JP2009060942A - 遊技機用表示装置及び遊技機 - Google Patents

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純夫 山▲崎▼
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Abstract

【課題】遊技機正面に限られたスペースしかなくても、音声出力及び発光表示に関して最大限の演出効果を得ることが可能な遊技機用表示装置を提供する。
【解決手段】音声出力部30の振動板31の正面手前側に発光表示部20を配置し、光源61の点灯による発光表示を正面側から視認可能とするとともに、振動板31の手前側の空間から発光表示部20の外周空間に連通し、振動板31の振動により発生する音声が発光表示部20を避けて通過可能となる通音経路100を設け、前記音声が前記通音経路100を経て正面側に放出されるようにした。
【選択図】図3

Description

この発明は、音声の出力や発光体の発光によって遊技者に向けての当選報知等の演出を行わせることができる遊技機に関するものである。
遊技機、例えばスロットマシンにおいては、様々な手段を用いて当選の報知その他の演出が行われている。これらの演出表示としては、スピーカからの音声出力、ランプ等電飾装置の点灯点滅、液晶表示装置を用いた画像表示などが代表的なものとして挙げられる。近年では、大型の液晶表示画面を用いるようになってきたので、遊技機の正面にスピーカや電飾装置などの演出表示装置を配置するスペースを確保するのが困難になっていた。
このような問題を解決する手段として、液晶表示装置以外の演出表示部を合体させて一つの表示部で複数の機能を併せ持つように形成することが考えられる。例えば、特許文献1に示すように、スピーカの手前側に設けた筒状体に発光体を配置し、発光体の光を筒状体の内面とスピーカの振動体(スピーカコーン)に反射させて、スピーカ装置が光るようにした技術が知られている。
特許第3907995号公報
しかし、上記した従来の技術では、音声と可視光線による演出効果を同時に得ることはできるものの、発光表示は補助的なものであり、主たる演出表示部としての「スピーカ装置」が「光る」という域をでないものであった。
ここで、音声出力と発光表示の双方を主たる演出表示としてこれらを単一の表示部で表示可能にしようとする場合、電飾装置をスピーカ装置の周囲に配置すると、設置スペースがある程度必要となり、上記したように演出表示装置の設置スペースが限られている場合の解決策にはならない。一方、電飾装置とスピーカ装置を重ねて配置する場合には、遊技者に発光表示を可視可能とするため、必然的に発光表示装置をスピーカ装置の手前側に配置することとなるが、これではスピーカからの音声が発光表示装置に遮られて音声の質量が劣化するという問題点がある。
そこで、本願発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、遊技機正面に限られたスペースしかなくても、音声出力及び発光表示に関して最大限の演出効果を得ることが可能な遊技機用表示装置を提供することを目的とし、かかる遊技機用表示装置を備えた遊技機を提供することを目的とする。
各請求項に記載された発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、振動板(スピーカコーン31)の振動によって音声を出力する音声出力部(スピーカ本体30)と、光源(LED素子61)の点灯によって発光表示を行う発光表示部(電飾装置20)とを備える遊技機用表示装置(電飾スピーカ1)に係る。そしてこの遊技機用表示装置(1)は、前記音声出力部(30)の振動板(31)の正面手前側に前記発光表示部(20)を配置し、前記光源(61)の点灯による発光表示を正面側から視認可能とするとともに、前記振動板(31)の手前側の空間から前記発光表示部(20)の外周空間に連通し、前記振動板(31)の振動により発生する音声が前記発光表示部(20)を避けて通過可能となる通音経路(100)を設け、前記音声が前記通音経路(100)を経て正面側に放出可能に形成されていることを特徴とする。
本発明は、遊技場に設置されるスロットマシンやパチンコ機などの遊技機に使用される遊技機用表示装置である。この遊技機用表示装置は、音声出力部(30)と発光表示部(20)を一体的に形成し一つの表示ユニットとして構成したものであってもよいし、遊技機に音声出力部(30)及び発光表示部(20)を装着することにより、上記構成を有する遊技機用表示装置として形成されるものであってもよい。
ここで、前記音声出力部(30)は、永久磁石にボイスコイルを巻き付けて振動板(61)を取り付けたものであり、音声出力部(30)を外装ケース(リヤカバー32、スピーカカバー33)に収納し、スピーカ装置(10)として構成してもよい。
また、前記発光表示部(20)は、光源(61)の他に、光源(61)からの光線を反射したり拡散させる光源カバー(光拡散レンズ90)などを備えていてもよい。前記光源(61)は、LEDや電球とすることができる。
前記通音経路(100)は、音声出力部(30)の出力音を発光表示部(20)に遮られないように正面側に放出させるための空間部であり、例えば、音声出力部(30)の手前側に発光表示部(20)を設置可能とする連結固定部(ベースケース40)に形成された通路(音通路45)を含むものとすることができる。具体的には、通音経路(100)を、発光表示部(20)の正面側の外径よりも大きな内径を有する開口部とし、発光表示部(20)の正面外周から音が放出されるようにしたものとすることができる。あるいは、通音経路(100)の内径を発光表示部(20)の正面側の外径と同じかそれよりも小さく形成し、発光表示部(20)の側面外周から音が放出されるようにしてもよい。すなわち、「発光表示部(20)の外周空間」は、発光表示部(20)を正面視したときに発光表示部(20)の外周に形成される空間だけでなく、発光表示部(20)を平面視又は側面視したときに発光表示部(20)の外周に形成される空間をも含むものである。
