JP5847130B2 - 車体前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、上縁から前下方へ傾いている車両用フロントガラスの、下縁のコーナ部分において、フロントピラーの下端部とカウルトップパネルとの間の端末構造の、改良された技術に関する。
一般的な車両の前部は、フロントガラスが上縁から前下方へ傾いている。該フロントガラスの下縁には、該下縁に沿いつつ車幅方向へ延びたカウルトップパネルが設けられている。フロントピラーの車幅方向内面には、該フロントガラスの左右の縁に沿って、サイドモールが設けられている。
該カウルトップパネルと該サイドモールとを、単にそのまま配置した場合には、両者間に隙間が生じることがあり得る。このままでは、該隙間からフロントフェンダパネルの裏面やフロントフード支持用ヒンジが見えてしまう。そこで、該カウルトップパネルから上方へ遮蔽部を延ばすことが考えられる。しかし、フロントフードの開閉時に、該遮蔽部が干渉しないための配慮が、必要である。このため、該カウルトップパネルの形状が複雑化するので、車両の外観性を高める上で不利であるとともに、車両のコストダウンを図る上でも不利である。この点を踏まえて、該隙間を覆う技術が、例えば特許文献1によって知られている。
特許文献1で知られている車体前部構造は、カウルトップパネルの車幅方向両端部に、別部材からなる端末ピースが設けられている。該端末ピースの下方にはサイドモールが配置されている。しかし、別部材からなる端末ピースを必要とする。車両のコストダウンを図る上で、更なる改良の余地がある。
特開2003−267263号公報
本発明は、フロントピラーの下端部とカウルトップパネルとの間の端末構造において、車両の外観性を高めるとともに、車両のコストダウンを図ることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明によれば、上縁から前下方へ傾いているフロントガラスと、該フロントガラスの左右の縁の少なくとも一方に沿って、フロントピラーの車幅方向内面に設けられたサイドモールと、前記フロントガラスの前に位置するとともに、該フロントガラスの下縁に沿いつつ車幅方向へ延びたカウルトップパネルとを含む車体前部構造において、前記カウルトップパネルの車幅方向の端部は、前記フロントピラーの下端部の近傍に位置し、該フロントピラーの下端部の上面は、前記カウルトップパネルの上面から上に離間して位置し、前記サイドモールの下端には、前記フロントガラスの前記下縁よりも前に延びた延出壁が設けられ、該延出壁は、前記フロントピラーの前記下端部の上面と前記カウルトップパネルの上面との間に有している隙間の、少なくとも一部を覆っていることを特徴とする車体前部構造が提供される。
さらに、請求項1に係る発明によれば、前記カウルトップパネルの車幅方向の端部に対し、前記延出壁は車幅方向外側に位置している。
さらに、請求項1に係る発明によれば、前記延出壁の上面は、前記フロントピラーの下端部の上面の下に重なるように位置している。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記カウルトップパネルの前に位置したフロントフードを、更に有し、該フロントフードの後端部は、ヒンジによって上下に開閉可能に支持され、前記延出壁は、前記フロントフードの後縁が上下に開閉する軌跡を迂回するように切り欠かれた切欠部を有し、前記隙間のなかの、前記延出壁によって覆われていない残りの部分を覆うための遮蔽壁を有し、前記フロントフードの前記後端部には、樹脂製のフードガーニッシュが設けられ、該フードガーニッシュは、前記フロントフードの後縁に沿って車幅方向へ延び、前記遮蔽壁は、前記フードガーニッシュに設けられている。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、前記延出壁に対し、前記遮蔽壁は車幅方向に離れて位置している。
請求項4に記載のごとく、好ましくは、前記遮蔽壁の輪郭は、前記切欠部の輪郭に沿った形状に形成されている。
請求項5に記載のごとく、好ましくは、前記フードガーニッシュは、該フードガーニッシュの後縁から下方へ延びた縦板状の後壁を有し、該後壁は、前記フードガーニッシュの前記後縁に沿って車幅方向へ延び、該後壁の車幅方向の端且つ下端には、後方へ延びた横板状の連結板が形成され、前記フードガーニッシュを上から見て、前記連結板の後縁の輪郭は、車幅方向の中央側から前記遮蔽壁側へ向かうにつれて後方に傾いており、前記遮蔽壁は、前記後壁から後方へ延びた略縦板状に形成され、前記遮蔽壁の下端は、前記連結板の車幅方向外側の縁に一体に連結されている。
