JP5846231B2 - インクジェットヘッドおよびインクジェット記録方法 - Google Patents

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Description

本発明は電子工業用として使用可能なインクジェットヘッドおよびインクジェット記録方法に関する。
液体を微小な液滴の状態で吐出可能な液体噴射ヘッドは、例えば、記録紙上にインク滴を吐出して画像等を記録するインクジェットプリンタに用いられるインクジェットヘッド等として広く普及してきている。
インクジェットヘッドの代表的なインク吐出方式としては、加圧室に配置された電気抵抗体に電流を流すことにより発生した熱でインク中の水を気化膨張させインクに圧力を加えて吐出させる方法と、加圧室を構成する流路部材の一部を圧電体にするか、流路部材に圧電体を設置し、複数のノズルに対応する圧電体を選択的に駆動することにより、各圧電体の動圧に基づいて加圧室を変形させてノズルから液体を吐出させる方法がある。
近年、工業用に様々なインクをインクジェット方式で出射させることが試みられている。例えば、屋外展示用としては、溶剤系のインクや紫外線硬化性のインク、電子工業用部品の作製用としては、溶剤系のインクや紫外線硬化性の他に、酸性インク、アルカリ性インクなどが試みられている。
特に電子工業用部品の作製用に用いられるアルカリ性インクは、一般のアルカリ性水系インクジェットインクに比較して非常に高いpHが高く、腐食性が格段に強い。一般のアルカリ性水系インクジェットインクのpHが高くても10〜11であるのに対し、電子工業用部品の作製用に用いられるアルカリ性インクはpH13またはそれ以上のアルカリ性である。
一方、インクジェットヘッドにはメンテナンスのために、インクを吸引する目的で、ゴムの吸引用キャップをヘッドに押し当て、密着させて減圧することによりノズルからインクを吸引して、ノズル詰まり等を回復させる。また、メンテナンスのために、ノズルプレートの記録媒体と対向する面をゴムなどの弾力性を有するブレードでワイプし、ノズル形成面に残ったインクを除去する。
ヘッド側にはノズルプレートの周囲を囲むように吸引用キャップと密着するための部材(以後、キャップ受け部材とよぶ)を設けている。キャップ受け部材は、キャップとの密着面積を大きくして空気の漏れを少なくすることにより、吸引を効率的に行うためと、ワイプの際にブレードの圧力をノズルプレートとキャップ受け部材の両方に分散させることにより、ノズルプレートに掛かる圧力を減少させて、ノズルプレートの撥水層を保護するために用いられている。
キャップ受け部材は吸引後、吸引用キャップを外したときにインクが残りにくくしなければならない。また、メンテナンスでノズルプレートをワイプするときに、同時にキャップ受け部材もワイプされ、インクが残らないようにしなければならない。インクが多く残っていると、ノズルプレートへのインク付着を生じさせ、出射安定性に悪影響する。
そのために、キャップ受け部材のキャップ受け面は、撥インク層が設けられていて、インクを弾きやすくしている。
しかし、電子工業用部品の製造用に用いられる高アルカリ性インクは、インクジェットヘッドに用いられているキャップ受け部材の撥水層とキャップ受け部材との接着を劣化させる性質があり、このようなインクを長く使用すると、キャップ受け部材の撥水層が剥がれてしまい、メンテナンスでワイプしてもインクがふき取れずに残るようになるために、インクの出射が不安定になってしまう。
特にキャップ受け部材の側面の撥インク層が塗布されている領域と塗布されていない領域の境界から腐食が始まりやすく、その部分から撥インク層の剥離が進行しやすい。
特許文献1は、ノズルプレートのノズル形成面の一部と周囲を覆う薄い板状のノズルカバーが撥インク処理されている。ノズルカバーはインクジェットヘッドの側面も覆うために折り曲げられている。ノズルカバーの撥インク層は、蒸着またはスピンコーターやワイヤーバーによる塗布で設けられる。
