JP5855107B2 - 改善された光沢及び耐擦性を有する、耐候性の染色された成形体 - Google Patents

改善された光沢及び耐擦性を有する、耐候性の染色された成形体 Download PDF

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Description

本発明の対象は、改善された光沢及び成形体の表面への機械的影響に対する抵抗性、殊に改善された耐擦性及び耐引掻性を有する、ポリ(アルキル)(メタ)アクリレートから成る耐候性の染色された成形体並びに該成形体を製造するための成形材料である。
透明なプラスチックコンポーネントは、数多くの用途において見出される:例えば、家庭用器具のパネルとして、自動車両における計器用カバーとして、又はディスプレイとして用いられる。
ポリメチルメタクリレート(PMMA)成形材料の高い光透過性及び固有色がないことは、装飾カバー(例えば自動車内装及び外装におけるさまざまのパネル)のために用いられる幅広い領域にわたるさまざまの着色の実現を可能にする。さらに、着色されたPMMA成形材料の使用によって、最高品質等級の表面(いわゆるクラスA表面)が実現可能であり、このことは最終用途にとって重要である。
PMMAから製造された部材の表面は、装飾カバーとしてのそれらの最終用途にとって決定的に重要である高い硬度を有する。熱可塑性成形材料のなかでもまさにPMMAが、鉛筆硬度試験により測定して最も高い表面硬度及び耐引掻性を有することが一般的に知られている。それにも関わらず、特に高い要求が表面に課されるいくつかの用途において、殊に装飾部材及び注意を喚起する部材の場合は、PMMA成形体の場合ですら、さまざまの摩耗現象から保護されなければならない。このために、しばしばコーティングが備え付けられる。
プラスチック成形体がワイパー痕及び掻き傷を起こしやすいことは一般的な問題であり、なぜなら、その該当する物品が非常に早く見かけを損なうからである。それゆえ、プラスチックに耐引掻性層を設けるために、数多くの方法が開発されてきた。コーティング材料として、有利には硬化性プラスチック樹脂が使用される。例えば、ジアルデヒドとのポリエステルのコーティング(例えばUS3484157)、ポリウレタンを有するコーティング(例えばDE2611782)、アルキルチタネートを有するコーティング(例えばUS3700487)、非常に多岐にわたった変形体におけるメラミン又はメラミンポリオール(例えばGB1308697、US3862261)を有するコーティングが挙げられている。さらに、非常に多岐にわたった種類のアクリル樹脂(例えばDE2317874)、非常に多岐にわたった組合せ物及び変態におけるフッ素化炭化水素(NL6608316、DE1963278、DE2454076)、架橋したポリアルキレンイミン化合物(US3766299)及びケイ素化合物、殊にシリコーン樹脂(例えばBE821403、US3451838、US3707397)がコーティングのために引き合いに出されていた。EP180129は、アクリレートポリマー若しくはメタクリレートポリマー、有機ケイ素ポリマー又はメラミン樹脂から成る、耐引掻作用及び反射防止作用を有するプラスチックのコーティングの製造法を記載する。
非常に多岐にわたったゾル−ゲル系も記載され、これらは、なかでもプラズマ法を利用して用いられることができる。これらの系は、変性されたシランとアルコキシドから加水分解プロセス及び縮合プロセスによって頻繁に製造される。これらの系の反応性に基づき、塗料混合物の貯蔵安定性はたいてい非常に短い。さらに、放射線硬化性コーティング剤もプラスチック基材のコーティングのために用いられる。そのため、US6,240,451には、光学基材、例えばポリカーボネートといったさまざまなプラスチック基材から成る例えばレンズをコーティングするための放射線硬化性コーティング剤が記載される。コーティング剤は、単官能アクリレートのほかにウレタンアクリレート及びコロイド状金属酸化物、殊にSiO2粒子を含有する。
前で記載した方法全てに共通していることは、それらが付加的かつ煩雑な作業工程、すなわち、塗料系/コーティング剤の施与及び硬化を必要とすることである。
それゆえ、熱可塑性エラストマー、殊にポリウレタン(TPU)、ポリアミド(PEBA)、コポリエステル(COPE)及びスチレノール(S−TPE)の耐引掻性を特に改善するために、Evonik Goldschmidt GmbH社よりEP1640418の中で、添加剤として有機変性シロキサンが提案されていた。これらのシロキサンは、添加剤として成形材料に直接添加される。それらは、成形材料から製造された成形部材の表面上に一種の潤滑剤膜を形成する。表面の損傷はこれによって防止され、その結果、成形部材上で作用する物体は表面全体にわたって滑動し得る。それゆえ、成形体は、耐引掻性塗料で付加的にコーティングされる必要はないものとされる。
EP1640418のより詳細な観察により、そこで使用されるプラスチックが−PMMAと比較して−非常に軟質のプラスチックであることがわかる。これらは弾性表面を有し、それゆえ、鋭くとがった又は先細った物体による機械的影響を本来そもそもあまり受けない。したがって、耐引掻性仕上げに関して、かかる弾性ポリマーには、例えばPMMA成形部材の非常に硬い表面とは全く異なる要求が課される。有機変性シロキサンがPMMA成形部材の表面の耐擦性も改善することができるという教示は、EP1640418にない。これは、EP1640418から導き出すこともできず、なぜなら、言及した通り、そこでは完全に異なるポリマーが使用されるからである。
DE10059454でも同様に、シロキサン単位を有する添加剤が提案され、該添加剤は、さまざまのポリマーからの成形部材の表面の耐引掻性を改善することを意図している。これらは、酸無水物でグラフトされたポリオレフィンとヒドロキシ官能性オルガノポリシロキサンとの反応によって得られるポリエステル−ポリシロキサン変性ポリオレフィンである。これらのポリエステル−ポリシロキサンコポリマーは、添加剤としてポリマーマトリックス中に加えられる。しかしながら、この方法の欠点は、ポリエステル−ポリシロキサンコポリマーの煩雑な製造である。
