JP6006126B2 - 画像評価方法、画像評価装置 - Google Patents
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Description
したがって、視覚分解能の個人差に影響されず、網点ピッチや画素サイズなどの基本ブロックのサイズの大小に影響されず、かつ、主観評価と整合する画像の粒状性の評価を簡易に行うことが可能となる。
(画像評価装置の構成)
図1は、本実施形態に係る、画像の粒状性を評価する画像評価装置1の構成図である。図1に示す画像評価装置1は、画像読取部11と、画像処理部12と、数値解析・粒状性評価部13と、出力部14と記憶部15を備え、印刷装置等で印刷された画像の粒状性を評価する。
(画像評価方法)
次に、本実施形態に係る画像評価装置1が実行する画像評価方法について、図2〜図8を参照して詳しく説明する。
((1)の処理)
従来のように、基本ブロックとは無関係なタイルサイズでの画像濃度の標準偏差であるモトルを算出すると、意味のあるパターンよりも、例えば網点の場合には、基本ブロック内で発生する濃度変動(細かい規則パターン)が大きく影響してしまう。本実施形態では、基本ブロックの整数倍のタイルサイズのOD値(タイル内の各基本ブロックの濃度の平均値)を基に、標準偏差であるモトルを算出しているので、上述した基本ブロック内で発生する濃度変動(細かい規則パターン)は、キャンセルされ、タイルの平均OD値単位での意味のあるパターンをとらえることができる。
まず、ステップS1で、画像読取部11は、入力された画像を光学的に読み取って、視覚分解能以下のサンプリングピッチ毎に、OD値を取得し、サンプリングピッチ毎のOD値を示す画像データを生成する。具体的には、顕微鏡やデジタルカメラやスキャナを用いて、画像の粒状性を評価するのに好適なベタ画像や中間調画像を取り込み、上記の画像データを生成する。たとえば、読み取りのサンプリングピッチ)をp=2.83μm(解像度8975dpi(dot per inch))とし、サンプリング画像サイズは11.5mm×8.8mm(4076×3116画素)とする。画像粒状性についての情報を欠落させないため、サンプリングピッチpは、一般的な視覚分解能以下にしている。
モトルM={Σi,j(μij-μ)/N}1/2********(1)
(i,jは、画像を区画した各タイルの縦、横位置を示す番号、Nは全タイル数、μijは、各タイルの平均OD値、μは、全タイルの平均OD値の平均値)
このモトル算出を行う理由を図6を用いて、例えば、網点画像について、以下に説明する。従来のモトル算出では、仮に、モトルではなく各サンプル画素のOD値の標準偏差を算出すると、上述したように、サンプリングピッチは一般的な視覚分解能以下に設定してあるから、算出した標準偏差には基本ブロック内で発生する濃度変動(細かい規則パターン)が含まれており、意味のあるパターンに対して、これを大きくとらえてしまうことになる(図6(a))。
((2)の処理)
図7は、本実施形態に係る画像評価装置1による画像評価処理(2)を示すフローチャートである。図7において、図2に示す画像評価処理(1)の処理を示すフローチャートと同一または類似の処理の説明は省略または簡略化する。
(作用効果)
本実施形態によれば、視覚分解能以下の所定のサンプリングピッチ毎にOD値を取得しているので、画像の粒状性についての情報を欠落させないようにすることができる。そして、網点や画素の配置に応じて決定される基本ブロックを単位として、基本ブロックの配列方向に沿って、その整数倍の所定タイルサイズを設定している。そして、各タイル内のOD値の平均に基づいて、全タイルにおけるOD値の標準偏差であるモトルを算出している。
(実施例)
上述した実施形態による画像粒状性の評価では、サンプリングピッチpについては、p=2.83μmを設定しているが、その値は、1≦p[μm]≦4の範囲に設定するようにしてもよい。
(変形例)
なお、上述の実施形態の画像粒状性の評価では、目標タイルサイズについて、√S[μm]=125としていたが、目標タイル面積Sについては、以下のようにしてもよい。すなわち、100≦√S[μm]≦150の範囲、100≦√S[μm]≦250の範囲、100≦√S[μm]≦500の範囲に設定しても、主観評価と良い整合が得られる。ただし、100≦√S[μm]≦150の範囲、100≦√S[μm]≦250の範囲、100≦√S[μm]≦500の範囲の順に整合性は劣化していく。
また、上述の実施形態では、評価対象画像の基本ブロックサイズに対して、目標タイルサイズが整数倍にならない場合、目標タイルサイズの近傍のタイルサイズを変化させて、回帰曲線により、目標タイルサイズに対応するモトルを算出していたが、目標タイルサイズの近傍であって、基本ブロックサイズの整数倍に対応するモトルを、評価対象画像の粒状性の評価値として算出するようにしてもよい。この場合には、上記の回帰曲線に基づく方法よりは精度が落ちるものの、従来手法に比べれば、本発明の効果が得られる。