しかし、この撥インク層は境界が側面の端部にあり、該境界にはメンテナンス動作で発生したインク滴や印字動作で発生したインクミストが付着する。該境界に高アルカリ性のインクが付着すると、そこから剥離が進行する。
特許文献1において、撥インク層がスピンコーターやワイヤーバーで塗布される場合は、ノズルカバーの基材は平面でなければならず、塗布後折り曲げてノズルカバーの形状に成型する必要がある。この方法は、折り曲げる際に撥インク層に傷がつきやすく、撥インク性が低下すると共に、高アルカリ性インクにより傷の部分から腐食しやすくなる欠点を有する。
蒸着の場合は、折り曲げてキャップ受け部材を成形してから撥インク層を設けることが出来るが、蒸着は作業効率が悪く、蒸着によって設けられた撥インク層は耐久性が低いという欠点を有する。
特開2006−256013号公報
本発明の課題は、腐食性の強いインクを用いても、撥水膜が剥がれず、長期間使用しても安定して出射可能なインクジェットヘッドを提供することである。
本発明の目的は以下の手段により達成された。
1.ノズルプレートの周囲にキャップ受け部材を有し、該キャップ受け部材は基材上に撥インク層を設けたものであり、該撥インク層が、該キャップ受け部材の基材のキャップ受け面の全面、側面の全面及び裏面の一部を覆っていることを特徴とするインクジェットヘッド。
.前記キャップ受け部材の基材の側面が、該基材のキャップ受け面より表面粗さが大きいことを特徴とする前記1に記載のインクジェットヘッド。
.前記撥インク層が熱溶融性のフッ素樹脂を含有することを特徴とする前記1または2に記載のインクジェットヘッド。
.前記1〜3の何れか1項に記載のインクジェットヘッドにより、0.1N〜10NのNaOHまたはKOHの溶液であるアルカリ性のインクを出射することを特徴とするインクジェット記録方法。
本発明によれば、腐食性の強いインクを用いても、撥水膜が剥がれず、長期間使用しても安定して出射可能なインクジェットヘッドを提供することができる。
インクジェットヘッドによる記録動作 インクジェットヘッド チップの断面図 インクジェットヘッドの断面図 図4右上部の拡大図 キャップ受け部材のキャップ受け面と側面を塗布する方法 キャップ受け部材のキャップ受け面を塗布する方法
(インクジェットヘッド)
前記インクジェットヘッドについて図を交えて説明する。
図1は記録媒体BにインクジェットヘッドAにより記録するときの動作を示した概略斜視図である。Xはインクジェットヘッドからインクを出射しながら印字する時のインクジェットヘッドの移動方向であり、記録媒体Bの幅方向と平行である。
Yは記録媒体の移動方向であり、インクジェットヘッドが印字しながら記録媒体の該幅方向の端部まで移動すると、インクジェットヘッドは印字を停止し、Xと逆方向に移動し、記録媒体の端部まで戻る。
インクジェットヘッドが端部まで戻る間に、記録媒体はY方向に移動し、記録媒体が停止した時点で、再びインクジェットヘッドがX方向に移動しながら記録媒体に印字する。このようにして、記録媒体の全面を印字することが出来る。
Zは上方向である。インクはノズル11aより下方向(Zと反対方向)に射出され、記録媒体Bに着弾する。インクジェットヘッドAのキャップ受け部材3及びノズルプレート11は、その1面が記録媒体に対向し、記録媒体と平行になるように構成されている。(以後、インクジェットヘッドの記録媒体と対向する面を前面と呼ぶ)
インクは図示されていないインク供給チューブを通って、図示されていないインクタンクよりインクジェットヘッドAに供給される。
インクを画像様に出射するために、駆動信号が図示されていないケーブルを通って、駆動進行発生回路からインクジェットヘッドに送られ、圧力室のアクチュエータに印加されることにより、インクに圧力を掛ける。
図2はインクジェットヘッド構成の1例であり、インクジェットヘッドの概略斜視図である。図中、1はアクチュエータ、2は筐体、3はキャップ受け部材、4、5は接着剤層である。
