JP5961807B2 - 遊技機 - Google Patents
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例えば、スロットマシンは、遊技者が遊技媒体となる遊技用のメダル(コイン)や遊技球(パチンコ球)を投入してスタートレバーを押下操作することにより、外周面に所定の絵柄や数字,文字等の図柄が表された複数のリール(通常3個のリール)が回転を開始し、定速回転後、任意のタイミングで停止ボタンが押されることでリールが停止し、停止したリール上の図柄の組合せに応じて所定数の遊技媒体が払い出されるように構成され、このような複数のリールは、一体的にユニット化されたリールユニットに収納されている。
リールユニットを備える遊技機には、スロットマシンをはじめ、パチンコ機など様々な種類があるが、本実施形態では、スロットマシンを実施例に挙げて説明する。
以下、このような作用効果を発揮する本実施形態に係るスロットマシン1の各部の構成について詳述する。
図1は、スロットマシンの外観を示す概略正面図、図2は、スロットマシンの内部構成を示す概略斜視図である。
これらの図に示すように、本実施形態のスロットマシン1は、複数のリール41a,41b,41cを回転させることによって遊技媒体であるメダルを獲得することができる回胴式遊技機を構成している。
さらに、前扉1aには、各リール41a,41b,41cに表示された図柄を視認可能とする表示窓6が、各操作手段の上側に設けられている。また、前扉1a上部には、効果音等が出力されるスピーカ9が設けられている。
また、筐体1bの下部には、メダルの貯留・払出しを行うメダル払出装置7が設けられる。メダル払出装置7には、メダルを貯留するホッパー7aが設けられ、メダル投入口2より投入されたメダルは、メダルセレクタ2bにより検出されるとともに、ホッパー7aに誘導されるようになっている。
ゲーム可能なメダル数となったときに、スタートレバー3が操作されると、制御部10は、リールユニット4に対して、各リール41a,41b,41cを回転させる制御を行う。
そして、ベース体42には、光センサ44の全部又は一部を覆うセンサカバー48が設けられている。これにより、リールモジュールの組み立てに際して、部品間の衝突から光センサ44を保護することができるようになっている。
以下、本実施形態に係るリールユニット4について詳述する。
図3は、リールユニットの外観斜視図を示し、(a)は、前方から見た斜視図、(b)は、後方から見た斜視図であり、図4は、リールユニットの分解斜視図である。また、図5は、リールモジュールの分解斜視図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係るリールユニット4は、それぞれ一つずつリール41を有する三つのリールモジュール40(40a,40b,40c)と、これらを収納する収納ラック46と、基板ユニット47とを備え、各リール41をそれぞれ独立して回転制御可能に構成されている。
リールモジュール40は、図5に示すように、リール41と、ベース体42と、モータ43(パルスモータ)と、光センサ44(フォトインタラプタ)と、照明ユニット45とから構成されている。
リール41は、ネジ3を介して軸432に軸止されるホイールフレーム413がモータ43によって駆動されて回転するとともに、ホイールフレーム413に形成された遮光板4131が光センサ44の光路を遮ることで、その回転位置を検出できるようになっている(図9参照)。
具体的には、図5に示すように、ベース体42には、その後方から挿入されるモータ43がネジ2を介して固定されるとともに、同じく後方から挿入されるセンサ44が後述するセンサカバー48の凹部に嵌挿されて固定されるようになっている。さらに、前方から照明ユニット45がネジ4を介して固定されるようになっている。つまり、ベース体42には、モータ43と、光センサ44と、照明ユニット45が固定されているので、モータ43に軸支されたリール41もベース体42が支えるようになっている。
このような構成から、ベース体42は、収納ラック46に収納された状態で、リールモジュール40を直立不動に支える支持部としても機能するようになっている。
そこで、ベース体42は、これらの配線をリールモジュール40ごとに配線ケーブルK(Ka,Kb,Kc)として一つに束ねて、基板ユニット47に向けて引き出すようなっている。
本実施形態では、収納ラック46の上面に基板ユニット47を配置したことから、配線ケーブルK(Ka,Kb,Kc)は、ベース体42の上端部421側から引き出されるとともに、各リール41に絡まないように、リール41の配置された面の反対側の面に沿って引き出されるようになっている。