先行技術において提案されたさまざまの添加剤が成形材料の色の出現に効果をもたらすことに関しては、先行技術に説明がない。
したがって、依然として、新規のポリ(アルキル)(メタクリレート)成形材料、若しくは、成形部材、殊に着色された、特には黒色に着色された、高い色輝度、高い光沢並びに成形部材の表面への機械的影響に対する非常に良好な抵抗性、殊に耐擦性及び耐引掻性を有する成形部材を、コーティングによる表面保護なしに作り上げることを可能にするポリ(アルキル)(メタクリレート)成形材料用の添加剤の需要が存在する。
前に記載した先行技術から出発して、それゆえに、本発明の課題は、先行技術の成形体若しくは成形材料の欠点を有さないか又は僅かにしか有さない、耐擦性に仕上げられたプラスチック成形体若しくはそれらを製造するための成形材料を提供することであった。
1つの特別な課題は、付加的な耐引掻性のコーティング又はフィルムなしに、機械的影響、殊にワイピングに対する良好な抵抗性を示すプラスチック成形体を提供することであった。
同様に本発明の課題は、高い色輝度及び高い光沢並びに高い表面品質を有するプラスチック成形体若しくはそれらを製造するための成形材料を提供することであった。例えば黒色又は褐色のように、殊に色合いが暗い場合、グレーイングは識別されないことになる。
明示的には挙げていない更なる課題は、下記の説明、実施例及び特許請求の範囲の全体のつながりから明らかである。
今や意想外にも、特定構造の有機変性ポリシロキサン若しくはポリシロキサンブロック及びポリエステルブロックを有するポリシロキサン(ブロックコポリマー)の使用によって、ポリ(アルキル)(メタ)アクリレートから製造された成形体の表面の耐擦性が明らかに改善され得ることが見出された。そのうえ、これらの特定のポリシロキサン若しくはポリシロキサン(ブロックコポリマー)によって、暗色に、殊に黒色に着色された、グレーイングを有さない成形材料及び成形部材が得られることがわかった。
本発明による成形材料を用いて、高い表面品質及び色輝度を有する着色されたプラスチック成形部材を製造することができ、該成形部材は、付加的な耐引掻性のコーティング若しくはフィルムなしに、ワイピング、ラビング及びスクラッチングに対する非常に良好な耐久性を有する。
したがって、先行技術と比較して、処理工程並びに成形体の材料費及び製造費を節減することができる。
本発明により、耐擦性の黒色の、グレーイングのない、ポリ(アルキル)(メタ)アクリレートからの成形体を得て、それにより該成形体の非常に優れた耐候安定性の利用を可能にすることに成功する。したがって、本発明による成形体は、屋内領域でも屋外領域でも用いられることができる。
本発明者は、機械的影響、殊にワイピング及びスクラッチングに対するポリ(アルキル)(メタ)アクリレートからの成形体の表面の抵抗性を、特定の有機変性されたポリシロキサン及び/又はポリシロキサン(ブロックコポリマー)の使用によって改善することが原則的に可能であることを見つけ出した。しかしながら、ここで、ポリマー表面の耐引掻性を改善するために市場で提供されている多数のポリシロキサン添加剤が、黒色の成形部材の場合にグレーイングを生じさせるか、又は十分な耐擦性を達成できないことがわかった。これに関する具体的な説明は比較例に見出すことができる。軟質ポリマーにおいて耐引掻性の改善のために用いられることができる添加剤を硬質ポリマーに単純に転用することはできないという上の先行技術の箇所で説明した内容が正しいと確認された。
広範な試験の結果として、式(I)
Figure 0005855107
[式中、R、R1、R2、n、m及びpは、以下で定義した通りである]の化合物が、そこから上記の課題を際立って解決するポリ(アルキル)(メタ)アクリレート成形材料及び成形体を製造するのに適していることが判明した。ポリ(アルキル)(メタ)アクリレート成形体の表面品質は添加剤によって影響を及ぼされないか若しくは非常に僅かしかマイナスに影響を及ぼされないため、本発明による成形体は優れた表面品質を有する。
それゆえ、本発明の対象は、ポリ(アルキル)(メタ)アクリレート−マトリックス材料及び式(I)の少なくとも1種の化合物を含有する成形材料である。
本発明の対象はまた、成形体を製造するための本発明による成形材料の使用である。
したがって、本発明の対象はまた、ポリ(アルキル)(メタ)アクリレート−マトリックス及び下記に定義したような式(I)の化合物を有するプラスチックを包含する成形体である。
最後に、本発明の対象は、自動車両、大衆消費電子製品又は家庭用器具における装飾パネル又は機能性の取り付け部材としての本発明による成形体の使用である。
本発明の対象は、以下で詳細に説明する。
本発明の枠内で、成形体と成形部材との用語は同義的に使用される。"(メタ)アクリレート"は、メタクリレートともアクリレートとも解される。
本発明による成形材料は、
a)ポリ(アルキル)(メタ)アクリレート−マトリックス材料
b)式(I)
Figure 0005855107
[式中、
Rは、互いに無関係に、1〜11個、有利には1〜4個の炭素原子を有するアルキル基であり、
1は、互いに無関係に、R、又はポリエステル基であり、
2は、互いに無関係に、R、ポリエステル基、又は12〜36個の炭素原子、好ましくは20〜30個の炭素原子、有利には24〜30個の炭素原子を有する炭化水素基であり、
n、m及びpは、互いに無関係に、0〜58であり、
ただし、
N=n+m+p+2は、15〜75、好ましくは20〜50であり、
並びに
全てのR2がRである場合、全てのR1はRではなく、また全てのR1がRである場合、少なくとも1つのR2はRではなく、
並びに/又は
m及びpが0である場合、全てのR1はRではなく、また全てのR1がRである場合、m又はp、好ましくはmは、0ではない]の少なくとも1種の化合物
を包含する。
式中で使用される添え字は、統計的平均値(数平均)とみなされる。
好ましくは、p=0である式(I)の化合物が存在する。