11 画像読取部
12 画像処理部
13 数値解析部
14 出力部
15 記憶部
Claims (5)
- 1または複数の画像を読み取って、視覚分解能以下の所定のサンプリングピッチ毎に、画像濃度を取得する取得ステップと、
前記画像において階調を表現する最小単位である基本ブロックの配列方向に沿って、前記画像から、矩形領域を抽出する抽出ステップと、
前記矩形領域を、前記基本ブロックの整数倍のサイズである所定タイルサイズで区画する区画ステップと、
前記サンプリングピッチ毎の画像濃度から、前記区画された各タイル内の画像濃度の平均を算出する平均算出ステップと、
各タイル内の画像濃度の平均に基づいて、前記矩形領域内の全タイルにおける画像濃度の標準偏差であるモトルを算出するモトル算出ステップと、
前記所定タイルサイズを変化させたときに前記モトル算出ステップにより算出されたモトルと、視覚上の評価とが対応づけられた対応関係に基づいて、視覚上の評価と整合するタイルサイズを、評価用タイルサイズとして、決定する決定ステップと、
評価対象画像について、前記取得ステップから、前記抽出ステップを実行後、前記決定ステップにより決定された評価用タイルサイズを、前記所定タイルサイズとして、前記区画ステップを実行した後、前記平均算出ステップ、前記モトル算出ステップにより算出されたモトルを、前記評価対象画像の粒状性の評価値として、算出する評価値算出ステップとを備えることを特徴とする画像評価方法。 - 前記評価対象画像の基本ブロックのサイズに対して、前記評価用タイルサイズが整数倍にならない場合、前記評価値算出ステップでは、前記評価対象画像について、前記取得ステップ、前記抽出ステップを実行後、前記基本ブロックのサイズの整数倍であり、かつ、前記評価用タイルサイズ以外の近傍のタイルサイズを前記所定タイルサイズとして変化させて、前記区画ステップを実行後、前記平均算出ステップ、前記モトル算出ステップにより算出された各モトルと、前記所定タイルサイズとの対応関係に基づいて、前記評価用タイルサイズに対応するモトルを、前記評価対象画像の粒状性の評価値として、算出することを特徴とする請求項1に記載の画像評価方法。
- 前記評価対象画像がディザ法により画像処理された場合には、前記基本ブロックを前記評価対象画像を構成する画素とし、前記整数は、2以上の整数であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像評価方法。
- 前記評価対象画像が網点画像の場合には、前記基本ブロックを1つの網点を中心に含み、網点中心間ピッチを1辺とするブロックとすることを特徴とする請求項1または2に記載の画像評価方法。
- 1または複数の画像を読み取って、視覚分解能以下のサンプリングピッチ毎に、画像濃度を取得する取得手段と、
前記画像において階調を表現する最小単位である基本ブロックの配列方向に沿って、前記画像から、矩形領域を抽出する抽出手段と、
前記矩形領域を、前記基本ブロックの整数倍のサイズである所定タイルサイズで区画する区画手段と、
前記サンプリングピッチ毎の画像濃度から、前記区画された各タイル内の画像濃度の平均を算出する平均算出手段と、
各タイル内の画像濃度の平均に基づいて、前記矩形領域内の全タイルにおける画像濃度の標準偏差であるモトルを算出するモトル算出手段と、
前記所定タイルサイズを変化させたときに前記モトル算出手段により算出されたモトルと、視覚上の評価とが対応づけられた対応関係に基づいて、視覚上の評価と整合するタイルサイズを、評価用タイルサイズとして、決定する決定手段と、
評価対象画像について、前記取得手段による処理から、前記抽出手段による処理を実行後、前記決定手段により決定された評価用タイルサイズを、前記所定タイルサイズとして、前記区画手段による処理を実行した後、前記平均算出手段、前記モトル算出手段により算出されたモトルを、前記評価対象画像の粒状性の評価値として、算出する評価値算出手段とを備えることを特徴とする画像評価装置。
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JP2013006756A JP6006126B2 (ja) | 2013-01-17 | 2013-01-17 | 画像評価方法、画像評価装置 |
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JP6006126B2 true JP6006126B2 (ja) | 2016-10-12 |
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2013
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