JP5845558B2 - あと施工アンカーボルト具の固定方法及びそれに用いるあと施工アンカーボルト具 - Google Patents

あと施工アンカーボルト具の固定方法及びそれに用いるあと施工アンカーボルト具 Download PDF

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Description

本発明は、あと施工アンカーボルト具の固定方法及びそれに用いるあと施工アンカーボルト具に関する。
従来、コンクリートやモルタルなどで出来た壁や天井などに被固着物を固定する場合には、コンクリートやモルタルに空けられた穿孔にアンカーボルトと呼ばれるボルトを挿入して固定する方法が行われている。
この方法は、コンクリートなどを打設した後にドリルなどの穿孔具を用いてコンクリートなどに穿孔を空けてアンカーボルトを固定するため、あと施工型のアンカーボルトの固定方法である。
あと施工アンカーボルトの固定方法としては、コンクリートを打設した後にドリルなどの穿孔具を用いてコンクリートなどに穿孔を空けて該穿孔に接着剤などを注入してから、アンカーボルトを該穿孔に挿入し固定する接着剤を用いる方法がある(例えば、特許文献1)。
また、ナイロンナットでアンカーボルトを固定したりしている。
また、接着剤封入カプセルを穿孔内に挿入し、それからアンカーボルトを打ち込むことで、接着剤封入カプセルが破壊され、それにより化学反応が起こり、アンカーボルトが固定される接着系アンカーボルトの固定方法もある(例えば、特許文献2)。
さらに、穿孔奥部に当接して先端が拡開するタイプのテーパ状拡開部を有するアンカーボルトを用い、穿孔内部でアンカーボルトの先端を拡開させて穿孔から抜けにくくする物理的アンカーボルトの固定方法もある(例えば、特許文献3)。
このように種々の方法があるが、例えば特許文献1に記載されているように、コンクリートなどの穿孔に接着剤を入れてからアンカーボルトを挿入して固定することがよく行われている。
しかしながら、穿孔に接着剤を入れてからアンカーボルトを挿入する方法では、穿孔内に空隙や空洞があった場合、最初に接着剤を入れると、接着剤の充填が十分でなく、アンカーボルトがうまく固定できない。その場合には、再度接着剤を入れ直さないといけないという問題があった。
また、従来のアンカーボルトの固定方法では、穿孔奥部側の固着に重点が置かれているが、穿孔開口部側の固着がおろそかとなっているという問題があった。
さらに、トンネル内壁面などの壁面補強として、アンカーボルトで剥落防止ネットを固定する工法なども知られている(特許文献4)。
このようなトンネル内壁面にネット材などをアンカーボルトを使って固定するには、穿孔奥部側の固着のみならず、穿孔開口部側の固着も重要となってくる。
特開2001−89716号公報 特開昭61−2779号公報 特開平10−024340号公報 特開2004−293150号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、振動下あるいは寒冷時にあってもアンカーボルトが自重によって抜け落ちたり、アンカー固着剤が十分に硬化する前に、アンカーボルトの固定が不十分になる危険性を回避するとともに、穿孔部奥部側の固着のみならず、穿孔部開口部側も充分に固着することで、アンカーボルトの引き抜き抵抗を補強するようにしたあと施工アンカーボルト具の固定方法及びそれに用いるあと施工アンカーボルト具を提供することを目的とする。
本発明に係るあと施工アンカーボルト具の固定方法は、コンクリート、モルタル又はレンガである母材に穿孔部を開穿するための穿孔工程と、
内部に貫通孔を有し、先端に先端割り溝を有し外周面全体にねじ溝を設けた中空拡開アンカーボルト本体の先端部から前記貫通孔に拡開補助部材を挿入して、この前記中空拡開アンカーボルト本体を前記穿孔部に挿入する挿入工程と、
前記中空拡開アンカーボルト本体の先端部を押圧せしめて前記中空拡開アンカーボルト本体の先端部を拡開させる先端部拡開工程と、
