JP4927648B2 - インクジェットヘッド用導入液、インクジェットヘッドおよびインクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット記録方法においてインクジェットヘッドへインクを導入する際に用いられるインクジェットヘッド用導入液およびこれを用いたインクジェットヘッド並びにインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録方法は、インクジェットヘッドによりインクを吐出させてインク滴を形成し、これらの一部または全部を紙等の被記録材に付着させて記録を行うものである。このようなインクジェット記録方法においては、インクジェットヘッドのノズル部やインク流路内で目詰まりを起こさず、安定した吐出を行え、鮮明な色調で十分に高い濃度の記録ができるインクが必要である。
ところで、インクジェットヘッドには、大きく分けてサーマル方式とピエゾ方式があり、さらに連続噴射型記録装置では吐出したインク液滴を電場で制御するような静電式などがある。詳しくは、サーマル方式では、インクをヒーターで瞬時に加熱してバブルを発生させ、このときの力を利用してインク液滴を吐出させる。ピエゾ方式では、圧電素子を振動させることによりインクに力を加えてインク液滴を吐出させる。ピエゾ方式でインクに力を加える手法としては、縦に振動する圧電素子でインクに力を加える方法と、たわみ振動するピエゾでインクに力を加える方法とがあり、これらにおいては圧電素子を積層することによりインクに加わる力を向上させることができる。このようなピエゾ方式のうち、高密度化、量産性を達成するためには、たわみ振動する圧電素子を使用したほうがよく、かつ積層ではないほうがよいと考えられる。
インクジェット記録方法においてインクの性能を十分に発揮するためには、特にピエゾ方式のインクジェットヘッドを使用する場合、振動によって発生した圧力波のロスを最小限にし、ノズル部まで効率よく力を伝達する必要があり、インクジェットヘッド内に気泡を残すことなく、完全にインクで満たされた状態を作り出すことが重要になる。インクジェットヘッド内に気泡が残留していると、吐出力が十分にインクに伝わらず、不吐出、噴射曲がり等の問題を生じ、インクジェット記録に要求される性能が満足されなくなってしまうからである。したがって、インクジェットヘッドへのインクの充填状態は、インクジェット記録の性能を左右する重要な要素であるといえる。
そこで、これまでに、インクジェットヘッド内に気泡を残さずにインクを充填する方法として、ロスマイルス法による起泡直後の泡高さが2mm以下、5分後の泡高さが0mmであり、水と界面活性能を有し水よりも低揮発性の水溶性有機溶剤とを含む導入液を、インクジェットヘッドへのインクの導入に先立ちインクジェットヘッドへ充填することが提案されている(特許文献1参照)。
特開2000−94707号公報
しかしながら、インクジェットヘッドは様々な素材からなる部材で形成され、また各部材接着部には段差や微小な隙間が存在するため、前記特許文献1に記載の導入液を導入した際にさえ、インク流路内に気泡が残ってしまうことがあり、結果として、インク充填時に気泡を完全除去することは困難であった。
そこで、本発明の主たる課題は、インク流路内の気泡を残留するのを抑制し、それによって、インクジェット記録方法においてインクを吐出する際に、吐出欠陥を防止し、吐出安定性を確保することを可能にするインクジェットヘッド用導入液、インクジェットヘッドおよびインクジェット記録装置を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく、インクジェットヘッドへのインクの導入に先立ち該インクジェットヘッドに導入液を充填するにあたり、導入液の濡れ性を高めることを目指し、鋭意検討を行った。その結果、これまで、一般に、ウィルヘルミ法などによって測定された寿命1000msec以上での表面張力が濡れ性の目安として着目されていたが、寿命10msecにおける表面張力と寿命1000msecにおける表面張力との差が特定範囲である導入液が、インク流路内の気泡の残留抑制に有効に作用することを見出した。つまり、表面寿命が短い時間での表面張力がインク流路内における濡れ性に大きく影響し、寿命10msecにおける表面張力と寿命1000msecにおける表面張力との差が本願範囲内であれば、導入液の導入時に気泡を持ち込まずに導入できる。したがって、インクと置換してもインク流路内に気泡が残留することなく、その後、吐出欠陥、インクの吐出安定性を確保することができる。