請求項6に記載のごとく、好ましくは、前記フロントフードは、前記カウルトップパネルよりも上位に位置し、該カウルトップパネルは、該カウルトップパネルの上面から上に延びて前記フロントフードへ向かう上延壁を有し、該上延壁は、前記フロントフードの後縁に沿って車幅方向へ延びるとともに、車幅方向の端部に非干渉部を有し、該非干渉部は、前記フロントフードの後縁と共に上下に開閉する前記遮蔽壁の軌跡を迂回するように、下方へ凹んでいる。
請求項1に係る発明では、フロントピラーの下端部の上面とカウルトップパネルの上面との間に、隙間を有している。サイドモールの下端には、フロントガラスの下縁よりも前に延びた延出壁が設けられている。該延出壁は、該隙間の少なくとも一部を覆っている。つまり、フロントガラスの左右の縁の少なくとも一方に沿って、フロントピラーの車幅方向内面に設けられたサイドモールを利用して、該隙間を覆っている。このため、該隙間を覆うための、別体のカバーを設ける必要はない。従って、車体を構成するための部品数を低減することができる。この結果、車両の外観性を高めるとともに、車両のコストダウンを図ることができる。
さらに、請求項1に係る発明では、サイドモールの下端の延出壁が、カウルトップパネルの車幅方向の端部よりも車幅方向外側に位置している。このため、サイドモールを取り外すことなく、カウルトップパネルを外すことができる。カウルトップパネルの下方に配置されている車載部品の、保守点検作業が容易である。
さらに、請求項1に係る発明では、延出壁の上面は、フロントピラーの下端部の上面の下に、重なるように位置している。このため、延出壁が上から目視できないので、車両の外観性を一層高めることができる。
請求項2に係る発明では、延出壁は、フロントフードの後縁が上下に開閉する軌跡を迂回するように切り欠かれた切欠部を有する。このため、フロントフードの開閉時に、延出壁がフロントフードに干渉しない。また、隙間のなかの、延出壁によって覆われていない残りの部分を覆うための、遮蔽壁を有している。このため、車両の外観性を一層高めることができる。
さらには、フロントフードの後端部に樹脂製のフードガーニッシュが設けられている。前記遮蔽壁は、フードガーニッシュに設けられている。このため、該遮蔽壁をフードガーニッシュに一体成形することができるので、該遮蔽壁の成形の自由度を増すことができる。従って、該隙間に合わせて、該遮蔽壁を容易に成形することができる。
請求項3に係る発明では、遮蔽壁は、延出壁に対して車幅方向に離れて位置している。このため、フロントフードの開閉時に、遮蔽壁が延出壁に干渉しない。
請求項4に係る発明では、遮蔽壁の輪郭は、切欠部の輪郭に沿った形状に形成されている。このため、遮蔽壁を最小限の大きさにすることができ、該遮蔽壁の大型化を防止することができる。
請求項5に係る発明では、フードガーニッシュの後縁から下方へ延びている縦板状の後壁は、該フードガーニッシュの後縁に沿って車幅方向へも延びている。該後壁の車幅方向の端且つ下端には、後方へ延びた横板状の連結板が形成されている。一方、前記遮蔽壁は、フードガーニッシュのなかの、後壁から後方へ延びた略縦板状の部分である。遮蔽壁の下端は、連結板の車幅方向外側の縁に一体に連結されている。つまり、該連結板は、後壁の車幅方向の端と遮蔽壁とを繋ぐガセットの役割を果たす。従って、該連結板により、該遮蔽壁及び該後壁の剛性を高めることができる。
さらには、フードガーニッシュを上から見て、連結板の後縁の輪郭は、車幅方向の中央側から遮蔽壁側へ向かうにつれて、斜め後方へ傾いている。つまり、連結板は、後縁が滑らかに傾斜している、平面視略三角形状に形成されている。このため、上から見たフードガーニッシュの、外観性を高めることができる。
請求項6に係る発明では、フロントフードは、カウルトップパネルよりも上位に位置している。カウルトップパネルは、該カウルトップパネルの上面から上に延びてフロントフードへ向かう上延壁を有する。該上延壁は、フロントフードの後縁に沿って車幅方向へ延びている。このため、カウルトップパネルの上面とフロントフードとの間の隙間を、該上延壁によって覆うことができる。この結果、フロントフードの後縁付近を後方から見たときの、車両の外観性が高まる。
