JP6985713B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の遊技機では、遊技機の前面部の上部に演出装置が設けられている。この演出装置は、前面部の上部から前方に大きく迫り出しており、その内部空間には、液晶ディスプレイ等の画像表示体や役物装置が収容されている。
特許文献2に記載の遊技機では、遊技機の前面部の上部に照明装置が設けられている。この照明装置には3つの発光ユニットが組み込まれており、それぞれの発光ユニットは、装飾面と光透過部材を有する球体状のハウジングと、ハウジング内に収納されたLED基板およびリフレクタと、LED基板の表面に実装されて光を装飾面に向けて出射する第1のLEDと、基板の裏面に実装されて光をリフレクタの反射面に向けて出射する第2のLEDと、ハウジングを第1位置と第2位置との間で回転するモータ等を備えており、第1位置で装飾面を正面側に向けた第1装飾演出と、第2位置で光透過部材を正面側に向けた第2装飾演出とを行うようにしている。
このように意匠部材が意匠部の前面にある、つまり、遊技者が接触可能な位置にあり、この意匠部材に遊技者が接触した場合、前面にある意匠部材が遊技者から受けた衝撃が意匠部材の後方にあるLED基板やLEDに伝わり、当該LED基板やLEDが破損する虞があった。また、LED基板に限らず、意匠部材の後方に制御基板等の電子基板が設けられている場合でも同様に、当該電子基板やこの電子基板に実装されている電子部品が破損する虞がある。
前記意匠部は、遊技者が接触可能な意匠部材と、
この意匠部材の後方に位置し、かつ、電子部品が実装された電子基板が取り付けられた基板取付ベースと、
前記意匠部材と前記基板取付ベースとの間に設けられて、前記意匠部材と一体に組み付けられる中間部材とを備え、
前記中間部材は前記基板取付ベースに、前記電子基板および電子部品との間に隙間を持たせた状態で取り付けられていることを特徴とする。
前記電子基板に前記ボスを挿通するための挿通部が設けられ、
前記ボスが前記挿通部に挿通されるとともに、前記基板取付ベースに当接されることで、前記隙間が保持されていてもよい。
また、電子基板に設けられた挿通部の内壁とボスとの間に所定の隙間を設ければ、意匠部材が遊技者から受けた、ボスの径方向における衝撃は電子基板に伝達されないので、このような衝撃による電子基板の破損を防止できる。
前記挿入孔の内周壁は、前記電子基板の平面視において、前記挿通部の内壁より内側に配置されていてもよい。
また、挿入孔の内周壁は、電子基板の平面視において、前記挿通部の内壁より内側に配置されているので、意匠部材が遊技者から受けた、ボスの径方向における衝撃は電子基板に伝達されない。このため、このような衝撃による電子基板の破損を防止できる。
前記基板取付ベースの外縁部に設けられた前記壁部が前記中間部材に当接し、および/または前記中間部材に設けられた前記壁部が前記基板取付ベースに当接することで、前記隙間が保持されていてもよい。
また、上述したボスと壁部を併用することによって、前記隙間を確実かつ安定的に保持できる。
なお、以下の説明においては、基本的に「前後」とは、スロットマシンの前側に遊技者が居る場合に、遊技者側が「前」で、スロットマシン側が「後」を意味し、「上下」とはスロットマシンの上面側が「上」で、下面側が「下」を意味し、「左右」とはスロットマシンを遊技する遊技者の左手側が「左」を意味し、右手側が「右」を意味する。
図1はスロットマシンMを示す斜視図である。このスロットマシンMは、筐体1を備えており、この筐体1は、底板、左右の側板、天板および背板を備え、当該筐体1の正面側に開口する正面開口部を有する箱形に形成されている。なお、底板の上面には、図示は省略するが、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット、メダルを貯留するとともにメダルを払い出す払い出し装置としてのホッパーユニット等が設けられている。
前記筐体1内には、図示は省略するが、交換ユニットが着脱可能に設けられている。交換ユニットは、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体としての枠体と、この枠体に固定されたリールユニットおよび基板ユニットとから構成されている。ここで、リールユニットは、周囲に複数の図柄を表示した3個の回転リールと、回転リールを回転させるための駆動モータ(ステッピングモータ)を有している。また、基板ユニットは、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えた基板を、基板ケースに収納したものである。そして、基板ユニットは、スロットマシンMの遊技を制御するための遊技制御装置として機能する。