さらに、適用するインクジェットヘッドのインク流路部材の素材に応じて、該インク流路部材に対する接触角が25度以下となる導入液を用いることも、インク流路内の気泡を残留するのを抑制するためには重要であることを見出した。そして、これら要件を兼ね備えた導入液であれば、前記課題を一挙に解決することができることを見出し、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明は以下の構成からなる。
(1)インクジェットヘッドへのインクの導入に先立ち該インクジェットヘッドに充填される導入液であって、下記式(1)
Figure 0004927648
を満足する表面張力を有し、適用するインクジェットヘッドのインク流路部材に対する接触角が25度以下となる、ことを特徴とするインクジェットヘッド用導入液。
(2)水、界面活性剤および水溶性有機溶剤からなり、前記水溶性有機溶剤は、炭素数6〜8のジオール、および有機性値(OV)が150以上の多価アルコールアルキルエーテルから選ばれる少なくとも一種を含有する(1)に記載のインクジェットヘッド用導入液。
(3)前記水溶性有機溶剤は、その含有量が導入液全重量に対して、0.1〜35重量%である、(2)に記載のインクジェットヘッド用導入液。
(4)前記インク流路部材が、エポキシ樹脂、ステンレス鋼、ニッケル合金、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、およびシリコーン樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種からなる(1)に記載のインクジェットヘッド用導入液。
(5)(1)〜(4)のいずれかに記載の導入液が充填されてなる、インクジェットヘッド。
(6)(1)〜(4)のいずれかに記載の導入液が充填されたインクジェットヘッドを備えてなることを特徴とするインクジェット記録装置。
(7)(1)〜(4)のいずれかに記載の導入液をインクジェットヘッドのインク流路内に充填する工程と、インク流路内に充填された前記導入液をインクと置換する工程とを含むインクジェットヘッドへのインク導入方法。
(8)(1)〜(4)のいずれかに記載の導入液をインクジェットヘッドのインク流路内に充填する工程と、インク流路内に充填された前記導入液をインクと置換する工程と、置換したインクをノズルから記録媒体の表面に吐出させる工程とを含むインクジェット記録方法。
本発明によれば、インクジェット記録方法においてインクを吐出する際に、吐出欠陥を防止し、吐出安定性の向上を図ることができる、という効果がある。
本発明のインクジェットヘッド用導入液(以下、単に「本発明の導入液」と称する)は、インクジェットヘッドへのインクの導入に先立ち該インクジェットヘッドに充填される導入液である。つまり、本発明の導入液は、インクをインクジェットヘッド内へ導入する前にインクジェットヘッド内に充填し、その後にインクジェットヘッド内にインクを導入して導入液をインクに置換することによって、インクジェットヘッド内に気泡を残すことなく、インクを充填することを可能にするものである。そして、その結果、吐出欠陥を招くことなく、良好な吐出安定性でインクを吐出することを実現させるのである。
インクジェットヘッド内に充填した本発明の導入液をインクに置換する方法としては、特に制限されないが、例えば、インクジェットヘッドに、インクを内蔵するインクカートリッジを接続した状態で、インクジェットヘッドの吐出口側にキャップを被せてポンプでインクを吸引するか、あるいは、ポンプを用いてインクを輸送するか、あるいは、カートリッジもしくはサブタンクをエアーで加圧するなどしてインクを押出し輸送する、などの方法を採用することができる。
すなわち、本発明のインクジェットヘッドへのインク導入方法は、導入液をインクジェットヘッドのインク流路内に充填し、次いでインク流路内に充填された前記導入液をインクと置換して、インクジェットヘッドにインクを導入する方法である。
本発明の導入液は、下記式(1)
Figure 0004927648
を満足する表面張力を有することが重要である。好ましくは、下記式(2)
Figure 0004927648