基R1及び/又はR2がポリエステル基である場合、これらは、好ましくは3〜30個、有利には8〜25個、特に有利には15〜25個のエステル単位から構成されている。出発アルコールとして、ポリエステル基は、第一級不飽和アルコールから誘導されるアルコール基を有してよい(製造法を参照されたい)。ポリエステル基は、好ましくは、式(II):
−Rq−(RrzH (II)
[式中
q=−(CH2x−O−、
r=C(O)−(CH2y−O−、
x=2〜10、好ましくは3〜7、殊に6、かつ
y=2〜10、好ましくは3〜8、有利には4又は5、
z=3〜30、有利には8〜25、特に有利には15〜25]に従った構造を有する。
記号"q"及び"r"は、基を他の"R"基と区別するために単に用いられ、何らかの数値で表される添え字ではない。
ポリエステル基は、同じ若しくは異なる出発分子から構成されていてよい。好ましくは、ポリエステル基は、同じ出発分子から構成されている。有利なポリエステル基は、好ましくは開環によって進む、ラクトンのポリ(エステル化)によって得られるものである。特に有利には、ポリエステル基は、カプロラクトン又はバレロラクトン、殊にε−カプロラクトン、3,5,5−トリメチルカプロラクトン又はδ−カプロラクトン及び特に有利にはε−カプロラクトンのポリ(エステル化)によって得られるものである。R1及び/又はR2がポリエステル基である式(I)の有利な化合物は、ポリエステル基が3〜30個、有利には8〜25個、特に有利には15〜25個のε−カプロラクトン単位から構成されているものである。好ましくは、基R1は同じポリエステル基である。
基R1のほかに1つ以上の基R2もポリエステル基である場合、好ましい可能性がある。式(I)の化合物中、R1も1つ以上のR2もポリエステル基である場合、これらのポリエステル基は、好ましくは同じである(同じ数の出発分子単位を有する)。
1が全てRである(ここで、Rは、好ましくはメチル基である)場合、R2は、有利には、12〜36個の炭素原子、好ましくは20〜30個の炭素原子、有利には24〜30個の炭素原子を有する炭化水素基であり、それから、Nは、有利には30以上、好ましくは40〜50である。pは、上述の場合、好ましくは0であり、かつmは、有利には30〜48である。
基R1及び/又はR2の1つ以上がポリエステル基である場合、Nは、有利には10〜45、有利には20〜30、特に有利には20〜30未満である。基R2がポリエステル基である場合、pは、好ましくは0であり、かつmは1〜10、有利には2〜5の値を有する。
式(I)の使用される化合物は、好ましくは、基R2がもっぱらポリエステル基であるか又はもっぱら12〜36個の炭素原子を有する炭化水素基である化合物である。
存在する基R2がもっぱら炭化水素基である式(I)の有利な化合物は、R1=R=メチル、N=40〜50、殊に40又は50であり、かつ基R2が30個の炭素原子を有するアルキル基又は24〜28個の炭素原子を有するアルキル基の混合物である化合物である。
存在する基R1及び/又はR2がもっぱらポリエステル基である式(I)の有利な化合物は、R=メチル及びN=20〜45であり、かつポリエステル基が15〜25個のエステル単位を有する化合物である。
式(I)の特に有利な化合物(p=0、Rq=ヘキサノール基及びR=メチル)は、以下の第1表から読み取ることができる。
Figure 0005855107
式(I)の適した化合物は、例えば、Evonik Goldschmidt GmbHより得られるTEGOMER(R)H−Si 6440 P及びTEGOPREN 6846である。
式(I)の化合物は、相応する水素シロキサンと不飽和炭化水素若しくは飽和アルコールとの反応及び引き続く(ポリ)エステル化によってか、又は不飽和ポリエステルと水素シロキサンとの直接反応によって得られることができる。反応は、EP1640418に記載されるようにヒドロシリル化によって若しくは脱水素的ヒドロシリル化によって行われることができる。ポリエステル基を有するポリシロキサンの製造は、例えばEP0208734から読み取ることができる。単なる重複記載を避けるために、この特許文献の内容を参照によりはっきりと本発明の記載内容に一緒に組み込む。
本発明による成形材料は、有利には更なる添加剤、例えば着色剤、顔料及び/又は有機染料、光安定剤、UV安定剤、UV吸収剤、IR吸収剤、抗菌作用物質、難燃剤、熱安定剤、酸化防止剤、架橋性ポリマー、有機若しくは無機タイプの繊維強化剤を含有する。有利には、本発明による成形材料若しくは成形体中には、10質量%以下、特に有利には5質量%以下、殊に2質量%以下の助剤及び充填剤が含まれている。
特に有利には、本発明による成形材料及び成形体は、暗い色合い、殊に青色、緑色、褐色又は黒色で着色されている。
特に有利な1つの実施形態においては、本発明による成形材料若しくは成形体は、耐衝撃性改良剤を、殊に、そのつど成形材料若しくは成形体の全質量を基準として、0.1〜15質量%、有利には0.5〜10質量%、極めて有利には1〜6質量%の割合で含有する。市販の全ての耐衝撃性改良剤、殊に10〜300nmの平均粒径(例えば超遠心法で測定)を有するエラストマー粒子が使用可能である。有利には、エラストマー粒子は、軟質エラストマー相と該相に結合した少なくとも1つの硬質相とを持つコアを有する。
本発明により成分a)として使用されるポリ(アルキル)(メタ)アクリレート−マトリックス材料は、有利にはメチルメタクリレートのホモポリマー又はコポリマーである。さまざまのポリ(アルキル)(メタ)アクリレートと他のポリマーとからの混合物並びにブレンドも同様に包含されている。少なくとも1種のポリ(アルキル)(メタ)アクリレートと更なるコモノマーとからのコポリマーも本発明の対象である。本発明による成分a)は熱可塑性エラストマーではない。
ここで、"アルキル"とは、分枝状若しくは非分枝状、環状若しくは線状の、炭素原子1〜20個、有利には1〜8個、特に有利には1〜4個を有するアルキル基と解され、該基は、官能基で置換されていてよいか又はヘテロ原子、例えばO、S又はNを有していてよい。有利なのは、メチル基、エチル基、ブチル基又はシクロヘキシル基である。
