JP5849274B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
例えば、スロットマシンは、遊技者が遊技媒体となる遊技用のメダル(コイン)や遊技球(パチンコ球)を投入してスタートレバーを押下操作することにより、外周面に所定の絵柄や数字,文字等の図柄が表された複数のリール(通常3個のリール)が回転を開始し、定速回転後、任意のタイミングで停止ボタンが押されることでリールが停止し、停止したリール上の図柄の組合せに応じて所定数の遊技媒体が払い出されるように構成され、このような複数のリールは、一体的にユニット化されたリールユニットに収納されている。
外周面に図柄の表された第1リールおよび第2リールを収納可能なリールユニットを備える遊技機であって、前記第1リールと、前記第1リールを回転駆動させる第1モータと、を少なくとも備え、前記リールユニットの左右方向一側端に配置される第1リールモジュールと、前記第2リールと、前記第2リールを回転駆動させる第2モータと、を少なくとも備え、前記第1リールモジュールの隣に配置される第2リールモジュールと、前記第1リールモジュールから延びる複数種類の配線ケーブルのうち所定の種類の配線ケーブルである第1配線ケーブルと、前記第2リールモジュールから延びる複数種類の配線ケーブルのうち前記所定の種類に対応する種類の配線ケーブルである第2配線ケーブルと、前記第1リールモジュールにおける左右方向一側寄りに設けられ、前記第1配線ケーブルが引き出される第1配線引出部と、前記第2リールモジュールにおける左右方向一側寄りに設けられ、前記第2配線ケーブルが引き出される第2配線引出部と、前記第1配線ケーブルが接続される一の第1コネクタと、前記第2配線ケーブルが接続される一の第2コネクタとを有し、前記リールユニットの上方に配置される基板と、を備え、前記第1配線ケーブルと前記第2配線ケーブルは共通の長さのケーブルであり、前記第1コネクタおよび前記第2コネクタが、前記リールユニットの左右方向一側端寄りであって、前記第1リールモジュールの横幅よりも狭い範囲に集約して配置されるとともに、前記第1コネクタと前記第1配線引出部との距離よりも、前記第2コネクタと前記第2配線引出部との距離が短くなるように配置される構成としてある。
リールユニットを備える遊技機には、スロットマシンをはじめ、パチンコ機など様々な種類があるが、本実施形態では、スロットマシンを実施例に挙げて説明する。
以下、このような作用効果を発揮する本実施形態に係るスロットマシン1の各部の構成について詳述する。
図1は、スロットマシンの外観を示す概略正面図、図2は、スロットマシンの内部構成を示す概略斜視図である。
これらの図に示すように、本実施形態のスロットマシン1は、複数のリール41a,41b,41cを回転させることによって遊技媒体であるメダルを獲得することができる回胴式遊技機を構成している。
さらに、前扉1aには、各リール41a,41b,41cに表示された図柄を視認可能とする表示窓6が、各操作手段の上側に設けられている。また、前扉1a上部には、効果音等が出力されるスピーカ9が設けられている。
また、筐体1bの下部には、メダルの貯留・払出しを行うメダル払出装置7が設けられる。メダル払出装置7には、メダルを貯留するホッパー7aが設けられ、メダル投入口2より投入されたメダルは、メダルセレクタ2bにより検出されるとともに、ホッパー7aに誘導されるようになっている。
ゲーム可能なメダル数となったときに、スタートレバー3が操作されると、制御部10は、リールユニット4に対して、各リール41a,41b,41cを回転させる制御を行う。
以下、本実施形態に係るリールユニット4について詳述する。
図3は、リールユニットの外観斜視図を示し、(a)は、前方から見た斜視図、(b)は、後方から見た斜視図であり、図4は、リールユニットの分解斜視図である。また、図5は、リールモジュールの分解斜視図、図6は、基板ユニットの分解斜視図、図7は、リールユニットの平面図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係るリールユニット4は、それぞれ一つずつリール41を有する三つのリールモジュール40(40a,40b,40c)と、これらを収納する収納ラック46と、基板ユニット47とを備え、各リール41をそれぞれ独立して回転制御可能に構成されている。
リールモジュール40は、図5に示すように、リール41と、ベース板42と、モータ43(パルスモータ)と、光センサ44(フォトインタラプタ)と、照明ユニット45とから構成されている。
リール41は、ネジ3を介して軸432に軸止されるホイールフレーム413がモータ43によって駆動されて回転するとともに、ホイールフレーム413に形成された遮光板が光センサ44の光路を遮ることで、その回転位置を検出できるようになっている。