を満足する表面張力を有するのがよい。(寿命10msecにおける表面張力−寿命1000msecにおける表面張力)の値が16mN/m以上であると、充分な濡れ性が得られず、インク流路内の気泡を残留するのを抑制することができない。他方、インクジェットヘッドに充填される、水と水溶性有機溶剤とを含有してなる通常の導入液において、(寿命10msecにおける表面張力−寿命1000msecにおける表面張力)の値が6mN/m以下である導入液を得ることは、界面活性剤等を入れた場合、有機溶剤の水への溶解性のため、実質的に困難である。
本発明において、表面寿命に対する表面張力、すなわち寿命10msecにおける表面張力および寿命1000msecにおける表面張力は、バブルプレッシャー法に代表されるようなキャピラリーを使用した動的表面張力の測定法にて測定されるものである。具体的には、キャピラリーから液中に気泡を発生させ、その気泡にかかる圧力から表面張力を測定し、気泡周波数(例えば、0.01〜10Hz)を変化させることで、動的表面張力を測定することができる。
本発明の導入液は、適用するインクジェットヘッドのインク流路部材に対する接触角が25度以下となるものであることが重要である。好ましくは、インク流路部材に対する接触角は20度以下であるのがよい。インク流路部材に対する接触角が25度を超えると、充分な濡れ性が得られず、インク流路内の気泡を残留するのを抑制することができない。なお、インクジェットヘッドが異なる素材からなる複数のインク流路部材で構成されている場合には、全てのインク流路部材に対する接触角が前記範囲であることが肝要である。また、このような場合には、各部材を接着するために用いられる接着剤も、インク流路部材の1つであるものとする。
本発明において、インク流路部材に対する接触角は、接触角計(例えば、協和界面科学(株)製「CA−X型」など)を用いて測定することができる。
本発明の導入液は、水、界面活性剤および水溶性有機溶剤を必須成分とするものであることが好ましい。
必須成分としての水には、脱イオン水(純水)を使用することが望ましい。水の含有量は、導入液全重量に対して65〜95重量%であるのが好ましい。
必須成分である界面活性剤としては、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤等があるが、これらの中でも特に、アニオン性界面活性剤もしくは非イオン性界面活性剤が好ましい。界面活性剤の含有量は、導入液全重量に対して0.1〜5.0重量%であるのが好ましい。なお、界面活性剤は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
必須成分である水溶性有機溶剤は、炭素数6〜8のジオール、または有機性値(OV)が150以上の多価アルコールアルキルエーテルの少なくとも一方(以下「特定溶剤成分」と称することもある)を含有することが好ましい。前記炭素数6〜8のジオールは、その水酸基がどの位置にあってもよく、水酸基の位置は全ての組合せにおいて有効である。前記有機性値(OV)が150以上の多価アルコールアルキルエーテルの具体例としては、例えば、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル等が挙げられる。導入液全重量に対する前記特定溶剤成分の割合は、特に制限されないが、0.1〜35重量%であるのが好ましい。また、前記特定溶剤成分は2種類以上であってもよく、その場合には、特定溶剤成分の導入液全重量に対する割合が0.1〜35重量%であるのがよい。なお、水溶性有機溶剤は、前記特定溶剤成分以外の他の溶剤を含有していてもよいが、その場合、当該他の溶剤の含有量は、前記特定溶剤成分の含有割合が前記範囲となる範囲内とすることが望ましい。
必須成分である水溶性有機溶剤の含有量は、導入液全重量に対して、0.1〜35重量%であるのが好ましく、0.5〜25重量%であるのがより好ましい。水溶性有機溶剤の含有量が0.1重量%未満であると、インク流路部材に対して接触角25度以下を達成することが困難になる場合が多くなり、一方、35重量%を超えると、導入液の粘度が高くなるために、導入液自体の充填が困難になる恐れがある。
本発明の導入液は、前述した必須成分のほかに、必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、例えば、粘度調整剤、pH調整剤、防腐防カビ剤等の各種添加剤を含有させることができる。なお、水溶性染料等の着色剤については、多量に存在すると起泡性が高くなる傾向があるので、基本的に含有させない方がよいが、本発明の効果を損なわない範囲であれば、視認性を得る目的で少量添加することは可能である。
