JP2970437B2 - ローラハースキルン - Google Patents

ローラハースキルン

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JP2970437B2
JP2970437B2 JP28044794A JP28044794A JP2970437B2 JP 2970437 B2 JP2970437 B2 JP 2970437B2 JP 28044794 A JP28044794 A JP 28044794A JP 28044794 A JP28044794 A JP 28044794A JP 2970437 B2 JP2970437 B2 JP 2970437B2
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roller
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楯城 倉知
幸生 松本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はローラハースキルンに係
り、特にビデオカメラ等により被焼成物の焼け具合を観
察しうるようにしたローラハースキルンに関する。
【0002】
【従来の技術】ローラハースキルンは、周知の通り、ト
ンネル状の炉体内に被焼成物搬送用のローラが、多数
本、ローラ軸心線方向を炉体長手方向と直交させて配列
されたものである。被焼成物は、このローラの上を炉体
の入口側から出口側まで搬送され、その途中の焼成帯を
通過することにより焼成される。
【0003】従来のローラハースキルンにおいては、焼
け具合を直接的に見ることができるようにするために、
炉体の適所に覗き孔を設けている。
【0004】なお、特開平3−17212号公報、特開
平3−53013号公報などに見られる通り、炉内観察
用のテレビカメラを設けることは従来より行なわれてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の覗き孔やテレビ
カメラによる観察では、該覗き孔やテレビカメラの目の
前を通過する被焼成物については観察することができる
が、ある1個又は複数個の被焼成物を連続的に追いかけ
ながら観察することはできない。そのため、被焼成物の
焼成による変化を連続的に観察することができなかっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のローラハース
キルンは、トンネル状の炉体内に被焼成物搬送用のロー
ラが、多数本、ローラ軸心線方向を炉体長手方向と直交
させて配列されているローラハースキルンにおいて、該
炉体の長手方向に延在する透光部を該ローラよりも上部
に設け、該透光部に沿って移動可能な、前記被焼成物の
撮像装置を設けたことを特徴とするものである。
【0007】請求項2のローラハースキルンは、請求項
1において、炉内温度測定用の放射温度計が前記撮像装
置と一体に移動可能に設けられており、且つ該放射温度
計の測定データが該撮像装置の画面に表示可能とされて
いることを特徴とするものである。
【0008】請求項3のローラハースキルンは、請求項
1又は2において、前記撮像装置と一体に移動可能な、
炉内照明用の投光器が設けられていることを特徴とする
ものである。
【0009】請求項4のローラハースキルンは、請求項
1ないし3のいずれか1項において、前記撮像装置の前
記炉体長手方向の位置を検出する位置検出装置が設けら
れており、この位置検出装置の検出データが該撮像装置
の画面に表示可能とされていることを特徴とするもので
ある。
【0010】請求項5のローラハースキルンは、請求項
1ないし4のいずれか1項において、前記透光部は、前
記炉体の長手方向に延在する開口と、該開口に装着可能
な耐熱透明板と、該耐熱透明板が該開口から外されたと
きに代りに装着される耐熱カバーとを備えてなることを
特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1〜5のローラハースキルンにおいて
は、被焼成物を連続的に撮像装置によって、撮像して観
察することができる。
【0012】請求項2のローラハースキルンにおいて
は、放射温度計によって測定された炉内温度が撮像装置
の画面に表示される。従って、焼成温度とそのときの焼
け具合とを同一画面上で見ることができる。
【0013】請求項3のローラハースキルンにおいて
は、投光器によって炉内を照明できるため、例えば70
0℃よりも低温の可視光線の熱輻射が微弱な炉内領域に
おいても十分に明瞭に撮像することができる。
【0014】請求項4のローラハースキルンにおいて
は、炉体の長手方向のどの辺にて撮像しているのかを示
す撮像位置データが画面に併せて表示される。
【0015】請求項5のローラハースキルンにおいて
は、開口に耐熱透明板が装着されているから、開口から
高温雰囲気が流失することがない。また、撮像しないと
きには断熱カバーを装着しておくことにより放熱が十分
に防止される。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して実施例について説明す
る。
【0017】第1図は実施例に係るローラハースキルン
の縦断面図であり、トンネル状の炉体1が紙面と垂直方
向に延設され、多数のローラ2が炉体1の長手方向に一
定間隔を置いて配列されている。ローラ2は、その軸心
が炉体1の長手方向と直交する水平方向となるように配
列されている。なお、ローラ2は例えばアルミナなどの
高温強度の高いセラミックスにて構成される。このロー
ラ2は両端が軸受(図示略)にて枢支され、モータ(図
示略)によって回転される。このローラ2上を例えばタ
イル等の被焼成物3が連続的に搬送される。
【0018】この炉体1の天井部には、開口4が炉体の
入口から出口まで延在するように連続的に設けられてお
り、この開口4に石英ガラス板5が装着されている。本
実施例では、この天井部は断熱レンガ6とセラミックフ
ァイバーボード7とで構成されている。前記石英ガラス
板5はこの断熱レンガ6の上面に係止されている。
【0019】炉体1の上側に、ダクト8が炉体1の長手
方向に延設されており、ブロワ9から該ダクト8内に送
