JP2007116432A - 高画質ハーフトーン処理 - Google Patents

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    • H04N1/4051Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size

Abstract

【課題】印刷媒体上の共通の領域を複数回走査することによって印刷画像を印刷することに起因する画質の劣化を抑制する技術を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の印刷方法では、ハーフトーン処理は、印刷画像を構成する複数の基本画素グループの各々に属する印刷画素に形成されるドットパターンのいずれもが所定の特性を有するように構成されている。印刷画像は、印刷画像生成工程によるドットの形成において、物理的な相違が想定された複数の画素グループの各々に属する印刷画素に形成されたドットが、共通の印刷領域で相互に組み合わせられることによって形成される。複数の画素グループは、複数の基本画素グループのうちの特定の基本画素グループを複数個組み合わせた画素グループと、複数の基本画素グループのうちの特定の基本画素グループ以外の画素グループとから構成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、印刷媒体上にドットを形成して画像を印刷する技術に関する。
コンピュータで作成した画像や、デジタルカメラで撮影した画像などの出力装置として、印刷媒体上にドットを形成して画像を印刷する印刷装置が広く使用されている。かかる印刷装置は、入力階調値に対して形成可能なドットの階調値が少ないためハーフトーン処理によって階調表現が行われる。ハーフトーン処理の1つとして、ディザマトリックスを用いた組織的ディザ法が広く用いられている。組織的ディザ法は、ディザマトリックスの内容如何で画質に大きな影響を与えるため、たとえば特許文献1に開示されるように人間の視覚を考慮した評価関数を用いてシミュレーテッドアニーリングや遺伝的アルゴリズムといった解析手法によってディザマトリックスの最適化が図られてきた。
特開平7−177351号公報 特開平7−81190号公報 特開平10−329381号公報
しかし、こうしたディザマトリックスの最適化処理では、印刷媒体上の共通の領域を複数回走査することによってインクドットを形成し、これにより画像を印刷することに起因する画質の劣化は考慮されていなかった。一方、印刷媒体上の走査の方法は、多種多様であるため単純に各方法に最適化させると膨大な種類のハーフトーン処理の方法を設計し、実装することが要請されることになる。さらに、このような画質の劣化は、ディザマトリックスを用いたハーフトーン処理に限られず、一般にハーフトーン処理を利用する印刷において生じていた。
この発明は、従来の技術における上述した課題を解決するためになされたものであり、印刷媒体上の共通の領域を複数回走査することによってインクドットを形成し、これにより画像を印刷することに起因する画質の劣化を抑制する技術を提供することを目的とする。
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の印刷方法は、印刷媒体上に印刷を行う印刷方法を提供する。この印刷方法は、
元画像を構成する各画素の入力階調値を表す画像データに対してハーフトーン処理を行うことによって、前記印刷媒体上に形成されるべき印刷画像の各印刷画素へのドットの形成状態を表すドットデータを生成するドットデータ生成工程と、
前記ドットデータに応じて、前記各印刷画素にドットを形成して前記印刷画像を生成する印刷画像生成工程と、
を備え、
前記ハーフトーン処理は、前記印刷画像を構成する複数の基本画素グループの各々に属する印刷画素に形成されるドットパターンのいずれもが所定の特性を有するように構成されており、
前記印刷画像は、前記印刷画像生成工程によるドットの形成において、物理的な相違が想定された複数の画素グループの各々に属する印刷画素に形成されたドットが、共通の印刷領域で相互に組み合わせられることによって形成され、
前記複数の画素グループは、前記複数の基本画素グループのうちの特定の基本画素グループを複数個組み合わせた画素グループと、前記複数の基本画素グループのうちの前記特定の基本画素グループ以外の画素グループとから構成されていることを特徴とする。
本発明の印刷方法では、ドットの形成において物理的な相違が想定された複数の画素グループの各々に属する印刷画素に形成されたドットが、共通の印刷領域で相互に組み合わせられることによって形成され、これらの複数の画素グループが複数の基本画素グループから構成されている。この印刷方法では、複数の基本画素グループの各々に属する印刷画素に形成されるドットパターンのいずれもが所定の特性を有するようにハーフトーン処理プロセスが構成されているので、複数の基本画素グループから構成される複数の画素グループの各々も所定の特性を有することになる。
このように、本発明では、ハーフトーン処理が複数の基本画素グループに所定の特性を有するように構成されているので、複数の基本画素グループによって構成される複数の画素グループの組合せによって構成される多種多様のドット形成方法においても印刷画像にも所定の特性を有するようにして画質を向上させることができる。この結果、多種多様なドット形成方法に対するハーフトーン処理プロセスの種類を削減することができる。
ここで、「いずれもが所定の特性を有する」とは、たとえば所定の特性が粒状性指数という評価尺度である場合には、従来技術のように、印刷画像のドットパターンの粒状性指数だけが低くなるように最適化されているのではなく、画素グループや画素グループ群のドットパターンの粒状性指数も低くなるように最適化されていることを意味する。すなわち、印刷画像のドットパターンの粒状性指数が多少高くなることを許容して、画素グループや画素グループ群のドットパターンの粒状性指数が低くするように最適化されている。換言すれば、各粒状性指数が相互に近づくように構成されていることを意味する。
一方、物理的な相違は、印刷ヘッドの位置の計測誤差や副走査送り量の計測誤差といった印刷装置の機構の誤差や、あるいは印刷用紙の浮き上がりに起因する主走査方向の誤差やインクの吐出タイミング(時間的誤差)のズレや順序といった物理的要因を含む広い意味を有する。
本発明は、発明者によって新たに見出された3つの知見によって構成されたものである。第1の知見は、組み合わせられた画素グループのドットパターンの特性が、組み合わせられる前の画素グループのドットパターンの特性に近くなるという知見である。第2の知見は、ドットの形成において物理的な相違が想定された複数の画素グループの各々は、ドット形成モード毎に異なる一方、ドット形成モード間においては、相互に組み合わせることによって構成可能なケースが多いという知見である。たとえば、後述するような、一方のドット形成モードの画素グループの2つを組み合わせることによって、他方のドット形成モードの画素グループの1つを構成可能なケースである。