本発明においては、前記インク流路部材が、エポキシ樹脂、ステンレス鋼(SUS)、ニッケル合金、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、およびシリコン樹脂からなる群より選ばれる1種以上からなるものであることが望ましい。インク流路部材が前記群から選ばれる素材からなるものであり、導入液が前述した範囲の表面張力を有するものであれば、両者の接触角は容易に25度以下となる。勿論、本発明におけるインク流路部材は、前記群から選ばれるものに限定される訳ではない。
本発明の導入液を充填するインクジェットヘッドは、特に制限されるものではないが、1つのヘッドに対して400ノズル以上を有するインクジェットヘッドであれば、本発明の効果がより顕著に現われるので、好適である。
本発明のインクジェットヘッドは、前述した本発明の導入液が充填されてなるのが好ましい。前記導入液は、上記したように、インクをインクジェットヘッド内へ導入する前にインクジェットヘッド内に充填する。導入液の充填においては、図1に示すように、導入液は、導入液カートリッジ(図示しない)からの配管とこの配管を接続するためのジョイント部11を介して前記インクジェットヘッド21に供給する。前記カートリッジとジョイント部11との間にはポンプ(図示しない)が配置してあり、導入液を輸送することができる。ポンプは、チューブポンプやギヤポンプ、電磁ポンプなど目的に合わせて使用することができる。
導入液が充填された本発明のインクジェットヘッドは、吐出側(吐出用ノズル孔など)にはキャップを、インクの出入部には弁や栓などをして、大気連通箇所をなくし、導入液の漏れや蒸発を防止するようにしてもよい。また、本発明のインクジェットヘッドは、導入液を満たした状態で、インクカートリッジやキャップから外して単独で輸送することができるが、その際には、吐出用ノズル孔およびカートリッジとの接続口を、粘着テープまたはゴム等の蓋などでおおって、導入液の漏れや蒸発を抑制するようにしてもよい。
図1に本発明のインクジェットヘッドの一例として、積層圧電素子8と個別電極9とを含む圧電アクチュエータを取り付ける前の状態のものを示す。図の例におけるインクジェットヘッド21は、1枚の基板1上に、加圧室2とそれに連通するノズル3とを含むドット形成部を複数個、配列したものである。
また図2(a)は、上記例のインクジェットヘッド21において、圧電アクチュエータACを取り付けた状態での、1つのドット形成部を拡大して示す部分断面図、図2(b)は図2(a)の底面図である。図3は図2(a)のノズル3付近の拡大図である。ドット形成部のノズル3は、図1に白矢印で示す主走査方向(記録媒体の搬送方向)に複数列並んでいる。図の例では4列に並んでおり、同一列内のドット形成部間のピッチは150dpiであって、インクジェットヘッド21の全体として600dpiを実現している。
各ドット形成部は、基板1の上面側に形成した、平板形状を有する加圧室2と、上記基板1の下面側のノズル3と、これらを連通させるノズル流路4とを備える。前記加圧室2は、矩形部の幅方向の中央部に中心を有し、径が幅長さと等しく、かつ水平断面形状が半円形である端部を前記矩形部の長手方向の両端に備えている。加圧室2は、該加圧室2の他端側の端部の半円と中心が同じである円柱形の供給口5を介して共通流路6に連通している。前記ノズル3は、前記加圧室2の一端側の端部の半円と中心が同じで円錐台形を有している。前記ノズル流路4は、前記端部の半円と中心が同じで同径の円柱形を有している。また前記共通流路6は、基板1内に、各ドット形成部と連通させるように形成されている。なお、上記したインク流路は、少なくとも、前記共通流路6、加圧室2、およびノズル流路4から構成されている。
上記各部は、図の例では、加圧室2を形成した第1基板1aと、ノズル流路4の上部4aと供給口5とを形成した第2基板1bと、ノズル流路4の下部4bと共通流路6とを形成した第3基板1cと、ノズルプレートとしての、ノズル3を形成した第4基板1dとを、この順に積層し、一体化することで形成してある。
またノズル3は、図3に示すように、インク滴吐出側の先端の開口30を、基板1の下面側である第4基板1dの下側の表面1eに円形に形成してある。それと共にノズル3は、この先端側の開口30が、加圧室2側の開口31よりも小さくなるように、テーパー状(円錐状)に形成してある。