本発明に係る遊技機用表示装置を遊技機に取り付けた場合には、発光表示部(20)が手前側に配置されているので正面側から発光表示部(20)の発光表示をダイレクトに視認可能である。また、音声出力部(30)から出力される音声は、通音経路(100)を介して正面側に放出されるので、音が遮られて音量や音質が劣化することがない。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記発光表示部(20)を前記音声出力部(30)の手前側に設置固定するための連結固定部(ベースケース40)を備え、この連結固定部(40)は、前記振動板(31)の手前側に空間を空けて背面側から正面側に向かって拡開する略円錐型の中心拡開部(C)と、前記振動板(31)の外周部から正面側に向かって拡開するとともに少なくとも正面側端部の内径が前記発光表示部(20)の外径よりも大きく形成された略円錐台孔型の外側拡開部(R)とを有している。そして、前記通音経路(100)は、前記中心拡開部(C)と前記外側拡開部(R)との間の空間を含むものである。そして、前記発光表示部(20)は、前記中心拡開部(C)の正面側に設置固定され、前記音声出力部(30)から出力される音声が、前記発光表示部(20)の外周部から正面側に放出されることを特徴とする。
本発明は、通音経路(100)の形状を限定したものである。すなわち、本発明においては、通音経路(100)は、連結固定部(40)に形成された略円錐型の中心拡開部(C)と、略円錐台孔型の外側拡開部(R)との間に形成される空間部を含むものとなる。
ここで、「含む」とは、通音経路(100)が、連結固定部(40)に形成される空間部のみから構成される必要はないということであり、例えば、連結固定部(40)に固定された発光表示部(20)の外装部(基板カバー70)が中心拡開部(C)と連続して正面側に向かって拡開している場合や、遊技機の前面板(正面パネル130)に設けられた開口部(131)が外側拡開部(R)と連続して正面側に向かって拡開しているような場合には、この拡開部分も通音経路(100)となる。
またここで、前記連結固定部(40)は、例えば音声出力部(30)に発光表示部(20)を取り付け可能な筒型の部材(アタッチメント)とすることができるが、このような独立した部材でなくても、例えば、本発明に係る遊技機用表示装置(1)を取り付けようとする遊技機の前扉や正面パネルなどに、前記中心拡開部(C)及び外側拡開部(R)が一体形成されているものであってもよい。
また、「略円錐型」とは、全体としてほぼ円錐形となっていることを意味し、例えば円錐の頂点が尖っていなくても、あるいは円錐の途中に段差があってもよく、完全な円錐形である必要はない。同様に、「略円錐台孔型」も、孔形状が全体としてほぼ円錐台形となっていればよく、完全な円錐台孔である必要はない。
本発明においては、音声出力部(30)から出力される音声が、正面側に拡開する通音経路(100)を通って放出されるので、発声をより効率的にすることができる。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、上記した請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記中心拡開部(C)に正面側が開口する中空部(基板カバー70、正面開放部42A)を設け、この中空部内に前記光源を配置するとともに、前記光源からの光を表面側に拡散させる発光板(光拡散レンズ90)によって前記開口(正面開口70A、正面開放部42A)を閉塞したことを特徴とする。
ここで、前記「中空部」は、中心拡開部(C)に内部空間を形成したものとしてもよいし、中心拡開部(C)の正面側に中空の部材(基板カバー70)を取り付けたものであってもよい。
また、前記「発光板」は、例えば透光部材の背面に凹凸を設けて、背面側から照射される光線を正面側に拡散させるようにしたものや、側面側から照射された光線を正面側に反射させて正面側が面発光するように形成したものとすることができる。
(請求項4)
(特徴点)
請求項4記載の発明は、上記した請求項3記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、前記発光板(90)と前記光源(61)との間に、前後方向に延びて前記発光板(90)と前記光源(61)との間の空間を複数の空間に仕切る複数の分割板(82)を有する仕切り部材(80)を設け、前記光源(61)を、前記仕切り部材(80)の背面側であって、前記複数の分割板(82)により仕切られる空間内に少なくとも1個ずつ配置したことを特徴とする。
本発明は、光源(61)の光線を効率よく発光板(90)に届かせるようにしたものである。仕切り部材(80)は、例えば正面視放射状あるいは井桁状に配置される複数の分割板(82)によって、前後方向に連通し上下左右に並列する複数の分割空間を形成可能なものとすることができる。
本発明によれば、光源(61)の光線が隣接して設置される光源(61)の光線に干渉されることなく、発光板(90)を照射することができる。また、各分割空間に配置された光源(61)を順次点滅させることにより、発光板(90)の表面を光が回転するような表示を行わせることができる。
(請求項5)
(特徴点)