上記印刷方法において、前記印刷画像生成工程は、前記ドットデータに応じて、第1のドット形成モードと第2のドット形成モードとを含む複数のドット形成モードのうちの少なくとも一つによって、前記各印刷画素にドットを形成して前記印刷画像を生成し、
前記第1のドット形成モードでは、前記印刷画像生成工程によるドットの形成において物理的な相違が想定された複数の第1の画素グループの各々に属する印刷画素に形成されたドットが、共通の印刷領域で相互に組み合わせられることによって前記印刷画像を生成し、
前記第2のドット形成モードでは、前記印刷画像生成工程によるドットの形成において物理的な相違が想定された複数の第2の画素グループの各々に属する印刷画素に形成されたドットが、共通の印刷領域で相互に組み合わせられることによって前記印刷画像を生成し、
前記複数の第2の画素グループは、前記複数の第1の画素グループのうちの特定の第1の画素グループを複数個組み合わせた画素グループ群と、前記複数の第1の画素グループのうちの前記特定の第1の画素グループ以外の画素グループとから構成されており、
前記ハーフトーン処理は、前記複数の第1の画素グループの各々に属する印刷画素に形成されるドットパターンのいずれもが所定の特性を有するように構成されていることを特徴とする。
なお、本発明のハーフトーン処理は、基本画素グループの各々に属する印刷画素に形成されるドットパターンが所定の特性を有するように構成されたディザマトリックスを使用して行っても良いし、結果としてドットパターンが所定の特性(たとえば好ましい分散性)を有することになる誤差拡散方式で行っても良い。
この構成は、複数の第1の画素グループが基本画素グループに相当する構成である。この構成によれば、第1のドット形成モードと第2のドット形成モードとを含む複数のドット形成モードのうちの少なくとも一つによって印刷画像を生成することができる。第1のドット形成モードは、第1の画素グループの各々に属する印刷画素に形成されるドットパターンのいずれもが所定の特性を有ように構成されているので、印刷媒体上の共通の領域を複数回走査することによって印刷することに起因する画質の劣化を抑制することができる。一方、第2のドット形成モードは、複数の第1の画素グループのうちの特定の第1の画素グループを複数個組み合わせた画素グループ群と、複数の第1の画素グループのうちの前記特定の第1の画素グループ以外の画素グループとから構成されているので、第1のドット形成モードと同様に、画質の劣化を抑制することができる。
上記印刷方法において、前記第1のドット形成モードによって前記印刷画像を生成する第1の印刷モードと、前記第2のドット形成モードによって前記印刷画像を生成する第2の印刷モードと、を含む複数の印刷モードのいずれかで印刷を行うように構成されていても良いし、
あるいは、前記印刷画像の領域に応じて、前記第1のドット形成モードと、前記第2のドット形成モードとを含む複数のドット形成モードのいずれかで印刷を行うように構成されていても良い。
上記印刷方法において、前記所定の特性は、粒状性評価値であるようにしても良い。本明細書で、粒状性評価値とは、粒状性として視覚に認識される画質劣化を表す評価尺度であり、たとえばRMS粒状度や粒状性指数を含む評価値である。
あるいは、上記印刷方法において、前記所定の特性は、ブルーノイズ特性とグリーンノイズ特性のいずれか一方である用にしても良い。
なお、本発明は、印刷装置、ディザマトリックス、ディザマトリックス生成装置、ディザマトリックスを用いた印刷装置や印刷方法、印刷物の生成方法といった種々の形態、あるいは、これらの方法または装置の機能をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の種々の形態で実現することができる。
また、印刷装置や印刷方法、印刷物の生成方法におけるディザマトリックスの使用は、ディザマトリックスに設定されている閾値と画像データの階調値とを画素毎に比較することによって、画素毎にドット形成の有無を判断しているが、たとえば閾値と階調値の和を固定値と比較してドット形成の有無を判断するようにしても良い。さらに、閾値を直接使用することなく閾値に基づいて予め生成されたデータと、階調値とに応じてドット形成の有無を判断するようにしても良い。本発明のディザ法は、一般に、各画素の階調値と、ディザマトリックスの対応する画素位置に設定された閾値とに応じてドットの形成の有無を判断するものであれば良い。
以下では、本発明の作用・効果をより明確に説明するために、本発明の実施の形態を、次のような順序に従って説明する。
A.主走査と副走査とを行いつつ実行される印刷画像の生成:
B.第1実施例におけるディザマトリックスの生成方法:
C.第2実施例におけるディザマトリックスの生成方法:
D.変形例:
A.主走査と副走査とを行いつつ実行される印刷画像の生成:
図1は、本発明の第1実施例において複数のドット形成モードの1つである第1のドット形成モードによって印刷媒体上に印刷画像が生成される様子を示す説明図である。複数のドット形成モードでは、印刷ヘッド10の主走査と副走査を行いつつインクドットが印刷媒体上に形成されることによって印刷画像が生成される。主走査とは、印刷媒体に対して印刷ヘッド10を主走査方向に相対的に移動させる動作を意味する。副走査とは、印刷媒体に対して印刷ヘッド10を副走査方向に相対的に移動させる動作を意味する。印刷ヘッド10は、印刷媒体上にインク滴を吐出してインクドットを形成するように構成されている。印刷ヘッド10は、画素ピッチkの2倍の間隔で図示しない10個のノズルを装備している。
第1のドット形成モードでは、印刷画像の生成は、主走査と副走査を行いつつ以下のように行われる。パス1の主走査では、ラスタ番号が1、3、5、7、9、11、13、15、17、19の10本の主走査ラインのうちで、画素位置番号が1、3、5、7の画素にインクドットが形成される。主走査ラインとは、主走査方向に連続する画素によって形成される線を意味する。各丸は、ドットの形成位置を示している。各丸の中の数字は、同時にインクドットが形成される複数の画素から構成される画素グループを示している。パス1では、画素グループ1Aに属する印刷画素にドットが形成される。
パス1の主走査が完了すると、副走査方向に画素ピッチの3倍の移動量Lで副走査送りが行われる。一般には、印刷媒体を移動させることによって副走査送りは行われるが、本実施例では、説明を分かりやすくするために印刷ヘッド10が副走査方向に移動するものとしている。副走査送りが完了すると、パス2の主走査が行われる。
パス2の主走査では、ラスタ番号が6、8、10、12、14、16、18、20、22、24の10本の主走査ラインのうちで、画素位置番号が1、3、5、7の画素にインクドットが形成される。このようにして、パス2では、画素グループ1Bに属する印刷画素にドットが形成される。なお、ラスタ番号が22、24の2本の主走査ラインは、図示が省略されている。パス2の主走査が完了すると、前述と同様の副走査送りが行われた後に、パス3の主走査が行われる。