前記中空拡開アンカーボルト本体の基端部からアンカー固着剤を注入するアンカー固着剤注入工程と、
前記中空拡開アンカーボルト本体の先端割り溝からアンカー固着剤を漏出させてアンカー固着剤を前記穿孔部の奥部から開口部に向かって隙間に充填させるアンカー固着剤充填工程と、
を含むことを特徴とする。
前記中空拡開アンカーボルト本体の先端部を拡開させる先端部拡開工程により、穿孔部奥部に前記中空拡開アンカーボルト本体が物理的に固定せしめられる。これにより、穿孔部内に注入したアンカー固着剤が所定の強度を発現するまで、拡開された中空拡開アンカーボルト本体の先端部によって前記中空拡開アンカーボルト本体を物理的に固定しておくことができるという利点がある。
このことは、冬季における強度発現の遅延にも対応できるという利点がある。さらに、例えば火災により有機系のアンカー固着剤が燃えてしまった場合でも、前記中空拡開アンカーボルト本体の物理的固定により脱落が防止できるという効果もある。
また、本発明のあと施工アンカーボルト具の固定方法に用いられるあと施工アンカーボルト具は、前記中空拡開アンカーボルト本体の貫通孔内径よりも先端部が径小とされ、後端部が前記貫通孔内径よりも径大とされたテーパー部を有する拡開補助部材をさらに有するのが好適である。前記中空拡開アンカーボルト本体の先端部を容易に拡開させるには、前記拡開補助部材を使用するのが好ましい。前記拡開補助部材としては、拡張栓が好適に用いられる。なお、中空拡開アンカーボルト本体と拡開補助部材とを含めたものも本願明細書のあと施工アンカーボルト具に含まれる。
前記拡開補助部材を使用するには、前記中空拡開アンカーボルト本体の先端部に予め拡開補助部材の先端部を挿入しておき、前記中空拡開アンカーボルト本体の端部を押圧せしめると、前記中空拡開アンカーボルト本体の先端部が前記拡開補助部材に押圧されて拡開されることになる。
アンカー固着剤注入工程で注入するアンカー固着剤としては、前記中空拡開アンカーボルト本体を穿孔部内に固着せしめられればよいもので特別の限定はなく、無機系アンカー固着剤又は有機系アンカー固着剤のいずれも使用できる。無機系アンカー固着剤の例としては急結セメント、有機系アンカー固着剤の例としては接着剤や樹脂などが挙げられる。
前記無機系アンカー固着剤として、セメント並びにセメント系膨張材、減水剤、増粘剤及び/又は凝結遅延剤を含有する主剤と、セメント硬化促進剤とを含む2剤型を使用してもよい。
セメントとしては、例えば普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、超早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメント、ジェットセメント、アルミナセメント等が挙げられる。セメントのブレーン比表面積は、特に限定されないが、2500〜6500cm2/g 程度が好ましい。
セメント系膨張材としては、カルシウムサルフォアルミネート系膨張剤、酸化カルシウム系膨張剤等が挙げられる。この中でも、特にカルシウムサルフォアルミネート系膨張剤が好ましい。カルシウムサルフォアルミネート系膨張剤の含有量は、特に限定されないが、セメント100重量部に対して、1〜30重量部程度が好ましい。1重量部未満である場合には、膨張剤としての効果が小さくなる。また、30重量部を超えると膨張破壊が生じるおそれがある。
増粘剤は、混練り液の粘性が適度に保持されるため、同時混合の各材料が分離したり、沈積したりすることを制御し、ブリーディングの発生を防ぐと共に、均質性を高める点で有効である。増粘剤としては、例えばセルロース系増粘剤、アクリル系増粘剤、バイオポリマ系増粘剤等が挙げられる。これらは1種又は2種以上で使用できる。増粘剤の含有量は、特に限定されないが、セメント100重量部に対して、0.001〜1重量部程度が好ましい。
また、前記無機系アンカー固着剤として、速硬性を有するセメント並びにセメント系膨張材、減水剤、増粘剤を含有する1剤型を使用することもできる。