請求項5記載の発明は、上記した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項5記載の発明は、前記通音経路(100)中に、音通孔(52)を通して音声は通過可能であるものの、前記通音経路(100)の正面側から前記振動板(31)への異物挿入を防止可能な遮蔽板(塞ぎ板50)を設けたことを特徴とする。
本発明における遮蔽板(50)は、スピーカグリルの役割を果たすとともに、不正防止板としても機能するものである。遮蔽板(50)は、通音経路(100)を前後に仕切るような位置に設けてもよいし、通音経路(100)を左右(振動板(31)の中心側とその外側)に仕切るような位置に配置してもよい。
(請求項6)
(特徴点)
請求項6記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項6記載の発明は、遊技者と対峙する前面板(正面パネル130)を備え、この前面板(130)に、振動板(31)の振動によって音声を出力する音声出力部(30)と、光源(61)の点灯によって発光表示を行う発光表示部(20)を装着した遊技機に係る。そして、この遊技機は、前記前面板(130)に、前記発光表示部(20)の外径よりも大きい内径を有する開口部(131)を設け、この開口部(131)の奥側に前記音声出力部(30)を配置し、前記音声出力部(30)の振動板(31)の正面手前側に前記発光表示部(20)を配置し、前記光源(61)の点灯による発光表示を、前記開口部(131)を通して正面側から視認可能とするとともに、前記振動板(31)の手前側の空間から前記開口部(130)に連通し、前記振動板(31)の振動により発生する音声が前記発光表示部(20)を避けて通過可能となる通音経路(100)を設け、前記音声が前記通音経路(100)を経て前記開口部(130)から正面側に放出可能に形成されていることを特徴とする。
本発明は、請求項1記載の遊技機用表示装置を備えた遊技機である。本発明に係る遊技機は、遊技場に設置されるスロットマシン(S)などの遊技機とすることができる。前記前面板(130)は、遊技者が正面側から視認可能な遊技機の正面であって、遊技機の外装に設けられたパネル類や前扉(3)を含むものである。
なお、本発明においては、前記発光表示部(20)を前記音声出力部(30)の手前側に設置固定するための連結固定部(40)を設け、この連結固定部(40)には、前記振動板(31)の手前側に空間を空けて背面側から正面側に向かって拡開する略円錐型の中心拡開部(C)と、前記振動板(31)の外周部から正面側に向かって拡開するとともに少なくとも正面側端部の内径が前記発光表示部(20)の外径よりも大きく形成された略円錐台孔型の外側拡開部(R)とを設け、前記通音経路(100)は、前記中心拡開部(C)と前記外側拡開部(R)との間の空間を含むものとするとともに、前記発光表示部(20)を前記中心拡開部(C)の正面側に設置固定したものとすることができる。
また、前記中心拡開部(C)に正面側が開口する中空部を設け、この中空部内に前記光源(61)を配置するとともに、前記光源(61)からの光を表面側に拡散させる発光板(90)によって前記中空部の開口を閉塞したものとすることができる。
あるいは、前記発光板(90)と前記光源(61)との間に、前後方向に延びて前記中空部を複数の空間に仕切る複数の分割板(82)を有する仕切り部材(80)を設け、前記光源(61)を、前記仕切り部材(80)の背面側であって、前記複数の分割板(82)により仕切られる空間内に少なくとも1個ずつ配置するように形成してもよい。
さらには、前記通音経路(100)中に、音通孔(52)を通して音声は通過可能であるものの、前記開口部(130)から前記振動板(31)への異物挿入を防止可能な遮蔽板(50)を設けてもよい。
本発明は、以上のように構成されているので、遊技機正面に限られたスペースしかなくても、音声出力及び発光表示に関して最大限の演出効果を得ることが可能な遊技機用表示装置を提供することができ、かかる遊技機用表示装置を備えた遊技機を提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図9は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシンSの外観正面図、図2は電飾スピーカ1の正面図、図3及び図4は電飾スピーカ1の断面図、図5は電飾スピーカ1の分解斜視図、図6は電飾スピーカの取り付けの他の例を示す概略図である。なお、図7乃至図9は、本実施の形態の変形例を示す図である。
(スロットマシンS)
スロットマシンSは、図1に示すように、箱形の筐体2に板状の前扉3を開閉自在に取り付けた構造になっている。また、筐体2の内部には、表面に複数の図柄を表示した3個の回転リール200を備えるリールユニット4と、メダルを払い出すためのホッパー装置5と、スロットマシンSの全体の動作を制御するための制御装置6とが内蔵されている。
前記前扉3には、遊技者側に向かって臨む正面パネル130が設けられ、正面パネル130の下側であって前扉3の高さ方向略中央部は、スロットマシンSを作動させるための操作部140となっている。また、前扉3の下部には、前記ホッパー装置5から排出されるメダルを排出するメダル払い出し口136と、メダル払い出し口136から払い出されるメダルを貯留可能な下皿135が設けられている。そして、前記操作部140と下皿135の間には、遊技内容その他の表示を行うための下パネル134が設けられている。
前記正面パネル130には、3個の回転リール200の図柄を見ることができる図柄表示窓132が形成されているとともに、図柄表示窓132の上側には、画像や動画を表示する演出表示装置としての液晶表示部133が設けられている。また、正面パネル130の上方両端部には、前記液晶表示部133を挟んで2個の電飾スピーカ1が設けられている。電飾スピーカ1は、音声出力表示部と発光表示部とを兼ね備えた演出表示装置であるが、これについては後述する。