第一の有利な実施形態においては、成分a)は、コポリマー(I)及び(コ)ポリマー(II)を包含する混合物である。この混合物及びコポリマーは、以下で詳細に説明する。
混合物のコポリマー(I)は、80〜100質量%、有利には90〜100質量%、殊に99〜100質量%が、メチルメタクリレート、スチレン及び無水マレイン酸から、そして場合により0〜20質量%、有利には0〜10質量%、殊に0〜1質量%が、ラジカル重合可能な更なるコモノマー、有利にはα−メチルスチレン又はC1〜C4−アルキル(メタ)アクリレート、殊にメチルアクリレート、エチルアクリレート又はブチルアクリレート、殊にn−ブチルアクリレートから重合されている。特に有利には、コポリマー(I)は、もっぱらメチルメタクリレート、スチレン及び無水マレイン酸のラジカル重合可能な単位から成る。
特に有利な量割合であると判明したのは:
・ 65〜85質量%、有利には70〜80質量%のメチルメタクリレート、
・ 10〜20質量%、有利には12〜18質量%のスチレン及び
・ 5〜15質量%、有利には8〜12質量%の無水マレイン酸
であり、ここで、本発明に包含されているのは、計100質量%となるこれら3種のモノマーの組合せ物のみである。上記の量データからは、理論上では、100質量%を上回るか又は下回る3種の組合せ物も作製されることが可能であるが、しかしながら、これらは本発明を構成するものではない。本発明による組合せ物は、当業者により上記の量範囲の枠内で容易に調べられることができる。
コポリマー(I)は、クロロホルムへの25℃での溶液粘度(ISO 1628−第6部)が55ml/g以下、有利には50ml/g以下、殊に40〜55ml/g、特に有利には43〜50ml/gである。
コポリマー(I)は、有利には、50000〜250000g/モルの範囲、特に有利には70000〜120000g/モルの範囲の分子量Mw(重量平均)(校正標準としてポリメチルメタクリレートに基づくゲル浸透クロマトグラフィーによるMwの測定)を有する。
混合物の(コ)ポリマーは、メチルメタクリレート単位80〜100質量%、有利には90〜99.5質量%と、0〜20質量%、有利には0.5〜10質量%のメチルメタクリレートとラジカル共重合可能な更なるモノマー、有利にはC1〜C4−アルキル(メタ)アクリレート、殊にメチルアクリレート、エチルアクリレート又はブチルアクリレート、殊にn−ブチルアクリレートとから重合されている。
特に有利な1つの実施形態においては、(コ)ポリマー(II)は、95〜99.5質量%のメチルメタクリレート単位と、0.5〜5質量%、有利には1〜4質量%のメチルメタクリレートとラジカル共重合可能な上述のモノマー、殊にメチルアクリレートとから成る。
(コ)ポリマー(II)は、クロロホルムへの25℃での溶液粘度(ISO 1628−第6部)が50〜55ml/g、有利には52〜54ml/gである。
(コ)ポリマー(II)は、有利には、80000〜200000g/モル、有利には90000〜200000g/モル、特に有利には100000〜150000g/モルの分子量Mw(重量平均)を有する。分子量Mwの測定は、コポリマー(I)で記載したのと同じように行われる。
(コ)ポリマー(II)は、有利には、少なくとも107℃、有利には108〜114℃のビカット温度VET(ISO 306−B50)及び/又は2.5cm以上/10分の範囲のメルトインデックスMVR(ISO 1133、230℃/3.8kg)を有することができる。
有利には、コポリマー(I)及び(コ)ポリマー(II)は、そのつど質量部を基準として、95:5〜5:95、有利には20:80〜80:20、殊に20:60〜80:40のコポリマー(I)対(コ)ポリマー(II)の比にある。
上記の混合物並びに個々のポリマー及びポリマー混合物の製造に関しての詳細は、WO2005/108486から読み取ることができる。重複記載を避けるために、この出願の対象を参照によりはっきりと本願明細書中に一緒に取り込む。
第二の有利な実施形態においては、マトリックス材料a)は、以下の成分を含有するポリマー混合物である:
A)クロロホルムへの25℃での溶液粘度(ISO 1628−第6部)が55ml/g以下であることによって特徴付けられる低分子量(メタ)アクリレート(コ)ポリマー。成分A)は、有利には、第一の有利な実施形態に記載したコポリマー(I)に相当する
及び/又は
B)クロロホルムへの25℃での溶液粘度(ISO 1628−第6部)が65ml/g以上であることによって特徴付けられる比較的高い分子量の(メタ)アクリレート(コ)ポリマー
及び/又は
C)クロロホルムへの25℃での溶液粘度(ISO 1628−第6部)が50〜55ml/gであることによって特徴付けられる、A)とは異なる更なる(メタ)アクリレート(コ)ポリマーを含有するポリマー混合物であり、
ここで、成分A)、B)及び/又はC)は、それぞれそれ自体、個々のポリマーでもポリマーの混合物でもあってよく、ここで、成分A)、B)及び/又はC)は足して100質量%になる。
成分B)は任意成分であり、該成分は、単独で又は成分C)と一緒に存在していてよい。成分B)は、モノマー組成について成分A)と同じである。製造は実質的に同じように行うことができるが、ただし、比較的高い分子量のポリマーひいてはクロロホルムへの比較的高い溶液粘度が得られるように選択するという点では異なる。これは、例えば、用いられる分子量調節剤の量を減らすことによって行うことができる。
成分B)は、クロロホルムへの25℃での溶液粘度(ISO 1628−第6部)が65ml/g以上、68〜75ml/gであることによって特徴付けられる比較的高い分子量の(メタ)アクリレート(コ)ポリマーである。
これは、100000〜300000g/モルの範囲、特に有利には120000〜180000g/モルの範囲の分子量Mw(重量平均)(測定法は上記を参照されたい)に相当し得る。
成分C)は任意成分であり、該成分は、単独で又は成分B)と一緒に用いられることができる。成分C)は、有利には、上で第一の有利な実施形態に記載された(コ)ポリマー(II)に相当する。
