JP2003344166A - 温度計測用炉内監視システム - Google Patents

温度計測用炉内監視システム

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JP2003344166A
JP2003344166A JP2002150805A JP2002150805A JP2003344166A JP 2003344166 A JP2003344166 A JP 2003344166A JP 2002150805 A JP2002150805 A JP 2002150805A JP 2002150805 A JP2002150805 A JP 2002150805A JP 2003344166 A JP2003344166 A JP 2003344166A
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furnace
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image
monitoring system
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Kenji Mitsui
健司 三井
Norihisa Saotome
典央 五月女
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Asahi Glass Machinery Co Ltd JP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、高温炉内の素地面の温度状況をリア
ルタイムに把握できる温度計測用炉内監視システムを提
供する。 【解決手段】本発明の温度計測用炉内監視システム10
は、高温雰囲気炉60内の素地面の状態を観察可能な光
学系部材20及び単板式CCDカラーカメラ22を用い
て撮像されたカラー画像から温度を算出するものであ
り、カラー映像再生手段38で再生された素地面のカラ
ー動画映像と、二色温度計測法を採用した温度計測手段
40で求められた所定領域の素地面の温度分布とを同時
に取得し、これをディスプレイ19にリアルタイムで表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス溶融炉、焼
却炉等の高温雰囲気炉内を撮像するとともに該炉内の温
度を計測するための温度計測用炉内監視システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、工業分野の温度計測において、光
を利用することが国際的に定められている1000℃を
超える温度の計測には、単波長の放射を計測する輝度温
度計が一般的に使用されていた。また、近年では、単波
長ではなく一定の波長域の放射を計測する放射温度計
(赤外温度計)も多く使用されてきている。更に、温度
を点としてではなく、面として把握する重要性が高まっ
ており、このような要求から放射温度カメラ(赤外温度
カメラ)も多く見受けられてきている。
【0003】ところで、放射温度計や赤外温度カメラ
は、被写体(以下、「被検体」と称する)が黒体放射で
ある場合には、正確な温度を測定できるが、一般の被検
体の場合には放射率による影響を受ける。放射率は、被
検体の物質構成や形状等によって異なるため、正確な値
を知ることは困難であり、よって、一般の被検体の場合
には、正確な温度測定が難しいという欠点があった。
【0004】そこで、放射率や、被検体との間にある介
在物(ガラスや煙のような半透過物)の透過率の影響を
排除できる温度計測法として二色温度計測法が知られ、
これを応用した温度計も実用化されている。また、本願
出願人は、特開2001−157214号公報等におい
て二色温度計測法の計測原理を開示している。
【0005】一方、本願出願人は、特開2000−29
5502号公報において、中実棒状の石英ガラス製光学
系部材を適用した炉内監視システムを提案している。こ
の光学系部材は、先端面に対物レンズが形成され、この
対物レンズから取り込んだ炉内の観察像を、光学系部材
を介して伝送し、光学系部材の後端部に配置されたCC
Dカメラの結像部に結像させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記二
