JP5843715B2 - 炉内搬送装置及び連続加熱炉 - Google Patents

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Description

本発明は、炉内において被処理物を搬送させる炉内搬送装置及びこのような炉内搬送装置を備えた連続加熱炉に関するものである。特に、被処理物をその搬送方向に沿って炉床の上方に設けられた固定ビームの上を順々に移動させて搬送させるにあたり、炉床の下において被処理物の搬送方向に走行するカートに設けられた昇降保持部に被処理物を保持させた状態で、このカートを走行させて、被処理物を固定ビームの所定位置まで搬送させるようになった炉内搬送装置及びこのような炉内搬送装置を備えた連続加熱炉に関するものである。
従来から、連続加熱炉においては、鋼片、鋼板等の被処理物を炉内において順々に搬送させて連続的に処理することが行われており、このように被処理物を炉内において順々に搬送させる炉内搬送装置としては、ウォーキングビーム式のものが広く利用されている。
ここで、ウォーキングビーム式の炉内搬送装置においては、一般に、特許文献1〜4等に示されるように、炉内に設けられた炉床の上に支持部材を介して被処理物の搬送方向に沿った固定ビームを被処理物の搬送方向と交差する方向に所要間隔を介して複数設けると共に、前記の炉床の下方に設けられた移動フレームから炉床に設けられた貫通部を通して炉床の上方に突出された支持部材に、被処理物の搬送方向に沿って炉の略全長に伸びた移動ビームを保持させるようにして、複数の移動ビームを被処理物の搬送方向と交差する方向に所要間隔を介して設けるようにしている。
そして、前記のウォーキングビーム式の炉内搬送装置においては、移動フレームをウォーキングビーム駆動手段に支持させ、このウォーキングビーム駆動手段により前記の移動フレームを駆動させて、移動フレームに設けられた各移動ビームを上下方向及び送り方向に往復移動させてウォーキング動作(矩形運動)させ、被処理物を各移動ビームにより固定ビームの上を順々に移動させて、被処理物を炉内において順々に移動させるようになっている。
ここで、前記のようにウォーキングビーム駆動手段によって移動フレームに設けられた各移動ビームをウォーキング動作させる場合、このウォーキングビーム駆動手段が大型化すると共に、加熱炉等における炉床の下に前記のような移動フレームやウォーキングビーム駆動手段を設けるためには、炉床の下の掘り込み深さを大きくすることが必要になり、このような設備に多大なコストが必要になると共に、ウォーキングビーム駆動手段を駆動させるのに大きな動力が必要となり、ランニングコストも高くつくという問題があった。
特開昭63−50413号公報 特開平8−199227号公報 特開平10−183235号公報 特開2000−335723号公報
本発明は、炉内において被処理物を搬送させる炉内搬送装置及びこのような炉内搬送装置を備えた連続加熱炉において、ウォーキングビーム式の炉内搬送装置を用いた場合における前記のような様々な問題を解決することを課題とするものである。
すなわち、本発明においては、連続加熱炉等の炉内において、炉内搬送装置により被処理物を炉床の上方に設けられた固定ビームの上を順々に移動させて搬送させるにあたり、前記のようなウォーキングビーム式の炉内搬送装置に比べて、その設備が非常に簡単になり、全体としてのコストを大幅に低減できるようにすることを課題とするものである。
また、炉床の下において被処理物の搬送方向に走行するカートに設けられた昇降保持部に被処理物を保持させた状態で、このカートを走行させて、被処理物を固定ビームの所定位置まで搬送させるようになった炉内搬送装置を用いた場合に、炉内における被処理物の位置等を適切に検知できるようにすることを課題とするものである。