減水剤としては、例えば、ポリカルボン酸系、ナフタリン系、アミノスルホン酸系の高性能AE減水剤等が好適に用いられる。
また、前記無機系アンカー固着剤には、作業性向上等のため砂などの細骨材や有機溶剤を加えてもよい。
接着剤の種類に特別の限定はなく、一液硬化型でも二液硬化型でも使用でき、また、アクリル系、エポキシ系などのいずれの接着剤でも使用できる。また、接着剤の構造粘性指数(以降SVIと称する)SVI値は1.5以上で有るのが好ましく、より好ましくは1.5〜10、さらにより好ましくは2〜7が良好な結果をもたらす。また、接着剤の粘度は、10〜500Pa・sであるのが好ましく、より好ましくは50〜200Pa・sが良好な効果をもたらす。
前記アンカー固着剤充填工程では、前記中空拡開アンカーボルト本体の貫通孔先端からのみならず、前記中空拡開アンカーボルト本体の先端割り溝からアンカー固着剤が漏出することで、アンカー固着剤が穿孔部の奥部から開口部に向かって隙間に充填される。このようにアンカー固着剤が穿孔部の奥部から開口部に向かって隙間に充填されるので、確実なアンカー固着剤の充填が可能となる。
なお、必要に応じて、前記アンカー固着剤充填工程の後、前記穿孔部の開口部からアンカー固着剤を溢出せしめるアンカー固着剤開口部溢出工程を行うようにしてもよい。前記穿孔部の開口部からアンカー固着剤を溢出せしめることで、穿孔部開口部側が充分に固着され、アンカーボルト本体の引き抜き抵抗が補強される。すなわち、アンカー固着剤を溢出させることによる溢出効果によって穿孔部開口部側の固着を充分に行うものである。
また、前記中空拡開アンカーボルト本体に環状鍔部を設け、前記中空拡開アンカーボルト本体の先端部を拡開させる先端部拡開工程によって前記母材に仮固定された前記中空拡開アンカーボルト本体の基端部からアンカー固着剤を注入するアンカー固着剤注入工程によって注入されたアンカー固着剤が硬化前に対象物の振動によって前記穿孔部外に漏出することを防止するようにするのが好適である。
なお、前記アンカー固着剤溢出工程によって溢出させたアンカー固着剤で前記環状鍔部を母材表面に固着させるようにしてもよい。これもまた、アンカー固着剤の溢出効果によるものであり、前記アンカー固着剤溢出工程によって溢出させたアンカー固着剤で前記環状鍔部を母材表面に固着させることで、穿孔部開口部側の固着が充分に行われる。
前記環状鍔部としては、通常のナットで済むため、従来のナイロンナットなどを使用する必要がなく、ナイロンナットのコストを削減できる利点もある。
また、前記環状鍔部が着脱自在とされてなるのが好ましい。さらに、前記環状鍔部としては、ワッシャー及び/又はナットであるのが好ましい。前記環状鍔部としては、中空拡開アンカーボルト本体に一体的に取り付けて環状鍔部付中空拡開アンカーボルト本体としても良いし、別体としても良い。本願明細書では、ワッシャー及び/又はナットなどの前記環状鍔部を中空拡開アンカーボルト本体と別体としたものも、あと施工アンカーボルト具と称する。
なお、本発明に係るあと施工アンカーボルト具の固定方法に環状鍔部を用いる場合には、ワッシャー及び/又はナットなどの環状鍔部を着脱自在とし、前記中空拡開アンカーボルト本体を穿孔部に挿入した後に取りつけて、前記アンカー固着剤溢出工程によって溢出させたアンカー固着剤で前記環状鍔部を母材表面に固着してもよい。
また、環状鍔部を用いる場合、ワッシャー及び/又はナットなどの環状鍔部を着脱自在とし、前記中空拡開アンカーボルトを穿孔部に挿入した後に取りつけて、前記アンカー固着剤溢出工程によって溢出させたアンカー固着剤で前記環状鍔部を母材表面に固着させるようにしてもよい。
さらに、環状鍔部を用いる場合、ワッシャー及び/又はナット付中空アンカーボルトなどの環状鍔部付中空拡開アンカーボルトを用い、前記アンカー固着剤溢出工程によって溢出させたアンカー固着剤で前記環状鍔部を母材表面に固着させるようにしてもよい。なお、環状鍔部にエア抜き孔を設けてもよい。
