JP2017080156A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転リールの遊技者が視認する部分の広範囲が照明されるとともに、設計コストおよび製造コストを抑制できる遊技機を提供する。【解決手段】回転リール22aと照明部材60とを備えた遊技機において、照明部材60は、回転リール22aを照明する発光素子65を備えた照明基板61a,61bと、この照明基板61a,61bを保持する保持部材62と、を備え、保持部材62は、発光素子65から回転リール22a側に発せられる光の向きが回転リール22aの前方側に傾くように照明基板61a,61bを傾ける傾け部材64fを備えるため、発光素子65から回転リール22a側に発せられる光の向きが回転リール22aの前方側に傾き、発光素子65から発せられる光の一部が、回転リール22aの前方を通って遊技機内部の他の部材に当たり、反射光となって回転リール22aを照らす。【選択図】図4
Description
本発明は、回転リールを照明する照明部材を備えた遊技機に関する。
従来から外周面に図柄が配列された複数の回転リールを備えた遊技機(回胴式遊技機、スロットマシン)が知られている。この種の遊技機は、メダルやパチンコ玉などの遊技媒体に対して一定の遊技価値を付与し、このような遊技媒体を獲得するための遊技を行うものである。また、この種の遊技機は、遊技者の回転開始操作を契機として、内部抽選を行うとともに複数の回転リールの回転を開始させ、遊技者の停止操作を契機として、内部抽選の結果に応じた態様で複数の回転リールを停止させる制御を行っている。そして、遊技の結果は、複数の回転リールが停止した状態における入賞判定ライン(有効ライン)上に表示された図柄組合せによって判定され、遊技の結果に応じてメダル等の払い出しなどが行われる。すなわち、有効ライン上に内部抽選で当選した役に対応する図柄組合せで図柄が停止すると役が入賞したことになり、メダルの払い出しなどが行われる。
このように、回転リールの図柄組合せと当選およびメダルの払い出しは対応しており、遊技者は回転リールの図柄に注目して遊技を行うため、回転リールを照明する照明手段は、遊技者の興を削がないようにするために重要な役割を果たす。
また、所望の図柄組合せを揃えるために、遊技者は、回転する回転リールの図柄を注視しながら、所定のタイミングで停止操作を行う所謂「目押し」を行うこともあり、この際に遊技者が図柄を見極めやすくするためにも、回転リールを照明する照明手段は重要となる。
回転リールを照明する照明手段を備えた遊技機として、例えば、特許文献1には遊技機の筐体前面に設けられた表示窓と、表示窓より視認可能な回転リールと、筐体内部に設けられた光源部と、光源部から照射される光を反射して回転リールを照明する反射部と、を備えた遊技機が記載されている。
ところで、回転リールを照明する照明手段の取り付け位置によっては、回転リールの遊技者が視認する部分の一部が暗くなってしまう虞がある。例えば、左右に延びる回転軸に固定された回転リールと、遊技者が回転リールを視認するために回転リールの前方に設けられた表示窓と、回転リールを照明するためのLEDを備えた照明部材と、を備え、照明部材は、表示窓より上方後側にLEDの発光面が下側を向くように設けられており、表示窓は、上側ほど後側に向かうように水平面に対して傾斜して設けられている遊技機の場合、表示窓が鉛直に近い方向に設けられている遊技機に比べて回転リールに対する照明部材の相対位置が後側となる。
このため、表示窓が鉛直に近い方向に設けられている遊技機と同様の方向にLEDの発光面を向けて照明部材が設けられている場合、LEDから発せられる光の内、回転リールの上面側で反射される光が多くなり、回転リールの下面側が暗くなってしまう。
この結果、回転リールの一部が暗くて遊技者から見えにくいといった問題や、回転リールの一部に光が集中することで遊技者の注意が必要以上にその部分に向けられてしまうといった問題が生じる。
また、これを回避するために、LEDから発せられる光の向きを変えるように照明部材を設ける部分の設計変更を行うとすると、他の部材の配置変更や金型の大幅な変更を伴い、設計コストおよび製造コストが増加してしまうといった問題がある。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、回転リールの遊技者が視認する部分の広範囲が照明されるとともに、設計コストおよび製造コストを抑制できる遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の遊技機は、外周面に複数種類の図柄が配列されている回転リールと照明部材とを備えた遊技機において、