色温度計測法は、非接触で高速に放射率の補正無しに温
度計測を可能とするものであるが、被検体の点の計測に
しか応用できず、よって、少なくとも所定の領域の温度
状況をリアルタイムに把握することが好ましい高温炉内
の温度計測には適さないという欠点があった。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、高温炉内の所定の領域の温度状況をリアルタイ
ムに把握することができる温度計測用炉内監視システム
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、高温雰囲気炉内の温度を計測する温度計
測用炉内監視システムにおいて、前記炉の炉壁に形成さ
れた貫通孔に挿入配置されるとともに、炉内の観察像を
伝送可能な材料で形成された光学系部材と、炉外に設置
されるとともに、前記光学系部材を介して伝送された炉
内の観察像をカラー撮像する撮像手段と、該撮像手段か
らの出力信号を処理する映像処理手段と、該映像処理手
段からの出力信号に基づいて被写体の所定領域の温度情
報を求める温度計測手段であって、前記映像処理手段か
らの出力信号のうちから複数の画素を含むエリアを抽出
するエリア抽出手段と、該エリア内の各色光に基づく画
素からの出力信号に基づいて二色温度計測法を利用して
該エリア内の温度を求める二色温度計測手段とを有する
温度計測手段と、該温度計測手段で求められた温度情報
を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】本発明の温度計測用炉内監視システムは、
高温雰囲気炉内の状態を観察可能な光学系部材及び撮像
手段を用いて撮像されたカラー画像から温度を算出する
ものであり、撮像手段を構成する固体撮像素子等の二次
元撮像素子によって高温雰囲気炉内の状態を撮像し、映
像再生手段で再生された被検体の動画映像と、二色温度
計測法を採用した温度計測手段で求められた所定領域の
被検体の温度情報(温度分布)とを同時に取得し、この
うち、少なくとも被検体の温度情報を表示手段にリアル
タイムで表示させる。これにより、高温炉内の所定の領
域の温度状況をリアルタイムに把握できる。
【0010】本発明の前記撮像手段は、単板式の固体撮
像素子であり、この固体撮像素子の各画素の光入射側に
はR、G、Bのモザイク状のカラーフィルタが装着され
ていることを特徴とする。各画素は、R、G、Bの色光
のいずれか1つのカラーフィルタを通過した光を受光
し、各色光に基づいたR、G、Bのカラー信号を出力す
る。R、G、Bのカラー信号をモジュレータ回路によっ
て補間計算して、各画素ともR、G、Bのカラー信号を
保有する。この単板式の撮像手段によれば、3板式カラ
ーカメラのようにR、G、Bの3色の専用の撮像手段を
3枚用いた高価な撮像手段と比較しても、ほぼ同等の画
質を得ることができる。
【0011】また、3板式カラーカメラでは、3枚の撮
像手段の感度等の特性が、環境温度や経年変化によって
変動する場合があり、これを二色温度計測法に適用する
と誤差の原因になる。これに対し、単板式の固体撮像素
子を用いたカラーカメラは、環境温度の変化があっても
二色温度計測法の原理から誤差は発生しないので、正確
に温度を計測できる。
【0012】よって、本発明によれば、単板式の固体撮
像素子の上記特徴を利用し、被検体の撮像とともに、単
板式の固体撮像素子で得られる情報に基づいて被検体の
温度測定を二色温度計測法により高精度に行い、被検体
のカラー動画映像とともに被検体の温度分布を表示手段
に正確に表示できる。
【0013】また、本発明の温度計測用炉内監視システ
ムによれば、光学系部材を筒状に形成したので、対物レ
ンズから取り込まれた被検体の観察像の光は、光学系部
材の中空部を介して撮像手段に伝送される。これによ
り、観察像の解像度の低減を抑えて撮像手段に観察像の
光を最大限に与えることができる。よって、鮮明な被検
体を撮像できるとともに、高精度な温度計測を行うこと
ができる。
【0014】また、本発明によれば、光学系部材を本
体、レンズ部、及び支持部からなる三部材によって構成
した。本体は観察像の光を撮像手段に導く主たる部材で
あり、レンズ部と別部品とすることにより、本体及びレ
ンズ部の製造が容易になる。また、本体の後端部に連結
される支持部は、温度計測用炉内監視システム本体に支
持される部分であるため、安定支持の観点から強度を持