前記操作部140としては、前記図柄表示窓132の右下にはメダルを投入するためのメダル投入口141が設けられ、メダル投入口141の反対側には、クレジットをメダル投入に代えるためのベットボタン142が設けられている。また、操作部140の正面側には、回転リール200の回転を一斉に回転開始させるためのスタートレバー143と、回転している回転リール200を個々に停止させるためのストップボタン144が設けられている。
前記制御装置6は、CPU、ROM、RAM等の電子部品を搭載したプリント基板を基板ケースに収納したものであり、特に図示しないが、一般にメイン基板と呼ばれている主として遊技を制御するための基板と、一般にサブ基板と呼ばれている主として演出を制御するための基板とを備えている。
メイン基板は、当選抽選を行うとともに、スタートレバー143及びストップボタン144の操作に基づいて、回転リール200の回転及び停止を制御する。そして、当選抽選の結果、複数の図柄の組み合わせからなる所定の当選役が当選した場合に、ストップボタン144の操作によって3個の回転リール200の回転を停止させたとき、当該当選に係る図柄が予め設定された入賞ライン上に揃うと入賞となる。当選図柄を入賞ライン上に揃えられるかどうかはストップボタン144の操作タイミングによるが、この際、当選図柄が極力入賞ライン上に揃うように引き込み制御が行われ、当選図柄以外の図柄が入賞の態様に揃わないよう蹴飛ばし制御が行われる。なお、当選抽選の結果が不当選の場合には、停止図柄がいかなる入賞の態様にも揃わないように蹴飛ばし制御が行われる。そして、入賞の場合には、ホッパー装置5からメダルを払い出させたり、ボーナスゲームなどの有利遊技に移行させたりするようになっている。
一方、サブ基板は、スタートレバー143、ストップボタン144等の操作信号又は前記メイン基板からの出力信号に基づいて、前記液晶表示部133及び電飾スピーカ1の作動を制御するものである。例えば、液晶表示部133の画像表示を変化させたり、電飾スピーカ1から音声を出力させたり発光体を点滅させたりして、入賞や有利遊技への移行など遊技状態の変化を報知したり、当選抽選の結果を所定の確率で告知したりする。なお、スロットマシンSとしては、液晶表示部133及び電飾スピーカ1以外の演出表示装置を備えていてもよく、それらの演出表示装置もサブ基板によって制御される。
(電飾スピーカ1)
次に、電飾スピーカ1について詳述する。
電飾スピーカ1は、図1に示すように、スロットマシンSの前扉3の正面パネル130に取り付けられる演出表示装置であって、図4に示すように、大きく分けて、音声出力部としてのスピーカ装置10と、スピーカ装置10の手前側に配置される発光表示部としての電飾装置20とから構成されている。そして、スロットマシンSの正面側からは、図2に示すように、正面パネル130に形成された開口部131の内側に位置する電飾装置20の正面が視認でき、開口部131と電飾装置20の周囲の間には、スピーカ装置10のスピーカグリルとしても機能する塞ぎ板40が視認できるようになっている。
(スピーカ装置10)
スピーカ装置10は、音声を出力するためのユニットであって、図3乃至図5に示すように、スピーカ本体30、リヤカバー32、スピーカカバー33、ベースケース40及び塞ぎ板50とから構成されている。
スピーカ本体30は、永久磁石にボイスコイルを巻き付けたもの(図示せず)に振動板としてスピーカコーン31を取り付けてなる音声出力装置である。なお、振動板はコーン型でなくてもよい。リヤカバー32は正面側が開放しスピーカ本体30の後部を覆う箱形の収納部であり、スピーカカバー33はリヤカバー32の正面側に取り付けられスピーカコーン31の周囲を覆う円筒型のカバーである。
ベースケース40は、図3に示すように、円筒形の外筒41の中心部に、背面側が閉塞し正面側に向かって拡開するコア円錐部42を備えるとともに、外筒41の内周面には、背面側が開放し前記コア円錐部42の拡開傾斜と同様の傾斜で正面側に向かって拡開する内周円錐部43が形成されている。また、図5に示すように、コア円錐部42の正面側には、コア円錐部42の正面開放部42Aと連通し外筒41の内周に向かって上下に延びる垂直凹部44が形成されている。この垂直凹部44は、図4に示すように、電飾装置20の基板カバー70の背面部を収納固定するためのものである。
ベースケース40は、図3及び図4に示すように、外筒41の背面側を前記スピーカカバー33の内部に嵌入すると、内周円錐部43の背面側端部がスピーカ本体30の正面と当接して、スピーカ本体30を正面側から押さえるようになっている。また、ベースケース40をスピーカカバー33に嵌入した状態で、コア円錐部42がスピーカコーン31の中心に位置するように形成されている。そして、垂直凹部44を挟んでコア円錐部42の左右側には、図3に示すように、コア円錐部42と内周円錐部43との間に、スピーカコーン31の振動によって発生する音声を正面側に誘導する音通路45が形成される。
塞ぎ板50は、図3に示すように、ベースケース40の正面側に配置される薄板部材であり、図5に示すように、中央部に開口部51を有し、板面全体に音通孔52が形成されている。前記開口部51は、前記ベースケース40のコア円錐部42及び垂直凹部44がすっぽり内部に収まる形状、すなわち正面視円形の孔の上方及び下方に略方形の孔を連結させた形状になっており、これは、電飾装置20の基板カバー70を貫通させるためのものである。塞ぎ板40は、スピーカグリルとして機能するとともに、正面パネル130の開口部131からスピーカ装置10の内部への異物挿入を防ぐ機能も有している。
(電飾装置20)