前記照明部材は、前記回転リールを照明する発光素子を備えた照明基板と、この照明基板を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材は、前記発光素子から前記回転リール側に発せられる光の向きが前記回転リールの前方側に傾くように前記照明基板を傾ける傾け部材を備えることを特徴とする。
前記照明部材は、前記回転リールを照明する発光素子を備えた照明基板と、この照明基板を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材は、前記発光素子から前記回転リール側に発せられる光の向きが前記回転リールの前方側に傾くように前記照明基板を傾ける傾け部材を備えることを特徴とする。
本発明においては、保持部材に備えられた傾け部材により照明基板が傾いて、発光素子から回転リール側に発せられる光の向きが回転リールの前方側に傾くため、発光素子から発せられる光の一部が、回転リールの前方を通って遊技機内部の他の部材に当たり、反射光となって回転リールを照らす。
したがって、回転リールの遊技者が視認する部分の広範囲が照明される。さらに、傾け部材により照明基板を傾けることで広範囲の照明を実現するため、光の向きを変えるために他の部材の配置変更や金型の大幅な変更等を必要とせず、設計コストおよび製造コストを抑制できる。
したがって、回転リールの遊技者が視認する部分の広範囲が照明される。さらに、傾け部材により照明基板を傾けることで広範囲の照明を実現するため、光の向きを変えるために他の部材の配置変更や金型の大幅な変更等を必要とせず、設計コストおよび製造コストを抑制できる。
また、本発明の前記構成において、前記発光素子が発する光の一部を前記回転リールに向けて反射する反射部材を備えることが好ましい。
このような構成によれば、発光素子から発せられた光の一部、つまり回転リールに直接照射されなかった光を反射部材で反射させ、この反射された光で回転リールを照明することができる。
したがって、回転リールに直接照射されなかった光を、反射部材が無い場合に比べより十分かつ確実に回転リールに向けて反射させ、回転リールの遊技者が視認する部分の広範囲をより明るく照明することができる。
したがって、回転リールに直接照射されなかった光を、反射部材が無い場合に比べより十分かつ確実に回転リールに向けて反射させ、回転リールの遊技者が視認する部分の広範囲をより明るく照明することができる。
本発明の遊技機によれば、回転リールの遊技者が視認する部分の広範囲が照明されるとともに、設計コストおよび製造コストを抑制できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態は本発明を遊技機の一つであるスロットマシンに適用した場合を例にとって説明するが、本発明はスロットマシンに限ることなく、その他の遊技機に適用してもよい。
なお、以下の説明においては、基本的に「前後」とは、スロットマシンの前側に遊技者が居る場合に、遊技者側が「前」で、スロットマシン側が「後」を意味し、「上下」とはスロットマシンの上面側が「上」で、下面側が「下」を意味し、「左右」とはスロットマシンを遊技する遊技者の左手側が「左」を意味し、右手側が「右」を意味する。
なお、以下の説明においては、基本的に「前後」とは、スロットマシンの前側に遊技者が居る場合に、遊技者側が「前」で、スロットマシン側が「後」を意味し、「上下」とはスロットマシンの上面側が「上」で、下面側が「下」を意味し、「左右」とはスロットマシンを遊技する遊技者の左手側が「左」を意味し、右手側が「右」を意味する。
まず、発明が適用されるスロットマシンMの概略構成について説明する。
図1はスロットマシンMを示す斜視図、図2は前扉を開いた状態のスロットマシンMを示す斜視図である。
このスロットマシンMは、筐体1を備えており、この筐体1は、底板、左右の側板、天板および背板を備え、当該筐体1の正面側に開口する正面開口部を有する箱形に形成されている。なお、底板の上面には、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット4、メダルを貯留するとともにメダルを払い出す払い出し装置としてのホッパーユニット5等が設けられている。
図1はスロットマシンMを示す斜視図、図2は前扉を開いた状態のスロットマシンMを示す斜視図である。