本発明に係る炉内搬送装置においては、前記のような課題を解決するため、炉床の上方に被処理物の搬送方向に沿った固定ビームが被処理物の搬送方向と交差する方向に所要間隔を介して複数設けられると共に、被処理物の搬送方向に沿って前記の炉床を貫通する搬送案内溝が被処理物の搬送方向と交差する方向に所要間隔を介して複数設けられ、前記の各搬送案内溝に対応して前記の炉床の下において被処理物の搬送方向に走行するカートが設けられると共に、このカートに前記の搬送案内溝を通して上方に突出されて昇降する昇降保持部が設けられ、この昇降保持部を上昇させて、前記の固定ビームに保持された被処理物をこの昇降保持部に保持させた状態で、前記のカートを走行させて、昇降保持部に保持された被処理物を固定ビームの所定位置まで搬送させるようにすると共に、このカートに炉内における被処理物の位置を前記の搬送案内溝を通して検出する検出手段を設けた。
このように、炉内における被処理物の位置を前記の搬送案内溝を通して検出する検出手段をカートに設けると、カートを移動させて、前記の検出手段により炉内における各被処理物の位置を検出することができ、被処理物を衝突させずに正常に搬送させることができる。
ここで、前記の検出手段をカートに設けるにあたっては、被処理物を搬送方向に搬送させる場合等において、搬送方向下流側における被処理物の位置を適切に検出できるようにするため、検出手段をカートにおける被処理物の搬送方向先端側の位置に設けるようにすることが好ましい。さらに、被処理物を搬送方向とは逆方向に搬送させる場合等において、搬送方向上流側における被処理物の位置を適切に検出できるようにするため、前記の検出手段をカートにおける被処理物の搬送方向後端側の位置にも設けることができる。
また、前記のように炉床の下において走行するカートに検出手段を設けるようにすると、炉床の下は炉内に比べて温度が非常に低くなっているため、この検出手段として、各種のセンサーを使用することができる。特に、この検出手段として、ITVカメラを用いると、炉内における各被処理物の位置や大きさをより適切に検知できるようになる。
そして、本発明に係る連続加熱炉においては、被処理物を炉内において順々に搬送させて連続的に加熱するにあたり、前記のような炉内搬送装置を用いるようにした。
また、この連続加熱炉においては、前記のようにカートに設けられた検出手段によって炉内における被処理物の位置を検出した場合に、このように検出された被処理物の位置を記憶する記憶手段を設けるようにすることができる。
本発明における炉内搬送装置においては、前記のように炉床の下において被処理物の搬送方向に走行するカートに搬送案内溝を通して上方に突出されて昇降する昇降保持部を設け、この昇降保持部を上昇させ、固定ビームに保持された被処理物をこの昇降保持部に保持させた状態で、前記のカートを走行させて昇降保持部に保持された被処理物を固定ビームの所定位置まで移動させ、被処理物を炉内において順々に搬送させるようにしたため、従来のウォーキングビーム式の炉内搬送装置のように、炉床の下方に、複数の移動ビームを保持させる移動フレームや、この移動フレームを駆動させて各移動ビームをウォーキング動作させるウォーキングビーム駆動手段のような大型の装置を設ける必要がなくなる。
この結果、本発明における炉内搬送装置を使用すると、連続加熱炉等における炉床の下の掘り込み深さを小さくすることができ、設備に要するコストが大きく低減されると共にランニングコストも少なくすみ、さらに掘り込んだ床面にはカート用のレールを敷設しただけの構造となるため、広い空間を確保することができ、メンテナンス等も容易に行えるようになる。
また、本発明における炉内搬送装置においては、炉内における被処理物の位置を検出する検出手段を炉床の下において走行するカートに設けたため、このカートを移動させて、前記の検出手段により炉内における各被処理物の位置を検出することができ、停電等によって被処理物の位置や配列の情報が消失し、炉内における各被処理物の位置が不明になった場合においても、カートを移動させて検出手段により各被処理物の位置を走行して検出し、炉内における各被処理物の位置を再現させることができる。
この結果、停電等によって炉内における各被処理物の位置が不明になった場合においても、前記のように炉内における各被処理物の位置を再現させ、その後、前記のようにカートを走行させて昇降保持部に保持された被処理物を固定ビームの所定位置まで移動させる操作を再開させることができるようになる。