第1基板1aと第2基板1bには、図1に示すように、第3基板1cに形成した共通流路6を、基板1の上面側で、インクカートリッジ(図示しない)からの配管と接続するためのジョイント部11を構成するための通孔11aを形成してある。さらに各基板1a〜1dは、例えば樹脂や金属などからなり、フォトリソグラフ法を利用したエッチングなどによって上記各部となる通孔を設けた、所定の厚みを有する板状体にて形成してある。
基板1の上面側には、平面形状かつ横振動モードの薄板状の積層圧電素子8と、略矩形状の同じ平面形状を有する個別電極9とを、この順に積層することで圧電アクチュエータACを構成してある。前記積層圧電素子8は、該基板1とほぼ同じ大きさであり、共通電極7をその内部に有している。前記個別電極9は、各ドット形成部の加圧室2の中央部と重なる位置に個別に設けてある。
共通電極7、個別電極9は、共に金、銀、白金、銅、アルミニウムなどの導電性に優れた金属の箔や、これらの金属からなるめっき被膜、真空蒸着被膜などで形成してある。
圧電素子8を形成する圧電材料としては、例えばジルコン酸チタン酸鉛(PZT)や、当該PZTにランタン、バリウム、ニオブ、亜鉛、ニッケル、マンガンなどの酸化物の1種または2種以上を添加したもの、例えばPLZTなどの、PZT系の圧電材料を挙げることができる。また、マグネシウムニオブ酸鉛(PMN)、ニッケルニオブ酸鉛(PNN)、亜鉛ニオブ酸鉛、マンガンニオブ酸鉛、アンチモンスズ酸鉛、チタン酸鉛、チタン酸バリウムなどを主要成分とするものを挙げることもできる。
圧電素子8は、例えば上記の圧電材料を焼結して形成した焼結体を薄板状に研磨した所定の平面形状を有するチップを、所定の位置に接着、固定したり、いわゆるゾル−ゲル法(またはMOD法)によって、圧電材料のもとになる有機金属化合物から形成したペーストを所定の平面形状に印刷し、乾燥、仮焼成、焼成の工程を経て形成する。あるいは反応性スパッタリング法、反応性真空蒸着法、反応性イオンプレーティング法などの気相成長法によって、圧電材料の薄膜を所定の平面形状に形成したりすることによって、形成することができる。
圧電素子8の表面粗さは、焼成条件での粒子成長促進や、機械研磨、エッチング等を用いて表面加工をすることにより所望の表面粗さを得ることができる。前記圧電素子8の表面粗さは、例えば光干渉型表面粗さ測定装置(Veeco社製Wyko NT1100)を用いて測定を行い、平均表面粗さRaとして評価できる。
圧電素子8を、例えば横振動モードとして駆動するためには、圧電材料の分極方向を、前記圧電素子8の厚み方向、より詳しくは個別電極9から共通電極7に向かう方向に配向させる。そのためには、例えば高温分極法、室温分極法、交流電界重畳法、電界冷却法などの従来公知の分極法を採用することができる。また、分極後の圧電素子8をエージング処理してもよい。
圧電材料の分極方向を上記の方向に配向させた圧電素子8は、共通電極7を接地した状態で、個別電極9から正の駆動電圧を印加することによって、分極方向と直交する面内で収縮する。このため、撓みが発生する際の力が加圧室2内のインクに圧力波として伝えられ、この圧力波によって、供給口5、加圧室2、ノズル流路4、およびノズル3内のインクが振動を起こす。そして振動の速度が、結果的にノズル3の外に向かうことによって、ノズル3内のインクメニスカスが、インク滴吐出側の先端の開口30から外部へと押し出されて、インク柱が形成される。振動の速度は、やがてノズル内方向に向かうが、インク柱はそのまま外方向に運動を続けるため、インクメニスカスから切り離されて1〜2滴程度のインク滴にまとまり、それが紙面の方向に飛翔して、紙面にドットを形成する。
インク滴が飛翔して減少した分のインクは、ノズル3内のインクメニスカスの表面張力によって、インクカートリッジから、当該インクカートリッジの配管、ジョイント部11、共通流路6、供給口5、加圧室2、およびノズル流路4を介してノズル3に再充填される。
基板1の下面側である第4基板1dの下側の表面1eには、前記のように、所定の平面形状を有する撥水処理されない領域A1を、ノズル3のインク滴吐出側の先端の、円形の開口30と重ねて設けてある。すなわち、この領域A1を除くそれ以外の表面1eに撥水層12を積層して撥水処理する。そして領域A1内は撥水層12を形成せずに、第4基板1dの表面を露出させて、撥水処理されていない状態としてある。
撥水層12の厚みは、特に限定されないが、0.5〜2μmであるのが好ましい。撥水層12の厚みがこの範囲未満では、撥水性が低下して、インクの付着によるインク滴の吐出不良を生じるおそれがある。また、膜厚が2μmを超える撥水層12は膜形成が容易でない上、形成できたとしても、それ以上の効果が得られないおそれがある。