このスロットマシンMは、筐体1を備えており、この筐体1は、底板、左右の側板、天板および背板を備え、当該筐体1の正面側に開口する正面開口部を有する箱形に形成されている。なお、底板の上面には、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット4、メダルを貯留するとともにメダルを払い出す払い出し装置としてのホッパーユニット5等が設けられている。
また、筐体1の正面には、筐体1の正面開口部を開閉可能に閉塞する前扉3が設けられており、この前扉3は、前記開口上部を開閉可能に閉塞する上扉30と、前記開口下部を開閉可能に閉塞する下扉40とを備えている。
前記筐体1内には、交換ユニット2が着脱可能に設けられている。交換ユニット2は、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体としての枠体21と、この枠体21に固定されたリールユニット22および基板ユニット24とから構成されている。ここで、リールユニット22は、周囲に複数の図柄を表示した3個の回転リール22aと、回転リール22aを回転させるための駆動モータ(ステッピングモータ)を有している。また、基板ユニット24は、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えた基板を、基板ケースに収納したものである。そして、基板ユニット24は、スロットマシンMの遊技を制御するための遊技制御装置として機能する。
前記筐体1内には、交換ユニット2が着脱可能に設けられている。交換ユニット2は、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体としての枠体21と、この枠体21に固定されたリールユニット22および基板ユニット24とから構成されている。ここで、リールユニット22は、周囲に複数の図柄を表示した3個の回転リール22aと、回転リール22aを回転させるための駆動モータ(ステッピングモータ)を有している。また、基板ユニット24は、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えた基板を、基板ケースに収納したものである。そして、基板ユニット24は、スロットマシンMの遊技を制御するための遊技制御装置として機能する。
図1に示すように、上扉30の下部には表示窓31が設けられている。この表示窓31は上側ほど後側に向かうように水平面に対して傾斜して設けられ、この表示窓31の奥には、前記3個の回転リール22aが横一列に設けられている。各回転リール22aの外周面には複数種類の図柄が配列されており、回転リール22aが停止すると表示窓31を通して1リール当たり3個の図柄が表示される。スロットマシンMでは、横3本と斜め2本とからなる計5本の入賞有効ラインが設定されている。
そして、3個の回転リール22aが停止したときに入賞有効ライン上に停止した図柄の組み合わせによって当選役が入賞したか否かが表示される。
また、上扉30の上部には、表示窓31より大きい表示窓32がほぼ鉛直に設けられている。この表示窓32は上扉30に設けられた表示ユニット20(図2参照)の表示面を見るために設けられたものであり、この表示ユニット20では、その表示面に遊技機における演出用の画像が表示されるようになっている。
また、上扉30の表示窓32の上部には、報知や演出などを行うための照明装置34,35,34が左右に隣接して設けられ、表示窓32と表示窓31との間には報知や演出などを行うための横長の照明装置36が設けられている。
さらに、表示窓31の左右両側には報知や演出などを行うための照明装置37が設けられている。
また、上扉30の左右両側部には、報知や演出などを行うための照明装置38が合計4個設けられている。なお、図1においては、右側の照明装置37は右側下の照明装置38と重なって図示されていないが、実際は右側にも左側と同様の照明装置37が設けられている。
そして、3個の回転リール22aが停止したときに入賞有効ライン上に停止した図柄の組み合わせによって当選役が入賞したか否かが表示される。
また、上扉30の上部には、表示窓31より大きい表示窓32がほぼ鉛直に設けられている。この表示窓32は上扉30に設けられた表示ユニット20(図2参照)の表示面を見るために設けられたものであり、この表示ユニット20では、その表示面に遊技機における演出用の画像が表示されるようになっている。
また、上扉30の表示窓32の上部には、報知や演出などを行うための照明装置34,35,34が左右に隣接して設けられ、表示窓32と表示窓31との間には報知や演出などを行うための横長の照明装置36が設けられている。