パス3の主走査では、ラスタ番号が11、13、15、17、19の主走査ラインを含む10本の主走査ラインのうちで、画素位置番号が2、4、6、8の画素にインクドットが形成される。パス4の主走査では、ラスタ番号が16、18、20の3本の主走査ラインを含む10本の主走査ラインのうちで、画素位置番号が2、4、6、8の画素にインクドットが形成される。このようにして、ラスタ番号が15以降の副走査位置に隙間なくインクドットが形成可能であることが分かる。パス3とパス4では、それぞれ画素グループ1Cと画素グループ1Dとに属する印刷画素にドットが形成される。
このような印刷画像の生成を一定の領域に着目して観察すると、以下のように行われていることが分かる。たとえばラスタ番号が15〜19で画素位置番号が1〜8の領域を着目領域とすると、着目領域では以下のように印刷画像が形成されていることが分かる。
パス1では、着目領域において、ラスタ番号が1〜5で画素位置番号が1〜8の画素位置に形成されたインクドットと同一のドットパターンが形成されていることが分かる。このドットパターンは、画素グループ1Aに属する画素に形成されるドットで形成されている。すなわち、パス1では、着目領域において、画素グループ1Aに属する画素にドットが形成される。
パス2では、着目領域において、画素グループ1Bに属する画素にドットが形成される。パス3では、着目領域において、画素グループ1Cに属する画素にドットが形成される。パス4では、着目領域において、画素グループ1Dに属する画素にドットが形成される。
このように、本実施例では、複数の画素グループ1A〜1Dの各々に属する印刷画素が、共通の印刷領域で相互に組み合わせられることによって形成されることが分かる。
図2は、本発明の第1実施例において複数の画素グループの各々に属する印刷画素が、共通の印刷領域で相互に組み合わせられることによって印刷媒体上に印刷画像が生成される様子を示す説明図である。図2の例では、印刷画像は、所定の中間階調(単色)の印刷画像である。ドットパターンDP1、DP1aは、画素グループ1Aに属する複数の画素に形成されたドットパターンを示している。ドットパターンDP2、DP2aは、画素グループ1Aと画素グループ1Cとに属する複数の画素に形成されたドットパターンを示している。ドットパターンDP3、DP3aは、3つの画素グループ1A〜1Cに属する複数の画素に形成されたドットパターンを示している。ドットパターンDP4、DP4aは、全画素グループに属する複数の画素に形成されたドットパターンを示している。
ドットパターンDP1、DP2、DP3、DP4は、従来技術のディザマトリックスを使用した場合におけるドットパターンである。ドットパターンDP1a、DP2a、DP3a、DP4aは、本願発明のディザマトリックスを使用した場合におけるドットパターンである。図2から分かるように、本願発明のディザマトリックスを使用した場合には、特にドットパターンの重畳が少ないドットパターンDP1a、DP2aにおいて、従来技術のディザマトリックスを使用した場合よりもドットの分散性が均一である。
従来技術のディザマトリックスには、画素グループという概念が無いため最終的に形成される印刷画像(図2の例ではドットパターンDP4)におけるドットの分散性にのみ着目して最適化が行われている。換言すれば、各画素グループに属する画素に形成されるドットの分散性は考慮されていないため、各画素グループに属する画素に形成されるドットの分散性は良くなくドット密度の疎密が生じている。
本願発明のディザマトリックスは、印刷画像におけるドットの分散性に加えて、各画素グループに属する画素に形成されるドットの分散性までも考慮されているため、各画素グループに属する画素に形成されるドットの分散性と印刷画像におけるドットの分散性の双方の分散性が良くなっている。
本願発明のディザマトリックスは、最終的に形成されるドットパターンだけでなく、ドットの形成過程におけるドットパターンにも着目して最適化が図られたものである。このような着眼点は従来には存在しなかったものである。従来は、ドットの形成過程におけるドットパターンの分散が悪くても、最終的に形成されるドットパターンの分散性が良ければ画質が良いというのが技術常識だったからである。
しかし、本願発明者は、敢えてドットの形成過程におけるドットパターンに着目して印刷画像の画質の解析を行った。この解析の結果、ドットの形成過程におけるドットパターンの疎密に起因して、画像のむらが発生することが分かったのである。この画像のむらは、インク凝集むらや光沢むら、ブロンズ現象といったインクの物理現象によって人間の目に顕著に知覚されることも本願発明者によって突き止められた。ブロンズ現象とは、インク滴の染料の凝集等によって、見る角度によって印刷表面がブロンズ色に呈色するなど、印刷用紙表面で反射される光の状態が変化する現象である。
たとえばインクの凝集やブロンズ現象は、1回のパスで印刷画像を形成する場合においても発生し得る。しかし、インクの凝集等が印刷画像の全面で均一に発生しても人間の目には近くされにくい。均一に発生している故に、低周波成分を含む不均一な「むら」としてはインクの凝集等が発生しないからである。
しかしながら、同一の主走査でほぼ同時にインクドットが形成される画素グループに形成されるドットパターンにおいて、インクの凝集等で人間の目に認識されやすい低周波領域でむらが発生すると、顕著な画質劣化として顕在化することになる。このように、インクドットの形成によって印刷画像を形成する場合には、ほぼ同時にインクドットが形成される画素グループに形成されるドットパターンにも着目してディザマトリックスを最適化することが高画質化につながることを発明者によって初めて見いだされたのである。
加えて、従来技術のディザマトリックスでは、各画素グループの相互の位置関係が予め想定されたとおりになっていることを前提として最適化が図られているので、相互の位置関係がズレた場合には最適性が保証されず、顕著に画質が劣化する原因となっていた。しかし、本願発明のディザマトリックスによれば、各画素グループのドットパターンにおいてもドットの分散性が確保されているので、相互の位置関係のズレに対する高いロバスト性も確保できることが本願発明の発明者の実験によって初めて確認された。
さらに、本願発明の技術的思想は、印刷速度の高速化に伴って重要性が増していることも発明者によって突き止められた。印刷速度の高速化は、インクの吸収のための時間が十分に取られないうちに、次の画素グループのドットが形成されることにつながるからである。
しかしながら、ほぼ同時にインクドットが形成される画素グループに形成されるドットパターンにも着目してディザマトリックスを最適化するということは、ドットの形成方法の変更に応じて画素グループが変わると、一般的には最適性が保証されないことを意味している。一方、主走査と副走査を行いつつ行われる印刷では、一般に、速度や画質といったトレードオフ、あるいはテキストや自然画像といった印刷対象画像の種類に応じて複数の印刷モードが実装され、ドットの形成方法が変更されることが通例である。