アクチュエータ1の前面には、インクを吐出するための多数のノズル11aを配列したノズルプレート11が接着されている。ノズルプレート11の表面に撥インク層1aが設けられている。Cは図、図の断面図の切断面である。
図3はアクチュエータ1を有するチップの断面図であり、アクチュエータ1は、各ノズル11aに対応する多数のチャネルを並列した長尺状の圧電性セラミック基板からなり、インクに与える圧力変化を発生させる部材である。
各チャネル12は、ダイヤモンドブレード等により直線状の細長い溝形状に切削されて、削り残した圧電性セラミックが隣接するチャネル12、12との間の隔壁13を構成している。各チャネル12の深さは、図2において右にいくにつれて徐々に浅くなって、ついには消滅する。チャネル12の内面の一部には金属電極(図示せず)が形成されている。
また、各チャネル12の上から非圧電性セラミック基板等からなるカバー基板14が接着されている。カバー基板14には、各チャネル12の浅溝部分に対応する位置に、全チャネル12に亘る開口14aが形成されており、この開口14aを覆うようにマニホールド15が設けられ、このマニホールド15の内側と各チャネル12の浅溝部分との間に、各チャネル12にインクを分配するための共通インク室16が形成されている。
非圧電性セラミック基板としては、アルミナ、窒化アルミニウム、ジルコニア、シリコン、窒化シリコン、シリコンカーバイド、石英、非分極のPZTの少なくとも1つから選ばれることが好ましく、隔壁13をせん断変形させても分極した圧電性セラミックを確実に支持することができる。
圧電性セラミックとして、PZT、PLZT等のセラミックで、主にPbOx、ZrOx、TiOxの混合微結晶体に、ソフト化剤又はハード化剤として知られる微量の金属酸化物、例えばNb、Zn、Mg、Sn、Ni、La、Cr等の酸化物を含むものが好ましい。
PZTは、チタン酸ジルコン酸鉛であり、充填密度が大きく、圧電性定数が大きく、加工性が良いので好ましい。PZTは、焼成後、温度を下げると、急に結晶構造が変化して、原子がズレ、片側がプラス、反対側がマイナスという双極子の形の、細かい結晶の集まりになる。こうした自発分極は方向がランダムで、極性を互いに打ち消しあっているので、更に分極処理が必要となる。
分極処理は、PZTの薄板を電極で挟み、シリコン油中に漬けて、10〜35kV/cm程度の高電界を掛けて、分極する。分極したPZTに分極方向に直角に電圧を掛けると、側壁が圧電滑り効果により、斜め方向に、くの字形に、せん断変形して、インク室の容積が膨張する。
金属電極の材料としては、金、銀、アルミニウム、パラジウム、ニッケル、タンタル、チタンを用いることができ、特に、電気的特性、加工性の点から、金、アルミニウムが良く、メッキ、蒸着、スパッタで形成される。各金属電極は、各チャネル11の内部から、浅溝部分を通ってアクチュエータ1の後方(図3の右端)側の上面まで引き出され、図示しない信号線によって駆動回路と電気的に接続される。
また、ノズルプレート11は、PET等のポリアルキレンテレフタレート、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネート、酢酸セルロース等のプラスチックスによって形成されており、このノズルプレート11の表面には、出射角度を安定に保つために撥インク層1aが設けられている。
前記アクチュエータ1は、駆動回路から与えられる駆動電圧が各チャネル12内の金属電極に印加されると、隔壁13がせん断変形することでチャネル12の圧力変化が発生し、応力を受けたチャネル12内のインクがノズル11aから吐出する。ノズル11aから吐出したインクはチャネル12の長手方向に向かって飛翔して紙などの記録材に着弾する。
(キャップ受け部材)