そして、3個の回転リールが停止したときに入賞有効ライン上に停止した図柄の組み合わせによって当選役が入賞したか否かが表示される。
また、上扉30の上部には、表示窓31より大きい表示窓32がほぼ鉛直に設けられている。この表示窓32は上扉30に設けられた液晶表示パネルを有する表示ユニットの表示面を見るために設けられたものであり、この表示ユニットでは、その表示面に遊技機における演出用の画像が表示されるようになっている。
また、上扉30の表示窓32の上部には、報知や演出などを行うための照明装置35が設けられている。また、上扉30の左右両側部には、報知や演出などを行うための照明装置38が合計4個設けられている。
また、上扉30の下端部には、下扉40の前面より後方側で下扉40の上端より下側に突出する係合部が設けられ、下扉40が閉じた状態で、上扉30を開放することができない構造になっている。
この意匠部35は、図2および図3に示すように、取付ベース100と、リフレクタ101と、基板取付ベース102と、基板取付ベース102に取り付けられたLED基板150と、カバー部材104と、レンズ105,106とを備えている。
レンズカバー111,112は、その前面と外周面に金の蒸着膜が形成されることで、不透明な不透明意匠部材111,112を構成している。また、装飾部材113は、その全面に金の蒸着膜が形成されることで、不透明な不透明意匠部材113を構成している。
また、前面カバー110の裏面の上部にはボス110a,110bが設けられ、当該ボス110a,110bにはねじ孔が形成されている。なお、前面カバー110の表面の上部には金の蒸着膜で形成された装飾部110cが設けられている。
また、レンズカバー111,112には、レンズ105,106を嵌め込むための嵌合孔111k,112kが形成されている。
このような取付ベース100は、その表面全体に金の蒸着膜が形成されることで、不透明な不透明意匠部材100を構成している。
また、取付ベース100には、図3に示すように、その左右両側にそれぞれ嵌合孔100a,100bが左右に離間して形成されており、当該嵌合孔100a,100bに、レンズカバー111,112が嵌め込まれている。
また、図5に示すように、レンズカバー111の裏面には、上述したボス111aの他に、ボス111b,111cが設けられ、レンズカバー112の裏面には、上述したボス12aの他に、ボス112bが設けられている。
一方、図6に示すように、取付ベース100の前面には、嵌合孔100aの外周側に3つの貫通孔115a,115b,115cが形成され、嵌合孔100bの外周側に3つの貫通孔116a,116b,116cが形成されている。
そして、レンズカバー111のボス111a,111bが貫通孔115a,115bに挿入され、レンズカバー112のボス112a,112bが貫通孔116a,116bに挿入されたうえで、図7に示すように、ボス111a,111bおよびボス112a,112bにそれぞれ形成されたねじ孔にねじ118がそれぞれねじ込まれることによって、レンズカバー111,112が取付ベース100に固定されている。
ボス121は嵌合孔100bの外周上部に配置されており、その外周部の一部が嵌合孔100bの内側に突出している。このボス121の中央部に前記貫通孔116cが形成されている。
そして、前面カバー110のボス110a,110bが取付ベース100の前面側から当該取付ベース100のボス120,121の貫通孔115c,116cに挿入されたうえで、ねじ122,122が取付ベース100側からボス110a,110bに形成されたねじ孔にねじ込まれることによって、前面カバー110が取付ベース100に固定されている。
また、上述したように、レンズカバー111,112のボス111a,112aは前面カバー110の下端部に形成された孔113h,113hに挿通されているので、この孔113h,113hから突出するボス111a,112aが取付ベース100の貫通孔115a,116aに挿入されたうえで、当該ボス111a,112aに形成されているねじ孔にそれぞれねじ118がねじ込まれることによっても、前面カバー110がレンズカバー111,112とともに取付ベース100に固定されている。
すなわちまず、図8〜図10に示すように、レンズカバー111,112の嵌合孔111k,112kの内周面形状は、レンズ105,106の外周面形状とほぼ等しくなっており、これによって、レンズカバー111,112の嵌合孔111k,112kに、レンズ105,106が嵌め込まれている。