本発明のインクジェットヘッド21は、引き打ち式および押し打ち式のいずれの駆動方法によって駆動しても良い。引き打ち式では、ドット形成の直前に加圧室2の容量を拡大させる方向に圧電素子8を変形させることで、ノズル内のインクメニスカスを引き込む。その後、加圧室2の容量を縮小させる方向に圧電素子8を変形させることで、インク滴をインクメニスカスから分離させて吐出させる。押し打ち式では、ドット形成時に、加圧室2の容量を縮小させる方向に圧電素子8を変形させることで、ノズル3内のインクメニスカスを押し出す。次いで、加圧室2の容量を拡大させる方向に圧電素子を変形させることで、インクメニスカスを引き込んで、インク滴をインクメニスカスから分離させて吐出させる。
本発明のインクジェット記録装置は、高速プリントを達成するため、前記インクジェットヘッド21がノズル数を600個以上有し、またその駆動周波数が15kHz以上であるのがよい。前記インクジェットヘッド21は記録媒体の搬送方向に直交しかつ水平方向に2個以上、好ましくは2〜8個、より好ましくは2〜4個配置してなるのがよい。また記録媒体の幅以上に複数個配置することによって、ラインヘッドとしても使用することができる。
本発明のインクジェット記録方法は、導入液をインクジェットヘッド21のインク流路4内に充填し、次いでインク流路内に充填された前記導入液をインクと置換し、この置換したインクをノズル3から記録媒体の表面に吐出させる記録方法である。
カラープリントを行う場合には、インクは前記インクジェットヘッド21と組み合わせて、多色セットを形成し、通常はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色を含むインクセットを形成し、これらをセットとして、インクおよびインクジェットヘッド21を組み合わせたインクジェット記録装置とすることが好ましい。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、導入液の各物性は以下の方法で測定した。
<表面張力>
自動表面張力計(協和界面科学(株)製「BP−D4」)を用い、JIS K 3362に従い25℃にて表面張力を測定し、寿命10msecにおける表面張力Aおよび寿命1000msecにおける表面張力Bを求め、その差(A−B)を算出した。
<接触角>
接触角計(協和界面科学(株)製「CA−X型」)を用い、常温(25℃)環境下で、測定しようとする導入滴5μLを、シリンジから構成部材であるインク供給チューブ内面上に載せて測定した。
(インクジェットヘッドの作製)
インクジェットヘッド21としては、たわみ振動するピエゾでインクに力を加える方式のもので、周波数1〜40kHz、駆動電圧10〜30Vの範囲で駆動可能であり、400ノズル以上を有し、そのインク流路部材はステンレス鋼(SUS)からなるものを用いた。前記インクジェットヘッド21は、図1および図2(a)、(b)に示す構造を有し、その各寸法は、加圧室2の面積が0.2mm2、幅が200μm、深さが100μm、ノズル流路4の直径が200μm、長さが800μm、供給口5の直径が30μm、長さが40μm、ノズル3の長さが30μm、インク吐出側の開口30および加圧室2側の開口31の形状がそれぞれ半径10μmおよび20μmの円形であると共に、この各部位から構成されるドット形成部が1列あたり166個、全体(4列)で664個のドット形成部が基板1上に配列されたインクジェットヘッド21を用いた。
同一列内のドット形成部間のピッチは150dpiとし、また隣り合う各列を1/2ピッチずつずらすことで、全体として600dpiとした。
(実施例1〜4および比較例1〜5)
表1に示す組成で各成分を十分に混合、攪拌した後、1.0μmのメンブランフィルタで濾過し、導入液を得た。なお、表1に示した各成分のうち、「アセチレンジオールのEO付加物」は、アセチレンジオールにエチレンオキサイドを10モル付加させた付加物(エアープロダクツ社製「サーフィノール465」)である。また、表1に示した各成分のうち、エチレングリコールモノブチルエーテルの有機性値(OV)は120であり、トリエチレングリコールモノブチルエーテルの有機性値(OV)は200である。得られた各導入液の物性は表1に示す通りであった。
次に、得られた導入液をインクジェットヘッド21に充填した。そして、25℃、50%RHの環境下で1ヶ月間放置した後、インクカートリッジを装着し、ポンプでインクを輸送して、導入液をインク(エプソン社製「ICC31」)に置換し、下記の評価を行った。結果を表1に示す。