キャップ受け部材3が記録媒体と対抗する面(前面)はキャップ受け面とも呼ばれ、ノズルの回復動作時に、インクを吸引するためのキャップと密着し、キャップ内部の負圧を保つ機能を有する。従って、キャップ受け面は平滑であることが好ましい。
キャップ受け部材3は、例えば、アクリル、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド、変性PPE、アルミニウム、ステンレス等からなり、その略中央部には、アクチュエータ1のノズル面の撥インク層1aとほぼ同形状の開口が設けられ、該アクチュエータ1をこの開口にはめ込むことで、該アクチュエータ1のノズルプレート11を、この開口31から臨ませるように配置している。
従って、このインクジェットヘッドAには、ノズルプレート11の周囲に、このキャップ受け部材3によって広い平板状のスペースが形成され、吸引キャップ(図示せず)を用いてアクチュエータ1のノズル11aから強制的にインクを吸引する際には、吸引キャップをキャップ受け部材3の表面に密着させることによって行うことができるようになっている。
キャップ受け部材3の前面及びノズルプレート11の前面には、ブレードでワイプする際に、インクが除去されやすいように、撥インク層3a及び1aが設けられている。キャップ受け部材3の前面はブレードによりワイプされたときに、インクが除去されやすくするためにも、平滑であることが好ましい。
ノズルプレートの撥インク層1aの撥インク性はインク出射性に特に重要なので、傷や汚れの付着を防止するために、吸引キャップは撥インク層1aとは接触せず、撥インク層3aとのみ接触し密着する。
図4はインクジェットヘッドを、図2の切断面Cで切断したときの断面図である。図5は図4の右上部分の拡大図である。キャップ受け部材の基材3b上に設けられた撥インク層3aは、基材3bの前面3c、側面3dと裏面3eの一部を覆っている。ここで、キャップ受け部材の基材3bの側面とは、該前面3cと垂直な外形面であり、裏面とは該前面3cとは反対側の面である。
キャップ受け部材3とアクチュエータ1の間は接着剤層5により封止されていて、キャップ受け部材にインクを吸引するためのキャップが密着して、キャップ内が減圧されたときに空気が漏れるのを防止している。
キャップ受け部材3と筐体2の間には、接着剤層4がキャップ受け部材の裏面の撥インク層を覆い、更に撥インク層が設けられていない領域まで満たされ、キャップ受け部材3と筐体2が接着されている。このように撥インク層の端部を接着剤が覆うことにより、撥インク層が端部からインクによる侵食を受けて、剥離するのを防止できると推定される。
キャップ受け部材3の基材の側面は該基材の前面より表面粗さが大きいことが好ましい。前面の表面粗さを小さくして、側面の表面粗さを大きくすることにより、キャップとの密着性およびワイプによるインク除去性を満足しながら、撥インク層とキャップ受け部材の基材との接触面積を増大することにより、剥離を抑制できる。
キャップ受け部材3の厚さは1mm以上3mm以下であることが好ましい。1mm以上であれば、ワイプしたときのインクが広がって、撥インク層の端部まで到達しにくいし、3mm以下であれば、インクジェットヘッドの質量を実用的な範囲に収めることが出来、工数やコストも抑えることが出来る。
キャップ受け部材と筐体を接着する接着剤層は、キャップ受け部材の側面より外側に盛り上がっていることが好ましい。これにより、インクがキャップ受け部材の裏面の撥インク層の端部まで浸透することを更に抑制することが出来る。
(撥インク層)
撥インク層3aは熱溶融性のフッ素樹脂を含有することが好ましい。フッ素樹脂を含有する撥インク層は、幅広いインク種に対し、優れた撥インク性を有するとともに、アルカリインクが浸透しにくく耐久性に優れる。
撥インク層をキャップ受け部材の基材に塗布する前に、キャップ受け部材の基材をインクジェットヘッドに組み込む最終的な形に成形しておくことが、成形の際に撥インク層に傷を付けることが無いために好ましい。前記成形とは、曲げ、切断および研磨を意味する。