また、レンズカバー111の嵌合孔111kの内周面でかつレンズカバー111の前面側には、レンズ105の外周縁部が当接する当接面111fが周方向に沿って形成されている。したがって、レンズカバー111の嵌合孔111kにレンズ105を嵌め込んで、その外周縁部を当接面111fに当接することによって、レンズ105はレンズカバー111からその前方に逸脱しないようになっている。
また、レンズカバー111はその内側に突出する突出部111Aを有しており、この突出部111Aに前記ボス111cが設けられている。このボス111cにはねじ孔が形成されている。この突出部111Aにも金の蒸着膜が形成されており、この突出部111Aによってボス111c、後述するボス105aおよびねじ119がレンズカバー111の前面側から見て隠されている。
一方、レンズ105の裏面の略中央部にはボス105aが設けられている。このボス105aは内部が円筒状の空洞部105bとなっている。
そして、レンズカバー111の嵌合孔111kにレンズ105が嵌め込まれるとともに、ボス111cをボス105aの空洞部105bに挿入したうえで、ねじ119をボス105aの頂部を通してボス111cのねじ孔にねじ込むことによって、レンズカバー111にレンズ105が固定されている。レンズ105は透光性を有するので、透光性意匠部材を構成している。
また、レンズカバー111はその外周前面部でかつボス111aの前方に外側に突出する突出部111Bを有している。この突出部111Bにも金の蒸着膜が形成されており、この突出部111Bによってボス111aがレンズカバー111の前面側から見て隠されている。
さらに、レンズカバー111はその外周前面部でかつボス111bの前方に外側に突出する突出部111Cを有している。この突出部111Cにも金の蒸着膜が形成されており、この突出部111Cによってボス111bがレンズカバー111の前面側から見て隠されている。
また、レンズカバー112はその外周前面部でかつボス112aの前方に外側に突出する突出部112Bを有している。この突出部112Bにも金の蒸着膜が形成されており、この突出部112Bによってボス112aがレンズカバー112の前面側から見て隠されている。
また、レンズカバー112はその外周前面部でかつボス112cの前方に内側に突出する突出部112Cを有している。この突出部11CBにも金の蒸着膜が形成されており、この突出部112Cによってボス112bがレンズカバー112の前面側から見て隠されている。
さらに、レンズカバー112の当接面112fのうち、後述する一方の凸部112gが設けられている部分112hは後述する取付部125の外周部の略半分の前方に設けられるようになっており、この部分112hにも金の蒸着膜が形成されている。
また、レンズ106の上部における当接面112fには、一対の凸部112g,112gが左右に離間して設けられ、一方、レンズ106の上部には貫通孔106a,106aが左右に離間して形成されている。
そして、レンズカバー112の嵌合孔112kにレンズ106が嵌め込まれるとともに、凸部112g,112gが貫通孔106a,106aに挿入されることによって、レンズ106はレンズカバー112の内側においてレンズ106の面方向において位置決めがなされている。
上述したレンズ105と異なり、レンズ106をレンズカバー112の嵌合孔112kに嵌め込んだ状態において、レンズ106はレンズカバー112に固定されていない。
この取付部125は、その外周部の略半分が嵌合孔100bの内側に突出しており、この取付部125がレンズ106の面と直交する方向においてレンズ106と重なっているので、レンズ106はレンズカバー112の当接面112fと取付部125との間でレンズ106の面と直交する方向に移動可能であるが、移動しても取付部125にレンズ106が当たる。このため、新たに固定用部材を追加することなく、ねじ止めによらずともレンズ106の取付ベース100からの抜け落ちを防止できる。また、レンズ106の外周縁部が当接面112fに当接しているので、レンズ106レンズカバー112から前方に抜け出ることもない。
また、後述するようにリフレクタ(押付部材)101によってレンズ106の表面縁部がレンズカバー112の当接面112fに押し付けられているので、レンズ106をレンズカバー112を介して取付ベース100に確実に取り付け固定できる。また、LED基板150のLED150aからの光をリフレクタ101によって反射してレンズ105,106に照らすことができる。