成分A)〜C)は、特に有利には以下の量比で存在し、これらは足して100質量%になる。
成分A):50〜90質量%、有利には60〜88質量%
成分B):及び/又はC):10〜50質量%、有利には12〜40質量%
第二の有利な実施形態のとりわけ有利な変更態様においては、ポリマーマトリックスは、付加的に耐衝撃性改良剤D)を含有する。この場合、成分A)〜D)は以下の量比で存在し、これらは足して100質量%になる。
成分A):25〜75質量%、有利には40〜60質量%、殊に45〜57質量%、
成分B)及び/又はC):10〜50質量%、有利には12〜44質量%、
成分D):7〜60質量%、有利には7〜20質量%
上記のポリマー混合物、個々の成分、並びに個々の成分及びポリマー混合物の製造に関しての更なる詳細は、EP1673409及びEP1844102から読み取ることができる。重複記載を避けるために、この出願の対象を参照によりはっきりと本願明細書中に一緒に取り込む。
第三の特に有利な実施形態においては、本発明により成分a)として、
有利な実施形態2で記載したような、クロロホルムへの25℃での溶液粘度(ISO 1628−第6部)が50〜55ml/gであることによって特徴付けられる比較的高い分子量の(メタ)アクリレート(コ)ポリマー、

スチレン/無水マレイン酸コポリマー、特に有利にはXiran(R)系列からのコポリマー
から成るブレンドが使用されることができる。
本発明による成形材料は、有利には0.1〜10質量%、特に有利には0.3〜5質量%の、極めて有利には0.5〜4.0質量%の範囲の、とりわけ有利には1〜3質量%の範囲のポリシロキサン成分b)を含有する。
本発明による成分b)の導入は、当業者に公知の全ての方法に従って行われることができる。例えば、マトリックス−ポリマーは、ポリシロキサン成分b)及び他の可能な成分、例えば顔料、充填剤及び他の添加剤、例えば酸化防止剤又は帯電防止剤と予混合される。予混合のために、混合ユニット、例えばヘンシェルミキサー又はタンブルミキサーが用いられる。
本発明による化合物は、引き続き、有利には剪断力を作用させながら、例えば押出機での混和によりポリマー中に埋め込まれる。代替的に、混和は混練機中で又は反応器中で溶融させて行うことも考えられる。
本発明による成形材料から、当業者に公知の全ての方法に従って本発明による成形体を製造することができる。
有利な方法は、射出成形、熱成形又は押出成形であり、ここで、特に有利なのは、射出成形法のさまざまの実施形態である。
本発明による成形体は、完全に本発明による成形材料から製造することができ、これが有利である。
しかしながら、例えば、共押出、多成分射出成形等によって製造された多成分コンポーネントであってもよく、この場合、本発明による成形材料からは、成形体の1つ以上の層/部分のみが製造される。この場合、成形体全体における本発明による成形材料の割合は、有利には0.1〜99.9質量%、特に有利には10〜30質量%である。
本発明による成形体は、なかでも、それが最高品質の表面を有し、そしてポリメチルメタクリレートにより、かつ上記添加剤の添加により表面品質の損傷若しくは損失から守られることができることによって際立っている。
本発明による成形部材の特別な利点は、表面が耐引掻性かつ耐擦性であるという点に見出されるが、それにも関わらず、このことは、本発明により製造された成形部材が完全に若しくは部分的にフィルム又は塗料でコーティングされることを排除しない。
本発明による成形部材は、自動車両、大衆消費電子製品又は家庭用器具における装飾パネル又は機能性の取り付け部材として使用されることができる。
測定法:
成形材料の試験は次の通りに行った:
Mini−Vicat Mini−Vicat装置でのビカット軟化温度の測定。試験規格DIN ISO 306
MVR 溶融粘度の測定は試験規格ISO 1133に従って行った。
Crockmaster 670 クロッキングクロス及び9Nの加荷重及び直径1.5cm(1,5cm Durchmesser eben)を有する可動式シリンダーによるEN ISO X12若しくはBS 1006 X12に従って測定、100回若しくは250回の動作後の、前方/後方に毎分100回の動作後の引掻傷の判定。製造元:James H.Heal/UK
Multifingertest Taber 710装置、BN108−13若しくはGMN 3943に従って測定、2N、5N、10N、12N及び15Nのさまざまの加荷重にてピンチップが視覚的に観察可能な掻き傷を生じさせるか否かを測定する。その際、引掻されるべき面全体に5つのピンチップが毎分7.5メートルで動作し、本発明に基づく表面は、本発明により処理されなかった表面より掻き傷が少ないか又は深い掻き傷が少ない。製造元:Elcometer
光沢 DIN 5036に従って測定
以下の実施例は、本発明をより詳しく説明するために、若しくはより理解し易くするために用いるが、しかし、本発明を制限するものでは決してない。
実施例:
概要
成形材料−コンパウンドの製造を、ZSK30マシン(Werner&Pfleiderer社)により行った。引き続き、該コンパウンドをDEMAG射出成形機で200×100×3mmのシートに加工した。
実施例1
タンブルミキサーで、黒色に着色されたEvonik Roehm GmbH社のPLEXIGLAS(R)8N 9.7kgを、Evonik Goldschmidt GmbHのTEGOMER(R)H−Si 6440P 0.3kgと混合し、そして概要において説明したようにコンパウンドへと押出した。
実施例2
タンブルミキサーで、黒色に着色されたWO2005/108486の実施例Aに従った成形材料9.7kgを、TEGOMER(R)H−Si 6440P 0.3kgと混合し、そして概要において説明したようにコンパウンドへと押出した。
実施例3
タンブルミキサーで、黒色に着色されたWO2005/108486の実施例Bに従った成形材料9.7kgを、TEGOMER(R)H−Si 6846P 0.2kgと混合し、そして概要において説明したようにコンパウンドへと押出した。
