JP5743981B2 - 連続加熱炉 - Google Patents

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Description

本発明は、炉床の上方に被処理物の搬送方向に沿った固定ビームが被処理物の搬送方向と交差する方向に所要間隔を介して複数設けられ、この固定ビームの上に保持された被処理物を順々に搬送させて加熱処理する連続加熱炉に関するものである。特に、被処理物をその搬送方向に沿って炉床の上方に設けられた固定ビームの上を順々に移動させて搬送させるにあたり、固定ビームの各位置に保持された各被処理物の温度を簡単且つ適切に計測できるようにした点に特徴を有するものである。
従来から、連続加熱炉においては、鋼片、鋼板等の被処理物を連続加熱炉内において順々に搬送させて加熱処理することが行われている。
そして、このように被処理物を連続加熱炉内において順々に搬送させて加熱処理するにあたっては、炉床の上方に被処理物の搬送方向に沿った固定ビームを、被処理物の搬送方向と交差する方向に所要間隔を介して複数設け、この固定ビームの上に保持された被処理物を、ウォーキング動作するウォーキングビーム等によって順々に搬送させるようにしている。
また、このように連続加熱炉において、被処理物を連続加熱炉内において順々に搬送させて加熱処理するにあたり、被処理物を適切に加熱処理するために、被処理物の温度を測定するようにしている。
そして、このように連続加熱炉内において順々に搬送される被処理物の温度を測定するにあたり、従来においては、連続加熱炉内の上部側において被処理物の搬送方向に所要間隔を介して複数の放射温度計を設け、各放射温度計によってそれぞれの位置における被処理物の温度を測定するようにしていた。
また、特許文献1に示されるものにおいては、上記のように搬送される被処理物の下面側の温度も測定するため、被処理物を搬送させる位置の下方における炉床の上にも被処理物の搬送方向に所要間隔を介して複数の放射温度計を設け、このように炉床に設けられた各放射温度計によってそれぞれの位置における被処理物の下面側の温度を測定するようにしていた。
しかし、このように連続加熱炉の上部や下部にそれぞれ複数の放射温度計を設ける場合、各放射温度計を高温から保護するために、傾斜した穴を通して外部から被処理物の温度を測定しており、測定できる視野が狭くなるという問題があった。
また、特許文献2,3においては、コークス炉における各燃焼室の温度を測定するにあたり、熱放射を利用した温度計を搭載させた計測車を、コークス炉における炉上を走行させ、コークス炉に設けられたフリューノズル(覗き窓)を通して、前記の温度計により各燃焼室の温度を測定するようにしたものが示されている。
しかし、特許文献2,3に示されるものは、コークス炉における各燃焼室の温度を測定するものであり、フリューノズルを設置した箇所においてしか温度を測定することができず、上記のように連続加熱炉内において順々に搬送される被処理物の温度を任意の位置で測定することはできなかった。
特開平5−180579号公報 特公昭62−25974号公報 特公平6−74428号公報
本発明は、炉床の上方に被処理物の搬送方向に沿った固定ビームが被処理物の搬送方向と交差する方向に所要間隔を介して複数設けられ、この固定ビームの上に保持された被処理物を順々に搬送させて加熱処理する連続加熱炉において、連続加熱炉内の各位置における各被処理物の温度を簡単且つ適切に計測できるようにすることを課題とするものである。
本発明に係る連続加熱炉においては、前記のような課題を解決するため、炉床の上方に被処理物の搬送方向に沿った固定ビームが被処理物の搬送方向と交差する方向に所要間隔を介して複数設けられ、この固定ビームの上に保持された被処理物を順々に搬送させて加熱処理する連続加熱炉において、前記の炉床を貫通する案内溝を被処理物の搬送方向に沿って設け、この案内溝を通して連続加熱炉内における被処理物の温度を計測する温度センサーを、前記の炉床の下において被処理物の搬送方向に移動可能に設けた。