さらに、表示窓31の左右両側には報知や演出などを行うための照明装置37が設けられている。
また、上扉30の左右両側部には、報知や演出などを行うための照明装置38が合計4個設けられている。なお、図1においては、右側の照明装置37は右側下の照明装置38と重なって図示されていないが、実際は右側にも左側と同様の照明装置37が設けられている。
また、上扉30は、図2に示すように、筐体1内に設けられた交換ユニット2にヒンジ39,39を介して回動可能に連結されることで、筐体1の開口上部を開閉するようになっている。また、下扉40は筐体1にヒンジ39,39を介して回動可能に連結されることで、筐体1の開口下部を開閉するようになっている。
なお、このスロットマシンMは、分離型筐体タイプの構造を有するものであり、遊技店における機種の交換時に、上扉30が回動自在に取り付けられた交換ユニット2を交換するようになっており、機種の交換時に筐体1、下扉40および筐体1内の電源ユニット4やホッパーユニット5等は、遊技店の島設備に取り付けられたままで、交換されないようになっている。また、スロットマシンMは、分離型筐体タイプに限られるものではなく、機種交換時にスロットマシン全体を交換するものであってもよい。この場合に、前扉3を上扉30と下扉40に分けない一体の構造としてもよい。また、上扉30と下扉40とに分ける場合に、上扉30を、筐体1の側板にヒンジ39を介して回動自在に取り付けてもよい。
下扉40は筐体1の開口下部を開閉可能に閉塞するための扉である。下扉40は、外枠に中枠を嵌め込んで構成されている。
下扉40の一方の縦方向の側縁部に下扉側蝶番が設けられている。そして、この下扉側蝶番を、筐体1の一方の側板に設けられた筐体側蝶番と係合させることで、下扉40は、筐体1の一方の側板に回動自在に取り付けられている。また、上扉30の下端部には、下扉40の前面より後方側で下扉40の上端より下側に突出する係合部が設けられ、下扉40が閉じた状態で、上扉30を開放することができない構造になっている。
下扉40の一方の縦方向の側縁部に下扉側蝶番が設けられている。そして、この下扉側蝶番を、筐体1の一方の側板に設けられた筐体側蝶番と係合させることで、下扉40は、筐体1の一方の側板に回動自在に取り付けられている。また、上扉30の下端部には、下扉40の前面より後方側で下扉40の上端より下側に突出する係合部が設けられ、下扉40が閉じた状態で、上扉30を開放することができない構造になっている。
また、下扉40の上部には、スロットマシンMを操作するための操作部50が設けられている。操作部50には、クレジットされたメダルを払い出すための精算スイッチ52、ゲームを開始させるためのスタートレバー53、回転リール22aの回転を停止させるためのストップスイッチ54、メダルを投入するためのメダル投入口42、メダル投入口42の下方のメダル通路内で発生したメダル詰まりを解消するリジェクトボタン55、最大数の3枚のメダルをゲームに投資するときに操作されるMAXベットスイッチボタン56等が設けられる他、遊技の演出等を選択するための操作盤57や、表示ユニット58が設けられている。操作盤57は操作部50の幅方向(左右方向)の略中央部に配置され、メダル投入口42およびリジェクトボタン55を挟んで、右側に表示ユニット58が配置されている。なお、操作盤57には、演出等の選択用の十字キー、決定ボタン、キャンセルボタン等を有している。
また、下扉40の下部には、スロットマシン内部よりメダルを排出するためのメダル払い出し口と、メダル払い出し口から排出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿43とが設けられている。また、操作部50とメダル受け皿43との間には液晶表示パネル45が取り付けられている。また、この液晶表示パネル45の左右両側にはそれぞれ報知や演出などを行うための照明装置46が設けられている。
次に、本発明に係る照明部材、保持部材等について説明する。
図3および図4に示すように、上扉30の裏側で表示窓31の上部には、回転リール22aを照明するための左右に長尺な照明部材60が設けられている。
図5および図6に示すように、照明部材60は、照明基板61a,61bと、この照明基板61a,61bを保持する保持部材62と、を備えている。また、保持部材62は、保持部材本体63と保持部材カバー64とで構成されている。
図3および図4に示すように、上扉30の裏側で表示窓31の上部には、回転リール22aを照明するための左右に長尺な照明部材60が設けられている。