また、レンズ105はレンズカバー111にねじ119によって固定されているので、レンズカバー111からその前方および後方に抜け出ることはない。
なお、図7に示すように、取付ベース100の略中央部には円形状の大きな開口部100cが形成され、この開口部100cには略半球状で内部が空洞のボールベース128(図3参照)と、このボールベース128に設けられ、当該ボールベース128の内部の空洞に断面円弧状に張り出すインナーレンズ129(図11参照)が設けられている。
そして、図8に示すように、透光性意匠部材105であるレンズ105は、不透明意匠部材111であるレンズカバー111に、ボス111cをボス105aの空洞部105bに挿入し、ねじ119をボス111cのねじ孔にねじ込むことによって取り付けられる。
図13に示すように、このようなボス111c、ボス105aおよびねじ119を取付部T1とすると、この取付部T1は図12に示すように、レンズカバー(不透明意匠部材)111の突出部111Aの裏側に配置されることで、当該突出部111Aによって取付部T1の全部が遊技機の前面部の前方から見て隠されている。
図13に示すように、このような貫通孔115a、ボス111aおよびねじ118を取付部T2とすると、この取付部T2は図12に示すように、レンズカバー111の外周突出部111Bの裏側に配置されることで、当該外周突出部111Bによって取付部T2の全部が遊技機の前面部の前方から見て隠されている。
また、不透明意匠部材100である取付ベース100には、不透明意匠部材111であるレンズカバー111が貫通孔115bにボス111bを挿入してねじ118をねじ込むことによって取り付けられる。
図13に示すように、このような貫通孔115b、ボス111bおよびねじ118を取付部T3とすると、この取付部T3は図12に示すように、レンズカバー111の略三角形状に形成された部分111Cの裏側に配置されることで、当該部分111Cによって取付部T3の全部が遊技機の前面部の前方から見て隠されている。
図13に示すように、このような貫通孔116a、ボス112aおよびねじ118を取付部T4とすると、この取付部T4は図12に示すように、レンズカバー112の外周突出部112Bの裏側に配置されることで、当該外周突出部112Bよって取付部T4の全部が遊技機の前面部の前方から見て隠されている。
また、不透明意匠部材100である取付ベース100には、不透明意匠部材112であるレンズカバー112が貫通孔116bにボス112bを挿入してねじ118をねじ込むことによって取り付けられる。
図13に示すように、このような貫通孔116b、ボス112bおよびねじ118を取付部T5とすると、この取付部T5は図12に示すように、レンズカバー112の外周突出部112Cの裏側に配置されることで、当該外周突出部112Cによって取付部T5の全部が遊技機の前面部の前方から見て隠されている。
このように、上述した取付部T1〜T5はレンズカバー111,112によって取付部の全部が遊技機の前面部の前方から見て隠されているので、遊技機の前面部の見栄えを向上させることができる。
また、図11に示すように、取付ベース100の嵌合孔100b(図3参照)に嵌め込まれたレンズカバー112の内側に取付部125の外周部の一部(略半分)が突出してレンズ106側に張り出しているが、この取付部125の外周部の他の一部(略半分)は、レンズカバー(不透明意匠部材)112の内側に突出している部分112hの裏側に配置されることで、当該部分112hによって取付部125の一部が遊技機の前面部の前方から見て隠されているので、前面部の見栄えを向上させることができる。
また、リフレクタ101によってレンズ106の表面縁部がレンズカバー112の当接面112fに押し付けられることで、レンズ106がレンズカバー112に固定されているので、レンズ106をレンズカバー112に固定するためのボスやねじをレンズ106に設ける必要がない。したがって、この点においても前面部の見栄えを向上させることができる。また、リフレクタ(押付部材)101によってレンズ106の表面縁部がレンズカバー112の当接面112fに押し付けられているので、レンズ106の表面縁部がレンズカバー112の当接面112fに密着する。したがって、レンズ106とレンズカバー112との間からの光漏れを防止できる。
なお、本実施の形態では、リフレクタ101によって、レンズ106の表面縁部をレンズカバー112の当接面112fに押し付けるようにしたが、このリフレクタ101以外の部材で押付部材を構成し、この押付部材によってレンズ106の表面縁部をレンズカバー112の当接面112fに押し付けてもよい。