また、前記穿孔部としては、奥部が開口部よりも径大とされた拡底穿孔部とされているのが好ましい。前記穿孔部が拡底穿孔部とされることで、前記先端部拡開工程によって前記中空拡開アンカーボルトの先端部が拡開せしめられると、前記中空拡開アンカーボルトの引き抜き抵抗がさらに増大するからである。
さらに、前記アンカー固着剤溢出工程によって溢出させたアンカー固着剤で被固着物を母材表面に固着させるようにするのが好適である。被固着物としては、繊維及び/又は合成樹脂などで作製されたネット、繊維及び/又は合成樹脂などで作製されたシート、無機系の各種化粧版、吸音材、断熱材、金属材料例えば金網、鋼材などが挙げられる。
また、前記被固着物を前記環状鍔部でさらに固定せしめるように構成することもできる。
また、穿孔部を開穿する前記母材としては、コンクリート、モルタル又はレンガであるのが好ましい。
さらに、本発明に係るあと施工アンカーボルト具の第一態様は、本発明に係るあと施工アンカーボルト具の固定方法に用いるためのあと施工アンカーボルト具であって、内部に貫通孔を有し、先端部長手方向に設けられ先端割り溝を有し外周面全体にねじ溝が設けられてなる中空拡開アンカーボルト本体と、
前記中空拡開アンカーボルト本体の先端部から前記貫通孔に挿入される拡開補助部材と、を含むことを特徴とする。なお、中空拡開アンカーボルト本体の基端部長手方向にアンカー固着剤が流れるための本体アンカー固着剤流路を少なくとも1つ設けてもよい。
前記先端割り溝の長さについては、特別の限定はなく、先端部が拡開される長さであれば十分である。
前記本体アンカー固着剤流路としては、アンカー固着剤が中空拡開アンカーボルト本体の基端部側から溢出するようにすればよいもので、例えば、中空拡開アンカーボルト本体の基端部長手方向に設けられた溝や割り溝などが好適である。また、前記本体アンカー固着剤流路の長さについても、特別の限定はなく、アンカー固着剤が中空拡開アンカーボルト本体の基端部側から溢出することができる長さであれば十分である。
さらに、本発明に係るあと施工アンカーボルト具の第二態様は、本発明に係るあと施工アンカーボルト具の固定方法に用いるためのあと施工アンカーボルト具であって、内部に貫通孔を有し、先端部長手方向に設けられ先端割り溝を有し外周面全体にねじ溝が設けられてなる中空拡開アンカーボルト本体と、
前記中空拡開アンカーボルト本体の先端部から前記貫通孔に挿入される拡開補助部材と、前記中空拡開アンカーボルト本体周面に取り付けられる環状鍔部と、を含むことを特徴とする。なお、前記環状鍔部にエア抜き孔を少なくとも1つ設けてもよい。
前記環状鍔部に設けられたエア抜き孔としては、空気が通れればよいものであるから、特別の限定はなく、挿通孔や切り欠き部などが好ましい。また、前記中空拡開アンカーボルト本体に取り付けた際に前記中空拡開アンカーボルト本体の周面近傍となるように、例えば前記環状鍔部の内周面を複数箇所切り欠いて設けるのが好適である。
なお、このように構成することで、アンカー固着剤の溢出がさらに促進されるので、溢出効果が迅速に発揮されるという利点もある。
アンカー固着剤は水に溶解せず、水中でも硬化して充分な強度を発現する。本発明に係るあと施工アンカーボルト具の固定方法は、アンカー固着剤を穿孔部の奥部から水及びエアーを追い出すようにして開口部に向かって充填するため、穿孔部に水やエアーが残りにくいという利点がある。そのため、本発明に係るあと施工アンカーボルト具の固定方法は、水中での施工にも好適に使用できる。
本発明に係るあと施工アンカーボルト具の固定方法は、振動下あるいは寒冷時にあってもアンカーボルトが自重によって抜け落ちたり、アンカー固着剤が十分に硬化する前に、アンカーボルトの固定が不十分になる危険性を回避するとともに、穿孔部奥部側の固着のみならず、穿孔部開口部側も充分に固着することで、アンカーボルトの引き抜き抵抗を補強するようにできるという著大な効果を奏する。
また、アンカー固着剤が十分に硬化する前に、前記穿孔部外に漏出することで、アンカーボルトの固定が不十分になる危険性を回避することができるという効果もある。