図3は、本発明の第1実施例において第2のドット形成モードによって印刷媒体上に印刷画像が生成される様子を示す説明図である。第2のドット形成モードは、2つの画素グループ2A、2Bに属する画素に形成されるドットを共通の印刷領域で相互に組み合わせることによって印刷画像を生成する点で、4つの画素グループ1A〜1Dに属する画素に形成されるドットを共通の印刷領域で相互に組み合わせられることによって印刷画像を生成する第1のドット形成モードと相違する。
上述のディザマトリックスの最適化の考え方によれば、第2のドット形成モード用のディザマトリックスの最適化は、2つの画素グループ2A、2Bに基づいて行われなければならないことになる。しかし、発明者は、第2のドット形成モード用のディザマトリックスの最適化が、第1のドット形成モード用のディザマトリックスの最適化において、ほぼ実質的に行われていることを突き止めた。すなわち、2つの画素グループ2A、2Bを評定とするディザマトリックスの最適化は、4つの画素グループ1A〜1Dを評定とするディザマトリックスの最適化において同時に実現されているのである。
4つの画素グループ1A〜1Dを評定とするディザマトリックスの最適化が、2つの画素グループ2A、2Bを評定とするディザマトリックスの最適化を同時に実現するのは、画素グループ2Aが2つの画素グループ1A、1Cの組合せであるとともに、画素グループ2Bが2つの画素グループ1B、1Dの組合せとして構成されているからである。すなわち、複数の画素グループが共通の印刷領域で相互に組み合わせることによって印刷画像が生成される場合には、各画素グループをも評定としてディザマトリックスを最適化することが効果的であるという本発明の特徴は、画素グループ同士にも拡張可能だからである。
なお、第1と第2のドット形成モードは、説明を分かりやすくするために簡易な例として構成されているが、本発明は、一般に、一方のドット形成モードの複数の画素グループが他方のドット形成モードの複数の画素グループのうちの一部と、複数の画素グループのうちの一部以外の他の組合せで構成可能である場合に広く適用可能である。さらに、後述する他の形態にも適用可能である。
B.第1実施例におけるディザマトリックスの生成方法:
図4は、本発明の第1実施例におけるディザマトリックスの生成方法の処理ルーチンを示すフローチャートである。このディザマトリックスの生成方法は、印刷画像の形成過程においてほぼ同時に形成されるドットの分散性を考慮して最適化を図ることができるように構成されている。なお、この例では、説明を分かりやすくするために8行8列の小さなディザマトリックスを生成するものとしている。
ステップS100では、グループ化処理が行われる。グループ化処理とは、本実施例では、印刷画像の形成過程においてほぼ同時にドットが形成される複数の画素グループに対応する要素毎にディザマトリックスを分割する処理である。
図5は、本発明の第1実施例におけるグループ化処理が行われディザマトリックスMを示す説明図である。このグループ化処理では、図1における4つの画素グループに分割されるものとしている。ディザマトリックスMの各要素に記載された数字は、各要素が属する画素グループを示している。たとえば1行1列の要素は、画素グループ1A(図1)に属し、1行2列の要素は、画素グループ1Bに属する。
図6は、本発明の第1実施例における4個の分割マトリックスM0〜M3を示す説明図である。分割マトリックスM0は、ディザマトリックスMの要素のうち画素グループ1Aに属する画素に対応する複数の要素と、空欄となっている複数の要素である空欄要素とから構成されている。空欄要素は、入力階調値に拘わらず常にドットが形成されない要素である。分割マトリックスM1〜M3は、それぞれディザマトリックスMの要素のうち画素グループ1B〜1Dのそれぞれに属する画素に対応する複数の要素と、空欄要素とから構成されている。
このようにして、ステップS100のグループ化処理(図4)が完了すると、処理が着目閾値決定処理(ステップS200)に進められる。
ステップS200では、着目閾値決定処理が行われる。着目閾値決定処理とは、格納要素の決定対象となる閾値を決定する処理である。本実施例では、比較的に小さな値の閾値、すなわちドットの形成されやすい値の閾値から順に選択することによって閾値が決定される。この理由については後述する。
ステップS300では、ディザマトリックス評価処理が行われる。ディザマトリックス評価処理とは、予め設定された評価関数に基づいてディザマトリックスの最適性を数値化する処理である。本実施例では、評価関数は、ドットの記録密度の均一性としている。すなわち、マトリックスの各要素に対応する画素に形成される複数のドットが各階調値において均一に形成されるか否かが評価の基準となっている。ただし、本実施例では、ディザマトリックスMだけを考慮するのではなく、4個の分割マトリックスM0〜M3をも考慮して評価が行われる。
図7は、ディザマトリックス評価処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。ステップS310では、評定マトリックスが選択される。評定マトリックスとは、4個の分割マトリックスM0〜M3の中で、着目閾値の格納要素の決定の際に評価の対象となる1個のマトリックスを意味する。本実施例では、評定マトリックスとディザマトリックスMとに着目して評価が行われる。ただし、5個のマトリックス全部に着目して評価を行うように構成しても良い。
評定マトリックスは、本実施例では、着目閾値とともに順に選択される。具体的には、1番目の着目閾値では分割マトリックスM0が選択され、2番目の着目閾値では分割マトリックスM1が選択され、といった方法で分割評定マトリックスが順に選択される。着目閾値は、評定マトリックスに属する要素のいずれかに格納されることになる。
ステップS320では、決定済み閾値の対応ドットをオンとする。決定済み閾値とは、格納要素が決定された閾値を意味する。本実施例では、前述のようにドットの形成されやすい値の閾値から順に選択されるので、着目閾値にドットが形成される際には、決定済み閾値が格納された要素に対応する画素には必ずドットが形成されることになる。逆に、着目閾値にドットが形成される最も小さな入力階調値においては、決定済み閾値が格納された要素以外の要素に対応する画素にはドットは形成されないことになる。
図8は、ディザマトリックスMにおいて、1〜8番目にドットが形成されやすい閾値が格納された要素に対応する8個の画素の各々にドットが形成された様子を示す説明図である。このドットパターンは、9番目のドットをどの画素に形成すべきかを決定するために使用される。すなわち、9番目にドットが形成されやすい着目閾値の格納要素の決定に使用される。格納要素の決定は、本実施例では、ドットの形成が疎となっている画素に対応する要素に着目閾値が格納されるように格納要素を決定する。マトリックスの各要素に対応する画素に形成される複数のドットが各階調値において均一に形成されるか否かが評価の基準となっているからである。
図9は、図8において8個の画素の各々にドットが形成された状態を数値化したマトリックス、すなわちドット密度を定量的に表したドット密度マトリックスを示す説明図である。数字0は、ドットが形成されていないことを意味し、数字1は、ドットが形成されていることを意味する。