図5および図6に示すように、照明部材60は、照明基板61a,61bと、この照明基板61a,61bを保持する保持部材62と、を備えている。また、保持部材62は、保持部材本体63と保持部材カバー64とで構成されている。
照明基板61a,61bは、左右に長尺な帯板状であり、照明部材60には、長手方向の長さが異なる二枚の照明基板61a,61bが備えられている。図7に示すように、照明基板61a,61bの下面には、チップLED(発光素子)65が長手方向に沿って一列に所定間隔で複数個設けられている。また、照明基板61a,61bの上面には、それぞれ照明基板61a,61bに電気を供給するハーネスを接続するための接続部66が設けられている。
なお、発光素子65はチップLEDに限られず、例えば砲弾型LED等他の形状のLEDやその他の発光素子であっても構わない。また、発光素子65の配置や数についても特に限定されるものではない。発光素子65は少なくとも一つ備えられていればよく、また、照明基板61a,61b上の発光素子65の配置は、横一列や横二列といったように規則的に配置されていてもよいし、ランダムに配置されていてもよい。また、照明基板の枚数や形状についても特に限定されるものではない。
なお、発光素子65はチップLEDに限られず、例えば砲弾型LED等他の形状のLEDやその他の発光素子であっても構わない。また、発光素子65の配置や数についても特に限定されるものではない。発光素子65は少なくとも一つ備えられていればよく、また、照明基板61a,61b上の発光素子65の配置は、横一列や横二列といったように規則的に配置されていてもよいし、ランダムに配置されていてもよい。また、照明基板の枚数や形状についても特に限定されるものではない。
保持部材本体63は、図8に示すように、上扉30側が開口した左右に長尺な箱形であり、左右に長尺な上下二枚の板(上板63aおよび下板63b)を備えている。下板63bは、開口部側ほど広がるように上板63aに対して傾斜しており、下板63bと上板63aとは、背面板63cによって結合されている。
また、上板63aの上面には、長手方向の中央部に凹部63dが設けられており、この凹部63dの左右両側には、被係止部63eが上板63aの一部を矩形上に切り欠いて形成されている。
また、保持部材本体63の左右両側には、照明部材60を上扉30に取り付けるための取り付け部63fが設けられている。この取り付け部63fには、ねじを挿通するための挿通孔が設けられている。
また、保持部材本体63の左右両側には、照明部材60を上扉30に取り付けるための取り付け部63fが設けられている。この取り付け部63fには、ねじを挿通するための挿通孔が設けられている。
図8(b)に示すように、保持部材本体63の内側には、仕切り板63gが、保持部材本体63を左右に仕切るようにして設けられている。なお、仕切り板63gは保持部材本体63の長手方向中央部より、図8(b)において、左側に寄せて設けられている。
また、保持部材本体63の左右の板の内側には、それぞれ照明基板61a,61bの一端部を挿入するための凹溝63hが設けられており、仕切り板63gの両面には、それぞれ照明基板61a,61bの他端部を挿入するための溝部63iが設けられている。また、この凹溝63hおよび溝部63iの溝幅は、照明基板61a,61bの厚さより広くなっている。溝部63iは仕切り板63gの両面にそれぞれ、突出して形成された2つの突条の間に設けられている。
そして、右側の凹溝63hと、これに対向する溝部63iに、照明基板61aがその上面を上板63a側に向けて挿入され、左側の凹溝63hと、これに対向する溝部63iに、照明基板61bがその上面を上板63a側に向けて挿入されている。
また、下板63bには、右側の凹溝63hとこれに対向する溝部63iとの間に、支持部63mが設けられており、この支持部63mによって照明基板61aの長手方向中央部の下面が支持されるようになっている。
また、保持部材本体63の左右の板の内側には、それぞれ照明基板61a,61bの一端部を挿入するための凹溝63hが設けられており、仕切り板63gの両面には、それぞれ照明基板61a,61bの他端部を挿入するための溝部63iが設けられている。また、この凹溝63hおよび溝部63iの溝幅は、照明基板61a,61bの厚さより広くなっている。溝部63iは仕切り板63gの両面にそれぞれ、突出して形成された2つの突条の間に設けられている。
そして、右側の凹溝63hと、これに対向する溝部63iに、照明基板61aがその上面を上板63a側に向けて挿入され、左側の凹溝63hと、これに対向する溝部63iに、照明基板61bがその上面を上板63a側に向けて挿入されている。