なお、アンカー固着剤溢出工程によって溢出させたアンカー固着剤でネットなどの被固着物を母材表面に固着させることができるので、アンカーボルトで剥落防止ネットなどを固定する際に確実に固定が行えるという効果もある。
また、穿孔部内に空隙や空洞があった場合であっても、アンカー固着剤が穿孔部内に隙間無く充填されるので、アンカー固着剤を再充填する必要がなく、従来の穿孔部に接着剤を入れてからアンカーボルトを挿入する方法と比べて、施工が早くかつ確実に行えるという効果もある。
本発明に係るあと施工アンカーボルト具によれば、本発明に係るあと施工アンカーボルト具の固定方法に用いることができ、穿孔部奥部側の固着のみならず、穿孔部開口部側も充分に固着することで、アンカーボルトの引き抜き抵抗を補強するようできるという著大な効果を奏する。
図1は本発明に係るあと施工アンカーボルト具の一つの実施の形態を示す斜視図である。 図2は図1において拡開補助部材を挿入した中空拡開アンカーボルト本体のII−II線断面図である。 図3は、図1のIIIa−IIIa線断面図である。 図4は本発明に係るあと施工アンカーボルト具の固定方法の一つの実施の形態を示す概略説明図であって、(a)は母材に穿孔部を開穿した状態、(b)は中空拡開アンカーボルト本体の先端部を拡開した状態、(c)注入ノズルを用いてアンカー固着材を注入している状態、(d)は穿孔部内にアンカー固着材を充填させている状態、(e)は穿孔部の開口部からアンカー固着材を溢出せしめた状態、(f)は注入ノズルを外した状態、(g)はアンカーボルトにナットを締めてアンカー固着材で固着せしめてあと施工アンカーボルト具を固定した状態、をそれぞれ示す。 図5は本発明に係るあと施工アンカーボルトのワッシャーの一つの実施の形態を示す。 図6は本発明に係るあと施工アンカーボルト具の固定方法の別の実施の形態を用いてネットを固定する場合を示す概略説明図であって、(a)は母材に穿孔部を開穿した状態、(b)は中空拡開アンカーボルト本体の先端部を拡開し、ネットを母材表面に被覆した状態、(c)注入ノズルを用いてアンカー固着材を注入している状態、(d)は穿孔部内にアンカー固着材を充填させている状態、(e)は穿孔部の開口部からアンカー固着材を溢出せしめた状態、(f)は注入ノズルを外して、ワッシャーを取り付けた状態、(g)はアンカーボルトにナットを締めてアンカー固着材でナット、ワッシャー及びネットを固着せしめてあと施工アンカーボルト具を固定した状態、をそれぞれ示す。 図7は図6(g)の要部拡大図である。 図8は、被固着物としてのネットが母材に固定された状態を示す要部拡大図である。 図9は、本発明に係るあと施工アンカーボルト具の別の実施の形態を示す斜視図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明するが、図示例は例示的に示されたもので、本発明の技術的思想から逸脱しない限り種々の変形が可能なことは言うまでもない。なお、添付図面において、同一又は類似部材は同一符号で示してある。
図1〜4において、符号10Aは本発明に係るあと施工アンカーボルト具の一つの実施の形態を示す。図1〜3によく示される如く、あと施工アンカーボルト具10Aは、内部に貫通孔20を有しかつねじ溝22が設けられた中空拡開アンカーボルト本体12と、中空拡開アンカーボルト本体12の先端部24の長手方向に設けられた複数の先端割り溝14a〜14d(図示例では4つ)と、が設けられている。なお、図1では、先端割り溝14a〜14の長さL1は、中空拡開アンカーボルト本体12の全長の約5分の1程度とした例を示した。
図示例では、中空拡開アンカーボルト本体12の周面全体にねじ溝を設けたいわゆる全ねじの例を示した。このように、中空拡開アンカーボルト本体12の周面全体にねじ溝を設けるとナット42をどの位置にも取り付けられる利点があるので好ましい。しかし、中空拡開アンカーボルト本体12の基端部26にねじ溝が設けられていればナット42を取り付けることができるため、必ずしも周面全体にねじ溝を設ける必要はない。