電飾装置20は、発光体の点灯により種々の発光表示を行わせるためのユニットであって、図3及び図4に示すように、光源としてのLED基板60と、基板カバー70と、基板カバー70の正面側に取り付けられる発光板としての光拡散レンズ90とから構成されており、前記基板カバー70の内部には仕切り部材80が収納されている。
LED基板60は、図5に示すように、円板部の上下にボス孔60Aを有する方形の固定部を設けたプリント基板であり、円板部60aの表面には9個のLED素子61が搭載されている。9個のLED素子61は、円板部60aの中心に1つ配置され、その周囲を8つのLED素子61が取り囲むように等間隔に配置されている。また、各LED素子はそれぞれ、あるいは数個ずつ、発光色の異なるものが設けられている。
基板カバー70は、図3及び図5に示すように、背面開口70Bよりも正面開口70Aが大きく形成され背面板71が正面側に向かって拡開する中空の筒体であり、LED基板60及び光拡散レンズ90を取り付けるとともに、内部に仕切り部材80を収納するためのものである。基板カバー70の背面開口70Bの周囲には、基板カバー70左右方向に相対向する円弧状の挟持片72が突設されており、2つの挟持片72の上下の間隙部分には、図4及び図5に示すように、背面側に突出するボス73Aを有する取り付け部73が設けられている。前記挟持片72は、ベースケース40のコア円錐部42を外側から挟持して基板カバー70をベースケース40に仮固定するためのものであり、取り付け部73は、ボス73AをLED基板60のボス孔60Aに貫通させることにより、LED基板60を基板カバー70に固定するためのものである。
仕切り部材80は、前記基板カバー70の内部空間を前後方向に連通する複数の区画に分ける遮光体であって、図2及び図5に示すように、中空の円筒部81と、円筒部81のほぼ長さ方向にわたって設けられ円筒部81の外周から放射状に張り出す8枚の分割板82とから構成されている。分割板82うち、円筒部81を挟んで相対向する二つの分割板82b,82b'以下の分割板82aには、図3に示すように、基板カバー70の背面板71の傾斜に合致するよう、背面側に切り欠きが設けられており、分割板82b,82b'は、図4に示すように、基板カバー70の取り付け部73の内側形状に合わせて形成されている。
そして、仕切り部材80は、LED基板60を装着した基板カバー70に収納して正面視したとき、図2に示すように、円筒部81の中にLED基板60の円板部の中心に配置されたLED素子61が位置し、各分割板82の間には、前記中心に配置されたLED素子61の周囲に配置されたLED素子61が、それぞれ1つずつ位置するように設置される。このように各LED素子61を仕切り部材80の仕切りの中に配置させることにより、それぞれのLED素子61を点灯させたときの光線の指向性がより顕著化される。
光拡散レンズ90は、基板カバー70の正面開口を塞ぐ円板状の透光部材であり、その正面側は電飾ユニット20の発光面として機能する。具体的には、光拡散レンズ90の裏面には、梨地加工などの光反射処理が施されており、背面側から照射された光を正面側に拡散させることができるようになっている。そして、LED基板60に搭載されているLED素子61が例えば1つ点灯した場合でも、その光を乱反射させてレンズ表面全体を発光させることができるものである。また、異なる色のLED素子61を同時に点灯させることにより、光の合成による色変化を表示することもできる。
なお、光拡散レンズ90の仕様によっては、前記仕切り部材80によって仕切られた各分割空間に配置されるLED素子61を順次点滅させることにより、発光体が回転するような表示を行わせることもできる。
(電飾スピーカ1のスロットマシンSへの取り付け)
上記構成を有する電飾スピーカ1をスロットマシンSに装着する場合について簡単に説明する。
ここで、正面パネル130に形成される開口部131は、図3及び図4に示すように、奥行き方向に厚みを有し、この厚みを形成する側壁131aは、背面側から正面側に向かって拡開している。また、開口部131の正面側端部の内径は、電飾装置20の基板カバー70の外径よりも大きく、開口部131の背面側端部の内径は、スピーカ装置10の塞ぎ板50の外径よりも小さく形成されている。なお、基板カバー70の外周部と開口部131の内周部との間の距離は、音声が出力されるのに必要十分な長さとするのが好ましい。
そして、電飾スピーカ1の組み立て手順としては、まず、スピーカ装置10のスピーカ本体30をリヤカバー32に収納し、リヤカバー32の正面側にスピーカカバー33を取り付けて、スピーカカバー33を特に図示しないネジでリヤカバー32に固定する。これにより、スピーカ本体30とリヤカバー32及びスピーカカバー33が一体化する。
一方、電飾装置20は、基板カバー70の背面側から、取り付け部73のボス73AをLED基板60のボス孔60Aに嵌め込ませてLED基板60を取り付ける。LED基板60により背面開口70Bが塞がれ、LED素子61が正面側に向いて配置される。基板カバー70の正面開口70Aからは仕切り部材80を収納し、さらに正面側に光拡散レンズ90を嵌め込んで正面開口70Aを光拡散レンズ90で塞ぐ。
そして、基板カバー70の取り付け部73を塞ぎ板50の開口部51に挿通させた状態で、ベースケース40のコア円錐部42の正面側外周部を挟持片72で挟み、基板カバー70を押入する。このようにして、ベースケース40に基板カバー70を係合させることにより、塞ぎ板50はベースケース40の正面端部と基板カバー70の背面板71に挟まれて固定される。それから、図4に示すように、ベースケース40の背面側から取り付け部73のボス73Aにネジを螺号させて、ベースケース40と基板カバー70とを固定し、しかる後に、スピーカ本体30及びリヤカバー32と一体化したスピーカカバー33をベースケース40の外筒部41に嵌め込んで固定することにより、スピーカ装置10と電飾装置20が一体化される。