たすために本体よりも肉厚に形成されている。また、支
持部は、炉内観察光を通過させる孔が形成されているの
で、光は支持部で減衰されない。
【0015】更に、本発明によれば、温度計測用炉内監
視システムの光学系部材は、石英ガラス製なので、耐熱
性がよく、高温雰囲気の炉内でも問題なく使用できる。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態の温度計測用炉内監視
システムに適用される撮像装置は、被検体の映像を光学
系部材及び単板式の撮像手段を用いて取得する撮像系
と、被検体の所定領域の温度を計測し、表示手段にカラ
ー動画映像とともに表示する温度計測手段とを有してい
る。また、一つの画像情報により温度計測と動画画像表
示の双方を実行する。
【0017】カラー動画映像は、単板式の固体撮像素子
等の撮像手段からの出力をインターポーレーションで色
補間した画像によって再生する。温度計測手段は、被検
体の放射率や、被検体と温度計測手段との間の透過率が
変化しても、被検体の温度を高精度に計測できる二色温
度計を採用している。
【0018】実施の形態の温度計測用炉内監視システム
は、被検体の温度情報を単板式の固体撮像素子からの出
力信号から二色温度計測データを抽出して求め、これよ
り二次元の面(所定の大きさをもった領域)の温度分布
を高精度に求める。
【0019】以下添付図面に従って、本発明に係る温度
計測用炉内監視システムの好ましい実施の形態について
詳説する。
【0020】図1に示す温度計測用炉内監視システム1
0は撮像系12、インターフェース(IEEE1394)ボード
14、解析用コンピュータ16、二色式温度計測アルゴ
リズムが組み込まれたCD−ROM等の記録媒体18か
ら構成される。
【0021】撮像系12は、後述する光学系部材20及
び単板式の固体撮像素子を有するCCDカラーカメラ2
2等から構成される。
【0022】CCDカラーカメラ22は、VGA画像
(Video Graphics Array:解像度640×480bit )
を毎秒30フレームで取り込み可能であり、解析用コン
ピュータ16のディスプレイ(表示手段)19にリアル
タイムでカラー画像を表示させる。
【0023】また、CCDカラーカメラ22と解析用コ
ンピュータ16の本体17との間の信号伝送に、通常の
監視ビデオのコンポジット信号送信用ケーブルを使用す
ると、信号の劣化に起因して精度が低下するために、温
度計測用炉内監視システム10では、IEEE1394によるデ
ジタル伝送が採用されている。IEEE1394を採用すると、
ワイヤーで20m、オプチカル・ファイバーで500m
の延長が可能となり、これによって、撮像系12に対し
て解析用コンピュータ16を離間配置でき、撮像系12
を溶融炉や焼却炉等の高温雰囲気に設置した場合には、
その雰囲気温度から解析用コンピュータ16を保護する
ことができる。
【0024】温度計測用炉内監視システム10の仕様を
下記に示す。 基本機能…撮影映像のリアルタイム表示、温度の計測
及びそれらの重畳表示。 ディスプレイ19による表示…XGA(eXtented Gra
phics Array :解像度1024×768bit )画面に映
像と温度情報とを同時に表示。 CCDカラーカメラ22の解像度…VGA。 映像表示速度…30fps 。 温度測定方法…二色温度計測法。 温度測定範囲…900〜2200℃。 表示等の機能…温度分布の疑似カラー表示、画像保存
(温度範囲は任意に指定)、温度分布の等温線表示、画
像保存(等温線は任意に指定)、指定点の温度表示(最
多12点、指定場所は画像上任意)、指定点の温度履歴
グラフ表示(最多12点)、指定点の温度履歴保存(最
多12点、CSVファイル)、画像の任意箇所のズーム
可、温度の加算平均処理(最高100回)、画像のビン
ニング処理(1〜9ピクセル)、撮影画像の記録、記録
画像の温度解析。 インターフェース…IEEE1394。 解析用コンピュータ16…二色式温度計測アルゴリズ
ムが組み込まれた記録媒体18が快適に動作する環境に
設定。以上である。
【0025】図11は、ディスプレイ19に表示され
る、温度分布の疑似カラー表示の一例を示している。こ
の例では、ディスプレイ19の画面が被検体のリアルタ
イム動画画像が表示されるエリアAと、被検体の温度分
布が疑似カラーとして表示されるエリアBと、被検体の
12の指定点の温度表が表示されるエリアCと、被検体