図示例では、中空拡開アンカーボルト本体12の外径が8mmであり、内径が4mmである例を示した。
また、あと施工アンカーボルト具10Aは、拡開補助部材18として拡張栓を有している。さらに、あと施工アンカーボルト具10Aには、環状鍔部40Aとしてナット42が着脱自在に取り付けられている。
拡開補助部材18は、先端平行部18aと前記先端平行部18aに連設されたテーパー部19aとを有している。図示の例では、先端平行部18aを拡開補助部材18の全長の約3分の1の長さとした例を示した。
図示例では、あと施工アンカーボルト具10Aに環状鍔部40Aとしてナット42が着脱自在に取り付けられる例を示したが、あと施工アンカーボルト具10Aに環状鍔部40Aとしてナット42やワッシャーなどを一体的に取り付けるように構成してもよい。さらに、あと施工アンカーボルト具10Aは、環状鍔部40Aを設けない構成としてもよいことはもちろんである。
中空拡開アンカーボルト本体12は、その先端部24から貫通孔20に拡開補助部材18を押し込むことで、先端部24が拡開される構造とされている。
また、図9に、本発明に係るあと施工アンカーボルト具の別の実施の形態を示す。図9において、符号10Cは、本発明に係るあと施工アンカーボルト具を示す。あと施工アンカーボルト具10Cの複数の先端割り溝14a〜14d(図示例では4つ)は、先端割り溝14b,14dの長さL2が先端割り溝14a,14bの長さL3よりも長くなるように構成されており、また、あと施工アンカーボルト具10Cの拡開補助部材18は、先端平行部18bが、上述した図1の先端平行部18aよりも短く(図示例では、先端平行部18bが拡開補助部材18の全長の約5分の1の長さ)なっている点以外は、図1のあと施工アンカーボルト具10Aと同様である。
次に、上記構成されたあと施工アンカーボルト具10Aを用いて、トンネル内天井のコンクリート母材にあと施工アンカーボルト具10Aを固定する場合の本発明にかかる固定方法の一つの実施の形態を図4に基づいて説明する。
まず、コンクリート母材32に穿孔部28を開穿する(穿孔工程)。この穿孔工程によって、図4(a)のように穿孔部28が形成される。図示例では、穿孔部28は奥部30が開口部38よりも径大とされた拡底穿孔部とされている。このように穿孔部28は奥部30が開口部38よりも径大とされている方が中空拡開アンカーボルト本体12が抜けにくいため、穿孔部28は拡底穿孔部が好ましい。
次に、中空拡開アンカーボルト本体12を前記穿孔部28に挿入する(挿入工程)。そして、前記中空拡開アンカーボルト本体12の先端部24を押圧せしめて前記中空拡開アンカーボルト本体12の先端部24を拡開させる(先端部拡開工程)。図示例では、拡開補助部材18として拡張栓を使用しているため、先端部24から貫通孔20に拡開補助部材18を押し込むことで、先端部24が拡開される。このようにして穿孔部28内で中空拡開アンカーボルト本体12の先端部24が拡開される(図4(b))。
そして、中空拡開アンカーボルト本体12の基端部26から注入ノズル34を使ってアンカー固着剤36を注入する(アンカー固着剤注入工程)。図示例では、アンカー固着剤36として、2液型接着剤を注入する例を示した(図4(c))。
そして、中空拡開アンカーボルト本体12の拡開された先端部24の先端割り溝14a〜14dからアンカー固着剤36を漏出させてアンカー固着剤36を穿孔部28の奥部30から開口部38に向かって隙間に充填させる(アンカー固着剤充填工程)(図4(d))。
さらに、穿孔部28の開口部38からアンカー固着剤36を溢出せしめる(アンカー固着剤開口部溢出工程)(図4(e))。なお、図示例では、アンカー固着剤36を溢出せしめた例を示したが、必要に応じて行えばよいもので、このアンカー固着剤開口部溢出工程は必ずしも行う必要はない。
そして、注入ノズル34を外し(図4(f))、前記アンカー固着剤溢出工程によって溢出させたアンカー固着剤36で環状鍔部40A(ナット42)をコンクリート母材32表面に固着せしめてあと施工アンカーボルト具10Aを固定する(図4(g))。このようにして、あと施工アンカーボルト具10Aが固定される。