すなわちまず、図15に示すように、取付ベース100の裏面には、4本のボス131〜134が形成されている。
ボス131は上述した部分111Cの裏側に配置されており、当該部分111Cによってボス131の全部が遊技機の前面部の前方から見て隠されている。
ボス132はインナーレンズ129の外周側でかつ下部に形成されているが、装飾部材113の裏側に配置され、当該装飾部材113によってボス132の全部が遊技機の前面部の前方から見て隠されている。
ボス133は、上述した外周突出部112Cの裏側に配置されており、当該外周突出部112Cによってボス133の全部が遊技機の前面部の前方から見て隠されている。
ボス134は、インナーレンズ129の外周側でかつ上部に形成されているが、取付ベース100の上部の裏側に配置され、当該取付ベース100の上部によってボス134の全部が遊技機の前面部の前方から見て隠されている。
また、リフレクタ101の前面部には筒状リフレクタ141,142が左右に離間して設けられ、筒状リフレクタ141,142間には、円環状の環状リフレクタ143が設けられている。
また、筒状リフレクタ142の外周面形状は、取付ベース100の嵌合孔100bおよびレンズカバー112の内周面形状に沿って形成され、さらに、筒状リフレクタ142は、嵌合孔100bおよびレンズカバー112の内側に嵌合可能となっている。
また、環状リフレクタ143は、筒状リフレクタ141,142より軸方向の長さが短くなっており、インナーレンズ129の外周フランジ部に当接可能となっている。
そして、筒状リフレクタ141,142を嵌合孔100a,100bおよびレンズカバー111,112の内側に嵌合させるとともに、環状リフレクタ143をインナーレンズ129の外周フランジ部に当接することによって、リフレクタ101が取付ベース100に嵌め込まれている。
そして、図16に示すように、リフレクタ101が取付ベース100に嵌め込まれた状態で、リフレクタ101の裏面側からねじ135をボス131〜134(図15参照)にそれぞれ形成されたねじ孔にねじ込むことによってリフレクタ101が取付ベース100に固定されている。
すなわちまず、リフレクタ101の裏面の上部には、図16に示すように、ボス145,145が左右に離間して形成されており、下部にはボス146,146が左右に離間して形成されている。ボス145,145は筒状リフレクタ141,142の上側に形成され、ボス146,146は環状リフレクタ143の下部でかつ外周側に形成されている。また、ボス145,146にはねじ孔が形成されている。
また、リフレクタ101の裏面上縁部には上壁147が左右に延在して形成され、この上壁147の両端部に側壁148が上壁147と直角に形成されている。上壁147の一端部は筒状リフレクタ141の根本の端部(図16において右端部)に位置し、他端部は筒状リフレクタ142の根本の端部(図16において左端部)に位置している。そして、これら端部から側壁148,148が筒状リフレクタ141,142の外側に延在している。
また、リフレクタ101の裏面下縁部には下壁149が左右に延在して形成されている。この下壁149は筒状リフレクタ141,142より下側に形成され、その左右の長さは上壁147の左右の長さより短くなっている。下壁149の上方には内壁149aが所的の間隔をもって下壁149と平行に形成されており、下壁149と内壁149aとの間には溝部149bが形成されている。
また、上壁147および側壁148は等しい高さとなっているが、下壁149は上壁147および側壁148より低くなっている。また、内壁149aは下壁149より高くかつ上壁147より低くなっている。
したがって、LED群150a(L)のLED150aがレンズ105を照らし、LED群150a(R)のLED150aがレンズ106を照らし、LED群150a(C)のLED150がインナーレンズ129を照らすようになっている。
また、側壁102bは、上側壁102gと、下側壁102hと、これらの間に設けられた中間側壁102iとから構成されている。中間側壁102iは、上側壁102gおよび下側壁102hより高くなっているとともに、平面視において上側壁102gと繋がる側壁と、下側壁102hに繋がる側壁と、これら側壁どうしを連結する側壁とから構成されている。
また、上側壁102gおよび当該上側壁102gに繋がる側壁と、LED基板150との間には溝部102jが形成されている。
一方、基板取付ベース102には、その上縁部に貫通孔(挿入孔)155,155が左右に離間して形成され、下部に貫通孔(挿入孔)156,156が左右に離間して形成されている。