の時系列による温度推移が表示されるエリアDとに四分
割され、それぞれ所定の位置に表示されている。
【0026】図2の左側のブロック図は、温度計測用炉
内監視システム10に適用された撮像系12のブロック
図であり、光学系部材20によって導かれた被検体の光
学像がCCDカラーカメラ22によって撮像されること
が示されている。CCDカラーカメラ22は、多数の画
素を二次元的に配列して構成された単板式CCD24
と、単板式CCD24の各画素に対向配置されたモザイ
クフィルタ26とから構成される。
【0027】モザイクフィルタ26は、R、G、Bの縮
小フィルタが単板式CCD24の各画素の一つ一つに対
向して配置されて構成され、これにより、単板式CCD
24の各画素はR、G、Bのいずれかのカラーフィルタ
を通した光を受光する。よって、各画素からR、G、又
はBのカラー出力信号が得られる。
【0028】単板式CCD24からのカラー出力信号
は、映像処理手段28のアナログ処理回路30によって
増幅等のアナログ処理が行われ、この後、AD変換回路
32でAD変換されて、デジタル処理回路34に出力さ
れる。
【0029】デジタル処理回路34では、各種のデジタ
ル手段によってデジタル処理が行われた信号が、解析用
コンピュータ16のハードディスク36に記録される。
各回路30、32、34が映像処理手段28を構成して
いる。
【0030】図2の右側のブロック図は、デジタル処理
回路34でデジタル記憶された画像情報を再生するとき
のデジタル処理のブロックを示し、その上段はカラー映
像再生手段38におけるカラー映像処理の過程が示さ
れ、その下段は温度計測手段40における画像情報に対
する温度を計測するための二色温度計算の過程が示され
ている。
【0031】ハードディスク36に記録されたデジタル
信号は、データ再生回路42を介してインターポーレー
ション44に出力され、ここで補間処理されて各画素が
R、G、Bの信号を持つカラー映像信号に変換された
後、映像信号処理部46に出力される。
【0032】なお、デジタル処理回路34の構成及びデ
ジタル処理方法は上記の例に限定されるものではない。
【0033】一般に単板式では、ある画素にはR、G、
又はBのいずれか一色の信号しかない。例えば、Rのフ
ィルタが結合された画素にはRの信号はあるが、Gの信
号とBの信号が欠落している。
【0034】これを補正するために、周囲のGフィルタ
付き画素からの信号と、Bフィルタ付き画素からの信号
から、当該R画素にあるべきG信号とB信号とを補間計
算することにより、擬似的に算出している。
【0035】映像信号処理部46では、カラー画像信号
を、ディスプレイ19に表示の要求に合わせて、コンピ
ュータ表示のVGA映像信号の形で出力し、映像を表示
させる。
【0036】一方、温度計測手段40のエリア抽出手段
48では、データ再生回路42から出力されてくる、図
3に示すようなセンサ受光映像50のうち、どの領域の
温度計測を行うかのエリア抽出を行う。この抽出エリア
50aの位置と大きさは任意に変更できるようになって
いる。なお、図3のモザイクフィルタのR、G、Bの配
列は一例であって、この他にも種々の組み合わせが可能
である。
【0037】エリア抽出は、図2の上段ブロックの処理
を介してディスプレイ19に表示された映像情報を観察
しながら、解析用コンピュータ16のマウス(不図示)
によって指示することにより行う。抽出エリアの画素数
は、1画素以上であればいくつであってもよい。
【0038】図4(A)、(B)、(C)は、図2のエ
リア抽出手段48で抽出されたエリア内のR、G、B画
素であり、R、G、B毎に分別して出力することを示し
ている。
【0039】温度計測方法を用いた二色温度計測手段5
2によってB/R、G/R、又はB/Gの値(相対放射
比)が算出される。そして、温度標準で校正されたルッ
クアップテーブルに参照され、温度値としてディスプレ
イ19に出力され、ディスプレイ19にカラー映像とと
もに表示される。
【0040】実施の形態では、図10の例に示すように
R成分とG成分との相対放射比から温度を算出してい
る。図10の縦軸は相対放射比を示し、横軸は温度を示
している。この例に示すように、相対放射比が3000
を超えると、相対放射比と温度との関係が線形的に安定
するため、相対放射比3000に対応する900℃以上
の被検体であれば、その温度を正確に取得できる。
【0041】なお、二色温度計測手段52によって被検