次に、トンネル内天井のコンクリート母材に本発明にかかる固定方法の別の実施の形態を用いて、被固着物としてのネットを固定する場合を図6に示す。
図6の例では、あと施工アンカーボルト具10Bとして、あと施工アンカーボルト具10Bが着脱自在の環状鍔部40Bを有し、環状鍔部40Bがナット42及びワッシャー44である場合の例を示した。なお、あと施工アンカーボルト具10Bは、ワッシャー44が着脱自在に設けられている以外は、図1に示したあと施工アンカーボルト具10Aの構成と同様であるので再度の詳細な説明は省略する。
図5によく示す如く、ワッシャー44は、中央にセンターホール46を有し、空気が通るためのエア抜き孔48a〜48dが設けられている。エア抜き孔48a〜48dとしては、ワッシャー44の内周面に幅Dが3mmの切り欠き部が4箇所設けられている。
図6に示すように、まず、コンクリート母材32に穿孔部28を開穿する(穿孔工程)。この穿孔工程によって、図6(a)のように穿孔部28が形成される。図示例では、穿孔部28は奥部30が開口部38よりも径大とされた拡底穿孔部とされている。このように穿孔部28は奥部30が開口部38よりも径大とされている方が中空拡開アンカーボルト本体12が抜けにくいため、穿孔部28は拡底穿孔部が好ましい。
次に、中空拡開アンカーボルト本体12を前記穿孔部28に挿入する(挿入工程)。そして、前記中空拡開アンカーボルト本体12の先端部24を押圧せしめて前記中空拡開アンカーボルト本体12の先端部24を拡開させる(先端部拡開工程)。図示例では、拡開補助部材18として拡張栓を使用しているため、先端部24から貫通孔20に拡開補助部材18を押し込むことで、先端部24が拡開される。このようにして穿孔部28内で中空拡開アンカーボルト本体12の先端部24が拡開される(図6(b))。
また、あわせて被固着物46(図示例ではネット)をコンクリート母材32の表面に被覆して仮止めしておく。
そして、中空拡開アンカーボルト本体12の基端部26から注入ノズル34を使ってアンカー固着剤36を注入する(アンカー固着剤注入工程)。図示例では、アンカー固着剤36として、2液型接着剤を注入する例を示した(図6(c))。
そして、中空拡開アンカーボルト本体12の拡開された先端部24の先端割り溝14a〜14dからアンカー固着剤36を漏出させてアンカー固着剤36を穿孔部28の奥部30から開口部38に向かって隙間に充填させる(アンカー固着剤充填工程)(図6(d))。
さらに、穿孔部28の開口部38からアンカー固着剤36を溢出せしめる(アンカー固着剤開口部溢出工程)(図6(e))。なお、図示例では、アンカー固着剤36を溢出せしめた例を示したが、必要に応じて行えばよいもので、このアンカー固着剤開口部溢出工程は必ずしも行う必要はない。
そして、注入ノズル34を外して、前記アンカー固着剤溢出工程によって溢出させたアンカー固着剤38で被固着物46をコンクリート母材32表面に固着せしめ、さらに、ワッシャー44で固定せしめる(図6(f))。さらにまた、ナット42を取り付けて固着せしめる(図6(g))。このとき、ワッシャー44及びナット42で、前記アンカー固着剤注入工程によって注入されたアンカー固着剤36が硬化前に対象物の振動によって前記穿孔部28外に漏出することを防止する効果がある。なお、このとき、ワッシャー44のエア抜き孔48a〜48dからアンカー固着剤38が流出してきてナット42と一体的に固着されることにもなる。図6(g)の状態を拡大すると、図7のようになる。このようにして、あと施工アンカーボルト具10Bが固定される。
これにより、図8に示すように、被固着物46としてのネットがコンクリート母材32に固定されるのである。
このようにして、本発明に係るあと施工アンカーボルト具の固定方法及びそれに用いるあと施工アンカーボルト具によれば、穿孔部奥部側の固着のみならず、穿孔部開口部側も充分に固着することで、アンカーボルトの引き抜き抵抗を補強するようにできる。