また、前記のようにカートを走行させて、昇降保持部に保持された被処理物を固定ビームの所定位置まで搬送させる際に、前記の検出手段によって搬送方向下流側に存在する先の被処理物を検知させることもでき、この場合には、前記のようにカートによって被処理物を搬送させる際に、この被処理物が搬送方向下流側に存在する先の被処理物に衝突したりするのも適切に防止できるようになる。
本発明の実施形態に係る炉内搬送装置を設けた連続加熱炉の長手方向に沿った概略縦断面説明図である。 同実施形態に係る炉内搬送装置を設けた連続加熱炉の幅方向に沿った概略縦断面説明図である。 同実施形態に係る炉内搬送装置を設けた連続加熱炉の長手方向に沿った概略横断面説明図である。 前記の実施形態における連続加熱炉において、カートに設けられた昇降保持部を上昇させて、固定ビームの上に保持された被処理物をこの昇降保持部の上に保持させた状態を示した部分説明図である。 前記の実施形態における連続加熱炉において、被処理物を昇降保持部の上に保持させた状態で、カートの搬送方向先端側に設けられた検出手段が固定ビームの上に保持された先の被処理物を検出する位置まで、カートを被処理物の搬送方向に移動させた状態を示した部分説明図である。 前記の実施形態における連続加熱炉において、前記のように先の被処理物を検出する位置までカートを移動させた状態で、カートにおける昇降保持部を下降させて、被処理物を先の被処理物と所要間隔を介するようにして固定ビームの上に保持させた状態を示した部分説明図である。 前記の実施形態における連続加熱炉において、前記のカートを被処理物の搬送方向と逆方向に移動させ、カートに設けられた前記の検出手段によって次に搬送させる被処理物が検知される位置までカートを移動させた状態を示した部分説明図である。 前記の実施形態における連続加熱炉において、次に搬送させる被処理物が検出手段によって検知される位置まで移動されたカートを被処理物の搬送方向に僅かに移動させて、次に搬送させる被処理物に対応した位置にカートを導いた状態を示した部分説明図である。 前記の実施形態における連続加熱炉において、第1〜第4の各カートに設けられた第1〜第4の検出手段により検出された各被処理物の位置を、記憶手段に出力する構成を示したブロック図である。 前記の実施形態における連続加熱炉において、固定ビームの上に、長さや幅が異なる様々な種類の被処理物が保持された状態を示した概略横断面説明図である。 前記の実施形態における連続加熱炉において、カートにおける被処理物の搬送方向先端側と後端側との両方の位置に検出手段を設け、このカートの搬送方向後端側の位置に設けられた検出手段によって搬送方向上流側に位置する被処理物を検出する状態を示した部分説明図である。 前記の実施形態における連続加熱炉において、カートにおける検出手段にITVカメラを用い、このITVカメラによって被処理物が搬送方向に傾斜した状態で固定ビームの上に保持されていることを検出する状態を示した部分説明図である。 前記の実施形態における連続加熱炉において、前記のように固定ビームの上に搬送方向に傾斜した状態で保持されている被処理物を各カートの昇降保持部に保持させて、被処理物を搬送方向と直交する方向に補正させる状態を示した部分説明図である。
以下、この発明の実施形態に係る炉内搬送装置及びこの炉内搬送装置を設けた連続加熱炉を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、この発明に係る炉内搬送装置及び連続加熱炉は下記の実施形態に示したものに限定されず、発明の要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施できるものである。
この実施形態の連続加熱炉10においては、図1〜図3に示すように、その側壁11に複数の燃焼装置12を設けると共に、その炉床13の上に被処理物Aの搬送方向に所要間隔を介して支持部材14aを立設させ、これらの支持部材14aの上に被処理物Aの搬送方向に沿った固定ビーム14を設け、このような固定ビーム14を被処理物Aの搬送方向と直交する連続加熱炉10の幅方向に所要間隔を介して複数設けている。