さらには、該上延壁の車幅方向の端部に有している非干渉部は、フロントフードの後縁と共に上下に開閉する遮蔽壁の軌跡を迂回するように、下方へ凹んでいる。このため、フロントフードの開閉時に、上延壁が遮蔽壁に干渉しない。
本発明に係る車両の前部の斜視図である。 図1の2−2線に沿った断面図である。 図1の3部の拡大図である。 図3に示される左のフロントピラーと左のサイドモールとカウルトップパネルとフードガーニッシュの関係を車幅中央側且つ上方から見た斜視図である。 図3に示される左のフロントピラーと左のサイドモールとカウルトップパネルとフードガーニッシュの関係を上から見た斜視図である。 図4の6矢視線に沿った斜視図である。 図4の7矢視線に沿った斜視図である。 図3に示される左のフロントピラーと左のサイドモールとカウルトップパネルとフードガーニッシュの関係を前下方から見た断面図である。 図1に示された左のサイドモールの斜視図である。 図9に示された左のサイドモールの下端部の斜視図である。 図1に示されたフロントフードの左の後端部及びヒンジを後下方から見た斜視図である。
本発明を実施するための形態を添付図に基づいて以下に説明する。
実施例に係る車体前部構造について図面に基づき説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は車両の運転者から見た方向に従い、Frは前側、Rrは後側、Leは左側、Riは右側、Upは上側、Dwは下側を示す。
図1及び図2に示されるように、車両10は例えば乗用車であり、車体11の内側に前室12と、該前室12の真後ろに位置する後室13とが、形成されている。車体11は、モノコックボディから成る。該前室12は、例えば図示せぬエンジン等のパワーユニットを収容するためのパワーユニット収容室に構成されている。該後室13は、車室に構成されている。
車体11の前部は、左右のフロントピラー21,21と、該左右のフロントピラー21,21間に設けられたフロントガラス22と、該フロントガラス22の前に位置するとともに、該フロントガラス22の下縁22aに沿いつつ車幅方向へ延びたカウルトップパネル23と、該カウルトップパネル23の前に位置して、後端部を左右のヒンジ24,24によって上下に開閉可能に支持されるフロントフード25とを含む。
左右のフロントピラー21,21は、左右のフロントサイドアウタパネル26,26からルーフ27まで上方へ延びている。つまり、該左右のフロントピラー21,21は、上端から前下方へ傾いている。該フロントガラス22は、上縁22bから前下方へ傾いている。該カウルトップパネル23の下方には、ワイパ装置28,28の駆動機構(図示せず)が配置されている。左右のフロントピラー21,21の車幅方向内面21c,21cには、フロントガラス22の左右の縁22c,22cに沿って、左右のサイドモール30,30が設けられている。該左右のサイドモール30,30は、フロントガラス22の左右の縁22c,22cの全域にわたって設けられることが好ましい。
該フロントフード25は、フロントガラス22の前に位置して、前室12の上部の開口を開閉可能な部材である。該フロントフード25は、カウルトップパネル23よりも上位に位置している。該フロントフード25の後端部の車幅方向の両端部は、左右のヒンジ24,24によって車体11に支持されている。該フロントフード25の前端は、開閉方向の先端になる。
該フロントフード25には、後端部の上にフードガーニッシュ40が設けられている。つまり、該フードガーニッシュ40は、フロントフード25の上面から上方へ間隔を有し、且つ該フロントフード25の後縁25dに沿って車幅方向へ延びている。このように、フロントフード25の後端部には、樹脂製のフードガーニッシュ40が設けられている。
詳しく述べると、該フロントフード25の後半部25aは、前半部25bに対して下方へ一段低い段差状に形成されている。該後半部25aの上は、樹脂製のフードガーニッシュ40によって覆われている。該フードガーニッシュ40は、フロントフード25に対して例えば取り外し可能に取り付けられている。該フードガーニッシュ40の上面41a(上壁41の上面41a)は、フロントフード25の前半部25bの上面に対して概ね面一である。