貫通孔155,155は、切欠部152,152に臨んで配置され、また、貫通孔155,155の内径は、切欠部152,152の幅より小さくなっている。また、貫通孔155の内周壁は、LED基板150の平面視において、切欠部152の内壁より内側に配置されている。
貫通孔156,156は、貫通孔153,153に臨んで配置され、また、貫通孔156,156の内径は、貫通孔153,153の内径より小さくなっている。また、貫通孔156の内周壁は、LED基板150の平面視において、貫通孔153の内周壁より内側に配置されている。
さらに、貫通孔155の底部には円環状の当接面155aが形成され、貫通孔156の底部には円環状の当接面156aが形成されている。
すなわち、図18に示すように、基板取付ベース102の上壁102aは、リフレクタ101の上壁147の上面に被され、基板取付ベース102の溝部102eに上壁147が嵌め込まれている。この状態において、溝部102eの底面に上壁147の先端部が当接している。
また、基板取付ベース102の下壁102cは、リフレクタ101の下壁149の下面に被され、基板取付ベース102の溝部102fに下壁149が嵌め込まれている。この下壁149の端部は溝部102fの底面に達していない。
また、基板取付ベース102の内壁102dがリフレクタ101の溝部149bに嵌め込まれている。この状態において、溝部149bの底面に内壁102dの先端部が当接している。
また、図20に示すように、基板取付ベース102の貫通孔155にリフレクタ101のボス145が挿入されている。この状態において、貫通孔155の底部の当接面155aにボス145の先端部が当接している。そして、基板取付ベース102の裏側からねじ160が貫通孔155に挿入されボス145のねじ孔にねじ込まれている。
なお、本実施の形態では、リフレクタ101(中間部材)には、カバー部材104、取付ベース100、インナーレンズ129、レンズ105,106等の意匠部材が直接当接しているが、これに限らず、中間部材に意匠部材が間接的に当接していてもよい。要は、中間部材が意匠部材と一体に組み付けられていればよい。このような場合でも、意匠部材が受けた衝撃は中間部材から基板取付ベース102に伝わるので、当該衝撃のLED基板150およびLED150aへの伝達を抑制できる。したがって、LED基板150およびLED150aの破損を防止できる。
また、貫通孔(挿入孔)155,156の内周壁は、LED基板150の平面視において、挿通部152,153の内壁より内側に配置されているので、意匠部材が遊技者から受けた、ボス145,146の径方向における衝撃はLED基板150に伝達されない。このため、このような衝撃によるLED基板150の破損を防止できる。
このリフレクタ101は、上述した取付ベース100、前面カバー110、レンズ105,106、レンズカバー111,112、インナーレンズ129、ボールベース128等が一体化された組立体130に取り付けられているので、リフレクタ101に基板取付ベース102を取り付けることによって、遊技機の前面部に設ける意匠部35を組み立てることができる。
101 リフレクタ(中間部材)
104 カバー部材(意匠部材)
102 基板取付ベース
150 LED基板(電子基板)
150a LED(電子部品)
145,146 ボス
147 上壁(壁部)
148 側壁(壁部)
149a 内壁(壁部)
152 切欠部(挿通部)
153 貫通孔(挿通部)
155,156 貫通孔(挿入孔)
155a,156a 当接面
160 ねじ
Claims (1)
- 前面部に意匠部が設けられた遊技機であって、
前記意匠部は、遊技者が接触可能な意匠部材と、
この意匠部材の後方に位置し、かつ、電子部品が実装された電子基板が取り付けられた基板取付ベースと、
前記意匠部材と前記基板取付ベースとの間に設けられて、前記意匠部材と一体に組み付けられる中間部材とを備え、
前記中間部材は前記基板取付ベースに、前記中間部材の前記電子基板と対向している面と、前記電子基板および電子部品との間に隙間を持たせた状態で取り付けられ、
前記中間部材に前記基板取付ベース側に向けて突出するボスが設けられ、
前記電子基板に前記ボスを挿通するための挿通部が設けられ、
前記ボスが前記挿通部に挿通されるとともに、前記基板取付ベースに当接されることで、前記隙間が保持されていることを特徴とする遊技機。
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