撥インク層の塗布は、フッ素樹脂を含有する塗布液を塗布し、乾燥後、熱処理してフッ素樹脂を溶融することにより、撥インク層の耐久性を向上できる。
撥インク層の塗布液は、フッ素樹脂のほかに、水などの溶媒を含有し、界面活性剤等を含有してもよい。
前記フッ素樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等を用いることが出来るが、FEPは臨界表面張力が低く、撥インク性に優れており、また、熱処理温度である300℃〜400℃における溶融粘度が低く、均一な膜形成が可能な点で好ましい。
界面活性剤としては、特にポリオキシエチレンアルキルエーテルを用いると、撥インク層の耐久性をさらに向上することができる。
撥インク層を形成する塗布方法としては、スプレーコーティング、スピンコーティング、はけコーティング、ディップコーティング、ワイヤーバーコーティング等を用いることができるが、本発明においては、スプレーコーティングが1回の塗布工程で前面と側面を塗布することが出来、効率的な塗布が可能となることから好ましい。
図6は1回の塗布工程で前面と側面をスプレーコーティングする様子を示している。これに対し、図7のようにキャップ受け部材の基材を密に配置すると、塗布の効率を上げることができるが、前面だけがコーティングされる。
裏面の一部に撥インク層を設ける方法としては、裏面の非塗布面をマスキングした後に、裏面に塗布する方法、及び側面に塗布された塗布液の流動性が失われる前に加熱して側面の塗布液が裏面の一部を濡らすことによる方法などが挙げられるが、塗布工程の効率の点から後者が好ましい。
裏面の端部から撥インク層がぬれ広がる幅は、筐体とキャップ受け部材との接着面の幅より狭いことが、筐体とキャップ受け部材との接着力の点から好ましい。
塗布・乾燥後、塗布層は熱処理される。処理温度としては、撥インク層の融点以上が好ましく、特に300℃〜400℃が好ましい。
(エポキシ接着剤)
前記エポキシ接着剤は、エポキシ化合物と硬化剤を組み合わせて用いる。
エポキシ化合物はビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシジルエーテル、ノボラック型エポキシ樹脂などの芳香族エポキシ化合物、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3′,4′−エポキシシクロヘキシルカルボキシレートなどの脂環式エポキシ、トリグリシジルグリセロールなどの脂肪族エポキシが挙げられるが、芳香族エポキシが好ましい。
前記硬化剤は、重付加型硬化剤、カチオン重合開始剤、アニオン重合開始剤が挙げられ、重付加型硬化剤とアニオン重合開始剤が好ましい。重付加型硬化剤としては、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、シクロヘキサンジアミン、ポリアミドアミンなどが挙げられる。アニオン重合開始剤としては2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、2,4,6−トリス−ジメチルアミノメチルフェノールなどが挙げられる。
キャップ受け部材、筐体は、厚み大きさが比較的大きいので、熱膨張によるひずみ応力が大きくなりやすいので、硬化温度は室温から60℃の範囲が好ましい。
(インク)
インクは、あらゆるインクが適用可能であり、酸性水性インク、pH6〜11の弱アルカリ性水性インク、溶剤インク、紫外線硬化性インク、高アルカリ性インク等が挙げられるが、本発明が特に腐食による剥がれ防止効果を発揮するインクは高アルカリ性インクである。
高アルカリインク性インクは水と水溶性有機溶剤の混合液に、NaOHやKOHを溶解したインクであり、特にNaOHまたはKOHの濃度が0.1N以上であるインクを使用する場合に、本発明の効果が顕著である。(Nは規定濃度であり、グラム当量/Lである。)