り込まれた空気がスリット10から石英ガラス板5に吹
き付けられ、該石英ガラス板5を空冷するよう構成され
ている。
【0020】炉体1の上方にレール11が該炉体1の長
手方向に延設されており、このレール11に沿って自走
台車12が走行自在に設けられている。この自走台車1
2はモータ13によって駆動輪14を駆動することによ
り走行する。この自走台車12には、開口4の鉛直上方
に位置するように撮像装置(本実施例ではCCDカメ
ラ)15と、放射温度計16と、投光器17とが設けら
れている。
【0021】この放射温度計16の検出温度は、撮像装
置15の画面の隅に表示可能とされている。投光器17
は、炉内を照明するためのものである。
【0022】図示はしないが、この自走台車12の位置
を検知するためのセンサが設けられており、この位置デ
ータも該撮像装置15の画面に表示可能とされている。
この位置検出センサとしては、例えば台車にワイヤを接
続しておき、ワイヤの巻取機からの引出長さによって位
置を検出するものや、光学的に位置を検知する光学セン
サ、レールに一定間隔で磁石を設けておき、この磁石の
磁気を読み取って位置を検知する機構など各種のものを
用い得る。
【0023】このように構成されたローラハースキルン
においては、第1図の如くして、被焼成物3を連続的に
撮像装置15によって、撮像して観察することができ
る。
【0024】本実施例においては、投光器17によって
炉内を照明できるため、例えば700℃よりも低温の可
視光線の熱輻射が微弱な炉内領域においても十分に明瞭
に撮像することができる。
【0025】また、放射温度計16の検出温度と、炉体
の長手方向のどの辺にて撮像しているのかを示す撮像位
置データが画面に併せて表示されるため、画面にて焼成
状況を観察しながらそのときの位置と焼成温度とを一目
で認識することができ、きわめて便利である。
【0026】さらに、本実施例においては、開口4に石
英ガラス板5が装着されているから、開口4から高温雰
囲気が流失することがない。この石英ガラス板5はダク
ト9からの空気により冷却されるため、失透せず、長期
にわたって使用できる。なお、撮像装置15で撮像しな
いときには第2図の通り、セラミックファイバーボード
等からなる断熱カバー18を開口4に装着しておくこと
により開口4からの放熱が十分に防止される。
【0027】
【発明の効果】請求項1〜5のローラハースキルンによ
ると、被焼成物を連続的に撮像装置によって撮像して観
察することができるため、被焼成物の焼成時の挙動を正
確に知ることが可能となる。
【0028】請求項2のローラハースキルンにおいて
は、焼成温度とそのときの焼け具合とを同一画面上で見
ることができるため、きわめて便利である。
【0029】請求項3のローラハースキルンにおいて
は、投光器によって炉内を照明できるため、炉内温度が
低い領域においても十分に明瞭に撮像することができ、
炉内全域において被焼成物を十分に観察することが可能
となる。
【0030】請求項4のローラハースキルンにおいて
は、撮像位置データが画面に併せて表示されるため、き
わめて便利である。
【0031】請求項5のローラハースキルンにおいて
は、開口に耐熱透明板が装着されているから、開口から
高温雰囲気が流失することがなく、撮像時と非撮像時と
の焼成環境に殆ど相違が生じない。また、撮像しないと
きには断熱カバーを装着しておくことにより放熱が十分
に防止され、効率良く被焼成物を焼成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るローラハースキルンの撮像時の縦
断面図である。
【図2】実施例に係るローラハースキルンの非撮像時の
縦断面図である。
【符号の説明】
1 炉体 2 ローラ 3 被焼成物 4 開口 5 石英ガラス板 11 レール 15 撮像装置 16 放射温度計 17 投光器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F27B 9/00 - 9/40 F27D 21/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル状の炉体内に被焼成物搬送用の
    ローラが、多数本、ローラ軸心線方向を炉体長手方向と
    直交させて配列されているローラハースキルンにおい
    て、 該炉体の長手方向に延在する透光部を該ローラよりも上
    部に設け、 該透光部に沿って移動可能な、前記被焼成物の撮像装置
    を設けたことを特徴とするローラハースキルン。
  2. 【請求項2】 請求項1において、炉内温度測定用の放
    射温度計が前記撮像装置と一体に移動可能に設けられて
    おり、且つ該放射温度計の測定データが該撮像装置の画
    面に表示可能とされていることを特徴とするローラハー
    スキルン。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記撮像装置
    と一体に移動可能な、炉内照明用の投光器が設けられて
    いることを特徴とするローラハースキルン。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、前記撮像装置の前記炉体長手方向の位置を検出する
    位置検出装置が設けられており、この位置検出装置の検
    出データが該撮像装置の画面に表示可能とされているこ
    とを特徴とするローラハースキルン。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
    て、前記透光部は、前記炉体の長手方向に延在する開口
    と、該開口に装着可能な耐熱透明板と、該耐熱透明板が
    該開口から外されたときに代りに装着される耐熱カバー
    とを備えてなることを特徴とするローラハースキルン。
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JP5743981B2 (ja) * 2012-08-16 2015-07-01 中外炉工業株式会社 連続加熱炉

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