そして、この連続加熱炉においては、前記の温度センサーを、炉床の下において前記の案内溝に沿って被処理物の搬送方向に移動させると共に、連続加熱炉内における被処理物の温度を、前記の案内溝を通して温度センサーによって計測させるようにする。なお、上記の温度センサーとしては、被処理物から放射される赤外線等の強度を測定して、被処理物の温度を測定する放射温度計を用いることができる。
ここで、本発明における連続加熱炉において、固定ビームの上に保持された被処理物を順々に搬送させるにあたっては、炉床を貫通する案内溝を被処理物の搬送方向と交差する方向に所要間隔を介して複数設け、前記の各案内溝に対応して前記の炉床の下において被処理物の搬送方向に走行するカートを設けると共に、このカートに前記の案内溝を通して炉床の上方に突出されて昇降する昇降保持部を設け、この昇降保持部を上昇させて前記の固定ビームに保持された被処理物をこの昇降保持部に保持させた状態で、前記のカートを走行させて昇降保持部に保持された被処理物を固定ビームの所定位置まで搬送させるようにすることができる。
この場合には、少なくとも1つのカートに前記の案内溝を通して連続加熱炉内における被処理物の温度を計測する温度センサーを設け、このカートによって被処理物を搬送させる際に、前記の温度センサーによって被処理物の温度を計測したり、また被処理物を搬送させない場合にも、このカートを被処理物の搬送方向に走行させて、連続加熱炉内の各位置における被処理物の温度を計測したりすることができる。
また、本発明における連続加熱炉においては、固定ビームの上に保持された被処理物を順々に搬送させるにあたり、ウォーキング動作するウォーキングビームを設け、このウォーキングビームによって被処理物を順々に搬送させるようにすることができる。
この場合には、前記のように炉床を貫通する案内溝を被処理物の搬送方向に沿って設け、前記の温度センサーを、炉床の下において前記の案内溝に沿って被処理物の搬送方向に移動させ、この案内溝を通して、連続加熱炉内の各位置における被処理物の温度を温度センサーによって計測させるようにする。
また、上記のように炉床の下において、温度センサーを案内溝に沿って被処理物の搬送方向に移動させるにあたり、案内溝に沿って炉床の下に水封トラフを設け、この水封トラフ内において、前記の温度センサーを被処理物の搬送方向に移動させるようにようにすると、連続加熱炉内の高温雰囲気が外部に漏れるのを確実に防止することができると共に、温度センサーを高温から保護することができる。
また、上記のように炉床の下において、温度センサーを前記の案内溝に沿って被処理物の搬送方向に移動させるにあたり、連続加熱炉内の高温雰囲気が外部に漏れるのを確実に防止すると共に、温度センサーを高温から保護するために、前記の案内溝の開閉を行うシール部材を案内溝に沿って設けることができる。
本発明における連続加熱炉においては、前記のように炉床を貫通するようにして設けられた案内溝に沿って温度センサーを、炉床の下において被処理物の搬送方向に移動させ、この温度センサーによって連続加熱炉内における被処理物の温度を計測するようにしたため、加熱炉の定められた位置に設けられた穴やフリューノズルを通して被処理物の温度を測定する場合のように、決められた場所でしか温度を測定できないということがなく、温度センサーを高温から適切に保護させると共に、このように移動する温度センサーによって連続加熱炉内の任意の位置における各被処理物の温度を簡単且つ適切に計測できるようになる。
本発明の第1実施形態に係る連続加熱炉を長手方向に沿って垂直方向に切断させた概略縦断面説明図である。 前記の第1実施形態に係る連続加熱炉を幅方向に沿って垂直方向に切断させた概略縦断面説明図である。 前記の第1実施形態に係る連続加熱炉を長手方向に沿って水平方向に切断させた概略横断面説明図である。 前記の第1実施形態に係る連続加熱炉において、炉床を貫通する案内溝に沿って炉床の下において走行するカートに温度センサーを設け、この温度センサーによって固定ビームの上に保持された被処理物の温度を計測する状態を示した部分説明図である。 前記の第1実施形態に係る連続加熱炉において、カートに設けられた昇降保持部を上昇させて、固定ビームの上に保持された被処理物をこの昇降保持部の上に保持させた状態を示した部分説明図である。 