前記水溶性有機溶媒としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、トリエチレングリコール、エタノール、プロパノール等が挙げられる。
(キャップ受け部材)
(キャップ受け部材1の作製)
厚さ1.1mmのステンレス板(SUS316製)を打ち抜いてキャップ受け部材の基材を作製した。キャップ受け面の表面粗さRaは0.81μmであり、側面の表面荒さRaは1.45μmであった。
キャップ受け部材の基材を図1のように隙間無く並べて、下記撥インク材料1を下記熱処理後の厚みが約5μmとなるようにスプレーで塗布した。
塗布後室温で風を当て、溶媒が蒸発して、キャップ受け部材を鉛直に立てても塗布液が流れなくなってから、塗布面を上に向けて350℃のオーブンに投入し、5時間熱処理して、撥インク層を設け、キャップ受け部材1を作製した。
(キャップ受け部材2の作製)
キャップ受け部材1の作製において、撥インク材料1の塗布を、撥インク材料2をスプレー塗布して室温で乾燥した後、撥インク材料3をスプレー塗布して室温で乾燥する方法に変えたほかは同様にして、キャップ受け部材2を作製した。なお、撥インク材料2と撥インク材料3の塗布量は同じであり、積層された全撥インク層の熱処理後の厚みが5μmとなるように塗布した。
(キャップ受け部材3の作製)
キャップ受け部材1の作製において、図2のようにキャップ受け部材の間隔を3mm空けて並べ、キャップ受け部材の側面にも塗布液が着滴するように、撥インク材料をキャップ受け面の垂直方向から45度傾けた方向から、スプレー塗布したほかは、同様にしてキャップ受け部材3を作製した。
(キャップ受け部材4の作製)
キャップ受け部材3の作製において、撥インク材料1の塗布を、撥インク材料2をスプレー塗布して室温で乾燥した後、撥インク材料3をスプレー塗布して室温で乾燥する方法に変えたほかは同様にして、キャップ受け部材4を作製した。なお、撥インク材料2と撥インク材料3の塗布量は同じであり、積層された全撥インク層の熱処理後の厚みが5μmとなるように塗布した。
(キャップ受け部材5の作製)
キャップ受け部材3の作製において、熱処理後の撥インク層の一部が裏面を濡らして、端部から0.5mmの幅で裏面を覆うように、塗布液に流動性があるうちに、350℃のオーブンに投入したほかは、同様にしてキャップ受け部材5を作製した。
(キャップ受け部材6の作製)
キャップ受け部材5の作製において、撥インク材料1の塗布、乾燥を、下記の(撥インク材料2と撥インク材料3の積層塗布、乾燥)に変えたほかは同様にして、キャップ受け部材6を作製した。なお、撥インク材料2と撥インク材料3の塗布量は同じであり、積層された全撥インク層の熱処理後の厚みが5μmとなるように塗布した。
(撥インク材料2と撥インク材料3の積層塗布、乾燥)
撥インク材料2をスプレー塗布して室温で乾燥した後、撥インク材料3をスプレー塗布し、室温で乾燥する途中で、熱処理後の撥インク層の一部が裏面を濡らして、端部から0.5mmの幅で裏面を覆うように、塗布液に流動性があるうちに、350℃のオーブンに投入した。
(キャップ受け部材7の作製)
キャップ受け部材5の作製において、基材を厚さ0.9mmのステンレス板(SUS316製)(キャップ受け面の表面粗さRaは0.92μmであり、側面の表面荒さRaは1.46μmである。)とした以外は、同様にしてキャップ受け部材7を作製した。
(キャップ受け部材8の作製)
キャップ受け部材6の作製において、基材を厚さ0.9mmのステンレス板(SUS316製)(キャップ受け面の表面粗さRaは0.92μmであり、側面の表面荒さRaは1.46μmである。)としたほかは同様にして、キャップ受け部材8を作製した。
(キャップ受け部材9の作製)
キャップ受け部材5の作製において、基材を厚さ2.5mmのアルミダイカストの成型品(キャップ受け面の表面粗さRaは0.99μmであり、側面の表面荒さRaは1.42μmであった。)とした以外は、同様にしてキャップ受け部材9を作製した。