ここで、この実施形態の連続加熱炉10において、被処理物Aを順々に加熱処理するにあたっては、連続加熱炉10の搬入口15に設けられた搬入扉15aを開け、搬入部1における加熱処理する前の被処理物Aをこの搬入口15を通して連続加熱炉10内に搬入させ、この被処理物Aを前記の固定ビーム14の上に保持させるようにする。
次いで、このように固定ビーム14の上に保持された被処理物Aを前記の燃焼装置12により連続加熱炉10内において加熱させると共に、固定ビーム14の上に保持された被処理物Aを後述する炉内搬送装置20により前記の固定ビーム14の上において搬送方向下流側に順々に搬送させて加熱処理するようにしている。
そして、この連続加熱炉10の搬出口16に設けられた搬出扉16aを開け、前記のように加熱処理された被処理物Aを、この搬出口16を通して連続加熱炉10外の搬出部2に搬出させるようにする。
ここで、この実施形態の連続加熱炉10において、固定ビーム14の上に保持された被処理物Aを、炉内搬送装置20により固定ビーム14の上において搬送方向下流側に順々に搬送させるにあたっては、前記の固定ビーム14と重ならない位置において、連続加熱炉10の炉床13を貫通するようにして被処理物Aの搬送方向に沿った搬送案内溝17を、被処理物Aの搬送方向と直交する連続加熱炉10の幅方向に所要間隔を介して複数設けている。
また、前記の炉内搬送装置20においては、前記の炉床13の下方における床面G上に、被処理物Aの搬送方向に沿った案内レール21を各搬送案内溝17と対応するようにして複数敷設し、各案内レール21の上に自走するカート22を設けている。
そして、各案内レール21の上に設けられた各カート22の上に、それぞれ対応する搬送案内溝17を通して上方に突出されると共に昇降装置22aにより昇降される昇降保持部22bを設けると共に、各カート22における被処理物Aの搬送方向先端側の位置に、連続加熱炉10内の固定ビーム14の上に保持されている被処理物Aの位置を検出する検出手段23として、レーザーセンサー等の各種の光学センサーやITVカメラ等を設けるようにしている。
また、この実施形態においては、前記の昇降保持部22bが連続加熱炉10内において過剰に加熱されて変形したり、損傷したりするのを防止するため、図4等に示すように、昇降保持部22bとして、パイプを逆溝型状に折り曲げ加工したものを用い、この昇降保持部22b内に形成した水路22cにポンプ等の冷却手段(図示せず)により冷却水を導き、昇降保持部22bが過剰に加熱されるのを防止するようにしている。
ここで、前記の炉内搬送装置20において、固定ビーム14の上に保持された被処理物Aを、固定ビーム14の上において搬送方向下流側に順々に搬送させるにあたっては、図4に示すように、各カート22に設けられた昇降保持部22bを、前記の昇降装置22aによって固定ビーム14よりも上方の位置まで上昇させ、固定ビーム14の上に保持された被処理物Aをこの昇降保持部22bの上に保持させるようにする。
そして、この実施形態においては、被処理物Aを昇降保持部22bに保持させた状態で、前記のカート22を案内レール21に沿って被処理物Aの搬送方向に走行させ、図5に示すように、このカート22の搬送方向先端側に設けられた前記の検出手段23により、先に搬送されて搬送方向下流側における固定ビーム14の上に保持された先の被処理物Aを検出し、この位置でカート22を停止させるようにしている。
その後、図6に示すように、被処理物Aを保持している前記の昇降保持部22bを前記の昇降装置22aにより下降させて、この昇降保持部22bを固定ビーム14よりも下方に位置に導き、この昇降保持部22bに保持されていた被処理物Aを、前記の先の被処理物Aと所要間隔を介するようにして固定ビーム14の上に保持させるようにしている。
そして、前記のように被処理物Aを昇降保持部22bから固定ビーム14の上に保持させた後は、前記のカート22を案内レール21に沿って被処理物Aの搬送方向と逆方向に走行させ、図7に示すように、カート22に設けられた前記の検出手段23によって次に搬送させる被処理物Aが検知される位置までカート22を移動させる。その後、図8に示すように、次の被処理物Aが昇降保持部22bの上に適切に保持される位置まで、カート22を被処理物Aの搬送方向に移動させ、この状態で、前記のように昇降装置22aにより昇降保持部22bを固定ビーム14よりも上方の位置まで上昇させて、この昇降保持部22bに次の被処理物Aを保持させ、前記のような操作を何度も繰り返して、固定ビーム14の上に保持された各被処理物Aを、搬送方向下流側における固定ビーム14の上に順々に搬送させるようにする。