体の温度を測定する、二色温度計測法の計測原理につい
ては、本願出願人が特開2001−157214号公
報、及び特開2001−272278号公報において開
示しているので、ここではその説明を省略する。
【0042】温度計測用炉内監視システム10による利
点は、高温炉内において炉内画像を広角で観察すること
ができ、リアルタイムカラー動画映像と温度変化を同時
に観察でき、非接触で高速に温度計測ができ、煙のよう
な半透過物が溶融ガラス等(被検体)との間に介在して
も、その影響を受けないので溶融ガラス等の素地面等の
温度を高精度に計測でき、点ではなく面の温度計測が可
能で温度分布を容易に把握できる点にある。なお、カラ
ー動画映像に限定されず、カラーの静止画像でもよく、
白黒の動画画像、又は白黒の静止画像を観察するように
してもよい。
【0043】このような利点により焼却炉や溶融炉にお
ける観察像の温度分布、温度変化の観察に有効であり、
ガラス等の品質に影響を与える熱の制御・管理等のため
の炉内監視システムとして有効に活用できる。
【0044】図5は、実施の形態に係る温度計測用炉内
監視システム10がガラス溶融炉60に設置された要部
断面図である。同図に示す温度計測用炉内監視システム
10は、ガラス溶融炉60で溶融された溶融ガラスGの
素地面(被検体)を撮像するとともに温度計測する観察
装置であり、図6の如く、導光体としての光学系部材2
0、集光レンズ62、減光フィルタ64、CCDカラー
カメラ22、解析用コンピュータ16、ディスプレイ1
9、及び空冷装置66等から構成される。
【0045】光学系部材20は、炉内温度よりも軟化点
の高い材料、例えば石英ガラスで作られているので、耐
熱性がよく、高温雰囲気の炉内でも問題なく使用でき
る。また、光学系部材20は、図7に示すように長尺の
本体70と、本体70の先端部に連結されたレンズ部7
2と、本体70の後端部に連結された支持部74とから
構成されている。
【0046】本体70は、観察像(ガラス溶融炉の例で
は、溶融ガラスGの素地面)の光をCCDカラーカメラ
22に導く主たる部材であり、レンズ部72から取り込
まれた観察像の光の減衰を最小限に抑えるように筒状に
形成されている。また、本体70の外周面は、艶消し加
工が施されている。これにより、レンズ部72から取り
込まれた観察像の光のみが支持部74に伝送される。
【0047】レンズ部72の先端面は、図8の如く凹状
に形成された対物レンズ72Aをなしている。また、レ
ンズ部72の軸方向長さLは、対物レンズ72Aの焦点
距離よりも長い長さに設定されている。また、この長さ
は、対物レンズ72Aの視野範囲に基づいて設定され
る。なお、実施の形態のレンズ部72は、先端面に対物
レンズ72Aが形成された直視タイプのものであるが、
これに限定されるものではなく、図9に示した光学系部
材76の如く、レンズ部78の周面(側面)に対物レン
ズ78Aを有する側視タイプのものでも適用できる。
【0048】光学系部材20は図6に示すように、筒状
ケーシング80内に挿入配置され、光学系部材20がガ
ラス溶融炉60内の高温雰囲気に直接曝されないように
なっている。ケーシング80は、炭化珪素、またはアル
ミナ等の耐熱性のある材料で作られている。ケーシング
80に挿入配置された状態で光学系部材20は、炉壁8
2に形成された貫通孔84に挿入配置される。また、ケ
ーシング80は、光学系部材20の対物レンズ72Aが
溶融ガラスGの素地面を観察することができる位置に、
且つ、支持部74が炉外に位置する位置に、それぞれ位
置決めされることにより、貫通孔84に対する挿入位置
が設定される。そして、ケーシング80は、前記挿入位
置が設定された後に、キャスタブル煉瓦、煉瓦、または
セラミックウール等の耐熱性のあるシール材88を介し
て貫通孔84に取り付けられる。シール材88によっ
て、炉内と炉外とが隔離され、炉内温度の温度低下が防
止される。また、セラミックウール等のシール材(不図
示)を使用して、光学系部材20がケーシング80に取
り付けられている。
【0049】光学系部材20の支持部74の後方(図6
上右側)には、集光レンズ62、減光フィルタ64、及
びCCDカラーカメラ22からなる撮像系12が配置さ
れている。この撮像系12は、箱型の撮像装置用ケーシ
ング90内に配置されている。
【0050】撮像系12の作用は次の通りである。ま