また、下板63bには、右側の凹溝63hとこれに対向する溝部63iとの間に、支持部63mが設けられており、この支持部63mによって照明基板61aの長手方向中央部の下面が支持されるようになっている。
また、保持部材本体63には、3つの突出板63jが保持部材本体63の開口部から突出させて設けられている。そのうち2つの突出板63jはそれぞれ仕切り板63gと支持部63mと交差するようにして設けられ、1つの突出板63jは上板63aの縁部中央に設けられている。
また、保持部材本体63には、上板63aから背面板63cにかけて、それぞれ照明基板61a,61bに電気を供給するハーネスを通すための2つの切り欠き部63kが接続部66を露出されるように、左右に離間して設けられている。
なお、本実施の形態においては、保持部材本体63の上板63a、下板63b、背面板63c、左右の板、凹部63d、被係止部63e、取り付け部63f、仕切り板63g、凹溝63h、溝部63i、突出板63j、切り欠き部63kおよび支持部63mは、半透明の白色の合成樹脂により一体として形成されている。しかし、必ずしも一体である必要はなく、一部の部材あるいは全ての部材が個別に存在しており、それらが接合されることで形成されていてもよい。また、素材についても特に限定されるものではなく、一部の部材あるいは全ての部材が他色の合成樹脂であってもよく、金属やガラス素材であってもよい。
図9に示すように、保持部材カバー64は、保持部材カバー本体64aと、上板64bと、係止爪64cと、挿入孔64dと、補強部64eと、傾け部材64fと、を備えている。
保持部材カバー本体64aは、帯板状であり、この保持部材カバー本体64aの上縁部の中央に上板64bが保持部材カバー本体64aと直角に設けられている。また、保持部材カバー本体64aの上縁部には、上板64bの左右両側にそれぞれ、係止爪64cが、保持部材カバー本体64aと直角に突出して設けられている。また、保持部材カバー本体64aの長手方向中央部には、突出板63jを挿入するための挿入孔64dが、3つ設けられている。
保持部材カバー本体64aは、帯板状であり、この保持部材カバー本体64aの上縁部の中央に上板64bが保持部材カバー本体64aと直角に設けられている。また、保持部材カバー本体64aの上縁部には、上板64bの左右両側にそれぞれ、係止爪64cが、保持部材カバー本体64aと直角に突出して設けられている。また、保持部材カバー本体64aの長手方向中央部には、突出板63jを挿入するための挿入孔64dが、3つ設けられている。
そして、保持部材カバー64と保持部材本体63とは、係止爪64cが被係止部63eと係合し、上板64bが凹部63dに挿入され、突出板63jが挿入孔64dに挿入され、保持部材カバー本体64aが保持部材本体63の開口部に当接し開口部を塞いだ状態で、結合している。
補強部64eは、保持部材カバー本体64aの長手方向略中央部に、左右に離間して2つ設けられている。また、傾け部材64fは、保持部材カバー本体64aと補強部64eとの接合部に設けられている。
補強部64eの上面は、凹溝63hおよび溝部63iが照明基板61a,61bを支える面よりも下側に位置し、かつ、この面と略平行となっている。また、図5に示すように、傾け部材64fは、補強部64eの上面から保持部材カバー本体64aに向けて上方に傾斜する傾斜面64gを有しており、この傾斜面64gの保持部材カバー本体64a側は、凹溝63hおよび溝部63iが照明基板61a,61bを支える面よりも上側に位置している。
また、傾け部材64fは、保持部材カバー本体64aと補強部64eとの接合部に設けられたものとは別に、保持部材カバー本体64aに個別に設けられている。この個別に設けられた傾け部材64fも傾斜面64hを有しており、この傾斜面64hは、保持部材カバー本体64aと補強部64eとの接合部に設けられた傾け部材64fの傾斜面64gと、面一となっている。つまり、傾斜面64gと傾斜面64hとは仮想同一平面上に位置している。
そして、照明基板61a,61bは、背面板63c、凹溝63h、溝部63i、および傾け部材64fにより支持されている。
また、照明基板61a,61bの先端縁部は傾斜面64gと傾斜面64hに載置され、当該傾斜面64g,64hによって下方から支持されている。これによって、照明基板61a,61bは補強部64eの上面ならびに凹溝63hおよび溝部63iが照明基板61a,61bを支える面に対して、傾斜している。つまり、照明基板61a,61bはその先端側に向かうほど補強部64eの上面から離間するようにして傾斜している。