フードガーニッシュ40は、フロントフード25の上面25c(後半部25aの上面25c)に沿って且つ所定の間隔を有している上壁41と、該上壁41から下方へ略垂直に延びる後壁42とからなる、一体成型品である。該上壁41の上面41aは、フロントフード25の前半部25bの輪郭の延長線に沿っている。該後壁42は、板面が車両前後方向を向いた縦板状に形成されており、フロントフード25の後縁25dに沿って車幅方向へ延びている。つまり、フードガーニッシュ40は、該フードガーニッシュ40の後縁41b(上壁41の後端41b)から下方へ延びた後壁42を有する。
該後壁42は、上壁41の後端41bからフロントフード25の後縁25dの真後ろへ向かって、下方へ延びている。つまり、該後壁42は、フロントフード25の後縁25dの真後ろに位置して、該フロントフード25の後縁25dに沿って車幅方向へ延びるとともに、フロントガラス22に対向している。
以下、左のフロントピラー21と、カウルトップパネル23の車幅方向の左の端部23aと、左のサイドモール30との関係について、詳しく説明する。なお、右のフロントピラー21とカウルトップパネル23の車幅方向の右の端部23aと右のサイドモール30との関係は、上記左側と同じ構成であり、説明を省略する。
図3〜図11に示されるように、該カウルトップパネル23の左の端部23aは、左のフロントピラー21の下端部21aの近傍に位置している。該左のフロントピラー21の下端部21aの上面21bは、カウルトップパネル23の上面23bから上に離間して位置している。左のサイドモール30の下端31には、フロントガラス22の下縁23aよりも前に延びた左の延出壁32が設けられている(図9〜図10参照)。該延出壁32は、左のフロントピラー21の下端部21aの上面21bとカウルトップパネル23の上面23bとの間に有している隙間Crの、少なくとも一部を覆っている。
つまり、フロントガラス22の左の縁22cの少なくとも一方に沿って、左のフロントピラー21の車幅方向内面21cに設けられた左のサイドモール30を利用して、該隙間Crを覆っている。このため、該隙間Crを覆うための、別体のカバーを設ける必要はない。従って、車体11を構成するための部品数を低減することができる。この結果、車両10の外観性を高めるとともに、車両10のコストダウンを図ることができる。
カウルトップパネル23の車幅方向左の端部23aに対し、左の延出壁32は車幅方向外側に位置している(特に図8参照)。このため、サイドモール30を取り外すことなく、カウルトップパネル23を外すことができる。カウルトップパネル23の下方に配置されている車載部品(図1に示されるワイパ装置28,28の駆動機構等)の、保守点検作業が容易である。
ところで、カウルトップパネル23が、左右のフロントピラー21,21の下に配置された構成の場合には、該カウルトップパネル23を左右のフロントピラー21,21の上から車体11に組み付けることはできない。このため、該カウルトップパネル23の組み付け性が劣る。特に、カウルトップパネル23の車幅方向両端部23a,23aが、左右のフロントピラー21,21の下に配置された構成の場合には、該カウルトップパネル23を左右のフロントピラー21,21の上から車体11に組み付けることは不可能となる。
これに対して本実施例では、上述のように、左右のサイドモール30,30に左右の延出壁32,32が設けられている。カウルトップパネル23の車幅方向両端部23a,23aに対し、左右の延出壁32,32は車幅方向外側に位置している。このため、カウルトップパネル23の組み付け性は高い。
図3に示されるように、左の延出壁32の上面は、左のフロントピラー21の下端部21aの上面21bの下に重なるように位置している。このため、延出壁32が上から目視できないので、車両10の外観性を一層高めることができる。
さらに、該左の延出壁32は、図2に示されるフロントフード25の後縁(フードガーニッシュ40の後縁41b)が、上下に開閉する軌跡Loを迂回するように切り欠かれた切欠部33を有する。該軌跡Loは、左右のヒンジ24,24(図1参照)の支持点を中心として、フロントフード25が上下に開閉するときに、後縁41bが変位する軌跡のことである。このため、フロントフード25の開閉時に、該左の延出壁32がフロントフード25に干渉しない。また、図4〜図8に示されるように、フロントフード25に設けられたフードガーニッシュ40は、右の遮蔽壁43(左の遮蔽壁43のみを示す)を有している。該左の遮蔽壁43は、左の隙間Crのなかの、該左の延出壁32によって覆われていない残りの部分を覆うための部分である。このため、車両10の外観性を一層高めることができる。