中継基板は、所定の配線ケーブルを介して制御部10と演出制御部20と接続されるとともに、さらに、モータ配線431と、センサ配線441と、LED配線4521が接続されるようになっている。
以下に、光センサ44と、これを覆うセンサカバー48について詳述する。
このように構成された光センサ44は、以下に示すように、ホイールフレーム413に形成された遮光板4131の通過の有無を検出するように取り付けられる。
ホイールフレーム413は、光センサ44に近接して設けられたスポーク部413aを有し、このスポーク部413aに光センサ44に向かって突出する遮光板4131が形成されている。
この遮光板4131は、ホイールフレーム413の回転に伴い、発光部443と受光部444の間に形成される光路を一回転ごとに遮るようになっている。
そして、光センサ44は、センサ配線441を介して制御部10と接続され、制御部10が発光部443を駆動(点灯)制御するとともに、受光部444からの信号レベルを監視することで、受光量の増減から遮光板4131の通過の有無を検出するようになっている。
そこで、光センサ44は、以下のように構成されたセンサカバー48により覆われている。
詳細には、センサカバー48は、本体カバー481、発光部カバー482、受光部カバー483からなり、これらは、光センサ44をほぼすべて覆うように、光センサ44の各部に対応した形状を有するとともに、遮光板4131、帯状シート411、モータの軸432、及びスポーク部413aに干渉しない外形を有している。
この本体カバー481には、センサ本体442の外形と同形状の内面形状と、光センサ44を固定する係止部4810とが形成されている。
係止部4810は、図8(b)に示すように、復元可能に撓む支持部4810aと、センサ本体442の底面に係止される鉤状の爪部4810bとを有し、凹部480(ベース体42裏面)側から挿入される光センサ44を凹部480内に脱抜不能に固定する。
具体的には、発光部カバー482は、その内面形状が本体カバー481の内面形状と繋がりながら発光部443の外形と同形状に形成されるとともに、光センサ44の発光窓443a側一面をすべて露出させる開口部482aを有している。
具体的には、受光部カバー483は、その内面形状が本体カバー481の内面形状と繋がりながら受光部444の外形と同形状に形成されるとともに、光センサ44の受光窓444a側一面をすべて露出させる開口部483aを有している。
また、内面形状となる凹部480を、光センサ44の外形とほぼ同一形状とし、余分なスペースを設けていないことから、省スペース化が図られるようになっている。
具体的には、図9に示すように、センサカバー48は、帯状シート411とモータ43の軸432との間に配置されるとともに、遮光板4131及びスポーク部413aに近接して配置されるものの、これらのいずれの部品にも干渉しない外形で形成してある。
図9は、遮光板4131が光センサ44の光路を遮った状態であって、特に、光センサ44の光路と、遮光板4131の遮光幅方向の中心とが一致した、まさに遮光板4131の中心で光センサ44の光路を遮った位置関係を示した図となっている。
スポーク部413aは、このような位置関係において、センサカバー48に最も接近し、この位置関係でも両者の間には約1mmの隙間が確保されている。
このように、センサカバー48は、遮光板4131、帯状シート411、モータの軸432、及びスポーク部413aに干渉しない外形を有していることから、各部品の機能を何ら損なうことなく、光センサ44のみが保護されることになる。
これにより、センサカバー48は、光センサ44を覆いながらも、その被覆容積を必要最小限に抑えることができるので、他の部品との干渉を極力避けることができる。
また、センサカバー48は、発光窓443a側及び受光窓444a側の一面を一切覆わないように形成してあるので、この間を通過する遮光板4131との干渉を避けることができる。
さらに、リールモジュール40の組み立てに際して、光センサ44の取り付けを最後に行うことができるように、外部から直接凹部480に指先が到達可能な取り付け空間Sを形成してある。
これは、図9(b)に示すように、モータ43が隣接して配置されるものの、手先が収まる取り付け空間Sを形成したからである。
これにより、光センサ44は、リールモジュール40の最終組み立て工程で取り付けることができるので、他の部品との衝突が避けられる。