次に、電飾スピーカ1をスロットマシンSに装着する場合には、正面パネル130の開口部131の背面側から、電飾装置20を正面側にして、ベースケース40を正面パネル130にネジ止めする。このように固定することにより、図3に示すように、開口部131の奥側は塞ぎ板50で遮蔽され、塞ぎ板50の表面側には基板カバー70の一部が表出する。
電飾スピーカ1をスロットマシンSに装着すると、図3に示すように、基板カバー70の背面板71とベースケース40のコア円錐部42により、スピーカコーン31の手前側に空間を空けて位置し全体として正面側に拡開する略円錐筒形の中心拡開部Cが形成される。この中心拡開部Cの内部には光源であるLED基板60が配置され、中心拡開部Cの拡開側端部は発光板である光拡散レンズ90により塞がれている状態となっている。また、ベースケース40の内周円周部43と開口部131の側壁131aにより、中心拡開部Cの外側にあって全体として正面側に拡開し、正面側端部の内径が電飾装置20の外径よりも大きい略円錐台孔型の外側拡開部Rが形成される。そして、この外側拡開部Rと、前記中心拡開部Cとの間が、音声を外部(スロットマシンSの正面側)に通すための通音経路100となる。
なお、電飾スピーカ1をスロットマシンSから取り外す場合には、ベースケース40と正面パネル130を固定しているネジを外すだけで、電飾スピーカ1を一体的に正面パネル130から分離することができる。すなわち、この電飾スピーカ1は、全体を一つのユニットとしてリサイクル可能である。
(電飾スピーカ1の作動)
以上のようにしてスロットマシンSに装着した電飾スピーカ1は、遊技の進行中において、スピーカ装置10からの音声出力や、電飾装置20の点灯点滅により、入賞やボーナスゲームへの移行を報知したり、当選の報知を行ったりすることができる。
スピーカ装置10から音声を出力させた場合には、前述したように、スピーカコーン31の発生する音声が、ベースケース40に形成された音通路45及び塞ぎ板50の音通孔52を通過して、正面パネル130の開口部131における基板カバー70との隙間から、正面側に放出される。つまり、中心拡開部Cと、外側拡開部Rとによって形成された通音経路100を通って、音声が放出される。
また、電飾装置20においては、9個のLED素子61のうち同色のものを点灯させたり、色の異なるものを同時に点灯させたり、あるいは同色の又は色の異なるものを順次点滅させたりすることにより、種々の発光表示を行うことができる。
電飾スピーカ1を作動させる制御部としては、制御装置6に、スピーカ装置10の作動を制御するための音声出力制御部と、電飾装置20の作動を制御するための発光表示制御部を設けることができる。各制御部は、ROMに記憶されている音声出力又は発光表示に係る演出パターンデータを遊技状況に応じて選択し、それらのデータに応じた演出表示を行わせる。演出パターンデータとしては、音声と発光表示の組み合わせから成る演出パターンデータを有していてもよい。
本実施の形態によれば、スピーカ装置10の手前に、正面方向に光を照射する光源を備える電飾装置20を配置してあるので、電飾装置20の発光が光拡散レンズを介して遊技者側にダイレクトに視認可能となり、メリハリのある発光演出を行うことができる。また、正面パネル130の開口部131と電飾装置20の周囲に間隙を設け、スピーカ装置10には電飾装置20の配置される中心部を避けて両側に分岐する音通路45を設け、さらに電飾装置20の基板カバー70及び正面パネル130の開口部131も正面側を拡開させているので、スピーカ装置10の手前側中心部に電飾装置20を配置してあっても、出力される音声は遮断されることなく遊技者側に到達可能である。さらに、開口部131と電飾装置20の隙間は、音通孔52を有する塞ぎ板50で遮蔽してあるので、隙間から針金などの異物を差し込まれる悪戯を防止することができる。
なお、上記例では、電飾スピーカ1を、その正面(光拡散レンズ90の表面及び塞ぎ板50の表面)が正面パネル130の表面と平行になるよう取り付けてあったが、図6(A)に示すように、開口部131の扉中心側(図面左側)の側壁を扉外側(図面右側)の側壁よりも奥行き方向に長く形成し、電飾スピーカ1全体を前扉3の中心方向に傾けるようにして取り付けてもよいものである。このように形成した場合には、スピーカ装置10から出力される音声をより効果的に遊技者に向けて出力することができる。又この場合、電飾装置20の発光する光線が遊技者の視線に直接入らないように、図6(B)に示すように、電飾装置20のみが正面側を向くようにしてもよい。これは、ベースケース40のコア円錐部42の正面側をやや傾けて形成すればよい。
また、上記例では、正面パネル130に設ける開口部131を円形にしてあったが、開口部131を横長の楕円形又は横長の長孔として、電飾装置20の左右に電飾装置20の上下よりも大きな空間を設けるようにしてもよい。このようにすれば、スピーカ装置10からの音声をさらに効率よく正面側に放出することができる。
(電飾スピーカ1の変形例1)
ここで、上記実施の形態においては、図3に示すように、塞ぎ板50がスピーカコーン31の正面と平行に配置されるように形成されていたが、塞ぎ板50は、図7に示すように、スピーカコーン31の正面に対して直交するように形成してもよい。
図7及び図8は、本実施の形態の変形例1を示す図である。本変形例1においては、電飾装置20は、図8に示すように、光拡散レンズ90が筒型に形成され、この内部に仕切り部材80を収納可能とするとともに、光拡散レンズ90の背面側には上下に張り出す押さえ片90Aが設けられている。