なお、この実施形態においては、カート22に設けられた前記の検出手段23により搬送方向下流側に位置する先の被処理物Aを検出して、カート22の走行を制御させるようにしたが、搬送方向の幅が広い被処理物A等を搬送させる場合のように、前記の検出手段23によって搬送方向下流側に位置する先の被処理物Aを適切に検出することが困難な場合には、カート22の走行を制御する制御装置(図示せず)を設け、この制御装置により、被処理物Aの搬送方向の幅に対応させて、カート22を走行させる距離を制御させることもできる。
また、この実施形態においては、図9に示すように、第1〜第4の各カート22に設けられた第1〜第4の検出手段23によって検出された各被処理物Aの位置を、第1〜第4の検出手段23から記憶手段30に出力し、この記憶手段30により、連続加熱炉10内における固定ビーム14の上に保持された各被処理物Aの位置や配列状態を記憶させるようにしている。
ここで、図10に示すように、連続加熱炉10内における固定ビーム14の上に、長さや幅が異なる様々な種類の被処理物Aが保持された状態で、停電等により、前記の記憶手段30において記憶されていた各被処理物Aの位置や配列状態の情報が消失した場合には、前記の各カート22をそれぞれ案内レール21に沿って連続加熱炉10の搬入口15から搬出口16まで走行させ、各カート22に設けられた各検出手段23により、固定ビーム14の上に保持された各被処理物Aを走行して検出し、この結果を記憶手段30に出力させるようにする。
このようにすると、記憶手段30において記憶されていた各被処理物Aの位置や配列状態の情報が消失した場合においても、固定ビーム14の上に保持された各被処理物Aの位置等を適切に再現させることができ、前記のように各カート22における昇降保持部22bに被処理物Aを保持させ、この状態で、各カート22を走行させて、被処理物Aを固定ビーム14の所定位置まで移動させる操作を適切に再開させることができるようになる。
なお、前記のように各カート22を連続加熱炉10の搬入口15から搬出口16まで走行させ、各カート22に設けられた各検出手段23によって固定ビーム14の上に保持された各被処理物Aを検出させるにあたり、例えば、図10に示すように、搬送方向と交差する方向に、幅の異なる2本の短い被処理物A4と被処理物A3とが並んで存在する場合には、この被処理物A4と被処理物A3との幅の相違を、それぞれの検出手段23によって検出することができ、これにより幅の異なる2本の短い被処理物A4と被処理物A3とが存在することを確認できる。しかし、幅が同じになった2本の短い被処理物A2と被処理物A3とが直線状に並んで存在する場合には、1本の長い被処理物A1が存在する場合と区別することができなくなる。但し、このように幅が同じになった2本の短い被処理物A2と被処理物A3とが直線状に並んで存在する場合と、1本の長い被処理物A1が存在する場合との何れにおいても、前記のように各カート22における昇降保持部22bに被処理物Aを保持させ、この状態で、各カート22を走行させて被処理物Aを固定ビーム14の所定位置まで移動させる操作は同じであり、特に支障が生じるということがない。
また、連続加熱炉10内に導入させた被処理物Aの順番や長さの情報が存在していれば、前記のように各カート22に設けられた各検出手段23によって検出された各被処理物Aの結果と合わせて、固定ビーム14の上に保持された各被処理物Aの位置や配列状態をより正確に再現させることができるようになる。