ステップS330では、ローパスフィルタ処理が行われる。ローパスフィルタ処理は、前述のドット密度マトリックスにおいて低周波成分を抽出する処理である。低周波成分を抽出するのは、低周波領域で比較的に感度が高い人間の視覚感度特性を考慮してディザマトリックスを最適化するためである。
図10は、本発明の第1実施例におけるローパスフィルタを示す説明図である。本実施例では、フィルタ処理された結果がドット密度の大小比較にのみ使用されるので、ローパスフィルタの正規化は行われていない。フィルタ処理においては、図11に示されるように、同一のドット密度マトリックスを周囲に配置してドット密度マトリックスの周辺部の計算に使用している。
図12は、ドット密度マトリックスをローパスフィルタ処理した結果を示す説明図である。各要素内の数字は、全体評価値を表している。全体評価値とは、8個の閾値の格納要素が決定されたディザマトリックスMにおいて、仮に9番目のドットを形成したと仮定したときの各要素の評価値を意味する。大きな数字は、ドットの密度が高く、小さな数字はドットの密度が低い、すなわちドットが疎であることを意味している。
図13は、図8のドットパターンから分割マトリックスM0に属する画素に対応するドットのみを抽出したドットパターンを示している。本実施例では、分割マトリックスM0に属する画素に関しても、ドットの形成が疎となっている画素に対応する要素に着目閾値が格納されるように格納要素が決定される。
図14は、分割マトリックスM0に関するドット密度マトリックスを示す説明図である。このドット密度マトリックスに対してローパスフィルタ処理(ステップS330)が行われると、グループ評価値(図15)が算出される。グループ評価値とは、2個の閾値の格納要素が決定された分割マトリックスM0において、仮に3番目のドットを形成したと仮定したときの各要素の評価値を意味する。このようにして算出された全体評価値およびグループ評価値は、総合評価値の決定に使用される。
ステップS350では、総合評価値決定処理が行われる。総合評価値決定処理は、全体評価値とグループ評価値とに所定の重み付けを行って加算することによって決定される。本実施例では、一例として全体評価値とグループ評価値の重み付けをそれぞれ「4」と「1」としている。
図16は、決定された総合評価値を格納するマトリックスを示す説明図である。総合評価値は、たとえば1行1列の要素については「16」と決定されている。この値は、全体評価値を格納するマトリックス(図12)の1行1列の要素に格納された全体評価値である「4」の値に重み付けの値である「4」を乗ずるとともに、グループ評価値を格納するマトリックス(図15)の1行1列の要素に格納されたグループ評価値の値である「0」を加えることによって決定されている。
図17は、図16の総合評価値マトリックスから分割マトリックスM0に属する要素のみを抽出したマトリックスである。分割マトリックスM0に属する要素は、16個あり、16個の要素の中で2個の要素が既に2個の閾値格納要素として決定されている。2個の閾値格納要素には、「済み」と示されている。
ステップS400(図4)では、格納要素決定処理が行われる。格納要素決定処理は、着目閾値(この例では8番目にドットが形成されやすい閾値)の格納要素を決定する処理である。格納要素は、本実施例では総合評価値が最も小さな要素の中から決定される。この例では、1行1列と7行1列の要素が同一の総合評価値を有するので格納要素の候補となる。2個の格納要素候補の中からの選択方法は、熟練技術者の知見に基づいても良く、後述する方法によっても良い。
このような処理を、最もドットの形成されやすい閾値から最もドットの形成され難い閾値までの全閾値について行うと、ディザマトリックスの生成処理が完了する(ステップS500)。
このように、本実施例のディザマトリックスの生成方法は、各主走査でほぼ同時に形成される4つの画素グループ1A〜1D(図1、図2)の各々に属する印刷画素が、共通の印刷領域で相互に組み合わせられることによって形成されるように構成された印刷装置に最適化されたディザマトリックスを生成することができる。
なお、本実施例では、第1のドット形成モードに使用される4つの画素グループ1A、1B、1C、1Dを評定としてディザマトリックスの最適化が図られているが、たとえば第2のドット形成モードに使用される画素グループ2A、2Bをも評定に加えて最適化を図るようにしてもよい。この場合には、各評定に所定の重み付けを乗じて最適化を図ることが好ましい。
C.第2実施例におけるディザマトリックスの生成方法:
図18は、本発明の第2実施例におけるディザマトリックスの生成方法の処理ルーチンを示すフローチャートである。第2実施例の生成方法は、ディザマトリックスの評価方法が第1実施例の生成方法と異なる。すなわち、第2実施例の生成方法は、閾値の格納要素として決定済みでない、すなわち、未決定の複数の候補要素に対応する複数の画素のいずれかにドットが形成されたものと仮定するとともに、この仮定に基づいて形成されたドットパターンのRMS粒状度に基づいて格納要素が決定される点で第1実施例の生成方法と異なる。
第2実施例の生成方法は、ステップS325の工程と、ステップS335の工程と、ステップS337の工程とを第2実施例の生成方法に加えることによって実現可能である。
ステップS325では、着目要素に対応する画素のドットをオンにする。着目要素とは、複数の候補要素の中から選択された1つの要素である。ステップS330では、第1実施例と同様にローパスフィルタ処理を行う。
ステップS335では、RMS粒状度を算出する。RMS粒状度とは、ドット密度マトリックスをローパスフィルタ処理した後、標準偏差として算出される値である。標準偏差の算出は、図19の計算式を用いて行うことができる。なお、標準偏差の算出は、必ずしもディザマトリックスMの全要素に対応するドットパターンについて行う必要はなく、計算量を少なくするために、所定のウィンドウ(たとえば5×5の部分マトリックス)に属する画素のドット密度のみを用いて行うようにしても良い。このような処理は、全ての着目画素について行われる(ステップS337)。
このような処理によって算出された値は、第1実施例の全体評価値やグループ評価値に相当する。第2実施例は、算出された全体評価値やグループ評価値を第1実施例と同様に取り扱うことによってRMS粒状度に基づいた評価を行って最適ディザマトリックスを生成することができる。
なお、第2実施例の評価方法は、第1実施例の評価方法と組み合わせることも可能である。すなわち、第1実施例の評価方法で第2実施例の候補要素を絞り込むととともに、絞り込まれた候補要素からRMS粒状度に基づいて格納要素を決定するようにしても良い。たとえば第1実施例で示された例では、2つの要素の評価値が同一であるが、この2つの要素を第2実施例の候補要素とすることができる。さらに、所定の評価値の範囲内(たとえば評価値の相違が5以内)の要素を候補要素とするように構成しても良い。