具体的には、図5に示すように、ベース板42には、その後方から挿入されるモータ43がネジ2を介して固定されるとともに、同じく後方から挿入されるセンサ44が所定の凹部に挿嵌されて固定されるようになっている。さらに、前方から照明ユニット45がネジ4を介して固定されるようになっている。つまり、ベース板42には、モータ43と、光センサ44と、照明ユニット45が固定されているので、モータ43に軸支されたリール41もベース板42が支えるようになっている。
このような構成から、ベース板42は、収納ラック46に収納された状態で、リールモジュール40を直立不動に支える支持部としても機能するようになっている。
そこで、ベース板42は、これらの配線をリールモジュール40ごとに配線ケーブルK(Ka,Kb,Kc)として一つに束ねて、基板ユニット47に向けて引き出すようなっている。
本実施形態では、収納ラック46の上面に基板ユニット47を配置したことから、配線ケーブルK(Ka,Kb,Kc)は、ベース板42の上端部421側から引き出されるとともに、各リール41に絡まないように、リール41の配置された面の反対側の面に沿って引き出されるようになっている。
その結果、リールモジュール40を収納ラック46に収納した状態では、各配線ケーブルKは、ベース板42の配置される側に形成される配線引出部465(465a,465b,465c)から引き出されることになり、この配線引出部465は、ほぼ左右対称に形成される収納ラック46に対して、本実施形態では右に片寄った位置に配置されることになる(図7参照)。
そこで、本実施形態のリールユニット4では、配線引出部465の位置の片寄りを吸収すべく、中継基板471を本発明に係る等距離部466に配置することで、各配線ケーブルKの長さを共通化するとともに、基板面積を極小化可能としてある。以下、その具体的構成について説明する。
中継基板471は、所定の配線ケーブルを介して制御部10と接続される中継基板471aと、所定の配線ケーブルを介して演出制御部20と接続される中継基板471bと、を備え、中継基板471aには、さらに、モータ配線431と、センサ配線441とが接続され、中継基板471bには、さらに、LED配線4521が接続されるようになっている。
これらの中継基板471は、それぞれ収納状態にある二つのリールモジュール40(40b,40c)の全幅長に満たない基板幅を有するとともに、ネジ5を介して基板カバー472の裏面側に固定されるようになっている。
この基板カバー472には、鉤状の爪部4721が形成され、中継基板471を固定した状態で、爪部4721を収納ラック46に形成された孔部464に係入することで、基板カバー472を収納ラック46に固定することができる。
収納ラック46の上面には、上方に突出するフランジ部463と、これに連設する把手463aが形成されている。このフランジ部463は、収納ラック46の構造上の強度を高めるために必要な部位であるとともに、把手463aも、リールユニット4の取り扱い及び筐体1bへの装着において必要な構造となっている。
等距離部とは、収納状態にある複数のリールモジュール40a〜40cのうちの両端に位置するリールモジュール40a、40cに対応するそれぞれの配線引出部465a、465cから距離が等しい部位であり、具体的には、配線引出部465a、465cからの距離の等しい一の直線上の部位となり、本実施形態では、図7に示すように、等距離部466がこれに該当することになる。
そこで、本実施形態では、各配線ケーブルKの長さをできる限り短くすべく、中継基板471を、できる限り配線引出部465に近接させて配置してある。
前述したように、フランジ部463は、収納ラック46の構造上の強度を高めるために必要な部位であることから、このフランジ部463を形成しながら、中継基板471は、できる限り配線引出部465に近接させつつ、基板カバー472がフランジ部463と干渉しない位置に配置してある。つまり、中継基板471が取り付け可能、かつ、両端に位置するリールモジュール40a、40cに対応するそれぞれの配線引出部465a、465cからの距離が最も短くなる部分に中継基板471を配置してある。
これにより、この位置に重なる等距離部466を目安にして、配線引出部465a、465cから引き出される配線ケーブルKaと配線ケーブルKcの長さを定めることで、各配線ケーブルKを全て共通の長さにできることはもちろん、その長さは、本実施形態のリールユニット4では、最も短いことになる。