10A,10B,10C:あと施工アンカーボルト具、12,13:中空拡開アンカーボルト本体、14a〜14d:先端割り溝、18:拡開補助部材、18a,18b:先端平行部、19a,19b:テーパー部、20:貫通孔、22:ねじ溝、24:先端部、26:基端部、28:穿孔部、30:奥部、32:コンクリート母材、34:注入ノズル、36:アンカー固着剤、38:開口部、40A,40B:環状鍔部、42:ナット、44:ワッシャー、46:被固着物、48a〜48d:エア抜き孔、50:センターホール、D:幅、L1〜L3:長さ。

Claims (8)

  1. コンクリート、モルタル又はレンガである母材に穿孔部を開穿するための穿孔工程と、
    内部に貫通孔を有し、先端に先端割り溝を有し外周面全体にねじ溝を設けた中空拡開アンカーボルト本体の先端部から前記貫通孔に拡開補助部材を挿入して、この前記中空拡開アンカーボルト本体を前記穿孔部に挿入する挿入工程と、
    前記中空拡開アンカーボルト本体の先端部を押圧せしめて前記中空拡開アンカーボルト本体の先端部を拡開させる先端部拡開工程と、
    前記中空拡開アンカーボルト本体の基端部からアンカー固着剤を注入するアンカー固着剤注入工程と、
    前記中空拡開アンカーボルト本体の先端割り溝からアンカー固着剤を漏出させてアンカー固着剤を前記穿孔部の奥部から開口部に向かって隙間に充填させるアンカー固着剤充填工程と、
    を含むことを特徴とするあと施工アンカーボルト具の固定方法。
  2. 前記中空拡開アンカーボルト本体に環状鍔部を設け、前記中空拡開アンカーボルト本体の先端部を拡開させる先端部拡開工程によって前記母材に仮固定された前記中空拡開アンカーボルト本体の基端部からアンカー固着剤を注入するアンカー固着剤注入工程によって
    注入されたアンカー固着剤が硬化前に対象物の振動によって前記穿孔部外に漏出することを防止するようにしたことを特徴とする請求項1記載のあと施工アンカーボルト具の固定方法。
  3. 前記穿孔部が、奥部が開口部よりも径大とされた拡底穿孔部とされていることを特徴とする請求項1又は2項記載のあと施工アンカーボルト具の固定方法。
  4. 前記アンカー固着剤が、無機系アンカー固着剤又は有機系アンカー固着剤であることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のあと施工アンカーボルト具の固定方法。
  5. 前記無機系アンカー固着剤が、セメント並びにセメント系膨張材、減水剤、増粘剤及び/又は凝結遅延剤を含有する主剤と、セメント硬化促進剤とを含む2剤型であることを特徴とする請求項4記載のあと施工アンカーボルト具の固定方法。
  6. 前記無機系アンカー固着剤が、速硬性を有するセメント並びにセメント系膨張材、減水剤、増粘剤を含有する1剤型であることを特徴とする請求項4記載のあと施工アンカーボルト具の固定方法。
  7. 請求項1記載の固定方法に用いるためのあと施工アンカーボルト具であって、
    内部に貫通孔を有し、先端部長手方向に設けられ先端割り溝を有し外周面全体にねじ溝が設けられてなる中空拡開アンカーボルト本体と、
    前記中空拡開アンカーボルト本体の先端部から前記貫通孔に挿入される拡開補助部材と、を含むことを特徴とするあと施工アンカーボルト具。
  8. 請求項2記載の固定方法に用いるためのあと施工アンカーボルト具であって、
    内部に貫通孔を有し、先端部長手方向に設けられ先端割り溝を有し外周面全体にねじ溝が設けられてなる中空拡開アンカーボルト本体と、
    前記中空拡開アンカーボルト本体の先端部から前記貫通孔に挿入される拡開補助部材と、
    前記中空拡開アンカーボルト本体周面に取り付けられる環状鍔部と、を含むことを特徴とするあと施工アンカーボルト具。
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