前記の第1実施形態に係る連続加熱炉において、被処理物を昇降保持部の上に保持させた状態でカートを被処理物の搬送方向に移動させて、保持された被処理物を所定の位置まで搬送させる状態を示した部分説明図である。 前記の第1実施形態に係る連続加熱炉において、前記のようにカートにより被処理物を所定の位置まで搬送させ、前記の昇降保持部を下降させて、被処理物を先の被処理物と所要間隔を介するようにして固定ビームの上に保持させた状態を示した部分説明図である。 前記の第1実施形態に係る連続加熱炉内に、長さの異なる被処理物が存在する状態や、搬送方向と交差する方向に長さや幅等が異なる2種類の被処理物が並んで存在する状態を示した概略横断面説明図である。 前記の第1実施形態に係る連続加熱炉において、前記の案内溝に沿って炉床の下に案内溝の開閉を行うシール部材を設けた状態を示し、(A),(B)はシール部材が閉じられた状態を示した部分断面説明図及び部分平面説明図、(C)はカートに設けられた昇降保持部及び温度センサーの上方におけるシール部材を開けた状態を示した部分断面説明図である。 本発明の第2実施形態に係る連続加熱炉を長手方向に沿って水平方向に切断させた概略横断面説明図である。 前記の第2実施形態に係る連続加熱炉を幅方向に沿って垂直方向に切断させた概略縦断面説明図であり、案内溝を覆うようにして炉床の下に設けられた水封トラフ内における温度センサーによって、この連続加熱炉内における被処理物の温度を計測する状態を示した図である。
以下、この発明の実施形態に係る連続加熱炉を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、この発明に係る連続加熱炉は下記の実施形態に示したものに限定されず、発明の要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施できるものである。
(第1実施形態)
第1実施形態における連続加熱炉10Aにおいては、図1〜図3に示すように、その側壁11に複数の燃焼装置12を設けると共に、その炉床13の上に被処理物Wの搬送方向に所要間隔を介して支持部材14aを立設させ、これらの支持部材14aの上に被処理物Wの搬送方向に沿った固定ビーム14を設け、このような固定ビーム14を被処理物Wの搬送方向と直交する連続加熱炉10Aの幅方向に所要間隔を介して複数設けている。
ここで、この実施形態の連続加熱炉10Aにおいて、被処理物Wを順々に加熱処理するにあたっては、連続加熱炉10Aの搬入口15に設けられた搬入扉15aを開け、搬入部1における加熱処理する前の被処理物Wをこの搬入口15を通して連続加熱炉10A内に搬入させて、この被処理物Wを前記の固定ビーム14の上に保持させるようにする。
次いで、このように固定ビーム14の上に保持された被処理物Wを前記の燃焼装置12により連続加熱炉10A内において加熱させると共に、固定ビーム14の上に保持された被処理物Wを後述するカート22により前記の固定ビーム14の上において搬送方向下流側に順々に搬送させて加熱処理するようにしている。
そして、この連続加熱炉10Aの搬出口16に設けられた搬出扉16aを開け、前記のように加熱処理された被処理物Wを、この搬出口16を通して連続加熱炉10A内から外部の搬出部2に搬出させるようにする。
ここで、この実施形態の連続加熱炉10Aにおいて、固定ビーム14の上に保持された被処理物Wを、カート22により固定ビーム14の上において搬送方向下流側に順々に搬送させるにあたっては、前記の固定ビーム14と重ならない位置において、連続加熱炉10Aの炉床13を貫通するようにして被処理物Wの搬送方向に沿った案内溝17を、被処理物Wの搬送方向と直交する連続加熱炉10Aの幅方向に所要間隔を介して複数設けている。
また、前記の炉床13の下方における床面G上に、被処理物Wの搬送方向に沿った案内レール21を各案内溝17と対応するようにして複数敷設し、各案内レール21の上に自走するカート22を設けている。