比較例1
実施例1と同じように行ったが、しかし、TEGOMER H−Si 6440Pは添加しなかった。
比較例2
実施例2と同じように行ったが、しかし、TEGOMER H−Si 6440Pは添加しなかった。
Figure 0005855107
実施例を手がかりにして、ここに記載した発明によって達成される改善が認められる:
・ 3質量%のTEGOMER(R)H−Si 6440Pの組み込みによって、機械的負荷による射出成形品の表面の損傷が減少する。
・ 3質量%のTEGOMER(R)H−Si 6440Pの組み込みによって、射出成形品の表面の光沢が改善される。
比較例3
実施例1に従った成形材料を製造し、その際、しかしながら、それぞれ第3表に挙げたポリシロキサン添加剤2質量%を添加した。表3はまた、比較のために添加剤なしの試料も含んでいる。
Figure 0005855107
第3表は、本発明による添加剤のみが、グレーイングやヘーズなしに光沢のある黒の色合いを可能にし、そして市販のポリシロキサン−耐引掻性添加剤が部分的に明らかにより悪い結果をもたらすことを示している。

Claims (14)

  1. a)コポリマー(I)及び(コ)ポリマー(II)を包含する混合物であるポリ(アルキル)(メタ)アクリレート−マトリックス材料であって、
    ここで、該混合物のコポリマー(I)は、80〜100質量%、有利には90〜100質量%、殊に99〜100質量%が、メチルメタクリレート、スチレン及び無水マレイン酸から、そして場合により0〜20質量%、有利には0〜10質量%、殊に0〜1質量%が、ラジカル重合可能な更なるコモノマー、有利にはα−メチルスチレン又はC 1 〜C 4 −アルキル(メタ)アクリレート、殊にメチルアクリレート、エチルアクリレート又はブチルアクリレート、殊にn−ブチルアクリレートから重合されており、
    かつ
    (コ)ポリマー(II)は、80〜100質量%、有利には90〜99.5質量%のメチルメタクリレート単位と、0〜20質量%、有利には0.5〜10質量%のメチルメタクリレートとラジカル共重合可能な更なるモノマー、有利にはC 1 〜C 4 −アルキル(メタ)アクリレート、殊にメチルアクリレート、エチルアクリレート又はブチルアクリレート、殊にn−ブチルアクリレートとから重合されている、
    ポリ(アルキル)(メタ)アクリレート−マトリックス材料
    b)式(I)
    Figure 0005855107
    [式中、
    Rは、互いに無関係に、1〜11個、有利には1〜4個の炭素原子を有するアルキル基であり、
    1は、互いに無関係に、ポリエステル基であり、
    2は、互いに無関係に、R、ポリエステル基、又は12〜36個の炭素原子を有する炭化水素基であり、
    n、m及びpは、互いに無関係に、0〜58であり、
    ただし、
    N=n+m+p+2は、15〜75である]の少なくとも1種の化合物
    を包含し、
    前記ポリエステル基が、3〜30個、有利には8〜25個、特に有利には15〜25個のエステル単位から構成されており、かつ/又は出発アルコールとして、有利には前記ポリエステル基が式(II):
    −Rq−(RrzH (II)
    [式中
    q=−(CH2x−O−、
    r=C(O)−(CH2y−O−、
    x=2〜10、好ましくは3〜7、殊に6、かつ
    y=2〜10、好ましくは3〜8、有利には4又は5、
    z=3〜30、有利には8〜25、特に有利には15〜25]に従った構造を有するように、不飽和第一級アルコールから誘導されるアルコール基を有し、
    ここで、前記ポリエステル基は、同じ若しくは異なる出発分子から構成されており、有利には前記ポリエステル基は、同じ出発分子から構成され、
    暗い色合いで着色されている成形材料。
  2. a)コポリマー(I)及び(コ)ポリマー(II)を包含する混合物であるポリ(アルキル)(メタ)アクリレート−マトリックス材料であって、
    ここで、該混合物のコポリマー(I)は、80〜100質量%、有利には90〜100質量%、殊に99〜100質量%が、メチルメタクリレート、スチレン及び無水マレイン酸から、そして場合により0〜20質量%、有利には0〜10質量%、殊に0〜1質量%が、ラジカル重合可能な更なるコモノマー、有利にはα−メチルスチレン又はC 1 〜C 4 −アルキル(メタ)アクリレート、殊にメチルアクリレート、エチルアクリレート又はブチルアクリレート、殊にn−ブチルアクリレートから重合されており、
    かつ
    (コ)ポリマー(II)は、80〜100質量%、有利には90〜99.5質量%のメチルメタクリレート単位と、0〜20質量%、有利には0.5〜10質量%のメチルメタクリレートとラジカル共重合可能な更なるモノマー、有利にはC 1 〜C 4 −アルキル(メタ)アクリレート、殊にメチルアクリレート、エチルアクリレート又はブチルアクリレート、殊にn−ブチルアクリレートとから重合されている、
    ポリ(アルキル)(メタ)アクリレート−マトリックス材料
    b)式(I)
    Figure 0005855107
    [式中、
    Rは、互いに無関係に、1〜11個、有利には1〜4個の炭素原子を有するアルキル基であり、
    1は、互いに無関係に、ポリエステル基であり、
    2は、互いに無関係に、R、ポリエステル基、又は12〜36個の炭素原子を有する炭化水素基であり、
    n、m及びpは、互いに無関係に、0〜58であり、
    ただし、
    N=n+m+p+2は、15〜75である]の少なくとも1種の化合物
    を包含し、
    前記ポリエステル基が、3〜30個、有利には8〜25個、特に有利には15〜25個のエステル単位から構成されており、かつ/又は出発アルコールとして、有利には前記ポリエステル基が式(II):
    −Rq−(RrzH (II)
    [式中
    q=−(CH2x−O−、