〔吐出安定性(1)〕 周波数20kHz、駆動電圧20Vにて48時間連続吐出を行ったときのインクの飛翔状態を、任意に10ノズルを選択して高速度カメラにて撮影し、ラインを印画してこのラインを目視にて観察した。そして以下の基準で吐出安定性を評価した。
○:吐出速度が8m/s以上で、かつ、ラインに途切れがない。
△:吐出速度が8m/s以上だが、ラインに途切れがある。
×:吐出速度が8m/s未満である。
〔吐出安定性(2)〕 周波数20kHz、駆動電圧20Vにて48時間連続吐出を行ったときのインク滴の吐出状態を、任意に50ノズルを選択して高速度カメラにて撮影し、1時間ごとにインクの着弾精度チェックパターンを印画して、以下の基準で吐出安定性を評価した。
○:吐出速度が8m/s以上であり、着弾精度が±10μm以内である。
△:吐出速度が8m/s以上だが、着弾精度が±10μmより悪い。
×:吐出速度が8m/s未満で、着弾精度が±10μm以上である。
〔吐出欠陥〕 周波数20kHz、駆動電圧20Vにて光沢紙にノズルチェックパターンを印画し、以下の基準で吐出欠陥を評価した。
○:不吐出ノズルが無く、着弾精度が±10μm以内である。
△:不吐出ノズルが無いが、着弾精度が±10μmより悪い。
×:不吐出ノズルがある。
Figure 0004927648
表1に示すように、導入液の表面張力および接触角が本発明の範囲内である実施例1〜4は吐出安定性が良好であり、不吐出ノズルの発生もなく吐出欠陥が生じなかった。これに対して、導入液の表面張力および接触角が本発明の範囲外である比較例1〜5は、吐出安定性が悪いか、不吐出ノズルが発生した。
本発明に係るインクジェットヘッドの実施の形態を示す平面図である。 (a)は本発明に係るインクジェットヘッドの一部拡大縦断面図、(b)は(a)の底面図ある。 図2(a)のノズル部分の拡大図である。
符号の説明
1 基板
2 加圧室
3 ノズル
4 ノズル流路
5 供給口
6 共通流路
7 共通電極
8 圧電素子
9 個別電極
11 ジョイント部
12 撥水層
30 開口
A1 領域
AC 圧電アクチュエータ

Claims (8)

  1. インクジェットヘッドへのインクの導入に先立ち該インクジェットヘッドに充填される導入液であって、下記式(1)
    Figure 0004927648
    を満足する表面張力を有し、適用するインクジェットヘッドのインク流路部材に対する接触角が25度以下となる、ことを特徴とするインクジェットヘッド用導入液。
  2. 水、界面活性剤および水溶性有機溶剤からなり、前記水溶性有機溶剤は、炭素数6〜8のジオール、および有機性値(OV)が150以上の多価アルコールアルキルエーテルから選ばれる少なくとも一種を含有する請求項1記載のインクジェットヘッド用導入液。
  3. 前記水溶性有機溶剤は、その含有量が導入液全重量に対して、0.1〜35重量%である、請求項2記載のインクジェットヘッド用導入液。
  4. 前記インク流路部材が、エポキシ樹脂、ステンレス鋼、ニッケル合金、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、およびシリコーン樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種からなる請求項1に記載のインクジェットヘッド用導入液。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の導入液が充填されてなる、インクジェットヘッド。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の導入液が充填されたインクジェットヘッドを備えてなることを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. 請求項1〜4のいずれかに記載の導入液をインクジェットヘッドのインク流路内に充填する工程と、インク流路内に充填された前記導入液をインクと置換する工程とを含むインクジェットヘッドへのインク導入方法。
  8. 請求項1〜4のいずれかに記載の導入液をインクジェットヘッドのインク流路内に充填する工程と、インク流路内に充填された前記導入液をインクと置換する工程と、置換したインクをノズルから記録媒体の表面に吐出させる工程とを含むインクジェット記録方法。
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