また、本変形例におけるベースケース40は、図8に示すように、箱形の基体46に正面側が拡開する円錐孔47を形成し、この円錐孔47の中心にコア円錐部42が設けられている。そして、円錐孔47とコア円錐部42の間に音通路45が形成されるようになっている。コア円錐部42の上下には、正面側に向かって突出し上下方向に延びる一対の突条48が形成されている。さらに、塞ぎ板50は、図8に示すように、音通孔52を有する2個の半円筒形の湾曲板53からなり、前記円錐孔47には、湾曲板53の端部を差し込み可能な溝部47Aが形成されている。なお、スピーカ本体30、リヤカバー32、スピーカカバー33は、上記実施の形態とほぼ同様である。
上記構成を有する電飾装置20をベースケース40に取り付ける場合には、LED素子61を配した円板部をベースケース40のコア円錐部42の中心に位置させてLED基板60をセットし、塞ぎ板50を円錐孔47の溝部47Aに差し込んだ状態で、仕切り部材80を収納した光拡散レンズ90をベースケース40に固定(ベースケース40の裏側からネジ止め)する。これにより、特に図示しないが、LED基板60が突条48と押さえ片90Aに挟まれて固定されるとともに、図7に示すように、コア円錐部42の正面端部が仕切り部材80の背面側に当接してこれを固定する。また、塞ぎ板50が光拡散レンズ90の背面開口に嵌り込んで、光拡散レンズ90とベースケース40との間の縦方向の隙間を塞ぐ。
そして、上記したように組み立てた電飾スピーカ1を正面パネル130の裏面に取り付けると、開口部131の奥側縁部とベースケース40の円錐孔47の正面側縁部とが合致するようになっており、開口部131から電飾スピーカ1の内部又は遊技機の内部に異物を挿入することができないようになっている。なお、本変形例では、ベースケース40のコア円錐部42が中心拡開部Cを形成し、円錐孔47と開口部131の側壁131aが外側拡開部Rを形成するものとなる。
以上のように形成した場合でも、上記した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
(電飾スピーカ1の変形例2)
上記実施の形態及び変形例1では、いずれも通音経路100の正面側端部(外側拡開部Rの前端部)の内径が電飾装置20の外径よりも大きい内径を有するように形成されていたが、本発明は、通音経路100の正面側端部の内径が電飾装置20の外径と同じかそれよりも小さく形成されているものも含むものである。以下、その具体例を図9に基づき説明する。
図9は、本実施の形態の変形例2を示す図であり、図9(A)は電飾スピーカ1の横断面図、図9(B)は電飾スピーカ1の正面図をそれぞれ示す。本変形例2においては、電飾装置20は、ベースケース40が筒型に形成され、正面側内部に仕切り部材80を収納可能とするとともに、ベースケース40の正面開口を光拡散レンズ90で塞ぐように形成されている。すなわち、本変形例2では、ベースケース40が基板カバー70を兼ねているものである。なお、本変形例ではスピーカカバー33を設けず、ベースケース40の背面側からスピーカ本体30を取り付けるようになっている。
また、ベースケース40の正面側外周部には、図9(A)に示すように、複数の側方開口部49が設けられており、この側方開口部49は塞ぎ板50によって覆われている。そして、ベースケース40の内周壁とコア円錐部42の間に音通路45が形成され、通音経路100の出口は電飾装置20の側面側に位置するようになる。
この電飾スピーカ1を遊技機の前扉3の正面パネル130に取り付ける場合には、側方開口部49が正面パネル130の表面から手前側に露出するよう、ベースケース40の正面側を正面パネル130の表面から突出させて取り付ける。図9(B)に示すように、遊技機の正面側からは、通音経路100は光拡散レンズ90に隠れて視認できないが、遊技機を側面側から見たときには、光拡散レンズ90と正面パネル130との間に塞ぎ板50によって覆われた側方開口部49すなわち通音経路100が視認可能である。このため、スピーカ本体10から出力された音声は、電飾装置20の上下左右側から遊技機の正面側に放出されるようになる。
本変形例2によれば、上記した実施の形態及び変形例1に比べると、遊技機の正面側に放出される音声の音量、音質は劣るものの、光拡散レンズ90の周囲のスペースが限られている場合や、デザイン上電飾装置20を前面に出したい場合には効果的である。
ところで、上記実施の形態及び変形例では、ベースケース40の音通路45をコア円錐部42の左右に設け、通音経路100を電飾装置20の左右に形成する構成となっていたが、音通路45をコア円錐部42の上下に設けて通音経路100を電飾装置20の上下に形成するようにしてもよい。あるいは通音経路100を電飾装置20の斜め方向に形成してもよい。これは、LED基板60の取り付け位置を変えることにより適宜設定することができる。要は、スピーカ装置10から出力される音声が、スピーカ装置10の手前側(発音方向側)に設けられる電飾装置20を避けて正面側に到達可能な通路を確保してあればよい。
また、本発明においては、スピーカ装置10と電飾装置20とは、別々のユニットとして形成されていなくてもよい。例えば、特に図示しないが、ブロック状のベース部材の背面側にスピーカ本体30を取り付け、ベース部材においてスピーカコーン31の手前側に中心拡開部C及び外側拡開部Rから成る通音経路100を形成し、中心拡開部Cの内部に光源(LED基板60)及び仕切り部材80を収納して、中心拡開部Cの拡開側端部に発光板(光拡散レンズ90)を取り付けた構造としてもよい。あるいは、中心拡開部Cの正面部に、光源及び発光板からなる発光体ユニットを取り付けた構成としてもよい。