(キャップ受け部材10の作製)
キャップ受け部材6の作製において、基材を厚さ2.5mmのアルミダイカストの成型品(キャップ受け面の表面粗さRaは0.99μmであり、側面の表面荒さRaは1.42μmであった。)としたほかは同様にして、キャップ受け部材10を作製した。
(キャップ受け部材11の作製)
キャップ受け部材5の作製において、基材を厚さ1.5mmのアルミダイカストの成型品(キャップ受け面の表面粗さRaは0.87μmであり、側面の表面荒さRaは0.87μmである。)とした以外は、同様にしてキャップ受け部材11を作製した。
(キャップ受け部材12の作製)
キャップ受け部材11の作製において、基材のキャップ受け面の表面粗さRaを0.91μm、側面の表面荒さRaを1.47μmとした以外は、同様にしてキャップ受け部材12を作製した。
(キャップ受け部材13の作製)
キャップ受け部材12の作製において、塗布後室温で風を当て、溶媒が蒸発して、キャップ受け部材を鉛直に立てても塗布液が流れなくなってから、塗布面を上に向けて350℃のオーブンに投入し、5時間熱処理した。
なお、キャップ受け部材1〜13の前面と側面の表面粗さは研磨により調整した。
(表面粗さの測定)
WYKOにてJIS B 0601で規定されるRa(中心線表面粗さ)を測定した。
(塗布液)
キャップ受け部材の基材に塗布する塗布液である撥インク材料1、2、3を下記に記す。
撥インク材料1:ポリフロンPTFE TC−7109BK(ダイキン工業製)
撥インク材料2:ポリフロンPTFE EK−1909S21L(ダイキン工業製)
撥インク材料3:ネオフロンFEP ND−4(ダイキン工業製)
なお、溶媒を除いたPTFEの融点は327℃であり、撥インク材料1による撥インク層の融点も327℃となる。FEPの融点は270℃であり、撥インク材料2による撥インク層の融点は270℃以下になる。
(塗布面の観察)
熱処理後、キャップ受け部材1〜13の塗布面を観察したところ、キャップ受け部材1、2の撥インク層は、ほぼキャップ受け面のみに塗布されていた。キャップ受け部材3、4、13の撥インク層はキャップ受け面及び側面の全面が塗布されており、裏面は塗布されていなかった。キャップ受け部材5〜12の撥インク層は、キャップ受け面及び側面の全面が塗布されており、裏面は端部から約0.5mmまで塗布されていた。
(インクジェットヘッド1の作製)
図3に記載の構成からなるチップを下記の方法に従って作製した。
PZT(チタン酸ジルコン酸鉛、厚さ700μm、キュリー温度210℃)からなる基板の上面にレジストフィルムを接着し、上面と平行にダイヤモンドブレードを移動しながら、PZTの端部よりPZTの途中まで同じ深さで切削し、平行な複数の直線状の溝を形成した。途中の溝の切削終点よりPZTの端部まで、溝からの延長線に沿って、溝と同等の幅でレジストを剥離した。隣り合う溝を隔てる隔壁の上部側面と上面に、蒸着によりアルミ層を形成した。レジストを剥離することにより、隔壁の頂上のレジストとその上に蒸着されたアルミ層を一緒に取り除き、各溝の壁面に個別に設けられた電極とそこから導かれた複数の取出し電極を形成した。
隔壁頂上部分のレジストを剥がした面にカバープレート(厚さ700μmの脱分極したPZT)を接合し複数のインク流路を有するチップを形成した。
このようにして作製されたチップは、圧電素子からなる駆動壁と流路が交互に並設されている。
図3に示したように、カバープレートは基板より短く、カバープレートに覆われていない部分では、取り出し電極が露出するように接合される。
取り出し電極をマスキングテープで保護し、駆動電極を含む圧力室内面および圧力室の端部にポリパラキシリレンからなる保護膜を形成し、アクチュエータを作製した。
カバープレートの開口部にマニホールドを接着することにより共通インク室を形成し、アクチュエータの他のもう一方の開口部に、撥インク層を有するノズルプレートを接着し、チップを作製した。