これによって、照明基板61a,61bは、図4に示すように、その発光素子65から回転リール22a側に発せられる光の向きが回転リール22aの前方側に傾くように傾斜されている。
補強部64eの上面は、凹溝63hおよび溝部63iが照明基板61a,61bを支える面よりも下側に位置し、かつ、この面と略平行となっている。また、図5に示すように、傾け部材64fは、補強部64eの上面から保持部材カバー本体64aに向けて上方に傾斜する傾斜面64gを有しており、この傾斜面64gの保持部材カバー本体64a側は、凹溝63hおよび溝部63iが照明基板61a,61bを支える面よりも上側に位置している。
また、傾け部材64fは、保持部材カバー本体64aと補強部64eとの接合部に設けられたものとは別に、保持部材カバー本体64aに個別に設けられている。この個別に設けられた傾け部材64fも傾斜面64hを有しており、この傾斜面64hは、保持部材カバー本体64aと補強部64eとの接合部に設けられた傾け部材64fの傾斜面64gと、面一となっている。つまり、傾斜面64gと傾斜面64hとは仮想同一平面上に位置している。
そして、照明基板61a,61bは、背面板63c、凹溝63h、溝部63i、および傾け部材64fにより支持されている。
また、照明基板61a,61bの先端縁部は傾斜面64gと傾斜面64hに載置され、当該傾斜面64g,64hによって下方から支持されている。これによって、照明基板61a,61bは補強部64eの上面ならびに凹溝63hおよび溝部63iが照明基板61a,61bを支える面に対して、傾斜している。つまり、照明基板61a,61bはその先端側に向かうほど補強部64eの上面から離間するようにして傾斜している。
これによって、照明基板61a,61bは、図4に示すように、その発光素子65から回転リール22a側に発せられる光の向きが回転リール22aの前方側に傾くように傾斜されている。
なお、補強部64eの上面は、凹溝63hおよび溝部63iが照明基板61a,61bを支える面と面一であってもよい。
また、本実施の形態においては、保持部材カバー64の保持部材カバー本体64a、上板64b、係止爪64c、挿入孔64d、補強部64e、および傾け部材64fは、白色の合成樹脂により、一体として形成されている。しかし、必ずしも一体である必要はなく、一部の部材あるいは全ての部材が個別に存在しており、それらが接合されることで形成されていてもよい。また、素材についても特に限定されるものでなく、一部の部材あるいは全ての部材が他色の合成樹脂であってもよく、金属やガラス素材であってもよい。
上扉30の照明部材60が設けられている部分は、表示窓31と略平行な面を有し、この面に保持部材カバー64が接するようにして、保持部材本体63に設けられた取り付け部63fにネジが挿通され、このネジが上扉30にねじ込まれることで、照明部材60が上扉30に固定されている。
また、図3および図4に示すように、上扉30の裏側で表示窓31の下部には、反射面71と取り付け部72とを備える反射部材70が設けられている。この反射部材70は、表示窓31を挟んで照明部材60と対向する位置に、照明部材60からの光を反射するための反射面71が、照明部材60からの光を回転リール22aに向けて反射し、回転リール22aの照明部材60から直接照明されない部分を照明できる向きとなるようにして、設けられている。なお、反射部材70は取り付け部72にネジが挿通され、このネジが上扉30にねじ込まれることで、上扉30に固定されている。
このような構成の遊技機においては、保持部材62に備えられた傾け部材64fにより照明基板61a,61bが傾くことで(図5参照)、発光素子65から回転リール22a側に発せられる光Hの向きが回転リール22aの前方側に傾き、発光素子65から発せられる光Hの内、傾け部材64fが無い場合には回転リール22aに当たり反射されてしまう光、特に照明基板61a,61bから垂直方向に進む光等、発光強度の強い光Hが、(図4に矢印で示すように)回転リール22aの前方を通り、反射部材70で反射され、回転リール22aに当たる。
したがって、回転リール22aの遊技者が視認する部分の広範囲を明るく照明することができる。
したがって、回転リール22aの遊技者が視認する部分の広範囲を明るく照明することができる。
また、このような構成の遊技機においては、傾け部材64fにより照明基板61a,61bを傾けることで広範囲の照明を実現するため、光の向きを変えるために他の部材の配置変更や金型の大幅な変更等を必要としない。さらに、保持部材本体63と保持部材カバー64とが結合する際に、保持部材本体63の凹溝63hおよび溝部63iに支持された照明基板61a,61bの先端縁部が、傾け部材64fの傾斜面64gと傾斜面64hとに沿って持ち上げられることで徐々に傾き、保持部材カバー本体64aが保持部材本体63の開口部に当接したところで照明基板61a,61bの傾きが決まるようになっているため、製造工程を変えることなく、保持部材本体63と保持部材カバー64との結合と同時に照明基板61a,61bの傾けが行われる。