そして、各案内レール21の上に設けられた各カート22の上に、それぞれ昇降装置22aにより昇降される昇降保持部22bを設け、この昇降保持部22bをそれぞれ対応する案内溝17を通して炉床13の上方に突出させるようにすると共に、図4に示すように、各カート22における被処理物Wの搬送方向先端側の位置に、連続加熱炉10A内における被処理物Wの温度を前記の案内溝17を通して計測する温度センサー30として、放射温度計を設けている。なお、温度センサー30を設ける位置は搬送方向の先端に限られず、被処理物Wの温度を計測できる位置であればどのような位置であってもよい。
ここで、この実施形態の連続加熱炉10Aにおいては、固定ビーム14の上に保持された被処理物Wを、前記の各カート22によって固定ビーム14の上において搬送方向下流側に順々に搬送させるにあたり、カート22を案内レール21の上を走行させて、図4に示すように、固定ビーム14の上に保持された被処理物Wの下方の位置に、カート22に設けられた温度センサー30を導き、この温度センサー30により、前記の案内溝17を通して固定ビーム14の上に保持された被処理物Wの温度を計測するようにしている。
そして、このように固定ビーム14の上に保持された被処理物Wの温度を計測しながら、カート22を上記の被処理物Wを保持する位置に導き、図5に示すように、このカート22に設けられた昇降保持部22bを、前記の昇降装置22aによって固定ビーム14よりも上方の位置まで上昇させ、固定ビーム14の上に保持された被処理物Wをこの昇降保持部22bの上に保持させるようにする。
次いで、このように被処理物Wを昇降保持部22bに保持させた状態で、前記のカート22を案内レール21に沿って被処理物Wの搬送方向に走行させ、図6に示すように、昇降保持部22bに保持された前記の被処理物Wを所定の位置まで搬送させるようにする。
その後、図7に示すように、前記の昇降装置22aにより被処理物Wを保持している昇降保持部22bを下降させて、この昇降保持部22bを固定ビーム14よりも下方に位置に導き、この昇降保持部22bに保持されていた被処理物Wを、搬送方向下流側に位置する先の被処理物Wと所要間隔を介するようにして固定ビーム14の上に保持させるようにする。
また、このように被処理物Wを搬送方向下流側に移動させて固定ビーム14の上に保持させた後は、前記のカート22を案内レール21に沿って被処理物Wの搬送方向と逆方向に走行させて、前記のようにカート22に設けられた温度センサー30を次に搬送させる被処理物Wの下方の位置に導き、この被処理物Wの温度を計測しながら、前記のようにカート22によってこの被処理物Wを搬送方向下流側における固定ビーム14の上に搬送させるようにする。
そして、このような操作を何度も繰り返して、連続加熱炉10A内における各被処理物Wの温度を温度センサー30によって計測すると共に、各被処理物Wを搬送方向下流側における固定ビーム14の上に順々に搬送させるようにする。
このようにすると、被処理物Wを搬送方向下流側に順々に移動させながら、各被処理物Wの温度を温度センサー30によって簡単且つ適切に計測できるようになる。
ここで、この実施形態においては、被処理物Wの温度を計測する温度センサー30を各カート22に設けるようにしたが、被処理物Wを搬送させる1つのカート22にだけ温度センサー30を設けるようにすることもできる。但し、この実施形態に示すように、温度センサー30を各カート22に設けるようにすると、図8に示すように、連続加熱炉10A内に、長さの異なる被処理物Wが存在する場合や、搬送方向と交差する方向に長さや幅等が異なる2種類の被処理物Wが並んで存在する場合においても、各カート22に設けられた温度センサー30によって各被処理物Wの温度を適切に計測できるようになる。
また、この実施形態における連続加熱炉10Aにおいては、連続加熱炉10A内における高温の燃焼排ガスが前記の案内溝17を通して炉床13の下に流れ込んで、前記の温度センサー30やカート22が加熱されるのを抑制するため、図9(A)〜(C)に示すように、前記の案内溝17の両側における炉床13の下に、案内溝17の開閉を行うシール部材18を案内溝17に沿って複数設け、このシール部材18によって高温の燃焼排ガスが案内溝17を通して炉床13の下に流れ込むのを抑制する一方、前記のカート22における昇降保持部22b及び温度センサー30の上部におけるシール部材18をシール部材開閉装置(図示せず)によって開け、このように開かれたシール部材18間の隙間を通して、前記の温度センサー30により被処理物Wの温度を計測させるようにすることができる。