また、上述の各方法で構成されたディザマトリックスは、必然的に以下のような特性を有することになる。第1に、前記複数の画素グループ毎に形成されるグループドットパターンの低周波成分のRMS粒状度である複数のグループRMS粒状度のいずれもが、前記印刷画像を共通の印刷領域で相互に組み合わせられることによって構成する画素グループであって、前記複数の画素グループ以外のいかなる画素グループに形成されるドットパターンの前記低周波成分のRMS粒状度よりも小さくなる。
第2に、前記複数の画素グループ毎に形成されるグループドットパターンの低周波成分のドット密度分布の均一性である複数のグループドット均一度のいずれもが、前記印刷画像を共通の印刷領域で相互に組み合わせられることによって構成する画素グループであって、前記複数の画素グループ以外のいかなる画素グループに形成されるドットパターンの前記低周波成分のドット密度分布の均一性よりも高くなる。
第3に、前記複数の画素グループ毎に形成されるグループドットパターンにフーリエ変換処理を施して得られた値と、視覚の空間周波数特性関数と基づいて算出された粒状性評価値である複数のグループ粒状性評価値のいずれもが、前記印刷画像を共通の印刷領域で相互に組み合わせられることによって構成する画素グループであって、前記複数の画素グループ以外のいかなる画素グループに形成されるドットパターンの前記粒状性評価値よりも小さくなる。
第4に、前記複数の画素グループ毎に形成されるグループドットパターンの低周波成分のRMS粒状度である複数のグループRMS粒状度のいずれもが、前記印刷画像を構成する全画素に形成される全体ドットパターンの前記低周波成分のRMS粒状度である全体RMS粒状度が前記ディザマトリックスよりも小さくなるように構成された仮想ディザマトリックスにおける前記複数のグループRMS粒状度のいずれよりも前記ディザマトリックスの全体RMS粒状度に近くなる。
第5に、前記複数の画素グループ毎に形成されるグループドットパターンの低周波成分のドット密度分布の均一性である複数のグループドット均一度のいずれもが、前記印刷画像を構成する全画素に形成される全体ドットパターンの前記低周波成分のドット密度分布の均一性である全体ドット均一度が前記ディザマトリックスよりも高くなるように構成された仮想ディザマトリックスにおける前記複数のグループドット均一度のいずれよりも前記ディザマトリックスの全体ドット均一度に近くなる。
第6に、前記複数の画素グループ毎に形成されるグループドットパターンにフーリエ変換処理を施して得られた値と、視覚の空間周波数特性関数と基づいて算出された粒状性評価値である複数のグループドット粒状性評価値のいずれもが、前記印刷画像を構成する全画素に形成される全体ドットパターンの前記粒状性評価値である全体粒状性評価値が前記ディザマトリックスよりも小さくなるように構成された仮想ディザマトリックスにおける前記複数のグループ粒状性評価値のいずれよりも前記ディザマトリックスの全体粒状性評価値に近くなる。
上述のような6つの特性は、本願発明のようにドットの形成において物理的な相違が想定された複数の画素グループを想定して構成しない限り、偶然には備え得ないものだからである。
D.変形例:
以上、本発明のいくつかの実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。例えば、本発明は、以下のような変形例についてのディザマトリックスの最適化が可能である。
D−1.上述の実施例では、印刷画像領域の全てが同一の画素グループの組み合わせとして構成されているが、たとえば図20の第1変形例のドット形成モードによれは、印刷画像は、2つの画素グループ3A、3Bの組み合わせとして印刷画像が生成される第1種の領域(たとえばラスタ番号8〜14の領域)と、3つの画素グループ3B、3C、3Dの組み合わせとして印刷画像が生成される第2種の領域(たとえばラスタ番号15〜17の領域)と、から構成されることになる。
このように、印刷領域に応じて画素グループが変化するドット形成方法は、たとえば本願出願時の技術水準を構成する特開平9−169109号や特開平7−319644号、特開2003−231247号、特開2002−11859号の公報に開示されている。かかる公報に開示されたドット形成方法についても、本発明は、適用可能である。
D−2.上述の例では、1つのディザマトリックスが複数のドット形成方法に対応するように構成されているが、たとえば2つのディザマトリックスで3つのドット形成方法に対応するように構成されていてもよい。すなわち、たとえば特殊な印刷方法が実装されている場合のように、ディザマトリックスの共通化が図れないドット形成モードが含まれていてもよく、少なくとも一部のドット形成モードでディザマトリックスが共用化されていればよい。
D−3.上述の例では、1つのドット形成モードの複数の画素グループが、他のドット形成モードの複数の画素グループのうちの一部と、複数の画素グループのうちの一部以外の他の組合せで構成可能である場合が例示されているが、さらに、図21に示されるように第1変形例のドット形成モードと第2変形例のドット形成モードのように、公約数的な画素グループ(基本画素グループ)によって双方が構成されているような場合にも本発明は適用可能である。
第1変形例のドット形成モードでは、2つの画素グループ3A、3Bを用いて印刷画像が形成される。一方、第2変形例のドット形成モードでは、2つの画素グループ4A、4Bを用いて印刷画像が形成される。画素グループ3Aは、2つの画素グループ1A、1Cを組み合わせることによって構成されている。画素グループ3Bは、2つの画素グループ1B、1Dを組み合わせることによって構成されている。画素グループ4Aは、2つの画素グループ1A、1Bを組み合わせることによって構成されている。画素グループ4Bは、2つの画素グループ1A、1Bを組み合わせることによって構成されている。
このような場合には、上述の第1、第2実施例と同様に、4つの画素グループ1A、1B、1C、1Dを評定としてディザマトリックスを最適化すればよい。なお、この変形例では、4つの画素グループ1A、1B、1C、1Dが特許請求の範囲における「複数の基本画素グループ」に相当する。なお、図21では、画素グループ1B、1Dのドットの位置が、説明を分かりやすくするために図1に対して主走査方向に1ドットピッチずらして記載されている。
D−4.上述の実施例では、ディザマトリックスを用いてハーフトーン処理が行われているが、たとえば誤差拡散を利用してハーフトーン処理を行う場合にも本発明は適用することができる。誤差拡散の利用は、たとえば複数の画素位置のグループ毎に誤差拡散処理を行うようにして実現することができる。具体的には、上述の実施例や変形例の構成においては、4つの画素グループ1A、1B、1C、1Dに属する画素群毎に別個に誤差を拡散する誤差拡散法でハーフトーン処理を行うことで実現可能である。
D−5.上述の実施例では、ドット密度マトリックスの周辺部の計算を行うために、図11に示されるように同一のドット密度マトリックスを周囲にずらすことなく配置しているが、たとえば図22に示されるようにマトリックスをずらして配置するようにしても良い。