図8に示されるように、該左の延出壁32に対し、左の遮蔽壁43は車幅方向(例えば車幅方向内側)に離れて、位置している。このため、フロントフード25の開閉時に、該左の遮蔽壁43が左の延出壁32に干渉しない。
図4及び図6に示されるように、該左の遮蔽壁43の輪郭は、左の切欠部33の輪郭に沿った形状に形成されている。このため、該左の遮蔽壁43を最小限の大きさにすることができ、該左の遮蔽壁43の大型化を防止することができる。
図7及び図8に示されるように、該左の遮蔽壁43は、フードガーニッシュ40に設けられている。このため、該左の遮蔽壁43をフードガーニッシュ40に一体成形することができるので、該左の遮蔽壁43の成形の自由度を増すことができる。従って、該左の隙間Crに合わせて、該左の遮蔽壁43を容易に成形することができる。
図4〜図7に示されるように、該フードガーニッシュ40の後壁42の車幅方向の両端且つ下端には、後方へ延びた横板状の左右の連結板44(左の連結板44のみを示す)が形成されている。フードガーニッシュ40を上から見て、左の連結板44の後縁44aの輪郭は、車幅方向の中央側から左の遮蔽壁43側へ向かうにつれて後方に傾いている。該左の遮蔽壁43は、後壁42から後方へ延びた略縦板状に形成されている。該左の遮蔽壁43の下端43aは、連結板44の車幅方向外側の縁44bに一体に連結されている。
このように、フードガーニッシュ40の後縁41bから下方へ延びている縦板状の後壁42は、該フードガーニッシュ40の後縁41bに沿って車幅方向へも延びている。該後壁42の車幅方向の端且つ下端には、後方へ延びた横板状の左の連結板44が形成されている。
一方、前記左の遮蔽壁43は、フードガーニッシュ40のなかの、後壁42から後方へ延びた略縦板状の部分である。左の遮蔽壁43の下端43aは、左の連結板44の車幅方向外側の縁44bに一体に連結されている。つまり、該左の連結板は、後壁42の車幅方向の端と左の遮蔽壁43とを繋ぐガセットの役割を果たす。従って、該左の連結板44により、該後壁42及び該左の遮蔽壁43の剛性を高めることができる。
さらには、フードガーニッシュ40を上から見て、左の連結板44の後縁44aの輪郭は、車幅方向の中央側から左の遮蔽壁43側へ向かうにつれて、斜め後方へ傾いている。つまり、左の連結板44は、後縁44aが滑らかに傾斜している、平面視略三角形状に形成されている。このため、上から見たフードガーニッシュ40の、外観性を高めることができる。
図2に示されるように、該カウルトップパネル23は、該カウルトップパネル23の上面23bから上に延びてフロントフード25へ向かう上延壁23cを有する。図4〜図7に示されるように、該上延壁23cは、フロントフード25の後縁25dに沿って車幅方向へ延びるとともに、車幅方向の端部に、左の非干渉部23dを有する。該左の非干渉部23dは、フロントフード25の後縁25dと共に上下に開閉する左の遮蔽壁43の軌跡を迂回するように、下方へ凹んでいる。
以上の説明をまとめると、次の通りである。
図2に示されるように、フロントフード25(特に、該カウルトップパネル23の後縁25d)は、カウルトップパネル23よりも上位に位置している。一方、該カウルトップパネル23は、該カウルトップパネル23の上面23bから上に延びてフロントフード25へ向かう左の上延壁23cを有する。該左の上延壁23cは、フロントフード25の後縁25dに沿って車幅方向へ延びている。このため、カウルトップパネル23の上面23bとフロントフード25との間の左の隙間Crを、該左の上延壁23cによって覆うことができる。この結果、フロントフード25の後縁付近を後方から見たときの、車両10の外観性が高まる。
さらには、該左の上延壁23cの車幅方向の端部に有している左の非干渉部23dは、フロントフード25の後縁25dと共に上下に開閉する左の遮蔽壁43の軌跡を迂回するように、下方へ凹んでいる。このため、フロントフード25の開閉時に、左の上延壁23cが遮蔽壁に干渉しない。
さらには、左の連結板44の後縁44aは、後下方へ下がっている(図11参照)。左の上延壁23cに左の非干渉部23dが形成されることによって生じた隙間を、該左の連結板44によって、上から覆うことができる。
本発明では、サイドモール30は、フロントガラス22の左右の縁22c,22cの少なくとも一方に沿ってフロントピラー21の車幅方向内面に設けられた構成であればよい。
本発明の車体前部構造は、車両用フロントガラス22の、下縁22aのコーナ部分において、フロントピラー21の下端部とカウルトップパネル23との間の端末構造に採用するのに好適である。