(キャップ受け部材とチップの接着)
キャップ受け部材1のキャップ受け面の開口部からチップを差込み、該キャップ受け面とノズルプレートの面と位置を合わせ、間隙に下記エポキシ接着剤を注入して、60℃で3時間加熱硬化した。
(FPCとインクチューブの接続、筐体の接着)
上記によりキャップ受け部材1を接着したチップの取り出し電極に、外部の駆動信号発生回路と接続されたFPCをACFにより接続した。
マニホールドに、外部のインクタンクと接続されたインクチューブを接続した。
上記によりFPCとインクチューブを接続した後、キャップ受け部材の裏面に下記エポキシ接着剤を塗布して、肉厚1.5mmのアルミダイカスト製の筐体を接着し、60℃で6時間加熱硬化し、インクジェットヘッド1を作製した。なお、接着剤の塗布量は、接着後にキャップ受け部材の側面から盛り上がる厚みとした。
(エポキシ接着剤)
エピコート807(ビスフェノールF型エポキシ樹脂;ジャパンエポキシレジン製) 10質量部
2−エチル−4−メチルイミダゾール 1質量部
(インクジェットヘッド2〜13の作製)
インクジェットヘッド1の作製において、キャップ受け部材1をキャップ受け部材2〜13に変えたほかは、同様にして、インクジェットヘッド2〜13を作製した。
(インク耐久性の評価)
前記インクジェットヘッド1〜13を用いて、下記の高アルカリ性インクを1日当たり8時間出射する操作を1ヶ月間続けた。毎日、出射前にキャップ受け面にキャップを密着しインクの吸引を行い、出射終了後は、撥インク層を観察した後、キャップ受け面にキャップを密着した状態で、翌日の出射まで保管した。
(高アルカリ性インクの組成)
水 100質量部
グリセリン 100質量部
NaOH 8質量部
(評価基準)
○:1ヶ月経過後も剥がれなし
△:20日経過まで剥がれないが、1ヶ月未満で剥がれが発生
×:8日後までに剥がれが発生
結果を表1に示す。
Figure 0005846231
表1より、前面、側面および裏面の一部が撥インク層で覆われたキャップ受け部材を用いたインクジェットヘッドは耐インク性が高いことが分かる。また、キャップ受け部材の基材の厚みが1〜3mmである場合または側面の表面粗さが前面の表面粗さより大きな場合は、更にインク耐久性が向上することが分かる。
1 アクチュエータ
1a 撥インク層
2 筐体
3 キャップ受け部材
3a 撥インク層
3b キャップ受け部材の基材
3c キャップ受け部材の基材のキャップ受け面
3d キャップ受け部材の基材の側面
3e キャップ受け部材の基材の裏面
4 接着剤層
5 接着剤層
11 ノズルプレート
11a ノズル
12 チャネル
13 隔壁
14 カバープレート
15 マニホールド
16 共通インク室
A インクジェットヘッド
B 記録媒体
C 切断面
X インクジェットヘッドの移動方向
Y 記録媒体の移動方向
Z 上方向

Claims (4)

  1. ノズルプレートの周囲にキャップ受け部材を有し、該キャップ受け部材は基材上に撥インク層を設けたものであり、該撥インク層が、該キャップ受け部材の基材のキャップ受け面の全面、側面の全面及び裏面の一部を覆っていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記キャップ受け部材の基材の側面が、該基材のキャップ受け面より表面粗さが大きいことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記撥インク層が熱溶融性のフッ素樹脂を含有することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のインクジェットヘッドにより、0.1N〜10NのNaOHまたはKOHの溶液であるアルカリ性のインクを出射することを特徴とするインクジェット記録方法。
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