ただし、マトリックスのずらし量は、たとえば図22に示されるように隣接するドット密度マトリックス同士で、グループの位置関係がずれないようにすることが好ましい。こうすれば、複数のドット密度マトリックスを跨るようなドット密度マトリックスの周辺領域のフィルタ処理においても、単一のドット密度マトリックス内における処理と同一の処理が容易に適用可能だからである。
D−6.上述の実施例では、マトリックス全体の各要素に対応する画素に形成される複数のドットが各階調値において均一に形成されるか否かが評価の基準となっているが、たとえばマトリックス全体でなくマトリックスの一部分の各要素に対応する画素に形成される複数のドットのみに基づいて評価するように構成しても良い。
D−7.上述の実施例では、ローパスフィルタ処理を行うとともにドット密度の均一性やRMS粒状度に基づいてディザマトリックスの最適性を評価しているが、たとえばドットパターンに対してフーリエ変換を行うとともにVTF関数を用いてディザマトリックスの最適性を評価するように構成しても良い。具体的には、ゼロックスのDooleyらが用いた評価尺度(Grainess scale:GS値)をドットパターンに適用して、GS値によってディザマトリックスの最適性を評価するように構成しても良い。ここで、GS値とは、ドットパターンに対して2次元フーリエ変換を含む所定の処理を行って数値化するとともに、視覚の空間周波数特性VTFとカスケードした後に積分することによって得ることができる粒状性評価値である(参考文献:ファインイメージングとハードコピー、コロナ社、日本写真学会、日本画像学会 合同出版委員会編 P534)。ただし、前者は、フーリエ変換などの複雑な計算が不必要となるという利点を有する。
本発明の第1実施例において複数のドット形成モードの1つである第1のドット形成モードによって印刷媒体上に印刷画像が生成される様子を示す説明図。 本発明の第1実施例において複数の画素グループの各々に属する印刷画素が、共通の印刷領域で相互に組み合わせられることによって印刷媒体上に印刷画像が生成される様子を示す説明図。 本発明の第1実施例において第2のドット形成モードによって印刷媒体上に印刷画像が生成される様子を示す説明図。 本発明の第1実施例におけるディザマトリックスの生成方法の処理ルーチンを示すフローチャート。 本発明の第1実施例におけるグループ化処理が行われディザマトリックスMを示す説明図。 本発明の第1実施例における4個の分割マトリックスM0〜M3を示す説明図。 ディザマトリックス評価処理の処理ルーチンを示すフローチャート。 ディザマトリックスMにおいて、1〜8番目にドットが形成されやすい閾値が格納された要素に対応する8個の画素の各々にドットが形成された様子を示す説明図。 8個の画素の各々にドットが形成された状態を数値化したマトリックス、すなわちドット密度を定量的に表したドット密度マトリックスを示す説明図。 本発明の第1実施例におけるローパスフィルタを示す説明図。 ドット密度マトリックスの周辺部の計算を行うために、同一のドット密度マトリックスを周囲に配置した様子を示す説明図。 ドット密度マトリックスをローパスフィルタ処理した結果を示す説明図。 分割マトリックスM0に属する画素に対応するドットのみを抽出したドットパターンを示す説明図。 分割マトリックスM0に関するドット密度マトリックスを示す説明図。 グループ評価値を格納するマトリックスを示す説明図。 決定された総合評価値を格納するマトリックスを示す説明図。 総合評価値マトリックスから分割マトリックスM0に属する要素のみを抽出したマトリックスを示す説明図。 本発明の第2実施例におけるディザマトリックスの生成方法の処理ルーチンを示すフローチャートを示す説明図。 RMS粒状度算出処理に使用される計算式を示す説明図。 第1変形例のドット形成モードによって印刷媒体上に印刷画像が生成される様子を示す説明図。 基本画素グループと、基本画素グループから構成される第1変形例と第2変形例のドット形成モードに対応する画素グループとを示す説明図。 変形例において、ドット密度マトリックスの周辺部の計算を行うために、同一のドット密度マトリックスを周囲に配置した様子を示す説明図。
符号の説明
M…ディザマトリックス
M0…分割マトリックス
M1…分割マトリックス
M2…ディザマトリックス
M3…分割マトリックス
10…印刷ヘッド

Claims (11)

  1. 印刷媒体上に印刷を行う印刷方法であって、
    元画像を構成する各画素の入力階調値を表す画像データに対してハーフトーン処理を行うことによって、前記印刷媒体上に形成されるべき印刷画像の各印刷画素へのドットの形成状態を表すドットデータを生成するドットデータ生成工程と、
    前記ドットデータに応じて、前記各印刷画素にドットを形成して前記印刷画像を生成する印刷画像生成工程と、
    を備え、
    前記ハーフトーン処理は、前記印刷画像を構成する複数の基本画素グループの各々に属する印刷画素に形成されるドットパターンのいずれもが所定の特性を有するように構成されており、
    前記印刷画像は、前記印刷画像生成工程によるドットの形成において、物理的な相違が想定された複数の画素グループの各々に属する印刷画素に形成されたドットが、共通の印刷領域で相互に組み合わせられることによって形成され、
    前記複数の画素グループは、前記複数の基本画素グループのうちの特定の基本画素グループを複数個組み合わせた画素グループと、前記複数の基本画素グループのうちの前記特定の基本画素グループ以外の画素グループとから構成されていることを特徴とする、印刷方法。
  2. 請求項1記載の印刷方法であって、
    前記印刷画像生成工程は、前記ドットデータに応じて、第1のドット形成モードと第2のドット形成モードとを含む複数のドット形成モードのうちの少なくとも一つによって、前記各印刷画素にドットを形成して前記印刷画像を生成し、
    前記第1のドット形成モードでは、前記印刷画像生成工程によるドットの形成において物理的な相違が想定された複数の第1の画素グループの各々に属する印刷画素に形成されたドットが、共通の印刷領域で相互に組み合わせられることによって前記印刷画像を生成し、
    前記第2のドット形成モードでは、前記印刷画像生成工程によるドットの形成において物理的な相違が想定された複数の第2の画素グループの各々に属する印刷画素に形成されたドットが、共通の印刷領域で相互に組み合わせられることによって前記印刷画像を生成し、
    前記複数の第2の画素グループは、前記複数の第1の画素グループのうちの特定の第1の画素グループを複数個組み合わせた画素グループと、前記複数の第1の画素グループのうちの前記特定の第1の画素グループ以外の画素グループとから構成されており、
    前記ハーフトーン処理は、前記複数の第1の画素グループの各々に属する印刷画素に形成されるドットパターンのいずれもが所定の特性を有するように構成されていることを特徴とする、印刷方法。
  3. 請求項2記載の印刷方法であって、