    r=C(O)−(CH2y−O−、
    x=2〜10、好ましくは3〜7、殊に6、かつ
    y=2〜10、好ましくは3〜8、有利には4又は5、
    z=3〜30、有利には8〜25、特に有利には15〜25]に従った構造を有するように、不飽和第一級アルコールから誘導されるアルコール基を有し、
    ここで、前記ポリエステル基は、同じ若しくは異なる出発分子から構成されており、有利には前記ポリエステル基は、同じ出発分子から構成され、
    暗い色合いで着色されている成形体。
  3. a)以下の成分:
    A)クロロホルムへの25℃での溶液粘度(ISO 1628−第6部)が55ml/g以下であることによって特徴付けられる低分子量(メタ)アクリレート(コ)ポリマー
    及び/又は
    B)クロロホルムへの25℃での溶液粘度(ISO 1628−第6部)が65ml/g以上であることによって特徴付けられる比較的高い分子量の(メタ)アクリレート(コ)ポリマー
    及び/又は
    C)クロロホルムへの25℃での溶液粘度(ISO 1628−第6部)が50〜55ml/gであることによって特徴付けられる、A)とは異なる更なる(メタ)アクリレート(コ)ポリマーを含有するポリマー混合物であるポリ(アルキル)(メタ)アクリレート−マトリックス材料であって、
    ここで、成分A)、B)及び/又はC)は、それぞれそれ自体、単独ポリマーでもポリマーの混合物でもあってよく、ここで、成分A)、B)及び/又はC)は足して100質量%になる
    ポリ(アルキル)(メタ)アクリレート−マトリックス材料
    b)式(I)
    Figure 0005855107
    [式中、
    Rは、互いに無関係に、1〜11個、有利には1〜4個の炭素原子を有するアルキル基であり、
    1は、互いに無関係に、ポリエステル基であり、
    2は、互いに無関係に、R、ポリエステル基、又は12〜36個の炭素原子を有する炭化水素基であり、
    n、m及びpは、互いに無関係に、0〜58であり、
    ただし、
    N=n+m+p+2は、15〜75である]の少なくとも1種の化合物
    を包含し、
    前記ポリエステル基が、3〜30個、有利には8〜25個、特に有利には15〜25個のエステル単位から構成されており、かつ/又は出発アルコールとして、有利には前記ポリエステル基が式(II):
    −Rq−(RrzH (II)
    [式中
    q=−(CH2x−O−、
    r=C(O)−(CH2y−O−、
    x=2〜10、好ましくは3〜7、殊に6、かつ
    y=2〜10、好ましくは3〜8、有利には4又は5、
    z=3〜30、有利には8〜25、特に有利には15〜25]に従った構造を有するように、不飽和第一級アルコールから誘導されるアルコール基を有し、
    ここで、前記ポリエステル基は、同じ若しくは異なる出発分子から構成されており、有利には前記ポリエステル基は、同じ出発分子から構成され、
    暗い色合いで着色されている成形材料。
  4. a)以下の成分:
    A)クロロホルムへの25℃での溶液粘度(ISO 1628−第6部)が55ml/g以下であることによって特徴付けられる低分子量(メタ)アクリレート(コ)ポリマー
    及び/又は
    B)クロロホルムへの25℃での溶液粘度(ISO 1628−第6部)が65ml/g以上であることによって特徴付けられる比較的高い分子量の(メタ)アクリレート(コ)ポリマー
    及び/又は
    C)クロロホルムへの25℃での溶液粘度(ISO 1628−第6部)が50〜55ml/gであることによって特徴付けられる、A)とは異なる更なる(メタ)アクリレート(コ)ポリマーを含有するポリマー混合物であるポリ(アルキル)(メタ)アクリレート−マトリックス材料であって、
    ここで、成分A)、B)及び/又はC)は、それぞれそれ自体、単独ポリマーでもポリマーの混合物でもあってよく、ここで、成分A)、B)及び/又はC)は足して100質量%になる
    ポリ(アルキル)(メタ)アクリレート−マトリックス材料
    b)式(I)
    Figure 0005855107
    [式中、
    Rは、互いに無関係に、1〜11個、有利には1〜4個の炭素原子を有するアルキル基であり、
    1は、互いに無関係に、ポリエステル基であり、
    2は、互いに無関係に、R、ポリエステル基、又は12〜36個の炭素原子を有する炭化水素基であり、
    n、m及びpは、互いに無関係に、0〜58であり、
    ただし、
    N=n+m+p+2は、15〜75である]の少なくとも1種の化合物
    を包含し、
    前記ポリエステル基が、3〜30個、有利には8〜25個、特に有利には15〜25個のエステル単位から構成されており、かつ/又は出発アルコールとして、有利には前記ポリエステル基が式(II):
    −Rq−(RrzH (II)
    [式中
    q=−(CH2x−O−、
    r=C(O)−(CH2y−O−、
    x=2〜10、好ましくは3〜7、殊に6、かつ
    y=2〜10、好ましくは3〜8、有利には4又は5、
    z=3〜30、有利には8〜25、特に有利には15〜25]に従った構造を有するように、不飽和第一級アルコールから誘導されるアルコール基を有し、
    ここで、前記ポリエステル基は、同じ若しくは異なる出発分子から構成されており、有利には前記ポリエステル基は、同じ出発分子から構成され、
    暗い色合いで着色されている成形体。
  5. a)クロロホルムへの25℃での溶液粘度(ISO 1628−第6部)が50〜55ml/gであることによって特徴付けられる、比較的高い分子量の(メタ)アクリレート(コ)ポリマーと
    スチレン/無水マレイン酸コポリマー
    から成るポリマー混合物である
    ポリ(アルキル)(メタ)アクリレート−マトリックス材料
    b)式(I)
    Figure 0005855107
    [式中、