また、取り付け空間Sを設けることにより、他の部品を取り外すことなく光センサ44のみ取り外しができるので、取り付け後、光センサ44に不具合が発生したときには、光センサ44を容易に取り外すことができ、メンテナンス時の作業性が向上する。
この場合には、本実施形態と同様、センサカバー48内に光センサ44を固定可能とし、光センサ44が固定された状態のセンサカバー48を、ベース体42に取り付け可能に形成することで実現できる。
例えば、本実施形態では、センサカバー48を、図7において、断面線A−Aを基準線とした線対称形に形成したが、断面線A−Aを基準線として一方の片側(例えば、図中右側)のみを覆うとともに、他方の片側(例えば、図中左側)を露出させる非線対称形のセンサカバーとして形成することもできる。
このときには、遮光板4131との衝突を回避すべく、リール41の回転方向側(図中、左側)のみを覆う構成とすることもできる。
また、本実施形態では、光センサ44を凹部480(内面形状)に密着させて嵌挿させたが、光センサ44と内面形状との間に隙間(例えば、0.5mm〜2mm)が形成されるように、光センサ44を凹部480から離間させて配置することもできる。
例えば、センサ本体442と本体カバー481の内面形状とは密着するものの、発光部443と発光部カバー482の内面形状との間に隙間を設けるとともに、受光部444と受光部カバー483の内面形状との間に隙間を設けることもできる。
これにより、発光部443と受光部444に直接伝わる外部からの衝撃を緩和させることができる。
また、本実施形態では、スロットマシンを例に挙げて説明したが、リールユニット(リールモジュール)を備えるパチンコ機やその他の遊技機にも適用することもできる。
2 メダル投入口
3 スタートレバー
4 リールユニット
40(40a,40b,40c) リールモジュール
41(41a,41b,41c) リール
411 帯状シート
412 リングフレーム
413 ホイールフレーム
413a スポーク部
4131 遮光板
42 ベース体
43 モータ
44 光センサ
45 照明ユニット
451 基板ホルダー
452 LED基板
46 収納ラック
48 センサカバー
480 凹部(内面形状)
5(5a,5b,5c) 停止ボタン
6 表示窓
7 メダル払出装置
8 表示器
9 スピーカ
10 制御部
20 演出制御部
S 取り付けスペース
Claims (4)
- 外周面に複数の図柄が表されたリールと、前記リールを回転駆動させるモータと、前記リールの回転位置を光学的に検出する光センサと、前記リールを軸支する前記モータと前記光センサとが取り付けられるベース体と、を有するリールモジュールを備える遊技機であって、
前記ベース体は、前記光センサの一部を覆うセンサカバーを備え、
前記センサカバーは、前記リールの配置される側に向けて突出形成されるとともに、前記リールの配置されない面側から前記光センサが挿入可能なように形成された
ことを特徴とする遊技機。 - 外周面に複数の図柄が表されたリールと、前記リールを回転駆動させるモータと、前記リールの回転位置を光学的に検出する光センサと、前記リールを軸支する前記モータと前記光センサとが取り付けられるベース体と、を有するリールモジュールを備える遊技機であって、
前記ベース体は、前記光センサの一部を覆うセンサカバーを備え、
前記リールは、前記光センサの光路を遮光可能に形成された遮光板を備え、
前記センサカバーは、前記リールの配置される側に向けて突出形成されるとともに、前記光センサの光路及び前記遮光板の通過する通過経路を遮断することなく前記光センサの略全体を覆う
ことを特徴とする遊技機。 - 前記リールは、
複数の図柄が表された帯状シートと、前記帯状シートを円筒状に保形するとともにモータに軸支されて回転するホイールフレームと、前記帯状シートを円筒状に保形するとともに前記ホイールフレームと前記ベース体との間に位置する環状のリングフレームと、を備え、
前記ホイールフレームには、前記遮光板が前記光センサの光路を遮光可能に前記ベース体に向かって突出形成され、
前記光センサは、前記帯状シートと前記モータの軸との間に配置されるとともに、前記ホイールフレームに形成されるスポーク部に近接して配置され、
前記センサカバーは、
前記遮光板、前記帯状シート、前記モータの軸、及び前記スポーク部に干渉しない外形を有する
ことを特徴とする請求項2記載の遊技機。 - 前記センサカバーは、前記ベース体に一体成形されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊技機。
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