有する燃料供給ユニットにおいて、
    前記ストレーナと前記排出孔とが排出通路によって連通し、重力作用方向において、前記ストレーナの下端が前記燃料の吸入される前記燃料ポンプのポンプ室の上端に対して上方に配置され
    前記ホルダは、前記燃料を吸入する吸入口を有した吸入側ホルダと、前記燃料を吐出する吐出口を有し前記吸入側ホルダに接続される吐出側ホルダと、前記ストレーナの少なくとも一部を覆う遮蔽部とを備え、
    前記遮蔽部は、前記吐出側ホルダの外周面に対して半径外方向に突出する上面部と、前記上面部から下方に向かって延在する外壁部と、前記遮蔽部の下方に開口した開口部とを有し、
    前記吸入側ホルダと前記吐出側ホルダとを接続した際に、前記開口部から前記遮蔽部の内部へと前記ストレーナが挿入され配置されることを特徴とする燃料供給ユニット。
  2. 請求項1記載の燃料供給ユニットにおいて、
    前記開口部が、前記燃料タンクの上面部に設けられると共に、前記ストレーナが前記ベース部材近傍に設けられることを特徴とする燃料供給ユニット。
  3. 請求項1記載の燃料供給ユニットにおいて、
    前記開口部が、前記燃料タンクの下面部に設けられると共に、前記ストレーナが前記ホルダの上端部近傍に設けられることを特徴とする燃料供給ユニット。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料供給ユニットにおいて、
    前記排出通路を、前記ホルダに形成すると共に、前記ホルダと前記燃料ポンプとの組み付け時に前記排出通路と前記排出孔とが接続され連通することを特徴とする燃料供給ユニット。
  5. 請求項記載の燃料供給ユニットにおいて、
    前記ストレーナの少なくとも一部を覆う遮蔽部を、前記ベース部材に設けることを特徴とする燃料供給ユニット。
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