ず、光学系部材20の支持部74の孔75(図7参照)
を通過した観察像の光は、図6の集光レンズ62によっ
て集光され、そして、集光された光は、減光フィルタ6
4によって所定の明るさまで減光される。減光された観
察像の光が、モザイクフィルタ(図2参照)26を介し
てCCDカラーカメラ22の単板式CCD24(図2参
照)の受光面に結像される。これにより、CCDカラー
カメラ22によって溶融ガラスGの素地面が所定の明る
さで撮像される。
【0051】なお、集光レンズ62、CCDカラーカメ
ラ22は、それぞれ載置台92、94上に載置固定さ
れ、この載置台92、94は、ケーシング90内に設置
されたテーブル96上に、光学系部材20の光軸A方向
に前後移動自在に設けられている。よって、集光レンズ
62、CCDカラーカメラ22の取り付け位置は、載置
台92、94を光軸A方向に前後移動させて設定され
る。減光フィルタ64は、集光レンズ62側に取り付け
てもよく、CCDカラーカメラ22側に取り付けてもよ
い。また、テーブル96上には、光学系部材20の支持
部74を支持するサポータ86が設置されている。この
ため、支持部74は図7の如く、強度を持たすために本
体70よりも肉厚に形成されている。また、支持部74
は、炉内観察光を通過させる孔75が形成されているの
で、解像度は支持部74で低減されない。
【0052】図6の如くケーシング90には、パイプ9
8を介して空冷装置66が連結される。空冷装置66
は、外気を吸引するブロアによって構成され、ブロアが
駆動されると、ブロアで吸引された外気がパイプ98を
介してケーシング90内に供給される。パイプ98は、
ケーシング90の下部に取り付けられ、また、排気管1
00はケーシング90の上部に取り付けられているの
で、ケーシング90に供給された外気は、上昇流となっ
て前記撮像装置を通過し、排気管100から外部に排気
される。この外気の流れによって、耐熱性のない撮像装
置が効率よく冷却される。
【0053】次に、前記の如く構成された温度計測用炉
内監視システム10の作用について説明する。
【0054】図5の如く温度計測用炉内監視システム1
0のケーシング80を、炉壁82の貫通孔84に挿入配
置すると、溶融ガラスGの観察像(ガラス溶融炉の例で
は、溶融ガラスGの素地面)の光が、図6の光学系部材
20の対物レンズ72Aから本体70の中空部を介して
支持部74の孔75を通過する。そして、孔75を通過
した光は、炉外に配置されたCCDカラーカメラ22の
単板式CCD24に受光される。これにより、図11の
ように素地面のカラー動画映像と、温度計測手段40
(図2参照)で温度計測された素地面の温度分布がディ
スプレイ19にリアルタイムで重畳表示される。
【0055】以上説明したように、実施の形態の温度計
測用炉内監視システム10は、高温雰囲気炉60内の素
地面の状態を観察可能な光学系部材20及び単板式CC
Dカラーカメラ22を用いて撮像されたカラー画像から
温度を算出するものであり、カラー映像再生手段38で
再生された素地面のカラー動画映像と、二色温度計測法
を採用した温度計測手段40で求められた所定領域の素
地面の温度分布とを同時に取得し、これをディスプレイ
19にリアルタイムで表示する。これにより、高温炉6
0内の素地面の所定の領域の温度状況をリアルタイムに
把握できる。
【0056】また、カラーカメラとして単板式のCCD
カラーカメラ22を採用し、その各画素の光入射側には
R、G、Bのモザイク状のモザイクフィルタ26を装着
したので、3板式カラーカメラのようにR、G、Bの3
色の専用の撮像手段を3枚用いた高価な撮像手段と比較
しても、ほぼ同等の画質を得ることができる。
【0057】更に、3板式カラーカメラでは、3枚の撮
像手段の感度等の特性が、環境温度や経年変化によって
変動する場合があり、これを二色温度計測法に適用する
と誤差の原因になる。これに対し、単板式のCCDカラ
ーカメラ22は、環境温度の変化があっても二色温度計
測法の原理から誤差は発生しない。よって、実施の形態
の温度計測用炉内監視システム10は、素地面のカラー
動画映像とともに素地面の温度分布をディスプレイ19
に正確に表示できる。
【0058】更に、実施の形態の光学系部材20は、図
7の如く主たる本体70が筒状なので、対物レンズ72
Aから取り込まれた観察像の光を、本体70の中空部を
介してCCDカラーカメラ22に導くことができる。こ