また、この実施形態における連続加熱炉10Aにおいては、固定ビーム14の上に保持された被処理物Wを前記のカート22によって搬送させる際に、温度センサー30により被処理物Wの温度を計測するようにしたが、被処理物Wの搬送とは別に昇降保持部22bを下降させたままカート22だけを移動させて、温度センサー30により各被処理物Wの温度を計測することもできる。このようにすると、被処理物Wの任意の位置の温度を計測することができ、またカート22を搬入口15から搬出口16まで走行させて、全ての被処理物Wの温度を素早く計測することができるようになる。
(第2実施形態)
第2実施形態における連続加熱炉10Bにおいても、図10及び図11に示すように、その側壁11に複数の燃焼装置12を設けると共に、その炉床13の上に被処理物Wの搬送方向に所要間隔を介して支持部材14aを立設させ、これらの支持部材14aの上に被処理物Wの搬送方向に沿った固定ビーム14を設け、このような固定ビーム14を被処理物Wの搬送方向と直交する連続加熱炉10Aの幅方向に所要間隔を介して複数設けている。
また、この実施形態における連続加熱炉10Bにおいては、上記の炉床13の下の空間部分に移動フレーム23を設け、この移動フレーム23から連続加熱炉10Bの幅方向及び被処理物Wの搬送方向にそれぞれ所要間隔を介して複数の駆動用支柱24aを上方に向けて設け、各駆動用支柱24aを炉床13に設けられた各貫通部19を通して炉床13の上方に突出させると共に、各貫通部19を囲うようにして、それぞれ水封トラフ等のシール装置19aを炉床13の下に設け、このシール装置19aにより、連続加熱炉10B内における高温の燃焼排ガスが前記の貫通部19を通して炉床13の下に流れ込むのを抑制するようにしている。
そして、前記のように炉床13の上方に突出された駆動用支柱24aの上に、被処理物Wの搬送方向に沿ったウォーキングビーム24を取り付け、このように被処理物Wの搬送方向に沿ったウォーキングビーム24を連続加熱炉10Bの幅方向に所要間隔を介して複数設けている。
また、前記の移動フレーム23の下にウォーキングビーム駆動手段25を設け、このウォーキングビーム駆動手段25により、移動フレーム23を上下方向に往復移動させると共に炉長方向に往復移動させて、この移動フレーム23における駆動用支柱24aに取り付けられた前記の各ウォーキングビーム24をウォーキング動作させるようにしている。
そして、この実施形態における連続加熱炉10Bにおいては、連続加熱炉10Bの搬入口15に設けられた搬入扉15aを開け、被処理物Wをこの搬入口15を通して連続加熱炉10B内に搬入させ、この被処理物Wを前記の固定ビーム14の上に保持させるようにする。
次いで、このように固定ビーム14の上に保持された被処理物Wを、前記の燃焼装置12により加熱させると共に、前記の各ウォーキングビーム24をウォーキング動作させて、前記の被処理物Wを搬送方向に順々に移動させて加熱処理し、連続加熱炉10Bの搬出口16に設けられた搬出扉16aを開け、前記のように加熱処理された被処理物Wを、この搬出口16を通して連続加熱炉10B内から取り出すようにしている。
ここで、この実施形態における連続加熱炉10Bにおいては、前記の炉床13を貫通するようにして被処理物Wの搬送方向に沿った案内溝17を、連続加熱炉10Bの幅方向の適当な位置、例えば、図10及び図11に示すように、連続加熱炉10Bの幅方向中央部に設けると共に、炉床13の下においてこの案内溝17を覆うようにして水封トラフ26を案内溝17に沿って設けている。そして、この水封トラフ26内に被処理物Wの温度を計測する温度センサー30を設け、この温度センサー30をチェーンやワイヤーロープ等を移動手段(図示せず)により水封トラフ26内において被処理物Wの搬送方向に移動させるようにしている。なお、前記の温度センサー30が水封トラフ26内において自力で移動できるようにするため、この温度センサー30に駆動装置(図示せず)等を設けるようにすることもできる。