したがって、設計コストおよび製造コストを抑制できる。
したがって、設計コストおよび製造コストを抑制できる。
なお、傾け部材64fは、保持部材カバー64ではなく、保持部材本体63に設けられていてもよい。例えば、凹溝63hまたは溝部63iまたは凹溝63hと溝部63iとの両方の開口部側に傾け部材64fが設けられていてもよい。
また、傾け部材64fの形状は、本実施の形態のような平らな傾斜面を持つ形状に限られない。傾斜面が曲面であってもよいし、ドーム状等の突起により照明基板61a,61bの一部を支え照明基板61a,61bを傾けることとしてもよい。
また、保持部材本体63と保持部材カバー64とは一体として形成されていてもよい。
また、反射部材70は、結果として照明部材60からの光を回転リール22aに向けて反射するものであれば、本実施の形態の形状に限られず、また、他の部材が反射部材70を兼ねてもよい。
また、傾け部材64fの形状は、本実施の形態のような平らな傾斜面を持つ形状に限られない。傾斜面が曲面であってもよいし、ドーム状等の突起により照明基板61a,61bの一部を支え照明基板61a,61bを傾けることとしてもよい。
また、保持部材本体63と保持部材カバー64とは一体として形成されていてもよい。
また、反射部材70は、結果として照明部材60からの光を回転リール22aに向けて反射するものであれば、本実施の形態の形状に限られず、また、他の部材が反射部材70を兼ねてもよい。
22a 回転リール
60 照明部材
61a,61b 照明基板
62 保持部材
64f 傾け部材
65 発光素子
70 反射部材
60 照明部材
61a,61b 照明基板
62 保持部材
64f 傾け部材
65 発光素子
70 反射部材
Claims (2)
- 外周面に複数種類の図柄が配列されている回転リールと照明部材とを備えた遊技機において、
前記照明部材は、前記回転リールを照明する発光素子を備えた照明基板と、この照明基板を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材は、前記発光素子から前記回転リール側に発せられる光の向きが前記回転リールの前方側に傾くように前記照明基板を傾ける傾け部材を備えることを特徴とする遊技機。 - 前記発光素子が発する光の一部を前記回転リールに向けて反射する反射部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015212912A JP2017080156A (ja) | 2015-10-29 | 2015-10-29 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015212912A JP2017080156A (ja) | 2015-10-29 | 2015-10-29 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017080156A true JP2017080156A (ja) | 2017-05-18 |
Family
ID=58713830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015212912A Pending JP2017080156A (ja) | 2015-10-29 | 2015-10-29 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017080156A (ja) |
-
2015
- 2015-10-29 JP JP2015212912A patent/JP2017080156A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180717 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190529 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190604 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20191126 |