さらに、上記した実施の形態及び変形例に係る発光表示部としての電飾装置20は、発光板としての光拡散レンズ90の背面側に光源としてのLED基板60を配置してある構成となっているが、本発明における発光表示部の構成はこのようなものに限られない。例えば、特に図示しないが、発光板として、側面に照射された光を正面側に反射させる導光板を用い、LED基板60を導光板の周囲に配置したものとしてもよい。あるいは、光源の周囲を旋回可能な反射板を有し、光源と反射板を透光性を有するカバー材で覆った小型回転灯ユニットとしてもよい。そして、これらの発光表示部を、略円錐筒型の中心拡開部Cの内部に収納してもよいし、略円錐型の中心拡開部Cの正面部に取り付けてもよい。
なお、本発明を使用する遊技機としてはスロットマシンに限られず、例えばパチンコ遊技機に使用してもよい。そのほかにも、スピーカユニットを備えた遊技機であれば、どのような遊技機に応用してもよい。
本発明の実施の形態であって、スロットマシンの外観正面図である。 本発明の実施の形態であって、電飾スピーカの正面図である。 本発明の実施の形態であって、図2のIII−III線断面図である。 本発明の実施の形態であって、図2のIV−IV線断面図である。 本発明の実施の形態であって、電飾スピーカの分解斜視図である。 本発明の実施の形態であって、電飾スピーカの取り付けの他の例を示す概略図である。 本発明の実施の形態の変形例であって、電飾スピーカの横断面図である。 本発明の実施の形態の変形例であって、電飾装置の分解斜視図である。 本発明の実施の形態の変形例であって、電飾スピーカの断面図及び正面図である。
符号の説明
S スロットマシン
1 電飾スピーカ(遊技機用表示装置)
2 筐体 3 前扉
4 リールユニット 5 ホッパー装置
6 制御装置
10 スピーカ装置(音声出力部) 20 電飾装置(発光表示部)
30 スピーカ本体 31 スピーカコーン(振動板)
32 リヤカバー 33 スピーカカバー
40 ベースケース 41 外筒
42 コア円錐部 43 内周円錐部
44 垂直凹部 45 音通路
46 基体 47 円錐孔
48 突条 49 側方開口部
50 塞ぎ板 51 開口部
52 音通孔 53 湾曲板
60 LED基板 61 LED素子
70 基板カバー 71 背面板
72 挟持片 73 取り付け部
80 仕切り部材 81 円筒部
82 分割板 90 光拡散レンズ
100 通音経路
130 正面パネル 131 開口部
132 図柄表示窓 133 液晶表示部
134 下パネル 135 下皿
136 メダル払い出し口 140 操作部
141 メダル投入口 142 ベットボタン
143 スタートレバー 144 ストップボタン
200 回転リール
C 中心拡開部 R 外側拡開部

Claims (6)

  1. 振動板の振動によって音声を出力する音声出力部と、光源の点灯によって発光表示を行う発光表示部とを備える遊技機用表示装置であって、
    前記音声出力部の振動板の正面手前側に前記発光表示部を配置し、前記光源の点灯による発光表示を正面側から視認可能とするとともに、
    前記振動板の手前側の空間から前記発光表示部の外周空間に連通し、前記振動板の振動により発生する音声が前記発光表示部を避けて通過可能となる通音経路を設け、前記音声が前記通音経路を経て正面側に放出可能に形成されていることを特徴とする遊技機用表示装置。
  2. 前記発光表示部を前記音声出力部の手前側に設置固定するための連結固定部を備え、
    この連結固定部は、前記振動板の手前側に空間を空けて背面側から正面側に向かって拡開する略円錐型の中心拡開部と、前記振動板の外周部から正面側に向かって拡開するとともに少なくとも正面側端部の内径が前記発光表示部の外径よりも大きく形成された略円錐台孔型の外側拡開部とを有し、
    前記通音経路は、前記中心拡開部と前記外側拡開部との間の空間を含み、
    前記発光表示部は、前記中心拡開部の正面側に設置固定され、前記音声出力部から出力される音声が、前記発光表示部の外周部から正面側に放出されることを特徴とする請求項1記載の遊技機用表示装置。
  3. 前記中心拡開部に正面側が開口する中空部を設け、この中空部内に前記光源を配置するとともに、前記光源からの光を表面側に拡散させる発光板によって前記開口を閉塞したことを特徴とする請求項2記載の遊技機用表示装置。
  4. 前記発光板と前記光源との間に、前後方向に延びて前記中空部を複数の空間に仕切る複数の分割板を有する仕切り部材を設け、
    前記光源を、前記仕切り部材の背面側であって、前記複数の分割板により仕切られる空間内に少なくとも1個ずつ配置したことを特徴とする請求項3記載の遊技機用表示装置。
  5. 前記通音経路中に、音通孔を通して音声は通過可能であるものの、前記通音経路の正面側から前記振動板への異物挿入を防止可能な遮蔽板を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技機用表示装置。
  6. 遊技者と対峙する前面板を備え、この前面板に、振動板の振動によって音声を出力する音声出力部と、光源の点灯によって発光表示を行う発光表示部を装着した遊技機において、
    前記前面板に、前記発光表示部の外径よりも大きい内径を有する開口部を設け、この開口部の奥側に前記音声出力部を配置し、前記音声出力部の振動板の正面手前側に前記発光表示部を配置し、前記光源の点灯による発光表示を、前記開口部を通して正面側から視認可能とするとともに、
    前記振動板の手前側の空間から前記開口部に連通し、前記振動板の振動により発生する音声が前記発光表示部を避けて通過可能となる通音経路を設け、前記音声が前記通音経路を経て前記開口部から正面側に放出可能に形成されていることを特徴とする遊技機。
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