    Rは、互いに無関係に、1〜11個、有利には1〜4個の炭素原子を有するアルキル基であり、
    1は、互いに無関係に、ポリエステル基であり、
    2は、互いに無関係に、R、ポリエステル基、又は12〜36個の炭素原子を有する炭化水素基であり、
    n、m及びpは、互いに無関係に、0〜58であり、
    ただし、
    N=n+m+p+2は、15〜75である]の少なくとも1種の化合物
    を包含し、
    前記ポリエステル基が、3〜30個、有利には8〜25個、特に有利には15〜25個のエステル単位から構成されており、かつ/又は出発アルコールとして、有利には前記ポリエステル基が式(II):
    −Rq−(RrzH (II)
    [式中
    q=−(CH2x−O−、
    r=C(O)−(CH2y−O−、
    x=2〜10、好ましくは3〜7、殊に6、かつ
    y=2〜10、好ましくは3〜8、有利には4又は5、
    z=3〜30、有利には8〜25、特に有利には15〜25]に従った構造を有するように、不飽和第一級アルコールから誘導されるアルコール基を有し、
    ここで、前記ポリエステル基は、同じ若しくは異なる出発分子から構成されており、有利には前記ポリエステル基は、同じ出発分子から構成され、
    暗い色合いで着色されている成形材料。
  6. a)クロロホルムへの25℃での溶液粘度(ISO 1628−第6部)が50〜55ml/gであることによって特徴付けられる、比較的高い分子量の(メタ)アクリレート(コ)ポリマーと
    スチレン/無水マレイン酸コポリマー
    から成るポリマー混合物である
    ポリ(アルキル)(メタ)アクリレート−マトリックス材料
    b)式(I)
    Figure 0005855107
    [式中、
    Rは、互いに無関係に、1〜11個、有利には1〜4個の炭素原子を有するアルキル基であり、
    1は、互いに無関係に、ポリエステル基であり、
    2は、互いに無関係に、R、ポリエステル基、又は12〜36個の炭素原子を有する炭化水素基であり、
    n、m及びpは、互いに無関係に、0〜58であり、
    ただし、
    N=n+m+p+2は、15〜75である]の少なくとも1種の化合物
    を包含し、
    前記ポリエステル基が、3〜30個、有利には8〜25個、特に有利には15〜25個のエステル単位から構成されており、かつ/又は出発アルコールとして、有利には前記ポリエステル基が式(II):
    −Rq−(RrzH (II)
    [式中
    q=−(CH2x−O−、
    r=C(O)−(CH2y−O−、
    x=2〜10、好ましくは3〜7、殊に6、かつ
    y=2〜10、好ましくは3〜8、有利には4又は5、
    z=3〜30、有利には8〜25、特に有利には15〜25]に従った構造を有するように、不飽和第一級アルコールから誘導されるアルコール基を有し、
    ここで、前記ポリエステル基は、同じ若しくは異なる出発分子から構成されており、有利には前記ポリエステル基は、同じ出発分子から構成され、
    暗い色合いで着色されている成形体。
  7. 着色されており、有利には青色、緑色、褐色又は黒色に着色されていることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の成形材料又は成形体。
  8. 前記成分b)の使用濃度が、0.1〜10質量%、特に有利には0.3〜5質量%の範囲にあり、非常に特に有利には0.5〜4.0質量%の範囲にあり、極めて有利には1〜3質量%の範囲にあることを特徴とする、請求項1からまでのいずれか1項記載の成形材料又は成形体。
  9. 次の成分:染料、光安定剤、IR吸収剤、抗菌作用物質、難燃剤、熱安定剤、酸化防止剤、架橋性ポリマー、有機若しくは無機タイプの繊維強化剤の1種以上を含有する、請求項1からまでのいずれか1項記載の成形材料又は成形体。
  10. 耐衝撃性改良剤を、そのつど前記成形材料の全質量を基準として、有利には0.1〜15質量%、特に有利には0.5〜10質量%、非常に特に有利には1〜6質量%の割合で含有することを特徴とする、請求項1からまでのいずれか1項記載の成形材料又は成形体。
  11. p=0であるか、
    又は
    前記基R1のほかに前記基R2の1つ以上もポリエステル基であるか、
    又は
    前記基R1及び/若しくはR2の1つ以上がポリエステル基であり、ここで、N=10〜45、pは、好ましくは0であり、かつmは1〜10であるか、
    又は
    前記基R2は、もっぱらポリエステル基であるか、又はもっぱら12〜36個の炭素原子を有する炭化水素基であるか、
    又は
    前記基R1及び/又はR2は、もっぱらポリエステル基であり、ここで、R=メチルかつN=20〜45であり、また前記ポリエステル基は、15〜25個のエステル単位を有するか、
    又は
    p=0、Rq=ヘキサノール基かつR=メチルである
    ことを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項記載の成形材料又は成形体。
  12. p=0、Rq=ヘキサノール基かつR=メチルであり、並びに次の表
    Figure 0005855107
    に従った他の基を有する前記式(I)の化合物を使用することを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項記載の成形材料又は成形体。
  13. 請求項2、4、6から12までのいずれか1項記載の成形体を製造するための請求項1、3、5、7から11までのいずれか1項記載の成形材料の使用。
  14. 自動車両、大衆消費電子製品又は家庭用器具における装飾パネル又は機能性の取り付け部材としての、請求項2、4、6から12までのいずれか1項記載の成形体の使用。
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