具体的には、配線ケーブルKaと接続されるのは、コネクタ473aであり、配線ケーブルKbと接続されるのは、コネクタ473bであり、配線ケーブルKcと接続されるのは、コネクタ473cとなっており、それぞれのコネクタ473は、リールモジュール40a〜40cの並び方向に沿うとともにその並びに従った順序で配置されている。これにより、各配線ケーブルKをその並びに従ったコネクタ473と接続することで、簡便に確実な接続が図られる。
これにより、左右に配置されるコネクタ473a,473cは、それぞれに対応する配線引出部465a、465cと最も近くなることから、配線ケーブルKa,Kcをその分短くすることができる。その結果、共通するすべての配線ケーブルKa〜Kcの長さも短くすることができる。
これにより、配線ケーブルKa,Kcをその分短くすることができ、その結果、共通するすべての配線ケーブルKa〜Kcの長さもさらに短くすることができる。また、このときには、コネクタ473bは、コネクタ473a,473cの間にさえ位置すれば、特に等距離部466に配置されている必要はない。
この場合には、リールモジュール40を収納ラック46に収納した状態では、各配線ケーブルKは、ベース板42の配置される側、すなわち、左に片寄った位置から引き出され、これに伴い、中継基板471の配置される位置も左側に片寄ることになる。
また、基板ユニット47を、収納ラック46の上面に配置したが、基板の中心Sがほぼ等距離部466に重なるように配置すれば、収納ラック46の後面に配置することもできる。
また、本実施形態では、スロットマシンを例に挙げて説明したが、リールユニットを備えるパチンコ機やその他の遊技機にも適用することもできる。
2 メダル投入口
3 スタートレバー
4 リールユニット
40(40a,40b,40c) リールモジュール
41(41a,41b,41c) リール
42 ベース板
43 モータ
46 収納ラック
465(465a,465b,465c) 配線引出部
466 等距離部
471 中継基板
5(5a,5b,5c) 停止ボタン
6 表示窓
7 メダル払出装置
8 表示器
9 スピーカ
10 制御部
20 演出制御部
K(Ka,Kb,Kc) 配線ケーブル
S 基板の中心
Claims (4)
- 外周面に図柄の表された第1リールおよび第2リールを収納可能なリールユニットを備える遊技機であって、
前記第1リールと、前記第1リールを回転駆動させる第1モータと、を少なくとも備え、前記リールユニットの左右方向一側端に配置される第1リールモジュールと、
前記第2リールと、前記第2リールを回転駆動させる第2モータと、を少なくとも備え、前記第1リールモジュールの隣に配置される第2リールモジュールと、
前記第1リールモジュールから延びる複数種類の配線ケーブルのうち所定の種類の配線ケーブルである第1配線ケーブルと、
前記第2リールモジュールから延びる複数種類の配線ケーブルのうち前記所定の種類に対応する種類の配線ケーブルである第2配線ケーブルと、
前記第1リールモジュールにおける左右方向一側寄りに設けられ、前記第1配線ケーブルが引き出される第1配線引出部と、
前記第2リールモジュールにおける左右方向一側寄りに設けられ、前記第2配線ケーブルが引き出される第2配線引出部と、
前記第1配線ケーブルが接続される一の第1コネクタと、前記第2配線ケーブルが接続される一の第2コネクタとを有し、前記リールユニットの上方に配置される基板と、を備え、
前記第1配線ケーブルと前記第2配線ケーブルは共通の長さのケーブルであり、
前記第1コネクタおよび前記第2コネクタが、前記リールユニットの左右方向一側端寄りであって、前記第1リールモジュールの横幅よりも狭い範囲に集約して配置されるとともに、
前記第1コネクタと前記第1配線引出部との距離よりも、前記第2コネクタと前記第2配線引出部との距離が短くなるように配置される
ことを特徴とする遊技機。 - 前記第1コネクタおよび前記第2コネクタは、
前記リールユニットに収納された状態の前記第1リールモジュールおよび第2リールモジュールの並び方向に沿うとともにその並びに従った順序で配置された
ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 前記リールユニットの上部には、前記リールユニットを取り扱うときに使用する把手部が備えられる
ことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。 - 前記複数のリールモジュールを水平方向に積層させて収納可能な収納ラックと、
前記基板が取り付けられる基板カバーと、
を備える
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊技機。
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