そして、この実施形態における連続加熱炉10Bにおいては、前記のように水封トラフ26内に設けられた温度センサー30を、被処理物Wの搬送方向に移動させて連続加熱炉10B内における被処理物Wの下に導き、この温度センサー30により被処理物Wの温度を計測するようにしている。
このようにした場合、温度センサー30が水封トラフ26内において高温から保護されるようになると共に、連続加熱炉10B内の高温雰囲気ガスが外部に漏れ出すのが防止されるようになる。そして、この状態で、前記の温度センサー30を被処理物Wの搬送方向に移動させて、連続加熱炉10B内における被処理物Wの下の任意の位置に順々に導くことにより、連続加熱炉10B内における各被処理物Wの温度を温度センサー30によって簡単且つ適切に計測できるようになる。
また、連続加熱炉10B内における高温の燃焼排ガスが案内溝17を通して温度センサー30に接触するのを抑制するため、図示していないが、前記の第1実施形態に示したように、案内溝17の両側から炉床13の下方に向けて、案内溝17の開閉を行うシール部材18を案内溝17に沿って設けるようにすることも可能である。
1 搬入部
2 搬出部
10A,10B 連続加熱炉
11 側壁
12 燃焼装置
13 炉床
14 固定ビーム,14a 支持部材
15 搬入口,15a 搬入扉
16 搬出口,16a 搬出扉
17 案内溝
18 シール部材
19 貫通部,19a シール装置
21 案内レール
22 カート,22a 昇降装置,22b 昇降保持部,22c 水路
23 移動フレーム
24 ウォーキングビーム,24a 駆動用支柱
25 ウォーキングビーム駆動手段
26 水封トラフ
30 温度センサー
W 被処理物
G 床面

Claims (5)

  1. 炉床の上方に被処理物の搬送方向に沿った固定ビームが被処理物の搬送方向と交差する方向に所要間隔を介して複数設けられ、この固定ビームの上に保持された被処理物を順々に搬送させて加熱処理する連続加熱炉において、前記の炉床を貫通する案内溝を被処理物の搬送方向に沿って設け、この案内溝を通して連続加熱炉内における被処理物の温度を計測する温度センサーを、前記の炉床の下において被処理物の搬送方向に移動可能に設けたことを特徴とする連続加熱炉。
  2. 請求項1に記載の連続加熱炉において、炉床を貫通する案内溝を被処理物の搬送方向と交差する方向に所要間隔を介して複数設け、前記の各案内溝に対応して前記の炉床の下において被処理物の搬送方向に走行するカートを設けると共に、このカートに前記の案内溝を通して炉床の上方に突出されて昇降する昇降保持部を設け、この昇降保持部を上昇させて前記の固定ビームに保持された被処理物をこの昇降保持部に保持させた状態で、前記のカートを走行させて昇降保持部に保持された被処理物を固定ビームの所定位置まで搬送させるようにすると共に、少なくとも1つのカートに前記の案内溝を通して連続加熱炉内における被処理物の温度を計測する温度センサーを設けたことを特徴とする連続加熱炉。
  3. 請求項1に記載の連続加熱炉において、前記の固定ビームの上に保持された被処理物を、ウォーキング動作するウォーキングビームによって順々に搬送させることを特徴とする連続加熱炉。
  4. 請求項1又は請求項3に記載の連続加熱炉において、前記の案内溝に沿って炉床の下に水封トラフを設けると共に、この水封トラフ内に前記の温度センサーを設け、この温度センサーを水封トラフ内において被処理物の搬送方向に移動させることを特徴とする連続加熱炉。
  5. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の連続加熱炉において、前記の案内溝の開閉を行うシール部材を案内溝に沿って設けたことを特徴とする連続加熱炉。
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