れにより、観察像の解像度の低減を抑えてCCDカラー
カメラ22に観察像の光を最大限に与えることができ
る。よって、図1に示した解析用コンピュータ16によ
って素地面の温度を高精度で計測できる。
【0059】また、光学系部材20においては、その支
持部74を、強度を持たすために本体70よりも肉厚に
形成しているので、撮像装置用ケーシング90に光学系
部材20を安定して支持することができる。また、支持
部74に、炉内観察光を通過させる孔75を形成したの
で、ここでも光の減衰を最小限に抑える配慮がなされて
いる。
【0060】本システムは焼却炉や溶融炉における温度
分布・温度変化の観察等に有効であり、品質に影響を与
える熱の制御・管理等のための監視システム等として活
用できる。特に、廃棄物の焼却炉ではダイオキシンの発
生を抑制する必要があるため炉内を高温に保つ必要があ
り、よって本システムを廃棄物の焼却炉に適用すること
は、温度管理の点で有効である。
【0061】また、本システムを利用することによっ
て、全ての高温炉において炉内構造物にかかる温度を認
識する上で、構造物の寿命や状況を判断することが可能
になりメンテナンス性の向上にも有効である。
【0062】従来の放射温度計等では、ある時間毎に1
点の温度を計測するために人手によって行う必要があっ
た。しかし、本システムは一度カメラを設置すれば、無
人で連続的に温度を計測するため省人化につながり、し
かも被検体の1点のみではなく全体の温度分布を把握で
き、異常温度の検知が容易に可能となる。
【0063】場合によって画像監視・測温環境に応じた
システムの構築が要求されるが、監視画像は従来のアナ
ログ画像に比べてシャープであり、温度分布映像と多点
の警報が同時に得られることは、装置稼働の省力化と成
果物の品質向上に大きく貢献する。
【0064】なお、実施の形態では、光学系部材20と
して筒状の本体70を有する光学系部材を例示したが、
石英ガラス製の中実棒状の本体を有する光学系部材にも
適用できる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る温度
計測用炉内監視システムによれば、高温雰囲気炉内の状
態を観察可能な光学系部材及び撮像手段を用いて撮像さ
れたカラー画像から温度を算出するものであり、映像再
生手段で再生された被検体の動画映像と、二色温度計測
法を採用した温度計測手段で求められた所定領域の被検
体の温度分布とを同時に取得し、このうち、少なくとも
温度分布を表示手段にリアルタイムで表示させるので、
高温炉内の所定の領域の温度状況をリアルタイムに把握
できる。
【0066】また、前記撮像手段として、単板式の固体
撮像素子であり、この固体撮像素子の各画素の光入射側
にはR、G、Bのモザイク状のカラーフィルタが装着さ
れている撮像手段を用いれば、環境温度の変化があって
も誤差なく被検体温度を測定できる。
【0067】更に、光学系部材を筒状に形成すれば、観
察像の光の減衰を抑えて撮像手段に観察像の光を最大限
に与えることができる。よって、鮮明な観察像を得るこ
とができるとともに、高精度な温度計測が可能になる。
【0068】また、本発明によれば、光学系部材を本
体、レンズ部、及び支持部からなる三部材によって構成
することができる。本体は観察像の光を撮像手段に導く
主たる部材であり、レンズ部と別部品とすることによ
り、本体及びレンズ部の製造が容易になる。
【0069】更に、光学系部材として石英ガラス製の光
学系部材を用いれば、耐熱性がよく高温雰囲気の炉内で
も問題なく使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の温度計測用炉内監視システムの構
成図
【図2】図1に示した温度計測用炉内監視システムのブ
ロック図
【図3】データ再生回路から出力されてくるセンサ受光
映像の一例を示した説明図
【図4】温度計測用炉内監視システムのエリア抽出手段
で抽出された画素の説明図
【図5】実施の形態に係る温度計測用炉内監視システム
が適用されたガラス溶融炉の要部断面図
【図6】図5に示した温度計測用炉内監視システムの構
造図
【図7】図5に示した温度計測用炉内監視システムの光
学系部材の断面図
【図8】図7に示した光学系部材の対物レンズ近傍の拡
大断面図
【図9】光学系部材の他の実施の形態を示す断面図
【図10】G/Rの相対放射比と温度との関係を示す図
【図11】ディスプレイに表示される温度分布の疑似カ