10 車両
11 車体
21 フロントピラー
21a 下端部
21b 下端部の上面
21c 車幅方向内面
22 フロントガラス
22a 下縁
22b 上縁
22c 左右の縁
23 カウルトップパネル
23a 車幅方向の端部
23b 上面
23c 上延壁
23d 非干渉部
24 ヒンジ
25 フロントフード
25c フロントフードの上面
25d フロントフードの後縁
30 サイドモール
31 下端
32 延出壁
33 切欠部
40 フードガーニッシュ
42 後壁
41b 後縁
43 遮蔽壁
43a 遮蔽壁の下端
44 連結板
44a 連結板の後縁
44b 連結板の車幅方向外側の縁
Cr 隙間
Lo フロントフードの後縁の軌跡

Claims (6)

  1. 上縁から前下方へ傾いているフロントガラスと、
    該フロントガラスの左右の縁の少なくとも一方に沿って、フロントピラーの車幅方向内面に設けられたサイドモールと、
    前記フロントガラスの前に位置するとともに、該フロントガラスの下縁に沿いつつ車幅方向へ延びたカウルトップパネルとを含む車体前部構造において、
    前記カウルトップパネルの車幅方向の端部は、前記フロントピラーの下端部の近傍に位置し、
    該フロントピラーの下端部の上面は、前記カウルトップパネルの上面から上に離間して位置し、
    前記サイドモールの下端には、前記フロントガラスの前記下縁よりも前に延びた延出壁が設けられ、
    該延出壁は、前記フロントピラーの前記下端部の上面と前記カウルトップパネルの上面との間に有している隙間の、少なくとも一部を覆っており、
    前記カウルトップパネルの車幅方向の端部に対し、前記延出壁は車幅方向外側に位置しており、
    前記延出壁の上面は、前記フロントピラーの下端部の上面の下に重なるように位置していることを特徴とする車体前部構造。
  2. 前記カウルトップパネルの前に位置したフロントフードを、更に有し、
    該フロントフードの後端部は、ヒンジによって上下に開閉可能に支持され、
    前記延出壁は、前記フロントフードの後縁が上下に開閉する軌跡を迂回するように切り欠かれた切欠部を有し、
    前記隙間のなかの、前記延出壁によって覆われていない残りの部分を覆うための遮蔽壁を有し
    前記フロントフードの前記後端部には、樹脂製のフードガーニッシュが設けられ、
    該フードガーニッシュは、前記フロントフードの後縁に沿って車幅方向へ延び、
    前記遮蔽壁は、前記フードガーニッシュに設けられていることを特徴とする請求項1記載の車体前部構造。
  3. 前記延出壁に対し、前記遮蔽壁は車幅方向に離れて位置していることを特徴とする請求項2記載の車体前部構造。
  4. 前記遮蔽壁の輪郭は、前記切欠部の輪郭に沿った形状に形成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の車体前部構造。
  5. 前記フードガーニッシュは、該フードガーニッシュの後縁から下方へ延びた縦板状の後壁を有し、
    該後壁は、前記フードガーニッシュの前記後縁に沿って車幅方向へ延び、
    該後壁の車幅方向の端且つ下端には、後方へ延びた横板状の連結板が形成され、
    前記フードガーニッシュを上から見て、前記連結板の後縁の輪郭は、車幅方向の中央側から前記遮蔽壁側へ向かうにつれて後方に傾いており、
    前記遮蔽壁は、前記後壁から後方へ延びた略縦板状に形成され、
    前記遮蔽壁の下端は、前記連結板の車幅方向外側の縁に一体に連結されていることを特徴とする請求項2記載の車体前部構造。
  6. 前記フロントフードは、前記カウルトップパネルよりも上位に位置し、
    該カウルトップパネルは、該カウルトップパネルの上面から上に延びて前記フロントフードへ向かう上延壁を有し、
    該上延壁は、前記フロントフードの後縁に沿って車幅方向へ延びるとともに、車幅方向の端部に非干渉部を有し、
    該非干渉部は、前記フロントフードの後縁と共に上下に開閉する前記遮蔽壁の軌跡を迂回するように、下方へ凹んでいることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項記載の車体前部構造。
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