    前記印刷方法は、前記第1のドット形成モードによって前記印刷画像を生成する第1の印刷モードと、前記第2のドット形成モードによって前記印刷画像を生成する第2の印刷モードと、を含む複数の印刷モードのいずれかで印刷を行うように構成された、印刷方法。
  4. 請求項2または3に記載の印刷方法であって、
    前記印刷方法は、前記印刷画像の領域に応じて、前記第1のドット形成モードと、前記第2のドット形成モードとを含む複数のドット形成モードのいずれかで印刷を行うように構成された、印刷方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の印刷方法であって、
    前記所定の特性は、粒状性評価値である、印刷方法。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載の印刷方法であって、
    前記所定の特性は、ブルーノイズ特性とグリーンノイズ特性のいずれか一方である、印刷方法。
  7. 印刷媒体上に印刷を行う印刷装置であって、
    元画像を構成する各画素の入力階調値を表す画像データに対してハーフトーン処理を行うことによって、前記印刷媒体上に形成されるべき印刷画像の各印刷画素へのドットの形成状態を表すドットデータを生成するドットデータ生成部と、
    前記ドットデータに応じて、前記各印刷画素にドットを形成して前記印刷画像を生成する印刷画像生成部と、
    を備え、
    前記ハーフトーン処理は、前記印刷画像を構成する複数の基本画素グループの各々に属する印刷画素に形成されるドットパターンのいずれもが所定の特性を有するように構成されており、
    前記印刷画像は、前記印刷画像生成部によるドットの形成において、物理的な相違が想定された複数の画素グループの各々に属する印刷画素に形成されたドットが、共通の印刷領域で相互に組み合わせられることによって形成され、
    前記複数の画素グループは、前記複数の基本画素グループのうちの特定の基本画素グループを複数個組み合わせた画素グループ群と、前記複数の基本画素グループのうちの前記特定の基本画素グループ以外の画素グループの少なくとも一部とから構成されていることを特徴とする、印刷装置。
  8. 印刷媒体上に印刷画像を形成して印刷物を生成する方法であって、
    元画像を構成する各画素の入力階調値を表す画像データに対してハーフトーン処理を行うことによって、前記印刷媒体上に形成されるべき印刷画像の各印刷画素へのドットの形成状態を表すドットデータを生成するドットデータ生成工程と、
    前記ドットデータに応じて、前記各印刷画素にドットを形成して前記印刷画像を生成する印刷画像生成工程と、
    を備え、
    前記ハーフトーン処理は、前記印刷画像を構成する複数の基本画素グループの各々に属する印刷画素に形成されるドットパターンのいずれもが所定の特性を有するように構成されており、
    前記印刷画像は、前記印刷画像生成工程によるドットの形成において、物理的な相違が想定された複数の画素グループの各々に属する印刷画素に形成されたドットが、共通の印刷領域で相互に組み合わせられることによって形成され、
    前記複数の画素グループは、前記複数の基本画素グループのうちの特定の基本画素グループを複数個組み合わせた画素グループ群と、前記複数の基本画素グループのうちの前記特定の基本画素グループ以外の画素グループの少なくとも一部とから構成されていることを特徴とする、印刷物の生成方法。
  9. 印刷媒体上の各印刷画素にドットを形成して印刷画像を生成する印刷部に供給されるべき印刷データを生成する印刷制御方法であって、
    元画像を構成する各画素の入力階調値を表す画像データに対してハーフトーン処理を行うことによって、前記印刷媒体上に形成されるべき印刷画像の各印刷画素へのドットの形成状態を表すドットデータを生成するドットデータ生成工程を備え、
    前記ハーフトーン処理は、前記印刷画像を構成する複数の基本画素グループの各々に属する印刷画素に形成されるドットパターンのいずれもが所定の特性を有するように構成されており、
    前記印刷画像は、前記印刷部によるドットの形成において、物理的な相違が想定された複数の画素グループの各々に属する印刷画素に形成されたドットが、共通の印刷領域で相互に組み合わせられることによって形成され、
    前記複数の画素グループは、前記複数の基本画素グループのうちの特定の基本画素グループを複数個組み合わせた画素グループ群と、前記複数の基本画素グループのうちの前記特定の基本画素グループ以外の画素グループの少なくとも一部とから構成されていることを特徴とする、印刷制御方法。
  10. 印刷媒体上の各印刷画素にドットを形成して印刷画像を生成する印刷部に供給されるべき印刷データを生成する印刷制御装置であって、
    元画像を構成する各画素の入力階調値を表す画像データに対してハーフトーン処理を行うことによって、前記印刷媒体上に形成されるべき印刷画像の各印刷画素へのドットの形成状態を表すドットデータを生成するドットデータ生成部を備え、
    前記ハーフトーン処理は、前記印刷画像を構成する複数の基本画素グループの各々に属する印刷画素に形成されるドットパターンのいずれもが所定の特性を有するように構成されており、
    前記印刷画像は、前記印刷部によるドットの形成において、物理的な相違が想定された複数の画素グループの各々に属する印刷画素に形成されたドットが、共通の印刷領域で相互に組み合わせられることによって形成され、
    前記複数の画素グループは、前記複数の基本画素グループのうちの特定の基本画素グループを複数個組み合わせた画素グループ群と、前記複数の基本画素グループのうちの前記特定の基本画素グループ以外の画素グループの少なくとも一部とから構成されていることを特徴とする、印刷制御装置。
  11. 印刷媒体上の各印刷画素にドットを形成して印刷画像を生成する印刷部に供給されるべき印刷データをコンピュータに生成するためのコンピュータプログラムであって、
    元画像を構成する各画素の入力階調値を表す画像データに対してハーフトーン処理を行うことによって、前記印刷媒体上に形成されるべき印刷画像の各印刷画素へのドットの形成状態を表すドットデータを生成するドットデータ生成機能を前記コンピュータに実現させるプログラムを備え、
    前記ハーフトーン処理は、前記印刷画像を構成する複数の基本画素グループの各々に属する印刷画素に形成されるドットパターンのいずれもが所定の特性を有するように構成されており、
    前記印刷画像は、前記印刷部によるドットの形成において、物理的な相違が想定された複数の画素グループの各々に属する印刷画素に形成されたドットが、共通の印刷領域で相互に組み合わせられることによって形成され、
    前記複数の画素グループは、前記複数の基本画素グループのうちの特定の基本画素グループを複数個組み合わせた画素グループ群と、前記複数の基本画素グループのうちの前記特定の基本画素グループ以外の画素グループの少なくとも一部とから構成されていることを特徴とする、コンピュータプログラム。
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