なお、この実施形態においては、固定ビーム14の上に保持されている被処理物Aの位置を検出する検出手段23を、各カート22における被処理物Aの搬送方向先端側の位置に設けるようにしただけであるが、図11に示すように、前記の検出手段23を、各カート22における被処理物Aの搬送方向後端側の位置にも設け、このカート22を案内レール21に沿って被処理物Aの搬送方向と逆方向に移動させる場合において、カート22の搬送方向後端側の位置に設けられた前記の検出手段23によって、搬送方向上流側に位置する被処理物Aを検出させるようにすることもできる。
さらに、前記の検出手段23としては、レーザーセンサー等を用いているが、ITVカメラ23aをカート22に設けると、このITVカメラ23aにより、搬送方向の広い範囲において、固定ビーム14の上に保持されている被処理物Aの状態を検出することができ、図12に示すように、被処理物Aが搬送方向に傾斜した状態で固定ビーム14の上に保持されている場合にも、このような被処理物Aの傾きを検出することもできるようになる。なお、このような検出は、レーザーセンサーをカート22に複数台設置することによっても可能である。
そして、このように被処理物Aが搬送方向に傾斜した状態で固定ビーム14の上に保持されている場合には、各カート22における昇降保持部22bにより傾斜した被処理物Aを保持させた後、図13に示すように、被処理物Aにおける搬送方向下流側の部分を保持するカート22を移動させずに、傾斜した被処理物Aにおける搬送方向上流側の部分を保持するカート22だけを搬送方向に移動させて、被処理物Aを搬送方向と直交する方向に補正させて、固定ビーム14の上に保持させるようにすることができる。
1 搬入部
2 搬出部
10 連続加熱炉
11 側壁
12 燃焼装置
13 炉床
14 固定ビーム, 14a 支持部材
15 搬入口, 15a 搬入扉
16 搬出口, 16a 搬出扉
17 搬送案内溝
20 炉内搬送装置
21 案内レール
22 カート, 22a 昇降装置, 22b 昇降保持部, 22c 水路
23 検出手段, 23a ITVカメラ
30 記憶手段
A,A1〜A4 被処理物
G 床面

Claims (7)

  1. 炉床の上方に被処理物の搬送方向に沿った固定ビームが被処理物の搬送方向と交差する方向に所要間隔を介して複数設けられると共に、被処理物の搬送方向に沿って前記の炉床を貫通する搬送案内溝が被処理物の搬送方向と交差する方向に所要間隔を介して複数設けられ、前記の各搬送案内溝に対応して前記の炉床の下において被処理物の搬送方向に走行するカートが設けられると共に、このカートに前記の搬送案内溝を通して上方に突出されて昇降する昇降保持部が設けられ、この昇降保持部を上昇させて、前記の固定ビームに保持された被処理物をこの昇降保持部に保持させた状態で、前記のカートを走行させて、昇降保持部に保持された被処理物を固定ビームの所定位置まで搬送させるようにすると共に、このカートに炉内における被処理物の位置を前記の搬送案内溝を通して検出する検出手段を設けたことを特徴とする炉内搬送装置。
  2. 請求項1に記載の炉内搬送装置において、前記の検出手段をカートにおける被処理物の搬送方向先端側の位置に設けたことを特徴とする炉内搬送装置。
  3. 請求項1に記載の炉内搬送装置において、前記の検出手段をカートにおける被処理物の搬送方向後端側の位置に設けたことを特徴とする炉内搬送装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の炉内搬送装置において、前記のカートの走行を制御する制御装置を設け、この制御装置により被処理物の搬送方向の幅に対応させてカートを走行させる距離を制御することを特徴とする炉内搬送装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の炉内搬送装置において、前記の検出手段がITVカメラであることを特徴とする炉内搬送装置。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の炉内搬送装置が設けられていることを特徴とする連続加熱炉。
  7. 請求項6に記載の連続加熱炉において、前記のカートに設けられた検出手段により検出された被処理物の位置を記憶する記憶手段を設けたことを特徴とする連続加熱炉。
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