ラー表示等を示した説明図
【符号の説明】
10…温度計測用炉内監視システム、12…撮像系、1
4…インターフェース(IEEE1394)ボード、16…解析
用コンピュータ、17…本体、18…記録媒体、19…
ディスプレイ、20…光学系部材、22…CCDカラー
カメラ、24…単板式CCD、26…モザイクフィル
タ、28…映像処理手段、30…アナログ処理回路、3
2…AD変換回路、34…デジタル処理回路、36…ハ
ードディスク、38…カラー映像再生手段、40…温度
計測手段、42…データ再生回路、44…インターポー
レーション、46…映像信号処理部、48…エリア抽出
手段、50…センサ受光映像、50a…抽出エリア、5
2…二色温度計測手段、60…ガラス溶融炉、62…集
光レンズ、64…減光フィルタ、66…空冷装置、70
…本体、72…レンズ部、72A…対物レンズ、74…
支持部、75…孔、76…光学系部材、78…レンズ
部、78A…対物レンズ、80…ケーシング、82…炉
壁、84…貫通孔、86…サポータ、88…シール材、
90…撮像装置用ケーシング、92、94…載置台、9
6…テーブル、98…パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五月女 典央 東京都千代田区内神田一丁目17番9号 旭 グラス・マシナリー株式会社内 Fターム(参考) 2G066 AA15 AC01 BA14 BA22 BC07 BC15 CA02 5C054 AA01 AA05 CA04 CC03 CD03 CE06 EA01 EA05 EE00 FC07 HA02 HA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温雰囲気炉内の温度を計測する温度計
    測用炉内監視システムにおいて、 前記炉の炉壁に形成された貫通孔に挿入配置されるとと
    もに、炉内の観察像を伝送可能な材料で形成された光学
    系部材と、 炉外に設置されるとともに、前記光学系部材を介して伝
    送された炉内の観察像をカラー撮像する撮像手段と、 該撮像手段からの出力信号を処理する映像処理手段と、 該映像処理手段からの出力信号に基づいて被写体の所定
    領域の温度情報を求める温度計測手段であって、前記映
    像処理手段からの出力信号のうちから複数の画素を含む
    エリアを抽出するエリア抽出手段と、該エリア内の各色
    光に基づく画素からの出力信号に基づいて二色温度計測
    法を利用して該エリア内の温度を求める二色温度計測手
    段とを有する温度計測手段と、 該温度計測手段で求められた温度情報を表示する表示手
    段と、 を備えたことを特徴とする温度計測用炉内監視システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記温度計測用炉内監視システムには、
    前記映像処理手段からの出力信号を動画映像に再生する
    映像再生手段を有し、映像再生手段で再生された動画映
    像が前記表示手段に表示されることを特徴とする請求項
    1に記載の温度計測用炉内監視システム。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段は、単板式の固体撮像素子
    であり、該固体撮像素子の各画素の光入射側にはR、
    G、Bのモザイク状のカラーフィルタが装着されている
    ことを特徴とする請求項1、または2に記載の温度計測
    用炉内監視システム。
  4. 【請求項4】 前記光学系部材は、 筒状に形成された本体と、 該本体の先端部に連結されるとともに対物レンズが形成
    されたレンズ部と、 該本体の後端部に連結されるとともに本体より厚肉に形
    成され、本体の中空部を介して伝送された炉内観察光を
    通過させる孔が形成された支持部と、 を有することを特徴とする請求項1、2または3のうち
    いずれか一つに記載の温度計測用炉内監視システム。
  5. 【請求項5】 前記光学系部材は、石英ガラス製である
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4のうちいず
    れか一つに記載の温度計測用炉内監視システム。
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